JP4693695B2 - 自動二輪車のマフラ構造 - Google Patents
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Description
この発明によれば、マフラが、エンジンと後輪との間に位置した第一マフラ部と、後輪の側方に延在した第二マフラ部と、各マフラ部を一体に連結する連結部とを備え、排気管が、車体中心下方を通って第一マフラ部に接続されるので、マフラに必要な容量を後輪の前と横に分散させた形となり、クランクケースと後輪の間に同一容量のマフラを配置したものと比べると、ホイールベースを長くする必要がなく、車両の小型化が図られ、かつ、排気管の曲げが大きくならず、排気管の加工や精度の確保が容易となる。
また、上記構成において、排気管(63)が、第一マフラ部(91)の接続部に対し、前方下方から斜め上向きに挿入されていることが好ましい。この構成によれば、排気管の曲げが大きくならず、排気抵抗を低減できると共に、排気管を第一マフラ部の上下ケースのつなぎ目に干渉しない位置に連結することができる。
また、上記構成において、前記第二マフラ部(92)に、車体に対して斜め下方、かつ斜め外側方に向いたテールパイプが接続されていることが好ましい。この構成によれば、排気の巻き込みが少なくなり、排気ガスによる車体後部の汚れを少なくすることができる。
また、マフラが、上ケースと下ケースの上下合わせで形成されるので、マフラの製造や組み立てが容易となり、生産性が向上する。
また、排気管が、第一マフラ部の接続部に対し、前方下方から斜め上向きに挿入されるので、排気管の曲げが大きくならず、排気抵抗を低減できると共に、排気管を第一マフラ部の上下ケースのつなぎ目に干渉しない位置に連結することができる。
また、連結部にメインスタンドのストッパが配置されるので、ストッパが第一マフラ部及び第二マフラ部の連結を補強する補強部材を兼ねることができる。
また、第二マフラ部に、車体に対して斜め下方、かつ斜め外側方に向いたテールパイプが接続されるので、排気の巻き込みが少なくなり、排気ガスによる車体後部の汚れを少なくすることができる。
図1は、本実施形態に係る自動二輪車の側面図を示している。
この自動二輪車1は、車体フレーム2と、車体フレーム2の前端に取り付けられたヘッドパイプ20により回動自在に支持された左右一対のフロントフォーク3と、フロントフォーク3の上端部に取り付けられた操舵用のハンドル4と、フロントフォーク3の下端部に回転自在に支持された前輪5と、車体の略中央で車体フレーム2に支持されたエンジン6と、車体フレーム2に上下に揺動自在に支持されたリヤフォーク7と、このリヤフォーク7の後端部に回転自在に支持された後輪8と、リヤフォーク7の後部と車体フレーム2との間に配設された左右のリヤクッション9と、車体フレーム2の後部上方に支持された燃料タンク10と、車体フレーム2に支持された収納ボックス11と、この収納ボックス11上に配置されたシート12と、シート12の後方に配置されたグラブレール13と、車体フレーム2を覆う合成樹脂製の車体カバー14とを備えている。
また、筒状ケース81には、当該ケース81の上面及び下面(上ケース81A及び下ケース81B)を部分的にケース内側に凹ますことによって、上下一対の凹部81C、81Dが一体に形成され、これら凹部81C、81Dによって触媒85を上下から挟んで保持している。
このため、エンジン6から排出された排気ガスは、前部排気管62を通って触媒チャンバ80内に入り、図3(A)に矢印で示すように、触媒85の側面に向かって流れた後、触媒85の周囲の隙間を通って触媒85内に入り、ここで炭化水素と一酸化炭素と酸化窒素等が酸化、還元反応によって除去された後、ガイドキャップ84を通って後部排気管63内に流れる。なお、ハニカム三元触媒に代えて、パンチングパイプに、白金、パラジウム、ロジウム等を担持させたヒートチューブを適用してもよい。
この筒状本体100の上ケース100Aには、当該ケース100Aの前後に各々ステー101、102が取り付けられ、これらステー101、102を介して筒状本体100が車体フレーム2に支持されている。また、下ケース100Bには、連結部93の下面に相当する位置に、ストッパ103が溶接により接合され、このストッパ103は、メインスタンド30が収納位置に回動した際にメインスタンド30のストッパ部30Cが当接してメインスタンド30のストッパとして機能する。
この排気管連結管120は、図8に示すように、その周面に複数の開口孔120Aが形成されると共に、その後端の開口がプレート120B(図7(A)参照)で塞がれ、後部排気管63から排出された排気ガスを上記複数の開口孔120Aから排出させて第一マフラ部91のチャンバ91A(膨張室R1に相当)内で膨張させ、チャンバ91A内の排気ガスを第二マフラ部92へ流す。
第二隔壁131には、第一連通管132と干渉しない位置、より具体的には、第一連通管132より車体外側にずれた位置に、第二連通管133が貫通して固定され、この第二連通管133により第二膨張室R2と第三膨張室R3とが連通される。
この第三連通管134は、図7(B)に示すように、車体後方斜め下に傾くと共に、図7(A)に示すように、車体側方斜め下に傾く傾斜で第二隔壁131を貫通し、図9に示すように、下ケース100Bの後端壁100B2を貫通して第二隔壁131と後端壁100B2とに溶接により固定されている。これによって、テールパイプが車体に対して斜め下方、かつ斜め外側方に向けて配置され、排気の巻き込みが少なくなり、排気ガスによる車体後部の汚れを少なくすることができる。
このように、排気ガスを第一マフラ部91のチャンバ91Aで膨張させた後、第二マフラ部92内で排気ガスの流れを反転させて複数の膨張室R2、R3で膨張させるので、第一マフラ部91及び第二マフラ部92のマフラ容量を大きく確保することができ、排気音を十分に低減することができる。
しかも、後部排気管63が、車体中心下方を通ってエンジン6の後方で車体斜め上方に屈曲して第一マフラ部91に接続されるので、排気管の曲げが大きくならず、排気管の加工や精度の確保が容易となり、かつ、排気抵抗が低減される。
また、第一マフラ部91と第二マフラ部92とを連結する連結部93にメインスタンド30のストッパ103を配置したので、このストッパ103が上記マフラ部91、92の連結を補強する補強部材を兼ねることができる。
また、テールパイプが車体に対して斜め下方、かつ斜め外側方に向けて第二マフラ部92に配置されるので、排気の巻き込みが少なくなり、排気ガスによる車体後部の汚れを少なくすることができる。
また、本構成では、触媒チャンバ80の筒状ケース81の上下を凹ませて凹部81C、81Dを形成し、これら凹部81C、81Dによって触媒85を保持したので、触媒85を固定する別の固定部材を必要とせず、製作コストを低減することができる。しかも、触媒チャンバ80を2つのケース81A、81Bを上下合わせで接合して形成したので、ケース81A、81Bを接合すれば触媒85を保持でき、触媒85の組み付けを容易に行うことができる。
また、上述の実施形態では、シリンダが水平に配置された水平単気筒エンジンを搭載する自動二輪車に本発明を適用する場合を説明したが、これに限らず、シリンダが直立した直立エンジンや多気筒エンジンを搭載する自動二輪車に広く適用することができる。
2 車体フレーム
6 エンジン(水平エンジン)
30 メインスタンド
31 サイドスタンド
42A シリンダ
43A 吸気ポート
43B 排気ポート
60 排気ユニット
61 排気管
62 前部排気管
63 後部排気管
80 触媒チャンバ
82 側面開口部
83 開口部
85 触媒
90 マフラ
91 第一マフラ部
91A チャンバ
92 第二マフラ部
93 連結部
103 ストッパ
L0 車体右傾斜面
Claims (4)
- 車体フレームに支持したエンジンから延びる排気管に連結されたマフラ(90)を備えた自動二輪車のマフラ構造において、
前記マフラ(90)は、エンジンと後輪との間に位置した小容量の第一マフラ部(91)と、前記第一マフラ部(91)の容量よりも容量が大きく、かつ前記第一マフラ部(91)の前後長よりも長く形成され、後輪の側方に延在した第二マフラ部(92)と、各マフラ部(91,92)を一体に連結する連結部(93)とを備え、
前記第一マフラ部(91)、前記連結部(93)及び前記第二マフラ部(92)が、上ケース(100A)と下ケース(100B)とにより一体的に形成され、上ケース(100A)と下ケース(100B)の上下合わせで前記マフラ(90)が形成され、
前記排気管(63)が、車体中心下方を通って、前記第一マフラ部(91)に接続されていることを特徴とする自動二輪車のマフラ構造。 - 前記排気管(63)が、第一マフラ部(91)の接続部に対し、前方下方から斜め上向きに挿入されていることを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車のマフラ構造。
- 前記連結部(93)にメインスタンド(30)のストッパ(103)が配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の自動二輪車のマフラ構造。
- 前記第二マフラ部(92)に、車体に対して斜め下方、かつ斜め外側方に向いたテールパイプが接続されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の自動二輪車のマフラ構造。
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