JP2003104266A - 自動二輪車の車体フレーム構造 - Google Patents

自動二輪車の車体フレーム構造

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JP2003104266A JP2001301271A JP2001301271A JP2003104266A JP 2003104266 A JP2003104266 A JP 2003104266A JP 2001301271 A JP2001301271 A JP 2001301271A JP 2001301271 A JP2001301271 A JP 2001301271A JP 2003104266 A JP2003104266 A JP 2003104266A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成でホイールベースを短くするとと
もに、リヤブレーキが乗車時に足と接触することなく、
且つ車体フレーム下側より下方に突出することなく配置
でき、自動二輪車の操縦性の向上を図るとともに、乗車
性の向上および走破性の向上を図った自動二輪車の車体
フレーム構造を提供する。 【解決手段】 ヘッドパイプ21と、ヘッドパイプ21
からエンジン3後方に向かい斜め下方に延設されタンク
レール部25aとエンジンケース3b後方へ垂下すると
ともに車体幅方向左右一対に配置されるボディフレーム
部25bを有するメインチューブ25と、ボディフレー
ム部25bの下端部を連結するブリッジパイプ30とを
有する自動二輪車1の車体フレーム2の構造において、
ブリッジパイプ30は、車体幅方向略中央部付近で一側
部をクランク状に上方へ屈曲するとともに上方に湾入し
た湾入部30cを形成するものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動二輪車の車体
フレーム構造に関し、特に、モノサスタイプのリヤサス
ペンションが設けられる自動二輪車の車体フレーム構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、自動二輪車において、走行性能に
大きく影響するサスペンションに、コントロール性の向
上とプログレッシブ効果を図ったモノサスタイプのリヤ
サスペンションが採用されている。そのリヤサスペンシ
ョンの構成は、例えば、図4に示すように、車体フレー
ム上部から下方に立ち下がる車体幅方向左右のメインチ
ューブ125下側で車体幅方向略中央部にピボット軸7
が配設され、該ピボット軸7により後輪8を軸支するス
イングアーム126の一端部が揺動自在に軸支されてい
る。
【0003】前記左右のメインチューブ125のさらに
下側には、該メインチューブ下端部を車体幅方向に沿っ
て連結するブリッジパイプ130が配設され、後輪8と
ピボット軸7との間に配設されるリヤショックアブゾー
バ27の一端部が連結されるクッションレバー141を
揺動支持するための取付ブラケット143が設けられて
いる。
【0004】前記クッションレバー141は、前記取付
ブラケット143への取付部141aと前記リヤショッ
クアブゾーバ27への取付部141bとの間に、一端部
142aがスイングアーム126に係合されて該スイン
グアーム126の動作を伝達するためのクッションロッ
ド142の他端部142bが接続されている。このクッ
ションロッド142とクッションレバー141とのリン
ク構成140により、リヤサスペンションの動作を漸増
的(プログレッシブ)にすることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなリヤサスペンションを構成する場合、従来の車体フ
レーム構成によると、スイングアーム126が取付けら
れるメインチューブ125と後輪8との間にクッション
レバー141やクッションロッド142を配設するスペ
ースが必要なため、ホイールベースが長くなって大柄な
車体となり、車体の取り回しや操縦性を損なうという問
題点があった。
【0006】また、従来の車体フレーム構成は、例え
ば、図5、図6に示すように、ブレーキペダル133が
ダウンチューブ124に近接するメインチューブ125
の車体幅方向外側で、且つ乗員用のステップ136を支
持するステップ用ブラケット135の内側に配置される
ので、乗車時に足と接触する事があるという問題点があ
った。
【0007】これを防止するために、ブレーキペダル1
33をブリッジパイプ130の下側に配置する構成が考
えられるが、このような構成によると、ブレーキペダル
133のアーム部133aが車体下側に突出するため最
低地上高が低くなり、悪路の走破性が損なわれるという
問題点があった。
【0008】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであり、簡単な構成でホイールベースを短くす
るとともに、ブレーキペダルが乗車時に足と接触するこ
となく、且つ車体フレーム下側より下方に突出すること
なく配置でき、自動二輪車の操縦性の向上を図るととも
に、乗車性の向上および走破性の向上を図った自動二輪
車の車体フレーム構造を提供することを目的とするもの
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、自動二輪車の
車体フレーム構造に係り、前輪を回転自在に支持するフ
ロントフォークを左右に操舵可能に支持するヘッドパイ
プと、前記ヘッドパイプからエンジン後方に向かい斜め
下方に延設されタンクレール部とエンジンケース後方へ
垂下するとともに車体幅方向左右一対に配置されるボデ
ィフレーム部を有するメインチューブと、前記フレーム
部の下端部を連結するブリッジ部材とを有する自動二輪
車の車体フレーム構造において、前記ブリッジ部材は、
車体幅方向略中央部付近で一側部をクランク状に上方へ
屈曲するとともに上方に湾入した湾入部を形成したこと
を特徴とするものである。
【0010】また、前記メインチューブには、一端部が
車体フレームに係合されるとともに他端部がリヤショッ
クアブゾーバに係合されるレバー部材と、一端部が前記
レバー部材に係合されるとともに他端部が後輪懸架用ス
イングアームに係合されるロッド部材とを有するリンク
機構を備えた後輪懸架装置が設けられ、前記湾入部に、
前記レバー部材の一端部が上下方向に回動可能に支持さ
れるレバー支持部を設けることが好ましい。
【0011】また、前記湾入部内に、後輪ブレーキのブ
レーキペダルの一部を前後方向に挿通するようにしたこ
とが好ましい。また、前記ブレーキペダルは、前記ブリ
ッジ部材にブラケットが設けられ、このブラケットの車
体幅方向外側に添接して上下方向に回動可能に軸支さ
れ、この支軸部は先端部に雄ネジが形成され、車体幅方
向外側から挿通して前記ブラケットに螺着可能な構造と
することが好ましい。
【0012】本発明によれば、以下のような作用が得ら
れる。すなわち、前輪を回転自在に支持するフロントフ
ォークを左右に操舵可能に支持するヘッドパイプと、前
記ヘッドパイプからエンジン後方に向かい斜め下方に延
設されタンクレール部とエンジンケース後方へ垂下する
とともに車体幅方向左右一対に配置されるボディフレー
ム部を有するメインチューブと、前記フレーム部の下端
部を連結するブリッジ部材とを有する自動二輪車の車体
フレーム構造において、前記ブリッジ部材は、車体幅方
向略中央部付近で一側部をクランク状に上方へ屈曲する
とともに上方に湾入した湾入部を形成したことで、車体
フレーム後方に突設させることなく、該車体フレーム下
部に後輪懸架装置を取付けることができる。これによ
り、ホイールベースを短くすることができる。
【0013】また、前記車体フレーム構造において、メ
インチューブに、一端部が車体フレームに係合されると
ともに他端部がリヤショックアブゾーバに係合されるレ
バー部材としてのクッションレバーと、一端部が前記レ
バー部材に係合されるとともに他端部が後輪懸架用スイ
ングアームに係合されるロッド部材としてのクッション
ロッドとを有する、いわゆるクッションリンク機構を備
えた後輪懸架装置が設けられ、エンジン後方のメインチ
ューブ下部に設けられるブリッジ部材に、前記湾入部に
前記クッションレバーの一端部が上下方向に回動可能に
支持されるレバー支持部を設けたことで、クッションレ
バーの揺動支点をブリッジ部材の軸心に沿った部位に設
置することができる。これにより、レバー支持部を従来
の様にブリッジ部材の後方に突設させることなくクッシ
ョンレバーを設置できるので、その分ホイールベースを
短くすることができる。
【0014】また、前記湾入部内に、後輪ブレーキのブ
レーキペダルの一部を前後方向に挿通して、ブレーキペ
ダルの取付け部を車体幅方向外側に突出させることなく
設けることができるので、乗車時に乗員の足とブレーキ
ペダルとが接触し辛くなる。また、ブレーキペダルのア
ーム部をブリッジ部材を下方に跨ぐことなく構成できる
ので、自動二輪車の最低地上高を低くすることなくブレ
ーキペダルを配設することができる。
【0015】また、ブリッジ部材の湾入部にブレーキペ
ダルを取付けるブラケットを設け、前記ブレーキペダル
を、前記ブラケットの車体幅方向外側に添接して上下方
向に回動可能に軸支し、この支軸部の先端部に雄ネジを
形成し、車体幅方向外側から挿通して前記ブラケットに
螺着可能な構造とすることで、ブレーキペダルの組付け
を容易にして作業性の向上を図ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。図1〜図3は発明を実施す
る形態の一例であって、図1は本発明の実施形態に係る
自動二輪車の車体フレーム構造が採用された自動二輪車
の全体の構成を示す全体側面図、図2は本実施形態に係
るクッションリンク機構が取付けられた車体フレーム構
造の構成を示す部分詳細側面図、図3は前記車体フレー
ム構造のブリッジ部材の構成を示す斜視図である。図
中、同一の符号を付した部分は同一物を表わす。
【0017】本実施形態は、図1に示すように、自動二
輪車1において、車体フレーム2の略中央部にはエンジ
ン3が懸架され、前頭部には、前輪4を回転自在に軸支
するフロントフォーク5がハンドルバー6によって左右
回動自在に設けられ、一方、前記車体フレーム2の中央
部後方に架設されたピボット軸7には、後方に延びて後
輪8を軸支する後輪懸架装置9が上下回動自在に支持さ
れた、いわゆるモノサスタイプの自動二輪車1の車体フ
レーム構造である。
【0018】前記エンジン3は、4サイクルエンジンで
あって、シリンダヘッド3aを前傾させて懸架され、該
エンジン3からの動力をチェーン11によって後輪8に
伝達するようにされている。前記エンジン3の後方には
エアクリーナ(図示省略)が配置され、該エンジン3の
上部には燃料タンク12が設置され、この燃料タンク1
2の後部に着座シート13が載置されている。この着座
シート13の下部および後部周囲は、後部フレームカバ
ー15によって覆われている。前記後部フレームカバー
15は合成樹脂の型成型品である。
【0019】前記車体フレーム2は、図1〜図3に示す
ように、前輪4を回転自在に軸支するフロントフォーク
5を左右回動自在に操舵可能に支持するヘッドパイプ2
1と、該ヘッドパイプ21からエンジン3の前方を下方
に垂下し、下端部にエンジンケース3bの前部を支持す
る懸架ブラケット22を設けたダウンチューブ23と、
前記ヘッドパイプ21からエンジン3後方に向かい斜め
下方に延設されて、エンジン3の上方に配置される燃料
タンク12を支持するタンクレール部25aとエンジン
ケース3b後方へ垂下するとともに車体幅方向左右一対
に配置されるボディフレーム部25bを有するメインチ
ューブ25と、前記ボディフレーム部25bの下端部を
連結するブリッジパイプ30とを有している。
【0020】前記ボディフレーム部25bの中央部下方
には、ピボット軸7が車体幅方向に沿って架設されるピ
ボット軸支持部25cが形成され、該ピボット軸7より
後方に延びて後輪8を軸支するスイングアーム26が上
下方向に回動自在に支持されている。前記スイングアー
ム26は、車体フレーム2に係合された後記するクッシ
ョンリンク機構40によって緩衝懸架されている。
【0021】また、車体フレーム2には、図2に示すよ
うに、一端部(図示省略)が該車体フレーム2に係合さ
れるとともに他端部がリヤショックアブゾーバ27に係
合される略L字形状を呈するクッションレバー41と、
一端部42bが前記クッションレバー41に係合される
とともに他端部42aがスイングアーム26に係合され
るクッションロッド42とを有するリンク機構40が設
けられている。
【0022】前記クッションレバー41は、後記するレ
バー支持部31への取付部41aとリヤショックアブゾ
ーバ27への取付部41bとの間に、一端部42aがス
イングアーム26に係合されて該スイングアーム126
の動作を伝達するためのクッションロッド42の他端部
42bが接続されている。
【0023】前記ブリッジパイプ30は、図2、図3に
示すように、自動二輪車1が正立状態で、左右のメイン
チューブ25下端部の一方端より他方端部に向かい略水
平に延設された下側ブリッジ部30aと、車体幅方向略
中央部付近で上方に屈曲させて再び略水平に延設された
上側ブリッジ部30bとを備え、前記下側ブリッジ部3
0aと上側ブリッジ部30bとにより、上方に屈曲した
クランク状を呈するとともに、上方へ湾入した湾入部3
0cが形成されている。
【0024】前記湾入部30cには、図3に示すよう
に、クッションレバー41の一端部40aが上下方向に
回動可能に支持されるレバー支持部31が上側ブリッジ
部30bより下方に向かい、且つ下側ブリッジ部30a
より下方に大きく突出しない程度に突設されている。
【0025】前記上側ブリッジ部30bには、図3に示
すように、後輪ブレーキ(図示省略)のブレーキペダル
33が取付けられるブレーキペダル支持部34が、前記
左右のメインチューブ25、25の間で、且つ前記レバ
ー支持部31よりも車体幅方向外側の位置で後方に向か
い突設されている。
【0026】前記ブレーキペダル33は、ブレーキペダ
ル支持部34の車体幅方向外側に添接して上下に回動可
能に支軸34aにより軸支されている。前記支軸34a
は、先端部に雄ネジが形成され、車体幅方向外側から挿
通して前記ブレーキペダル支持部34に螺着可能な構造
とされている。
【0027】また、前記ブレーキペダル33は、ブレー
キペダルアーム部33aを前記ブレーキペダル支持部3
4から上側ブリッジ部30bの下側を通って湾入部30
c内部を前後方向に貫通し、前方に向かい延設し、下側
縁部が下側ブリッジ部30aより下側に大きく突出しな
いように形成されている。
【0028】前記ブレーキペダル33が取付けられるメ
インチューブ25下端部には、乗員用のステップ36を
支持するステップ用ブラケット35がブレーキペダル3
3の外側に取付けボルト35aにより螺着されている。
前記ステップ用ブラケット35は前方に向かい延設さ
れ、その前端部には上方に向かい可倒式のステップ36
が配設されている。
【0029】以上のよう構成したので、本実施形態の車
体フレーム2によれば、ブリッジパイプ30を、下側ブ
リッジ部30aと上側ブリッジ部30bとを上方に屈曲
したクランク状に構成するとともに、上方に湾入した湾
入部30cを形成し、該湾入部30c内にクッションレ
バー41を取付けるようにしたので、前記クッションレ
バー41の取付部41aがブリッジパイプ30より後方
に突出することなく、該クッションレバー41を取付け
ることができる。したがって、図2に示すように、従来
のメインチューブ125(2点鎖線部分)の位置からX
量短くした位置にメインチューブ25(実線部分)を構
成できるので、スイングアーム26をX量短くすること
ができる。
【0030】また、本実施形態によれば、ブレーキペダ
ル33は、ブレーキペダルアーム部33aをブレーキペ
ダル支持部34から上側ブリッジ部30bの下側を通っ
て湾入部30c内を前後方向に貫通するとともに、前方
に向かい延設するようにして、且つ下側縁部が下側ブリ
ッジ部30aより下側に大きく突出しないように配設し
たので、ブレークペダル33により自動二輪車の最低地
上高が影響されることがない。
【0031】また、本実施形態によれば、ブレーキペダ
ル支持部34を左右のメインチューブ25、25の間で
あって、ステップ用ブラケット35のメインチューブ2
5への取付部よりも内側に構成したので、乗車時に乗員
の足がブレーキペダル33の取付部と接触することを防
止できる。
【0032】尚、本実施形態では、ブリッジパイプ30
の構成は、一方のメインチューブ25側に下側ブリッジ
部30aを構成し、他方のメインチューブ25側に上側
ブリッジ部30bを構成するようにしているが、本発明
は、一側部をクランク状に上方に屈曲し、上方に湾入し
た湾入部を形成するものであれば、これに限定されるも
のではなく、例えば、ブリッジ部材の中央部付近を上方
に屈曲させて、上方に湾入した湾入部を設けるようにし
たものであっても良い。このように、本発明は、上述の
図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を
逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿
論である。
【0033】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の請求項1
〜4に記載の自動二輪車の車体フレーム構成によれば、
簡単な構成でホイールベースを短くするとともに、ブレ
ーキペダルが乗車時に足と接触することなく、且つ車体
フレーム下側より下方に突出することなく配置できるの
で、自動二輪車の操縦性の向上を図るとともに、乗車性
の向上および走破性の向上を図ることができるという優
れた効果を奏し得る。
【0034】詳しくは、自動二輪車の車体フレーム構造
において、メインチューブの下端部を連結するブリッジ
部材の構成を、車体幅方向略中央部付近で一側部をクラ
ンク状に上方へ屈曲するとともに上方に湾入した湾入部
を形成することで、車体フレーム後方に突設させること
なく、車体フレーム下部に後輪懸架装置を取付けること
ができる。これにより、ホイールベースを短くすること
ができる。
【0035】また、本発明によれば、一端部が車体フレ
ームに係合されるとともに他端部がリヤショックアブゾ
ーバに係合されるレバー部材と、一端部が前記レバー部
材に係合されるとともに他端部が後輪懸架用スイングア
ームに係合されるロッド部材を有するクッションリンク
機構を備えた後輪懸架装置が設けられる車体フレームに
おいて、エンジン後方のメインチューブ下部に設けられ
るブリッジ部材に、前記湾入部に前記クッションレバー
の一端部が上下方向に回動可能に支持されるレバー支持
部を設けることで、クッションレバーの揺動支点をブリ
ッジ部材の軸心に沿った部位に設置することができる。
これにより、レバー支持部を従来の様にブリッジ部材の
後方に突設させることなくクッションレバーを設置でき
るので、その分ホイールベースを短くすることができ
る。
【0036】また、本発明によれば、ブリッジ部材に上
方に湾入した湾入部を形成することで、該湾入部内に後
輪ブレーキのブレーキペダルの一部を前後方向に挿通し
て、ブレーキペダルの取付け部を車体幅方向外側に突出
させることなく設けることができるので、乗車時に乗員
の足とブレーキペダルとが接触することがない。また、
ブレーキペダルのアーム部を、ブリッジ部材の下部を跨
ぐことなく配設できるので、自動二輪車の最低地上高を
低くすることなくブレーキペダルを配設することができ
る。
【0037】さらに、本発明によれば、ブリッジ部材の
湾入部にブレーキペダル支持部を設け、ブレーキペダル
を前記ステップ用ブラケットの車体幅方向外側に添接し
て上下に回動可能に軸支し、この支軸部の先端部に雄ネ
ジを形成し、車体幅方向外側から挿通して前記ステップ
用ブラケットに螺着可能な構造とすることで、ブレーキ
ペダルの組付けを容易にして作業性の向上を図ることが
できる、という優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る自動二輪車の車体フレ
ーム構造が採用された自動二輪車の全体の構成を示す全
体側面図である。
【図2】本実施形態に係るクッションリンク機構が取付
けられた車体フレーム構造の構成を示す部分詳細側面図
である。
【図3】前記車体フレーム構造のブリッジ部材の構成を
示す斜視図である。
【図4】従来のクッションリンク機構が取付けられた車
体フレーム構造の構成を示す部分詳細側面図である。
【図5】従来の車体フレーム構造のブレーキペダル周辺
の構成を示す部分側面図である。
【図6】従来の車体フレーム構造のブレーキペダル周辺
の構成を示す部分平面図である。
【符号の説明】
1 自動二輪車 2 車体フレーム 3 エンジン 9 後輪懸架装置 21 ヘッドパイプ 23 ダウンチューブ 25 メインチューブ 25a タンクレール部 25c ピボット軸支持部 25b ボディフレーム部 26 スイングアーム 27 リヤショックアブゾーバ 30 ブリッジパイプ 30b 上側ブリッジ部 30a 下側ブリッジ部 30c 湾入部 31 レバー支持部 33 ブレーキペダル 34 ブレーキペダル支持部 35 ステップ用ブラケット 36 ステップ 40 クッションリンク機構 41 クッションレバー 42 クッションロッド

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前輪を回転自在に支持するフロントフォ
    ークを左右に操舵可能に支持するヘッドパイプと、前記
    ヘッドパイプからエンジン後方に向かい斜め下方に延設
    されタンクレール部とエンジンケース後方へ垂下すると
    ともに車体幅方向左右一対に配置されるボディフレーム
    部を有するメインチューブと、前記フレーム部の下端部
    を連結するブリッジ部材とを有する自動二輪車の車体フ
    レーム構造において、 前記ブリッジ部材は、車体幅方向略中央部付近で一側部
    をクランク状に上方へ屈曲するとともに上方に湾入した
    湾入部を形成したことを特徴とする自動二輪車の車体フ
    レーム構造。
  2. 【請求項2】 前記メインチューブには、一端部が車体
    フレームに係合されるとともに他端部がリヤショックア
    ブゾーバに係合されるレバー部材と、一端部が前記レバ
    ー部材に係合されるとともに他端部が後輪懸架用スイン
    グアームに係合されるロッド部材とを有するリンク機構
    を備えた後輪懸架装置が設けられ、 前記湾入部に、前記レバー部材の一端部が上下方向に回
    動可能に支持されるレバー支持部を設けたことを特徴と
    する請求項1に記載の自動二輪車の車体フレーム構造。
  3. 【請求項3】 前記湾入部内に、後輪ブレーキのブレー
    キペダルの一部を前後方向に挿通したことを特徴とする
    請求項1または2に記載の自動二輪車の車体フレーム構
    造。
  4. 【請求項4】 前記ブレーキペダルは、前記ブリッジ部
    材にブラケットが設けられ、このブラケットの車体幅方
    向外側に添接して上下方向に回動可能に軸支され、この
    支軸部は先端部に雄ネジが形成され、車体幅方向外側か
    ら挿通して前記ブラケットに螺着可能な構造とすること
    を特徴とする請求項1乃至3のうちの何れか一項に記載
    の自動二輪車の車体フレーム構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010196611A (ja) * 2009-02-26 2010-09-09 Suzuki Motor Corp 自動二輪車用排気装置
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