JP3159534U - 鞍乗型車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】後輪が走行時に受けた衝撃力による鞍乗型車両の上方への突き上げを軽減することによって、操縦安定性をさらに向上させた鞍乗型車両を提供する。【解決手段】自動二輪車は、前輪を支持し、前輪の後方にピボット部165を有する車体フレーム100と、後輪を回転可能に支持するとともに、ピボット部165において略上下方向に揺動可能に揺動部材200と、ピボット部165と前輪との間に配設され、車体フレーム100に取り付けられたクッションユニット300とを備える。揺動部材200は、ピボット部165よりも前方に向けて延在し、クッションユニット300に連結される連結部分を含む。【選択図】図2

Description

本考案は、前輪を支持し、前輪の後方にピボット部を有する車体フレームと、車体フレームに取り付けられた緩衝装置とを備える鞍乗型車両に関する。
自動二輪車などの鞍乗型車両では、車体フレームによって揺動可能に支持されるリヤアーム(揺動部材)と、後輪が受けた衝撃を吸収するクッションユニット(緩衝装置)とを有するリヤサスペンションが広く用いられている。後輪は、リヤアームの後端部において回転可能に支持される。クッションユニットは、車体フレームとリヤアームとに連結され、後輪が受けた衝撃を吸収する。
このようなリヤサスペンションが用いられる鞍乗型車両において、クッションユニットを鞍乗型車両の前後方向に沿って配設することによって、車高の抑制及びエンジン補機類などの配設スペースを確保するレイアウトが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−312578号公報(第3−4頁、第1図)
上述した従来の鞍乗型車両では、リヤアームによって回転可能に支持された後輪が走行時に受けた衝撃力は、クッションユニットを介して鞍乗型車両を上方に突き上げる方向に作用する。
後輪が走行時に受けた衝撃力によって鞍乗型車両が上方に突き上げられると、操縦安定性の向上を阻害する。すなわち、従来の鞍乗型車両では、操縦安定性について、さらに改善の余地があった。
そこで、本考案は、このような状況に鑑みてなされたものであり、後輪が走行時に受けた衝撃力による鞍乗型車両の上方への突き上げを軽減することによって、操縦安定性をさらに向上させた鞍乗型車両を提供することを目的とする。
上述した問題を解決するため、本考案は、次のような特徴を有している。まず、本考案の第1の特徴は、前輪(前輪20)を支持し、前記前輪の後方にピボット部(ピボット部165)を有する車体フレーム(車体フレーム100)と、後輪(後輪90)を回転可能に支持するとともに、前記ピボット部において略上下方向に揺動可能に支持される揺動部材(例えば、揺動部材200)と、前記ピボット部と前記前輪との間に配設されるとともに、前記車体フレームに連結され、前記後輪が受けた衝撃を吸収する緩衝装置(例えば、クッションユニット300)とを備える鞍乗型車両(例えば、自動二輪車10)であって、前記揺動部材は、前記ピボット部よりも前方に向けて延在し、前記緩衝装置に連結される連結部分(クッションユニット連結部291)を有することを要旨とする。
このような鞍乗型車両によれば、揺動部材は、ピボット部よりも前方に向けて延在し、緩衝装置に連結される連結部分を含む。ピボット部よりも前方に位置する連結部分は、鞍乗型車両の走行に伴って後輪が上方に突き上げられると、下方に移動する。
すなわち、揺動部材は、後輪が上方に突き上げられると、緩衝装置を上方とは異なる方向、例えば下方に向けて押圧することができる。具体的には、後輪が走行時に受けた衝撃力によって生じる鞍乗型車両を上方に突き上げられる方向の力を、下方向に押し下げる方向の力として利用できる。このため、後輪が走行時に受けた衝撃力による鞍乗型車両の上方への突き上げが軽減され、鞍乗型車両の操縦安定性が向上する。
本考案の第2の特徴は、本考案の第1の特徴に係り、前記揺動部材は、前記ピボット部よりも後方に位置する後半部(後半部200r)と、前記ピボット部よりも前方に位置し、前記連結部分を含む前半部(前半部200f)とを有し、前記前半部は、前記後輪が受けた衝撃力によって前記後半部が上方に移動すると、前記緩衝装置を下方に向けて押圧することを要旨とする。
本考案の第3の特徴は、本考案の第2の特徴に係り、前記緩衝装置の下部(下端部320)は、前記車体フレームに取り付けられ、前記緩衝装置の上部(上端部310)は、前記揺動部材の連結部分に連結されることを要旨とする。
本考案の第4の特徴は、本考案の第1の特徴に係り、前記緩衝装置は、前記鞍乗型車両の上下方向に沿って配設されることを要旨とする。
本考案の第5の特徴は、本考案の第4の特徴に係り、前記車体フレームは、ステアリングヘッドパイプ(ステアリングヘッドパイプ110)と、前記ステアリングヘッドパイプから前記鞍乗型車両の下方に向けて延在するダウンチューブ(ダウンチューブ120)とを有し、前記緩衝装置は、前記ダウンチューブに沿って配設されることを要旨とする。
本考案の第6の特徴は、本考案の第1の特徴に係り、前記揺動部材は、前記後半部に連結され、前方に向けて延在する第1延在部分(延在部260)と、前記第1延在部分に連結され、前記第1延在部分の前方において、上方に向けて延在する第2延在部分(クッションユニット支持部材290)とを含むことを要旨とする。
本考案の第7の特徴は、本考案の第6の特徴に係り、前記第2延在部分は、前記連結部分を含むことを要旨とする。
本考案の第8の特徴は、本考案の第1の特徴に係り、前記後輪を駆動する動力ユニット(例えば、エンジン40)をさらに備え、前記動力ユニットは、前記ピボット部の前方において前記揺動部材に固定されることを要旨とする。
本考案の第9の特徴は、本考案の第6の特徴に係り、前記車輪を駆動する動力ユニット(例えば、エンジン40)をさらに備え、前記動力ユニットは、前記第1延在部分の上方に配設されることを要旨とする。
本考案の第10の特徴は、本考案の第9の特徴に係り、前記第2延在部分は、前記動力ユニットの前方に配設されることを要旨とする。
本考案の第11の特徴は、本考案の第8の特徴に係り、前記動力ユニットは、前記緩衝装置の上部を支持する支持部(クッションユニット支持部43)を有することを要旨とする。
本考案の第12の特徴は、本考案の第1の特徴に係り、前記車体フレームと前記前半部とを連結する第1補強部(スタビライザ180)を備えることを要旨とする。
本考案の第13の特徴は、本考案の第12の特徴に係り、前記第1補強部は、前記揺動部材の揺動に伴って、前後方向及び上下方向に回動可能であることを要旨とする。
本考案の第14の特徴は、本考案の第12の特徴に係り、前記前半部は、前記後半部に連結されるとともに前方に向けて延在する第1延在部分(延在部260)を含み、前記第1補強部は、前記第1延在部分に連結されることを要旨とする。
本考案の第15の特徴は、本考案の第14の特徴に係り、前記第1補強部は、前記第1延在部分の下方に配設されることを要旨とする。
本考案の第16の特徴は、本考案の第8の特徴に係り、前記車体フレームと前記動力ユニットとを連結する第2補強部(リンク50)をさらに備えることを要旨とする。
本考案の第17の特徴は、本考案の第16の特徴に係り、前記第2補強部は、前記揺動部材の揺動に伴って、前後方向及び上下方向に回動可能であることを要旨とする。
本考案の第18の特徴は、本考案の第1の特徴に係り、前記車体フレームは、前記ピボット部から上方に延在する第1フレーム部(縦フレーム150)と、前記第1フレーム部の上方に配設され、前記鞍乗型車両の前後方向に沿って延在する第2フレーム部(上部フレーム130)とを含み、前記第1フレーム部と前記第2フレーム部との間に設けられた緩衝部(緩衝部155)を備えることを要旨とする。
本考案の第19の特徴は、本考案の第18の特徴に係り、前記緩衝部は、弾性部材を含むことを要旨とする。
本考案の第20の特徴は、本考案の第1の特徴に係り、前記車体フレームは、ステアリングヘッドパイプ(ステアリングヘッドパイプ110)と、前記ステアリングヘッドパイプから下方に向けて延在するダウンチューブ(ダウンチューブ120)と、前記ピボット部から上方に延在する第1フレーム部(縦フレーム150)と、前記ダウンチューブと前記第1フレーム部とを連結する第3フレーム部(下部フレーム170)とを含むことを要旨とする。
本考案の第21の特徴は、本考案の第20の特徴に係り、前記緩衝装置は、前記ダウンチューブに沿って配設されることを要旨とする。
本考案の第22の特徴は、本考案の第20の特徴に係り、前記第3フレーム部は、前記ダウンチューブ及び前記緩衝装置の下部に連結されることを要旨とする。
本考案の第23の特徴は、本考案の第1の特徴に係り、前記揺動部材(揺動部材200B)は、前記連結部分を含む前半部(前半部200f)を有し、前記前半部は、前記ピボット部よりも前方に位置し、前記前半部と前記緩衝装置とを連結し、前記揺動部材の動きを緩衝装置に伝達するリンク部材(例えば、リンク部材410)を備え、前記リンク部材は、前記車体フレームに回動可能に支持される被支持部(被支持部411)を有することを要旨とする。
本考案の第24の特徴は、本考案の第23の特徴に係り、前記リンク部材は、前記緩衝装置が連結される前連結部(連結部413)と、前記被支持部を基準として、前記前連結部の反対側において前記前半部に連結される後連結部(連結部412)とを有することを要旨とする。
本考案の第25の特徴は、本考案の第23の特徴に係り、前記車体フレームは、ステアリングヘッドパイプ(ステアリングヘッドパイプ110)と、前記ステアリングヘッドパイプから下方に向けて延在するダウンチューブ(ダウンチューブ120C)とを有し、前記緩衝装置は、前記ダウンチューブに沿って配設され、前記リンク部材は、前記緩衝装置の下部(下端部320)に連結されることを要旨とする。
本考案の第26の特徴は、本考案の第25の特徴に係り、前記ダウンチューブは、前記緩衝装置の上部(上端部310)が連結される緩衝装置連結部(クッションユニット連結部125)を有し、前記緩衝装置連結部は、前記緩衝装置の上部に取り付けられ、上方に向けて延びる凸状部(クッションブラケット125a,ボルト125b)と、前記ダウンチューブに設けられ、前記凸状部が挿通される被挿通部(ブラケット125e)と、前記被挿通部に挿通された前記凸状部を、前記被挿通部に固定する固定部(ナット125c,125d)とを含むことを要旨とする。
本考案の第27の特徴は、本考案の第23の特徴に係り、前記車体フレームは、ステアリングヘッドパイプ(ステアリングヘッドパイプ110)と、前記ステアリングヘッドパイプから前記鞍乗型車両の下方に向けて延在するダウンチューブ(ダウンチューブ120C)とを有し、前記緩衝装置は、前記ダウンチューブに沿って配設され、前記リンク部材は、前記緩衝装置の上部(上端部310)に連結されることを要旨とする。
本考案の特徴によれば、後輪が走行時に受けた衝撃力による鞍乗型車両の上方への突き上げを軽減することによって、操縦安定性をさらに向上させた鞍乗型車両を提供することができる。
本考案の第1実施形態に係る自動二輪車の右側面図である。 本考案の第1実施形態に係る車体11の右側面図である。 図2に示した車体11の分解右側面図である。 図1のF4方向からの矢視図である。 本考案の第1実施形態に係る揺動部材200の揺動に伴う車体11の動作を示す図である。 クッションユニット300の上端部310を支持する支持構造の変更例に係る車体11Aの右側面図である。 エンジン40の固定構造の変更例に係る車体11Bの右側面図である。 本考案の第1実施形態の変更例に係る自動二輪車10Aの概略左側面図である。 本考案の第2実施形態に係る自動二輪車10Bの右側面図である。 本考案の第2実施形態に係る車体11の分解右側面図である。 本考案の第2実施形態に係るクッションユニット連結部125の右側面図である。 本考案の第2実施形態に係る図9のF12−F12線に沿った車体フレーム100Cの断面図である。 図9のF13方向からの矢視図である。 図9のF14方向からの矢視図である。 本考案の第2実施形態に係る揺動部材200Bの揺動に伴う車体11Cの動作を示す図である。 本考案の第2実施形態の変更例に係るリンク部材450及びリンク部材460を用いた車体11Dの右側面図である。 本考案の第2実施形態に係るの変更例に係るリンク部材450及びリンク部材460を用いた車体11Dの動作を示す図である。
次に、本考案に係る鞍乗型車両の実施形態について、図面を参照しながら説明する。具体的には、本考案に係る鞍乗型車両の第1実施形態、第2実施形態、及びその他の実施形態について説明する。
なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一または類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。
したがって、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
[第1実施形態]
まず、本考案の第1実施形態について説明する。具体的には、(1)鞍乗型車両の全体概略構成、(2)車体構造、(3)車体の動作、(4)変更例、及び(5)作用・効果について説明する。
(1)鞍乗型車両の全体概略構成
図1は、本実施形態において鞍乗型車両を構成する自動二輪車10の右側面図である。図1に示すように、自動二輪車10は、前輪20及び後輪90を備え、エンジン40(動力ユニット)が発生する駆動力によって後輪90を駆動する。前輪20は、フロントフォーク21によって回転可能に支持される。
エンジン40の上方には、燃料タンク70及びシート80が配設される。燃料タンク70は、エンジン40に供給される燃料を蓄える。シート80には、自動二輪車10のライダーが着座する。
また、エンジン40には、マフラー60が接続される。マフラー60は、エンジン40内の爆発による騒音を低減する。
エンジン40、燃料タンク70及びシート80などは、車体フレーム100に取り付けられる。車体フレーム100は、自動二輪車10の骨格を形成する。また、車体フレーム100は、フロントフォーク21に連結されたステアリングシャフト(不図示)を回動可能に支持する。すなわち、前輪20は、フロントフォーク21を介して車体フレーム100によって支持される。
また、自動二輪車10では、揺動部材200が車体フレーム100に取り付けられる。揺動部材200は、車体フレーム100によって揺動可能に支持される。揺動部材200の後端に設けられた車軸支持部221(図1において不図示、図2参照)では、後輪90が回転可能に支持される。
揺動部材200の前端に設けられたクッションユニット支持部材290(図1において不図示、図3参照)には、クッションユニット300が連結される。
クッションユニット300は、後輪90が受けた衝撃、具体的には、後輪90を回転可能に支持する揺動部材200の振動を吸収する。クッションユニット300は、コイルスプリング及びダンパーによって構成される。
(2)車体構造
次に、自動二輪車10を構成する車体11の構造について説明する。具体的には、(2.1)全体構成及び(2.2)各部の詳細構造について説明する。
(2.1)全体構成
図2は、車体11の右側面図である。具体的には、図2は、エンジン40、車体フレーム100、揺動部材200及びクッションユニット300の右側面図である。
図2に示すように、車体フレーム100は、ステアリングヘッドパイプ110、ダウンチューブ120、上部フレーム130、リヤレール140、縦フレーム150、縦フレーム160、ピボット部165及び下部フレーム170を有する。
ステアリングヘッドパイプ110は、フロントフォーク21(図1参照)に連結されるステアリングシャフト(不図示)を回動可能に支持する。
ダウンチューブ120は、ステアリングヘッドパイプ110から自動二輪車10の下方に向けて延在する。
上部フレーム130は、縦フレーム150の上方に配設される。上部フレーム130は、自動二輪車10の前後方向に沿って延在する。本実施形態において、上部フレーム130は、第2フレーム部を構成する。
リヤレール140は、上部フレーム130に連なり、自動二輪車10の後方に向けて延在する。
縦フレーム150は、ピボット部165から自動二輪車10の上方に延在し、緩衝部155を介して上部フレーム130に連結される。本実施形態において、縦フレーム150は、第1フレーム部を構成する。
緩衝部155は、上部フレーム130と縦フレーム150との間に設けられる。緩衝部155は、弾性部材、具体的には、円柱状のゴムによって構成される。上部フレーム130及び緩衝部155には、ボルト(不図示)が挿通されるボルト孔(不図示)が形成されている。また、縦フレーム150には、上部フレーム130及び緩衝部155に挿通されたボルトが螺入される雌ネジ部(不図示)が形成されている。
縦フレーム160は、縦フレーム150の後方に配設される。縦フレーム160は、上部フレーム130の後端部分に連結される。
ピボット部165は、縦フレーム150の下端部分に設けられる。ピボット部165は、揺動部材200を揺動可能に支持する。ピボット部165は、前輪20の後方に配設されている。
エンジン40は、揺動部材200に取り付けられる。すなわち、エンジン40は、揺動部材200のとともに、自動二輪車10の略上下方向に沿って揺動する。具体的には、エンジン40は、ピボット部165の前方において揺動部材200に固定される。
エンジン40のシリンダヘッド41には、リンク50が設けられる。リンク50は、車体フレーム100とエンジン40とを連結する。本実施形態において、リンク50は、第2補強部を構成する。リンク50は、エンジン40が揺動すると略上下方向に沿って伸縮する。
下部フレーム170は、エンジン40及び揺動部材200の下方に配設される。下部フレーム170は、ダウンチューブ120と縦フレーム150とを連結する。具体的には、下部フレーム170は、ダウンチューブ120及びクッションユニット300の下部に連結される。
また、本実施形態では、下部フレーム170は、縦フレーム150と縦フレーム160とを連結する。本実施形態において、下部フレーム170は、第3フレーム部を構成する。
下部フレーム170の下方には、スタビライザ180が配設される。スタビライザ180は、車体フレーム100、具体的には、縦フレーム160と揺動部材200とを連結する。本実施形態において、スタビライザ180は、第1補強部を構成する。スタビライザ180は、エンジン40とともに略上下方向に揺動する揺動部材200の車幅方向の捻れを抑制する。
揺動部材200は、ピボット部165において略上下方向に揺動可能に支持される。揺動部材200の後端部分には、車軸支持部221が形成される。車軸支持部221は、後輪90の車軸(不図示)を支持する。
クッションユニット300は、ピボット部165と前輪20との間に配設される。クッションユニット300は、車体フレーム100、具体的には、下部フレーム170に連結される。本実施形態において、クッションユニット300は、緩衝装置を構成する。
クッションユニット300は、自動二輪車10の上下方向に沿って配設される。具体的には、クッションユニット300は、ダウンチューブ120に沿って配設される。
(2.2)各部の詳細構造
図3は、図2に示した車体11の分解右側面図である。以下、図3を参照して、車体フレーム100、エンジン40、揺動部材200、クッションユニット300及び下部フレーム170の詳細構造について説明する。
(2.2.1)車体フレーム100
ステアリングヘッドパイプ110から自動二輪車10の下方に向けて延在するダウンチューブ120は、上端部121、ベース板部122及びチューブ部123を有する。
上端部121は、ステアリングヘッドパイプ110と連なる。ベース板部122は、上端部121とチューブ部123とを連結する。チューブ部123は、ベース板部122に溶接されている。
ステアリングヘッドパイプ110から自動二輪車10の後方に向けて延在する上部フレーム130には、ブラケット131が設けられる。ブラケット131には、リンク50を構成するリンク部材51が連結される。
縦フレーム160は、上部フレーム130とリヤレール140との連結部分から自動二輪車10の下方に向けて延在する。縦フレーム160の連結部161には、スタビライザ180の後端部181が連結される。
ピボット部165は、縦フレーム150、及び縦フレーム160に形成されたピボット支持部162によって支持される。上部フレーム130と縦フレーム150の上端部分との間には、ピボット部165に加えられた衝撃を低減する緩衝部155が設けられる。
(2.2.2)エンジン40
シリンダヘッド41には、リンク50が設けられる。リンク50は、リンク部材51とリンク部材52とによって構成される。リンク部材52は、シリンダヘッド41に回動可能に連結される。また、リンク部材52は、リンク部材51と回動可能に連結される。リンク50は、自動二輪車10の前後方向及び上下方向を表現可能な面に沿って回動することができる。すなわち、リンク50は、エンジン40が揺動部材200とともに揺動すると、シリンダヘッド41とブラケット131との間において伸びたり縮んだりする。
シリンダヘッド41の後方には、エンジン40の内部に供給される空気を浄化するエアクリーナ42が配設される。
本実施形態では、エンジン40は、ピボットプレート250及びアーム連結部293に固定される。ピボットプレート250及びアーム連結部293の構造については、後述する。
(2.2.3)揺動部材200
揺動部材200は、リヤアーム210及びクッションユニット支持部材290を有する。
リヤアーム210及びクッションユニット支持部材290を有する揺動部材200は、前半部200fと後半部200rとによって構成される。
前半部200fは、ピボット部165よりも前方に位置する。前半部200fには、クッションユニット支持部材290が含まれる。後半部200rは、ピボット部165よりも後方に位置する。すなわち、揺動部材200は、ピボット部165よりも前方に向けて延在する。
リヤアーム210は、アーム部220、ピボットプレート250及び延在部260を有する。アーム部220は、ピボットプレート250から自動二輪車10の後方に向かって延在する部分である。アーム部220の後端部分には、車軸支持部221が形成される。
ピボットプレート250は、アーム部220と延在部260との間に位置する。ピボットプレート250には、ピボット孔251が形成される。ピボット孔251には、車幅方向に沿ってピボットシャフト(不図示)が挿通される。ピボットシャフトは、ピボット部165に形成されたピボット孔(不図示)にも挿通される。すなわち、揺動部材200は、ピボット孔251の位置を中心として揺動可能に支持される。
延在部260は、後半部200r、つまり、アーム部220に連結される。延在部260は、自動二輪車10の前方に向けて、具体的には、ピボット孔251よりも前方に向けて延在する。本実施形態において、延在部260は、第1延在部分を構成する。エンジン40は、延在部260の上方に配設される。
また、延在部260には、連結部261が設けられる。連結部261には、スタビライザ180の前端部182が連結される。
クッションユニット支持部材290は、延在部260に連結される。クッションユニット支持部材290は、延在部260の前方において自動二輪車10の上方に向けて延在する。本実施形態において、クッションユニット支持部材290は、第2延在部分を構成する。クッションユニット支持部材290は、エンジン40の前方に配設される。
クッションユニット支持部材290は、クッションユニット連結部291、支持部292及びアーム連結部293を有する。
クッションユニット連結部291は、クッションユニット300の上部、具体的には、上端部310に連結される。本実施形態において、クッションユニット連結部291は、連結部分を構成する。
支持部292は、クッションユニット連結部291を支持する。支持部292は、クッションユニット300の後方において、クッションユニット300に沿って延在する。
アーム連結部293は、リヤアーム210の延在部260に連結される。また、アーム連結部293は、支持部292に連結される。
(2.2.4)クッションユニット300
クッションユニット300は、コイルスプリングとダンパー(不図示)とによって構成される。クッションユニット300の上端部310は、クッションユニット支持部材290に回動可能に連結される。クッションユニット300の下部、具体的には、下端部320は、車体フレーム100に取り付けられる。下端部320には、シャフト孔(不図示)が形成されている。当該シャフト孔には、シャフト176(図3において不図示、図4参照)が挿通される。シャフト176は、ダウンチューブ120のチューブ部123の下端部分に形成されたシャフト孔123a、及び下部フレーム170の前部連結部172に形成されたシャフト孔(不図示)にも挿通される。
(2.2.5)下部フレーム170及びスタビライザ180
下部フレーム170は、後部連結部171、前部連結部172及びステップ173を有する。下部フレーム170は、縦フレーム150及び縦フレーム160と、ダウンチューブ120とを連結する。
具体的には、後部連結部171は、縦フレーム150及び縦フレーム160に連結される。前部連結部172は、ダウンチューブ120のチューブ部123及びクッションユニット300の下端部320に連結される。ステップ173には、シート80(図1参照)に着座したライダーの足が載置される。
スタビライザ180は、後端部181及び前端部182を有する。後端部181は、縦フレーム160に設けられた連結部161に回動可能に連結される。前端部182は、延在部260に設けられた連結部261に回動可能に連結される。すなわち、スタビライザ180は、車体フレーム100と、揺動部材200の前半部200fとを連結する。
スタビライザ180は、自動二輪車10の前後方向及び上下方向を表現可能な面に沿って回動することができる。
(2.2.6)揺動部材200とクッションユニット300との連結
次に、揺動部材200とクッションユニット300との連結部分の構造について説明する。図4は、図1のF4方向からの矢視図である。具体的には、図4は、車体11下部の一部を自動二輪車10の下方から捉えた図である。
図4に示すように、左右一対の下部フレーム170の前端には、前部連結部172がそれぞれ設けられる。前部連結部172と、左右一対のチューブ部123の下端部分にそれぞれ形成されたシャフト孔123a(図3参照)とには、シャフト176が挿通される。前部連結部172とシャフト孔123aとにシャフト176が挿通されることによって、下部フレーム170とチューブ部123とが連結される。
また、クッションユニット300の下端部320にも、シャフト176が挿通される。クッションユニット300の上端部310(図3参照)には、クッションユニット支持部材290が連結される。クッションユニット支持部材290には、リヤアーム210が連結される。
スタビライザ180の後端部181は、ボルト(不図示)を用いて、縦フレーム160に設けられた連結部161に回動可能に連結される。同様に、スタビライザ180の前端部182は、ボルトを用いて、リヤアーム210に設けられた連結部261に回動可能に連結される。
(3)車体の動作
次に、車体11の動作について説明する。具体的には、揺動部材200の揺動に伴う車体11の動作について説明する。図5は、揺動部材200の揺動に伴う車体11の動作を示す図である。
車軸支持部221によって支持される後輪90は、自動二輪車10の走行に伴って路面から衝撃を受ける。後輪90が路面から衝撃を受けると、揺動部材200を構成するリヤアーム210は、後輪90が受けた衝撃力によってピボット部165を中心として略上下方向に揺動する。
例えば、ピボット部165よりも後方に位置するアーム部220(後半部200r)が上方向(図中のD1方向)に移動すると、ピボット部165よりも前方に位置する延在部260(前半部200f)は、下方向(図中のD2方向)に移動する。つまり、リヤアーム210は、ピボット部165を支点としてシーソーのように揺動する。
このため、アーム部220が上方向に移動すると、延在部260に連結されているクッションユニット支持部材290も下方向に移動する。クッションユニット支持部材290が下方向に移動すると、クッションユニット支持部材290に設けられたクッションユニット連結部291、つまり、前半部200fは、クッションユニット300の上端部310を下方に向けて押圧する。クッションユニット連結部291によってクッションユニット300が下方向に押圧されると、クッションユニット300は、縮みながら後輪90が受けた衝撃力を減衰させる。
揺動部材200に固定されるエンジン40は、揺動部材200とともに揺動する。具体的には、エンジン40もピボット部165を中心として揺動する。エンジン40に連結されているリンク50は、揺動するエンジン40を支持する。リンク50は、エンジン40の揺動、つまり、揺動部材200の揺動に伴って、自動二輪車10の前後方向及び上下方向を表現可能な面に沿って回動する。
同様に、車体フレーム100と揺動部材200とに連結されるスタビライザ180は、揺動部材200の揺動に伴って、自動二輪車10の前後方向及び上下方向を表現可能な面に沿って回動する。
(4)変更例
次に、上述した自動二輪車10の変更例について説明する。具体的には、クッションユニット300の上端部310を支持する支持構造の変更例(変更例1)、エンジン40の固定構造の変更例(変更例2)、スクータ型車両への適用例(変更例3)について説明する。
(4.1)変更例1
図6は、クッションユニット300の上端部310を支持する支持構造の変更例に係る車体11Aの右側面図である。図6に示すように、エンジン40Aは、クッションユニット支持部43を有する。クッションユニット支持部43は、シリンダヘッド41Aに設けられる。クッションユニット支持部43は、クッションユニット300の上端部310を支持する。本変更例において、クッションユニット支持部43は、支持部を構成する。
すなわち、クッションユニット300の上端部310は、クッションユニット支持部材290に代えて、エンジン40Aによって支持するようにしてもよい。エンジン40Aがピボット部165を中心として揺動すると、クッションユニット支持部43は、クッションユニット300の上端部310を下方に向けて押圧する。
(4.2)変更例2
図7は、エンジン40の固定構造の変更例に係る車体11Bの右側面図である。図7に示すように、車体11Bでは、上述した車体フレーム100に代えて、車体フレーム100Aが用いられる。
車体フレーム100Aは、ダウンチューブ120Aを有する。車体フレーム100と比較すると、ダウンチューブ120Aには、エンジン支持部124が設けられている。
エンジン40は、車体フレーム100Aに固定される。具体的には、エンジン40は、エンジン支持部124、上部フレーム130に設けられたブラケット131、及び縦フレーム150に固定される。すなわち、揺動部材200Aが揺動しても、エンジン40は揺動しない。
揺動部材200Aは、ピボット部165を中心として揺動する。揺動部材200Aは、クッションユニット300の上端部310に連結される。揺動部材200Aがピボット部165を中心として揺動すると、クッションユニット連結部291は、クッションユニット300の上端部310を下方に向けて押圧する。
(4.3)変更例3
本実施形態に係る自動二輪車10は、シート80の前方にライダーの両脚が通過できる空間が形成されていない一般的な鞍乗型車両であったが、本考案は、シートの前方にライダーの両脚が通過できる空間が形成されている、いわゆるスクータ型車両にも勿論適用することができる。なお、本明細書では、鞍乗型車両には、スクータ型車両も含むものとして説明する。
図8は、本考案の変更例に係る自動二輪車10Aの概略左側面図である。図8に示すように、自動二輪車10Aは、シート80Aの前方にライダーの両脚が通過できる空間Sが形成されている、いわゆるスクータ型車両である。自動二輪車10Aは、車体フレーム100Bを有する。
車体フレーム100Bには、ユニットスイング式エンジン40Bが揺動可能に取り付けられる。具体的には、ユニットスイング式エンジン40Bは、ピボット部165Bを中心として揺動可能に車体フレーム100Bに取り付けられる。ユニットスイング式エンジン40Bには、揺動部材280が連結される。
また、車体フレーム100Bには、クッションユニット300Bが取り付けられるダウンチューブ120Bが含まれる。
揺動部材280は、クッションユニット300Bに連結される。揺動部材280は、ユニットスイング式エンジン40Bの揺動ととも揺動する。具体的には、ユニットスイング式エンジン40Bが上方向に移動すると、揺動部材280は、下方向に移動し、クッションユニット300Bを押圧する。
(4.4)その他の変更例
また、本実施形態では、リンク50、緩衝部155、下部フレーム170及びスタビライザ180が設けられていたが、これらの部材は、必ずしも設けられていなくても構わない。
第1実施形態では、クッションユニット300は、自動二輪車10の上下方向に沿って、具体的には、ダウンチューブ120に沿って配設されていたが、クッションユニット300は、自動二輪車10の上下方向やダウンチューブ120に沿って配設されていなくてもよい。例えば、クッションユニット300は、下部に行くに従って前方に向かうように傾斜させた状態としてもよい。また、揺動部材200は、クッションユニット300の上端部310に連結されていたが、必ずしも上端部310に連結されていなくてもよい。例えば、クッションユニット300の上下方向の中間部分よりも上部に揺動部材200を連結してもよい。
(5)作用・効果
自動二輪車10によれば、揺動部材200(揺動部材200A)は、ピボット部165よりも前方に向けて延在し、クッションユニット300の上端部310に連結されるクッションユニット連結部291を含む。ピボット部165よりも前方に位置するクッションユニット連結部291は、自動二輪車10の走行に伴って後輪90が上方に突き上げられると、下方に移動する。
すなわち、揺動部材200(揺動部材200A)は、後輪90が上方に突き上げられると、クッションユニット300を下方に向けて押圧することができる。具体的には、後輪90が走行時に受けた衝撃力によって生じる自動二輪車10を上方に突き上げられる方向の力を、下方向に押し下げる方向の力として利用できる。このため、後輪90が走行時に受けた衝撃力による自動二輪車10の上方への突き上げが軽減され、自動二輪車10の操縦安定性が向上する。
具体的には、自動二輪車10を上方に突き上げられる方向の力を下方向に押し下げる方向の力として利用できるため、前輪20及び後輪90の接地荷重が増大する。前輪20及び後輪90の接地荷重が増大すると、後輪90の駆動力や自動二輪車10のコーナリング性能が向上する。
本実施形態では、クッションユニット300の下端部320は、ダウンチューブ120に取り付けられる。このため、クッションユニット300を確実に支持することができる。
本実施形態では、クッションユニット300は、自動二輪車10の上下方向に沿って配設される。具体的には、クッションユニット300は、ダウンチューブ120に沿って配設される。このため、クッションユニット300が大きく傾斜した状態で配設される場合と比較して、後輪90が走行時に受けた衝撃力によって生じる自動二輪車10を上方に突き上げられる方向の力を、下方向に押し下げる方向の力としてより効果的に利用できる。
本実施形態では、揺動部材200は、自動二輪車10の前方に向けて延在する延在部260と、延在部260の前方において自動二輪車10の上方に向けて延在するクッションユニット支持部材290とを有する。また、クッションユニット支持部材290は、クッションユニット300が連結されるクッションユニット連結部291を含む。このため、揺動部材200に固定されるエンジン40の搭載スペースを確保しつつ、クッションユニット300を下方に向けて押圧することができる。
本実施形態では、エンジン40は、ピボット部165の前方において揺動部材200に固定される。また、変更例1に示したように、エンジン40Aは、クッションユニット300の上端部310を支持する。このため、エンジン40(エンジン40A)の重量を利用して、自動二輪車10を上方に突き上げられる方向の力を、下方向に押し下げる方向の力としてより効果的に利用できる。
本実施形態では、車体フレーム100と揺動部材200とに連結されるスタビライザ180、及び車体フレーム100とエンジン40とに連結されるリンク50が設けられる。このため、揺動部材200が車幅方向に捻れることを抑制できる。すなわち、ピボット部165を中心として揺動部材200をスムーズに揺動させることができる。
本実施形態では、縦フレーム150と上部フレーム130との間には、緩衝部155が設けられる。このため、縦フレーム150の下端部分に設けられているピボット部165が受けた衝撃が上部フレーム130やシート80に到達する程度を軽減できる。
本実施形態では、ダウンチューブ120と縦フレーム150とを連結する下部フレーム170が設けられる。このため、車体フレーム100、特に、ピボット部165近傍における車体フレーム100の剛性を向上できる。
[第2実施形態]
次に、本考案の第2実施形態について説明する。具体的には、(1)全体概略構成、(2)各部の詳細構造、(3)車体の動作、(4)変更例、及び(5)作用・効果について説明する。なお、以下、上述した第1実施形態に係る自動二輪車10と異なる部分について主に説明し、同様の部分については、その説明を適宜省略する。
(1)全体概略構成
図9は、本実施形態において鞍乗型車両を構成する自動二輪車10Bの右側面図である。図9に示すように、自動二輪車10Bは、第1実施形態に係る自動二輪車10と比較すると、クッションユニット300の車体フレーム100Cへの取付構造が異なる。
車体フレーム100Cは、ステアリングヘッドパイプ110から下方に向けて延在するダウンチューブ120Cを有する。クッションユニット300は、ダウンチューブ120Cに沿って配設される。ダウンチューブ120Cは、クッションユニット300が連結されるクッションユニット連結部125を有する。
(2)各部の詳細構造
図10は、自動二輪車10Bを構成する車体11Cの分解右側面図である。以下、図10を参照して、車体フレーム100C、クッションユニット連結部125、リンク部材410及び車体フレーム連結部分の構造について説明する。
(2.1)車体フレーム100C
ステアリングヘッドパイプ110から自動二輪車10Bの下方に向けて延在するダウンチューブ120Cは、上端部121C、チューブ部123C及びクッションユニット連結部125を有する。
チューブ部123Cは、チューブ部123Cの下端部分に形成されたシャフト孔123aに挿通されるシャフト176A(図10において不図示、図12及び図13参照)によって、前部連結部172Aと連結される。
クッションユニット連結部125は、上端部121Cに設けられる。クッションユニット連結部125には、クッションユニット300の上部、具体的には上端部310が連結される。本実施形態において、クッションユニット連結部125は、緩衝装置連結部を構成する。
クッションユニット300の下部、具体的には下端部320には、リンク部材410に連結される。
リンク部材410には、アーム連結部295が連結される。アーム連結部295は、エンジン40のクランクケース44の前端に連結される。本実施形態では、リヤアーム210とアーム連結部295とによって揺動部材200Bが構成される。
揺動部材200Bは、前半部200fと後半部200rとによって構成される。揺動部材200Bは、第1実施形態に係る揺動部材200と同様に、アーム部220、ピボットプレート250及び延在部260を有する。アーム部220の後端部分には、車軸支持部221が形成される。前半部200fは、ピボット部165よりも前方に位置する。また、前半部200fには、アーム連結部295が連結される。本実施形態では、前半部200fにはアーム連結部295が含まれる。本実施形態において、アーム連結部295は、連結部分を構成する。
(2.2)リンク部材410
リンク部材410は、被支持部411、連結部412及び連結部413を有する。被支持部411には、軸部174a(図10において不図示、図12及び図13参照)が挿通される挿通孔(不図示)が形成されている。リンク部材410は、軸部174aを用いて下部フレーム170の前端に設けられたリンクブラケット174に連結される。つまり、被支持部411は、リンク部材410の車体フレーム100Cに回動可能に支持される。リンク部材410は、被支持部411を頂点として折れ曲がった形状を有する。リンク部材410の一端には、連結部412が形成される。リンク部材410の他端には、連結部413が形成される。
連結部412は、ボルト(不図示)を用いてアーム連結部295に連結される。連結部412は、被支持部411を基準として、連結部413の反対側において揺動部材200Bの前半部200fに連結される。本実施形態において、連結部412は、後連結部を構成する。
連結部413は、ボルト(不図示)を用いてクッションユニット300の下端部320に連結される。本実施形態において連結部413は、前連結部を構成する。
すなわち、リンク部材410は、揺動部材200Bの前半部200fと、クッションユニット300とを連結し、揺動部材200Bの動きをクッションユニット300に伝達する。
(2.3)クッションユニット連結部125
図11は、クッションユニット連結部125の右側面図である。図11に示すように、クッションユニット連結部125は、クッションブラケット125a、ボルト125b、ナット125c、ナット125d、及びブラケット125eを有する。
クッションブラケット125aは、クッションユニット300の上端部310(図10参照)を支持する。クッションブラケット125aには、ボルト(不図示)が挿通されるボルト孔125ahが形成される。
ボルト125bは、クッションブラケット125aに連なる。クッションブラケット125a及びボルト125bは、クッションユニット300の上端部310に取り付けられる。ボルト125bは、自動二輪車10Bの上方に向けて延びる。本実施形態では、クッションブラケット125aとボルト125bとによって、凸状部が形成される。
ナット125c,125dは、ボルト125bに螺入される。ナット125c,125dは、ブラケット125eに挿通されたボルト125bを、ブラケット125eに固定する。本実施形態において、ナット125c,125dは、固定部を構成する。ナット125cは、ブラケット125eの上方に取り付けられる。一方、ナット125dは、ブラケット125eの下方に取り付けられる。つまり、ナット125cとナット125dとを用いてブラケット125eを上下から締め付けることによって、ボルト125bがブラケット125eに固定される。
ブラケット125eは、ダウンチューブ120C、具体的には、チューブ部123Cが連なる上端部121Cの前部に設けられる。ブラケット125eには、ボルト125bが挿通されるボルト孔(不図示)が形成されている。
(2.3)揺動部材200Bとクッションユニット300との連結
次に、揺動部材200Bとクッションユニット300との連結部分の構造について説明する。図12は、図9のF12−F12線に沿った車体フレーム100Cの断面図である。図13は、図9のF13方向からの矢視図である。図14は、図9のF14方向からの矢視図である。
図12〜図14に示すように、左右一対の下部フレーム170の前端には、前部連結部172Aがそれぞれ設けられる。前部連結部172Aと、左右一対のチューブ部123Cの下端部分にそれぞれ形成されたシャフト孔123a(図10参照)とには、シャフト176Aが挿通される。前部連結部172Aとシャフト孔123aとにシャフト176Aが挿通されることによって、下部フレーム170とチューブ部123Cとが連結される。
リンクブラケット174は、リンク部材410の回動可能に支持する。具体的には、リンクブラケット174は、軸部174aを支持する。軸部174aは、リンク部材410の被支持部411(図10参照)に挿通される。
リンクブラケット174の底面には、シャフト受け部175Aが取り付けられる。シャフト受け部175Aには、シャフト176Aが挿通されるシャフト孔(不図示)が形成される。つまり、リンクブラケット174は、シャフト176Aによって下部フレーム170に支持される。具体的には、シャフト受け部175Aが取り付けられたリンクブラケット174は、シャフト176Aの周方向に沿って回動可能に支持される。
リンク部材410は、アーム連結部295に連結される。アーム連結部295は、揺動部材200Bの延在部260に連結される。アーム部220と延在部260との間には、ピボット部165が位置する。
(3)車体の動作
次に、車体11Cの動作について説明する。具体的には、揺動部材200Bの揺動に伴う車体11Cの動作について説明する。図15は、揺動部材200Bの揺動に伴う車体11Cの動作を示す図である。
ピボット部165よりも後方に位置するアーム部220(後半部200r)が上方向(図中のD1方向)に移動すると、ピボット部165よりも前方に位置する延在部260(前半部200f)は、エンジン40とともに下方向(図中のD3方向)に移動する。つまり、リヤアーム210は、ピボット部165を支点としてシーソーのように揺動する。このようなリヤアーム210の動作は、第1実施形態に係る自動二輪車10と同様である。
リヤアーム210がピボット部165を支点としてD3方向に移動すると、エンジン40及びリヤアーム210に連結されているアーム連結部295も下方向に移動する。アーム連結部295は、リンク部材410の連結部412と連結されているため、リンク部材410は、被支持部411を中心として回動させられる。リンク部材410が被支持部411を中心として回動させられると、リンク部材410の連結部413は、D3方向と逆方向であるD4方向に移動する。つまり、リンク部材410の連結部413は、上方向に移動する。
リンク部材410の連結部413がD4方向に移動すると、リンク部材410は、クッションユニット300を上方に向けて押圧する。リンク部材410によってクッションユニット300が上方向に押圧されると、クッションユニット300は、縮みながら後輪90が受けた衝撃力を減衰させる。
(4)変更例
次に、上述した自動二輪車10Bの変更例について説明する。具体的には、リヤアーム210の動きをクッションユニット300に伝達するリンク部材410の変更例について説明する。
図16は、リンク部材410とは異なる形状のリンク部材450及びリンク部材460を用いた車体11Dの右側面図である。図16に示すように、T字状のリンク部材450は、クッションユニット300の上端部310に連結される。具体的には、リンク部材450は、シリンダヘッド41及びクッションユニット300の上端部310に、ボルト(不図示)を用いて回動可能に連結される。さらに、リンク部材450は、リンク部材460とも連結される。一方、クッションユニット300の下端部320は、第1実施形態に係る自動二輪車10と同様に、下部フレーム170の前部連結部172に連結される。
リンク部材460の一端は、リンク部材450と連結される。一方、リンク部材460の他端は、ダウンチューブ120Dに連結される。具体的には、上端部121Dとチューブ部123Dとによって構成されるダウンチューブ120Dのうち、リンク部材460の他端は、ステアリングヘッドパイプ110から下方に向けて延びる上端部121Dに、ボルト(不図示)を用いて回動可能に連結される。
図17は、揺動部材200Bの揺動に伴う車体11Dの動作を示す図である。車体11Cと同様に、ピボット部165を中心として揺動部材200Bが揺動すると、シリンダヘッド41は、D3’方向に移動する。シリンダヘッド41がD3’方向に移動すると、リンク部材460に回動可能に連結されているリンク部材450は、D5方向に移動する。リンク部材450がD5方向に移動すると、クッションユニット300は、上端部310が前方に移動させられるとともに、下方に向けて押圧される。リンク部材450によってクッションユニット300が下方向に押圧されると、クッションユニット300は、縮みながら後輪90が受けた衝撃力を減衰させる。
(5)作用・効果
自動二輪車10Bによれば、揺動部材200Bの前半部200fとクッションユニット300とを連結し、揺動部材200Bの動きをクッションユニット300に伝達するリンク部材410が備えられる。
このため、後輪90がピボット部165を中心としてD1方向(図15参照)に移動した場合、ピボット部165を中心とした前半部200fの移動方向(D3方向)と、クッションユニット300に対する入力方向(D4方向)とが逆方向になる。リンク部材410は、被支持部411を中心として回動することによって、D3方向への前半部200fの動きを、D4方向への動きに変える。
すなわち、ピボット部165からクッションユニット300までの長さによって定まる揺動部材200Bのレバー比を容易に変更できる。つまり、後輪90からの入力のうち、クッションユニット300に入力される割合を適宜変更でき、自動二輪車10Bの種別(例えば、オンロード向けの自動二輪車や、オフロードの走行に配慮した自動二輪車)に応じた操縦性などのセッティングの自由度が向上する。
また、被支持部411を中心として回動するリンク部材410を用いることによって、自動二輪車10Bの走行に伴う後輪90の突き上げに伴って揺動する前半部200fの移動方向と、クッションユニット300への入力方向とを容易に変更できる。このように、前半部200fの移動方向と、クッションユニット300への入力方向とを容易に異ならせることができるため、自動二輪車10Bの種別などに応じたセッティングの自由度をさらに向上できる。
本実施形態では、リンク部材410は、クッションユニット300の下端部320に連結される。このため、後輪90への入力(突き上げ)に伴う前半部200fの移動方向は下方向となる。一方、ダウンチューブ120Cに沿って配設されるクッションユニット300への入力方向は、上方向となる。つまり、クッションユニット300への入力方向(上方向)に作用する力によって、前半部200fの移動方向(下方向)に作用する力を軽減できる。すなわち、自動二輪車10Bの種別などに応じたセッティングの自由度、特に
、走行中の自動二輪車10Bに作用する力を軽減することによって、走行安定性の向上に寄与する。
本実施形態では、クッションユニット300の上端部310は、ボルト125b及びナット125c,125dなどを含むクッションユニット連結部125を介してダウンチューブ120Cに連結される。このため、ダウンチューブ120Cに連結されるクッションユニット300の上端部310の位置を自由に変更できる。つまり、クッションユニット300を介して連結される揺動部材200Bによって支持される後輪90の位置、具体的には、上下方向に沿った車体フレーム100Cに対する後輪90の位置を変化させることによって、自動二輪車10Bの車高を容易に調整できる。
また、本実施形態の変更例に係る車体11Dでは、リンク部材450は、クッションユニット300の上端部310に連結される。車体11Dでも、車体11Cと同様に、後輪90への入力(突き上げ)に伴う前半部200fの移動方向と、ダウンチューブ120Dに沿って配設されるクッションユニット300への入力方向とが異なる。このため、クッションユニット300に入力される力の割合を調整でき、自動二輪車10Bの種別などに応じたセッティングの自由度を向上できる。
[その他の実施形態]
上述した第1実施形態及び第2実施形態では、動力ユニットとしてエンジン(内燃機関
)用いられていたが、エンジンに代えて、例えば、電気モータを用いるようにしてもよい。
このように、本考案は、ここでは記載していない様々な実施の形態などを含むことは勿論である。したがって、本考案の技術的範囲は、上述の説明から妥当な特許請求の範囲に係る考案特定事項によってのみ定められるものである。
10,10A…自動二輪車、11,11A,11B,11C,11D…車体、20…前輪、21…フロントフォーク、40,40A…エンジン、40B…ユニットスイング式エンジン、41,41A…シリンダヘッド、42…エアクリーナ、43…クッションユニット支持部、44…クランクケース、50…リンク、51,52…リンク部材、60…マフラー、70…燃料タンク、80,80A…シート、90…後輪、100,100A,100B,100C,100D…車体フレーム、110…ステアリングヘッドパイプ、120,120A,120B,120C,120D…ダウンチューブ、121,121C,121D…上端部、122…ベース板部、123,123C,123D…チューブ部、123a…ボルト孔、124…エンジン支持部、125…クッションユニット連結部,125a…クッションブラケット、125ah…ボルト孔、125b…ボルト、125c,125d…ナット、125e…ブラケット、130…上部フレーム、131…ブラケット、140…リヤレール、150…縦フレーム、155…緩衝部、160…縦フレーム、161…連結部、162…ピボット支持部、165,165B…ピボット部、170…下部フレーム、171…後部連結部、172,172A…前部連結部、173…ステップ、174…リンクブラケット、174a…軸部、175A…シャフト受け部、176,176A…シャフト、180…スタビライザ、181…後端部、182…前端部、200,200A,200B…揺動部材、200f…前半部、200r…後半部、210…リヤアーム、220…アーム部、221…車軸支持部、250…ピボットプレート、251…ピボット孔、260…延在部、261…連結部、280…揺動部材、290…クッションユニット支持部材、291…クッションユニット連結部、292…支持部、293…アーム連結部、295…アーム連結部、300,300B…クッションユニット、310…上端部、320…下端部、410…リンク部材、411…被支持部、412,413…連結部、450,460…リンク部材、S…空間

Claims (27)

  1. 前輪を支持し、前記前輪の後方にピボット部を有する車体フレームと、
    後輪を回転可能に支持するとともに、前記ピボット部において略上下方向に揺動可能に支持される揺動部材と、
    前記ピボット部と前記前輪との間に配設されるとともに、前記車体フレームに連結され、前記後輪が受けた衝撃を吸収する緩衝装置とを備える鞍乗型車両であって、
    前記揺動部材は、前記ピボット部よりも前方に向けて延在し、前記緩衝装置に連結される連結部分を有する鞍乗型車両。
  2. 前記揺動部材は、
    前記ピボット部よりも後方に位置する後半部と、
    前記ピボット部よりも前方に位置し、前記連結部分を含む前半部とを有し、
    前記前半部は、前記後輪が受けた衝撃力によって前記後半部が上方に移動すると、前記緩衝装置を下方に向けて押圧する請求項1に記載の鞍乗型車両。
  3. 前記緩衝装置の下部は、前記車体フレームに取り付けられ、
    前記緩衝装置の上部は、前記揺動部材の連結部分に連結される請求項2に記載の鞍乗型車両。
  4. 前記緩衝装置は、前記鞍乗型車両の上下方向に沿って配設される請求項1に記載の鞍乗型車両。
  5. 前記車体フレームは、
    ステアリングヘッドパイプと、
    前記ステアリングヘッドパイプから前記鞍乗型車両の下方に向けて延在するダウンチューブとを有し、
    前記緩衝装置は、前記ダウンチューブに沿って配設される請求項4に記載の鞍乗型車両。
  6. 前記揺動部材は、
    前記ピボット部よりも後方に位置する後半部に連結され、前方に向けて延在する第1延在部分と、
    前記第1延在部分に連結され、前記第1延在部分の前方において、上方に向けて延在する第2延在部分とを含む請求項1に記載の鞍乗型車両。
  7. 前記第2延在部分は、前記連結部分を含む請求項6に記載の鞍乗型車両。
  8. 前記後輪を駆動する動力ユニットをさらに備え、
    前記動力ユニットは、前記ピボット部の前方において前記揺動部材に固定される請求項1に記載の鞍乗型車両。
  9. 前記車輪を駆動する動力ユニットをさらに備え、
    前記動力ユニットは、前記第1延在部分の上方に配設される請求項6に記載の鞍乗型車両。
  10. 前記第2延在部分は、前記動力ユニットの前方に配設される請求項9に記載の鞍乗型車両。
  11. 前記動力ユニットは、前記緩衝装置の上部を支持する支持部を有する請求項8に記載の鞍乗型車両。
  12. 前記車体フレームと前記前半部とを連結する第1補強部を備える請求項2に記載の鞍乗型車両。
  13. 前記第1補強部は、前記揺動部材の揺動に伴って、前後方向及び上下方向に回動可能である請求項12に記載の鞍乗型車両。
  14. 前記前半部は、前記後半部に連結されるとともに前方に向けて延在する第1延在部分を含み、
    前記第1補強部は、前記第1延在部分に連結される請求項12に記載の鞍乗型車両。
  15. 前記第1補強部は、前記第1延在部分の下方に配設される請求項14に記載の鞍乗型車両。
  16. 前記車体フレームと前記動力ユニットとを連結する第2補強部をさらに備える請求項8に記載の鞍乗型車両。
  17. 前記第2補強部は、前記揺動部材の揺動に伴って、前後方向及び上下方向に回動可能である請求項16に記載の鞍乗型車両。
  18. 前記車体フレームは、
    前記ピボット部から上方に延在する第1フレーム部と、
    前記第1フレーム部の上方に配設され、前記鞍乗型車両の前後方向に沿って延在する第2フレーム部とを含み、
    前記第1フレーム部と前記第2フレーム部との間に設けられた緩衝部をさらに備える請求項1に記載の鞍乗型車両。
  19. 前記緩衝部は、弾性部材を含む請求項18に記載の鞍乗型車両。
  20. 前記車体フレームは、
    ステアリングヘッドパイプと、
    前記ステアリングヘッドパイプから下方に向けて延在するダウンチューブと、
    前記ピボット部から上方に延在する第1フレーム部と、
    前記ダウンチューブと前記第1フレーム部とを連結する第3フレーム部とを含む請求項1に記載の鞍乗型車両。
  21. 前記緩衝装置は、前記ダウンチューブに沿って配設される請求項20に記載の鞍乗型車両。
  22. 前記第3フレーム部は、前記ダウンチューブ及び前記緩衝装置の下部に連結される請求項20に記載の鞍乗型車両。
  23. 前記揺動部材は、前記連結部分を含む前半部を有し、
    前記前半部は、前記ピボット部よりも前方に位置し、
    前記前半部と前記緩衝装置とを連結し、前記揺動部材の動きを緩衝装置に伝達するリンク部材を備え、
    前記リンク部材は、前記車体フレームに回動可能に支持される被支持部を有する請求項1に記載の鞍乗型車両。
  24. 前記リンク部材は、
    前記緩衝装置が連結される前連結部と、
    前記被支持部を基準として、前記前連結部の反対側において前記前半部に連結される後連結部とを有する請求項23に記載の鞍乗型車両。
  25. 前記車体フレームは、
    ステアリングヘッドパイプと、
    前記ステアリングヘッドパイプから下方に向けて延在するダウンチューブとを有し、
    前記緩衝装置は、前記ダウンチューブに沿って配設され、
    前記リンク部材は、前記緩衝装置の下部に連結される請求項23に記載の鞍乗型車両。
  26. 前記ダウンチューブは、前記緩衝装置の上部が連結される緩衝装置連結部を有し、
    前記緩衝装置連結部は、
    前記緩衝装置の上部に取り付けられ、上方に向けて延びる凸状部と、
    前記ダウンチューブに設けられ、前記凸状部が挿通される被挿通部と、
    前記被挿通部に挿通された前記凸状部を、前記被挿通部に固定する固定部とを含む請求項25に記載の鞍乗型車両。
  27. 前記車体フレームは、
    ステアリングヘッドパイプと、
    前記ステアリングヘッドパイプから前記鞍乗型車両の下方に向けて延在するダウンチューブとを有し、
    前記緩衝装置は、前記ダウンチューブに沿って配設され、
    前記リンク部材は、前記緩衝装置の上部に連結される請求項23に記載の鞍乗型車両。
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