JP2000280970A - 原動機付き自転車における排気装置 - Google Patents

原動機付き自転車における排気装置

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JP2000280970A
JP2000280970A JP11088183A JP8818399A JP2000280970A JP 2000280970 A JP2000280970 A JP 2000280970A JP 11088183 A JP11088183 A JP 11088183A JP 8818399 A JP8818399 A JP 8818399A JP 2000280970 A JP2000280970 A JP 2000280970A
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JP
Japan
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engine
exhaust pipe
seat post
muffler
rear wheel
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JP11088183A
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English (en)
Inventor
Masahiro Kuroki
正宏 黒木
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ダウンフレームの後端から上方に延びるシート
ポストを備える車体フレームに、エンジンが搭載される
原動機付き自転車において、排気管の長さおよびマフラ
ーの容積を充分に確保して、エンジン性能を高めるとと
もに充分な消音効果を得る。 【解決手段】前輪WF および後輪WR 間の中間部で車体
フレーム10の下部に取付けられるエンジンEに接続さ
れる排気管31が、エンジンEの下方を経て後輪WR
に延設され、円筒状のハウジング33内に膨張室が形成
されて排気管31に接続されるマフラー32が、シート
ポスト13および後輪WR 間でシートポスト13に沿っ
て後傾して縦置き配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、前輪を操向可能に
支承するヘッドパイプ、ヘッドパイプから後下りに延び
るダウンフレーム、ならびに該ダウンフレームの後端か
ら上方に延びるシートポストを備える車体フレームに、
エンジンが搭載される原動機付き自転車において、その
排気装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる原動機付き自転車は、たと
えば特開昭61−36082号公報等で既に知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の原動機付き
自転車では、エンジンが後輪の直前で車体フレームに搭
載され、マフラーが、該エンジンの下方に配置されてい
る。このため、エンジンおよびマフラーを結ぶ排気管の
管長が短く、またマフラーの容積を充分に確保すること
ができず、排気管圧力の増大によるエンジンの出力不足
を招いたり、充分な消音効果が得られなかったりする。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、排気管の長さおよびマフラーの容積を充分に
確保して、エンジン性能を高めるとともに充分な消音効
果を得るようにした原動機付き自転車における排気装置
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、前輪を操向可能に支承するヘッドパイ
プ、ヘッドパイプから後下りに延びるダウンフレーム、
ならびに該ダウンフレームの後端から上方に延びるシー
トポストを備える車体フレームに、エンジンが搭載され
る原動機付き自転車において、前記前輪および後輪間の
中間部で車体フレームの下部に取付けられるエンジンに
接続される排気管が、前記エンジンの下方を経て後輪側
に延設され、円筒状のハウジング内に膨張室が形成され
るマフラーが、前記シートポストおよび後輪間で前記シ
ートポストに沿って後傾して縦置き配置されるとともに
前記排気管の下流端に接続されることを特徴とする。
【0006】このような構成によれば、エンジンおよび
マフラー間の長さを比較的大きく設定して排気管の長さ
を充分に大きくすることができ、またハウジングが単純
な円筒状であるマフラーをシートポストおよび後輪間で
縦置き配置することにより、マフラーの容積を充分に大
きく設定することができ、エンジン性能の向上を図ると
ともに、充分な消音効果を得ることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付の図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明す
る。
【0008】図1〜図3は本発明の一実施例を示すもの
であり、図1は原動機付き自転車の一部切欠き側面図、
図2は図1の2矢視拡大図、図3は図2の3−3線断面
図である。
【0009】先ず図1において、この原動機付き自転車
の車体フレーム10は、その前端のヘッドパイプ11
と、ヘッドパイプ11から後下りに延びるダウンフレー
ム12と、ヘッドパイプ11と平行にしてダウンフレー
ム12の後端上部から上方に延びるシートポスト13と
を備え、ヘッドパイプ11、ダウンフレーム12および
シートポスト13は、アルミニウム合金等により一体に
鋳造成形される。
【0010】ヘッドパイプ11にはフロントフォーク1
4が操向可能に支承され、該フロントフォーク14の下
端に前輪WF が軸支され、フロントフォーク14の上端
に操向ハンドル15が設けられる。またダウンフレーム
12の後端から後方に延出される左、右一対のリヤフォ
ーク16…の後端間に後輪WR が軸支され、シートポス
ト13の上下方向中間部および両リヤフォーク16…の
後端間に左、右一対のステー17…が設けられる。
【0011】シートポスト13は筒状に形成されるもの
であり、支持パイプ18が上方からシートポスト13に
差込まれるとともに、上下位置を調節可能としてシート
ポスト13に固定される。しかも支持パイプ18の上端
には、運転者が座乗するためのサドル19が装着され
る。
【0012】ダウンフレーム12の前半部は、下方を開
放した略U字状の横断面形状を有するように形成されて
おり、該ダウンフレーム12の前半部内には、燃料タン
ク20が収納され、該燃料タンク20が上端に備えるキ
ャップ21がダウンフレーム12から上方に突出され
る。
【0013】ダウンフレーム12の後部には、ペダルシ
ャフト22が回転自在に支承されており、該ペダルシャ
フト22の両端には、サドル19に座った運転者が踏む
ためのペダル23…がダウンフレーム12の両側に配置
されるようにして固着される。しかも原動機付き自転車
の走行方向前方を向いた状態で、ダウンフレーム12の
右側には駆動スプロケット24がペダルシャフト22と
同軸に配置されており、後輪WR に同軸に設けられた被
動スプロケット25と、前記駆動スプロケット24とに
無端状のチェーン26が巻掛けられる。
【0014】車体フレーム10において、前輪WF およ
び後輪WR 間の中間部に位置する部分の下部、すなわち
ダウンフレーム12の下部には、運転者による前記ペダ
ル23…の踏込み力をアシストする動力を発揮するエン
ジンEが、ダウンフレーム12の一部をエンジン本体2
7の構成要素とするようにして設けられる。
【0015】エンジン本体27の前方側上部には、気化
器28が吸気管29を介して接続されており、気化器2
8の入口はダウンフレーム12内に設けられたエアクリ
ーナ30に接続される。
【0016】エンジンEの前方側下部には排気管31の
上流端が接続され、該排気管31は、エンジンEの下方
を経て後輪WR 側に延設され、シートポスト13および
後輪WR 間でシートポスト13とほぼ平行となるように
後傾して縦置き配置されるマフラー32に、前記排気管
31の下流端が接続される。
【0017】図2および図3において、マフラー32の
ハウジング33は、両端を閉じた円筒状に形成されてお
り、このハウジング32の内面の軸線方向に間隔をあけ
た2箇所には隔壁34,35が固着され、一方の隔壁3
4とハウジング33の一端壁との間には第1膨張室36
が形成され、他方の隔壁35とハウジング33の他端壁
との間には第2膨張室37が形成され、両隔壁34,3
5間には第3膨張室38が形成される。
【0018】第1膨張室36に対応する部分でハウジン
グ33の内面側には、ハウジング33の内面との間に吸
音材39を挟むようにして多孔板40が固着され、また
第2膨張室37に対応する部分でハウジング33の内面
側には、ハウジング33の内面との間に吸音材41を挟
むようにして多孔板42が固着される。
【0019】排気管31の下流端部は、ハウジング33
の他端壁および両隔壁33,34の中心部を気密に貫通
して第1膨張室36に突入され、排気管31の下流端開
口部は、ハウジング33の一端壁に近接した位置に配置
される。
【0020】また第1および第2膨張室36,37間
は、隔壁34,35を気密に貫通して隔壁34,35に
固着される第1連絡管43を介して連通され、第2およ
び第3膨張室37,38間は、隔壁35を気密に貫通し
て該隔壁35に固着される第2連絡管44を介して連通
される。
【0021】さらに第3膨張室38に上流端を開口した
最終排気管45が、両隔壁33,34およびハウジング
33の他端壁を気密に貫通して外部に延設されており、
ハウジング33の外部で最終排気管45は彎曲加工さ
れ、最終排気管45の下流端は後方側に向くことにな
る。
【0022】このようなマフラー32は、第1膨張室3
6が上方位置となるようにしてシートポスト13および
後輪WR 間で縦置き配置され、左、右一対のステー1
6,16間を結ぶクロスパイプ46に、ハウジング33
に固着されたブラケット47がボルト48によって締結
される。
【0023】次にこの実施例の作用について説明する
と、前輪WF および後輪WR 間の中間部で車体フレーム
10の下部に取付けられるエンジンEに排気管31が接
続され、該排気管31がエンジンEの下方を経て後輪W
R 側に延設され、車体フレーム10のシートポスト13
および後輪WR 間に配置されるマフラー32が、排気管
31の下流端に接続される。したがってエンジンEおよ
びマフラー32間の長さを比較的大きく設定して排気管
31の長さを充分に大きくすることができる。
【0024】またマフラー32は、円筒状のハウジング
33内に第1〜第3膨張室36〜38が形成されるよう
に構成されるものであり、ハウジング33が単純な円筒
状であるマフラー32をシートポスト13および後輪W
R 間で縦置き配置することにより、マフラー32の製作
を容易とするとともに後輪WR およびシートポスト13
間の間隔を短縮しつつ、マフラー32の容積を充分に大
きく設定することができる。
【0025】この結果、排気管31の長さを充分に大き
くするとともに、マフラー32の容積を充分に大きく設
定して、エンジンEの性能の向上を図るとともに充分な
消音効果を得ることができる。
【0026】しかもマフラー32は、円筒状であるので
製作が容易であり、また表面の剛性を高くして騒音防止
に有利な形状としながらハウジング33の長さを変化さ
せることにより、エンジンEの排気量に応じた容積の調
節が可能である。
【0027】また縦置き配置されたマフラー32におけ
るハウジング33の下端壁に、排気管31および最終排
気管45が接続されるので、これらの排気管31,45
の曲りを少なくできるとともに、最終排気管45からマ
フラー32への雨水の浸入を防止することができる。お
あたこの実施例では、ペダル23…相互の間隔を狭めて
ペダル操作性を高め、乗心地を向上することができる。
【0028】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
【0029】たとえば上記実施例では、車体フレーム1
0が、ヘッドパイプ11、ダウンフレーム12およびシ
ートポスト13を一体に備えるものであったが、シート
ポスト13が別体である車体フレームを備える原動機付
き自転車にも本発明を適用することができる。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、排気管の
長さを充分に大きくすることができるとともにマフラー
の容積を充分に大きく設定することができ、エンジン性
能の向上を図るとともに、充分な消音効果を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】原動機付き自転車の一部切欠き側面図である。
【図2】図1の2矢視拡大図である。
【図3】図2の3−3線断面図である。
【符号の説明】
10・・・車体フレーム 11・・・ヘッドパイプ 12・・・ダウンフレーム 13・・・シートポスト 31・・・排気管 32・・・マフラー 33・・・ハウジング 36,37,38・・・膨張室 E・・・エンジン WF ・・・前輪 WR ・・・後輪

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前輪(WF )を操向可能に支承するヘッ
    ドパイプ(11)、ヘッドパイプ(11)から後下りに
    延びるダウンフレーム(12)、ならびに該ダウンフレ
    ーム(12)の後端から上方に延びるシートポスト(1
    3)を備える車体フレーム(10)に、エンジン(E)
    が搭載される原動機付き自転車において、前記前輪(W
    F )および後輪(WR )間の中間部で車体フレーム(1
    0)の下部に取付けられるエンジン(E)に接続される
    排気管(31)が、前記エンジン(E)の下方を経て後
    輪(WR )側に延設され、円筒状のハウジング(33)
    内に膨張室(36,37,38)が形成されるマフラー
    (32)が、前記シートポスト(13)および後輪(W
    R )間で前記シートポスト(13)に沿って後傾して縦
    置き配置されるとともに前記排気管(31)の下流端に
    接続されることを特徴とする原動機付き自転車における
    排気装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007321645A (ja) * 2006-05-31 2007-12-13 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車のマフラ構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007321645A (ja) * 2006-05-31 2007-12-13 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車のマフラ構造
JP4693695B2 (ja) * 2006-05-31 2011-06-01 本田技研工業株式会社 自動二輪車のマフラ構造

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