JP3858656B2 - 自動二輪車の車体フレーム構造 - Google Patents

自動二輪車の車体フレーム構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動二輪車の車体フレーム構造に関し、特に、モノサスタイプのリヤサスペンションが設けられる自動二輪車の車体フレーム構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、自動二輪車において、走行性能に大きく影響するサスペンションに、コントロール性の向上とプログレッシブ効果を図ったモノサスタイプのリヤサスペンションが採用されている。
そのリヤサスペンションの構成は、例えば、図4に示すように、車体フレーム上部から下方に立ち下がる車体幅方向左右のメインチューブ125下側で車体幅方向略中央部にピボット軸7が配設され、該ピボット軸7により後輪8を軸支するスイングアーム126の一端部が揺動自在に軸支されている。
【0003】
前記左右のメインチューブ125のさらに下側には、該メインチューブ下端部を車体幅方向に沿って連結するブリッジパイプ130が配設され、後輪8とピボット軸7との間に配設されるリヤショックアブゾーバ27の一端部が連結されるクッションレバー141を揺動支持するための取付ブラケット143が設けられている。
【0004】
前記クッションレバー141は、前記取付ブラケット143への取付部141aと前記リヤショックアブゾーバ27への取付部141bとの間に、一端部142aがスイングアーム126に係合されて該スイングアーム126の動作を伝達するためのクッションロッド142の他端部142bが接続されている。
このクッションロッド142とクッションレバー141とのリンク構成140により、リヤサスペンションの動作を漸増的(プログレッシブ)にすることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなリヤサスペンションを構成する場合、従来の車体フレーム構成によると、スイングアーム126が取付けられるメインチューブ125と後輪8との間にクッションレバー141やクッションロッド142を配設するスペースが必要なため、ホイールベースが長くなって大柄な車体となり、車体の取り回しや操縦性を損なうという問題点があった。
【0006】
また、従来の車体フレーム構成は、例えば、図5、図6に示すように、ブレーキペダル133がエンジン3下方のダウンチューブ124に近接するメインチューブ125の車体幅方向外側で、且つ乗員用のステップ136を支持するステップ用ブラケット135の内側に配置されるので、乗車時に足と接触する事があるという問題点があった。
【0007】
これを防止するために、ブレーキペダル133をブリッジパイプ130の下側に配置する構成が考えられるが、このような構成によると、ブレーキペダル133のアーム部133aが車体下側に突出するため最低地上高が低くなり、悪路の走破性が損なわれるという問題点があった。
【0008】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、簡単な構成でホイールベースを短くするとともに、ブレーキペダルが乗車時に足と接触することなく、且つ車体フレーム下側より下方に突出することなく配置でき、自動二輪車の操縦性の向上を図るとともに、乗車性の向上および走破性の向上を図った自動二輪車の車体フレーム構造を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、自動二輪車の車体フレーム構造に係り、前輪を回転自在に支持するフロントフォークを左右に操舵可能に支持するヘッドパイプと、前記ヘッドパイプからエンジン後方に向かい斜め下方に延設されタンクレール部とエンジンケース後方へ垂下するとともに車体幅方向左右一対に配置されるボディフレーム部を有するメインチューブと、前記ボディフレーム部の下端部を連結するブリッジ部材とを有する自動二輪車の車体フレーム構造において、前記ブリッジ部材は、メインチューブを形成する左右一対のボディフレーム部の下端部を連結するとともに、車体幅方向の略中央付近で車幅方向一方側の下側ブリッジ部に対して他方側の上側ブリッジ部が上方に屈曲して湾入する湾入部を形成し、前記メインチューブには、一端部が車体フレームに係合されるとともに他端部がリヤショックアブゾーバに係合されるクッションレバーと、一端部が前記クッションレバーに係合されるとともに他端部が後輪懸架用スイングアームに係合されるクッションロッドとを有するリンク機構を備えた後輪懸架装置が設けられ、クッションレバーの一端部が上下方向に回動可能に支持されるレバー支持部を上記湾入部に設けるとともに、クッションレバーの揺動支点を前記下側ブリッジ部の軸心に沿った部位に設置したことを特徴とするものである。
【0010】
また、前記メインチューブの下端部には車体の外側に向かって突出する乗員用ステップがステップ用ブラケットを介して螺着され、後輪ブレーキのブレーキペダルを、前記クッションレバーのレバー支持部よりも車幅方向外側の位置で上側ブリッジ部から後方に突設されたブレーキペダル支持部に上下へ回動可能に支持するとともに、前記ブレーキペダルのブレーキペダルアームを前記乗員用ステップおよびステップ用ブラケットよりも車幅方向内側で湾入部を形成する上側ブリッジ部の下側を通してブリッジ部材 30 および乗員用ステップの前方に延出するように形成することが好ましい。
【0012】
本発明によれば、以下のような作用が得られる。
すなわち、前輪を回転自在に支持するフロントフォークを左右に操舵可能に支持するヘッドパイプと、前記ヘッドパイプからエンジン後方に向かい斜め下方に延設されタンクレール部とエンジンケース後方へ垂下するとともに車体幅方向左右一対に配置されるボディフレーム部を有するメインチューブと、前記ボディフレーム部の下端部を連結するブリッジ部材とを有する自動二輪車の車体フレーム構造において、前記ブリッジ部材は、メインチューブを形成する左右一対のボディフレーム部の下端部を連結するとともに、車体幅方向の略中央付近で車幅方向一方側の下側ブリッジ部に対して他方側の上側ブリッジ部が上方に屈曲して湾入する湾入部を形成し、前記メインチューブには、一端部が車体フレームに係合されるとともに他端部がリヤショックアブゾーバに係合されるクッションレバーと、一端部が前記クッションレバーに係合されるとともに他端部が後輪懸架用スイングアームに係合されるクッションロッドとを有するリンク機構を備えた後輪懸架装置が設けられ、クッションレバーの一端部が上下方向に回動可能に支持されるレバー支持部を上記湾入部に設けるとともに、クッションレバーの揺動支点を前記下側ブリッジ部の軸心に沿った部位に設置したことで、車体フレーム後方に突設させることなく、該車体フレーム下部に後輪懸架装置を取付けることができる。これにより、ホイールベースを短くすることができる。
【0013】
また、前記車体フレーム構造において、メインチューブの下端部には車体の外側に向かって突出する乗員用ステップがステップ用ブラケットを介して螺着され、後輪ブレーキのブレーキペダルを、前記クッションレバーのレバー支持部よりも車幅方向外側の位置で上側ブリッジ部から後方に突設されたブレーキペダル支持部に上下へ回動可能に支持するとともに、前記ブレーキペダルのブレーキペダルアームを前記乗員用ステップおよびステップ用ブラケットよりも車幅方向内側で湾入部を形成する上側ブリッジ部の下側を通してブリッジ部材および乗員用ステップの前方に延出するように形成したことで、クッションレバーの揺動支点をブリッジ部材の軸心に沿った部位に設置することができる。これにより、レバー支持部を従来の様にブリッジ部材の後方に突設させることなくクッションレバーを設置できるので、その分ホイールベースを短くすることができる。
【0014】
また、前記湾入部内に、後輪ブレーキのブレーキペダルの一部を前後方向に挿通して、ブレーキペダルの取付け部を車体幅方向外側に突出させることなく設けることができるので、乗車時に乗員の足とブレーキペダルとが接触し辛くなる。また、ブレーキペダルのアーム部をブリッジ部材を下方に跨ぐことなく構成できるので、自動二輪車の最低地上高を低くすることなくブレーキペダルを配設することができる。
【0015】
また、ブリッジ部材の湾入部にブレーキペダルを取付けるブラケットを設け、前記ブレーキペダルを、前記ブラケットの車体幅方向外側に添接して上下方向に回動可能に軸支し、この支軸部の先端部に雄ネジを形成し、車体幅方向外側から挿通して前記ブラケットに螺着可能な構造とすることで、ブレーキペダルの組付けを容易にして作業性の向上を図ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1〜図3は発明を実施する形態の一例であって、図1は本発明の実施形態に係る自動二輪車の車体フレーム構造が採用された自動二輪車の全体の構成を示す全体側面図、図2は本実施形態に係るクッションリンク機構が取付けられた車体フレーム構造の構成を示す部分詳細側面図、図3は前記車体フレーム構造のブリッジ部材の構成を示す斜視図である。図中、同一の符号を付した部分は同一物を表わす。
【0017】
本実施形態は、図1に示すように、自動二輪車1において、車体フレーム2の略中央部にはエンジン3が懸架され、前頭部には、前輪4を回転自在に軸支するフロントフォーク5がハンドルバー6によって左右回動自在に設けられ、一方、前記車体フレーム2の中央部後方に架設されたピボット軸7には、後方に延びて後輪8を軸支する後輪懸架装置9が上下回動自在に支持された、いわゆるモノサスタイプの自動二輪車1の車体フレーム構造である。
【0018】
前記エンジン3は、4サイクルエンジンであって、シリンダヘッド3aを前傾させて懸架され、該エンジン3からの動力をチェーン11によって後輪8に伝達するようにされている。前記エンジン3の後方にはエアクリーナ(図示省略)が配置され、該エンジン3の上部には燃料タンク12が設置され、この燃料タンク12の後部に着座シート13が載置されている。この着座シート13の下部および後部周囲は、後部フレームカバー15によって覆われている。前記後部フレームカバー15は合成樹脂の型成型品である。
【0019】
前記車体フレーム2は、図1〜図3に示すように、前輪4を回転自在に軸支するフロントフォーク5を左右回動自在に操舵可能に支持するヘッドパイプ21と、該ヘッドパイプ21からエンジン3の前方を下方に垂下し、下端部24にエンジンケース3bの前部を支持する懸架ブラケット22を設けたダウンチューブ23と、前記ヘッドパイプ21からエンジン3後方に向かい斜め下方に延設されて、エンジン3の上方に配置される燃料タンク12を支持するタンクレール部25aとエンジンケース3b後方へ垂下するとともに車体幅方向左右一対に配置されるボディフレーム部25bを有するメインチューブ25と、前記ボディフレーム部25bの下端部を連結するブリッジパイプ30とを有している。
【0020】
前記ボディフレーム部25bの中央部下方には、ピボット軸7が車体幅方向に沿って架設されるピボット軸支持部25cが形成され、該ピボット軸7より後方に延びて後輪8を軸支するスイングアーム26が上下方向に回動自在に支持されている。前記スイングアーム26は、車体フレーム2に係合された後記するクッションリンク機構40によって緩衝懸架されている。
【0021】
また、車体フレーム2には、図2に示すように、一端部(図示省略)が該車体フレーム2に係合されるとともに他端部がリヤショックアブゾーバ27に係合される略L字形状を呈するクッションレバー41と、一端部42bが前記クッションレバー41に係合されるとともに他端部42aがスイングアーム26に係合されるクッションロッド42とを有するリンク機構40が設けられている。
【0022】
前記クッションレバー41は、後記するレバー支持部31への取付部41aとリヤショックアブゾーバ27への取付部41bとの間に、端部42aがスイングアーム26に係合されて該スイングアーム26の動作を伝達するためのクッションロッド42の端部42bが接続されている。
【0023】
前記ブリッジパイプ30は、図2、図3に示すように、自動二輪車1が正立状態で、左右のメインチューブ25下端部の一方端より他方端部に向かい略水平に延設された下側ブリッジ部30aと、車体幅方向略中央部付近で上方に屈曲させて再び略水平に延設された上側ブリッジ部30bとを備え、前記下側ブリッジ部30aと上側ブリッジ部30bとにより、上方に屈曲したクランク状を呈するとともに、上方へ湾入した湾入部30cが形成されている。
【0024】
前記湾入部30cには、図3に示すように、クッションレバー41の一端部40aが上下方向に回動可能に支持されるレバー支持部31が上側ブリッジ部30bより下方に向かい、且つ下側ブリッジ部30aより下方に大きく突出しない程度に突設されている。
【0025】
前記上側ブリッジ部30bには、図3に示すように、後輪ブレーキ(図示省略)のブレーキペダル33が取付けられるブレーキペダル支持部34が、前記左右のメインチューブ25、25の間で、且つ前記レバー支持部31よりも車体幅方向外側の位置で後方に向かい突設されている。
【0026】
前記ブレーキペダル33は、ブレーキペダル支持部34の車体幅方向外側に添接して上下に回動可能に支軸34aにより軸支されている。前記支軸34aは、先端部に雄ネジが形成され、車体幅方向外側から挿通して前記ブレーキペダル支持部34に螺着可能な構造とされている。
【0027】
また、前記ブレーキペダル33は、ブレーキペダルアーム部33aを前記ブレーキペダル支持部34から上側ブリッジ部30bの下側を通って湾入部30c内部を前後方向に貫通し、前方に向かい延設し、下側縁部が下側ブリッジ部30aより下側に大きく突出しないように形成されている。
【0028】
前記ブレーキペダル33が取付けられるメインチューブ25下端部には、乗員用のステップ36を支持するステップ用ブラケット35がブレーキペダル33の外側に取付けボルト35aにより螺着されている。前記ステップ用ブラケット35は前方に向かい延設され、その前端部には上方に向かい可倒式のステップ36が配設されている。
【0029】
以上のよう構成したので、本実施形態の車体フレーム2によれば、ブリッジパイプ30を、下側ブリッジ部30aと上側ブリッジ部30bとを上方に屈曲したクランク状に構成するとともに、上方に湾入した湾入部30cを形成し、該湾入部30c内にクッションレバー41を取付けるようにしたので、前記クッションレバー41の取付部41aがブリッジパイプ30より後方に突出することなく、該クッションレバー41を取付けることができる。
したがって、図2に示すように、従来のメインチューブ125(2点鎖線部分)の位置からX量短くした位置にメインチューブ25(実線部分)を構成できるので、スイングアーム26をX量短くすることができる。
【0030】
また、本実施形態によれば、ブレーキペダル33は、ブレーキペダルアーム部33aをブレーキペダル支持部34から上側ブリッジ部30bの下側を通って湾入部30c内を前後方向に貫通するとともに、前方に向かい延設するようにして、且つ下側縁部が下側ブリッジ部30aより下側に大きく突出しないように配設したので、ブレークペダル33により自動二輪車の最低地上高が影響されることがない。
【0031】
また、本実施形態によれば、ブレーキペダル支持部34を左右のメインチューブ25、25の間であって、ステップ用ブラケット35のメインチューブ25への取付部よりも内側に構成したので、乗車時に乗員の足がブレーキペダル33の取付部と接触することを防止できる。
【0032】
尚、本実施形態では、ブリッジパイプ30の構成は、一方のメインチューブ25側に下側ブリッジ部30aを構成し、他方のメインチューブ25側に上側ブリッジ部30bを構成するようにしているが、本発明は、一側部をクランク状に上方に屈曲し、上方に湾入した湾入部を形成するものであれば、これに限定されるものではなく、例えば、ブリッジ部材の中央部付近を上方に屈曲させて、上方に湾入した湾入部を設けるようにしたものであっても良い。
このように、本発明は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0033】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明の請求項1〜4に記載の自動二輪車の車体フレーム構成によれば、簡単な構成でホイールベースを短くするとともに、ブレーキペダルが乗車時に足と接触することなく、且つ車体フレーム下側より下方に突出することなく配置できるので、自動二輪車の操縦性の向上を図るとともに、乗車性の向上および走破性の向上を図ることができるという優れた効果を奏し得る。
【0034】
詳しくは、自動二輪車の車体フレーム構造において、メインチューブの下端部を連結するブリッジ部材の構成を、車体幅方向略中央部付近で一側部をクランク状に上方へ屈曲するとともに上方に湾入した湾入部を形成することで、車体フレーム後方に突設させることなく、車体フレーム下部に後輪懸架装置を取付けることができる。これにより、ホイールベースを短くすることができる。
【0035】
また、本発明によれば、一端部が車体フレームに係合されるとともに他端部がリヤショックアブゾーバに係合されるレバー部材と、一端部が前記レバー部材に係合されるとともに他端部が後輪懸架用スイングアームに係合されるロッド部材を有するクッションリンク機構を備えた後輪懸架装置が設けられる車体フレームにおいて、エンジン後方のメインチューブ下部に設けられるブリッジ部材に、前記湾入部に前記クッションレバーの一端部が上下方向に回動可能に支持されるレバー支持部を設けることで、クッションレバーの揺動支点をブリッジ部材の軸心に沿った部位に設置することができる。これにより、レバー支持部を従来の様にブリッジ部材の後方に突設させることなくクッションレバーを設置できるので、その分ホイールベースを短くすることができる。
【0036】
また、本発明によれば、ブリッジ部材に上方に湾入した湾入部を形成することで、該湾入部内に後輪ブレーキのブレーキペダルの一部を前後方向に挿通して、ブレーキペダルの取付け部を車体幅方向外側に突出させることなく設けることができるので、乗車時に乗員の足とブレーキペダルとが接触することがない。また、ブレーキペダルのアーム部を、ブリッジ部材の下部を跨ぐことなく配設できるので、自動二輪車の最低地上高を低くすることなくブレーキペダルを配設することができる。
【0037】
さらに、本発明によれば、ブリッジ部材の湾入部にブレーキペダル支持部を設け、ブレーキペダルを前記ステップ用ブラケットの車体幅方向外側に添接して上下に回動可能に軸支し、この支軸部の先端部に雄ネジを形成し、車体幅方向外側から挿通して前記ステップ用ブラケットに螺着可能な構造とすることで、ブレーキペダルの組付けを容易にして作業性の向上を図ることができる、という優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る自動二輪車の車体フレーム構造が採用された自動二輪車の全体の構成を示す全体側面図である。
【図2】本実施形態に係るクッションリンク機構が取付けられた車体フレーム構造の構成を示す部分詳細側面図である。
【図3】前記車体フレーム構造のブリッジ部材の構成を示す斜視図である。
【図4】従来のクッションリンク機構が取付けられた車体フレーム構造の構成を示す部分詳細側面図である。
【図5】従来の車体フレーム構造のブレーキペダル周辺の構成を示す部分側面図である。
【図6】従来の車体フレーム構造のブレーキペダル周辺の構成を示す部分平面図である。
【符号の説明】
1 自動二輪車
2 車体フレーム
3 エンジン
9 後輪懸架装置
21 ヘッドパイプ
23 ダウンチューブ
25 メインチューブ
25a タンクレール部
25c ピボット軸支持部
25b ボディフレーム部
26 スイングアーム
27 リヤショックアブゾーバ
30 ブリッジパイプ
30b 上側ブリッジ部
30a 下側ブリッジ部
30c 湾入部
31 レバー支持部
33 ブレーキペダル
34 ブレーキペダル支持部
35 ステップ用ブラケット
36 ステップ
40 クッションリンク機構
41 クッションレバー
42 クッションロッド

Claims (2)

  1. 前輪を回転自在に支持するフロントフォークを左右に操舵可能に支持するヘッドパイプと、前記ヘッドパイプからエンジン後方に向かい斜め下方に延設されタンクレール部とエンジンケース後方へ垂下するとともに車体幅方向左右一対に配置されるボディフレーム部を有するメインチューブと、前記ボディフレーム部の下端部を連結するブリッジ部材とを有する自動二輪車の車体フレーム構造において、
    前記ブリッジ部材は、メインチューブを形成する左右一対のボディフレーム部の下端部を連結するとともに、車体幅方向の略中央付近で車幅方向一方側の下側ブリッジ部に対して他方側の上側ブリッジ部が上方に屈曲して湾入する湾入部を形成し、
    前記メインチューブには、一端部が車体フレームに係合されるとともに他端部がリヤショックアブゾーバに係合されるクッションレバーと、一端部が前記クッションレバーに係合されるとともに他端部が後輪懸架用スイングアームに係合されるクッションロッドとを有するリンク機構を備えた後輪懸架装置が設けられ、
    クッションレバーの一端部が上下方向に回動可能に支持されるレバー支持部を上記湾入部に設けるとともに、クッションレバーの揺動支点を前記下側ブリッジ部の軸心に沿った部位に設置したことを特徴とする自動二輪車の車体フレーム構造。
  2. 前記メインチューブの下端部には車体の外側に向かって突出する乗員用ステップがステップ用ブラケットを介して螺着され、
    後輪ブレーキのブレーキペダルを、前記クッションレバーのレバー支持部よりも車幅方向外側の位置で上側ブリッジ部から後方に突設されたブレーキペダル支持部に上下へ回動可能に支持するとともに、
    前記ブレーキペダルのブレーキペダルアームを前記乗員用ステップおよびステップ用ブラケットよりも車幅方向内側で湾入部を形成する上側ブリッジ部の下側を通してブリッジ部材および乗員用ステップの前方に延出するように形成したことを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車の車体フレーム構造。
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