JP4112901B2 - 内燃機関の燃焼促進部材 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンに供給する燃料及び空気を活性化させて燃焼効率を向上させる内燃機関の燃焼促進部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、内燃機関の燃焼効率を向上させるために各種技術が提案されており、例えば、実開昭62−130164号公報においては、紫外線を照射することにより空気及び燃料を励起し、酸化反応を大きくすることにより燃焼効率を向上させる内燃機関装置が提案されており、実開平7−31135号公報においては、遠赤外線放射層を形成した流体エレメントを設けることにより、燃費を向上させる流体浄化装置が提案されており、特開平7−19128号公報には、電磁波や放射線等を発生する放射エネルギー発生体に燃焼用空気を接触流動させることにより、燃焼用空気の燃焼酸化反応を促進させる燃焼方法が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の燃焼効率を向上させる技術は、燃焼効率を向上させるには十分ではなく、特に、常温時において燃焼効率を向上させることが十分ではなかった。
【0004】
本発明は、上述した従来の問題点を解決し、周囲の温度が常温時から高温時まで燃焼効率を向上させることができる内燃機関の燃焼促進組成物を提供し、また、簡易な方法で内燃機関に適用することができる燃焼促進部材を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、上記目的を達成するために鋭意検討し、マイナスイオン発生物質と遠赤外線発生物質と放射線発生物質とを必須の成分として組み合わせたものが、常温時から高温時まで全ての温度領域において燃焼効率を向上させることを見いだし、本発明を完成させたものである。
【0007】
本発明による内燃機関燃焼促進用組成物においては、マイナスイオン発生物質と、遠赤外線発生物質と、法律上許容される範囲内の放射線発生物質を組み合わせることにより、常温時においては、放射線発生物質が放射線を放射し、燃料、吸気空気等を活性化して燃焼効率を向上させ、また、高温時においては、マイナスイオン及び遠赤外線の放射が常温時より強力になり、燃料、吸気空気等をより一層活性化して燃焼効率を向上させる。
【0008】
本発明による内燃機関の燃焼促進部材は、袋体と、該袋体に均一に混合封入されたトルマリン粉粒体、モナズ石粉粒体及びセラミック粒と、該トルマリン粉粒体、モナズ石粉粒体及びセラミック粒の混合物の略中間に挿入された芯材と、該袋体の裏面に設けられた粘着部材とを有することを特徴として構成されている。
【0009】
本発明による内燃機関の燃焼促進部材は、吸気パイプ、燃料パイプ等に機械的な改造を施すことなく、簡単、かつ確実に取り付けることができるので、安全であり、かつ、収容した各成分の機能を確実に発揮させることが出来る。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の内燃機関燃焼促進組成物において、マイナスイオン発生物質としては、マイナスイオンを発生する物質であれば特に限定されるものでなく、例えば、トルマリン(黒トルマリン、赤トルマリン)、紅寒水石、リチア石、青方解石、隆寒水石、珪酸塩鉱物、炭素素材を用いることができる。これらの中でも、安価で扱い易く、かつマイナスイオンの発生が大きいのでトルマリンが好ましい。
【0017】
マイナスイオン発生物質は、好ましくは粉粒体に形成されており、この粉粒体の寸法及び形状は特に限定されない。
【0018】
前記遠赤外線発生物質としては、遠赤外線を発生させる物質であれば特に限定されるものでなく、例えば、トルマリン、紅寒水石、リチア石、青方解石、炭素素材等を用いることができる。これらの中でも、安価で扱い易く、かつ遠赤外線の発生が大きいのでトルマリンが好ましく、また、扱いやすく、加工がしやすく、かつ遠赤外線の発生が大きいので、炭素素材も好ましい。
【0019】
遠赤外線発生物質は、好ましくは粉粒体に形成されており、この粉粒体の寸法及び形状は特に限定されない。
【0020】
前記放射線発生物質としては、安全性の面で法律上許容される範囲内の微量なものであって市販されているものであれば特に限定されるものでなく、モナズ石、その他微量のコバルト60、ストロンチウム90、ヨウ素131、ナトリウム24、セシウム137、ラジウム、ウラン、ラドン、プルトニウム、リン32、カリウム40、鉄59、炭素類等を含有する各種鉱物を用いることができる。これらの中でも、安全性が大きいので市販のモナズ石が好ましい。
【0021】
放射線発生物質は、好ましくは粉粒体に形成されており、この粉粒体の寸法及び形状は特に限定されない。
【0022】
また、マイナスイオン発生物質、遠赤外線発生物質及び放射線発生物質は、これらを粘土に混入して焼き上げてセラミックとし、さらにこのセラミックを粒状又は板状にして用いることができる。例えば、モナズ石とトルマリンとの粒状体を粘土に混入して焼き上げ、この焼き上げたものを粒状にして用いる。このようにセラミック化して用いることにより、マイナスイオンと遠赤外線の発生を安定かつ大きくすることができる。
【0023】
以上のような内燃機関の燃焼促進組成物は、燃料パイプ、吸気パイプ等の周囲に配置することにより、燃焼効率を向上させることが出来る。燃焼促進組成物を吸気パイプ、燃料パイプ等の周囲に配置するには、燃焼促進組成物を保持した燃焼促進部材を用いることにより行うことができる。
【0024】
本発明による第1の燃焼促進部材は、上述した内燃機関の燃焼促進組成物を袋体に封入したものである。この袋体は、吸気パイプ、燃料パイプ等の周囲に略密着状態で取り付けることができるように、ある程度自由に変形できることが好ましく、また、エンジン近傍に設置した際に、耐え得るだけの耐熱性を有していることが好ましい。例えば、アルミニウム箔、アルミニウム蒸着フィルム、胴箔、グラスウール層等を適宜組み合わせて構成することができる。
【0025】
また、袋体の内部に芯材を挿入することができる。芯材を挿入することにより、上述した粉粒状の物質が袋体内で移動するのを防止し、袋体の形状を一定に保つことができる。したがって、吸気パイプ、燃料パイプ等に取り付けた際、袋がずれたりすることなく確実に取り付けることができ、また、吸気パイプ、燃料パイプ等の周囲に粉粒状の物質を均一に配置させることができる。
【0026】
袋体の一方の面に粘着部材を設けることができ、この粘着部材を吸気パイプ、燃料パイプ等に付着させることにより、簡単、かつ確実に袋体を取り付けることができる。また、袋体の一方の面に加熱手段を設けることができる。加熱手段を設けることにより、低温時であっても袋体を加温することができるので、マイナスイオン及び遠赤外線の放射を活発にすることができる。この加熱手段としては、例えば、ヒータとバッテリー等で構成することができる。
【0027】
本発明による第2の燃焼促進部材は、上述した内燃機関の燃焼促進組成物を可撓性の板状体に混入させたものである。この可撓性の板状体としては、シリコンゴム、耐熱プラスチック、炭素材、金属類(アルミニウム、銅、鉄、銀等)を用いることができる。
板状体の一方の面に粘着部材を設けることができ、この粘着部材を吸気パイプ、燃料パイプ等に付着させることにより、簡単、かつ確実に袋体を取り付けることができる。
【0028】
本発明による第3の燃焼促進部材は、上述した内燃機関の燃焼促進組成物を塗布可能な液状体に混入させたものである。この塗布可能な液状体としては、耐熱増粘系接着剤、耐熱ボンド糊類、耐熱接着系塗料等を用いることが出来る。
【0029】
本発明による第4の燃焼促進部材は、上述した内燃機関の燃焼促進組成物を配管に混入させたものである。この配管としては、例えば、燃料パイプ、吸気パイプ、吸気マニホールドに使用することができる。
【0030】
本発明による燃焼促進部材は、各種内燃機関の燃料パイプ、吸気パイプ、吸気マニホールド、燃料と空気とが混合される部分、冷却パイプ等に取り付けることにより、効果を発揮させることができる。取付け個所は、加熱されるのでエンジンに近いほうが好ましい。また、取付ける内燃機関の排気量に応じて、内燃機関燃焼促進用組成物を2以上取り付けることができ、また、袋体の形状、寸法も適宜変更することができる。
【0031】
以上のような内燃機関の燃焼促進組成物を用いることにより、燃焼効率を向上させることが出来る原理について図9を参照して説明する。
【0032】
図9は、マイナスイオン発生物質、遠赤外線発生物質及び放射線発生物質により空気や燃料又は空気と燃料の混合された流体物のクラスターイオンが分散・微細化する過程を示す模式図である。
【0033】
一般に、ガソリンエンジンは、霧状になったガソリンと空気とをエンジンのシリンダに同時に吹き込み、これをプラグのスパークにより爆発反応させてピストンを押し込み、その力でクランク軸を回転させて出力を得る構造となっている。そして、このシリンダに吸気ダクトから供給される空気は、窒素,酸素といった正の電荷または負の電荷を帯びた原子または分子の凝集体であるクラスターイオンを連ねて流れている。
【0034】
このようにシリンダに圧送される空気は、たくさんのクラスターイオンが連続した凝集相を成しているので、プラグによる着火によって、シリンダ内で霧状のガソリンと空気の組成分の約21%を占める酸素とを爆発的に反応させても、燃焼効率がそれほど高くなることはない。これは、そのクラスターイオンの一部分を構成している酸素が、隣接する分子同士でイオン結合しているために起こると考えられる。そのため、燃えやすさの目安でもあるこの酸素の活性の度合いが小さくなり、霧化したガソリンが十分に燃焼することができない。その結果、ガソリンに含まれる酸化防止剤、凍結防止剤などの添加物が不完全燃焼を起こし、比較的大量の有害物が発生してしまい、それが大気汚染の原因にもなっている。
【0035】
しかしながら、図9に示すように、このようなクラスターイオンaに、燃焼促進組成物bから発生するマイナスイオンや遠赤外線など極超周波数の微弱エネルギーと超微弱放射線を放射すると、酸素のクラスターイオンは中和され、その結果、酸素が分散・微細化して燃焼効率が高くなる。したがって、内燃機関の出力が増大し、この出力の増大によりガソリンを節減でき、また、排ガス中のNOx,SOx,HC,黒煙等の有害物質の含有量を低減することができるものである。
【0036】
本発明による燃焼促進用部材の一実施形態を図面を参照して説明する。
図1は燃焼促進部材の部分縦断面図、図2は同上一部切欠いた平面図、図3は同上底面図である。
【0037】
これらの図示す燃焼促進部材1において、10は袋体で、この袋体10は、外側から、アルミニウム蒸着フィルム層11と、グラスウール層(又はアルミニウム網層、銅網層)12と、アルミニウム蒸着フィルム層13とで構成されている。
【0038】
この袋体10内には、マイナスイオン発生物質であり、かつ遠赤外線発生物質であるトルマリン粉粒体20と、放射性物質としてのモナズ石粉粒体30と、セラミック粒40とが均一に混合されて封入されている。また、これらの混合物の略中間には、芯材としてのグラスウールシート(又はアルミニウム網層、銅網層)50が挿入されている。
【0039】
また、袋体10の裏面には、粘着シート60が略全面に設けられており、この粘着シート60の表面には剥離シート(図示せず)が設けられている。そして、この粘着シート60を吸気パイプ、燃料パイプ等へ貼着することにより、袋体10を取り付けるようになっている。
【0040】
図4は、本発明による燃焼促進部材の他の実施形態の概略全体図である。この図に示す燃焼促進装置1は、袋体10を加温する手段が設けられているもので、袋体10の表面にヒータ70が設けられ、このヒータ70は、バッテリ71及びスイッチ72に接続されている。このヒータ70で袋体10を加温することにより、エンジンが温まらない低温時であっても、マイナスイオン及び遠赤外線の放射を強力にできる。
【0041】
次に、以上のような燃焼促進部材を使用する方法について、図5及び図6を参照して説明する。
【0042】
図5は車のエンジン部分の模式図、図6は燃焼促進部材を取り付けた状態の模式図である。図5において、81はエンジン、82は燃料パイプ、83は燃料パイプの途中に設けられたポンプ、84は吸気パイプ、85は吸気パイプに設けられたエアクリーナー、86はラジエター、87はラジエターパイプである。
【0043】
このような構成において、燃焼促進部材1を、ポンプ83の両側に位置する燃料パイプ82の周囲を取り囲むように粘着シート60で貼着して取り付ける。また、同様に、吸気パイプ85のエアクリーナー85の出口側近傍及び先端部に取付けるとともに、ラジエターパイプ87の中間部分に取り付ける。
【0044】
燃焼促進部材1を吸気パイプに取り付けるには、取り付けるパイプの径に応じて、図6に示すように、複数の燃焼促進部材1を取り付けてもよい。
【0045】
したがって、エンジン81に供給される燃料及び空気は、活性化されてエンジン81に供給され効率よく燃焼され、また、ラジエター86から供給される水は改質されて冷却効率を向上させている。
【0046】
図7は燃焼促進部材の他の実施形態の一部切欠いた斜視図である。この燃焼促進部材1は、シリコンゴムからなる板状体90に、トルマリン粉粒体20、モナズ石粉粒体30及びセラミック粒40が均一に混入されている。
【0047】
図8も燃焼促進部材の他の実施形態の一部切欠いた斜視図である。この燃焼促進部材1は、鉄、アルミニウム、銅、セラミック材、プラスチック材等からなる筒体100に、トルマリン粉粒体20、モナズ石粉粒体30及びセラミック粒40が均一に混入されており、吸気パイプ、燃料パイプ等として使用される。
【0048】
【実施例】
本発明の詳細を実施例で説明する。本発明はこれらの実施例によって何ら限定されるものではない。
【0049】
[実施例1]
本発明による燃焼促進部材としては、以下に示す構成のものを用いた。
<混合体の構成>
トルマリン(粒径:42μm) 30.8g
モナズ石(粒径:0.2μm) 9.2g
<袋体>
横 12cm
縦 7cm
アルミニウム層(厚み) 0.1mm
グラスウール層(厚み) 1mm
アルミニウム層(厚み) 0.1mm
<芯材>
グラスウール層(厚み 0.3〜1.0mm
以上の構成の燃焼促進装置をキャブオーバー(KC−NPR71PV改:いすゞ自動車製)の燃料パイプ及び吸気パイプに装着し、約2251km走行した。その結果、走行に要した平均燃料は6.57km/lであった。
また、黒煙試験をしたところ、黒煙は平均22.0%であった。
なお、黒煙試験は、以下の試験方法による。
<黒煙試験方法>
運輸省認定車検場による燃焼促進部材装着前と燃焼促進部材装着後の黒煙測定。測定器は運輸省型式認定番号類別型式DSM−10B株式会社バンザイ黒煙測定器にて装着前3回装着後3回行なった。
【0050】
[比較例1]
実施例1と同一の車を用い、燃焼促進部材を装着することなく、約2200km走行した。その結果、走行に要した燃料は5.20km/l)であった。また、実施例1と同様に、黒煙測定を行ったところ、黒煙は平均40.0%であった。
【0051】
[実施例1と比較例1との比較結果]
以上の実施例1と比較例1との結果より、実施例1は比較例1に比べて26.3%も燃費が向上していることが確認された。また、黒煙は、45.0%減少していた。さらに、実施例1においては、坂道での走行で出だしがスムーズになり、パワーアップが感じられたと報告があった。
【0052】
[実施例2]
実施例1と同一の燃焼促進部材を冷蔵冷凍車(U−NPR66LVN改:いすゞ製自動車製)の燃料パイプ及び吸気パイプに装着し、8750km走行した。その結果、燃費は8.3km/lであった。
【0053】
[比較例2]
実施例2と同一の車を用い、燃焼促進部材を装着することなく、8820km走行した。その結果、走行に要した燃料消費は約6.8km/lであった。
[実施例2と比較例2との比較結果]
以上の実施例2と比較例2との結果より、実施例2は比較例2に比べて22.0%も燃費が向上していることが確認された。また、実施例2においては、走行時、スムーズさとパワーアップが感じられたと報告があった。
【0054】
[実施例3]
実施例1と同一の燃焼促進部材をキャブオーバー(U−FM656M:三菱自動車製)の燃料パイプ及び吸気パイプに装着し、30分間走行した後、排気ガスの黒煙試験を行った。この黒煙試験を3回繰り返し、その結果、黒煙の平均値は9.33%であった。
[比較例3]
燃焼促進部材を装着しない他は、実施例3と同様に3回の黒煙試験を行った。その結果、黒煙の平均値は22.0%であった。
[実施例3と比較例3との比較結果]
実施例3と比較例3との結果より、実施例3は比較例3より黒煙が57.6%減少していることが確認された。
【0055】
[実施例4]
実施例1と同一の燃焼促進部材を大型バス(KC−UJIJJAA:日野自動車製)の燃料パイプ及び吸気パイプに装着し、10分間走行した後、排気ガスの黒煙試験を行った。この黒煙試験を3回繰り返し、その結果、黒煙の平均値は8.5%であった。
【0056】
[比較例4]
燃焼促進部材を装着しない他は、実施例4と同様に3回の黒煙試験を行った。その結果、黒煙の平均値は26.7%であった。
【0057】
[実施例4と比較例4との比較結果]
実施例4と比較例4との結果より、実施例4は比較例4より黒煙が68.2%減少していることが確認された。
なお、黒煙試験は、実施例1と同一である。
また、本発明による燃焼促進部材を装着した場合、エンジンがパワーアップしていることをドライバーは体感でき、その結果、ドライビングテクニックに変化が見られた。
すなわち、同一の速度、例えば時速60kmを出す場合、燃焼促進部材装着前に比べてアクセルの踏み込み具合が浅くなり、その結果、燃料消費が装着前より少なくなった。
【0058】
また、走行中の車を停止させる場合、エンジンがパワーアップされている為、アクセルを離して車を減速させると、燃焼促進部材装着前より減速効果が小さくなり、惰性距離が長くなる。したがって、燃焼促進部材装着後は、停止位置の目的地点までの距離に対するアクセルを離すタイミングが早くなり、その結果、惰性距離が増加した分、燃料消費が少なくなった。
【0059】
以上のような効果は、自動車メーカーを問わず2500cc以下であればドライバーの95%以上の者が体感したものであった。
さらに、燃焼促進部材を装着することによってエンジン内の汚れが落ち、エンジンオイルの寿命が延びるとともに、黒煙等の著しい減少により、排気ガス浄化装置の寿命も伸びた。
【0060】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成したので、常温から高温まで全ての温度領域で内燃機関に供給する燃料及び空気を活性化することができるので、燃焼効率を向上させることができるとともに、有害排気ガス(NOx、CO2、HC)の低減化を効率よく図ることができる。
また、単に貼着するというような簡易な方法で各種内燃機関に安全に適用することができるので、燃焼促進組成物の各物質の機能を十分に発揮させ、確実に燃焼効率の向上等に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による燃焼促進部材の一実施形態の部分縦断面図。
【図2】 本発明による燃焼促進部材の一実施形態の一部切欠いた平面図。
【図3】 本発明による燃焼促進部材の一実施形態の底面図。
【図4】 本発明による燃焼促進部材の他の実施形態の概略図。
【図5】 本発明による燃焼促進部材を車に取り付けた状態を示す模式図。
【図6】 本発明による燃焼促進部材を吸気パイプに取り付けた状態と示す模式図。
【図7】 本発明による燃焼促進部材の他の実施形態の部分縦断面図。
【図8】 本発明による燃焼促進部材の他の実施形態の部分縦断面図。
【図9】 本発明による内燃機関の燃焼促進組成物の原理を示した模式図。
【符号の説明】
1…燃焼促進部材
10…袋体
11…アルミニウム層
12…グラスウール層
13…アルミニウム層
20…トルマリン粉粒体
30…モナズ石粉粒体
40…セラミック粒体
50…グラスウールシート
60…粘着シート
70…ヒータ
81…エンジン
82…燃料パイプ
84…吸気パイプ
87…ラジエターパイプ
Claims (2)
- 袋体と、該袋体に均一に混合封入されたトルマリン粉粒体、モナズ石粉粒体及びセラミック粒と、該トルマリン粉粒体、モナズ石粉粒体及びセラミック粒の混合物の略中間に挿入された芯材と、該袋体の裏面に設けられた粘着部材とを有することを特徴とする内燃機関の燃焼促進部材。
- 前記袋体に加熱手段が設けられている請求項1記載の内燃機関の燃焼促進部材。
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