JP2003330451A - 突上棒の回動機構 - Google Patents

突上棒の回動機構

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 屋根板の開放姿勢を保持させる作業を楽に行
うことができ、且つ、屋根板の開放姿勢を安定的に保つ
ことができるようにすること。 【解決手段】 突上棒14は、グランドピアノ10の屋
根板13の開放姿勢を保持可能に設けられるとともに、
屋根板13の開放姿勢を保持する起立位置と倒伏位置と
の間で回動可能に設けられ、前記起立位置で自立可能に
設けられている。突上棒14とグランドピアノ10の本
体11との間には、突上棒14の回動角度を一定に保持
する位置規制部23が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、突上棒の回動機構
に係り、更に詳しくは、グランドピアノ等の楽器の屋根
板が不用意に回動してしまうことを防止することができ
る突上棒の回動機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ピアノ本体の上部に開閉可能
に支持された屋根板を有するグランドピアノが広く利用
されるに至っている。公知のグランドピアノは、屋根板
を開放した状態に保つアーム状の突上棒を備えており、
当該突上棒は、起立位置と倒伏位置との間で回動可能に
設けられている。この突上棒は、屋根板の開放角度を段
階的に調整可能とするため、長短2〜3種類の長さの突
上棒を備えている。また、屋根板の裏面側には、各突上
棒に対応してこれら突上棒の先端を受容可能な二枚の受
け皿が並んで取り付けられており、各受け皿は、開放姿
勢となる屋根板の面と突上棒の軸線とが略直交する相対
位置にそれぞれ設けられている。
【0003】前記屋根板の開放姿勢を保持させる作業
は、一方の手で屋根板の開放姿勢を維持しながら、他方
の手で突上棒を起立する方向に回動させた後、突上棒上
に屋根板を乗せるよう対応する受け皿内に突上棒の先端
を受容させることにより行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記屋
根板の開放姿勢を保持させる場合、突上棒の先端を受け
皿内に受容させるため、屋根板と突上棒とを略同時に回
転させる必要がある。この際、屋根板の重さが相当なも
のとなるため、屋根板を持つ手がぐらつき易くなり、受
け皿に対して突上棒の先端がしっかりと受容されない状
態の位置ずれが生じるという不都合を生じ、これが屋根
板の不用意なる回動を惹起せしめる要因となる。また、
二枚の受け皿が並んで設けられているので、対応する受
け皿を間違える虞もある。このような状態で、受け皿内
に突上棒の先端を受容させると、屋根板の面と各突上棒
の軸線との角度を略直角に保てなくなることに起因し
て、屋根板の開放姿勢が不安定となり、これにより、不
用意な衝撃等により屋根板が閉じてしまい、グランドピ
アノの故障や怪我の原因になるという不都合も招来す
る。
【0005】ところで、前述した作業の容易化を図るた
め、突上棒の基部側に当接可能なストッパを備えたもの
が存在する。このストッパは、突上棒が屋根板を保持す
る起立位置とされたときに、突上棒の基部側と当接し、
当該当接した状態を手で支えることにより、突上棒の回
動角度を保持可能に設けられている。
【0006】しかしながら、このようなストッパを用い
た場合には、突上棒の基部側をストッパに押し付ける
力、すなわち、突上棒を起立する方向に回動する力を付
与しないと突上棒が倒伏してしまうため、一方の手で突
上棒を支えることが不可避となる。従って、屋根板を両
手で押し上げる作業を両手で行うことができないという
不都合を招来する。
【0007】
【発明の目的】本発明は、このような不都合に着目して
案出されたものであり、その目的は、屋根板の開放姿勢
を保持させる作業を容易に行うことができ、且つ、屋根
板の開放姿勢を安定的に保つことができる突上棒の回動
機構を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、グランドピアノの屋根板の開放姿勢を保
持可能に設けられるとともに、前記開放姿勢を保持する
起立位置と倒伏位置との間で回動可能に設けられた突上
棒の回動機構において、前記突上棒を前記起立位置で自
立可能とする、という構成を採っている。このような構
成によれば、突上棒を起立させた状態を独自に維持する
ことができるので、屋根板を両方の手で持ちながら突上
棒の先端に乗せることができ、屋根板の開放姿勢を保持
させる作業の容易化を図ることが可能となる。これによ
り、例えば、腕力が比較的弱い者であっても、前述した
作業を無理なく行うことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明において、前記突上棒の基
部側に位置規制部が設けられ、この位置規制部は、突上
棒の回動角度を一定に保持する、という構成を採ること
が好ましい。このような構成により、従来例に示される
ような屋根板の裏面に設けられた受け皿と突上棒の先端
との位置ずれを防止することができ、これにより、屋根
板の不用意なる回動を防止することができる。しかも、
前記受け皿が相互に隣接して複数ある場合には、対応す
る受け皿の間違いを回避することも可能となる。
【0010】また、前記位置規制部は、突上棒の回動中
心側に位置する第1及び第2の位置規制体からなり、第
1及び第2の位置規制体は、相互に作用して突上棒の回
動軌跡を形成する一方、突上棒を前記起立位置としたと
きに、相互に係合して突上棒の回動角度を保持する、と
いう構成も採用することができる。このような構成を採
れば、位置規制部により突上棒の回動を許容しつつ回動
角度を保持することも可能となり、回動機構全体の構成
の簡略化及びコンパクト化が図られることとなる。
【0011】更に、前記位置規制部は、突上棒を倒伏位
置から起立する方向に回動したときに、突上棒の自重に
より当該突上棒を前記起立位置に位置決めする、という
構成を採ることができる。このような構成により、突上
棒の起立位置を無理なく確実に保持することができるば
かりでなく、ユーザに位置決めされたときの操作感を付
与することが可能となる。
【0012】なお、本明細書において、「グランドピア
ノ」とは、屋根板が開閉されるピアノについて総称する
ものであって、同様の外形若しくは機能を備えた電子ピ
アノも含む概念として用いられる。
【0013】
【実施例】以下、本発明に係る突上棒の回動機構がグラ
ンドピアノに適用された実施例を図面を参照しながら説
明する。
【0014】[第1実施例]図1には、第1の実施例に
係るグランドピアノの概略斜視図が示されている。この
図において、グランドピアノ10は、上部側を開放する
形状に設けられるとともに、内部に所定のアクション機
構等を有する本体11と、この本体11の一端側に沿う
二箇所位置に設けられたヒンジ12,12と、これらヒ
ンジ12,12を介して本体11に支持されているとと
もに、本体11の開放側(上部側)を開閉可能に設けら
れた屋根板13と、本体11の他端側すなわちヒンジ1
2の取付位置の反対側であって、本体11の内周面側に
回動可能に支持された突上棒14と、この突上棒14の
先端部を受容する受け皿16とを備えて構成されてい
る。
【0015】前記受け皿16は、屋根板13の自由端側
コーナー領域における裏面側に設けられている。この受
け皿16は、手前側(鍵盤11A側)の端部に沿って取
り付けられた二枚の受け皿16A,16Bにより構成さ
れている。
【0016】前記各突上棒14は、屋根板13の開放姿
勢を保持する起立位置と、本体11内に収容される倒伏
位置との間で回動可能に設けられている。この突上棒1
4は、隣接する位置に設けられた軸方向長さの異なる二
本の突上棒、すなわち、長寸突上棒14Aと短寸突上棒
14Bとにより構成されている。長寸突上棒14Aは、
前記起立位置としたときに、受け皿16Aに受容される
(図1参照)一方、短寸突上棒14Bは、受け皿16B
に受容される。各突上棒14A,14Bの長さ及び受け
皿16A,16Bの位置は、長寸突上棒14A及び短寸
突上棒14Bの先端を対応する受け皿16A,16Bに
受容させたときに、屋根板13の面と長寸突上棒14A
及び短寸突上棒14Bの軸線とが略直交するように設定
されている。
【0017】前記長寸突上棒14A及び短寸突上棒14
Bは、本体11の内周面側に設けられたブラケット2
0,20を介してそれぞれ支持されている。ここで、各
ブラケット20,20は、略同様の構造が採用されてお
り、以下の説明において、長寸突上棒14A及びこれを
支持するブラケット20についてのみ説明し、短寸突上
棒14B及びこれを支持するブラケット20についての
説明を省略する。
【0018】前記ブラケット20は、図2ないし図4に
示されるように、本体11の内周面にねじ止め固定され
るとともに、上下方向に延びる板状の取付面部21と、
この取付面部21の短寸方向(図3中紙面直交方向)両
側に連なって略鉛直面内に位置するとともに、略半円弧
状の先端形状を備えた一対の支持面部22,22とを備
えて構成されている。ここで、ブラケット20と長寸突
上棒14Aとの間には、当該長寸突上棒14Aの回動角
度を一定に保つ位置規制部23が設けられている。
【0019】前記位置規制部23は、長寸突上棒14A
の幅方向両側から突出する位置に設けられた第1の位置
規制体としての軸部25,25と、各支持面部22,2
2の面内にそれぞれ形成されるとともに、軸部25,2
5をそれぞれ受容可能に設けられた第2の位置規制体と
してのガイド部26,26とにより構成されている。各
軸部25,25は、円柱状の軸の外面を部分的に削ぎ落
としたような外形に設けられている。具体的には、前記
軸の径方向両側、すなわち、長寸突上棒14Aを倒伏姿
勢とした状態で図3中上下両側に、相互に略平行となる
一対の平面部27,27を備えている。
【0020】前記各ガイド部26,26は、延出方向中
間部において湾曲する形状を備えたスロット穴状に設け
られている。更に詳述すると、ガイド部26は、長寸突
上棒14Aの倒伏位置で軸部25を受容するとともに、
略水平方向に沿って延びる水平部29と、この水平部2
9の取付面部21側(図3中右側)に連なるとともに、
図3中右下がりとなる円弧状に形成された湾曲部30
と、この湾曲部30に連なって同図中右斜め下方向に直
線的に延びる傾斜部31とを備えている。傾斜部31の
延出方向は、図4に示されるように、長寸突上棒14A
の先端を対応する受け皿16Aに受容させた起立位置と
した状態で、長寸突上棒14Aの軸線方向と略平行とな
るように設定されている。また、ガイド部26の短寸方
向幅すなわち穴の幅W1は、各平面部27,27の離間
幅W2と略同一若しくは若干広く形成されている。これ
により、軸部25,25の各平面部27,27がガイド
部26,26の内周縁に沿って移動可能となる。
【0021】なお、前記短寸突上棒14Bを支持するブ
ラケット20において、傾斜部の延出方向は、短寸突上
棒14Bの先端を対応する受け皿16Bに受容させたと
きに、短寸突上棒14Bの軸線と略平行に設定されてい
る。また、短寸突上棒14Bは、長寸突上棒14Aを起
立方向に回動したときに付随して回動するが、短寸突上
棒14Bを直接持って起立方向に回動したときには長寸
突上棒14Aとは、独立して単独で起立可能となってい
る。
【0022】以上の構成において、屋根板13を閉塞し
た状態から図1に示される開放姿勢に保つ場合、先ず、
一方の手で屋根板13を大きく開放した後、他方の手で
長寸突上棒14Aを倒伏位置から起立する方向に回動す
る。この際、軸部25とガイド部26が相互に作用し
て、すなわち、軸部25がガイド部26の湾曲部30の
内周面に沿って移動することにより、長寸突上棒14A
の回動軌跡が形成される。そして、屋根板13の開放姿
勢を保持する起立位置まで長寸突上棒14Aを回動させ
たときに、長寸突上棒14Aの自重によって軸部25が
傾斜部31に沿って下降し、当該傾斜部31の底部側に
配置される(図4参照)。この際、各平面部27,27
と傾斜部31の内面とが相互に面接触する状態で係合
し、長寸突上棒14Aの回動角度が保持され、長寸突上
棒14Aが前記起立位置で自立することとなる。この
後、屋根板13を閉じる方向に回動することにより、長
寸突上棒14Aの先端側が対応する受け皿16A内に丁
度良く受容される。
【0023】この状態から、屋根板13を閉塞する場
合、当該屋根板13を開放する方向に若干持ち上げた
後、長寸突上棒14Aを倒伏する方向に回動させればよ
い。この際、長寸突上棒14Aを当該長寸突上棒14A
の軸線方向に沿って持ち上げ、軸部25を傾斜部31か
ら脱出させてから湾曲部30に沿うように回動させれば
よい。
【0024】なお、短寸突上棒14Bにおいても、長寸
突上棒14Aと略同様に屋根板13を開放することがで
き、これにより、屋根板13の開放角度が二段階に調整
可能となる。
【0025】従って、このような第1の実施例によれ
ば、各突上棒14A,14Bが前記起立位置で自立可能
に設けられているので、受け皿16A,16B内に各突
上棒14A,14Bの先端側を受容させるときに、屋根
板13を両手で持つことが可能となる。また、ガイド部
26が湾曲部30を備えた屈曲形状に設けられているか
ら、軸部25と湾曲部30との摩擦抵抗を少なくして、
各突上棒14A,14Bをスムースに回動させることが
できる。更に、傾斜部31の延出方向を、前記起立位置
としたときの長寸突上棒14Aの軸線方向と略平行とな
るように設定したから、各突上棒14A,14Bを倒伏
するときに、当該突上棒14A,14Bの軸線方向に沿
って持ち上げればよく、これにより、ユーザに容易なる
操作感を付与することができる。
【0026】[第2実施例]次に、本発明の第2の実施
例について説明する。なお、以下の説明において、前記
第1の実施例と同一若しくは同等の構成部分については
必要に応じて同一符号を用いるものとし、説明を省略若
しくは簡略にする。
【0027】図5ないし図9には、本発明に係る回動機
構の第2の実施例が示されている。この実施例は、第1
の位置規制体としての軸部34をブラケット20に取り
付けるとともに、第2の位置規制体としてのガイド部3
5を突上棒14に設けたところに特徴を有する。
【0028】すなわち、第2の実施例における軸部34
は、各支持面部22,22の面内に設けられた穴22
A,22A内に回転不能に支持されている。また、軸部
34は、第1の実施例と同様に平面部36,36を備え
ており、各平面部36の向きは、図7及び図9に示され
るように、屋根板13の開放姿勢を保持する長寸突上棒
14Aの軸線方向と略平行に設定されている。
【0029】前記ガイド部35は、図6及び図8に示さ
れるように、側面視横向きの鍵穴状に設けられている。
具体的には、長寸突上棒14Aを倒伏位置としたとき
に、軸部34を受容する大径穴部38と、この大径穴部
38に連なって長寸突上棒14Aの先端側に向かって延
びる長穴部39とを備えている。大径穴部38の内径
は、軸部34に外径より若干大きく設定されている一
方、長穴部39の幅は、平面部36,36の離間幅と略
同一に設定されている。
【0030】以上の構成において、長寸突上棒14Aを
倒伏位置から起立する方向に回動させた場合、軸部34
の外周に沿ってガイド部35の大径穴部38が回動す
る。そして、屋根板13の開放姿勢を保持する起立位置
まで長寸突上棒14Aを回動することにより、長寸突上
棒14Aが自重により下降し、軸部34が長穴部39内
に受容される。この際、軸部34の各平面部36,36
と長穴部39とが相互に係合し、長寸突上棒14Aが自
立することとなる。
【0031】従って、このような第2の実施例によれ
ば、第1の実施例と同様に長寸突上棒14Aの回動角度
が保たれ、屋根板13の開放姿勢を保持する作業を無理
なく行うことができる。また、軸部34の外周に沿って
大径穴部38が回動することにより、長寸突上棒14A
の回動軌跡が形成されるので、当該回動操作をより一層
スムースに行うことが可能となる。
【0032】なお、本発明における位置規制部23の構
成は、前記各実施例に限定されるものでなく、突上棒1
4を自立可能な構成とする限りにおいて、種々の設計変
更が可能である。
【0033】また、前記突上棒14は、図示構成例に限
られるものでなく、例えば、長寸突上棒14Aの基端側
を二股に分岐し、これらの間に短寸突上棒14Bを組み
込む構成等としてもよい。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
屋根板の開放姿勢を保持する起立位置で、突上棒を自立
可能とする構成を採用したから、突上棒を手で支えるこ
となく、屋根板を突上棒の先端に両手で持ちながら乗せ
ることができ、これにより、屋根板の開放姿勢を容易に
保持させることが可能となる。
【0035】また、突上棒の基部側には、突上棒の回動
角度を一定に保持する位置規制部が設けられているか
ら、屋根板裏面の受け皿と突上棒の先端との位置ずれを
防止することができ、従来例に示されるような不都合を
解消することが可能となる。
【0036】更に、位置規制部を構成する第1及び第2
の位置規制体は、相互に作用して突上棒の回動軌跡を形
成する一方、突上棒を前記起立位置としたときに、相互
に係り合って突上棒の回動角度を保持するから、回動機
構全体の構成の簡略化及びコンパクト化を達成すること
ができる。
【0037】また、位置規制部を突上棒の自重により当
該突上棒を前記起立位置に位置決めする構成とした場合
には、当該起立位置を無理なく確実に保持することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施例に係る回動機構が適用されたグ
ランドピアノの概略斜視図。
【図2】 前記回動機構を示す一部分解斜視図。
【図3】 突上棒を構成する長寸突上棒を倒伏位置とし
たときの説明図。
【図4】 前記長寸突上棒を屋根板の開放姿勢を保持す
る起立位置としたときの説明図。
【図5】 第2の実施例に係る回動機構の図2と同様の
斜視図。
【図6】 突上棒を構成する長寸突上棒を倒伏位置とし
たときの説明図。
【図7】 前記長寸突上棒を屋根板の開放姿勢を保持す
る起立位置としたときの説明図。
【図8】 図6の正面断面図。
【図9】 図7の正面断面図。
【符号の説明】
10・・・グランドピアノ、11・・・本体、13・・
・屋根板、14・・・突上棒、14A・・・長寸突上
棒、14B・・・短寸突上棒、23・・・位置規制部、
25,34・・・軸部(第1の位置規制体)、26,3
5・・・ガイド部(第2の位置規制体)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グランドピアノの屋根板の開放姿勢を保
    持可能に設けられるとともに、前記開放姿勢を保持する
    起立位置と倒伏位置との間で回動可能に設けられた突上
    棒の回動機構において、 前記突上棒を前記起立位置で自立可能としたことを特徴
    とする突上棒の回動機構。
  2. 【請求項2】 前記突上棒の基部側に位置規制部が設け
    られ、この位置規制部は、突上棒の回動角度を一定に保
    持することを特徴とする請求項1記載の突上棒の回動機
    構。
  3. 【請求項3】 前記位置規制部は、突上棒の回動中心側
    に位置する第1及び第2の位置規制体からなり、第1及
    び第2の位置規制体は、相互に作用して突上棒の回動軌
    跡を形成する一方、突上棒を前記起立位置としたとき
    に、相互に係合して突上棒の回動角度を保持することを
    特徴とする請求項2記載の突上棒の回動機構。
  4. 【請求項4】 前記位置規制部は、突上棒を倒伏位置か
    ら起立する方向に回動したときに、突上棒の自重により
    当該突上棒を前記起立位置に位置決めすることを特徴と
    する請求項2又は3記載の突上棒の回動機構。
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