JPH08274512A - マイクロ波半導体集積回路装置 - Google Patents

マイクロ波半導体集積回路装置

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JPH08274512A
JPH08274512A JP7073259A JP7325995A JPH08274512A JP H08274512 A JPH08274512 A JP H08274512A JP 7073259 A JP7073259 A JP 7073259A JP 7325995 A JP7325995 A JP 7325995A JP H08274512 A JPH08274512 A JP H08274512A
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strip line
substrate
wiring board
printed wiring
ground conductor
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Yukio Murata
幸男 村田
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Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
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    • H01L2924/0001Technical content checked by a classifier
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    • H05K1/0218Reduction of cross-talk, noise or electromagnetic interference by printed shielding conductors, ground planes or power plane
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • H05K1/14Structural association of two or more printed circuits
    • H05K1/141One or more single auxiliary printed circuits mounted on a main printed circuit, e.g. modules, adapters

Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は小型化するとともに、電磁遮蔽効
果、及び放熱性を上げたマイクロ波半導体集積回路装置
を得ることを目的としている。 【構成】 ストリップ線路を有する高誘電率のストリッ
プ線路基板3aと、上記ストリップ線路基板のストリッ
プ導体面の反対面に密着した放熱板2aと、上記ストリ
ップ線路基板のストリップ導体面に対向して設けた接地
導体パターン6と上記ストリップ線路基板との電気的イ
ンターフェス端子を有するプリント配線板5と、上記放
熱板がストリップ線路基板を包囲して上記プリント配線
板の接地導体パターンと電気的接続して上記ストリップ
線路から輻射される電磁波を遮蔽する手段と、を備え、
上記ストリップ線路基板のストリップ導体面の実装部品
からの発熱を上記ストリップ線路基板の背面の放熱板か
ら放熱し、且つ上記放熱板がストリップ線路を形成する
ストリップ線路基板背面の接地導体板を構成するもので
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はマイクロ波半導体集積回
路装置、特に高周波電力増幅回路装置のパッケージに関
する。
【0002】
【従来の技術】図11は特開平5−167302号公報
に示された従来の高周波電力増幅回路装置の外観を示す
分解斜視図であり、図において2は放熱板、3はストリ
ップ線路基板、11はカバー部材である。図12は一般
的なボールグリッドアレーのセラミックパッケージの断
面図である。図において10は半導体チップ、12はパ
ッケージの配線導体である。図13は文献“従来のリー
ドフレームを用いない新ICパッケージ”,電子材料
(1994.9)に示されたICパッケージ構造であ
る。12は配線基板、13は配線導体である。
【0003】次に、図11の動作について説明する。ス
トリップ線路基板3は放熱板2の上に取付けられ、スト
リップ線路基板上にあるチップ部品が発生する熱は放熱
板2からカバー部材11を介して放熱される。カバー部
材11は放熱板2と嵌合接続され、ストリップ線路から
発生する電磁波を遮蔽される。図12は、半導体チップ
10の発熱を放熱板2へ伝導させ放熱される。半導体チ
ップ10への接続は配線基板12上に設けた配線導体1
3を介してボール形状の半田と接続されている半導体パ
ッケージである。この構造には内部から発生する電磁波
を遮蔽するものはない。図13は、図12と同様に半導
体チップ10で発生された熱は放熱板2へ放熱される。
放熱板2はコの字状に形成され内部で発生する電磁波の
輻射を遮蔽している。半導体チップ10への配線は配線
基板12上に配線半導体13にて接続され、上記文献に
よれば、配線基板は誘電率3程度のポリイミドで20〜
42ミクロンの厚さ、配線導体は銅材で最小幅75ミク
ロンである。この場合、高周波を伝送するためインピー
ダンス整合をとり、且つパッケージを小型化を図るため
にはポリイミドの誘電率が低すぎる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のマイクロ波半導
体集積回路装置のパッケージは以上の様に構成され、カ
バー部材と放熱板の両方を必要とするので、構造が複雑
になり小形化されず、また、熱発生源から熱は放熱板か
らカバー部材を通って放熱されるので熱伝導がよくな
く、その結果、空間へ熱がうまく放熱されないという課
題があった。また、ボールグリッドアレー半導体パッケ
ージにおいては電磁遮蔽効果が得られないという課題が
あった。リードフレームのないICパッケージにおいて
は、配線基板が薄く、配線基板の誘電率が小さく、小型
化が難しいという課題があった。
【0005】この発明は上記のような課題を解消するた
めになされたもので、小型化するとともに、電磁遮蔽効
果、及び放熱効果を上げたマイクロ波半導体集積回路装
置を得ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1に係わる発明のマイクロ波半導体集積回路
装置は、ストリップ線路を有する高誘電率のストリップ
線路基板と、上記ストリップ線路基板のストリップ導体
面の反対面に密着した放熱板と、上記ストリップ線路基
板のストリップ導体面に対向して設けた接地導体パター
ン及び上記ストリップ線路を有するストリップ線路基板
との電気的インターフェス端子を有するプリント配線板
と、上記放熱板と上記プリント配線板の接地導体パター
ンとを電気的接続して上記ストリップ線路から輻射され
る電磁波を遮蔽する手段と、を備え、上記ストリップ線
路基板のストリップ導体面の実装部品からの発熱を上記
ストリップ線路基板の背面の放熱板から放熱し、且つ上
記放熱板がストリップ線路を形成するストリップ線路基
板背面の接地導体板を構成することを特徴とする。
【0007】また、請求項2に係わる発明のマイクロ波
半導体集積回路装置は、請求項1に係わる発明のマイク
ロ波半導体集積回路装置の放熱板とプリント配線板の接
地導体パターンとを電気的接続して上記ストリップ線路
から輻射される電磁波を遮蔽する手段として、上記放熱
板がストリップ線路基板を包囲して上記プリント配線板
の接地導体パターンと電気的接続することを特徴とす
る。
【0008】また、請求項3に係わる発明のマイクロ波
半導体集積回路装置は、請求項1に係わる発明のマイク
ロ波半導体集積回路装置の放熱板とプリント配線板の接
地導体パターンとを電気的接続して上記ストリップ線路
から輻射される電磁波を遮蔽する手段として、ストリッ
プ線路基板をキャビティ形状とし、キャビティ形状のス
トリップ線路基板側面にスルーホール導体もしくはキャ
スタレーション導体を所定のピッチ間隔に設けて、放熱
板とプリント配線板の接地導体パターンとを接続するこ
とを特徴とする。
【0009】また、請求項4に係わる発明のマイクロ波
半導体集積回路装置は、請求項1に係わる発明のマイク
ロ波半導体集積回路装置の放熱板とプリント配線板の接
地導体パターンとを電気的接続して上記ストリップ線路
から輻射される電磁波を遮蔽する手段として、ストリッ
プ線路基板をキャビティ形状とし、キャビティ形状のス
トリップ線路基板側面にスルーホール導体もしくはキャ
スタレーション導体を高周波の波長の1/4より短いピ
ッチ間隔に設けて、放熱板とプリント配線板の接地導体
パターンとを接続することを特徴とする。
【0010】また、請求項5に係わる発明のマイクロ波
半導体集積回路装置は、請求項1に係わる発明のマイク
ロ波半導体集積回路装置の放熱板とプリント配線板の接
地導体パターンとを電気的接続して上記ストリップ線路
から輻射される電磁波を遮蔽する手段として、ストリッ
プ線路基板をキャビティ形状とし、キャビティ形状のス
トリップ線路基板側面外壁に金属膜を設けて、放熱板と
プリント配線板の接地導体パターンとを接続することを
特徴とする。
【0011】また、請求項6に係わる発明のマイクロ波
半導体集積回路装置は、請求項1から請求項5までの何
れか記載のマイクロ波半導体集積回路装置の高誘電率の
ストリップ線路基板として誘電率を8以上の高誘電率基
板を用いることを特徴とする。
【0012】
【作用】以上のように構成された請求項1,2,6に係
わる発明のマイクロ波半導体集積回路装置では、ストリ
ップ線路基板の周囲を放熱板とプリント配線板の接地導
体パターンとで包囲することによりストリップ線路から
輻射される電磁波を遮蔽するとともに、上記ストリップ
線路基板の背部に密着して外部へ大きく露出した上記の
放熱板により実装部品から発生する熱の放熱特性を上げ
ることができ、且つストリップ線路基板に高誘電率基板
を用いて小型化することができる。
【0013】また、請求項3,4,6に係わる発明のマ
イクロ波半導体集積回路装置では、ストリップ線路基板
をキャビティ形状とし、キャビティ形状のストリップ線
路基板側面にスルーホール導体もしくはキャスタレーシ
ョン導体を所定のピッチ間隔(高周波の波長の1/4よ
り短いピッチ間隔)に設けて、放熱板とプリント配線板
の接地導体パターンとを接続することによりストリップ
線路から輻射される電磁波を遮蔽するとともに、上記ス
トリップ線路基板の背部に密着して外部へ大きく露出し
た上記の放熱板により実装部品から発生する熱の放熱特
性を上げることができ、且つストリップ線路基板に高誘
電率基板を用いて小型化することができる。
【0014】また、請求項5,6に係わる発明のマイク
ロ波半導体集積回路装置では、ストリップ線路基板をキ
ャビティ形状とし、キャビティ形状のストリップ線路基
板側面外壁に金属膜を設けて、放熱板とプリント配線板
の接地導体パターンとを接続することによりストリップ
線路から輻射される電磁波を遮蔽するとともに、上記ス
トリップ線路基板の背部に密着して外部へ大きく露出し
た上記の放熱板により実装部品から発生する熱の放熱特
性を上げることができ、且つストリップ線路基板に高誘
電率基板を用いて小型化することができる。
【0015】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例1について説明す
る。図1は高周波電力回路装置の実施例1を示す概念的
な構造図(図2(a)の電力増幅モジュール1、図2
(b)のプリント配線板5を組立てた後のAA断面図)
である。図2(a),図2(b)はそれぞれ電力増幅モ
ジュール1、プリント配線板5を示す斜視図である。図
において、1は電力増幅モジュール、2aは放熱板、3
aは平板形状のストリップ線路基板、4はストリップ線
路、4aはストリップ導体、5はプリント配線板、6は
プリント配線板の接地導体パターン、7はプリント配線
板の導体、8はチップ部品、9aはプリント配線板5の
導体とストリップ線路基板3aのストリップ導体4aと
をつなぐリードである。
【0016】次に、動作について説明する。図2
(a),図2(b)に示すそれぞれ電力増幅モジュール
1と、プリント配線板5とを組立てることにより、放熱
板2aはプリント配線板の接地導体パターン6と電気的
に接続され、放熱板2aとプリント配線板の接地導体パ
ターン6とに囲まれたストリップ線路基板は電磁遮蔽さ
れるとともに、上記ストリップ線路基板3上のトランジ
スタ10やチップ部品8の熱は放熱板2aへ伝導して周
囲空間へ放熱される。また、上記放熱板2aはストリッ
プ線路基板の部品実装面の反対面に密着していることに
よりストリップ線路を構成する接地導体板として機能す
る。
【0017】プリント配線板の導体7と電力増幅モジュ
ール1のリード9aとはプリント配線板5と、電力増幅
モジュール1との接続インタフェースで、例えばプリン
ト配線板5の導体7から電力増幅モジュール1のリード
9aを介して電力増幅モジュール1のストリップ線路4
へ高周波信号を伝搬する。
【0018】一般的に、携帯電話は移動性が重要であり
小型化は必須事項である。従来、マイクロ波線路のイン
ピーダンスは50Ωが一般的であり、これを実現するた
めには、ストリップ線路の誘電率が小さいとストリップ
線路幅が広くなり小型化が難しくなる。小型化するため
誘電率の高い材質のストリップ線路基板を選択して伝搬
波長を短くし、ストリップ線路長を短くパターニングす
ることができる。誘電率8以上の材質は一般的にはセラ
ミック、ポリフェニレンオキサイド樹脂(PPO)、窒
化アルミ(ALN)があげられる。
【0019】ストリップ線路基板3の電気的誘電率を8
以上とすることにより、ストリップ線路を伝搬する波長
を短くして、また放熱板2aをストリップ線路を構成す
る接地導体板として、また、電磁遮蔽部材としての機能
をもたせることにより上記電力増幅モジュール1の小型
化を実現することができる。
【0020】図3は、図2(a)の電力増幅モジュール
1の放熱板の他の形状例を示す外観斜視図である。電力
増幅モジュール1をプリント配線板の接地導体パターン
6へ半田接続することにより平板形状のストリップ線路
基板3を5面から包囲して、電磁遮蔽を行う。
【0021】図4は、図2(a)の電力増幅モジュール
1のリードの他の形状例を示す外観斜視図である。この
場合、プリント配線板に電力増幅モジュール1をプリン
ト配線板の接地導体パターン6へ表面実装が可能とな
る。
【0022】実施例2.図5は高周波電力回路装置の実
施例2を示す概念的な断面構造図(図6(a)の電力増
幅モジュール1、図6(b)のプリント配線板5を組立
てた後のBB断面図)である。図6(a),図6(b)
はそれぞれ電力増幅モジュール1、プリント配線板5を
示す斜視図である。図において、1は電力増幅モジュー
ル、2cは放熱板、3bはキャビティ形状のストリップ
線路基板、4はストリップ線路、4aはストリップ導
体、5はプリント配線板、6はプリント配線板の接地導
体パターン、7はプリント配線板の導体、8はチップ部
品、9aはプリント配線板5の導体とストリップ線路基
板3bのストリップ導体4aとをつなぐリード、10は
トランジスタ、14はキャビティ形状のストリップ線路
基板の側面部に一定ピッチ(高周波の遮断波長の1/4
より短いピッチ)で設けたスルーホールで放熱板2cと
プリント配線板の接地導体パターン6とを接続する放熱
板導体14である。
【0023】次に、動作について説明する。図6
(a),図6(b)に示すそれぞれ電力増幅モジュール
1と、プリント配線板5とを組立てることにより、放熱
板2cはプリント配線板の接地導体パターン6と上記の
キャビティ形状のストリップ線路基板の側面部に一定ピ
ッチで設けたスルーホールからなる放熱板導体14によ
って電気的に接続され、放熱板2cとプリント配線板の
接地導体パターン6とに囲まれたキャビティ形状のスト
リップ線路基板の内部は電磁遮蔽されるとともに、上記
ストリップ線路基板3b上のトランジスタ10やチップ
部品8の熱は放熱板2cへ伝導して周囲空間へ放熱され
る。また、上記放熱板2cはキャビティ形状のストリッ
プ線路基板の部品実装面の反対面に密着していることに
よりストリップ線路を構成する接地導体板として機能す
る。
【0024】プリント配線板の導体7と電力増幅モジュ
ール1のリード9aとはプリント配線板5と、電力増幅
モジュール1との接続インタフェースで、例えばプリン
ト配線板5の導体7から電力増幅モジュール1のリード
9aを介して電力増幅モジュール1のストリップ線路4
へ高周波信号を伝搬するのは実施例1と同様である。高
周波電力回路装置をキャビティ形状のストリップ線路基
板3bをもって構成することにより、平板形状のストリ
ップ線路基板3aをもって構成する場合に比べ、放熱板
がシンプルな構造になる。
【0025】以上より、実施例1と同様に、ストリップ
線路基板3bの電気的誘電率を8以上とすることによ
り、ストリップ線路を伝搬波長を短くして、放熱板2c
をストリップ線路を構成する接地導体板として、また、
電磁遮蔽部材としての機能をもたせることにより上記電
力増幅モジュール1の小型化を実現することができる。
【0026】図7は、図6(a)の電力増幅モジュール
1の裏面を示す外観斜視図であり、キャビティ形状のス
トリップ線路基板の3bがプリント配線板5の接地導体
パターン6に接する部分には金属膜15が設けてあり、
キャビティ形状のストリップ線路基板の側面部に一定ピ
ッチで設けたスルーホールからなる放熱板導体14と上
記プリント配線板5の接地導体パターン6との接続を良
好なものとしている。
【0027】図8は、図6(a)の電力増幅モジュール
1の放熱板の他の形状例を示す外観斜視図であり、ま
た、図6(a)の電力増幅モジュール1のリードの他の
形状例を示す外観斜視図である。この場合、プリント配
線板に電力増幅モジュール1をプリント配線板の接地導
体パターン6へ表面実装が可能となる。る。
【0028】図9は、図8の電力増幅モジュール1のリ
ードの他の形状例を示す外観斜視図である。
【0029】以上の実施例2を示す図5,7,8,9で
は、キャビティ形状のストリップ線路基板の側面部に一
定ピッチで設けたスルーホール導体からなる放熱板導体
14について説明したが、スルーホールの代わりにキャ
スタレーシヨン導体からなる放熱板導体14を用いても
同様の効果が得られる。
【0030】実施例3.図10は高周波電力回路装置の
実施例3を示す電力増幅モジュールの外観斜視図であ
る。図において、2eは山形の放熱板、15は金属膜で
あり、キャビティ形状のストリップ線路基板の側面部に
一定ピッチで設けたスルーホールからなる放熱板導体1
4の代わりに、キャビティ形状のストリップ線路基板の
側面部外側に金属膜15を有することにより、放熱板2
eはプリント配線板の接地導体パターン6と電気的に接
続され、放熱板2cとキャビティ形状のストリップ線路
基板の側面部外側に金属膜15とプリント配線板の接地
導体パターン6とに囲まれたキャビティ形状のストリッ
プ線路基板の内部は電磁遮蔽されるとともに、上記スト
リップ線路基板3b上のトランジスタ10やチップ部品
8の熱は放熱板2eへ伝導して周囲空間へ放熱される。
また、上記放熱板2eはキャビティ形状のストリップ線
路基板の部品実装面の反対面に密着していることにより
ストリップ線路を構成する接地導体板として機能する。
放熱板2eが山形の形状により一層放熱効果を得ること
ができる。
【0031】
【発明の効果】以上のように、請求項1,2,6に係わ
る発明によれば、ストリップ線路基板の周囲を、ストリ
ップ線路を構成する接地導体板を兼ねる放熱板と、スト
リップ線路基板のストリップ導体面に対向して設けられ
たプリント配線板の接地導体パターンとで包囲すること
によりストリップ線路から輻射される電磁波を遮蔽し、
上記ストリップ線路基板の背部に密着して外部へ大きく
露出した上記放熱板により実装部品から発生する熱の放
熱特性を上げ、且つストリップ線路基板に高誘電率基板
を用いて小型化したマイクロ波半導体集積回路装置を得
ることができる。
【0032】また、請求項3,4,6に係わる発明によ
れば、ストリップ線路基板をキャビティ形状とし、キャ
ビティ形状のストリップ線路基板側面にスルーホール導
体もしくはキャスタレーション導体を所定のピッチ間隔
(高周波の波長の1/4より短いピッチ間隔)に設け
て、ストリップ線路を構成する接地導体板を兼ねる放熱
板と、ストリップ線路基板のストリップ導体面に対向し
て設けられたプリント配線板の接地導体パターンとを接
続することにより、ストリップ線路から輻射される電磁
波を遮蔽し、上記ストリップ線路基板の背部に密着して
外部へ大きく露出した上記放熱板により実装部品から発
生する熱の放熱特性を上げ、且つストリップ線路基板に
高誘電率基板を用いて小型化したマイクロ波半導体集積
回路装置を得ることができる。
【0033】また、請求項5,6に係わる発明によれ
ば、ストリップ線路基板をキャビティ形状とし、キャビ
ティ形状のストリップ線路基板側面外壁に金属膜を設け
て、ストリップ線路を構成する接地導体板を兼ねる放熱
板と、ストリップ線路基板のストリップ導体面に対向し
て設けられたプリント配線板の接地導体パターンとを接
続することによりストリップ線路から輻射される電磁波
を遮蔽し、上記ストリップ線路基板の背部に密着して外
部へ大きく露出した上記放熱板により実装部品から発生
する熱の放熱特性を上げ、且つストリップ線路基板に高
誘電率基板を用いて小型化したマイクロ波半導体集積回
路装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の高周波電力増幅回路装置の実施例1を
示す概念的な断面構造図である。
【図2】図1の電力増幅モジュール及びプリント配線板
を示す外観斜視図である。
【図3】図1(a)の電力増幅モジュールの放熱板の他
の形状例を示す外観斜視図である。
【図4】図1(a)の電力増幅モジュールのリードの他
の形状例を示す外観斜視図である。
【図5】本発明の高周波電力増幅回路装置の実施例2を
示す概念的な断面構造図である。
【図6】図5の電力増幅モジュール及びプリント配線板
を示す外観斜視図である。
【図7】図6(a)の電力増幅モジュールの裏面を示す
外観斜視図である。
【図8】図6(a)の電力増幅モジュールの放熱板及び
リードの他の形状例を示す外観斜視図である。
【図9】図8の電力増幅モジュールのリードの他の形状
例を示す外観斜視図である。
【図10】本発明の高周波電力増幅回路装置の実施例3
を示す電力増幅モジュールの外観斜視図である。
【図11】従来の高周波電力増幅回路装置を示す概念的
な構造部品図である。
【図12】従来のセラミックパッケージを示す断面構造
図である。
【図13】従来のICパッケージを示す断面構造図であ
る。
【符号の説明】
1 電力増幅モジュール 2,2a,2b,2c,2d,2e 放熱板 3a,3b ストリップ線路基板 4 ストリップ線路 4a ストリップ導体 5 プリント配線板 6 プリント配線板の接地導体パターン 7 プリント配線板の導体 8 チップ部品(半導体、または受動部品) 9a,9b リード 10 半導体チップ 11 カバー部材 12 配線基板 13 配線導体 14 放熱板導体 15 金属膜

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ストリップ線路を有する高誘電率のスト
    リップ線路基板と、 上記ストリップ線路基板のストリップ導体面の反対面に
    密着した放熱板と、 上記ストリップ線路基板のストリップ導体面に対向して
    設けた接地導体パターン及び上記ストリップ線路を有す
    るストリップ線路基板との電気的インターフェス端子を
    有するプリント配線板と、 上記放熱板と上記プリント配線板の接地導体パターンと
    を電気的接続して上記ストリップ線路から輻射される電
    磁波を遮蔽する手段と、を備え、 上記ストリップ線路基板のストリップ導体面の実装部品
    からの発熱を上記ストリップ線路基板の背面の放熱板か
    ら放熱し、 且つ上記放熱板がストリップ線路を形成するストリップ
    線路基板背面の接地導体板を構成することを特徴とする
    マイクロ波半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 放熱板とプリント配線板の接地導体パタ
    ーンとを電気的接続して上記ストリップ線路から輻射さ
    れる電磁波を遮蔽する手段として、 上記放熱板がストリップ線路基板を包囲して上記プリン
    ト配線板の接地導体パターンと電気的接続することを特
    徴とする請求項1記載のマイクロ波半導体集積回路装
    置。
  3. 【請求項3】 放熱板とプリント配線板の接地導体パタ
    ーンとを電気的接続して上記ストリップ線路から輻射さ
    れる電磁波を遮蔽する手段として、 ストリップ線路基板をキャビティ形状とし、キャビティ
    形状のストリップ線路基板側面にスルーホール導体もし
    くはキャスタレーション導体を所定のピッチ間隔に設け
    て、放熱板とプリント配線板の接地導体パターンとを接
    続することを特徴とする請求項1記載のマイクロ波半導
    体集積回路装置。
  4. 【請求項4】 放熱板とプリント配線板の接地導体パタ
    ーンとを電気的接続して上記ストリップ線路から輻射さ
    れる電磁波を遮蔽する手段として、 ストリップ線路基板をキャビティ形状とし、キャビティ
    形状のストリップ線路基板側面にスルーホール導体もし
    くはキャスタレーション導体を高周波の波長の1/4よ
    り短いピッチ間隔に設けて、放熱板とプリント配線板の
    接地導体パターンとを接続することを特徴とする請求項
    1記載のマイクロ波半導体集積回路装置。
  5. 【請求項5】 放熱板とプリント配線板の接地導体パタ
    ーンとを電気的接続して上記ストリップ線路から輻射さ
    れる電磁波を遮蔽する手段として、 ストリップ線路基板をキャビティ形状とし、キャビティ
    形状のストリップ線路基板側面外壁に金属膜を設けて、
    放熱板とプリント配線板の接地導体パターンとを接続す
    ることを特徴とする請求項1記載のマイクロ波半導体集
    積回路装置。
  6. 【請求項6】 高誘電率のストリップ線路基板として誘
    電率を8以上の高誘電率基板を用いることを特徴とする
    請求項1から請求項5までの何れか記載のマイクロ波半
    導体集積回路装置。
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