JP2013007222A - ハンドル錠 - Google Patents

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Abstract


【課題】 ハンドル取り付け用の座は1個でよいので、生産性や取り付け性が良好であり、また、ハンドルの上部または下部を押し或いは引き操作によりラッチ錠を解錠でき、その操作力も同じでよく操作性も良好で、しかも構成部品が少なく構成が簡単で耐久性にも優れたハンドル錠を提供すること。
【解決手段】 テコ5,6を一体的に設けた室外側および室内側のハンドル1,2の上下方向の略中央部を室外側および室内側の1個の座3,4に枢支して取り付け、ハンドル1,2はその枢支部を支点に回動自在であり、上記テコ5,6の先端部をラッチ錠のラッチ解錠機構の作動部材に係合させる。そして、上記ハンドル1,2の上部または下部の押し或いは引き操作によってラッチ錠を解除するようにしてある。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ハンドルの開扉方向への押し或いは引き操作によりラッチ錠が解錠され、そのままハンドルの押し或いは引き操作によって扉が開放されるように構成した、所謂プッシュ・プル式のハンドル錠に関するものである。
従来、この種のハンドル錠としては、例えば特開平11−148259号公報(特許文献1)が知られている。
前記特許文献1のハンドル錠では、ハンドルの上部および下部は、各々上部および下部の取り付け座に取り付けられており、上部の取り付け座には作動部材(以下テコという)と連接部材が設けられており、ハンドルの押し或いは引き操作によってハンドルはその下部を支点に回動し、ハンドルの上部の動きに連動して連接部材が回動し、連接部材の回動によりテコが上方に或いは下方に作動し、このテコの作動によりラッチ錠を解錠するようにしたものである。
特開平11−148259号公報
しかしながら、前記特許文献1のハンドル錠では、ハンドルを取り付ける座は上部および下部に2個必要であるので、生産性の効率が悪いだけでなく、扉に取り付ける時は、扉に上部の座および下部の座用の取付穴を加工して取り付ける必要があるので、施工性も悪いという問題点があった。
また、ハンドルは下部の座に取り付けられた下部を支点にして回動するので、ハンドルの上部を操作する時は小さい操作力でラッチ錠を解錠できるが、支点に近いハンドルの下部を操作する時は大きい操作力を要する(操作が重い)という問題点もあった。
さらに、ハンドルの操作によりテコを作動させる連動機構は連接部材を要するなど複雑な構成であり、組立作業性も悪いだけでなく良好な耐久性が得られない等の問題点もあった。
本発明は、上記従来のハンドル錠の問題点を解決しようとするものであり、室外側および室内側のハンドルを取り付ける座は1個でよく、各々のハンドルはその上下方向の略中央部を1個の座に枢支して取り付けるようにしてある。従って、生産性の効率が良いだけでなく、ハンドル錠を扉に取り付ける時、扉への加工は1個の座の部分だけでよく取り付け作業も簡単で、施工性にも優れている。
また、ハンドルはその上下方向の中央部の枢支部を支点に回動するので、ハンドルの上部を操作しても下部を操作しても、同じ操作力でラッチ錠を解錠でき、操作性も良好である。
さらに、ラッチ錠の解錠機構を作動してラッチ錠を解錠させるテコは、ハンドルに直接固定してハンドルと一体的に作動するようにしてあるので、ハンドルの操作によりテコを作動させるための連動機構は不要であり、その構成は簡単であり、組立性も良好で耐久性
にも優れる。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1のハンドル錠は、室外側および室内側のハンドルの上下方向の略中央部のハンドルの裏面に、その裏面と直交する方向に突出するようにテコを一体的に設けると共に、上記ハンドルの上下方向の略中央部を室外側および室内側のそれぞれ1個の座に枢支すると共に、その枢支部を中心に上部および下部の略対称位置にバネ装置を設けて、このバネ装置の付勢力により常時ハンドルを中立位置に保持し、ハンドルの上部または下部を押し或いは引き操作することによって、上記枢支部を支点にハンドルおよびテコが回動するように設け、
前記テコの先端部は扉に取り付けられたラッチ錠の解錠機構の作動部材に係合させ、前記ハンドルの操作によってラッチ錠の解錠機構を作動して、ラッチ錠を解錠させるようにしてあることを特徴とする。
請求項2のハンドル錠は、前記請求項1において、室外側および室内側の座のハンドルを回動自在に枢支した枢軸を中心にして上下対称位置に、バネとバネ軸を収納する収納凹部を形成すると共に、その収納凹部にバネ軸を出没自在に嵌装し、バネ軸の一端をハンドルの押動部に当接させてなるバネ装置を設けてあることを特徴とする。
請求項3のハンドル錠は、前記請求項2において、前記バネ装置には、ハンドル操作時の作動音を小さくするためのゴム等の減音部材を設けてあることを特徴とする。
請求項1のハンドル錠によれば、室外側および室内側のハンドルの上下方向の略中央部のハンドルの裏面に、その裏面と直交する方向に突出するテコを一体的に設けると共に、上記ハンドルの上下方向の略中央部を、室外側および室内側のそれぞれ1個の座に枢支すると共に、その枢支部を中心に上部および下部の略対称位置にハンドルを常時に中立位置に保持するバネ装置を設け、ハンドルの上部または下部を押し或いは引き操作することによって、上記枢支部を支点にハンドルが回動し、ハンドルと一体的にテコが回動してラッチ錠を解錠するようにしてあるので、ハンドルはその上部または下部を押し或いは引いてもラッチ錠を解錠することができるため、身長の高い大人はハンドルの上部を操作すればよいし、身長の低い小人はハンドルの下部を操作すればよいので、身長の高低に関係なく操作し易く、便利である。
また、ハンドルは、その上下方向の略中央部が座に枢支されその枢支部を支点に回動するので、ハンドルの上部または下部のどちらを押し或いは引き操作しても、同じ操作力でラッチ錠を解錠できるので操作性に優れている。
また、ハンドルを取り付ける座は、従来のように上部および下部の2個の座は必要なく1個でよいので、構成部材が少なく生産性に優れているので、極めて安価に提供できる。しかも、ハンドル錠を扉に取り付ける時は、扉への座取り付け用の穴は1個所のみに加工すればよく、また、取り付け作業も、1個の座を取り付ければよいので簡単であり施工性に優れている。
さらに、ラッチ錠の解除機構を作動させるテコは、ハンドルに直接取り付けられておりハンドルの操作時にはハンドルと一体的に回動してラッチ錠の解錠機構を作動させて、ラッチ錠を解錠するようにしてあるので、従来のようにハンドル操作時には、連接部材を介してテコを作動させる必要もなくその構成が簡単で、組立性も良好であり、安価であると共に、誤動作もなく耐久性にも優れたハンドル錠を提供できる。
請求項2のハンドル錠によれば、室外側および室内側の座のハンドルを回動自在に枢支した枢軸を中心にして上下対称位置に、バネとバネ軸を収納する収納凹部を形成すると共に、その収納凹部にバネ軸を出没自在に嵌装し、バネ軸の一端をハンドルの押動部に当接させてなるバネ装置を設けてあることを特徴とするから、ハンドルを常に中立状態に安定して保持させることができ、また、ハンドルの押しあるいは引き操作が円滑に行えるなど操作性に優れたハンドル錠を提供できる。
請求項3のハンドル錠によれば、前記バネ装置には、ハンドル操作時の作動音を小さくするためのゴム等の減音部材を設けてあることを特徴とするから、ハンドル操作時に発生する耳障りな作動音を減少することができ、快適な操作性を有するハンドル錠を提供することができる。
本発明のハンドル錠を扉に取り付けた状態で、室外側から見た正面図である。 図1の要部縦断面図である。 図1の要部横断面図である。 室外側のハンドルを示し、(a)はその縦断面図、(b)はその左側面図、(c)は図4(a)の中央部における横断面図である。 室外側の座を示し、(a)はその縦断面図、(b)はその右側面図である。 テコの斜視図である。 図2の要部縦断面図において、室外ハンドルを操作した状態を示す。 本発明のハンドル錠に使用するラッチ錠のケース内部の正面図である。
本発明のハンドル錠の実施の形態を以下に説明する。
このハンドル錠は、室外側および室内側のハンドルの上下方向の略中央部のハンドルの裏面に、その裏面と直交する方向に突出するテコを一体的に設けると共に、上記ハンドルの上下方向の略中央部を室外側及び室内側のそれぞれ1個の座に枢支すると共に、その枢支部を中心に上部および下部の略対称位置にバネ装置を設けて、このバネ装置の付勢力により常時ハンドルを中立位置に保持し、ハンドルの上部または下部を押し或いは引き操作することによって、上記枢支部を支点にハンドルおよびテコが回動するように設け、
前記テコの先端部は扉に取り付けられたラッチ錠の解錠機構の作動部材に係合させ、前記ハンドルの操作によってラッチ錠の解錠機構を作動して、ラッチ錠を解錠させるようにしてあることを特徴とするものである。
以下に、本発明のハンドル錠を実施例に沿って、詳細に説明する。
本発明の実施例1を図1〜図8に基づいて以下に説明する。
本発明のハンドル錠100は、図1に示されているように,一端側をヒンジ等で枢支された扉Dの自由端側に設けられるものであり、そのハンドル錠100の室外側および室内側のハンドル1、2は、その上下方向の中央部を室外側および室内側の座3,4に回動自在に枢支して取り付けてある。その取り付け方法を室外側のハンドル1について説明すると、図2ないし図6に示すように、ハンドル1の裏面に設けた凹部15に座3の頂部33を嵌合すると共に、ハンドル1の裏面の略中央部に突設した基部13を、座3の頂部33に形成した開口部36内に嵌装する。
座3の頂部33には、座3の幅方向に貫通する軸挿通用の穴35を形成し、この穴35には、座3の幅寸法と同じ長さの枢軸14が挿通されており、前記のように、座3の上部をハンドル1の凹部に嵌合し、ハンドル1の基部13を座3内に嵌装した時、枢軸14は、ハンドル1の基部13の端部に形成した軸挿通用の穴13aの開口部から穴13a内に嵌入する。
次に、上記ハンドル1の基部13に設けられた軸挿通穴13aに枢軸14を嵌入後、最後に、図6に示すテコ5の取り付け部52をハンドル1の基部13の端面に当接させ、ネジ53,53をハンドル1の基部13に設けたネジ穴13b,13bにネジ込んで取り付け固定する。
上記のように、テコ5をハンドル1の基部13に取り付け固定することにより、テコの取り付け部52により枢軸14はハンドルの基部13の軸挿通穴13aから外れなくなる。また、枢軸14は、図3に示されるように、その長さは座3の幅方向の寸法と略同じに形成されており、ハンドル1の凹部15に座1の頂部33を嵌合した時、ハンドル1の側部1a,1aによりハンドル1の幅方向の移動も阻止されるので、枢軸14は座3の軸挿通用の穴35に保持される。
上記の通り、ハンドル1は枢軸14を介して座3に回動自在に取り付けられ、図2において、ハンドル1の上部11または下部12を押し或いは引いても、ハンドル1は前記枢軸14を支点に回動する。なお、座3には、枢軸14を中心にして上下対称位置にバネ装置7,7が設けられている。
このバネ装置7は、バネ軸71とバネ75とにより構成され、座3に形成された収納凹部34内にバネ軸71とバネ75が収納されており、バネ軸71の一端の小径部は前記収納凹部34の底部34aに形成された穴34bに可動自在に挿通され、他端の大径部72と収納凹部34の底部34aとの間にバネ75が掛架される。そして、バネ軸71はバネ75の付勢力によって、座3の収納凹部34から突出する方向に付勢されているが、バネ軸71の一端部のネジ穴にネジ込んだネジ74とワッシャ73により、それ以上の突出が阻止されると共に、第2図の如く、バネ軸71の大径部72の端部がハンドル1の押動部16に当接し、バネ軸71はバネ75の付勢力に抗して少し押し込まれた状態での中立位置に保持される。即ち、ハンドル1はバネ装置7,7のバネ軸71、71と当接する押動部16,16がバネ75,75の付勢力によって常時押圧され、ガタ付きの無い図2の中立状態に保持されている。
図2のハンドル1の中立状態から室外側のハンドル1を操作した状態を図7に示す。図7のハンドル1の実線は、ハンドル1の上部11を室外側への開扉方向である矢印(イ)方向に引いた場合を示すもので、ハンドル1は時計方向に回動しハンドル1の下部の押動部16が下部のバネ装置7のバネ軸71をバネ75の付勢力に抗して押しこむ。
この時、ハンドル1の基部13に取り付け固定してあるテコ5は、ハンドル1と一体的に時計方向に回動し、テコ5の端部51は上方に作動する。
また、図7の二点鎖線は、ハンドル1の下部12を室外側への開扉方向である矢印(ロ)方向に引いた場合を示すもので、上記とは逆にテコ5は反時計方向に回動し、テコ5の端部51は下方に移動する。
次に、室内側のハンドル2と室内側の座4との構成を説明すると、図2および図3に示すように、室内側の座4の扉面側の底部には断面コの字状の取付板41が嵌装されており、この取付板41の側板41a,41aに形成されたネジ穴41b,41bに、座4の側壁4a,4aに形成したネジ挿通穴42,42から挿通したネジ43,43をネジ込んで、取付板41に座4を固定する。
なお、前記室外側の座3の扉面側の底部には2本の取付柱31,31が固設されており、扉内を挿通して端部を室内側の取付板41に望ませ、端部に設けたネジ穴32,32に取付板41に形成した穴からネジ43,43をネジ込んで、室外側の座3と室内側の座4を扉に一体的に固定して取り付ける。
上記のように、室内側の座4には、 略コの字状の取付板41が嵌装され、座4の側壁4a,4aをネジ43,43でその取付板41の側板41a,41aに固定している点と、室外側の座3には2本の取付柱31,31が固設されている点以外は、室内側のハンドル2と室内側の座4の構成は、前記の室外側のハンドル1と室外側の座3との構成と同じであり、その構成の概略を以下に説明する。
すなわち、室内側のハンドル2も、裏面の略中央部に突設した基部23を枢軸24で座4に回動自在に枢支してあり、基部23にはテコ6が前記の室外側のテコ5と同様にテコ6の取り付け部62が室内側のハンドル2の基部23に当接されて、枢軸24を保持するようにしてネジ63,63で一体的に取り付け固定されており、図2において、ハンドル2の上部21を室外側の開扉方向に押した場合、ハンドル2およびテコ6は時計方向に回動し、テコ6の端部61は下方に作動する。
また、ハンドル2の下部22を室外側の開扉方向に押した場合は、上記とは逆にテコ6は反時計方向に回動し、テコ6の端部61を上方に移動する。
なお、室内側の座4にも、前記の室外側のハンドル1と座3に設けられたバネ装置7,7と同じバネ装置8.8が設けられており、室外側のハンドル1と同様にバネ装置8,8の付勢力により、ハンドル2は、常時図2の中立状態にガタ付きの無い状態で保持されている。そして、ハンドル2を操作した時、ハンドル2の押動部26がバネ装置8のバネ軸81をバネ85の付勢力に抗して押し込む。なお、82はバネ軸81の大径部、83はワッシャ、84はネジである。
また、室内側のハンドル2と室内側の座4にも、前述した室外側のハンドル1と室外側の座3と同様に、例えば、図2及び図7に示されているように、室内側の座4には収納凹部44や開口部46が形成されている。
ところで、前記の室外側および室内側のハンドル1および2に取り付けられたテコ5,6の端部51,61は、図2、図3および図8に示すように、ラッチ錠9のケース97内に挿入され、ラッチ錠9の解錠機構90に係合されている。
ラッチ錠9の内部構成を図8に示すが、このラッチ錠は、従来公知の反転ラッチを使用したもので、本発明の先行技術として挙げた特許文献1のラッチ錠の構成と同じである。
このラッチ錠9の解錠機構90の動作を図8に基づいて説明する。図8は閉扉され、ラッチ錠9が施錠された状態であり、ハンドル1,2も操作されていない状態である。この状態で、開扉方向に例えば風圧が作用しても、また、扉を直接押しても、反転ラッチ91の係止溝92,92に施錠部材94,94の係止部94a、94aが係合しているので、反転ラッチ91は反転を阻止されるのでこの状態を保持し、後退しない。すなわち、ラッチ錠は施錠状態にある。
次に、前記の通り室外側のハンドル1の上部11を開扉方向に引いた時、テコ5の端部51は上方に作動し、ラッチ錠の解錠機構90の構成部材であるコの字状の作動部材95の上部95aを押して、作動部材95を上方に摺動させる。作動部材95が上方へ摺動すると、該作動部材95の下部95bが、上下一対に設けられた施錠部材94,94の下方の施錠部材94の作動部94bを上方へ押して同施錠部材94を反時計方向に回動させる。この一対の施錠部材94、94は片方が回動すると、他方も連動して回動するように連結部材94cにより連結されている。
従って、下方の施錠部材94が反時計方向に回動すると、連結部材94cに押されて上方の施錠部材94は時計方向に連動して回動し、施錠部材94,94の前記係止部94a,94aと反転ラッチ91の係止溝92,92との係止が解除される。
すると、反転ラッチ91の反転が許容されるので、上記ハンドル1を開扉方向にそのまま引くと、その力により反転ラッチ91は反転し、その背面部(直線部)が傾いて斜面部となるので、その斜面部の作用により反転ラッチは後退する、すなわち、ラッチ錠は解錠され、開扉できることになる。
(反転ラッチの構成やその動作の詳細は、特許文献1の[0030],[0031]及び図5,図6を参照するとよい。)
また、室外側ハンドル1の下部12を開扉方向に引いた場合は、前記の通りテコ5は反時計方向に回動し、テコ5の端部51は下方に作動する。すると、この場合図8において、前記テコ5の端部51がラッチ錠9の解錠機構90の作動部材96の下部96bを押して作動部材96を下方に摺動させる。作動部材96が下方に摺動すると、その上部96aが上方の施錠部材94の作動部材94bを下方へ押して同施錠部材94を時計方向に回動させる。また、下方の施錠部材94も連結部材94cにより反時計方向に連動して回動され、前記と同様に反転ラッチ91の反転が許容され、ラッチ錠9は解錠されて開扉できる。
上記の通り、本発明のハンドル錠のハンドルは、上部を操作しても下部を操作してもラッチ錠を解錠して開扉できるので、身長の高い大人はハンドル1の上部を操作すればよく、身長の低い小人などはハンドル1の下部を操作すればよい。しかも、ハンドルの上部を操作する時も、ハンドルの下部を操作する時も、その操作力は同じであるなど操作性は非常に優れている。
次に、室内側のハンドル2を操作する場合を説明する。室内側のハンドル2の上部21を開扉方向(図7の矢印イ方向)に押すと、テコ6は時計方向に回動し、テコ6の端部61は下方に作動する。また、ハンドル2の下部22を開扉方向(図7の矢印ロ方向)に押すと、テコ6は反時計方向に回動し、テコ6の端部61は上方に作動する。
テコ6の端部61が上方に作動した場合は、ラッチ錠9の解錠機構90の作動部材95を上方に摺動させ、テコ6の端部61が下方に作動した場合は作動部材96を下方に摺動させ、前記の作動部材95の作動による場合と同様に、施錠部材94,94を回動させてラッチ錠9を解錠する。
前記の実施例は、ハンドル錠を、室内側のハンドル1の方向に開く外開き扉に使用した場合であるが、室内側ハンドル2の方向に開く内開き扉に使用する場合を説明する。
この場合は、ラッチ錠9の反転ラッチ91の斜面部と背面部(直線部)を逆にする必要があるので、ラッチ錠9を図3の外開き扉の場合とは背面図と斜面図とを逆向きにして取り付けるだけでよく、室外側ハンドル1と座3や室内側ハンドル2や座4は何ら取り替える必要がなく、前記の外開き扉用のままで使用できる。
即ち、内開き扉の場合は図7において、室外側のハンドル1はその上部11または下部12を押して操作し、室内側のハンドル2はその上部21または下部22を引いて操作する。この時、テコ5,6の端部51,61は上方または下方に作動するが、前述の通り、いずれの方向に作動してもラッチ錠9を解錠することができる。
従って、本発明のハンドル錠は、ハンドルを押して或いは引いて操作する場合のどちらにもハンドルの勝手などを変更するために取り替える必要がなく、ラッチ錠9の向きを変えるだけでそのまま使用することができる。
本発明の実施例2を図2に基づいて説明する。
この実施例2は、室外側および室内側の座3,4に設けたバネ装置7,7および8,8に、ハンドル1および2の作動音を減じるための減音部材76,76および86,86を設けたものである。
この減音部材76,76および86,86は、ゴム等の弾性部材をワッシャ状に形成したもので、減音部材76,86に形成した穴に、バネ装置7,8のバネ軸71,81を挿通し、ハンドル1,2の操作時にバネ軸71,81が座3,4に当接する当接部に位置するように設けてある。従って、ハンドル1,2の操作時、バネ装置7,8のバネ軸71,81は座3,4に当接することなく、この減音部材76,86に当接するので、ハンドル1,2の作動音を小さくすることができる。
なお、本発明の実施例では、扉錠にラッチ錠9を使用した場合を示しているが、この場合は本施錠する必要のない室内間仕切扉に使用すればよい。また、本施錠を必要とする玄関などに使用する場合は、ラッチ錠9の上部または下部の少なくとも1個所以上に、デッドボルトを有する本締錠を使用するか、または、特許文献1に示されるような、デッドボルトとラッチを併せ持つ扉錠を使用すればよい。
1 室外側のハンドル
2 室内側のハンドル
3 室外側の座
4 室内側の座
5,6 テコ
7,8 バネ装置
9 ラッチ錠
14,24 枢軸
41 取付板
76,86 減音部材

Claims (3)

  1. 室外側および室内側のハンドルの上下方向の略中央部のハンドルの裏面に、その裏面と直交する方向に突出するテコを一体的に設けると共に、上記ハンドルの上下方向の略中央部を室外側及び室内側のそれぞれ1個の座に枢支すると共に、その枢支部を中心に上部および下部の略対称位置にバネ装置を設けて、このバネ装置の付勢力により常時ハンドルを中立位置に保持し、ハンドルの上部または下部を押し或いは引き操作することによって、上記枢支部を支点にハンドルおよびテコが回動するように設け、
    前記テコの先端部は扉に取り付けられたラッチ錠の解錠機構の作動部材に係合させ、前記ハンドルの操作によってラッチ錠の解錠機構を作動して、ラッチ錠を解錠させるようにしてあることを特徴とするハンドル錠。
  2. 室外側および室内側の座のハンドルを回動自在に枢支した枢軸を中心にして上下対称位置に、バネとバネ軸を収納する収納凹部を形成すると共に、その収納凹部にバネ軸を出没自在に嵌装し、バネ軸の一端をハンドルの押動部に当接させてなるバネ装置を設けてあることを特徴とする請求項1に記載のハンドル錠。
  3. 前記バネ装置には、ハンドル操作時の作動音を小さくするためのゴム等の減音部材を設けてあることを特徴とする請求項2に記載のハンドル錠。
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