JPH0949462A - 液体燃料活性化装置 - Google Patents

液体燃料活性化装置

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JPH0949462A
JPH0949462A JP7219583A JP21958395A JPH0949462A JP H0949462 A JPH0949462 A JP H0949462A JP 7219583 A JP7219583 A JP 7219583A JP 21958395 A JP21958395 A JP 21958395A JP H0949462 A JPH0949462 A JP H0949462A
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JP
Japan
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fuel
liquid fuel
casing
activation device
electromagnetic wave
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JP7219583A
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Sumio Kakiaya
澄夫 貝阿弥
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NIPPON RIYOTSUKEN KK
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  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 液体燃料をより活性化することができ、それ
により有害物質を高効率で低減させることができ、しか
もその効果を長続きさせることができる液体燃料活性化
装置を提供する。 【解決手段】 一端を燃料流入部21、他端を燃料吐出
部22とし、内部に燃料通路33を有する筒状のケーシ
ング20と、このケーシング20内の燃料通路33内に
燃料と接する状態で充填された球その他の形状を有する
多数のセラミックスまたはセラミックス含有無機物34
と、ケーシング20の内周面に沿って間隔的に配設され
た磁石35とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は石油等の液体燃料を
活性化する液体燃料活性化装置に係り、特に各種内燃機
関やボイラー等の排気ガス中に含まれる有害物質を低減
する上で好適な液体燃料活性化装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、各種プラントや輸送機器、特に自
動車の排気ガスなどによって環境が汚染されることが大
きな社会問題となっている。例えば自動車のガソリンエ
ンジンの排気ガスに含まれる主成分は二酸化炭素、水蒸
気および空気であるが、ガソリンの不完全燃焼の結果、
有機物(ガソリンの燃え残り)および有毒な一酸化炭素
(CO)も生成され、これらが大気汚染の原因となって
いる。
【0003】また、1500℃以上の火炎燃焼反応で
は、空気中の酸素と窒素との反応によって窒素化合物
(NOx)が発生し、これが炭化水素(HC)と共存す
ると、光化学反応によってオキシダントが生成される。
オキシダントは、森林の枯渇の原因物質になる。自動車
の燃料効率は一般に60%程度である。つまり、約40
%の燃料は不完全燃焼し、その分だけ有毒ガスを空気中
に撒き散らしていることになる。これらの問題解決の手
段は、石油燃料を低温燃焼させるとともに完全燃焼に近
付けることである。燃料の完全燃焼は、環境汚染の点だ
けでなく、経済的観点からも重要な課題である。
【0004】一般に液体燃料では分子が小さい程、比重
が小さい。自動車用燃料であるガソリンと軽油の比重を
比較した場合、ガソリンが0.74、軽油が0.83と
なる。そして、燃料の分子(比重)が小さいほど、低温
で燃焼効率が良くなる。したがって、燃料の分子を小さ
く(比重を小さく)することは、熱エネルギーを効率よ
く運動エネルギーに変換することに繋がる。
【0005】ところで従来より、液体燃料を遠赤外線や
磁力線によって改質し、燃焼効率を向上させて排ガス中
の有害物質を低減する試みが行われている。例えば、特
開平5年263721号公報では、ケーシングの内部
に、セラミックスからなる小球状体の表面にセラミック
パウダーを混入してなる樹脂コーティングを施した物質
と、磁石とを挿入し、液体燃料をケーシング内に流通さ
せて改質する液体燃料改質装置についての技術が開示さ
れている。
【0006】また、特開閉4年321765号公報で
は、ケーシングの内部にトルマリン(電磁石)と、遠赤
外線放射セラミックスとを配置し、液体燃料をケーシン
グ内に流通させて改質する液体燃料触媒装置についての
技術が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た特開閉5年263721号公報に記載されているセラ
ミックスからなる小球状体の表面にセラミックパウダー
を混入してなる樹脂コーティングを施した物質では、樹
脂コーティングの内部に位置するセラミックスからの遠
赤外線放射が必ずしも液体燃料の改質に有効に作用せ
ず、十分な改質効果を発揮することが困難である。
【0008】また、特開閉4年32176号公報の発明
では触媒物質のトルマリンが高温焼成(950℃以上)
では触媒特性を失ってしまうため、触媒物質としての耐
久性が得られないこと、および誘電性セラミックスとし
てのトルマリンの電気特性(誘電性)が微弱になり、電
気特性が生かされなくなる等の問題を含んでいる。
【0009】本発明が解決しようとする課題は、液体燃
料をより活性化することができ、それにより有害物質を
高効率で低減させることができ、しかもその効果を長続
きさせることができる液体燃料活性化装置を提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するために、強い磁場の働きによって液体燃料の電子
のエネルギー順位を分裂させ、分子の細分化(エネルギ
ー活性化)、すなわちゼーマン効果の向上を図ったもの
である。さらに遠赤外線を多く発するセラミックスの働
きで、温熱効果と清浄効果とを図ったものである。これ
らの相乗効果によって、エンジン等における燃費の向上
が図れるとともに、COやHCの発生を大幅に減少する
とともに、ディーゼル車における排気中の黒煙発生量を
大幅に減少することも可能となる。また、エンジンのパ
ワーアップが図れ、一段上のギヤでの走行が可能とな
り、パワーアップにより出足、加速がよくなる(アクセ
ルが軽くなる)。さらに、ノッキングがなくなり、特に
ディーゼル車等ではエンジン音の低減が図れるようにな
る。さらにまた、運転中の疲労が軽減でき、運転の快適
性を増すことができる。
【0011】すなわち、請求項1の発明は、電磁波発生
物質を含有させた通気性材からなる電磁波発生手段と、
磁場発生手段とを備えたことを特徴とする液体燃料活性
化装置にある。
【0012】請求項2の発明は、請求項1記載の液体燃
料活性化装置において、通気性材がシリコン系組成物で
あることを特徴とする液体燃料活性化装置にある。
【0013】請求項3の発明は、請求項1記載の液体燃
料活性化装置において、電磁波発生手段が粉粒状の電磁
波発生物質の焼結により固形化した球その他の形状を有
するセラミックスまたはセラミックス含有無機物であ
り、電磁波発生手段が磁石であることを特徴とする液体
燃料活性化装置にある。
【0014】請求項4の発明は、一端を燃料流入部、他
端を燃料吐出部とし、内部に燃料通路部を有する筒状の
ケーシングと、このケーシング内の燃料通路部内に燃料
と接する状態で充填された球その他の形状を有する多数
のセラミックスまたはセラミックス含有無機物と、前記
ケーシングの内周面に沿って間隔的に配設された磁石と
を備えたことを特徴とする液体燃料活性化装置にある。
【0015】請求項5の発明は、請求項3または4記載
の液体燃料活性化装置において、セラミックス含有無機
物は、マグネタイト、酸化コバルト、チタン酸ジルコン
酸鉛、フェライトの中から選択される少なくとも2種以
上の材料と、セラミックスとからなることを特徴とする
液体燃料活性化装置にある。
【0016】請求項6の発明は、請求項3から5までの
いずれかに記載の液体燃料活性化装置において、セラミ
ックスはアルミナ、けい酸、酸化ジルコニューム、酸化
チタン、酸化ナトリューム、酸化鉄、カリューム、トル
マリンの中から選択される少なくとも2種以上の材料か
らなることを特徴とする液体燃料活性化装置にある。
【0017】このように、本発明では粉粒状の電磁波発
生物質を含有させた通気性材からなる電磁波発生手段
と、磁場発生手段とを備えたものである。この構成要素
のひとつである粉粒状の電磁波発生物質としては、 III
B族元素の酸化物とIVB族元素の酸化物の化合物とIVA
族元素の酸化物、IIA族元素とVIII族元素の化合物の酸
化物、VIII族元素の酸化物等を挙げることができる。ま
た、通気性材としては、シリコン系組成物からなるポリ
オレガノシロキサン、石油系高分子からなるポリウレタ
ン、合成ゴムからなるウレタンゴム等を挙げることがで
きる。
【0018】さらに、構成要素の一つである磁場発生手
段としては、フェライト磁石、コバルト磁石、希土類磁
石等を使用することができる。なお、ガソリン、軽油、
重油等液体燃料の種類によって、燃料を十分に磁化する
のに必要な磁力には差があるので、目的の燃料油を、十
分に磁化するのに必要な磁力を有する物を用いるのが好
ましい。
【0019】本発明の液体燃料活性化装置を内燃機関等
の燃料通過部位に装着して液体燃料を通過させると、粉
粒状の電磁波発生物質による電磁波の作用と、磁場発生
手段による磁力線の作用とによりクラスターの細分化が
なされ、燃焼室における燃焼作用に均一化され、これが
持続する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0021】図1は本発明に係る液体燃料活性化装置1
1を車両(乗用車)12に取り付けた状態を示してい
る。すなわち、車両12の後部下に燃料タンク13が搭
載され、この燃料タンク13に管継手14を介して燃料
パイプ15が接続されて車体前方に伸びている。燃料パ
イプ15には、まず液体燃料活性化装置11が接続さ
れ、この液体燃料活性化装置11に続いて燃料フィルタ
16、燃料ポンプ17、燃料噴射ノズル18およびエン
ジン19が順次に接続されている。
【0022】つまり、燃料は運転時にエンジンに供給さ
れるとき、まず本発明の液体燃料活性化装置11を通る
ようになっている。なお、この図1に示すように、液体
燃料活性化装置11は円筒状に形成されたケーシング2
0で外面が形成されてほぼ水平に配置されており、その
一端側の燃料流入部21に燃料タンク13から供給され
る燃料が流入し、他端側の燃料吐出部22から燃料が流
出して後段の燃料フィルタ16に吐出されるようになっ
ている。
【0023】図2は、液体燃料活性化装置11の全体構
成を詳細に示す断面図であり、説明の都合上、円筒軸線
を縦方向に沿わせた配置としている。この図2におい
て、縦長に示されているケーシング20下部が燃料流入
部21であり、上部が燃料吐出部22である。図3は図
2のAーA線に沿う横断面図であり、図4は液体燃料活
性化装置11の構成部材を分解して示す斜視図である。
【0024】これらの図2〜図4に示すように、液体燃
料活性化装置11は、耐蝕鋼または表面耐蝕処理を施し
た金属によって形成された両端が開口した円筒状のケー
シング20を有している。このケーシング20内に、同
様に耐蝕鋼または表面耐蝕処理を施した金属によって形
成された両端が開口した円筒状の内部筒31が同軸的に
挿入されている。この内部筒31はケーシング20とほ
ぼ同一の長さであり、周壁部分に四角形状の窓孔32が
軸方向および周方向に一定の間隔をあけて並列的に揃え
られた配置で多数形成されている。
【0025】そして、内部筒31の内部が燃料通路33
とされ、この燃料通路33の内部に電磁波発生手段とし
てセラミックス含有無機物からなる小径な球状の粒体3
4が充填されるとともに、この内部筒31の多数の窓孔
32に磁場発生手段として四角板状の磁石35がそれぞ
れ内部筒31の内外周面から突出するように嵌合固着さ
れている。内部筒31はケーシング20の内周面に対し
て隙間があく程度の径とされているが、磁石35の外側
面がケーシング20の内周面に接する状態で、この内部
筒31がケーシング20内に嵌合固定されている。ケー
シング20の上下両端の開口部には、円形網状の押さえ
部材36、43が蓋状に被せて設けられ、これによって
多数の小径な球状の粒体34が上下方向から保持されて
いる。
【0026】ケーシング20の下端には漏斗状の燃料入
口側キャップ37が、またケーシング20の上端には漏
斗状の燃料出口側キャップ38がそれぞれ被せられてい
る。すなわち、ケーシング20の上下端の外周面には雄
ねじ39、40がそれぞれ形成してあり、燃料入口側キ
ャップ37と燃料出口側キャップ38の大径部分の内周
面には雌ねじ41、42がそれぞれ形成してある。そし
て、燃料入口側キャップ37の雌ねじ41がケーシング
20の下側の雄ねじ39に螺合され、また燃料出口側キ
ャップ38の雌ねじ42がケーシング20の上側の雄ね
じ40に螺合されて、両キャップ37、38がケーシン
グに固定されている。
【0027】各キャップ37、38の小径な部分の内側
には、それぞれリング状の溝51、52が形成されてお
り、これらの各溝51、52には網状のフィルター5
3、54が嵌め込んである。これにより、各キャップ3
7、38の内部の孔からなる燃料通路部48、49内
で、燃料に混合する固形体がフィルター53、54で捕
獲されるようになっている。
【0028】各キャップ37、38の小径な先端側に
は、燃料ホースに接続されるニップル55、56がそれ
ぞれ連結されている。これらのニップル55、56は、
筒状部57、58と、この筒状部57、58と直交する
配置の小管部59、60とからなっており、流路61、
62がそれぞれ直角に曲った形状をなしている。これら
のニップル55、56は、各キャップの37、38の先
端にシールリング63、64を介して当接されており、
さらに各ニップル55、56の外側にはそれぞれ別のシ
ールリング65、66が載せられ、その上から押さえボ
ルト67、68が挿入されて各キャップ37、38に固
定されている。
【0029】すなわち、各キャップ37、38の小径な
先端側にはそれぞれ雌ねじ69、70が形成されてお
り、これらの雌ねじ69、70に押さえボルト67、6
8の先端の雄ねじ71、72が螺合されている。そし
て、各押さえボルト67、68の頭部側に設けたフラン
ジ73、74によって、各ニップル55、56が外側の
シールリング65、66を介してそれぞれ押圧され、こ
れにより各ニップル55、56が各キャップ37、38
の小径な先端側にそれぞれ連結されている。なお、押さ
えボルト67、68には流路61、62と連通する孔8
1、82がそれぞれ設けられ、ニップル55、56内に
挿入した状態でも燃料が流れるようになっている。
【0030】次に、電磁波発生手段としてのセラミック
ス含有無機物からなる小径な球状の粒体34と、磁場発
生手段として四角板状の磁石35について詳述する。
【0031】電磁波発生手段としての粒体34は、例え
ば粉粒状電磁波発生物質であるコージライト、アルミナ
シリカ、ジルコニア、フェライト、マグネタイトおよび
カルシュームを、通気性材であるポリオレガノシロキサ
ンに重量比で各50%配合したものである。これを10
0℃で30分加熱してシリコンラバーとし、一辺が約5
mmの立方体に切断したものである。
【0032】また、図5では、粒体34の別構成として
の実施例を示している。同図に示すように、この実施例
では重量比で、マグネタイト1.0%、酸化コバルト、
1.0%、チタン酸ジルコン酸鉛0.5%、フェライト
1.5%、各種セラミックス(A)2.5%、セラミッ
クス(B)1.5%、セラミックス(C)2.0%を含
むものとしている。マグネタイトと酸化コバルトはNO
x低減用触媒であり、チタン酸ジルコン酸鉛は超強力電
気石であり、フェライトは黒煙低減用触媒であり、各種
セラミックス(A)、(B)、(C)は遠赤外線放射用
である。
【0033】図6では、各種セラミックス(A)、
(B)、(C)を構成する材料組成の範囲を表してい
る。同図に示すように、重量比でアルミナ30〜40
%、けい酸5〜10%、酸化ジルコニウム15〜20
%、酸化チタン0.5〜1.0%、酸化ナトリューム
0.1〜0.5%、カリウム0.1〜0.5%、トルマ
リン10〜15%である。
【0034】さらに、図7では、各種セラミックス
(A)、(B)、(C)を構成する材料組成の具体例を
示している。この図7に示すように、セラミックス
(A)、(B)、(C)では、アルミナ、けい酸、酸化
ジルコニューム、酸化チタン、酸化ナトリューム、カリ
ューム、トルマリンのいずれかについて、それぞれ限定
している。
【0035】なお、本発明においては、セラミックス含
有無機物は、マグネタイト、酸化コバルト、チタン酸ジ
ルコン酸鉛、フェライトの中から選択される少なくとも
2種以上の材料と、セラミックスとからなるものが適用
できる。
【0036】また、セラミックスはアルミナ、けい酸、
酸化ジルコニューム、酸化チタン、酸化ナトリューム、
酸化鉄、カリューム、トルマリンの中から選択される少
なくとも2種以上の材料からなるものが適用できる。
【0037】また、磁場発生手段としての磁石35は、
フェライト磁石であり、ハードタイプのストロンチウム
フェライトを材料として作製された市販品を用いた。な
お、磁力は3000〜5000ガウス前後のものが好ま
しい。
【0038】以上の構成による本発明の液体燃料活性化
装置11は、図1に示すように車両12の燃料パイプ1
5に接続して、燃料タンク13からの燃料をエンジン1
9に供給する際に燃料をこの液体燃料活性化装置11に
通すことによって活性化するものである。
【0039】図8では、本発明の液体燃料活性化装置1
1により活性化された燃料を島根県立工業技術センター
においてテストした測定結果を示している。この図8に
示したように、燃料油X、Yの2種について留出容量お
よび留出温度を調べたところ、本発明の液体燃料活性化
装置を通過させた液体燃料Yは、未処理の液体燃料Xに
比べて、燃料が質的に変化したことが認められる。
【0040】また、図9では、本発明の液体燃料活性化
装置11を自動車の燃料経路に取り付けして(図1参
照)、財団法人日本自動車研究所においてテストした測
定結果を示したものである。なお、上記のテスト車両
は、1994年12月1日施行のNOx法により今回の車検満
了日(1995年4月27日)以降は、特定地域内を使用の本
拠地として使用することを禁止された車両であるが、液
体燃料活性化装置を装着し、公的機関における測定結果
が、法の定める基準値(当該車両の場合、CO998ppm・
HC670ppm・NOx520ppm)以下であることが証明され
た。当該車両はNOx法適合車となるので、継続車検に
合格し引き続き使用することが可能となったものであ
る。
【0041】また、本発明による液体燃料活性化装置1
1を取り付けた車両を走行させたところ、約30分後の
測定結果では、CO/HCが約70%以上減少した。約
1〜2か月後の測定ではCO/HCが約90%以上減少
した。新車両に取り付け後、約8万km走行時のCO/H
Cの排出量はゼロであった。
【0042】トラック等登坂時にはプラグの汚れの減少
が顕著に現れた。また、エンジン内部の汚れが減少し
た。このことはエンジン寿命の延長に繋がる。エンジン
オイルの汚れも減少するので、走行距離の延長になる。
【0043】
【発明の効果】以上のように本発明による液体燃料活性
化装置によれば、内燃機関等の燃料供給経路に取り付け
て使用することで、液体燃料が装置内部を通過すること
により、電磁波、および磁力線エネルギーの影響を受
け、その相乗効果により、溶存酸素等の原因で巨大化し
たクラスターの細分化や均一化がなされる。そのため、
燃焼室で完全燃焼に近い均一な燃焼となり排気ガス中の
有害物質(NOx、CO、HC)が著しく低減されるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すもので、液体燃料活性
化装置を車両に取り付けた状態を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施形態を示すもので、液体燃料活性
化装置の全体構成を示す縦断面図である。
【図3】本発明の実施形態を示すもので、図2のAーA
線に沿う横断面図である。
【図4】本発明の実施形態を示すもので、液体燃料活性
化装置の構成部品を分解して示す斜視図である。
【図5】本発明の実施例を示すもので、電磁波発生物質
の材料組成を示す図である。
【図6】本発明の実施例を示すもので、電磁波発生物質
の材料組成を示す図である。
【図7】本発明の実施例を示すもので、電磁波発生物質
の材料組成を示す図である。
【図8】本発明の実施例を示すもので、液体燃料活性化
装置で活性化した燃料の例を示す図である。
【図9】本発明の実施例を示すもので、液体燃料活性化
装置で活性化した燃料の例を示す図である。
【符号の説明】
11 液体燃料活性化装置 12 車両(乗用車) 13 燃料タンク 14 管継手 15 燃料パイプ 16 燃料フィルタ 17 燃料ポンプ 18 燃料噴射ノズル 19 エンジン 20 ケーシング 21 燃料流入部 22 燃料吐出部 31 内部筒 32 窓孔 33 燃料通路 34 粒体 35 磁石 36、43 押さえ部材 37 燃料入口側キャップ 38 燃料出口側キャップ 39、40 雄ねじ 41、42 雌ねじ 51、52 溝 53、54 フィルター 55、56 ニップル 57、58 筒状部 59、60 小管部 61、62 流路 63、64 シールリング 65、66 シールリング 67、68 押えボルト 69、70 雌ねじ 71、72 雄ねじ 73、74 フランジ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁波発生物質を含有させた通気性材か
    らなる電磁波発生手段と、磁場発生手段とを備えたこと
    を特徴とする液体燃料活性化装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の液体燃料活性化装置にお
    いて、通気性材がシリコン系組成物であることを特徴と
    する液体燃料活性化装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の液体燃料活性化装置にお
    いて、電磁波発生手段が粉粒状の電磁波発生物質の焼結
    により固形化した球その他の形状を有するセラミックス
    またはセラミックス含有無機物であり、電磁波発生手段
    が磁石であることを特徴とする液体燃料活性化装置。
  4. 【請求項4】 一端を燃料流入部、他端を燃料吐出部と
    し、内部に燃料通路部を有する筒状のケーシングと、こ
    のケーシング内の燃料通路部内に燃料と接する状態で充
    填された球その他の形状を有する多数のセラミックスま
    たはセラミックス含有無機物と、前記ケーシングの内周
    面に沿って間隔的に配設された磁石とを備えたことを特
    徴とする液体燃料活性化装置。
  5. 【請求項5】 請求項3または4記載の液体燃料活性化
    装置において、セラミックス含有無機物は、マグネタイ
    ト、酸化コバルト、チタン酸ジルコン酸鉛、フェライト
    の中から選択される少なくとも2種以上の材料と、セラ
    ミックスとからなることを特徴とする液体燃料活性化装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項3から5までのいずれかに記載の
    液体燃料活性化装置において、セラミックスはアルミ
    ナ、けい酸、酸化ジルコニューム、酸化チタン、酸化ナ
    トリューム、酸化鉄、カリューム、トルマリンの中から
    選択される少なくとも2種以上の材料からなることを特
    徴とする液体燃料活性化装置。
JP7219583A 1995-08-04 1995-08-04 液体燃料活性化装置 Pending JPH0949462A (ja)

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Cited By (6)

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