JP6546484B2 - グランドピアノの大屋根支持装置 - Google Patents

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Description

本発明は、グランドピアノに適用され、ピアノ本体の上面に開閉自在に取り付けられた大屋根を開放状態に支持するためのグランドピアノの大屋根支持装置に関する。
従来、この種のグランドピアノの大屋根支持装置として、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。この大屋根支持装置は、ピアノ本体の上面に開閉自在に取り付けられた大屋根を、大屋根突揚棒によって下方から支持し、開放状態に保持するものである。具体的には、大屋根が、ピアノ本体の側板の左部に、水平軸線を中心として回動自在に取り付けられる一方、大屋根突揚棒が、側板の右部の内面に、水平軸線を中心として回動自在に取り付けられている。
大屋根がピアノ本体の上面を閉鎖しているときには、その大屋根は、水平な姿勢で側板の上面に載置される。この場合、大屋根突揚棒は、ピアノ本体内のフレームの前後方向に延びるリブを横切るように、そのリブに一部が載った状態で、大屋根の下側にほぼ水平な姿勢で収容される。一方、大屋根を開放する場合には、大屋根を上方に回動させるとともに、大屋根突揚棒も上方に回動させ、大屋根突揚棒の先端部を大屋根の下面に設けられた受け部に係合させる。これにより、大屋根と大屋根突揚棒がほぼ直角を為すことで、開放された大屋根が安定した状態に保持される。
特開2012−208278号公報
上述したように、大屋根がピアノ本体の上面を閉鎖しているときには、大屋根突揚棒がフレームのリブに載った状態で収容される。この場合、大屋根と大屋根突揚棒との干渉を回避するために、側板の上面の高さは、大屋根突揚棒がフレームのリブに載った状態で収容されたときの大屋根突揚棒の最上位よりも高い位置に設定する必要がある。このため、側板の高さ寸法が比較的大きくなり、その結果として、ピアノ本体が厚くなってしまう。加えて、ピアノ本体をスリムに構成することで、グランドピアノの商品性をより向上させたいという要請もある。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであり、大屋根突揚棒を収容する際に、フレームのリブに載せることなく収容することができ、それにより、従来に比べて、ピアノ本体の側板の高さ寸法を小さくできることで、ピアノ本体をスリムに構成することができるグランドピアノの大屋根支持装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1に係る発明は、前後方向に延びるリブを有するフレームと、フレームの側方を囲うように配置された側板とを備えたピアノ本体に回動自在に取り付けられることによって、ピアノ本体の上面を開閉可能な大屋根を、開放状態に支持するためのグランドピアノの大屋根支持装置であって、所定長さを有し、開放された大屋根を、先端部を介して下方から支持するための大屋根突揚棒と、ピアノ本体の側板の内方に設けられ、大屋根突揚棒を、その基端部を介して、鉛直軸線及び水平軸線を中心としてそれぞれ回動自在に支持する突揚棒支持具と、を備え、大屋根突揚棒は、突揚棒支持具により、フレームのリブと側板の間のスペースに、ほぼ水平な姿勢で収容される収容位置と、先端側が前上がりに傾斜した姿勢で大屋根を支持する大屋根支持位置との間で回動するように構成されていることを特徴とする。
この構成によれば、大屋根が、上記のフレーム及び側板を備えたグランドピアノのピアノ本体に回動自在に取り付けられることによって、ピアノ本体の上面を開閉可能になっている。また、大屋根突揚棒は、その基端部を介して、突揚棒支持具により、鉛直軸線及び水平軸線を中心として回動自在に支持されている。大屋根を開放する場合には、閉鎖状態の大屋根を上方に回動させるとともに、収容位置の大屋根突揚棒を大屋根支持位置側に回動させる。そして、大屋根突揚棒を前上がりに傾斜させ、その先端部を介して、大屋根を下方から支持する。これにより、開放された大屋根は、安定した状態に保持される。一方、開放状態の大屋根を閉鎖する場合には、大屋根突揚棒の先端部を大屋根から外し、その大屋根突揚棒を収容位置側に回動させるとともに、大屋根を下方に回動させる。
大屋根を閉鎖する場合、大屋根突揚棒は、収容位置、すなわちフレームのリブと側板の間のスペースにほぼ水平な姿勢で収容される。この収容位置では、大屋根突揚棒は、フレームのリブに載った状態になる従来と異なり、最上位を低くすることができる。したがって、本発明によれば、大屋根突揚棒を収容する際に、フレームのリブに載せることなく収容することができ、従来に比べて、側板の上面の高さを低く、すなわち側板の上下方向の高さ寸法を小さくでき、それにより、ピアノ本体をスリムに構成することができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のグランドピアノの大屋根支持装置において、フレームは、リブと側板の間に平坦部を有しており、突揚棒支持具は、フレームの平坦部の上面に固定されたベースと、このベース上に、鉛直軸線を中心として回動自在に取り付けられるとともに、大屋根突揚棒の基端部を、水平軸線を中心として回動自在に支持する回動支持部と、を有していることを特徴とする。
この構成によれば、突揚棒支持具が、上記のベース及び回動支持部を有しており、ベースを介して、フレームの平坦部の上面に固定されている。また、回動支持部は、ベース上に鉛直軸線を中心として回動自在であるとともに、大屋根突揚棒の基端部を、水平軸線を中心として回動自在に支持している。このような比較的簡単な構成の突揚棒支持具により、大屋根突揚棒を、前述した収容位置と大屋根支持位置の間で、鉛直軸線及び水平軸線を中心として、容易に回動させることができる。また、突揚棒支持具のベースが、フレームに固定されるので、大屋根突揚棒を、しっかりと安定した状態で、ピアノ本体に取り付けることができる。
請求項3に係る発明は、請求項2に記載のグランドピアノの大屋根支持装置において、突揚棒支持具は、大屋根突揚棒が大屋根支持位置に位置するときに、回動支持部をベースに対して回動不能にロックするロック機構を、さらに有していることを特徴とする。
この構成によれば、大屋根突揚棒が大屋根支持位置に位置するときには、突揚棒支持具の回動支持部は、ロック機構により、ベースに対して回動不能にロックされる。これにより、大屋根支持位置に位置する大屋根突揚棒によって大屋根を支持した状態では、大屋根突揚棒は、その基端部において、鉛直軸線を中心として回動することがなく、大屋根を安定して支持することができる。また、大屋根突揚棒を、鉛直軸線を中心として、収容位置から大屋根支持位置側に回動させた場合、大屋根突揚棒が大屋根支持位置に到達したときに回動不能となる。これにより、大屋根突揚棒を、大屋根支持位置に対応する、鉛直軸線回りの角度位置に、容易に位置決めすることができる。
請求項4に係る発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載のグランドピアノの大屋根支持装置において、突揚棒支持具は、大屋根突揚棒が収容位置に位置するときに、大屋根突揚棒の水平軸線を中心とする上方への回動を阻止するように構成されていることを特徴とする。
この構成によれば、収容位置に位置する大屋根突揚棒は、突揚棒支持具により、水平軸線を中心とする上方への回動が阻止される。これにより、収容位置の大屋根突揚棒が、その位置から誤って起こされることがなく、不適正な位置の大屋根突揚棒で大屋根を支持するのを防止することができる。
(a)は、大屋根を開放状態に保持した状態のグランドピアノを示す斜視図、(b)は、グランドピアノのフレームを中心として、側板及び大屋根突揚棒の位置関係を説明する説明図である。 突揚棒支持具を示す斜視図である。 突揚棒支持具を大屋根突揚棒の基端部とともに示す図であり、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は側面図である。 大屋根突揚棒が収容位置に位置するときの突揚棒支持具を示す図であり、(a)は正面図、(b)は平面図である。 回動規制部材を有する突揚棒支持具を示す図であり、(a)は側面図、(b)は平面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。図1(a)は、本発明の一実施形態による大屋根支持装置を適用したグランドピアノを示している。同図に示すように、このグランドピアノ1は、3本の脚部1aで下方から支持されたピアノ本体2と、その上面を開閉する大屋根3とを備えている。
ピアノ本体2の前部には、多数の白鍵及び黒鍵を左右方向に並設した鍵盤4が設けられている。また、ピアノ本体2の後部には、所定形状の金属製のフレーム5が設けられ、そのフレーム5の側方を囲うように、側板6が配置されている。
図1(b)に示すように、フレーム5は、互いに前後方向に所定間隔を隔てた前後の平坦部7a及び7bと、前後方向に延び、これらの平坦部7a、7bを連結する複数のリブ8などによって、所定形状に構成されている。なお、図示しないが、フレーム5には、前後の平坦部7a、7b間に、多数の弦が前後方向に延びるように張設され、また、フレーム5の下側に、各鍵に対応し、鍵の押鍵に伴って打弦する多数のアクションが左右方向に並設されている。
側板6は、所定の材料(例えば木材や合成樹脂)から成り、所定の厚さ及び高さを有するように設定され、前述したように、フレーム5の左右及び奥側の側方を連続して囲うように配置されている。また、側板6の上面は、フレーム5のリブ8の最も高い位置よりも若干高くなるように設定されている。さらに、側板6の左部には、前後2つの屋根角蝶番9、9を介して、大屋根3が水平軸線を中心として回動自在に取り付けられている。
大屋根3は、側板6の平面形状とほぼ同様の外形を有する大屋根後3aと、横長矩形状に形成され、大屋根後3aの前側にヒンジ(図示せず)を介して、折り畳み可能に連結された大屋根前3bとで構成されている。また、大屋根後3aの下面の右前部には、大屋根3を開放させた際に、大屋根突揚棒11の先端部11aが係合する突揚棒受け部3cが設けられている。一方、大屋根突揚棒11は、所定の材料(例えば木材や合成樹脂)から成るとともに所定の長さを有しており、基端部11bが突揚棒支持具12を介して、フレーム5に取り付けられている。
図2及び図3は、突揚棒支持具12を示している。両図に示すように、突揚棒支持具12は、平面形状が円形のベース21と、このベース21上に、連結ボルト22を介して回動自在に連結され、大屋根突揚棒11の基端部11bを回動自在に支持する回動支持具23とを有している。ベース21は、所定の厚さを有する金属板から成り、中央部に上記連結ボルト22がねじ止めされるねじ孔21aが形成されるとともに、そのねじ孔21aから所定距離、離れた位置に、ロック凹部21bが形成されている。
一方、回動支持具23は、金属で所定形状に構成されている。具体的には、互いに所定間隔を隔てて対向し、上方に所定長さ突出する左右2つのアーム24、24と、両アーム24、24の下端部間を連結する連結壁25とにより、正面形状が上方に開放するU字状に形成されている。
両アーム24、24の上部には、貫通孔24aがそれぞれ形成されており、両アーム24、24間に、大屋根突揚棒11の基端部11bを挟んだ状態で、各アーム24の貫通孔24a及び大屋根突揚棒11の基端部11bに、水平に延びる支軸26が挿通されている。これにより、大屋根突揚棒11は、支軸26を中心として、すなわち水平軸線を中心として回動可能になっている。一方、連結壁25の中央には、前記連結ボルト22の軸径よりも一回り大きい貫通孔25aが形成されており、この貫通孔25aに前記連結ボルト22が遊挿されている。これにより、大屋根突揚棒11は、連結ボルト22を中心として、すなわち鉛直軸線を中心として回動可能になっている。
また、回動支持具23の連結壁25には、開放状態の大屋根3を大屋根突揚棒11で支持する際に、その大屋根突揚棒11を、鉛直軸線回りの所定の角度位置に不動にロックするためのロック機構27が設けられている。このロック機構27は、ボールプランジャなどで構成されており、具体的は、所定の径を有するボール27aと、このボール27aを下方に付勢するばね27bとを有している。ボール27aは、連結壁25の底面に対して出没自在になっており、ボール27aの下半部が前記ベース21のロック凹部21bに嵌合したときに、回動支持具23の鉛直軸線回りの回動が抑制され、それにより、大屋根突揚棒11が所定の角度位置にロックされる。なお、上記のロック機構27では、ロックされた大屋根突揚棒11に対し、所定以上の大きさの外力で鉛直軸線回りに強制的に回動させることにより、上記ロックが解除されるようになっている。
次に、大屋根3を開閉する際の大屋根突揚棒11及び突揚棒支持具12の動作について説明する。図1(a)は、開放状態の大屋根3が大屋根突揚棒11によって支持された状態を示している。この場合、大屋根突揚棒11(11A)は、先端部11a側が前上がりに傾斜し、大屋根3とでほぼ直角を為す大屋根支持位置に位置する。またこの場合、図3に示すように、ロック機構27のボール27aがベース21のロック凹部21bに係合しており、これにより、大屋根突揚棒11は、鉛直軸線回りに不動にロックされている。
この状態から、大屋根3を閉鎖する場合には、まず、大屋根3を上方に若干回動させることによって、大屋根突揚棒11の先端部11aを大屋根3の突揚棒受け部3cから外す。次いで、大屋根3を手で支えながら、大屋根突揚棒11(11B)を下方及び鉛直軸線の時計回りに回動させることにより、図1(b)の実線で示す収容位置に位置させる。なおこの場合、大屋根支持位置に位置する大屋根突揚棒11(11A)が、所定以上の大きさの外力で時計回りに回動されることにより、図4(a)及び(b)に示すように、ロック機構27のボール27aがベース21のロック凹部21bから外れるとともに、ばね27bを圧縮しながら連結壁25に収容され、その結果、大屋根突揚棒11の鉛直軸線回りのロックが解除される。
図1(b)に示すように、収容位置に位置する大屋根突揚棒11(11B)は、後ろ側の平坦部7b上において、フレーム5のリブ8と側板6の間のスペースに、ほぼ水平な姿勢で収容される。また、この収容位置では、大屋根突揚棒11Bの最上位がリブ8のそれよりも低くなる。
以上のようにして、大屋根突揚棒11を収容位置に回動させた後、大屋根3を側板6上に載置させることにより、大屋根3が水平な姿勢で閉鎖される。なお、閉鎖状態の大屋根3を開放する場合には、上記と逆の手順によって、大屋根3を容易に開放することができる。
以上詳述したように、本実施形態によれば、大屋根突揚棒11は、その基端部11bを介して、突揚棒支持具12により、鉛直軸線及び水平軸線を中心として回動自在に支持されている。大屋根3を閉鎖する場合、大屋根突揚棒11は、収容位置、すなわちフレーム5のリブ8と側板6の間のスペースにほぼ水平な姿勢で収容される。この収容位置では、大屋根突揚棒11は、フレーム5のリブ8に載った状態になる従来(図1(b)の大屋根突揚棒11C)と異なり、最上位を低くすることができる。したがって、従来に比べて、側板6の上面の高さを低く、すなわち側板6の上下方向の高さ寸法を小さくでき、それにより、ピアノ本体2をスリムに構成することができる。
また、大屋根突揚棒11が大屋根支持位置に位置するときには、ロック機構27によって、大屋根突揚棒11が鉛直軸線回りに回動不能にロックされるので、大屋根3を安定して支持することができる。さらに、大屋根突揚棒11を、鉛直軸線を中心として、収容位置から大屋根支持位置側に回動させた場合、大屋根突揚棒11が大屋根支持位置に到達したときに回動不能になる。これにより、大屋根突揚棒11を、大屋根支持位置に対応する、鉛直軸線回りの角度位置に、容易に位置決めすることができる。
なお、本発明は、説明した上記実施形態に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。例えば、本実施形態では、突揚棒支持具12に設けたロック機構27により、大屋根突揚棒11が大屋根支持位置に位置したときに、鉛直軸線回りに回動不能にロックするようにしたが、これに加えて、収容位置に位置したしたときにも、回動不能にロックするようにしてもよい。これにより、開放状態の大屋根3を閉鎖する場合、大屋根突揚棒11を、大屋根支持位置から収容位置側に回動させたときに、その収容位置に容易に位置決めすることができる。
また、大屋根突揚棒11が収容位置に位置するときに、その大屋根突揚棒11がそのまま上方に回動するのを阻止するのが好ましい。例えば、図5(a)及び(b)に示すような回動阻止部材31を突揚棒支持具12に設けることが可能である。この回動阻止部材31は、ほぼ水平に所定長さ延びる規制部31aと、この規制部31aの一端から連なり、上下方向に所定長さ延びる起立部31bとでほぼL字状に形成され、起立部31bの下端部がベース21の所定位置にねじ止めされている。これにより、図5の実線で示す収容位置においてほぼ水平な姿勢の大屋根突揚棒11が水平軸線回りに上方に回動するのを阻止することができる。なお、大屋根突揚棒11を、収容位置から反時計方向に所定角度、回動させることにより、大屋根突揚棒11が、水平軸線回りに上方に回動可能になる。以上のように、回動阻止部材31を設けることにより、収容位置の大屋根突揚棒11が、その位置から誤って起こされることがなく、不適正な位置の大屋根突揚棒11で大屋根3を支持するのを防止することができる。なお、上述した図5では、回動阻止部材31をベース21に取り付けたが、フレーム5に取り付けることも可能である。
さらに、実施形態では、ロック機構27として、ボールプランジャを例示したが、本発明のロック機構はこれに限定されるものではなく、大屋根突揚棒11を大屋根支持位置にロック可能であれば、種々の構成のものを採用することが可能である。
また、実施形態で示した大屋根突揚棒11及び突揚棒支持具12の細部の構成などは、あくまで例示であり、本発明の趣旨の範囲内で適宜、変更することができる。
1 グランドピアノ
2 ピアノ本体
3 大屋根
4 鍵盤
5 フレーム
6 側板
7a 前側の平坦部
7b 後ろ側の平坦部
8 リブ
11 大屋根突揚棒
11A 大屋根支持位置に位置する大屋根突揚棒
11B 収容位置に位置する大屋根突揚棒
11C 従来の収容位置に位置する大屋根突揚棒
11a 大屋根突揚棒の先端部
11b 大屋根突揚棒の基端部
12 突揚棒支持具
21 ベース
22 連結ボルト(鉛直軸線)
23 回動支持具
26 支軸(水平軸線)
27 ロック機構
31 回動阻止部材

Claims (4)

  1. 前後方向に延びるリブを有するフレームと、当該フレームの側方を囲うように配置された側板とを備えたピアノ本体に回動自在に取り付けられることによって、当該ピアノ本体の上面を開閉可能な大屋根を、開放状態に支持するためのグランドピアノの大屋根支持装置であって、
    所定長さを有し、開放された前記大屋根を、先端部を介して下方から支持するための大屋根突揚棒と、
    前記ピアノ本体の前記側板の内方に設けられ、前記大屋根突揚棒を、その基端部を介して、鉛直軸線及び水平軸線を中心としてそれぞれ回動自在に支持する突揚棒支持具と、
    を備え、
    前記大屋根突揚棒は、前記突揚棒支持具により、前記フレームの前記リブと前記側板の間のスペースに、ほぼ水平な姿勢で収容される収容位置と、先端側が前上がりに傾斜した姿勢で前記大屋根を支持する大屋根支持位置との間で回動するように構成されていることを特徴とするグランドピアノの大屋根支持装置。
  2. 前記フレームは、前記リブと前記側板の間に平坦部を有しており、
    前記突揚棒支持具は、前記フレームの前記平坦部の上面に固定されたベースと、
    このベース上に、鉛直軸線を中心として回動自在に取り付けられるとともに、前記大屋根突揚棒の基端部を、水平軸線を中心として回動自在に支持する回動支持部と、
    を有していることを特徴とする請求項1に記載のグランドピアノの大屋根支持装置。
  3. 前記突揚棒支持具は、前記大屋根突揚棒が前記大屋根支持位置に位置するときに、前記回動支持部を前記ベースに対して回動不能にロックするロック機構を、さらに有していることを特徴とする請求項2に記載のグランドピアノの大屋根支持装置。
  4. 前記突揚棒支持具は、前記大屋根突揚棒が前記収容位置に位置するときに、当該大屋根突揚棒の前記水平軸線を中心とする上方への回動を阻止するように構成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のグランドピアノの大屋根支持装置。
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