JP5307431B2 - フラップ扉付キャビネットにおける扉のラッチ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、前面開口部を、上方に回動させて開くようにしたフラップ扉付キャビネットにおける扉のラッチ装置に関する。
オフィスなどの執務空間においては、収納効率を向上させるため、机その他の什器の上方に、低寸のキャビネットを配設することが多い。
このようなキャビネットには、前面開口部を開閉する扉として、下端部を前上方に持ち上げて開くフラップ扉が多く用いられている(例えば特許文献1および2参照)。
この種のフラップ扉付キャビネットにおいては、地震等によってキャビネットに衝撃が加わった際に、意図せずに扉が開いて、収容物品が落下するのを防止するため、扉に、キャビネットの筐体に係合するラッチ装置が設けられている。
特開2003−235662号公報 特開2003−239604号公報
しかし、従来のこの種のフラップ扉付キャビネットにおけるラッチ装置は、ラッチレバーが扉に設けられいるので、扉の全重量が大となり、操作性が悪くなっている。
また、扉の上下動をサポートする付勢手段が設けられている場合においては、扉の重量に応じて扉を上方に付勢する付勢手段の付勢力を大としなければならず、コストアップの要因となっている。
本発明は、従来の技術が有する上記のような問題点に鑑み、簡単な構造で、扉を軽量化することができ、扉の付勢手段の付勢力を軽減して、コストの低減を図ることができるとともに、操作性のよい、フラップ扉付キャビネットにおける扉のラッチ装置を提供することを目的としている。
本発明によると、上記課題は次のようにして解決される。
(1) 前面が開口する箱状のキャビネット本体における前面開口部を開閉する扉を、上下方向を向く閉止位置から、下端部を前上方に持ち上げて開くようにしたフラップ扉付キャビネットにおいて、
キャビネット本体の前下部に、下端に操作部を有するラッチレバーを、前記操作部がキャビネット本体における底板の下方において前後方向に回動しうるように、左右方向を向く回動軸をもって枢着し、前記ラッチレバーにおける係止部を、閉扉時の前記扉の被係合部に係脱しうるようにし、さらに、前記キャビネット本体における底板の下面前部に、上方に向かって凹入する凹入溝を設け、この凹入溝内に、ラッチレバーの操作部のみを、前後方向に回動可能として配設し、かつラッチレバーの他部は、前記キャビネット本体内に配設し、前記キャビネット本体に、前記係止部を、被係合部に係合する方向に向かって付勢する付勢手段を設ける。
このような構成とすると、ラッチレバーを扉に設ける必要がないので、扉を軽量化することができ、扉の付勢手段の付勢力を軽減して、コストの低減を図ることができるとともに、ラッチレバーの操作部が、キャビネット本体における底板の下方に位置しているので、ラッチレバーの操作性がよく、しかも、構造が簡単であるので、安価に製造することができる。
また、ラッチレバーの操作部が凹入溝内に収容され、前方からラッチレバーが見えないので、体裁がよい。
(2) 上記(1)項において、ラッチレバーの操作部を、キャビネット本体の左右方向のほぼ全長に亘って設ける。
このような構成とすると、ラッチ解除の際にはどの位置でもラッチ解除操作できるため、操作性および使い勝手がよい。
(3) 上記(1)または(2)項において、ラッチレバーを、操作部を有するラッチレバー本体と、係止部を有する係止部材とに分離し、係止部材を、ラッチレバー本体に対して、回動軸回りに所定角度相対回動可能として連係し、かつ前記係止部が、扉の閉扉動作時に、被係合部により、前記相対回動可能角度内において、離脱方向に回動させられて、係止部材の係止部が被係合部に係合するようにする。
このような構成とすると、扉の閉扉動作時に、被係合部が自動的に係止部材の係止部に係合することができるとともに、そのときの係止部材の回動が、ラッチレバーの操作部に伝達されないようにすることができる。また、施錠装置等により、ラッチレバーの操作部の動きが規制されているような場合にも、扉を支障なく閉じることができる。
本発明によると、簡単な構造で、扉を軽量化することができ、扉の付勢手段の付勢力を軽減して、コストの低減を図ることができるとともに、操作性のよい、フラップ扉付キャビネットにおける扉のラッチ装置を提供することができる。
以下、本発明の一実施形態を、添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態を備えるキャビネット付デスクの斜視図である。
このデスク1は、左右1対の側脚2、2と、両側脚2、2上に設けられた天板3と、各側脚2の上部後端に連結された左右方向を向く横連結材4とを備えており、天板2の後端と横連結材4との間には、OA機器等の配線収容用の配線ダクト4aが形成されるとともに、この配線ダクト4a内の左右両側部には、左右1対の支柱5、5が立設され、両支柱5、5によってフラップ扉付キャビネット6が支持されている。なお、図示の例では、1個のキャビネット6を両支柱5、5によって支持しているが、複数のキャビネットを左右方向に並べて両支柱5、5によって支持することもある。
このキャビネット6は、左右方向に長い横長箱状のキャビネット本体7と、キャビネット本体7の前面開口部を開閉するフラップ式の扉8とを備えている。この扉8は、後述するような構成により、上下方向を向く閉止位置から、下端を前上方に持ち上げて開くようになっている。
キャビネット本体7における左右の側板9、9は、外側板9aと内側板9bとからなる中空の二重壁構造をなし、その中空部には、扉8を開閉自在に支持する支持アームおよびバランス機構が収容されている。
図2は、右側の側板9の内部の構造を示す分解斜視図、図3は、左右の支持アームとラッチレバーとを示す分解斜視図、図4は、外側板を外し、かつ扉を閉じたときの側面図、図5は、同じく扉を開いたときの側面図、図6は、ラッチレバーの左部の拡大分解斜視図、図7は、同じく組み付けた状態の拡大分解斜視図である。
図2〜図5に示すように、各内側板9bにおける中心よりやや後上方に寄った位置には、ボス10が外向きに突設され、このボス10には、付勢手段である大径のねじりコイルばね11が遊嵌され、またボス10の先端面中央には、扉8の各側端部を支持する支持アーム12の回動中心が、枢軸をなす段付ねじ13をもって枢着されている。
扉8は、左右1対の支持アーム12、12の前端部を、扉8の両側下部の後面に当接して、複数のタッピンねじ14をもって固着することにより、図4に示すように、キャビネット本体7の前面開口部を閉止する閉止位置と、図5に示すように、キャビネット本体7の上方にはね上げられた全開位置との間を、枢軸である段付ねじ13を中心として回動しうるようにキャビネット本体7に枢支されている。
キャビネット本体7の前上部には、扉8を短い回動半径で大きく開くことができるようにするための面取り状の切欠き7aが設けられており、扉8の後面上部には、閉扉時にこの切欠き7aを閉塞するための側面視楔状の閉塞部材15が固着されている。
また、左右の支持アーム12、12の上縁には、扉8が全開位置まで開いたとき、キャビネット本体7の天板7bの前端部が嵌合するようにした凹部12aが設けられ、このような構成とすることによっても、扉8を短い回動半径で大きく開くことができるようにしてある。なお、切欠き7aが設けられた内側板9bの上部前縁および天板7bの前端面は、枢軸である段付ねじ13から扉8までの最短距離を半径とする円弧に近接する円弧または弦とするのが好ましい。
扉8は、閉止位置のとき、キャビネット本体7における底板16の前端に当接するようになっており、この底板16の前端下部には、閉止位置のときの扉8の下端から後下向きになだらかに傾斜する傾斜面16aが設けられ、またその傾斜面16aの後方における底板16の下面前部には、上方に向かって凹入する左右方向の凹入溝16bが設けられている。
ねじりコイルばね11は、線材を螺旋状に巻回した巻回部11aと、その巻回部11aから線材の両端部を接線方向に延出させた両延出部11b、11cとからなり、その一方の延出部11bの先端部を、巻回部11aの中心から離れる方向に向けて折曲した折曲端部11dを、内側板9bに固着した微調整金具17の上面の前端から後方に向けて設けたガイド溝17aに嵌合し、かつ他方の延出部11cの先端部を外側板9a側に向けて折曲した折曲端部11eを、支持アーム12における段付きねじ13を中心とする同一円周上に設けた複数の係止孔18のいずれかに選択的に嵌合することにより、扉8を開く方向に付勢している。
微調整金具17は、その上下方向の中央部が外側方に向かって断面コ字状に突出し、その突出部分の後端壁に設けた前後方向を向くねじ孔(図示略)に調整ねじ19が後方より螺合し、この調整ねじ19の前端をねじりコイルばね11の折曲端部11dに当接させ、この調整ねじ19を回転させることにより、折曲端部11dをガイド溝17aに沿って前方に押し出し、ねじりコイルばね11の初期付勢力を大としたり、調整ねじ19を緩めて、折曲端部11dを後方に移動させ、ねじりコイルばね11の初期付勢力を弱めたりすることができるようになっている。
ガイド溝17aの方向は、図示の例では、前後方向を向くようにしてあるが、それに沿ってねじりコイルばね11の折曲端部11dが移動することにより、ねじりコイルばね11の初期付勢力が変動しうるような方向であれば、どのような方向でもよい。
さらに、ねじりコイルばね11の折曲端部11eを、下方の係止孔18に嵌合することにより、ねじりコイルばね11の初期付勢力を大とすることができ、上方の係止孔18に嵌合することにより、初期付勢力を弱めることができる。
なお、図示の実施形態においては、複数の係止孔18を、段付きねじ13を中心とする同一円周上に、1列として設けてあるが、段付きねじ13を中心とする半径の異なる複数の円周に沿って複数列として設けてもよい。
この場合は、折曲端部11eを、半径の大きい円周上に設けた下方の係止孔18に嵌合することにより、ねじりコイルばね11の初期付勢力を大とすることができる。
このように、ねじりコイルばね11の初期付勢力を大幅に、しかも微細に調節できることにより、重量の異なる種々の扉8に対応することができるとともに、この扉8の重量にねじりコイルばね11の付勢力をバランスさせて、扉8を軽力で開閉できるようにしたり、ねじりコイルばね11の付勢力を扉8の重量より大として、後述ラッチレバーを解除操作すると、扉8がねじりコイルばね11の付勢力により、全開位置まで自動的に開くようにしたりすることができる。
特に、扉8の左右方向の長さは、キャビネット本体7の左右方向の長さとともに、デスク1の左右幅等に合わせて種々異なったものを用意しなければならず、その都度、ねじりコイルばね11の線径や巻数等の異なったものを設計していたのでは、設計が煩雑となるが、ねじりコイルばね11を同一として、その取付け方を変えるだけで、重量の異なる種々の扉8に対応できるようになると、設計が楽になるとともに、異種製品間の部材の共通化を図り、トータル的なコストの低減に寄与することができる。
なお、微調整金具17を支持アーム12に設け、複数の係止孔18を内側板9bに設けてもよく、また、微調整金具17と複数の係止孔18とのいずれか一方を省略して実施することもある。
内側板9bの後上部には、扉8が全開位置に達する直前に、支持アーム12の中間部上縁に設けた段部12bが当接して、そのときの衝撃を緩和するとともに、支持アーム12が全開位置を越えて回動するのを阻止するようにしたダンパー20が設けられている。このダンパー20は、内蔵したばね(図示略)等の付勢力により、常時は前方に向かって突出し、扉8が全開位置に達する直前に、支持アーム12の段部12bが当接して後退させられるようにしたダンパーピン21を備えている。
キャビネット本体7の前下部には、扉8を閉止位置において係止したり、その係止状態を解除したりするラッチレバー22が設けられている。
このラッチレバー22は、左右の内側板9b、9bを貫通して、その両側方に突出する左右方向を向く回動軸23と、その回動軸23の両端部に筒部24aが嵌合されて固着され、筒部24aの外端から底板16を越えて下方に向かって側面視扇形に広がる左右1対の回動レバー24、24と、この左右の回動レバー24、24の下端部に両側端が固着され、底板16の下面に設けられた凹入溝16b内において、前後方向に回動可能として配設され、さらに、キャビネット本体の左右方向のほぼ全長に亘る左右方向の角管により形成された操作杆(操作部)25と、内側板9bと回動レバー24における筒部24aとの間において回動軸23に枢着されるとともに、筒部24aと所要の遊びをもって連係され、かつ先端部に、支持アーム12の前端部外側面に突設した被係合部である係止ピン26と係脱しうるフック状の係止部27aを有する係止部材27とを備えている。
回動レバー24における筒部24aの内端面と、それに対向する係止部材27の対向面とのいずれか一方(図示の例では係止部材27)には、回動軸23を中心とする円弧状の長孔28が設けられ、また他方の対向面(図示の例では筒部24aの内端面)には、長孔28に嵌合するピン29が突設されている。
この長孔28とピン29との係合により、係止部材27は、筒部24aと所要の遊びをもって、すなわち、回動軸23回りに所定角度相対回動可能として連係されている。
内側板9bと係止部材27との間における回動軸23回りには、係止部材27の付勢手段であるねじりコイルばね30が外嵌されている。このねじりコイルばね30における巻回部30aから接線方向に延出する線材の一方の延出部30bは、底板16の上面に当接され、同じく線材の他方の延出部30cは、適宜折曲されて、係止部材27の後上縁に係止され、係止部材27は、このねじりコイルばね30により、その係止部27aが閉止位置における扉8側の係止ピン26に係合する、図4および図5に実線で示す係止位置に向かって付勢されている。
係止部材27の先端部には、扉8が閉止位置まで閉じる直前に、係止ピン26に摺接して、係止部材27が、ねじりコイルばね30の付勢力に抗して、係止部27aが係止ピン26から完全に離脱する、図4および図5に2点鎖線で示す係止解除位置まで回動させられるようにした傾斜縁27bが設けられている。
図4および図5に実線で示すように、操作杆25が、回動軸23の真下に位置する不作動位置に位置しているときは、回動レバー24の内側面に突設したストッパピン31が、底板16の上面に当接して、操作杆25の後方への回動が阻止され、このとき、底板16の凹入溝16b内における操作杆25の後方には、指を挿入しうる操作用の空間が、同じく操作杆25の前方には、操作杆25が前方に移動するための空間が形成されている。
また、このとき、ピン29は、図7に示すように、係止位置に位置している係止部材27の長孔28の上端縁に当接するかまたは近接しており、この状態から、操作杆25を、図5に2点鎖線で示す作動位置まで前方に回動させると、ピン29が長孔28の上端縁を、図7における時計回りに回動させ、係止部材27を、ねじりコイルばね30の付勢力に抗して、係止解除位置まで回動させ、その係止部27aを係止ピン26から離脱させることができる。
このときの操作は、底板16の前端における傾斜面16aの下部に親指を当て、人差し指およびその他の指を操作杆25の後面に当てて、傾斜面16aの下部と操作杆25とを摘むようにすることにより、楽な操作で操作杆25を作動位置まで回動させることができる。
また、操作杆25と凹入溝16bとは、キャビネット本体7の左右方向のほぼ全長に亘って設けられているので、左右方向のどのような位置においても、同様の操作で、ラッチレバー22を簡単に解除操作することができる。
この実施形態においては、左右1対の回動レバー24、24と、操作部である操作杆25等とにより、ラッチレバー本体32が形成され、これと、係止部27aを有する係止部材27とを互いに分離し、係止部材27を、ラッチレバー本体32に対して、回動軸23回りに所定角度相対回動可能として連係してあるが、係止部材27を、ラッチレバー本体32と一体とするか、または固着して実施してもよい。
ただ、この実施形態のような構成とすると、扉8の閉扉動作時に、係止ピン26が係止部材27の傾斜縁27bに摺接して、係止部材27が、ねじりコイルばね30の付勢力に抗して、係止解除位置まで回動させられる間に、長孔28がピン29に対して遊動するだけで、係止部材27の回動が、ラッチレバー本体32側に伝達されないようにすることができる利点がある。
なお、このときに、ラッチレバー本体32が、係止部材27に連れ回されないようにするため、ラッチレバー本体32を不作動位置に向かって付勢する、付勢力の小さいばね(図示略)等を設けてもよい。
ラッチレバー22が解除操作され、係止部材27の係止部27aが係止ピン26から離脱した後、扉8を、ねじりコイルばね11の付勢力により補助されて、軽力で全開位置まで開くことができる。または、ねじりコイルばね11の付勢力のみにより、扉8を全開位置まで開くこともできる。
扉8が全開位置まで開く直前に、支持アーム12の段部12bがダンパー20のダンパーピン21に当接し、このダンパーピン21がダンパー20内に押し込まれることにより、衝撃が緩和されつつ、扉8は全開位置まで開き、全開位置まで開いたとき、ダンパーピン21がダンパー20内に完全に没入させられて、段部12bがダンパー20のケースに当接して、停止させられる。
扉8を、ねじりコイルばね11の付勢力に抗して、全開位置から閉止位置まで下向きに回動させることにより、扉8を閉じることができ、閉止位置に到達する直前に、係止ピン26が、係止部材27の傾斜縁27bに摺接して、係止部材27を、ねじりコイルばね30の付勢力に抗して、一旦係止解除位置まで回動させた後、係止部材27の係止部27aに係合し、扉8は、次にラッチレバー22が解除操作されるまで、閉止位置に保持される。このときの係止部材27の回動動作は、前述したように、ラッチレバー本体32側に伝達されることはない。
本発明は、上記実施形態のみに限定されるものではなく、幾多の変形した態様での実施が可能である。
例えば、操作杆25の左右長を短寸として、ラッチレバー22を、キャビネット本体7の下部中央に配設したり、底板16の下面に凹入溝16aを設けることなく、操作杆25を底板16の下方に突出するように配設したりしてもよい。
本発明の一実施形態を備えるキャビネット付デスクの斜視図である。 同じく、キャビネットの外側板を外して、その内部構造を示す分解斜視図である。 同じく、左右の支持アームとラッチレバーとの分解斜視図である。 同じく、外側板を外したときのキャビネットの閉扉時の状態を示す側面図である。 同じく、扉を全開位置まで開いたときの側面図である。 図3におけるA部の拡大分解斜視図である。 同じく、組付状態の拡大分解斜視図である。
1 デスク
2 側脚
3 天板
4 横連結材
4a配線ダクト
5 支柱
6 キャビネット
7 キャビネット本体
7a切欠き
7b天板
8 扉
9 側板
9a外側板
9b内側板
10 ボス
11 ねじりコイルばね(付勢手段)
11a巻回部
11b、11c 延出部
11d、11e 折曲端部
12 支持アーム
12a凹部
12b段部
13 段付ねじ(枢軸)
14 タッピンねじ
15 閉塞部材
16 底板
16a傾斜面
16b凹入溝
17 微調整金具
17aガイド溝
18 係止孔
19 調整ねじ
20 ダンパー
21 ダンパーピン
22 ラッチレバー
23 回動軸
24 回動レバー
24a筒部
25 操作杆(操作部)
26 係止ピン(被係合部)
27 係止部材
27a係止部
27b傾斜縁
28 長孔
29 ピン
30 ねじりコイルばね(付勢手段)
30a巻回部
30b、30c 延出部
31 ストッパピン
32 ラッチレバー本体

Claims (3)

  1. 前面が開口する箱状のキャビネット本体における前面開口部を開閉する扉を、上下方向を向く閉止位置から、下端部を前上方に持ち上げて開くようにしたフラップ扉付キャビネットにおいて、
    キャビネット本体の前下部に、下端に操作部を有するラッチレバーを、前記操作部がキャビネット本体における底板の下方において前後方向に回動しうるように、左右方向を向く回動軸をもって枢着し、前記ラッチレバーにおける係止部を、閉扉時の前記扉の被係合部に係脱しうるようにし、さらに、前記キャビネット本体における底板の下面前部に、上方に向かって凹入する凹入溝を設け、この凹入溝内に、ラッチレバーの操作部のみを、前後方向に回動可能として配設し、かつラッチレバーの他部は、前記キャビネット本体内に配設し、前記キャビネット本体に、前記係止部を、被係合部に係合する方向に向かって付勢する付勢手段を設けたことを特徴とするフラップ扉付キャビネットにおける扉のラッチ装置。
  2. ラッチレバーの操作部を、キャビネット本体の左右方向のほぼ全長に亘って設けた請求項1記載のフラップ扉付キャビネットにおける扉のラッチ装置。
  3. ラッチレバーを、操作部を有するラッチレバー本体と、係止部を有する係止部材とに分離し、係止部材を、ラッチレバー本体に対して、回動軸回りに所定角度相対回動可能として連係し、かつ前記係止部が、扉の閉扉動作時に、被係合部により、前記相対回動可能角度内において、離脱方向に回動させられて、係止部材の係止部が被係合部に係合するようにした請求項1または2記載のフラップ扉付キャビネットにおける扉のラッチ装置。
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