JP2002321672A - 自動二輪車のスタンド装置 - Google Patents

自動二輪車のスタンド装置

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JP2002321672A
JP2002321672A JP2001132244A JP2001132244A JP2002321672A JP 2002321672 A JP2002321672 A JP 2002321672A JP 2001132244 A JP2001132244 A JP 2001132244A JP 2001132244 A JP2001132244 A JP 2001132244A JP 2002321672 A JP2002321672 A JP 2002321672A
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stopper
stand
exhaust device
motorcycle
exhaust
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JP2001132244A
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English (en)
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Fumihiro Onishi
文弘 大西
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Suzuki Motor Corp
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Suzuki Motor Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62HCYCLE STANDS; SUPPORTS OR HOLDERS FOR PARKING OR STORING CYCLES; APPLIANCES PREVENTING OR INDICATING UNAUTHORIZED USE OR THEFT OF CYCLES; LOCKS INTEGRAL WITH CYCLES; DEVICES FOR LEARNING TO RIDE CYCLES
    • B62H1/00Supports or stands forming part of or attached to cycles
    • B62H1/02Articulated stands, e.g. in the shape of hinged arms
    • B62H1/04Substantially U-shaped stands for embracing the rear wheel

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Exhaust Silencers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 排気装置の回転変位を防止しかつリヤサスペ
ンション等とのクリアランスを小さく設定することがで
き、また、バンク角の減少を招かない自動二輪車のスタ
ンド装置を提供する。 【解決手段】 前輪20を軸支したフロントフォーク1
9を支持するヘッドパイプ13が配設され、かつ、後輪
27を軸支したスイングアーム23を保持するメインフ
レーム14と、スイングアーム23に近接させた排気装
置Bと、スタンド部材47と、格納位置に移動したスタ
ンド部材47を位置決めする第1のストッパ37を設け
たスタンド装置Cとを有し、排気装置Bは、第1のスト
ッパ37が排気装置Bに当接するとき回転中心Оが与え
られ、スタンド装置Cは、回転中心Оを挟む一方の側に
第1のストッパ37を配設するとともに、第1のストッ
パ37とほぼ同時に排気装置Bに当接する第2のストッ
パ53を回転中心Оを挟む他方の側に配設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば大型の自動
二輪車のスタンド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば並列4気筒エンジンを搭載
した大型の自動二輪車には、図8に示すようなセンタス
タンド1が採用されている。
【0003】そのセンタスタンド1は、図示しないメイ
ンフレームの後瑞下部間に横設したクロスメンバ2に固
定されたブラケット3を介し、車両進行方向α前方から
後方に向けて幅広になるように配設された一対のスタン
ド部材4,4を、自動二輪車を駐輪させる駐輪位置と、
走行時に格納する格納位置との間で回動可能に軸支して
なるものである。なお、図8,9には、スタンド部材
4,4を格納位置に移動させた状態を示している。
【0004】上記スタンド部材4,4の各先端部には座
板4a,4aが固定されているとともに、それらの一方
のものの先端部近傍には、当該スタンド部材4,4の両
外側に配設した排気装置5,5の一方のものの下方を通
って延出させた足踏みレバー6が固定されている。
【0005】排気装置5,5は、一定の外径にした排気
管5a,5aに、排気ガス流れ方向上流側より下流側に
向けて大径になる前側マフラ部5b,5bと、この前側
マフラ部5b,5bよりも緩やかに太径となる後側マフ
ラ部5c,5cとからなるものである。排気装置5,5
の一方のものの前側マフラ部5bには、これの下部に、
ほぼ車体幅方向内方に突出したブラケット5d先端部下
面に、上記格納位置に移動されたスタンド部材4の座板
4aに当接して位置決めするストッパ7が配設されてい
る。
【0006】上記排気装置5,5は、排気管5a,5a
を介して、これの前方に配置されている図示しない集合
管とをゴム等のパッキンを介して嵌装連結されていると
ともに、クランプ8,8により挟持固定しているととも
に、後側マフラ部5c,5cの外周上部に突設されたブ
ラケット9,9を介して、図示しない車体フレームの一
部に浮動吊持されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、格納位置に移
動された一方のスタンド部材4に、排気装置5のストッ
パ7が当接すると、当該排気装置5は、排気管5aの連
結部分5a′と、上記ブラケット9とを結ぶ回転中心О
を中心として、図9に(ア)で示すように、排気装置5
の内方に配置されているリヤサスペンション10や図示
しないスイングアーム等に接近するように回転変位して
クリアランスaが小さくなる。
【0008】このため従来では、設計の段階において、
排気装置5とリアサスペンション10等とのクリアラン
スaを、その排気装置5の上記回転変位を考慮した比較
的広い値に設定していたので、排気装置5が車体幅方向
外方に突出した不体裁な外観になりやすく、さらには、
バンク角が減少するといった不具合が生じる。
【0009】これに対して、リヤサスペンション10等
とのクリアランスaを小さくしようとして、上記とは逆
に、ストッパ7を上記回転中心Оの外側において排気装
置5の一部に当接するようにすると、今度は排気装置5
が車体幅方向外方に突出するように回転変位することに
なり、この場合にも、バンク角を減少させてしまう。
【0010】そこで本発明は、ストッパが排気装置に当
接することによる当該排気装置の回転変位を防止すると
ともに、リヤサスペンション等とのクリアランスを小さ
く設定することができ、しかも、バンク角の減少を招く
ことがない自動二輪車のスタンド装置の提供を目的とし
ている。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は次の構成を有する。すなわち、本発明は、
前輪を軸支したフロントフォークを操向自在に支持する
ヘッドパイプが前端部に配設され、かつ、後輪を軸支し
たスイングアームを上下揺動自在に保持するとともに、
後方に向けて延出するシートレールが後瑞部に配設され
たメインフレームを備え、そのメインフレームに懸架固
定されたエンジンに連結されるとともに、そのエンジン
の下方を通りかつ上記スイングアームに近接させて車体
後方へ延出された排気装置と、上記メインフレームに上
下回動可能に取り付けられたスタンド部材とを有すると
ともに、そのスタンド部材を格納位置に移動させたと
き、上記排気装置に当接することにより当該スタンド部
材を位置決めする第1のストッパが設けられている自動
二輪車のスタンド装置において、上記排気装置は、上記
第1のストッパが排気装置に当接するとき回転中心が与
えられ、上記スタンド装置は、当該回転中心を挟む一方
の側に第1のストッパを配設するとともに、第1のスト
ッパとほぼ同時に上記排気装置に当接する第2のストッ
パを、上記回転中心を挟む他方の側に配設したことを特
徴としている。
【0012】この構成によれば、スタンド部材が格納位
置(ロ)に移動すると、第1のストッパが、スタンド部
材に当接するのとほぼ同時に、第2のストッパが、排気
装置に当接する。このとき、第1のストッパと第2のス
トッパとは、排気装置の回転中心を挟む一方の側に第1
のストッパが、また、その回転中心を挟む他方の側に第
2のストッパが相対的に配置されているので、回転中心
を中心として排気装置を回転させようとする力が相殺さ
れることになり、従って、排気装置の回転を防止でき
る。
【0013】第1のストッパと第2のストッパは、車両
平面視において、排気装置の回転中心に対し、ほぼ線対
称となる位置に配設した構成が好適である。
【0014】スタンド部材は、二又上の接地部分を有し
ており、これの基端部を中心として上下に揺動可能に軸
支されているとともに、一方の先端部近傍に足踏みレバ
ーを配設した構成にし、第1のストッパが上記一方の先
端部に位置して排気装置とスタンド部材との間で当接
し、かつ、第2のストッパが足踏みレバーの中間部に位
置して排気装置とスタンド部材との間で当接するように
配設することができる。
【0015】排気装置にブラケットを延設するととも
に、その先端部に第1のストッパを取り付けた構成にし
てもよい。
【0016】スタンド部材の足踏みレバー中間部に第2
のストッパを取り付け、排気装置に設けたストッパ受け
部に当接する構成にすることもできる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、図
面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に
係るスタンド装置を搭載した自動二輪車の側面図、図2
は、その自動二輪車の平面図、図3は、その背面図、図
4は、車体フレームと排気装置とを示す斜視図、図5
は、上記自動二輪車の排気装置,スタンド装置及びリア
サスペンションの配置関係を示す概略背面図、図6は、
その自動二輪車の排気装置とスタンド装置との配置関係
を示す概略平面図、図7は、スタンド装置の斜視図であ
る。
【0018】図1に示すように、自動二輪車Aは、下記
の車体フレーム11に並列4気筒エンジン(以下、単に
エンジンという)12を搭載したものである。
【0019】車体フレーム11は、図4に示すように、
前端のヘッドパイプ13から左右対で車体の左右幅近く
に広がりかつ後方に向けて後ろ下がりで延設した平面U
字形のメインフレーム14と、上記ヘッドパイプ13か
ら下方に向けて広がる正面逆V字形のダウンチューブ1
5と、このダウンチューブ15とメインフレーム14と
を連結するアンダーチューブ16と、上記メインフレー
ム14の後瑞上部に固着して後方に延出したシートレー
ル17と、このシートレール17とメインフレーム14
の後瑞下部との間に斜設されたリアパイプ18とからな
る。
【0020】上記ヘッドパイプ13には、フロントフォ
ーク19が操向自在に支承されているとともに、そのフ
ロントフォーク19の下端に前輪20が軸支され、ま
た、上端には操向ハンドル21が連結されている。な
お、22はフロントフェンダである。
【0021】上記メインフレーム14の後瑞部には、ス
イングアーム23,23がピボット24を中心として、
また、シートレール17及びリアパイプ18との間に装
架されたリアサスペンション25,25によって緩衝さ
れた状態で上下に回動可能に支持されている。なお、2
6はシートレール17に取着されたリアフェンダであ
る。
【0022】スイングアーム23,23の後端には後輪
27が回動自在に軸支されており、その後輪27のハブ
に固定されたドリブンチェーンスプロケット28と、前
記エンジン12側のドライブチェーンスプロケット(図
示しない)との間にチェーン29が張架されている。
【0023】エンジン12は、メインフレーム14の下
方に装架搭載されており、そのエンジン12の後側に
は、シリンダヘッド12aの給気ポート(図示しない)
に接続されたキャブレータ30が配設されている。
【0024】シリンダヘッド12aの前部には、4本の
エキゾーストパイプ31…が連結されており、それらエ
キゾーストパイプ31…は、当該シリンダヘッド12a
の前側から下方に延出されかつエンジン12の下方を通
り、かつ、集合管32を介してスイングアーム23,2
3の両外方に沿設された排気装置B,Bに連結されてい
る。
【0025】排気装置Bは、図4,6に示すように、一
定の外径にした排気管33と、ロール成形したテーパ状
のアウタボディ内にインナボディ(図示しない)を配設
したマフラ部34とからなり、そのアウタボディとイン
ナボディとの内外壁面で区画される空間内に、グラスウ
ール等が詰め込まれた構成になっている。
【0026】マフラ部34は、排気ガス流れ方向上流側
より下流側に向けて太径になるテーパ筒形の前側外管3
4′と、この前側外管34′よりも緩やかに太径になる
同じくテーパ筒形の後側外管34″とからなる。
【0027】上記集合管32と排気装置B,Bとは、排
気管33の連結口33′に配設した例えばゴム等の弾性
材からなるパッキン(図示しない)を介し、弾性的に嵌
合連結されているとともに、クランプ35,35により
嵌着されている。
【0028】前側外管34′の前側寄り下側部分には、
図4〜6に示すように、後述する第2のストッパ53を
受けるストッパ受け部36が固着されているとともに、
これの後側には、第1のストッパ37が配設されてい
る。
【0029】第1のストッパ37は、マフラ部34から
車体幅方向内方に向けて突設されたストッパブラケット
38の先端下面であって、後述するセンタスタンドCの
スタンド部材47の座板48に当接する位置に、ゴム等
の弾性材からなるストッパ部材39を取り付けてなるも
のである。
【0030】後側外管34″の前側寄り上側部分には、
起立脚40aに貫通孔(図示しない)を形成した、逆向
きイ字形のブラケット40が固着されており、これに弾
性支持部材41が取り付けられている。
【0031】弾性支持部材41は、車体幅方向両端に鍔
部42a,42aを突設しかつ中心にボルト孔42bを
形成した略円柱形の弾性材42と、これの両端面の輪郭
形状にほぼ一致する円形の挟持板43,43とからな
り、それら挟持板43,43の間に弾性材42を介挿し
た状態で、ブラケット40に螺着されるようになってい
る。そして、この弾性支持部材41の弾性材42を介し
て、前記リアパイプ18に固着されたフットレストブラ
ケット44,44に嵌装固定することにより、排気装置
B,Bを浮動吊持している。このブラケット44は、そ
の下部を上部に対し車体幅方向外側に向けて高くなって
いる。
【0032】すなわち、排気装置B,Bは、排気管33
の連結口33′と、ブラケット40とを通り、かつ、回
転中心Оを中心として回転可能に浮動支持された状態に
なっている。上記回転中心Оは、本実施形態において
は、車体平面視において車両進行方向前方から後方に向
けて車体幅方向外方に向かい、かつ、車体背面視におい
て車両進行方向前方から後方に向けて高くなっている。
即ち、車体側面視においても車両進行方向前方から後方
に向けて高くなっている。
【0033】上記メインフレーム14の後瑞下部にはク
ロスメンバ45が横設されており、そのクロスメンバ4
5に、スタンド装置であるセンタスタンドCが配設され
ている。
【0034】センタスタンドCは、図7に詳細を示すよ
うに、上記クロスメンバ45の車両進行方向後方に向け
て突設したスタンドブラケット46,46と、これらの
間に横架した回動軸47aに上下回動可能に軸支した一
対のスタンド部材47,47とからなり、それらスタン
ド部材47,47は、ほぼ垂直にした駐輪位置(イ)
と、ほぼ水平にした格納位置(ロ)との間で回動可能に
なっている。
【0035】スタンド部材47,47は、スタンドブラ
ケット46に軸支した基端部から先端部に向けて次第に
幅広になり、かつ、車両平面視においてスイングアーム
23,23に重なる緩やかなS字形に曲成延出されてお
り、これらの先端部に車両側面視で略コ字形の座板4
8,48が固着されている。
【0036】スタンド部材47,47間には、これらの
基端部寄りに連結部材49が横設されており、その連結
部材49に突設した突片50とスタンドブラケット46
との間にリターンスプリング51が介設されている。
【0037】センタスタンドCが格納位置(ロ)にある
とき、上記スタンド部材47,47の一方のものの先端
部には、車体幅方向でかつスイングアーム23に沿設し
た排気装置B,Bよりも外方に延び、かつ、車両正面視
で略L字形に曲成した足踏みレバー52が突設されてお
り、その足踏みレバー52の中間部分に、円柱形にした
ゴム等の弾性材からなる第2のストッパ53が突設され
ている。この第2のストッパ53は、前側外管34′に
配設したストッパ受け部36に当接する位置に、従って
また、排気装置Bの回転中心Оを挟む他方の側に配置さ
れている。
【0038】上記第2のストッパ53と第1のストッパ
37とは、車両平面視及び車両背面視において、排気装
置Bの回転中心Оを挟む一方の側に第1のストッパ37
が、また、その回転中心Оを挟む他方の側に第2のスト
ッパ53が相対的に配置されている。本実施形態におい
ては、車両平面視において、第1のストッパ37と第2
のストッパ53とを、上記回転中心Оを挟み、ほぼ線対
称に配置している。さらに、第1のストッパ37が、格
納位置(ロ)に移動されたスタンド部材47の座板48
に当接するのとほぼ同時に、第2のストッパ53が、排
気装置Bのストッパ受け部36に当接するようになって
いる。
【0039】上記構成からなるスタンド装置の動作につ
いて説明する。自動二輪車Aを走行させるときには、ス
タンド部材47,47を格納位置(ロ)に跳ね上げ、ま
た、当該自動二輪車Aを駐輪させるときには、足踏みレ
バー52を踏むと同時に自動二輪車Aの車体後部を引き
上げてスタンド部材47,47を駐輪位置(イ)に回動
させる。
【0040】スタンド部材47,47が駐輪位置(イ)
に回動すると、自動二輪車Aの後輪27が持ち上がり、
車体が安定した状態で支えられる。なお、駐輪位置
(イ)ではスタンド部材47,47の座板48,48
が、そのスタンド部材47,47の回動中心よりも前方
に位置するため、自動二輪車Aの車重によって、スタン
ド部材47,47が駐輪位置(イ)から格納位置(ロ)
側に自然回動することはない。
【0041】スタンド部材47,47が格納位置(ロ)
に回動すると、第1のストッパ37が、スタンド部材4
7,47の一方のものの座板48に当接するのとほぼ同
時に、第2のストッパ53が、排気装置Bのストッパ受
け部36に当接する。このとき、車両平面視及び車両背
面視において、排気装置Bの回転中心Оを挟む一方の側
に第1のストッパ37が、また、その回転中心Оを挟む
他方の側に第2のストッパ53が相対的に配置されてい
るので、排気装置Bを、回転中心Оを中心として回転さ
せようとする力が相殺されることになる。
【0042】従って、従来のように、設計の段階におい
て、排気装置Bとリアサスペンション等とのクリアラン
スを、その排気装置Bの上記回転変位を考慮した比較的
広い値に設定しておく必要がない。このため、排気装置
Bを車体幅方向外方に突出させなくともよいので、体裁
のよい外観にすることができ、さらには、バンク角を減
少させることもない。
【0043】なお、本発明は前述した実施形態に限るも
のではなく、その要旨の範囲内で様々な変形実施が可能
である。上記においては、第1のストッパが、排気装置
の回転中心を挟む一方の側に配設されており、当該第1
のストッパとほぼ同時に上記排気装置に当接する第2の
ストッパを、上記排気装置の回転中心を挟む他方の側に
配設した構成のものを例として説明したが、要するに、
上記第1のストッパが排気装置に当接したとき、当該排
気装置に生ずる回転力、従ってまた、回転力を相殺しか
つその第1のストッパとほぼ同時にその排気装置に当接
する第2のストッパを上記スタンドに配設した構成にな
っていればよい。
【0044】
【発明の効果】請求項1〜5記載の発明によれば、次の
効果を得ることができる。スタンド部材が格納位置に移
動すると、第1のストッパが、スタンド部材に当接する
のとほぼ同時に、第2のストッパが排気装置に当接す
る。このとき、第1のストッパと第2のストッパとは、
排気装置の回転中心を挟む一方の側に第1のストッパ
が、また、その回転中心を挟む他方の側に第2のストッ
パが相対的に配置されているので、回転中心を中心とし
て排気装置を回転させようとする力が相殺されることに
なり、排気装置の回転を防止できる。
【0045】従って従来のように、設計の段階におい
て、排気装置とリアサスペンション等とのクリアランス
を、その排気装置の回転変位を考慮した比較的広い値に
設定しておく必要がない。このため、排気装置を車体幅
方向外方に突出させなくともよいので、体裁のよい外観
にすることができ、さらには、バンク角を減少させるこ
ともない。
【0046】さらには、排気装置の連結口に加わる負荷
を軽減できるとともに、その負荷の軽減に伴ってより安
価なコネクタを採用することができ、しかも、コネクタ
の長寿命化を図ることができる。
【0047】請求項1〜5記載の発明で得られる共通の
効果に加え、各請求項記載の発明によれば次の効果を得
ることができる。請求項2記載の発明によれば、平面視
において排気装置の回転中心に対して、第1のストッパ
と第2のストッパとを線対称配置にしているので、それ
らのストッパが当接することによる排気装置のねじれを
防止できる。
【0048】請求項3記載の発明によれば、足踏みレバ
ーの中間部に第2のストッパを取り付けているので、第
2のストッパを取り付けるための専用のステーを設ける
ことなく、従って、スタンド装置全体の重量を軽減でき
る。また、スタンド装置全体の重量を軽減できることに
より、スタンド部材を格納位置に移動させたとき、スト
ッパから排気装置に与える衝撃力を軽減できる。
【0049】請求項4記載の発明によれば、排気装置に
ブラケットを延設するとともに、その先端部に第1のス
トッパを取り付けているので、スタンド装置の重量をさ
らに低減でき、衝撃を減少させられる。
【0050】請求項5記載の発明によれば、スタンド部
材の足踏みレバー中間部に第2のストッパを取り付ける
とともに、この第2のストッパに当接可能なストッパ受
け部を排気装置に設けているので、足踏みレバーに加え
られる衝撃力を小さくでき、さらにスタンド装置の重量
を低減することができる。
【0051】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るスタンド装置を搭載
した自動二輪車の側面図である。
【図2】同上の自動二輪車の平面図である。
【図3】その背面図である。
【図4】車体フレームと排気装置とを示す斜視図であ
る。
【図5】同上の自動二輪車の排気装置,スタンド装置及
びリアサスペンションの配置関係を示す概略背面図であ
る。
【図6】同上の自動二輪車の排気装置とスタンド装置と
の配置関係を示す概略平面図である。
【図7】スタンド装置の斜視図である。
【図8】従来の自動二輪車の排気装置とスタンド装置と
の配置関係を示す概略平面図である。
【図9】従来の自動二輪車の排気装置,スタンド装置及
びリアサスペンションの配置関係を示す概略部分背面図
である。
【符号の説明】
12 エンジン 13 ヘッドパイプ 14 メインフレーム 17 シートレール 19 フロントフォーク 20 前輪 23 スイングアーム 27 後輪 36 ストッパ受け部 37 第1のストッパ 38 ブラケット 47 スタンド部材 52 足踏みレバー 53 第2のストッパ B 排気装置 C スタンド装置であるセンタスタンド О 回転中心 (ロ) 格納位置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前輪を軸支したフロントフォークを操向
    自在に支持するヘッドパイプが前端部に配設され、か
    つ、後輪を軸支したスイングアームを上下揺動自在に保
    持するとともに、後方に向けて延出するシートレールが
    後瑞部に配設されたメインフレームを備え、 そのメインフレームに懸架固定されたエンジンに連結さ
    れるとともに、そのエンジンの下方を通りかつ上記スイ
    ングアームに近接させて車体後方へ延出された排気装置
    と、上記メインフレームに上下回動可能に取り付けられ
    たスタンド部材とを有するとともに、そのスタンド部材
    を格納位置に移動させたとき、上記排気装置に当接する
    ことにより当該スタンド部材を位置決めする第1のスト
    ッパが設けられている自動二輪車のスタンド装置におい
    て、 上記排気装置は、上記第1のストッパが排気装置に当接
    するとき回転中心が与えられ、上記スタンド装置は、当
    該回転中心を挟む一方の側に第1のストッパを配設する
    とともに、第1のストッパとほぼ同時に上記排気装置に
    当接する第2のストッパを、上記回転中心を挟む他方の
    側に配設したことを特徴とする自動二輪車のスタンド装
    置。
  2. 【請求項2】 第1のストッパと第2のストッパは、車
    両平面視において、排気装置の回転中心に対し、ほぼ線
    対称となる位置に配設されている請求項1記載の自動二
    輪車のスタンド装置。
  3. 【請求項3】 スタンド部材は、二又状の接地部分を有
    し、これの基端部を中心として上下に揺動可能に軸支さ
    れているとともに、一方の先端部近傍に足踏みレバーが
    配設されており、第1のストッパが上記一方の先端部に
    位置して排気装置とスタンド部材との間で当接し、か
    つ、第2のストッパが足踏みレバーの中間部に位置して
    排気装置とスタンド部材との間で当接するように配設さ
    れていることを特徴とする請求項1又は2記載の自動二
    輪車のスタンド装置。
  4. 【請求項4】 排気装置にブラケットを延設するととも
    に、その先端部に第1のストッパを取り付けていること
    を特徴とする請求項3記載の自動二輪車のスタンド装
    置。
  5. 【請求項5】 スタンド部材の足踏みレバー中間部に第
    2のストッパを取り付け、排気装置に設けたストッパ受
    け部に当接することを特徴とする請求項3又は4記載の
    自動二輪車のスタンド装置。
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