JP2003341567A - 自動二輪車におけるスタンド装置 - Google Patents

自動二輪車におけるスタンド装置

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JP2003341567A
JP2003341567A JP2002153402A JP2002153402A JP2003341567A JP 2003341567 A JP2003341567 A JP 2003341567A JP 2002153402 A JP2002153402 A JP 2002153402A JP 2002153402 A JP2002153402 A JP 2002153402A JP 2003341567 A JP2003341567 A JP 2003341567A
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眞 鍋谷
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
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    • B60Y2200/00Type of vehicle
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スタンドを極力軽量化しゝパワーユニットに
簡単に取り付け得るようにした,自動二輪車におけるス
タンド装置を提供する。 【解決手段】 パワーユニットPのケーシング10前部
に左右一対のハンガアーム17,17を形成し,これら
ハンガアーム17,17を枢軸15を介して車体フレー
ム1に連結した自動二輪車において,左右のハンガアー
ム17,17の基部に,これらハンガアーム17,17
の,枢軸15に支持される一対の軸受部17a,17a
の間隔L1より狭い間隔L2で並ぶ左右一対のスタンド
支持ボス19,19を一体に形成し,これらスタンド支
持ボス19,19に,その間に配置されるスタンド9の
ハブ22を支軸25を介して回動可能に連結した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,エンジンと,出力
軸に後輪を連結する変速機とからなるパワーユニットの
前部に左右一対のハンガアームを形成し,これらハンガ
アームを水平な枢軸を介して車体フレームに回動可能に
連結し,この車体フレーム及びパワーユニット間に該ユ
ニットの上下揺動を緩衝するリアクッションを取り付け
た自動二輪車に関し,特に,車体を自立させるためのス
タンドをパワーユニットに取り付けるようにした,自動
二輪車におけるスタンド装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車において,スタンドをパワー
ユニットに取り付けることは,例えば特開平5−246
359号公報に開示されるように,既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】スタンドをパワーユニ
ットに取り付けることは,例えばエンジンのクランクケ
ースと共に,スタンドを支持するスタンド支持ボスを一
体に成形することが可能となり,車体フレームにスタン
ド支持ボスを溶接して設ける場合よりコスト的に有利と
なる。しかしながら,スタンドをパワーユニットに取り
付けると,スタンドの重量がリアクッションに対する荷
重,即ちばね下荷重を増加させることになる。したがっ
て,スタンドをパワーユニットに取り付けるものでは,
スタンドの軽量化が強く要求される。
【0004】本発明は,かゝる事情に鑑みてなされたも
ので,スタンドを極力軽量化しゝパワーユニットに簡単
に取り付け得るようにした,自動二輪車におけるスタン
ド装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,本発明は,エンジンと,出力軸に後輪を連結する変
速機とからなるパワーユニットのケーシングの前部に左
右一対のハンガアームを形成し,これらハンガアームを
水平な枢軸を介して車体フレームに回動可能に連結し,
この車体フレーム及びパワーユニット間に該ユニットの
上下揺動を緩衝するリアクッションを取り付けた自動二
輪車において,左右一対の前記ハンガアームの基部に,
これらハンガアームの,前記枢軸に支持される一対の軸
受部の間隔より狭い間隔で並ぶ左右一対のスタンド支持
ボスを一体に形成し,これらスタンド支持ボスにスタン
ドを起立位置及び格納位置間で回動し得るように支軸を
介して連結したことを第1の特徴とする。
【0006】尚,前記ケーシング及び枢軸は,後述する
本発明の実施例中のクランクケース10及び第2枢軸1
5にそれぞれ対応する。
【0007】この第1の特徴によれば,左右のハンガア
ームは,枢軸に支持される左右両軸受部の間隔を極力大
きく取ってパワーユニットのケーシングに一体に形成す
ることにより,枢軸によるパワーユニットの支持剛性を
高め,パワーユニットに常に安定した上下揺動姿勢を与
えることができて,良好な乗り心地を得ることができ
る。また上記両ハンガアームには,スタンドを支軸を介
して支持する左右一対のスタンド支持ボスを一体に形成
したことで,ケーシングにスタンド支持ボスを特別に形
成する必要がなくなり,ケーシングの形状の単純化,延
いてはその鋳造の容易化を図り,コストの低減に寄与す
ることができる。特に,左右のスタンド支持ボスは,左
右のハンガアームの比較的剛性の高い基部に,両軸受部
の間隔より狭い間隔で並ぶように形成されるので,これ
らスタンド支持ボスに軸支されるスタンドの基端部を幅
の狭いものとすることが可能となり,スタンドの軽量化
を図ることができる。したがって,リアクッションの荷
重負担の軽減をもたらし,乗り心地の向上に寄与し得
る。
【0008】また本発明は,第1の特徴に加えて,前記
支軸に支持されるスタンドのハブを一対のスタンド支持
ボス間に配置したことを第2の特徴とする。
【0009】この第2の特徴によれば,左右両スタンド
支持ボス間にスタンドのハブを配置することにより,短
いハブの使用が可能となり,スタンドの軽量化をより図
ることができると共に,両スタンド支持ボス間でのハブ
の位置決めが容易となり,スタンドの両スタンド支持ボ
スへの組付性が良好となる。
【0010】さらに本発明は,第1又は第2の特徴に加
えて,スタンドに,前記ハブ及び左右の支持脚間を連結
する補強板を設け,この補強板と当接してスタンドの起
立位置を規定する起立ストッパを前記ハンガアームに形
成したことを第3の特徴とする。
【0011】この第3の特徴によれば,ハブ及び支持脚
間を連結する補強板が,スタンドの起立位置を規定する
ストッパ板を兼ねることになり,スタンドの構造の簡素
化に寄与し得る。
【0012】さらにまた本発明は,第1〜第3の特徴の
何れかに加えて,左右の前記ハンガアームを,両者の間
隔が前記軸受部から基部に向かって狭くなるように平面
視で略ハ字状に形成したことを第4の特徴とする。
【0013】この第4の特徴によれば,左右のハンガア
ームは枢軸との連結により,互いに横方向の剛性を高め
ると共に,両ハンガアームの間隔の狭まった基部に左右
のスタンド支持ボスを形成することで,スタンドの軽量
化と,スタンドの強固な支持を達成することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を,添付図面
に示す本発明の一実施例に基づいて以下に説明する。
【0015】図1は本発明のスタンド装置を備えた自動
二輪車の側面図,図2は図1のスタンド装置周りの拡大
側面図でスタンドの起立状態を示し,図3はスタンドの
格納状態を示す,図2との対応図,図4は図3の底面
図,図5は図4の5−5線断面図,図6はスタンドの背
面図,図7は図6の7−7線断面図,図8は図6の8−
8線断面図である。
【0016】先ず,図1において,自動二輪車Sの車体
フレーム1は,フロントフォーク2を操向可能に支持す
るヘッドパイプ1hから下方に延びてステップフロワ3
を支持する前部フレーム1fと,この前部フレーム1f
の後端から斜め上方に延びてラゲッジボックス4及び乗
員用シート5を支持する後部フレーム1rとからなって
おり,フロントフォーク2には下端に前輪6fが軸支さ
れ,後部フレーム1rには,後輪6rを支持しつゝそれ
を駆動するパワーユニットPが上下揺動可能に懸架さ
れ,そして後部フレーム1rとパワーユニットPとの間
には,パワーユニットPの上下揺動を緩衝するリアクッ
ション8が取り付けられる。またパワーユニットPに
は,車体を自立させ得るスタンド9が取り付けされる。
こうして,自動二輪車Sはスクータ型に構成される。
【0017】パワーユニットPは,エンジンEと,この
エンジンEのクランクケース10にミッションケース1
1を一体に連ねて,その内部にベルト式無段変速機構を
収容する変速機Tとからなっており,そのミッションケ
ース11の後端部に,上記変速機構の,後輪6rを取り
付ける出力軸が支持され,またこのミッションケース1
1の後端上部には,後部フレーム1rに上端を連結した
前記リアクッション8の下端が取り付けられる。
【0018】次に,図2〜図4により上記パワーユニッ
トPの懸架装置について説明する。
【0019】後部フレーム1rの前端部に形成される左
右一対のブラケット12,12に,懸架リンク13が水
平な第1枢軸14を介して揺動可能に連結される。この
懸架リンク13は,1本の前部アーム13aと,左右一
対の後部アーム13b,13bとを備え,左右の後部ア
ーム13b,13bの先端は水平な筒軸13cにより相
互に一体に連結されており,その前部アーム13aは前
部フレーム1fの後端部内にクッションゴム16を介し
て挿入される。
【0020】図4に明示するように,エンジンEのクラ
ンクケース10は,鉛直方向の分割面で互いに接合され
た左ケース半体10a及び右ケース半体10bから構成
されており,これらケース半体10a,10bの下面
に,各前端に軸受部17a,17aを持つ左右一対のハ
ンガアーム17,17が一体に形成される。このように
左右のハンガアーム17,17を左右のケース半体10
a,10bにそれぞれ個別に一体に形成することによ
り,左右のケース半体及びハンガアーム10a,17;
10b,17のそれぞれの一体成形(鋳造)を容易に行
うことができる。
【0021】ところで,左右のハンガアーム17,17
は,両者の間隔がそれらの軸受部17a,17aから基
部に向かって狭くなるように,平面視でハ字状に形成さ
れる。上記軸受部17a,17aは各内周面にゴムブッ
シュが圧入されており,これら軸受部17a,17a
と,それらの間に配置される上記筒軸13cとが,それ
らに挿通される水平な第2枢軸15を介して相対回動可
能に連結される。したがって,パワーユニットPは,第
2枢軸15周りに上下揺動可能であり,このパワーユニ
ットPから懸架リンク13に作用する揺動衝撃力がクッ
ションゴム16により吸収される。
【0022】左右の上記ハンガアーム17,17の基部
には,それらの軸受部17a,17a相互の間隔L1よ
り狭い間隔L2で並ぶ左右一対のスタンド支持ボス1
9,19が一体に形成され,これらスタンド支持ボス1
9,19にスタンド9が次のように取り付けられる。
【0023】図4〜図8に示すように,スタンド9は,
U字状に一体に連結された左右の支持脚21,21と,
支持脚21,21の回動中心部に配置される,パイプ材
からなるハブ22と,スタンド9の前面側でハブ22及
び左右の支持脚21,21間を連結するように溶接され
る前部補強板23と,スタンド9の後面側でハブ22と
左右の支持脚21,21の連結部との間を連結するよう
に溶接される後部補強板24とから構成され,そのハブ
22が左右一対の前記スタンド支持ボス19,19間に
配置される。こうして水平方向に一列に並ぶスタンド支
持ボス19,19及びハブ22に膨大頭部25aを有す
る支軸25が嵌挿され,その先端部に抜け止め用の割り
ピン26が装着される。
【0024】左右の支持脚21,21は,それぞれ外側
方に屈曲してハブ22の長さより長い接地間隔をもって
接地し得る一対の接地部21a,21aを一体に備えて
おり,その左側の接地部21aの外端には起立用ペダル
28が一体に連設される。
【0025】而して,スタンド9は,左右の支持脚2
1,21の接地部21a,21aを接地させて車体を自
立させる起立位置Aと,支持脚21,21をスタンド支
持ボス19,19の後方へ格納する格納位置Bとの間を
支軸25周りに回動し得るもので,その起立位置Aを規
定すべく,前部補強板23前面の左右側部を受け止める
左右一対の起立ストッパ29が左右の前記ハンガアーム
17,17に形成される。またその格納位置Bを規定す
べく,左右の支持脚21,21の一方に付設されるスト
ッパゴム30を受け止める格納ストッパ34がクランク
ケース10の底面に形成される。
【0026】図2,図3及び図6において,右方の支持
脚21の外側面に溶接されたフック31と,右方のハン
ガアーム17に一側面に突設された係止ピン32との間
にスタンド保持ばね33が張設される。このスタンド保
持ばね33は,その張力の作用線がスタンド9の起立位
置A及び格納位置B間での回動に伴い支軸25の中心を
横切り,その張力によりスタンド9を起立及び格納の何
れの位置にも保持し得るようになっている。
【0027】次に,この実施例の作用について説明す
る。
【0028】左右のハンガアーム17,17は,第2枢
軸15に支持される左右両軸受部17a,17aの間隔
L1を極力大きく取ってクランクケース10に一体に形
成することにより,第2枢軸15によるパワーユニット
Pの支持剛性を高め,パワーユニットPに常に安定した
上下揺動姿勢を与えることができて,良好な乗り心地を
得ることができる。特に,左右の前記ハンガ13は,両
者の間隔がそれらの軸受部17a,17aから基部に向
かって狭くなるように平面視で略ハ字状に形成されるの
で,第2枢軸15を介して懸架リンク13と連結された
状態では,互いに横方向の剛性を高めることになり,パ
ワーユニットPの支持剛性の一層の強化に寄与し得る。
【0029】また上記両ハンガアーム17,17には,
スタンド9のハブ22を支軸25を介して支持する左右
一対のスタンド支持ボス19,19が一体に形成される
ので,クランクケース10にスタンド支持ボス19,1
9を特別に形成する必要がなくなり,クランクケース1
0の形状の単純化,延いてはその鋳造の容易化を図り,
コストの低減に寄与することができる。
【0030】しかも,左右のスタンド支持ボス19,1
9は,左右のハンガアーム17,17の比較的剛性の高
い基部に,両軸受部17a,17aの間隔L1より狭い
間隔L2で並ぶように形成されるので,これらスタンド
支持ボス19,19に連結されるスタンド9の基端部を
幅の狭いものとすることが可能となり,スタンド9の軽
量化と,スタンド9の強固な支持をもたらすことができ
る。
【0031】その際,特に,両スタンド支持ボス19,
19間にスタンド9のハブ22を配置することにより,
短いハブ22の使用が可能となり,スタンド9の一層の
軽量化を図ることができると共に,両スタンド支持ボス
19,19間でのハブ22の位置決めが容易となり,ス
タンド9の両スタンド支持ボス19,19への組付性が
良好となる。
【0032】またスタンド9において,ハブ22及び支
持脚21,21間を連結する前部補強板23が,クラン
クケース10の起立ストッパ29に当接してスタンド9
の起立位置Aを規定するようにしたので,前部補強板2
3がストッパ板を兼ねることになり,スタンド9の構造
の簡素化に寄与し得る。
【0033】本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく,その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可
能である。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明の第1の特徴によれ
ば,エンジンと,出力軸に後輪を連結する変速機とから
なるパワーユニットのケーシングの前部に左右一対のハ
ンガアームを形成し,これらハンガアームを水平な枢軸
を介して車体フレームに回動可能に連結し,この車体フ
レーム及びパワーユニット間に該ユニットの上下揺動を
緩衝するリアクッションを取り付けた自動二輪車におい
て,左右一対の前記ハンガアームの基部に,これらハン
ガアームの,前記枢軸に支持される一対の軸受部の間隔
より狭い間隔で並ぶ左右一対のスタンド支持ボスを一体
に形成し,これらスタンド支持ボスにスタンドを起立位
置及び格納位置間で回動し得るように支軸を介して連結
したので,左右のハンガアームは,枢軸に支持される左
右両軸受部の間隔を極力大きく取ってパワーユニットの
ケーシングに一体に形成することにより,枢軸によるパ
ワーユニットの支持剛性を高め,パワーユニットに常に
安定した上下揺動姿勢を与えることができて,良好な乗
り心地を得ることができる。また上記両ハンガアームに
は,スタンドを支軸を介して支持する左右一対のスタン
ド支持ボスを一体に形成したことで,ケーシングにスタ
ンド支持ボスを特別に形成する必要がなくなり,ケーシ
ングの形状の単純化,延いてはその鋳造の容易化を図
り,コストの低減に寄与することができる。しかも,左
右のスタンド支持ボスは,左右のハンガアームの比較的
剛性の高い基部に,両軸受部の間隔より狭い間隔で並ぶ
ように形成されるので,これらスタンド支持ボスに連結
されるスタンドの基部を幅の狭いものとすることが可能
となり,スタンドの軽量化を図ることができ,リアクッ
ションの荷重負担の軽減をもたらし,乗り心地の向上に
寄与し得る。
【0035】また本発明の第2の特徴によれば,第1の
特徴に加えて,前記支軸に支持されるスタンドのハブを
一対のスタンド支持ボス間に配置したので,左右両スタ
ンド支持ボス間にスタンドのハブを配置することによ
り,短いハブの使用が可能となり,スタンドの軽量化を
より図ることができると共に,両スタンド支持ボス間で
のハブの位置決めが容易となり,スタンドの両スタンド
支持ボスへの組付性が良好となる。
【0036】さらに本発明の第3の特徴によれば,第1
又は第2の特徴に加えて,スタンドに,前記ハブ及び左
右の支持脚間を連結する補強板を設け,この補強板と当
接してスタンドの起立位置を規定する起立ストッパを前
記ハンガアームに形成したので,ハブ及び支持脚間を連
結する補強板が,スタンドの起立位置を規定するストッ
パ板を兼ねることになり,スタンドの構造の簡素化に寄
与し得る。
【0037】さらにまた本発明の第4の特徴によれば,
第1〜第3の特徴の何れかに加えて,左右の前記ハンガ
アームを,両者の間隔が前記軸受部から基部に向かって
狭くなるように平面視で略ハ字状に形成したので,左右
のハンガアームは枢軸との連結により,互いに横方向の
剛性を高めると共に,両ハンガアームの間隔の狭まった
基部に左右のスタンド支持ボスを形成することで,スタ
ンドの軽量化と,スタンドの強固な支持を達成すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスタンド装置を備えた自動二輪車の側
面図。
【図2】図1のスタンド装置周りの拡大側面図でスタン
ドの起立状態を示す。
【図3】スタンドの格納状態を示す,図2との対応図。
【図4】図3の底面図。
【図5】図4の5−5線断面図。
【図6】スタンドの背面図。
【図7】図6の7−7線断面図。
【図8】図6の8−8線断面図。
【符号の説明】
A・・・・・スタンドの起立位置 B・・・・・スタンドの格納位置 E・・・・・エンジン T・・・・・変速機 S・・・・・自動二輪車 L1・・・・左右のハンガアームの軸受部間隔 L2・・・・左右のスタンド支持ボス間隔 1・・・・・車体フレーム 6r・・・・後輪 8・・・・・リアクッション 9・・・・・スタンド 10・・・・ケーシング(クランクケース) 15・・・・枢軸(第2枢軸) 17・・・・ハンガアーム 17a・・・軸受部 21・・・・支持脚 22・・・・ハブ 23・・・・補強板(前部補強板) 25・・・・支軸 29・・・・起立ストッパ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン(E)と,出力軸に後輪(6
    r)を連結する変速機(T)とからなるパワーユニット
    (P)のケーシング(10)の前部に左右一対のハンガ
    アーム(17,17)を形成し,これらハンガアーム
    (17,17)を水平な枢軸(15)を介して車体フレ
    ーム(1)に回動可能に連結し,この車体フレーム
    (1)及びパワーユニット(P)間に該ユニット(P)
    の上下揺動を緩衝するリアクッション(8)を取り付け
    た自動二輪車において,左右一対の前記ハンガアーム
    (17,17)の基部に,これらハンガアーム(17,
    17)の,前記枢軸(15)に支持される一対の軸受部
    (17a,17a)の間隔(L1)より狭い間隔(L
    2)で並ぶ左右一対のスタンド支持ボス(19,19)
    を一体に形成し,これらスタンド支持ボス(19,1
    9)にスタンド(9)を起立位置(A)及び格納位置
    (B)間で回動し得るように支軸(25)を介して連結
    したことを特徴とする,自動二輪車におけるスタンド装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動二輪車におけるスタ
    ンド装置において,前記支軸(25)に支持されるスタ
    ンド(9)のハブ(22)を一対のスタンド支持ボス
    (19,19)間に配置したことを特徴とする,自動二
    輪車におけるスタンド装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の自動二輪車におけ
    るスタンド装置において,スタンド(9)に,前記ハブ
    (22)及び左右の支持脚(21,21)間を連結する
    補強板(23)を設け,この補強板(23)と当接して
    スタンド(9)の起立位置(A)を規定する起立ストッ
    パ(29)を前記ハンガアーム(17,17)に形成し
    たことを特徴とする,自動二輪車におけるスタンド装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れかに記載の自動二輪
    車におけるスタンド装置において,左右の前記ハンガア
    ーム(17,17)を,両者の間隔が前記軸受部(17
    a,17a)から基部に向かって狭くなるように平面視
    で略ハ字状に形成したことを特徴とする,自動二輪車に
    おけるスタンド装置。
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