JP2006318986A - フレキシブルプリント回路板およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】フレキシブルプリント配線板上に実装される発熱性の電子部品の温度上昇を抑制することにより、電子部品の破損や信号の伝送エラー等の不都合を回避することができるフレキシブルプリント回路板およびその製造方法を提供する。
【解決手段】フレキシブルプリント回路板1は、発熱性の電子部品3が接続される導体回路層6と、当該電子部品3において発生した熱を放熱するための放熱用金属体13と、導体回路層6と放熱用金属体13を連結するための貫通孔14と、当該貫通孔14に設けられた熱伝導部材15とを備えている。そして、導体回路層6と放熱用金属体13が、熱伝導部材15を介して連結されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、フレキシブルプリント配線板上に、発熱性の電子部品が実装されたフレキシブルプリント回路板およびその製造方法に関する。
電子機器分野においては、フレキシブルプリント配線板上に様々な電子部品が実装されたフレキシブルプリント回路板が組み込まれている。このような電子部品が実装されたフレキシブルプリント回路板としては、例えば、フレキシブルプリント配線板のカバーレイフィルムの上面に電子部品を実装するとともに、当該カバーレイフィルムに設けられた孔において、電子部品のリード導体をフレキシブルプリント配線板の導体回路層にはんだ付けしたフレキシブルプリント回路板が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−18193号公報
ここで、近年、信号の高速化に伴い、消費電力の増加が進んできており、高発熱のIC等、比較的高熱を発生する電子部品をフレキシブルプリント配線板上に実装することが要求されている。しかし、上記従来のフレキシブルプリント回路板においては、実装された電子部品が、カバーレイフィルムを構成するポリイミド等の絶縁性の樹脂フィルム、および大気に接触しているのみであるため、電子部品において発生する熱を効率良く外部に逃がすことが困難になる。その結果、発熱により電子部品の温度が上昇し、当該電子部品の破損や信号の伝送エラー等の不都合が生じるという問題があった。
そこで、本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、フレキシブルプリント配線板上に実装される発熱性の電子部品の温度上昇を抑制することにより、電子部品の破損や信号の伝送エラー等の不都合を回避することができるフレキシブルプリント回路板およびその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、フレキシブルプリント配線板上に発熱性の電子部品が実装されたフレキシブルプリント回路板において、電子部品が接続される導体回路層と、電子部品において発生した熱を放熱するための放熱部材と、導体回路層と放熱部材を連結するための貫通孔と、貫通孔に設けられた熱伝導部材とを備え、導体回路層と放熱部材が、熱伝導部材を介して連結されていることを特徴とする。
請求項1に記載の構成によれば、電子部品において発生した熱が、まず、導体回路層に伝達され、次いで、貫通孔に設けられた熱伝導部材を介して、放熱部材に伝達され、外部に放熱されることになる。従って、電子部品において発生する熱を効率良く外部に逃がすことが可能になるため、電子部品の温度上昇を抑制することが可能になり、結果として、電子部品の破損や信号の伝送エラー等の不都合を回避することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のフレキシブルプリント回路板であって、熱伝導部材は、放熱部材と一体的に形成されていることを特徴とする。
請求項2に記載の構成によれば、電子部品において発生した熱が、熱伝導部材を介して放熱部材に伝達される際に、熱伝導がスムーズに行われるため、放熱効果が向上し、電子部品において発生する熱をより一層効率良く外部に逃がすことが可能になる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載のフレキシブルプリント回路板であって、熱伝導部材は、はんだにより被覆されているとともに、熱伝導部材のはんだ接合部に表面処理が施されていることを特徴とする。
請求項3に記載の構成によれば、熱伝導部材のはんだ接合性を向上させることが可能になる。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載のフレキシブルプリント回路板であって、熱伝導部材は、貫通孔に充填された金属ペーストにより形成されていることを特徴とする。
請求項4に記載の構成によれば、熱伝導部材を放熱部材と一体的に形成するための工程が不要になる。従って、製造工程が簡素化されるとともに、製造コストの低減を図ることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のフレキシブルプリント回路板であって、貫通孔が、電子部品の下方に設けられていることを特徴とする。
請求項5に記載の構成によれば、電子部品において発生する熱を放熱させるための伝熱経路が短くなるため、当該熱を短時間で放熱させることが可能になる。その結果、電子部品において発生する熱をより一層効率良く外部に逃がすことが可能になる。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のフレキシブルプリント回路板であって、貫通孔、および熱伝導部材が各々複数個設けられていることを特徴とする。
請求項6に記載の構成によれば、電子部品において発生する熱を放熱させるための伝熱経路が複数になるため、電子部品において発生する熱をより一層効率良くに外部に逃がすことが可能になる。
請求項7に記載の発明は、フレキシブルプリント回路板の製造方法であって、基材上に導体回路層が積層された積層体を作製する工程と、放熱部材の一部を突出させることにより、放熱部材に熱伝導部材を一体的に形成する工程と、積層体に、導体回路層と放熱部材を連結するための貫通孔を設ける工程と、貫通孔に熱伝導部材を挿通させ、導体回路層と放熱部材を、熱伝導部材を介して連結させるとともに、積層体に放熱部材を積層する工程と、導体回路層に電子部品を接続する工程と、からなることを特徴とする。
請求項7に記載の構成によれば、電子部品において発生した熱が、まず、導体回路層に伝達され、次いで、貫通孔に設けられた熱伝導部材を介して、放熱部材に伝達され、外部に放熱されることになる。従って、電子部品において発生する熱を効率良く外部に逃がすことが可能になるため、電子部品の温度上昇を抑制することが可能になり、結果として、電子部品の破損や信号の伝送エラー等の不都合を回避することができる。
また、放熱部材に熱伝導部材が一体的に形成されるため、電子部品において発生した熱が、熱伝導部材を介して放熱部材に伝達される際に、熱伝導がスムーズに行われる。従って、放熱効果が向上し、電子部品において発生する熱をより一層効率良く外部に逃がすことが可能になる。
請求項8に記載の発明は、フレキシブルプリント回路板の製造方法であって、基材上に導体回路層が積層された積層体を作製する工程と、積層体に貫通孔を設ける工程と、積層体に放熱部材を積層する工程と、貫通孔に金属ペーストを充填することにより熱伝導部材を形成するとともに、導体回路層と放熱部材を、熱伝導部材を介して連結させる工程と、導体回路層に電子部品を接続する工程と、からなることを特徴とする。
請求項8に記載の構成によれば、電子部品において発生した熱が、まず、導体回路層に伝達され、次いで、貫通孔に設けられた熱伝導部材を介して、放熱部材に伝達され、外部に放熱されることになる。従って、電子部品において発生する熱を効率良く外部に逃がすことが可能になるため、電子部品の温度上昇を抑制することが可能になり、結果として、電子部品の破損や信号の伝送エラー等の不都合を回避することができる。
また、熱伝導部材を放熱部材と一体的に形成するための工程が不要になる。従って、製造工程が簡素化されるとともに、製造コストの低減を図ることができる。
本発明によれば、フレキシブルプリント回路板において実装される電子部品の温度上昇を抑制することが可能になり、結果として、電子部品の破損や信号の伝送エラー等の不都合を回避することができる。
(第1の実施形態)
以下に、本発明の好適な実施形態について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態におけるフレキシブルプリント回路板の概略構成を示す断面図であり、図2〜図4は、本発明の第1の実施形態におけるフレキシブルプリント回路板の製造工程を説明するための断面図である。
本発明のフレキシブルプリント回路板1は、フレキシブルプリント配線板2上に、発熱性の電子部品3、例えば、増幅器が実装されたものである。このフレキシブルプリント配線板2は、柔軟な樹脂フィルムにて形成された基材4上に、接着剤層5を介して導体回路層6を設けたものであり、当該導体回路層6を覆うように、絶縁層であるカバーレイフィルム7を設けたものである。このカバーレイフィルム7は、導体回路層6を覆うべく、導体回路層6上に積層された接着剤層8とその上に積層された樹脂フィルム9により構成されている。
なお、図1に示すように、フレキシブルプリント配線板2には、導体回路層6を構成する複数の導体回路(不図示)を電子部品3と電気的に接続すべく、カバーレイフィルム7を形成せずに外部に露出させた接続端子部10が設けられている。そして、電子部品3に設けられた接続用バンプ11を用いてリフロー等を行うことにより、電子部品3が導体回路層6と接続され、フレキシブルプリント配線板2上に実装される構成となっている。
また、フレキシブルプリント配線板2においては、電子部品3が固定された面と反対側の面において、基材4上に、接着剤層12を介して、電子部品3において発生した熱を放熱するための放熱部材である放熱用金属体13が設けられている。
基材4、およびカバーレイフィルム7を構成する樹脂フィルム9としては、柔軟性にすぐれた樹脂材料からなるものが使用される。かかる樹脂フィルムとしては、例えば、ポリエステルフィルムなどの、フレキシブルプリント配線板用として汎用性のある樹脂フィルムがいずれも使用可能である。また、特に、溶融はんだに対する耐性などを考慮して、柔軟性に加えて高い耐熱性をも有しているのが好ましく、かかる樹脂フィルムとしては、例えば、ポリアミド系の樹脂フィルムや、ポリイミド、ポリアミドイミドなどのポリイミド系の樹脂フィルムが好適に使用される。
接着剤層5、8、12を構成する接着剤としては、柔軟性や耐熱性にすぐれたものが好ましく、かかる接着剤としては、例えば、ナイロン系、エポキシ樹脂系、ブチラール樹脂系、アクリル樹脂系などの、各種の樹脂系の接着剤が挙げられる。また、導体回路層6を構成する金属箔としては、銅箔が好適に使用され、放熱用金属体13としては、アルミやステンレスが好適に使用される。
ここで、本実施形態においては、電子部品3において発生する熱を効率良く外部に逃がすための伝熱経路を設けている点に特徴がある。より具体的には、図1に示すように、フレキシブルプリント配線板2には、導体回路層6と放熱用金属体13を連結するための貫通孔14が形成されているとともに、当該貫通孔14に熱伝導部材15が設けられており、導体回路層6と放熱用金属体13が、当該熱伝導部材15を介して連結されている点に特徴がある。
このような構成とすることにより、図1において矢印で示すように、電子部品3において発生した熱が、まず、導体回路層6に伝達され、次いで、貫通孔14に設けられた熱伝導部材15を介して、放熱用金属体13に伝達され、外部に放熱されることになる。従って、電子部品3において発生する熱を効率良く外部に逃がすことが可能になるため、電子部品3の温度上昇を抑制することが可能になり、結果として、電子部品3の破損や信号の伝送エラー等の不都合を回避することができる。
また、本実施形態においては、熱伝導部材15は、放熱用金属体13と一体的に形成されており、当該放熱用金属体13と同一の材料、例えば、アルミやステンレスにより形成されている。このような構成とすることにより、電子部品3において発生した熱が、熱伝導部材15を介して放熱用金属体13に伝達される際に、熱伝導がスムーズに行われるため、放熱効果が向上し、電子部品3において発生する熱をより一層効率良く外部に逃がすことが可能になる。
なお、本実施形態においては、図1に示すように、当該熱伝導部材15、および導体回路層6の一部であって、熱伝導部材15と隣接する部分が、はんだ16により被覆されている。また、熱伝導部材15のはんだ接合性を向上すべく、当該熱伝導部材15のはんだ接合部15aに表面処理を施す構成としても良い。例えば、図1に示すように、はんだ接合部15aにニッケルめっきを施し、めっき層17を形成する構成とすることができる。
フレキシブルプリント回路板1の製造工程としては、まず、基材4上に導体回路層6が積層された積層体を作製する。より具体的には、柔軟な樹脂フィルムにて形成された基材4の両面の各々に、接着剤層5、12を積層する。次いで、接着剤層5を介して積層された、銅箔などの金属箔を、常法によりエッチングして、複数の導体回路を有する導体回路層6を形成する。次いで、この導体回路層6の上面に、接続端子部10および貫通孔14の周りに相当する部分を除いて、接着剤層8付きの樹脂フィルム9をラミネートして、カバーレイフィルム7を貼り合わせることにより、基材4上に導体回路層6が積層された積層体を作製する。
また、放熱用金属体13の一部を突出させることにより、当該放熱用金属体13に熱伝導部材15を一体的に形成する。より具体的には、放熱用金属体13の一部を内側に絞り込み、絞り込み部分13aをプレスして折り畳むことにより、放熱用金属体13の一部を突出させ、放熱用金属体13に熱伝導部材15を一体的に形成する。
次いで、上述の積層体に、ドリルやCOレーザ(YAGレーザ)を用いて、導体回路層6と放熱用金属体13を連結するための貫通孔14を設ける。そして、当該貫通孔14に熱伝導部材15を挿通させ、導体回路層6と放熱用金属体13を、熱伝導部材15を介して連結させるとともに、接着剤層12を介して、積層体に放熱用金属体13を積層する。
次いで、熱伝導部材15のはんだ接合部15aにニッケルめっきを施し、めっき層17を形成する。そして、図2、図3に示すように、カバーレイフィルム7上に、はんだ印刷用の印刷マスク22をセットするとともに、熱伝導部材15の上方からはんだを図中の矢印の方向へ流し込むことにより、熱伝導部材15、および導体回路層6の一部であって、熱伝導部材15と隣接する部分を、はんだ16により被覆する。このような製造方法によれば、従来の部品実装用のはんだ接続と同工程により、熱経路用のはんだ接続ができるため、従来工程を変更することなく放熱経路を確保できることになる。なお、はんだとしては、例えば、錫を95wt%以上含むはんだペースト等が好適に使用できる。また、環境への配慮から鉛を含まないはんだペーストを使用するのが好ましい。
そして、図4に示すように、接続端子部10において、電子部品3に設けられた接続用バンプ11を用いてリフロー等を行うことにより、電子部品3を導体回路層6に接続し、フレキシブルプリント配線板2上に実装する。その後、はんだ16のクリーニングを行うことにより、上述の図1に示すフレキシブルプリント回路板1が製造される。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図5は、本発明の第2の実施形態におけるフレキシブルプリント回路板の概略構成を示す断面図である。なお、上記第1の実施形態と同様の構成部分については同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施形態においては、図5に示すように、熱伝導部材15を放熱用金属体13と一体的に形成する代わりに、当該熱伝導部材15を、貫通孔14に充填された金属ペースト20により形成している点に特徴がある。ここで、金属ペースト20としては、例えば、錫を95wt%以上含むはんだペースト等が挙げられる。また、環境への配慮から鉛を含まないはんだペーストを使用するのが良い。
このような構成とすることにより、上述の第1の実施形態の場合と同様の効果を得ることができる。即ち、図5において矢印で示すように、電子部品3において発生した熱が、まず、導体回路層6に伝達され、次いで、金属ペースト20により形成された熱伝導部材15を介して、放熱用金属体13に伝達され、外部に放熱されることになる。従って、電子部品3において発生する熱を効率良く外部に逃がすことが可能になるため、電子部品3の温度上昇を抑制することが可能になり、結果として、電子部品3の破損や信号の伝送エラー等の不都合を回避することができる。
また、本実施形態においては、熱伝導部材15を、貫通孔14に充填された金属ペースト20により形成しているため、上述の、熱伝導部材15を放熱用金属体13と一体的に形成するための工程(即ち、放熱用金属体13の一部を突出させ熱伝導部材15を形成する工程)が不要になる。従って、製造工程が簡素化されるとともに、製造コストの低減を図ることができる。
なお、金属ペースト20としてはんだペーストを使用する場合に、上述の第1の実施形態の熱伝導部材15の場合と同様に、放熱用金属体13のはんだ接合性を向上すべく、当該放熱用金属体13のはんだ接合部13bに表面処理を施す構成としても良い。例えば、図5に示すように、はんだ接合部13bにニッケルめっきを施し、めっき層21を形成する構成としても良い。
本実施形態におけるフレキシブルプリント回路板1の製造工程としては、まず、上述の第1の実施形態と同様に、基材4上に導体回路層6が積層された積層体を作製する。
次いで、当該積層体に、ドリルやCOレーザ(YAGレーザ)を用いて、導体回路層6と放熱用金属体13を連結するための貫通孔14を設ける。そして、接着剤層12を介して、積層体に放熱用金属体13を積層する。
次いで、放熱用金属体13のはんだ接合部13bにニッケルめっきを施し、めっき層21を形成する。そして、カバーレイフィルム7上に、はんだ印刷用の印刷マスクをセットするとともに、貫通孔14に金属ペースト20としてのはんだペーストを充填することにより熱伝導部材15を形成するとともに、導体回路層6と放熱用金属体13を、当該熱伝導部材15を介して連結させ、熱伝導部材15、および導体回路層6の一部であって、熱伝導部材15と隣接する部分を、はんだペーストにより被覆する。
そして、上述の第1の実施形態と同様に、接続端子部10において、電子部品3に設けられた接続用バンプ11を用いてリフロー等を行うことにより、電子部品3を導体回路層6に接続し、フレキシブルプリント配線板2上に実装する。その後、はんだペーストのクリーニングを行うことにより、図5に示すフレキシブルプリント回路板1が製造される。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の設計変更をすることが可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。
例えば、上述の実施形態においては、貫通孔14、および熱伝導部材15を各々1個形成し、電子部品3において発生する熱を外部に逃がすための伝熱経路を1個のみ設ける構成としたが、貫通孔14、および熱伝導部材15を各々複数個形成し、電子部品3において発生する熱を外部に逃がすための伝熱経路を複数個設ける構成としても良い。このような構成とすることにより、電子部品において発生する熱を放熱させるための伝熱経路が複数になるため、電子部品3において発生する熱をより一層効率良くに外部に逃がすことが可能になる。従って、電子部品3の温度上昇を確実に抑制することが可能になり、結果として、電子部品3の破損や信号の伝送エラー等の不都合を確実に回避することができる。
また、図6に示すように、電子部品3において発生する熱を外部に逃がすための伝熱経路を、電子部品3の下方に設ける構成としても良い。より具体的には、導体回路層6と放熱用金属体13を連結するための貫通孔14を電子部品3の下方に形成するとともに、当該貫通孔14に熱伝導部材15を設ける構成とする。そして、電子部品3に設けられた接続用バンプ11を導体回路層6、および熱伝導部材15と接続する構成とする。このような構成とすることにより、伝熱経路が短くなるため、電子部品3において発生する熱を短時間で放熱させることが可能になり、電子部品3において発生する熱をより一層効率良く外部に逃がすことが可能になる。
本発明の活用例としては、フレキシブルプリント配線板上に、発熱性の電子部品が実装されたフレキシブルプリント回路板が挙げられる。
本発明の第1の実施形態におけるフレキシブルプリント回路板の概略構成を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態におけるフレキシブルプリント回路板の製造工程を説明するための断面図である。 本発明の第1の実施形態におけるフレキシブルプリント回路板の製造工程を説明するための断面図である。 本発明の第1の実施形態におけるフレキシブルプリント回路板の製造工程を説明するための断面図である。 本発明の第2の実施形態におけるフレキシブルプリント回路板の概略構成を示す断面図である。 本発明のフレキシブルプリント回路板の変形例の概略構成を示す断面図である。
符号の説明
1…フレキシブルプリント回路板、2…フレキシブルプリント配線板、3…電子部品、4…基材、5…接着剤層、6…導体回路層、7…カバーレイフィルム、8…接着剤層、9…樹脂フィルム、10…接続端子部、11…接続用バンプ、12…接着剤層、13…放熱用金属体、13b…はんだ接合部、14…貫通孔、15…熱伝導部材、15a…はんだ接合部、17…めっき層、20…金属ペースト、21…めっき層、22…印刷マスク

Claims (8)

  1. フレキシブルプリント配線板上に発熱性の電子部品が実装されたフレキシブルプリント回路板において、
    前記電子部品が接続される導体回路層と、前記電子部品において発生した熱を放熱するための放熱部材と、前記導体回路層と前記放熱部材を連結するための貫通孔と、前記貫通孔に設けられた熱伝導部材とを備え、前記導体回路層と前記放熱部材が、前記熱伝導部材を介して連結されていることを特徴とするフレキシブルプリント回路板。
  2. 前記熱伝導部材は、前記放熱部材と一体的に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のフレキシブルプリント回路板。
  3. 前記熱伝導部材は、はんだにより被覆されているとともに、前記熱伝導部材のはんだ接合部に表面処理が施されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のフレキシブルプリント回路板。
  4. 前記熱伝導部材は、前記貫通孔に充填された金属ペーストにより形成されていることを特徴とする請求項1に記載のフレキシブルプリント回路板。
  5. 前記貫通孔が、前記電子部品の下方に設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のフレキシブルプリント回路板。
  6. 前記貫通孔、および前記熱伝導部材が各々複数個設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のフレキシブルプリント回路板。
  7. 基材上に導体回路層が積層された積層体を作製する工程と、
    放熱部材の一部を突出させることにより、前記放熱部材に熱伝導部材を一体的に形成する工程と、
    前記積層体に、前記導体回路層と前記放熱部材を連結するための貫通孔を設ける工程と、
    前記貫通孔に前記熱伝導部材を挿通させ、前記導体回路層と前記放熱部材を、前記熱伝導部材を介して連結させるとともに、前記積層体に放熱部材を積層する工程と、
    前記導体回路層に電子部品を接続する工程と、
    からなることを特徴とするフレキシブルプリント回路板の製造方法。
  8. 基材上に導体回路層が積層された積層体を作製する工程と、
    前記積層体に貫通孔を設ける工程と、
    前記積層体に放熱部材を積層する工程と、
    前記貫通孔に金属ペーストを充填することにより熱伝導部材を形成するとともに、前記導体回路層と前記放熱部材を、前記熱伝導部材を介して連結させる工程と、
    前記導体回路層に電子部品を接続する工程と、
    からなることを特徴とするフレキシブルプリント回路板の製造方法。
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