JP2003338577A - 回路基板装置 - Google Patents

回路基板装置

Info

Publication number
JP2003338577A
JP2003338577A JP2002146251A JP2002146251A JP2003338577A JP 2003338577 A JP2003338577 A JP 2003338577A JP 2002146251 A JP2002146251 A JP 2002146251A JP 2002146251 A JP2002146251 A JP 2002146251A JP 2003338577 A JP2003338577 A JP 2003338577A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
surface side
via hole
electronic component
thermal via
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002146251A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyasu Matsuzaki
宏泰 松崎
Shigeyuki Mikami
重幸 三上
Tetsuya Kawachi
哲也 河内
Kazutaka Mukoyama
和孝 向山
Koichi Sakamoto
孝一 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2002146251A priority Critical patent/JP2003338577A/ja
Publication of JP2003338577A publication Critical patent/JP2003338577A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/10Bump connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/15Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process
    • H01L2224/16Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process of an individual bump connector
    • H01L2224/161Disposition
    • H01L2224/16151Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive
    • H01L2224/16221Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked
    • H01L2224/16225Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being non-metallic, e.g. insulating substrate with or without metallisation
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/10Bump connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/15Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process
    • H01L2224/17Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process of a plurality of bump connectors

Landscapes

  • Structure Of Printed Boards (AREA)
  • Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子部品をバンプ実装するサーマルビアホー
ルの表面側の開口面積を裏面側の開口面積よりも小さく
形成し、小型化と放熱性を両立させる。 【解決手段】 高周波回路用部品1の基板2には、トラ
ンジスタ等の電子部品5を実装し、その電極5B,5
C,5Dは各バンプ6を用いてスロット線路3の導体パ
ターン3A,3B、電極パッド4と接続する。また、基
板2には、略円錐状のスルーホール8と導電性の充填材
9とからなるサーマルビアホール7を設け、その表面開
口面積S1を裏面開口面積S2よりも小さく形成する。こ
れにより、基板2の表面2A側では、サーマルビアホー
ル7の開口面積をバンプ6の大きさ程度に小さく抑える
ことができ、導体パターン等を高密度で形成することが
できる。また、基板2の裏面2B側では、サーマルビア
ホール7を大きくして放熱性を高めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば基板に実装
した電子部品の放熱性をサーマルビアホールによって高
めるのに好適に用いられる回路基板装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、回路基板装置としては、例えば
基板に実装した電子部品の放熱性を高めるため、電子部
品の実装位置に放熱用のサーマルビアホールを設ける構
成としたものが知られている(例えば特開平5−160
289号、特開2000−77568号、特開平9−3
12356号公報等)。
【0003】この種の従来技術による回路基板装置は、
例えばトランジスタ、半導体IC等の電子部品が基板の
表面側に実装され、この実装部位には、電子部品と熱的
に接続されたサーマルビアホールが設けられている。こ
の場合、サーマルビアホールは、基板に穿設したスルー
ホール内に金属等の熱伝導性物質を配置することにより
形成され、電子部品から発生する熱を効率よく逃すもの
である。
【0004】ここで、例えば特開平5−160289号
公報に記載された第1の従来技術では、基板のうち電子
部品の実装部位に細長い円柱状のサーマルビアホールを
複数個形成し、これらのサーマルビアホールを基板の裏
面側に配置した熱伝導性部材と接続する構成としてい
る。
【0005】また、特開2000−77568号公報に
記載された第2の従来技術では、基板のスルーホール内
にメッキ処理等を施し、スルーホールの周壁に沿って金
属膜を形成することにより、サーマルビアホールを形成
している。この場合、電子部品は基板の表面側に面実装
され、サーマルビアホールの位置を含めた一定の面積範
囲で基板と接触している。
【0006】また、特開平9−312356号公報に記
載された第3の従来技術では、例えば板状の半導体チッ
プ等によって電子部品を構成し、この電子部品にサーマ
ルビアホールを直接設ける構成としている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した特
開平5−160289号公報に記載された第1の従来技
術では、細長い円柱状をなす複数個のサーマルビアホー
ルを熱伝導性部材と接続する構成としている。
【0008】この場合、例えば電子部品の実装面積や基
板の小型化等を図るため、サーマルビアホールの穴径を
小さくすると、電子部品の放熱性を確保するのが難しく
なる。しかし、サーマルビアホールを大きくして放熱性
を高めようとすると、例えば基板の配線パターン等がサ
ーマルビアホールを迂回するための余分なスペースが必
要となり、配線パターンを高い密度で形成するのが困難
となるので、サーマルビアホールを大径化するには限界
がある。
【0009】このため、第1の従来技術では、例えば複
数個のサーマルビアホールや他の熱伝導性部材等を基板
に配置しない限り、サーマルビアホールの小型化と放熱
性の確保とを両立させるのが難しいという問題がある。
【0010】また、特開2000−77568号公報に
記載された第2の従来技術では、電子部品を基板の表面
側に面実装する構成としている。この結果、電子部品か
ら発生する熱がサーマルビアホール以外の部位でも基板
に伝わるようになるため、基板が温度上昇し易くなり、
電子部品を含めて装置全体の放熱性が低下するという問
題がある。
【0011】さらに、特開平9−312356号公報に
記載された第3の従来技術では、板状の半導体チップ等
にサーマルビアホールを設ける構成としている。このた
め、半導体チップが大型化するばかりでなく、その構造
等によってはサーマルビアホールの穴径、配置等が制約
されるという問題がある。
【0012】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明の目的は、電子部品の放熱性を損
なうことなく、サーマルビアホールを必要に応じて小型
化でき、電子部品を含めて装置全体の放熱性を向上でき
るようにした回路基板装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本発明は、絶縁性材料により板状に形成され少な
くとも表面側に導体パターンが設けられた基板と、該基
板の表面側に実装され前記導体パターンと接続される電
子部品と、該電子部品の実装位置で前記基板の表面側と
裏面側とに開口して設けられたスルーホール内に該電子
部品と接続する熱伝導性物質が充填されたサーマルビア
ホールとを備えた回路基板装置に適用される。
【0014】そして、請求項1の発明が採用する構成の
特徴は、サーマルビアホールは基板の表面側に開口する
開口面積を前記基板の裏面側に開口する開口面積よりも
小さく形成し、電子部品は導電性材料からなる複数個の
バンプを介して前記基板の表面側に実装し、前記各バン
プのうち少なくとも1個のバンプは前記サーマルビアホ
ールの表面側の開口に対応した位置で前記熱伝導性物質
と接続する構成としたことにある。
【0015】このように構成することにより、基板の表
面側では、サーマルビアホールの開口面積を小さく抑え
て導体パターン等を高い密度で配置することができる。
また、基板の裏面側では、サーマルビアホールの開口面
積を大きく形成できるから、この部位に十分な量の熱伝
導性物質を充填でき、電子部品から発生する熱をサーマ
ルビアホールにより効率よく放熱することができる。こ
の場合、電子部品をバンプ実装することにより、電子部
品からバンプを介してサーマルビアホールに至る放熱経
路を安定させることができ、サーマルビアホールによる
放熱性を高めることができる。
【0016】また、請求項2の発明によると、バンプと
熱伝導性物質とはサーマルビアホールの表面側の開口面
積とほぼ等しい面積をもって接続する構成としている。
【0017】これにより、電子部品から基板側への放熱
経路にはバンプが介在するので、サーマルビアホールの
表面側の開口面積を、この放熱用のバンプとほぼ等しい
面積とすることにより、バンプとサーマルビアホールと
を介した放熱性を確保しつつ、サーマルビアホールの表
面側の開口面積を可能な限り小さくすることができる。
また、バンプがサーマルビアホールの外側に食み出して
基板と接触するのを避けることができるから、電子部品
の熱がサーマルビアホール以外の位置で基板に伝わるの
を抑制でき、電子部品から基板側に熱が伝わるときの熱
抵抗を低減させることができる。
【0018】また、請求項3の発明によると、バンプは
電子部品または熱伝導性物質に対して直接接続する構成
としている。これにより、例えば電子部品のうち電極以
外の本体部位にバンプを直接接触させたり、バンプをサ
ーマルビアホール内の熱伝導性物質に対して電極パッド
等を用いずに直接接触させることができる。この結果、
電子部品からサーマルビアホールへの熱伝導性を高める
ことができる。
【0019】また、請求項4の発明によると、サーマル
ビアホールは基板の表面側で複数箇所に分岐して開口さ
せる構成としている。これにより、基板の表面側には、
サーマルビアホールの各開口部位を小さな開口面積で適
切な位置にそれぞれ開口させることができ、サーマルビ
アホールの放熱性を確保しつつ、その設計自由度を高め
ることができる。
【0020】また、請求項5の発明によると、サーマル
ビアホールは基板の表面側から裏面側に向けて段付き状
に拡径させる構成としている。これにより、例えば基板
の表面側と裏面側との間で開口面積が大きく異なるサー
マルビアホールを容易に形成できると共に、これらの面
積差を正確に設定することができる。
【0021】また、請求項6の発明によると、サーマル
ビアホールの近傍には基板の表面側に開口する開口面積
が裏面側の開口面積よりも大きく形成された他のサーマ
ルビアホールを設ける構成としている。
【0022】これにより、基板の板厚方向に対して互い
に逆向きにとなったサーマルビアホールを交互に配置で
き、基板の表面側における各ビアホールの開口部位の間
隔と裏面側における開口部位の間隔とを可能な限り小さ
く設定できるから、複数のサーマルビアホールを互いに
近接させて高い密度で並べることができる。
【0023】また、請求項7の発明によると、導体パタ
ーンは基板の表面側に複数個設け、サーマルビアホール
は該各導体パターンと接続して複数個設け、前記基板の
裏面側には該各サーマルビアホールと接触する位置に絶
縁層を介して導電性の放熱部材を設ける構成としてい
る。
【0024】これにより、電子部品の各電極がそれぞれ
接続される複数個の導体パターンに対応してサーマルビ
アホールを個別に配置でき、電子部品の各電極から導体
パターンを介して個々のサーマルビアホールに放熱する
ことができる。そして、これらのサーマルビアホール
は、絶縁層を介して放熱部材と熱的に接続され、電気的
には絶縁されているので、各サーマルビアホールを短絡
させることなく、これらの熱を放熱部材に逃すことがで
きる。この場合、絶縁層は、必要に応じて薄肉に形成で
きると共に、サーマルビアホールの裏面側の開口部位に
大きな面積で接触させることができるから、絶縁層の熱
抵抗を小さくすることができる。
【0025】また、請求項8の発明によると、基板の裏
面側には表面側の導体パターンよりも厚肉に形成された
裏面側の導体パターンを設け、電子部品は前記表面側の
導体パターンと接続すると共にサーマルビアホールを介
して前記裏面側の導体パターンと接続する構成としてい
る。
【0026】これにより、基板の表面側には、例えば薄
肉な金属膜等にエッチング加工を施して高い精度の導体
パターンを形成でき、基板の裏面側には、厚肉な金属膜
等を用いて大きな熱容量をもつ導体パターンを形成する
ことができる。そして、例えば電子部品の一部の電極を
表面側の導体パターンに接続できると共に、他の導体パ
ターンをサーマルビアホールを介して裏面側の導体パタ
ーンと接続することができる。
【0027】また、請求項9によると、サーマルビアホ
ールは基板の表面側に開口する開口面積を前記基板の裏
面側に開口する開口面積よりも小さく形成し、前記電子
部品はワイヤボンディングを用いて前記基板の表面側に
実装し、前記電子部品は前記サーマルビアホールの表面
側の開口内に位置して前記熱伝導性物質と接続する構成
としている。
【0028】これにより、例えばワイヤボンディング等
の手段によってトランジスタ等の電子部品を基板上に面
実装する場合でも、その実装面積(基板側との接触面
積)がサーマルビアホールの表面側の開口面積から食み
出さないように、電子部品を配置することができる。こ
れにより、電子部品からバンプを介してサーマルビアホ
ールに至る放熱経路を安定させることができ、サーマル
ビアホールによる放熱性を高めることができる。
【0029】また、請求項10の発明によると、サーマ
ルビアホールのうち基板の裏面側の開口部位は、前記基
板の表面側に配置された導体パターンと板厚方向で重な
り合わない位置に形成する構成としている。
【0030】これにより、サーマルビアホールのうち基
板の裏面側に位置する開口面積の大きな部位が、基板の
表面側に配置された導体パターンに対して板厚方向で重
なり合うように配置されるのを避けることができる。こ
の結果、例えば表面側の導体パターンに高周波信号等を
伝送するときに、導体パターンの裏面側に導電性の熱伝
導性物質が配置されることによって信号の伝送状態が悪
影響を受けるのを防止することができる。
【0031】さらに、請求項11の発明によると、導体
パターンは高周波信号が伝送される伝送線路であり、基
板は前記高周波信号の信号処理を行うために電子部品が
実装された高周波回路用部品として構成している。
【0032】これにより、例えば高周波回路用部品にお
いて電子部品に大きな電力を供給する場合でも、電子部
品から発生する熱をサーマルビアホールにより効率よく
放熱することができる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
回路基板装置を、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0034】ここで、図1ないし図3は第1の実施の形
態を示し、本実施の形態では、回路基板装置を高周波回
路用部品に適用した場合を例に挙げて述べる。
【0035】1は高周波回路用部品、2は該高周波回路
用部品1の本体部分を構成する基板で、該基板2は、例
えば絶縁性の樹脂材料等により四角形の平板状に形成さ
れ、表面2Aと裏面2Bとを有している。また、基板2
には、後述のサーマルビアホール7が板厚方向に貫通し
て設けられている。
【0036】3は基板2に設けられた伝送線路としての
スロット線路で、該スロット線路3は、図2、図3に示
す如く、例えば金属膜等によって基板2の表面2Aに左
側の導体パターン3A,3Aと右側の導体パターン3
B,3Bとを設け、裏面2B側に導体パターン3Cを設
けることにより、各導体パターン3A間のスロット3D
と各導体パターン3B間のスロット3Eとを用いて構成
されている。また、左,右の導体パターン3A,3B間
には、一定の間隔3Fが設けられている。そして、高周
波回路用部品1は、例えばスロット線路3に伝送される
高周波信号等に対して後述の電子部品5により増幅等の
信号処理を行うものである。
【0037】4は基板2の表面2A側に設けられた電極
パッドで、該電極パッド4は、例えば金属膜等によりス
ロット線路3の導体パターン3A,3Bと一緒に形成さ
れ、導体パターン3A,3B間のほぼ中央に配設されて
いる。また、電極パッド4は、後述するスルーホール8
の表面側開口8Aよりも少し大きな円形状に形成され、
該表面側開口8Aを覆っている。
【0038】5は基板2の表面2A側にバンプ実装(フ
リップチップ実装)された電子部品で、該電子部品5
は、例えば電界効果トランジスタ(FET)、半導体I
C等からなり、絶縁性の樹脂材料、セラミックス材料等
により四角形状に形成された素子部5Aと、該素子部5
Aの裏面側に設けられたソース電極5B、ドレイン電極
5C、ゲート電極5Dとによって構成されている。
【0039】そして、電子部品5は、その中央に位置す
るソース電極5Bがバンプ6、電極パッド4及びサーマ
ルビアホール7を介して裏面側の導体パターン3Cと接
続されている。また、電子部品5は、右側に位置する2
個のドレイン電極5Cがバンプ6を介して各導体パター
ン3Bと接続され、左側に位置する2個のゲート電極5
Dがバンプ6を介して各導体パターン3Aと接続されて
いる。
【0040】6は電子部品5をフリップチップ実装する
複数個のバンプで、該各バンプ6は、図3に示す如く、
例えば半田等の金属材料により台座状または突起状に形
成されている。そして、各バンプ6は、電子部品5の電
極5B〜5Dをスロット線路3の導体パターン3A,3
B、電極パッド4に対して固着、接続し、基板2と電子
部品5との間にバンプ6以外の位置で隙間を形成してい
る。
【0041】ここで、電極パッド4とバンプ6との接触
面積(即ち、後述の充填材9に対してバンプ6が接続さ
れる面積)S0は、下記数1の式に示す如く、後述する
サーマルビアホール7の表面開口面積S1とほぼ等しく
形成されている。
【0042】
【数1】S0≒S1
【0043】これにより、本実施の形態では、バンプ6
とサーマルビアホール7とをほぼ最大の面積をもって接
続しつつ、バンプ6がサーマルビアホール7の外側に食
み出して基板2と接触するのを避けることにより、電子
部品5から発生する熱をバンプ6と電極パッド4とを介
してサーマルビアホール7に効率よく伝導できる構成と
している。
【0044】7は基板2のほぼ中央に板厚方向に貫通し
て設けられた略円錐状のサーマルビアホールで、該サー
マルビアホール7は、後述のスルーホール8と充填材9
とによって構成されている。
【0045】8は例えばレーザ手段等により基板2に穿
設されたスルーホールで、該スルーホール8は、図3に
示す如く、基板2の表面2Aから裏面2Bに向けてテー
パ状(略円錐状)に拡径し、表面2A及び裏面2Bに開
口している。この場合、スルーホール8の一端側は、ス
ロット線路3の導体パターン3A,3B間のほぼ中央で
基板2の表面2Aに所定の表面開口面積S1をもって開
口した円形状の表面側開口8Aとなり、スルーホール8
の他端側は、基板2の裏面2Bに所定の裏面開口面積S
2をもって開口した円形状の裏面側開口8Bとなってい
る。
【0046】そして、スルーホール8は、下記数2の式
に示すように、表面開口面積S1の方が裏面開口面積S2
よりも小さく形成され、これによって基板2の表面2A
側でサーマルビアホール7の面積を小さく抑えつつ、裏
面2B側でサーマルビアホール7の放熱性能を高める構
成となっている。
【0047】
【数2】S1<S2
【0048】9は基板2のスルーホール8内に充填され
た熱伝導性物質としての充填材9で、該充填材9は、例
えば銀、タングステン等の金属を含んだペースト状の導
電性材料により形成され、高い熱伝導性を有している。
また、充填材9は、基板2の表面2A側で電極パッド4
と接触し、裏面2B側でスロット線路3の導体パターン
3Cと接触している。そして、充填材9は、電極パッド
4と協働して電子部品5のソース電極5Bと導体パター
ン3Cとの間を接続すると共に、電子部品5から発生す
る熱を導体パターン3C側に効率よく放熱するものであ
る。
【0049】本実施の形態による高周波回路用部品1は
上述の如き構成を有するもので、次にその作動について
説明する。
【0050】まず、スロット線路3に伝送される高周波
信号等に対して電子部品5により信号処理を行うときに
は、電子部品5から熱が発生すると、この熱はソース電
極5Bから電極パッド4、サーマルビアホール7の充填
材9等を介して基板2の裏面2B側に放熱される。
【0051】この場合、電子部品5は、各バンプ6を用
いて基板2から浮いた状態でバンプ実装され、サーマル
ビアホール7の位置では、バンプ6と電極パッド4との
接触面積S0がサーマルビアホール7の表面開口面積S1
以下に設定されているので、電子部品5から発生する熱
をサーマルビアホール7等によって一定の放熱経路で安
定的に放熱することができる。
【0052】かくして、本実施の形態によれば、サーマ
ルビアホール7の表面開口面積S1を裏面開口面積S2よ
りも小さく形成し、電子部品5を基板2にバンプ実装し
てバンプ6とサーマルビアホール7の充填材9とを接続
する構成としたので、基板2の表面2A側では、サーマ
ルビアホール7の表面開口面積S1を小さく抑えること
ができ、導体パターン3A,3B等を高い密度で配置す
ることができる。
【0053】また、基板2の裏面2B側では、サーマル
ビアホー7の裏面開口面積S2を大きく形成できるか
ら、この部位に十分な量の充填材9を充填でき、電子部
品5から発生する熱をサーマルビアホール7により効率
よく放熱することができる。
【0054】従って、例えば高周波回路用部品1におい
て電子部品5に大きな電力を供給する場合でも、サーマ
ルビアホール7による電子部品5の放熱性を高めつつ、
その表面開口面積S1を必要に応じて小さく形成でき、
これらの電子部品5、サーマルビアホール7を含めて装
置全体の小型化と放熱性の確保とを容易に両立させるこ
とができる。
【0055】この場合、電子部品5を各バンプ6によっ
て基板2から浮いた状態でバンプ実装し、放熱用のバン
プ6をサーマルビアホール7と接続しているので、電子
部品5からバンプ6を介してサーマルビアホール7に至
る放熱経路を安定させることができ、電子部品5の熱を
円滑に逃すことができる。
【0056】特に、フリップチップ実装される電子部品
5においては、素子部5Aの裏面側に発熱性を有する半
導体部位を配置することが多いので、この半導体部位の
近傍にバンプ6を接続することにより、放熱動作をより
円滑に行うことができる。
【0057】また、バンプ6と電極パッド4との接触面
積(バンプ6とサーマルビアホール7との接続面積)S
0を、サーマルビアホール7の表面開口面積S1とほぼ等
しく形成しているので、例えばFET等のようにソース
電極5Bからの発熱量が大きな電子部品5を用いる場合
でも、このソース電極5Bからバンプ6を介してサーマ
ルビアホール7に至る部位の放熱性を確保しつつ、サー
マルビアホール7の表面開口面積S1をバンプ6と同程
度の小さな面積にすることができる。そして、バンプ6
がサーマルビアホール7の外側に食み出して基板2と接
触するのを避けることができるから、電子部品5の熱が
サーマルビアホール7以外の位置で基板2に伝わるのを
防止でき、電子部品5から基板2側に熱が伝わるときの
熱抵抗を低減させることができる。
【0058】次に、図4は本発明による第2の実施の形
態を示し、本実施の形態の特徴は、バンプと熱伝導性物
質とを直接接触させる構成としたことにある。なお、本
実施の形態では、前記第1の実施の形態と同一の構成要
素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとす
る。
【0059】11は本実施の形態による高周波回路用部
品で、該高周波回路用部品11は、第1の実施の形態と
ほぼ同様に、基板2、スロット線路3、電子部品5、バ
ンプ6、サーマルビアホール7等を含んで構成されてい
る。
【0060】しかし、本実施の形態では、第1の実施の
形態で用いた電極パッド4が廃止され、電子部品5の電
極5Bに設けられたバンプ6は、スルーホール8の表面
側開口8A内に露出した充填材9と直接接続されてい
る。
【0061】かくして、このように構成される本実施の
形態でも、第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得
ることができる。そして、特に本実施の形態では、バン
プ6とサーマルビアホール7との間に電極パッド4等が
介在していないので、バンプ6と充填材9とを直接接触
させることができ、電子部品5からサーマルビアホール
7への熱伝導性をより高めることができる。また、電極
パッド4を形成していないので、その分だけ導体パター
ン3A,3B間の間隔等を小さく形成でき、これらをよ
り高密度に配置することができる。
【0062】次に、図5ないし図7は本発明による第3
の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、サーマル
ビアホールを基板の表面側で複数箇所に分岐して開口さ
せる構成としたことにある。
【0063】21は高周波回路用部品、22は該高周波
回路用部品21の本体部分を構成する基板で、該基板2
2は、例えば絶縁性の樹脂材料等により四角形の平板状
に形成され、表面22Aと裏面22Bとを有している。
【0064】23は基板22に設けられた伝送線路とし
てのコプレーナ線路で、該コプレーナ線路23は、図
6、図7に示す如く、例えば複数個の金属膜等からな
り、高周波信号等が伝送される左,右の導体パターン2
3A,23Aと、該各導体パターン23Aの前,後両側
に間隔をもって設けられたアース用の導体パターン23
B,23Bと、基板22の裏面22B側に設けられた裏
面側の導体パターン23Cとを含んで構成されている。
【0065】また、各導体パターン23Aは左,右方向
に延びる細長い帯状に形成され、これらの間には所定の
間隔23Dが設けられている。そして、高周波回路用部
品21は、例えばコプレーナ線路23に伝送される高周
波信号等に対して後述の電子部品24により増幅等の信
号処理を行うものである。
【0066】24は後述のバンプ25を用いて基板22
の表面22A側にフリップチップ実装された電子部品
で、該電子部品24は、例えばFET、半導体IC等か
らなり、四角形状の素子部24Aと、該素子部24Aの
裏面側に設けられたソース電極24B、ドレイン電極2
4C、ゲート電極24Dとによって構成されている。
【0067】そして、電子部品24は、その四隅に位置
する各ソース電極24Bがバンプ25を介してコプレー
ナ線路23の各導体パターン23Bと接続され、該各導
体パターン23Bを介して後述のサーマルビアホール2
6に接続されている。また、電子部品24は、ドレイン
電極24Cが各導体パターン23Aのうち一方の導体パ
ターン23Aと接続され、ゲート電極24Dが他方の導
体パターン23Aと接続されている。
【0068】25は電子部品24をフリップチップ実装
する複数個のバンプで、該各バンプ25は、第1の実施
の形態とほぼ同様に、例えば半田等の金属材料により台
座状または突起状に形成され、電子部品24の電極24
B〜24Dをコプレーナ線路23の導体パターン23
A,23Bに固着、接続すると共に、基板22と電子部
品24との間にバンプ25以外の位置で隙間を形成して
いる。
【0069】26は基板22のほぼ中央に貫通して設け
られたサーマルビアホールで、該サーマルビアホール2
6は、後述のスルーホール27と充填材28とにより構
成され、基板22の表面22A側に位置する部位が例え
ば4箇所に分岐している。
【0070】27は基板22に穿設されたスルーホール
で、該スルーホール27は、図7に示す如く、基板22
の表面22A側に位置して円筒状に形成された例えば4
個の小径孔部27Aと、裏面22B側に位置して該各小
径孔部27Aよりも大径に形成され、該各小径孔部27
Aに連通する大径孔部27Bとにより構成されている。
【0071】そして、各小径孔部27Aの一端側は、基
板22の表面22A側に開口した円形状の表面側開口2
7Cとなり、大径孔部27Bの他端側は、基板22の裏
面22B側に開口した円形状の裏面側開口27Dとなっ
ている。また、各表面側開口27Cの表面開口面積S3
は、スルーホール27(裏面側開口27D)の裏面開口
面積S4よりも小さく形成されている(S3<S4)。
【0072】28は基板22のスルーホール27内に充
填された充填材で、該充填材28は、第1の実施の形態
とほぼ同様に、例えば金属等を含んだ高い熱伝導性を有
するペースト状の導電性材料からなり、コプレーナ線路
23の導体パターン23B,23Cとそれぞれ接触する
と共に、電子部品24から発生する熱を導体パターン2
3C側に効率よく放熱するものである。
【0073】かくして、このように構成される本実施の
形態でも、第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得
ることができる。そして、特に本実施の形態では、サー
マルビアホール26を基板22の表面22A側で複数箇
所に分岐して開口させる構成としたので、サーマルビア
ホール26(スルーホール27)の各表面側開口27C
を小さな表面開口面積S3で複数のソース電極24Bに
対応した適切な位置にそれぞれ開口させることができ
る。
【0074】また、複数のソース電極24Bは互いに同
電位となるので、これらに接続するサーマルビアホール
26の大径孔部27Bを各電極24B間で共通化して大
径に形成でき、高い放熱性を確保しつつ、サーマルビア
ホール26の設計自由度を高めることができる。
【0075】次に、図8及び図9は本発明による第4の
実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、サーマルビ
アホールを基板の表面側から裏面側に向けて段付き状に
拡径させる構成としたことにある。
【0076】31は高周波回路用部品、32は該高周波
回路用部品31の基板で、該基板32には、第1の実施
の形態とほぼ同様に、その表面32A側、裏面32B側
に配置された導体パターン33A,33B,33Cとス
ロット33D,33E等とを有するスロット線路33
と、電極パッド34とが設けられている。そして、基板
32の表面32A側には、素子部35A、電極35B,
35C,35Dを有する例えばFET、半導体IC等の
電子部品35が複数個のバンプ36を用いて実装されて
いる。
【0077】37は基板32に貫通して設けられたサー
マルビアホールで、該サーマルビアホール37は、第1
の実施の形態とほぼ同様に、基板32に穿設されたスル
ーホール38と、該スルーホール38内に充填された充
填材39とにより構成されている。
【0078】ここで、スルーホール38は、例えば基板
32の表面32A側と裏面32B側とに個別に穿孔作業
を行うことにより、表面32Aから裏面32Bに向けて
段付き状に拡径して形成されており、表面32A側に位
置する円筒状の小径孔部38Aと、該各小径孔部38A
よりも大径に形成され小径孔部38Aから基板32の裏
面32Bに向けて延びた大径孔部38Bとにより構成さ
れている。
【0079】また、小径孔部38Aの一端側は、基板3
2の表面32A側に表面開口面積S5をもって開口した
円形状の表面側開口38Cとなり、大径孔部38Bの他
端側は、基板32の裏面32B側に裏面開口面積S6を
もって開口した円形状の裏面側開口38Dとなってい
る。そして、スルーホール38は、表面開口面積S5が
裏面開口面積S6よりも小さく形成されている(S5<S
6)。
【0080】かくして、このように構成される本実施の
形態でも、第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得
ることができる。そして、特に本実施の形態では、サー
マルビアホール37を基板32の表面32A側から裏面
32B側に向けて段付き状に拡径させる構成としたの
で、例えば基板32の表面32A側と裏面32B側との
間で開口面積S5,S6が大きく異なるサーマルビアホー
ル37を容易に形成することができる。また、これらの
開口面積S5,S6の面積差(S6−S5)を正確に形成で
きるから、サーマルビアホール37の放熱特性等を適切
に設定することができる。
【0081】次に、図10及び図11は本発明による第
5の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、表面側
と裏面側の開口形状が逆に形成された他のサーマルビア
ホールをサーマルビアホールの近傍に設ける構成とした
ことにある。なお、本実施の形態では、前記第1の実施
の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明
を省略するものとする。
【0082】41は高周波回路用部品、42は該高周波
回路用部品41の基板で、該基板42には、例えばマイ
クロストリップ線路等の伝送線路43と、電極パッド4
4とが設けられている。また、伝送線路43は、基板4
2の表面42A側に間隔をもって設けられた例えば4個
の導体パターン43Aと、基板42の裏面42B側に設
けられた導体パターン43Bとにより構成されている。
【0083】そして、電子部品5は、例えばソース電極
5Bがバンプ6、電極パッド44及び後述のサーマルビ
アホール45を介して裏面側の導体パターン43Bと接
続され、2個のドレイン電極5C及びゲート電極5Dが
バンプ6を介して各導体パターン43Aとそれぞれ接続
されている。
【0084】45は基板42に貫通して設けられた略円
錐状のサーマルビアホールで、該サーマルビアホール4
5は、第1の実施の形態とほぼ同様に、表面側開口46
Aと裏面側開口46Bとを有する略円錐状のスルーホー
ル46と、該スルーホール46内に充填された充填材4
7とにより構成されている。そして、スルーホール46
は、表面開口面積の方が裏面開口面積よりも小さく形成
されている。
【0085】48,48はサーマルビアホール45の
左,右両側の近傍に位置して基板42に設けられた他の
サーマルビアホールで、該各サーマルビアホール48
は、サーマルビアホール45とほぼ同様に、スルーホー
ル内に充填材が配置されている。しかし、サーマルビア
ホール48は、基板42の板厚方向(図11中の上,下
方向)に対してサーマルビアホール45と逆向きに配置
され、その表面側の開口面積は裏面側の開口面積よりも
大きく形成されている。
【0086】49は基板42に電子部品5を覆って設け
られたカバーで、該カバー49は、例えば細長い金属板
等により形成され、その長さ方向の中間部位が電子部品
5の素子部5Aに接触すると共に、両端側が各サーマル
ビアホール48に固着、接続されている。そして、カバ
ー49は、電子部品5の保護及び静電シールドを行うと
共に、サーマルビアホール45,48と協働して電子部
品5の放熱性を高めるものである。
【0087】かくして、このように構成される本実施の
形態でも、第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得
ることができる。そして、特に本実施の形態では、サー
マルビアホール45の左,右両側に他のサーマルビアホ
ール48を設ける構成としたので、例えば図11に示す
ように、互いに逆向きとなったサーマルビアホール4
5,48を交互に配置することができる。
【0088】これにより、基板42の表面42A側にお
けるサーマルビアホール45,48の開口部位の間隔と
裏面42B側におけるビアホール45,48の開口部位
の間隔とを可能な限り小さく設定でき、複数のサーマル
ビアホール45,48を互いに近接させて高い密度で並
べることができる。
【0089】従って、例えば電子部品5にカバー49を
設けてサーマルビアホール48と接続する場合でも、こ
れらを含めて高周波回路用部品41全体を小型化でき、
装置の寸法を小さく抑えつつ、ビアホール45,48と
カバー49とによって高い放熱性を得ることができる。
【0090】次に、図12は本発明による第6の実施の
形態を示し、本実施の形態の特徴は、複数個のサーマル
ビアホールを絶縁層を介して放熱部材と接続する構成と
したことにある。なお、本実施の形態では、前記第1の
実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その
説明を省略するものとする。
【0091】51は高周波回路用部品、52は該高周波
回路用部品51の基板で、該基板52の表面52A側に
は、複数個の導体パターン53A,53B,53C等を
有する伝送線路53が設けられている。また、基板52
の表面52A側には、電子部品5が実装され、その電極
5B,5C,5Dはバンプ6を介して伝送線路53の導
体パターン53A〜53Cとそれぞれ接続されている。
また、基板52の裏面52B側には、後述の絶縁層58
を介して放熱板60が設けられている。
【0092】54,55は基板52に貫通して設けられ
た例えば3個のサーマルビアホールで、該各サーマルビ
アホール54,55は、第1の実施の形態とほぼ同様
に、基板52に穿設され表面側開口56Aと裏面側開口
56Bとを有する略円錐状のスルーホール56と、該ス
ルーホール56内に充填された充填材57とにより構成
され、スルーホール56は、表面開口面積S7の方が裏
面開口面積S8よりも小さく形成されている(S7<S
8)。
【0093】ここで、サーマルビアホール54,55
は、伝送線路53の導体パターン53A〜53Cに対応
して配置され、例えば図12中の左側及び中央に位置す
る2個のサーマルビアホール54は、その充填材57が
表面側の導体パターン53A,53Cと裏面側の絶縁層
58とに接触している。また、右側に位置するサーマル
ビアホール55の充填材57は、表面側の導体パターン
53Bと後述の充填材59とに接触している。
【0094】これにより、電子部品5は、その電極5
B,5Dがサーマルビアホール54と絶縁層58とを介
して放熱板60に対し熱的に接続され、その電極5Cが
サーマルビアホール55と充填材59とを介して放熱板
60に対し電気的及び熱的に接続されている。
【0095】58は基板52の裏面52B側に設けられ
た絶縁層で、該絶縁層58は、例えば比較的高い熱伝導
性を有する絶縁性材料等によって薄肉に形成されてい
る。また、絶縁層58には開口部58Aが設けられ、該
開口部58A内には、導電性及び熱伝導性を有し右側の
サーマルビアホール55と放熱板60との間を接続する
他の充填材59が充填されている。
【0096】60は基板52の裏面52B側に絶縁層5
8を介して設けられた放熱部材としての放熱板で、該放
熱板60は、金属板等の導電性材料により形成され、電
子部品5からサーマルビアホール54,55、絶縁層5
8、充填材59等を介して放熱板60に伝わる熱を効率
よく放熱するものである。
【0097】かくして、このように構成される本実施の
形態でも、第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得
ることができる。そして、特に本実施の形態では、基板
52に対して、例えば3個のサーマルビアホール54,
55と、絶縁層58、放熱板60とを設ける構成とした
ので、例えば2個のサーマルビアホール54を絶縁層5
8を介して互いに絶縁した状態で放熱板60と熱的に接
続でき、サーマルビアホール55は、充填材59を介し
て放熱板60と電気的及び熱的に接続することができ
る。
【0098】これにより、各サーマルビアホール54,
55を短絡させることなく、これらの熱を絶縁層58を
介して熱容量が大きな放熱板60へと円滑に放熱できる
と共に、サーマルビアホール55を放熱板60によって
グランド等に容易に接続でき、放熱性や設計自由度をよ
り高めることができる。
【0099】しかも、絶縁層58は、必要に応じて薄肉
に形成できると共に、サーマルビアホール54の裏面側
開口56B等に大きな面積で接触させることができるか
ら、絶縁層58の熱抵抗を簡単に小さくすることができ
る。また、例えばサーマルビアホール54,55の孔
径、長さ寸法(基板52の板厚)等を調整することによ
り、伝送線路53と電子部品5との間のインピーダンス
を整合させる整合回路を構成することができる。
【0100】次に、図13は本発明による第7の実施の
形態を示し、本実施の形態の特徴は、基板の表面側の導
体パターンよりも裏面側の導体パターンを厚肉にする構
成としたことにある。なお、本実施の形態では、前記第
1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、
その説明を省略するものとする。
【0101】61は高周波回路用部品、62は該高周波
回路用部品61の基板で、該基板62には、第1の実施
の形態とほぼ同様に、例えばスロット線路等の伝送線路
63と、電極パッド64とが設けられている。また、伝
送線路63は、基板62の表面62A側に間隔をもって
設けられた導体パターン63A,63Aと、基板62の
裏面62B側に設けられた導体パターン63Bとにより
構成されている。
【0102】そして、電子部品5は、例えばソース電極
5Bがバンプ6、電極パッド64及び後述のサーマルビ
アホール65を介して裏面側の導体パターン63Bと接
続され、ドレイン電極5C及びゲート電極5Dがバンプ
6を介して各導体パターン63Aとそれぞれ接続されて
いる。
【0103】ここで、伝送線路63のうち表面側の導体
パターン63Aは、例えば1〜10μm程度の厚みt1
をもって形成されている。また、裏面側の導体パターン
63Bは、導体パターン63Aの厚みt1よりも大き
な、例えば15〜90μm程度の厚みt2をもって形成
され(t2>t1)、後述の放熱板68と協働して電子部
品5の放熱性を高める構成となっている。
【0104】65は基板62に貫通して設けられた略円
錐状のサーマルビアホールで、該サーマルビアホール6
5は、第1の実施の形態とほぼ同様に、表面側開口66
Aと裏面側開口66Bとを有し表面開口面積の方が裏面
開口面積よりも小さく形成された略円錐状のスルーホー
ル66と、該スルーホール66内に充填された充填材6
7とにより構成されている。
【0105】68は基板62の裏面62B側に導体パタ
ーン63Bを介して設けられた放熱板で、該放熱板68
は、金属板等の導電性材料により形成され、電子部品5
からサーマルビアホール65を介して導体パターン63
Bに伝わる熱を効率よく放熱するものである。
【0106】かくして、このように構成される本実施の
形態でも、第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得
ることができる。そして、特に本実施の形態では、導体
パターン63Aの厚みt1よりも導体パターン63Bの
厚みt2を大きくする構成としたので、基板62の表面
62A側には、例えば薄肉な金属膜等にエッチング加工
を施して高い精度の導体パターン63Aを形成すること
ができる。また、基板62の裏面62B側には、厚肉な
金属膜等を用いて大きな熱容量をもつ導体パターン63
Bを形成できるから、放熱性や設計自由度を高めること
ができる。
【0107】次に、図14は本発明による第8の実施の
形態を示し、本実施の形態の特徴は、積層基板を用いる
構成としたことにある。なお、本実施の形態では、前記
第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付
し、その説明を省略するものとする。
【0108】71は高周波回路用部品、72は該高周波
回路用部品71の本体部分を構成する積層基板で、該積
層基板72は、例えば2枚の基板73,74を積層して
形成されている。
【0109】ここで、積層基板72には、基板73の表
面側に位置して複数の導体パターン72A,72Aが設
けられ、該各導体パターン72Aは伝送線路75を構成
している。また、積層基板72には、基板73,74間
に位置して表面側の導体パターン72Aよりも厚肉に形
成された中間の導体パターン72Bと、基板74の裏面
側に位置する裏面側の導体パターン72Cとが設けられ
ている。また、基板73には、電極パッド76と、サー
マルビアホール77とが設けられ、サーマルビアホール
77はスルーホール78と充填材79とによって構成さ
れている。
【0110】そして、電子部品5は、例えばソース電極
5Bがバンプ6、電極パッド76及びサーマルビアホー
ル77を介して中間の導体パターン72Bと接続され、
ドレイン電極5C及びゲート電極5Dがバンプ6を介し
て各導体パターン72Aとそれぞれ接続されている。ま
た、積層基板72は、樹脂材料等のパッケージ80に覆
われることによって高周波回路用部品71を構成するも
のである。
【0111】かくして、このように構成される本実施の
形態でも、第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得
ることができる。そして、特に本実施の形態では、積層
基板72を用いた高周波回路用部品71にも適用するこ
とができる。
【0112】次に、図15及び図16は本発明による第
9の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、電子部
品をバンプを用いずに面実装し、その実装面積がサーマ
ルビアホールの表面側の開口面積内に収まる構成とした
ことにある。
【0113】81は高周波回路用部品、82は該高周波
回路用部品81の基板で、該基板82には、例えばマイ
クロストリップ線路等の伝送線路83が設けられてい
る。そして、伝送線路83は、基板82の表面82A側
に間隔Dをもって設けられた導体パターン83A,83
Aと、基板82の裏面82B側に設けられた導体パター
ン83Bとを含んで構成されている。
【0114】84は基板82の表面82A側に設けられ
た円形状の電極パッドで、該電極パッド84は、第1の
実施の形態とほぼ同様に、伝送線路83の各導体パター
ン83A間に配置され、後述するサーマルビアホール8
7の表面開口面積S9とほぼ等しい面積をもってスルー
ホール88の表面側開口88Aを覆っている。
【0115】85は例えばワイヤボンディング等の手段
によって基板82の表面82A側に面実装されたFET
等の電子部品で、該電子部品85は、例えば半田、導電
性接着剤等を用いて電極パッド84上に実装され、その
実装面積は、サーマルビアホール87への放熱性を高め
るために表面開口面積S9内に収まるように構成されて
いる。
【0116】そして、電子部品85は、例えば電子部品
85の裏面側に配置されたソース電極(図示せず)が電
極パッド84に接続され、表面側に配置されたドレイン
電極とゲート電極とがボンディングワイヤ86等を介し
て伝送線路83の各導体パターン83Aに接続されてい
る。
【0117】87は基板82に貫通して設けられた略円
錐状のサーマルビアホールで、該サーマルビアホール8
7は、第1の実施の形態とほぼ同様に、表面側開口88
Aと裏面側開口88Bとを有し表面開口面積S9の方が
裏面開口面積S10よりも小さく形成された略円錐状のス
ルーホール88と、該スルーホール88内に充填され電
極パッド84と導体パターン83Bとに接触した充填材
89とにより構成されている。
【0118】ここで、サーマルビアホール87は、その
表面側開口88Aから裏面側開口88Bに至る全長部位
が伝送線路83の各導体パターン83A間の間隔D内に
収まるように形成され、これらの導体パターン83Aと
板厚方向で重なり合わない位置に配置されている。これ
により、サーマルビアホール87は、導体パターン83
Aを伝わる高周波信号等への影響を抑える構成となって
いる。
【0119】かくして、このように構成される本実施の
形態でも、第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得
ることができる。そして、特に本実施の形態では、サー
マルビアホール87を導体パターン83Aと重なり合う
位置から水平方向にずらして配置したので、その裏面側
開口88B等が導体パターン83Aの裏面側に配置され
るのを避けることができる。
【0120】これにより、例えば導体パターン83Aに
高周波信号等を伝送するときには、その裏面側に導電性
の充填材89が配置されることによって信号の伝送状態
が悪影響を受けるのを防止でき、信号特性を良好に保持
することができる。
【0121】次に、図17及び図18は本発明による第
10の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、電子
部品をバンプ実装した場合において、サーマルビアホー
ルを表面側の導体パターンと重なり合わない位置に配置
する構成としたことにある。なお、本実施の形態では、
前記第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を
付し、その説明を省略するものとする。
【0122】91は高周波回路用部品、92は該高周波
回路用部品91の基板で、該基板92には、第1の実施
の形態とほぼ同様に、伝送線路としてのスロット線路9
3と、円形状の電極パッド94とが設けられている。そ
して、スロット線路93は、基板92の表面92Aの左
側,右側に間隔D′をもって設けられた2組の導体パタ
ーン93A,93Bと、基板92の裏面92B側に設け
られた導体パターン93Cとを含んで構成されている。
【0123】そして、電子部品5は、例えばソース電極
5Bがバンプ6、電極パッド94及び後述のサーマルビ
アホール95を介して裏面側の導体パターン93Cと接
続され、2個のドレイン電極5C及びゲート電極5Dが
バンプ6を介して各導体パターン93A,93Bとそれ
ぞれ接続されている。
【0124】95は基板92に貫通して設けられた略円
錐状のサーマルビアホールで、該サーマルビアホール9
5は、第9の実施の形態とほぼ同様に、表面側開口96
Aと裏面側開口96Bとを有し表面開口面積S11の方が
裏面開口面積S12よりも小さく形成された略円錐状のス
ルーホール96と、該スルーホール96内に充填され電
極パッド94と導体パターン93Cとに接触した充填材
97とにより構成されている。
【0125】ここで、サーマルビアホール95は、その
全長部位がスロット線路93の各導体パターン93A間
の間隔D′内に収まるように形成され、これらの導体パ
ターン93Aに対して板厚方向で重なり合わない位置に
配置されている。
【0126】かくして、このように構成される本実施の
形態でも、第1,第9の実施の形態とほぼ同様の作用効
果を得ることができる。この場合、電子部品5をバンプ
実装した基板92においても、サーマルビアホール95
を導体パターン93A,93Bと重なり合わない位置に
配置することにより、高周波信号等の信号特性を良好に
保持することができる。
【0127】次に、図19は本発明による第11の実施
の形態を示し、本実施の形態の特徴は、高周波回路用部
品を無線通信回路に適用したことにある。
【0128】101は本実施の形態に適用される無線通
信回路で、該無線通信回路101は、後述のアンテナブ
ロック102、共用器ブロック103、送信ブロック1
04、受信ブロック105、発信器ブロック106等を
含んで構成されている。
【0129】102は無線通信回路101のアンテナブ
ロックで、該アンテナブロック102は、電波の送信ま
たは受信を行うものである。
【0130】103はアンテナ共用器をなす共用器ブロ
ックで、該共用器ブロック103は共振器103A等を
有し、アンテナブロック102、送信ブロック104及
び受信ブロック105にそれぞれ接続されている。
【0131】104はアンテナブロック102に向けて
送信信号を出力する送信ブロックで、該送信ブロック1
04は、発信器ブロック106から出力される搬送波に
中間周波数信号IFを混合して送信信号にアップコンバ
ートする混合器104Aと、該混合器104Aによる送
信信号から雑音を除去する帯域通過フィルタ104B
と、該帯域通過フィルタ104Bを通過した送信信号の
電力を増幅する電力増幅器104Cとを含んで構成され
ている。
【0132】ここで、電力増幅器104Cは、第1ない
し第10の実施の形態による高周波回路用部品1,1
1,21,31,41,51,61,71,81,91
等を含んで構成され、例えばFET等の電子部品5,2
4,35,85を用いて送信信号の電力を増幅するもの
である。
【0133】105はアンテナブロック102から受信
信号が入力される受信ブロックで、該受信ブロック10
5は、低雑音増幅器105A、帯域通過フィルタ105
B、混合器105C等を含んで構成され、発信器ブロッ
ク106から出力される搬送波と受信信号とを混合して
中間周波数信号IFにダウンコンバートする。
【0134】106は送信ブロック104と受信ブロッ
ク105とに接続された発信器ブロックで、該発信器ブ
ロック106は、例えばマイクロ波、ミリ波等の所定周
波数をもつ信号を送信ブロック104と受信ブロック1
05とに供給するものである。また、107は無線通信
回路101の各部位を接続する伝送線路である。
【0135】かくして、このように構成される本実施の
形態でも、第1ないし第10の実施の形態とほぼ同様の
作用効果を得ることができる。そして、特に本実施の形
態では、例えば高周波回路用部品1等を無線通信回路1
01に組込んで大きな電力を供給する場合でも、その放
熱性をサーマルビアホール7等によって向上させること
ができる。
【0136】なお、前記第1ないし第10の実施の形態
では、サーマルビアホール7,26,37,45,4
8,54,55,65,77,87,95を円形状に開
口させる構成とした。しかし、本発明はこれに限らず、
例えばサーマルビアホールの開口形状を四角形、楕円、
長穴状等に形成する構成としてもよい。
【0137】また、実施の形態では、電子部品5,2
4,35の電極5B,24B,35Bに対してバンプ
6,25,36を接続する構成とした。しかし、本発明
はこれに限らず、放熱用のバンプを電子部品の素子部に
直接接続する構成としてもよい。
【0138】また、第11の実施の形態では、高周波回
路用部品1,11,21,31,41,51,61,7
1,81,91等を無線通信回路101に適用する構成
とした。この場合、本発明では、無線通信回路101
を、例えばOFDM(周波数直交変調)方式を用いた通
信装置等に組込む構成としてもよい。これにより、電力
増幅器104Cの放熱効率を高めることができるから、
該電力増幅器104Cによる電力の出力効率が低い場合
でも、電力増幅器104Cを含めて装置全体を安定的に
作動させることができる。従って、例えばOFDM方式
を用いた通信装置等のように、電力増幅器104Cの発
熱量に対して大きなバックマージンを確保する必要があ
る場合でも、その性能や信頼性を向上させることができ
る。
【0139】さらに、実施の形態では、回路基板装置と
して高周波回路用部品1,11,21,31,41,5
1,61,71,81,91を例に挙げて述べた。しか
し、本発明はこれに限らず、発熱性の電子部品が実装さ
れる各種の回路基板装置に適用できるのは勿論である。
【0140】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1の発明によ
れば、サーマルビアホールの表面側の開口面積を裏面側
の開口面積よりも小さく形成し、電子部品を基板に実装
するバンプをサーマルビアホールと接続する構成とした
ので、基板の表面側では、サーマルビアホールの開口面
積を小さく抑えて導体パターン等を高い密度で配置で
き、基板の裏面側では、サーマルビアホーの開口面積を
大きくして電子部品から発生する熱を効率よく放熱する
ことができる。この場合、電子部品を各バンプによって
基板から浮いた状態でバンプ実装しているので、電子部
品からバンプを介してサーマルビアホールに至る放熱経
路を安定させることができる。従って、例えば電子部品
に大きな電力を供給する場合でも、サーマルビアホール
による電子部品の放熱性を高めつつ、その表面開口面積
を必要に応じて小さく形成でき、装置全体の小型化と放
熱性の確保とを容易に両立させることができる。
【0141】また、請求項2の発明によれば、バンプと
熱伝導性物質とは、サーマルビアホールの表面側の開口
面積とほぼ等しい面積をもって接続する構成としたの
で、バンプとサーマルビアホールとを介した放熱性を確
保しつつ、サーマルビアホールの表面側の開口面積をバ
ンプと同程度の小さな面積にすることができる。また、
バンプがサーマルビアホールの外側に食み出して基板と
接触するのを避けることができるから、電子部品の熱が
サーマルビアホール以外の位置で基板に伝わるのを抑制
でき、これらの間の熱抵抗を低減させることができる。
【0142】また、請求項3の発明によれば、バンプ
は、電子部品または熱伝導性物質に対して直接接続する
構成としたので、例えば電子部品のうち電極以外の本体
部位にバンプを直接接触させたり、バンプをサーマルビ
アホール内の熱伝導性物質に対して電極パッド等を用い
ずに直接接触させることができる。この結果、電子部品
からサーマルビアホールへの熱伝導性を高めることがで
きる。
【0143】また、請求項4の発明によれば、サーマル
ビアホールは、基板の表面側で複数箇所に分岐して開口
させる構成としたので、基板の表面側には、サーマルビ
アホールの各開口部位を小さな開口面積で適切な位置に
それぞれ開口させることができ、サーマルビアホールの
放熱性を確保しつつ、その設計自由度を高めることがで
きる。
【0144】また、請求項5の発明によれば、サーマル
ビアホールは、基板の表面側から裏面側に向けて段付き
状に拡径させる構成としたので、例えば基板の表面側と
裏面側との間で開口面積が大きく異なるサーマルビアホ
ールを容易に形成できると共に、これらの面積差を正確
に設定してサーマルビアホールの放熱特性を安定させる
ことができる。
【0145】また、請求項6の発明によれば、サーマル
ビアホールの近傍には、表面側の開口面積が裏面側の開
口面積よりも大きな他のサーマルビアホールを設ける構
成としたので、基板の板厚方向に対して互いに逆向きと
なったサーマルビアホールを交互に配置でき、基板の表
面側における各ビアホールの開口部位の間隔と裏面側に
おける開口部位の間隔とを可能な限り小さく設定できる
から、複数のサーマルビアホールを互いに近接させて高
い密度で並べることができる。
【0146】また、請求項7の発明によれば、複数個の
サーマルビアホールを基板の表面側の各導体パターンと
接続し、該各サーマルビアホールを基板の裏面側で絶縁
層を介して導電性の放熱部材と接触させる構成としたの
で、電子部品の各電極がそれぞれ接続される複数個の導
体パターンに対応してサーマルビアホールを個別に配置
でき、電子部品の各電極から導体パターンを介して個々
のサーマルビアホールに放熱することができる。そし
て、これらのサーマルビアホールは、絶縁層を介して放
熱部材と熱的に接続され、電気的には絶縁されているの
で、各サーマルビアホールを短絡させることなく、これ
らの熱を放熱部材に逃すことができる。この場合、絶縁
層は、必要に応じて薄肉に形成できると共に、サーマル
ビアホールの裏面側の開口部位に大きな面積で接触させ
ることができるから、絶縁層の熱抵抗を小さくすること
ができる。
【0147】また、請求項8の発明によれば、基板の裏
面側には、表面側の導体パターンよりも厚肉に形成され
た裏面側の導体パターンを設ける構成としたので、基板
の表面側には、例えば薄肉な金属膜等にエッチング加工
を施して高い精度の導体パターンを形成でき、基板の裏
面側には、厚肉な金属膜等を用いて大きな熱容量をもつ
導体パターンを形成することができる。そして、例えば
電子部品の一部の電極を表面側の導体パターンに接続で
きると共に、他の導体パターンをサーマルビアホールを
介して裏面側の導体パターンと接続することができる。
【0148】また、請求項9によれば、サーマルビアホ
ールの表面側の開口面積を裏面側の開口面積よりも小さ
く形成し、電子部品はサーマルビアホールの表面側の開
口面積内に収まる位置で熱伝導性物質と接続する構成と
したので、例えばワイヤボンディング等の手段によって
電子部品を基板上に面実装する場合でも、その実装面積
がサーマルビアホールの表面側の開口面積から食み出さ
ないように、電子部品を配置することができる。これに
より、バンプ実装の場合とほぼ同様に、電子部品からバ
ンプを介してサーマルビアホールに至る放熱経路を安定
させることができ、サーマルビアホールによる放熱性を
高めることができる。
【0149】また、請求項10の発明によれば、サーマ
ルビアホールを、基板の表面側の導体パターンと板厚方
向で重なり合わない位置に形成する構成としたので、例
えば表面側の導体パターンに高周波信号等を伝送すると
きに、導体パターンの裏面側に導電性の熱伝導性物質が
配置されることによって信号の伝送状態が悪影響を受け
るのを防止することができる。
【0150】さらに、請求項11の発明によれば、回路
基板装置を、導体パターンを伝わる高周波信号の信号処
理を行う高周波回路用部品として構成したので、例えば
高周波回路用部品において電子部品に大きな電力を供給
する場合でも、電子部品から発生する熱をサーマルビア
ホールにより効率よく放熱することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による高周波回路用
部品を示す分解斜視図である。
【図2】図1の高周波回路用部品を示す正面図である。
【図3】図2中の矢示III-III方向からみた断面図であ
る。
【図4】本発明の第2の実施の形態による高周波回路用
部品を示す断面図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態による高周波回路用
部品を示す分解斜視図である。
【図6】図5の高周波回路用部品を示す正面図である。
【図7】図6中の矢示VII-VII方向からみた断面図であ
る。
【図8】本発明の第4の実施の形態による高周波回路用
部品を示す正面図である。
【図9】図8中の矢示IX-IX方向からみた断面図であ
る。
【図10】本発明の第5の実施の形態による高周波回路
用部品を示す正面図である。
【図11】図10中の矢示XI-XI方向からみた断面図で
ある。
【図12】本発明の第6の実施の形態による高周波回路
用部品を示す断面図である。
【図13】本発明の第7の実施の形態による高周波回路
用部品を示す断面図である。
【図14】本発明の第8の実施の形態による高周波回路
用部品を示す断面図である。
【図15】本発明の第9の実施の形態による高周波回路
用部品を示す正面図である。
【図16】図15中の矢示XVI−XVI方向からみた断面図
である。
【図17】本発明の第10の実施の形態による高周波回
路用部品を示す正面図である。
【図18】図17中の矢示XVIII−XVIII方向からみた断
面図である。
【図19】本発明の第11の実施の形態による高周波回
路用部品を適用した無線通信回路を示す回路構成図であ
る。
【符号の説明】
1,11,21,31,41,51,61,71,8
1,91 高周波回路用部品 2,22,32,42,52,62,73,74,8
2,92 基板 2A,22A,32A,42A,52A,62A,82
A,92A 表面 2B,22B,32B,42B,52B,62B,82
B,92B 裏面 3,33,93 スロット線路(伝送線路) 3A,3B,3C,23A,23B,23C,33A,
33B,33C,43A,43B,53A,53B,5
3C,63A,63B,72A,72B,72C,83
A,83B,93A,93B,93C 導体パターン 5,24,35,85 電子部品 6,25,36 バンプ 7,26,37,45,48,54,55,65,7
7,87,95 サーマルビアホール 8,27,38,46,56,66,78,88,96
スルーホール 9,28,39,47,57,59,67,79,8
9,97 充填材(熱伝導性物質) 23 コプレーナ線路(伝送線路) 43,53,63,75,83 伝送線路 58 絶縁層 58A 開口部 60,68 放熱板(放熱部材) 86 ボンディングワイヤ S1,S3,S5,S7,S9,S11 表面開口面積 S2,S4,S6,S8,S10,S12 裏面開口面積
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河内 哲也 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 (72)発明者 向山 和孝 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 (72)発明者 坂本 孝一 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 Fターム(参考) 5E336 AA04 BB01 BB03 BC40 CC32 CC51 EE01 EE05 GG03 5E338 AA01 AA03 BB05 BB13 BB25 BB71 BB75 CC02 CC04 CC06 CD13 CD23 CD32 EE02

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性材料により板状に形成され少なく
    とも表面側に導体パターンが設けられた基板と、該基板
    の表面側に実装され前記導体パターンと接続される電子
    部品と、該電子部品の実装位置で前記基板の表面側と裏
    面側とに開口して設けられたスルーホール内に該電子部
    品と接続する熱伝導性物質が充填されたサーマルビアホ
    ールとを備えた回路基板装置において、 前記サーマルビアホールは前記基板の表面側に開口する
    開口面積を前記基板の裏面側に開口する開口面積よりも
    小さく形成し、前記電子部品は導電性材料からなる複数
    個のバンプを介して前記基板の表面側に実装し、前記各
    バンプのうち少なくとも1個のバンプは前記サーマルビ
    アホールの表面側の開口に対応した位置で前記熱伝導性
    物質と接続する構成としたことを特徴とする回路基板装
    置。
  2. 【請求項2】 前記バンプと熱伝導性物質とは前記サー
    マルビアホールの表面側の開口面積とほぼ等しい面積を
    もって接続する構成としてなる請求項1に記載の回路基
    板装置。
  3. 【請求項3】 前記バンプは前記電子部品または熱伝導
    性物質に対して直接接続する構成としてなる請求項1ま
    たは2に記載の回路基板装置。
  4. 【請求項4】 前記サーマルビアホールは前記基板の表
    面側で複数箇所に分岐して開口させる構成としてなる請
    求項1,2または3に記載の回路基板装置。
  5. 【請求項5】 前記サーマルビアホールは前記基板の表
    面側から裏面側に向けて段付き状に拡径させる構成とし
    てなる請求項1,2または3に記載の回路基板装置。
  6. 【請求項6】 前記サーマルビアホールの近傍には前記
    基板の表面側に開口する開口面積が裏面側の開口面積よ
    りも大きく形成された他のサーマルビアホールを設けて
    なる請求項1,2,3,4または5に記載の回路基板装
    置。
  7. 【請求項7】 前記導体パターンは前記基板の表面側に
    複数個設け、前記サーマルビアホールは該各導体パター
    ンと接続して複数個設け、前記基板の裏面側には該各サ
    ーマルビアホールと接触する位置に絶縁層を介して導電
    性の放熱部材を設けてなる請求項1,2,3,4,5ま
    たは6に記載の回路基板装置。
  8. 【請求項8】 前記基板の裏面側には前記表面側の導体
    パターンよりも厚肉に形成された裏面側の導体パターン
    を設け、前記電子部品は前記表面側の導体パターンと接
    続すると共に前記サーマルビアホールを介して前記裏面
    側の導体パターンと接続する構成としてなる請求項1,
    2,3,4,5または6に記載の回路基板装置。
  9. 【請求項9】 絶縁性材料により板状に形成され少なく
    とも表面側に導体パターンが設けられた基板と、該基板
    の表面側に実装され前記導体パターンと接続される電子
    部品と、該電子部品の実装位置で前記基板の表面側と裏
    面側とに開口して設けられたスルーホール内に該電子部
    品と接続する熱伝導性物質が充填されたサーマルビアホ
    ールとを備えた回路基板装置において、 前記サーマルビアホールは前記基板の表面側に開口する
    開口面積を前記基板の裏面側に開口する開口面積よりも
    小さく形成し、前記電子部品はワイヤボンディングを用
    いて前記基板の表面側に実装し、前記電子部品は前記サ
    ーマルビアホールの表面側の開口内に位置して前記熱伝
    導性物質と接続する構成としたことを特徴とする回路基
    板装置。
  10. 【請求項10】 前記サーマルビアホールのうち前記基
    板の裏面側の開口部位は、前記基板の表面側に配置され
    た前記導体パターンと板厚方向で重なり合わない位置に
    形成してなる請求項1,2,3,4,5,6または9に
    記載の回路基板装置。
  11. 【請求項11】 前記導体パターンは高周波信号が伝送
    される伝送線路であり、前記基板は前記高周波信号の信
    号処理を行うために前記電子部品が実装された高周波回
    路用部品として構成してなる請求項1,2,3,4,
    5,6,7,8,9または10に記載の回路基板装置。
JP2002146251A 2002-05-21 2002-05-21 回路基板装置 Pending JP2003338577A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002146251A JP2003338577A (ja) 2002-05-21 2002-05-21 回路基板装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002146251A JP2003338577A (ja) 2002-05-21 2002-05-21 回路基板装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003338577A true JP2003338577A (ja) 2003-11-28

Family

ID=29705291

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002146251A Pending JP2003338577A (ja) 2002-05-21 2002-05-21 回路基板装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003338577A (ja)

Cited By (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005166981A (ja) * 2003-12-03 2005-06-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子制御装置
JP2006120940A (ja) * 2004-10-22 2006-05-11 Sharp Corp 電子部品実装基板、加熱装置及びシールドケース装着方法
JP2006190902A (ja) * 2005-01-07 2006-07-20 Denso Corp 半導体電子部品の実装方法及び半導体電子部品の配線基板
JP2006202832A (ja) * 2005-01-18 2006-08-03 Nec Corp 高周波モジュール実装構造
JP2006318986A (ja) * 2005-05-10 2006-11-24 Sumitomo Electric Printed Circuit Inc フレキシブルプリント回路板およびその製造方法
JP2007019425A (ja) * 2005-07-11 2007-01-25 Cmk Corp プリント配線板及びその製造方法
JP2007053148A (ja) * 2005-08-16 2007-03-01 Renesas Technology Corp 半導体モジュール
JP2007081379A (ja) * 2005-08-18 2007-03-29 Daikin Ind Ltd モジュール
EP1796444A2 (en) * 2005-11-28 2007-06-13 Delphi Technologies, Inc. Thermal conductive substrate and electronic assembly
JPWO2005055418A1 (ja) * 2003-12-05 2007-12-06 株式会社村田製作所 高周波増幅器及び高周波無線通信装置
JP2008177516A (ja) * 2006-12-22 2008-07-31 Kyocera Corp コイル内蔵基板
JP2009152505A (ja) * 2007-12-24 2009-07-09 Denso Corp 半導体モジュールの実装構造
JP2010154382A (ja) * 2008-12-26 2010-07-08 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc 超音波プローブの圧電振動子、超音波プローブ、超音波診断装置及び超音波プローブにおける圧電振動子の製造方法
JP2011507276A (ja) * 2007-12-11 2011-03-03 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー サーマルビアを有するセラミック基板
JP2011146547A (ja) * 2010-01-15 2011-07-28 Murata Mfg Co Ltd 回路モジュール
JP2011187605A (ja) * 2010-03-08 2011-09-22 Nec Corp 実装構造
JP2012028826A (ja) * 2005-08-18 2012-02-09 Daikin Ind Ltd モジュール
WO2012050016A1 (ja) * 2010-10-15 2012-04-19 株式会社村田製作所 弾性表面波装置
JP2012227349A (ja) * 2011-04-19 2012-11-15 Hitachi Ltd 電子部品の実装方法
JP2014140002A (ja) * 2012-12-21 2014-07-31 Canon Inc プリント配線板、プリント回路板及びプリント回路板の製造方法
JP2014220307A (ja) * 2013-05-06 2014-11-20 株式会社デンソー 多層基板、これを用いた電子装置および多層基板の製造方法
WO2015049807A1 (ja) * 2013-10-04 2015-04-09 株式会社日立製作所 サーバ装置
JP2017069253A (ja) * 2015-09-28 2017-04-06 ニチコン株式会社 半導体パワーモジュール
JPWO2016035818A1 (ja) * 2014-09-03 2017-06-22 ローム株式会社 磁性構造体、インダクタンス素子およびその製造方法、電極内蔵基板およびその製造方法、インターポーザ、シールド基板およびモジュール
WO2018123480A1 (ja) * 2016-12-28 2018-07-05 タツタ電線株式会社 放熱基板、放熱回路構成体、及びその製造方法
CN112566355A (zh) * 2019-09-25 2021-03-26 铠侠股份有限公司 模块衬底及印刷衬底
WO2021059525A1 (ja) * 2019-09-27 2021-04-01 新電元工業株式会社 電子装置
WO2023090102A1 (ja) * 2021-11-19 2023-05-25 オムロン株式会社 実装基板、及び実装基板を搭載した電気機器

Cited By (35)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005166981A (ja) * 2003-12-03 2005-06-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子制御装置
JPWO2005055418A1 (ja) * 2003-12-05 2007-12-06 株式会社村田製作所 高周波増幅器及び高周波無線通信装置
JP2006120940A (ja) * 2004-10-22 2006-05-11 Sharp Corp 電子部品実装基板、加熱装置及びシールドケース装着方法
JP2006190902A (ja) * 2005-01-07 2006-07-20 Denso Corp 半導体電子部品の実装方法及び半導体電子部品の配線基板
JP2006202832A (ja) * 2005-01-18 2006-08-03 Nec Corp 高周波モジュール実装構造
JP2006318986A (ja) * 2005-05-10 2006-11-24 Sumitomo Electric Printed Circuit Inc フレキシブルプリント回路板およびその製造方法
JP2007019425A (ja) * 2005-07-11 2007-01-25 Cmk Corp プリント配線板及びその製造方法
JP2007053148A (ja) * 2005-08-16 2007-03-01 Renesas Technology Corp 半導体モジュール
JP2007081379A (ja) * 2005-08-18 2007-03-29 Daikin Ind Ltd モジュール
JP2012028826A (ja) * 2005-08-18 2012-02-09 Daikin Ind Ltd モジュール
EP1796444A2 (en) * 2005-11-28 2007-06-13 Delphi Technologies, Inc. Thermal conductive substrate and electronic assembly
EP1796444A3 (en) * 2005-11-28 2008-11-05 Delphi Technologies, Inc. Thermal conductive substrate and electronic assembly
JP2008177516A (ja) * 2006-12-22 2008-07-31 Kyocera Corp コイル内蔵基板
JP2011507276A (ja) * 2007-12-11 2011-03-03 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー サーマルビアを有するセラミック基板
JP2009152505A (ja) * 2007-12-24 2009-07-09 Denso Corp 半導体モジュールの実装構造
JP4492695B2 (ja) * 2007-12-24 2010-06-30 株式会社デンソー 半導体モジュールの実装構造
JP2010154382A (ja) * 2008-12-26 2010-07-08 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc 超音波プローブの圧電振動子、超音波プローブ、超音波診断装置及び超音波プローブにおける圧電振動子の製造方法
JP2011146547A (ja) * 2010-01-15 2011-07-28 Murata Mfg Co Ltd 回路モジュール
JP2011187605A (ja) * 2010-03-08 2011-09-22 Nec Corp 実装構造
WO2012050016A1 (ja) * 2010-10-15 2012-04-19 株式会社村田製作所 弾性表面波装置
JP2012227349A (ja) * 2011-04-19 2012-11-15 Hitachi Ltd 電子部品の実装方法
JP2014140002A (ja) * 2012-12-21 2014-07-31 Canon Inc プリント配線板、プリント回路板及びプリント回路板の製造方法
JP2014220307A (ja) * 2013-05-06 2014-11-20 株式会社デンソー 多層基板、これを用いた電子装置および多層基板の製造方法
WO2015049807A1 (ja) * 2013-10-04 2015-04-09 株式会社日立製作所 サーバ装置
JPWO2016035818A1 (ja) * 2014-09-03 2017-06-22 ローム株式会社 磁性構造体、インダクタンス素子およびその製造方法、電極内蔵基板およびその製造方法、インターポーザ、シールド基板およびモジュール
JP2017069253A (ja) * 2015-09-28 2017-04-06 ニチコン株式会社 半導体パワーモジュール
WO2018123480A1 (ja) * 2016-12-28 2018-07-05 タツタ電線株式会社 放熱基板、放熱回路構成体、及びその製造方法
JPWO2018123480A1 (ja) * 2016-12-28 2019-10-31 タツタ電線株式会社 放熱基板、放熱回路構成体、及びその製造方法
US10893603B2 (en) 2016-12-28 2021-01-12 Tatsuta Electric Wire & Cable Co., Ltd. Heat dissipation substrate, heat dissipation circuit structure body, and method for manufacturing the same
CN112566355A (zh) * 2019-09-25 2021-03-26 铠侠股份有限公司 模块衬底及印刷衬底
JP2021052082A (ja) * 2019-09-25 2021-04-01 キオクシア株式会社 モジュール基板およびプリント基板
WO2021059525A1 (ja) * 2019-09-27 2021-04-01 新電元工業株式会社 電子装置
JPWO2021059525A1 (ja) * 2019-09-27 2021-10-14 新電元工業株式会社 電子装置
JP7005781B2 (ja) 2019-09-27 2022-01-24 新電元工業株式会社 電子装置
WO2023090102A1 (ja) * 2021-11-19 2023-05-25 オムロン株式会社 実装基板、及び実装基板を搭載した電気機器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003338577A (ja) 回路基板装置
JP4684730B2 (ja) 高周波半導体装置、送信装置および受信装置
US20210233865A1 (en) Microwave device and antenna
WO2018168391A1 (ja) マイクロ波デバイス及び空中線
JP2009038696A (ja) アンテナ付き集積回路パッケージ
WO2020153068A1 (ja) アンテナモジュール及び通信装置
JP2006014088A (ja) 伝送線路基板および半導体パッケージ
US11984380B2 (en) Semiconductor package, semiconductor device, semiconductor package-mounted apparatus, and semiconductor device-mounted apparatus
EP0818823A2 (en) Radio frequency module and method for fabricating the radio frequency module
US10403587B2 (en) Radio frequency circuit, wireless communication device, and method of manufacturing radio frequency circuit
JP2003060523A (ja) 無線通信モジュール
JP5577694B2 (ja) 部品内蔵モジュール
US6922119B2 (en) Surface acoustic wave filter adapted to restrain undue temperature rise
JP2001085569A (ja) 高周波回路装置
KR20050002659A (ko) 혼성집적회로
JP6910313B2 (ja) 高周波デバイスおよび空中線
US20060033207A1 (en) Microwave-monolithic-integrated-circuit-mounted substrate, transmitter device for transmission only and transceiver device for transmission/reception in microwave-band communication
JPH1117063A (ja) 半導体チップ実装用回路基板、半導体チップ収納用パッケージ、及び半導体デバイス
JP2004071597A (ja) 半導体モジュール
JP6952913B2 (ja) 半導体装置及びアンテナ装置
JPH08274512A (ja) マイクロ波半導体集積回路装置
JP3438715B2 (ja) マイクロ波回路基板
JP2000183488A (ja) ハイブリッドモジュール
JP2000133765A (ja) 高周波集積回路装置
US20230107075A1 (en) High frequency device