JP2000062661A - 自動二輪車のセンタースタンド装置 - Google Patents

自動二輪車のセンタースタンド装置

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JP2000062661A
JP2000062661A JP10237777A JP23777798A JP2000062661A JP 2000062661 A JP2000062661 A JP 2000062661A JP 10237777 A JP10237777 A JP 10237777A JP 23777798 A JP23777798 A JP 23777798A JP 2000062661 A JP2000062661 A JP 2000062661A
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stand
stopper
motorcycle
center
stand device
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Yoshinobu Matsumoto
義信 松本
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Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】自動二輪車の車体からセンタースタンド装置を
取り外した場合における軽量化と空力性能の向上を図
り、かつ自動二輪車の駐輪時における後輪の浮き上がり
高さを調整可能にして駐輪時における安定性や整備性を
向上させる。また、スタンドストッパーの締結によって
センタースタンド装置の作動性が損なわれることを防止
するとともに、センタースタンド装置の組立性を向上さ
せる。 【解決手段】スタンドレバー18が軸支される左右一対の
支持部材(支持アーム16L,16R)に対し、軸状に形成
したスタンドストッパー29を着脱可能に架設し、その外
周にパイプ状のスペーサー部材40を着脱可能に設けた。
スタンドストッパー29は、その一端が一方の支持アーム
16Rに締結され、他端に形成された挿入部30が他方の支
持アーム16Lに形成された挿入穴36に密に挿入される。
挿入部30以外の部分の外径は挿入部30の外径よりも小さ
くされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動二輪車のセン
タースタンド装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、一般的な自動二輪車のセンター
スタンド装置の構造を示した分解斜視図である。このセ
ンタースタンド装置100 は、車体フレーム101 の中央下
部付近に設けられた左右一対の垂直板状の支持部材102,
103 の間にスタンド回動軸104が架設され、このスタン
ド回動軸104 にスタンドレバー105 の基端部に設けられ
たピボットパイプ106 が回動自在に軸支される。スタン
ドレバー105 は、その自由端105a側が下方に下ろされた
駐輪位置(図中の角度)と、自由端105a側が後方に跳ね
上げられた走行位置との間を自由に回動することができ
る。
【0003】また、左右の支持部材102,103 の間には軸
状のスタンドストッパー107 が架設されている。このス
タンドストッパー107 は、スタンド回動軸104 に平行し
て前上方に位置付けられ、その両端がそれぞれ左右の支
持部材102,103 に溶接されて固着されている。スタンド
レバー105 のピボットパイプ106 付近にはストッパープ
レート108 が固着されており、スタンドレバー105 が駐
輪位置に回動するとストッパープレート108 がスタンド
ストッパー107 に当接することによってスタンドレバー
105 のそれ以上の回動が規制される。
【0004】さらに、コイルスプリング状のスタンドス
プリング109 の一端がスタンドストッパー107 の外端に
係止され、他端がスタンドレバー105 の係止フック110
に係止される。このスタンドスプリング109 の付勢力に
より、スタンドレバー105 は駐輪位置または走行位置に
節度良く位置決めされる。なお、走行位置に回動したス
タンドレバー105 は車体側に設けられた図示しないクッ
ション部材に押し付けられて停止する。
【0005】自動二輪車を走行させる時はスタンドレバ
ー105 を走行位置に跳ね上げ、自動二輪車を駐輪させる
時はスタンドレバー105 を駐輪位置に回動させる。スタ
ンドレバー105 が駐輪位置に回動すると、自動二輪車の
後輪が持ち上がり、自動二輪車の車体が安定性良く支え
られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなセンタースタンド装置100 の場合、そのスタンドス
トッパー107 が左右の支持部材102,103 に固着されてい
て取り外しができないため、例えばサイドスタンド装備
時やレース走行時のように、センタースタンド装置100
を取り外しても構わない場合に、センタースタンド装置
100 を取り外すとスタンドストッパー107 が車体側に残
ってしまい、軽量化や空力性能の面で不利であった。
【0007】また、駐輪位置に置かれたスタンドレバー
105 の角度がスタンドストッパー107 の位置によって自
ずと定められてしまうため、駐輪時における自動二輪車
の後輪の浮き上がり高さを変更することができなかっ
た。従って、例えば前後輪のサスペンション装置の調整
を行い車高を変化させたような場合には、その調整量如
何によっては駐輪時における後輪の浮き上がり高さが過
大または過少になる場合があり、駐輪時における安定性
や整備性が損なわれる懸念があった。
【0008】本発明に係る自動二輪車のセンタースタン
ド装置は、このような問題点を解決するために発明され
たものであり、その第1の目的は、自動二輪車の車体か
らセンタースタンド装置を取り外した場合における軽量
化と空力性能の向上を図ることにある。
【0009】また、本発明に係る自動二輪車のセンター
スタンド装置の第2の目的は、自動二輪車の駐輪時にお
ける後輪の浮き上がり高さを調整可能にし、駐輪時にお
ける安定性や整備性を向上させることにある。
【0010】さらに、本発明に係る自動二輪車のセンタ
ースタンド装置の第3の目的は、スタンドレバーを駐輪
位置に位置決めするスタンドストッパーの締結によって
センタースタンド装置の作動性が損なわれることを防止
することにある。
【0011】そして、本発明に係る自動二輪車のセンタ
ースタンド装置の第4の目的は、センタースタンド装置
の組立性を向上させることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的を達成す
るため、本発明に係る自動二輪車のセンタースタンド装
置は、請求項1に記載したように、左右一対の支持部材
と、上記支持部材の間に架設されたスタンド回動軸と、
上記スタンド回動軸に基端部が軸支され、その自由端側
が下方に下ろされた駐輪位置と後方に跳ね上げられた走
行位置との間で回動可能に設けられたスタンドレバー
と、上記支持部材に設けられて上記スタンドレバーの回
動を駐輪位置で停止させるスタンドストッパーとを備え
て構成された自動二輪車のセンタースタンド装置におい
て、上記スタンドストッパーを左右の支持部材に対し着
脱可能にしたことを特徴とする。
【0013】また、前記第2の目的を達成するため、本
発明に係る自動二輪車のセンタースタンド装置は、請求
項2に記載したように、前記スタンドストッパーを左右
の支持部材に着脱可能に架設される軸状とし、このスタ
ンドストッパーの外周にパイプ状のスペーサー部材を着
脱可能に設けた。
【0014】さらに、前記第3の目的を達成するため、
本発明に係る自動二輪車のセンタースタンド装置は、請
求項3に記載したように、前記スタンドストッパーを軸
状に形成し、このスタンドストッパーの一端を一方の支
持部材に締結する一方、スタンドストッパーの他端を他
方の支持部材に形成した挿入穴に密に挿入した。
【0015】そして、前記第4の目的を達成するため、
本発明に係る自動二輪車のセンタースタンド装置は、請
求項4に記載したように、前記スタンドストッパーの一
端に、一方の支持部材に形成した挿入穴に密に挿入され
る挿入部を形成し、この挿入部以外の部分の外径を挿入
部の外径よりも小さくした。
【0016】請求項1に記載したように自動二輪車のセ
ンタースタンド装置を構成すれば、センタースタンド装
置を取り外す場合にスタンドストッパーも取り外すこと
ができるため、センタースタンド装置を取り外した後に
スタンドストッパーが車体側に残ることがなく、この点
で軽量化と空力性能の向上を図ることができる。
【0017】また、請求項2に記載したように自動二輪
車のセンタースタンド装置を構成した場合、軸状に形成
されたスタンドストッパーの外周にパイプ状のスペーサ
ー部材を着脱することにより、駐輪位置におけるスタン
ドレバーの角度が変化し、これに伴って駐輪時における
自動二輪車の後輪の浮き上がり高さが変化する。従っ
て、後輪の浮き上がり高さが最適値になるようにスペー
サー部材の肉厚を設定すれば、駐輪時における安定性や
整備性を向上させることができる。
【0018】さらに、請求項3に記載したように自動二
輪車のセンタースタンド装置を構成すれば、軸状に形成
されたスタンドストッパーの一端のみが一方の支持部材
に締結固定され、スタンドストッパーの他端は他方の支
持部材の挿入穴に密に挿入されるだけで固定はされない
ため、スタンドストッパーの締結によって左右の支持部
材の間隔が狭まることがなく、センタースタンド装置の
作動性も損なわれない。
【0019】そして、請求項4に記載したように自動二
輪車のセンタースタンド装置を構成すれば、スタンドス
トッパーの挿入部以外の部分の外径が挿入部の外径より
も小さいため、スタンドストッパーを支持部材の挿入穴
に挿入しやすくなり、センタースタンド装置の組立性を
向上させることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る
センタースタンド装置が適用された自動二輪車の一例を
示す左側面略図である。
【0021】この自動二輪車1の車体フレーム2は、例
えばツインパイプ形式であり、前頭部に位置するヘッド
パイプ3と、このヘッドパイプ3から後斜め下方に延び
る左右一対の太いメインパイプ4と、メインパイプ4の
後端に繋がる左右一対の板状のフレームボディー5と、
フレームボディー5の上部から後方に延びる細いパイプ
製のシートフレーム6とから構成されている。なお、左
右のフレームボディー5の間は上下2本のブリッジ部材
7,8により連結されている。
【0022】ヘッドパイプ3には前輪9を支持するフロ
ントフォーク10が回動自在に軸支される一方、左右のフ
レームボディー5間に架設されたピボット軸11にはスイ
ングアーム12が連結され、その後端に後輪13が軸支され
る。そして、フレームボディー5の下部にセンタースタ
ンド装置15が設けられている。図2はセンタースタンド
装置15を後方から見た分解斜視図であり、図3は図1の
III-III線に沿うセンタースタンド装置15の要部縦断面
図である。センタースタンド装置15は以下のように構成
されている。
【0023】まず、図2および図3に示すように、左右
のフレームボディー5の下部同士を連結しているブリッ
ジ部材8には左右一対の板状の支持アーム16L,16Rが
後斜め下方に延びるようにして一体的に設けられてい
る。これらの支持アーム16L,16Rは、特許請求の範囲
の請求項1に記載した支持部材の一例として機能するも
のである。これら左右の支持アーム16L,16Rの間には
スタンド回動軸17が架設され、このスタンド回動軸17に
スタンドレバー18の基端部が回動自在に軸支される。
【0024】スタンドレバー18はパイプ材等により略A
字形に形成されており、その基端部には車幅方向に沿う
ピボットパイプ20とストッパープレート21が左右一対の
補強板22と共に固着され、自由端側には左右一対の座板
23と左後方に突出するフットペダル24が設けられてい
る。そして、ピボットパイプ20がスタンド回動軸17に軸
支される。
【0025】スタンド回動軸17は長いボルト状であり、
例えば左側の支持アーム16Lの先端に形成された挿通穴
26から挿通されて右側の支持アーム16Rの先端に形成さ
れた雌ねじ27に締結される。なお、スタンド回動軸17と
ピボットパイプ20の間にはスペーサーパイプ28が介装さ
れるが、このスペーサーパイプ28の全長が左右の支持ア
ーム16L,16Rの内寸に等しく設定されているため、ス
タンド回動軸17の締結力はスペーサーパイプ28にのみ加
わり、ピボットパイプ20には加わらない。このため、ス
タンド回動軸17の締結により左右の支持アーム16L,16
Rの内寸が狭まることがなく、スタンドレバー18はスム
ーズに回動することができる。
【0026】さらに、左右の支持アーム16L,16Rの間
には軸状のスタンドストッパー29が架設される。このス
タンドストッパー29は左右の支持アーム16L,16Rに着
脱可能な軸状に形成されており、その一端に円柱状の挿
入部30が形成され、他端に雄ねじ31が形成されている。
挿入部30以外の中間部32も円柱状に形成されているが、
その外径は挿入部30よりも僅かに小さい。また、雄ねじ
31の外径は中間部32よりも小さく、両部31,32の間には
段差33が形成される。なお、挿入部30の端面には六角レ
ンチ穴34が形成されているが、この六角レンチ穴34の代
わりに六角ボルトの頭やドライバー穴等を形成してもよ
い。
【0027】スタンドストッパー29は、例えば左側の支
持アーム16Lの中間部に形成された挿入穴36に左方から
挿通され、その雄ねじ31の部分が右側の支持アーム16R
の中間部に形成された挿通穴37に挿通される。そして、
挿通穴37から右方に突出した雄ねじ31にナット38が締結
される。ナット38の締結により、スタンドストッパー29
の段差33の部分が右側の支持アーム16Rの左側面に当接
し、スタンドストッパー29が右側の支持アーム16Rに固
定される。スタンドストッパー29の挿入部30は左側の支
持アーム16Lの挿入穴36に密に挿入されるのみであり、
左側の支持アーム16Lには固定されない。
【0028】そして、スタンドストッパー29の外周に
は、必要に応じてパイプ状のスペーサー部材40が装着さ
れる。このスペーサー部材40は外径の異なるものが幾つ
か用意されるが、その内径はスタンドストッパー29の中
間部32の外周に密に嵌合される大きさに設定される。
【0029】図1に示すように、スタンドレバー18は、
その自由端側(座板23)が下方に下ろされた駐輪位置18
aと、後方に跳ね上げられた走行位置18bとの間を回動
する。スタンドレバー18が駐輪位置18aに回動すると、
ストッパープレート21がスタンドストッパー29(または
スペーサー部材40)に当接し、これによってスタンドレ
バー18が駐輪位置18aで停止する。
【0030】さらに、コイルスプリング状のスタンドス
プリング41の一端が、例えば右側の支持アーム16Rの右
側面に突設された係止フック42に係止され、他端がスタ
ンドレバー18の係止フック43に係止される。このスタン
ドスプリング41の付勢力により、スタンドレバー18は駐
輪位置18aまたは走行位置18bに節度良く位置決めされ
る。なお、走行位置18bに回動したスタンドレバー18は
車体側(排気マフラー等)に設けられた図示しないクッ
ション部材に押し付けられて停止する。
【0031】自動二輪車1を走行させる時はスタンドレ
バー18を走行位置18bに跳ね上げ、自動二輪車1を駐輪
させる時はフットペダル24を踏むと同時に自動二輪車1
の車体後部を引き上げてスタンドレバー18を駐輪位置18
aに回動させる。スタンドレバー18が駐輪位置18aに回
動すると自動二輪車1の後輪13が持ち上がり、自動二輪
車1の車体が安定性良く支えられる。なお、駐輪位置18
aではスタンドレバー18の自由端(座板23)がスタンド
回動軸17よりも前方に位置するため、自動二輪車1の車
重によりスタンドレバー18が駐輪位置18aから走行位置
18b側に自然回動することはない。
【0032】このセンタースタンド装置15により自動二
輪車1を駐輪させた時における後輪13の浮き上がり高さ
Hは、スタンドストッパー29に装着するスペーサー部材
40の外径により変化する。即ち、スペーサー部材40の外
径を小さくしたり、スペーサー部材40を装着しなけれ
ば、駐輪位置18aにおけるスタンドレバー18の、地面に
対する角度θが大きくなるため、後輪13の浮き上がり高
さHは小さくなる。また、スペーサー部材40の外径を大
きくすれば、上記角度θが小さくなるため、後輪13の浮
き上がり高さHが大きくなる。
【0033】従って、例えば前輪9および後輪13のサス
ペンション装置の調整を行って車高が変化したような場
合には、後輪13の浮き上がり高さHが最適値になるよう
な外径のスペーサー部材40をスタンドストッパー29に装
着すればよく、これによって後輪13の浮き上がり高さH
が過大または過少になることを防止して駐輪時における
自動二輪車1の安定性および整備性を向上させることが
できる。
【0034】また、このセンタースタンド装置15は、ス
タンドストッパー29が左右の支持アーム16L,16Rに対
し着脱可能に設けられているため、例えばサイドスタン
ド装備時やレース走行時のように、センタースタンド装
置15を取り外しても構わない場合には、スタンドストッ
パー29共々取り去ることができる。このため、センター
スタンド装置15を取り外した後にスタンドストッパー29
が車体側に残されることがなく、この点で自動二輪車1
の軽量化と空力性能の向上を図ることができる。
【0035】また、軸状に形成されたスタンドストッパ
ー29は、その一端(雄ねじ31)のみが一方の支持アーム
16Rに締結固定され、スタンドストッパー29の他端は他
方の支持アーム16Lの挿入穴36に密に挿入されるだけで
固定はされないため、スタンドストッパー29を締結して
も、その締結力により左右の支持アーム16L,16Rの間
隔が狭まることがなく、スタンドレバー18の回動性等が
阻害される懸念がない。従って、センタースタンド装置
15の作動性が損なわれることを防止できる。
【0036】さらに、スタンドストッパー29は、その中
間部32の外径が挿入部30よりも小さくされているため、
スタンドストッパー29を支持アーム16Lの挿入穴36に挿
入する際に長い中間部32を挿入穴36に通すのが容易であ
り、挿入穴36に密に挿入されるのは短い挿入部30の部分
のみなので、センタースタンド装置15の組立性を向上さ
せることができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る自動
二輪車のセンタースタンド装置は、スタンドレバーが軸
支される左右一対の支持部材に対し、スタンドレバーの
回動を駐輪位置で停止させるスタンドストッパーを着脱
可能に設けたので、自動二輪車の車体からセンタースタ
ンド装置を取り外した場合における軽量化と空力性能の
向上を図ることができる。
【0038】また、本発明に係る自動二輪車のセンター
スタンド装置は、上記スタンドストッパーを左右の支持
部材に着脱可能に架設される軸状とし、このスタンドス
トッパーの外周にパイプ状のスペーサー部材を着脱可能
に設けたので、自動二輪車の駐輪時における後輪の浮き
上がり高さを調整可能にして駐輪時における安定性や整
備性を向上させることができる。
【0039】さらに、本発明に係る自動二輪車のセンタ
ースタンド装置は、軸状に形成したスタンドストッパー
の一端を一方の支持部材に締結する一方、スタンドスト
ッパーの他端を他方の支持部材に形成した挿入穴に密に
挿入したため、スタンドストッパーの締結によってセン
タースタンド装置の作動性が損なわれることを防止する
ことができる。
【0040】また、本発明に係る自動二輪車のセンター
スタンド装置は、上記スタンドストッパーの一端に、一
方の支持部材に形成した挿入穴に密に挿入される挿入部
を形成し、この挿入部以外の部分の外径を挿入部の外径
よりも小さくしたため、スタンドストッパーの上記挿入
穴への挿入性を良くしてセンタースタンド装置の組立性
を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るセンタースタンド装置が適用され
た自動二輪車の一例を示す左側面略図。
【図2】本発明の一実施形態を示すセンタースタンド装
置の分解斜視図。
【図3】図1の III-III線に沿うセンタースタンド装置
の要部縦断面図。
【図4】従来の技術を示すセンタースタンド装置の分解
斜視図。
【符号の説明】
1 自動二輪車 15 センタースタンド装置 16L,16R 支持部材の一例として機能する支持アーム 17 スタンド回動軸 18 スタンドレバー 18a 駐輪位置 18b 走行位置 20 ピボットパイプ 21 ストッパープレート 28 スペーサーパイプ 29 スタンドストッパー 30 挿入部 36 挿入穴 40 スペーサー部材 41 スタンドスプリング

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右一対の支持部材と、上記支持部材の
    間に架設されたスタンド回動軸と、上記スタンド回動軸
    に基端部が軸支され、その自由端側が下方に下ろされた
    駐輪位置と後方に跳ね上げられた走行位置との間で回動
    可能に設けられたスタンドレバーと、上記支持部材に設
    けられて上記スタンドレバーの回動を駐輪位置で停止さ
    せるスタンドストッパーとを備えて構成された自動二輪
    車のセンタースタンド装置において、上記スタンドスト
    ッパー29を左右の支持部材(16L,16R)に対し着脱可
    能にしたことを特徴とする自動二輪車のセンタースタン
    ド装置。
  2. 【請求項2】 前記スタンドストッパー29を左右の支持
    部材(16L,16R)に着脱可能に架設される軸状とし、
    このスタンドストッパー29の外周にパイプ状のスペーサ
    ー部材40を着脱可能に設けた請求項1に記載の自動二輪
    車のセンタースタンド装置。
  3. 【請求項3】 前記スタンドストッパー29を軸状に形成
    し、このスタンドストッパー29の一端を一方の支持部材
    に締結する一方、スタンドストッパー29の他端を他方の
    支持部材に形成した挿入穴36に密に挿入した請求項1お
    よび2に記載の自動二輪車のセンタースタンド装置。
  4. 【請求項4】 前記スタンドストッパー29の一端に、一
    方の支持部材に形成した挿入穴36に密に挿入される挿入
    部30を形成し、この挿入部30以外の部分の外径を挿入部
    30の外径よりも小さくした請求項3に記載の自動二輪車
    のセンタースタンド装置。
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