JP2003306007A - タイヤ用ゴム付きファブリック、その製造方法及び空気入りタイヤ - Google Patents

タイヤ用ゴム付きファブリック、その製造方法及び空気入りタイヤ

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JP2003306007A JP2002109472A JP2002109472A JP2003306007A JP 2003306007 A JP2003306007 A JP 2003306007A JP 2002109472 A JP2002109472 A JP 2002109472A JP 2002109472 A JP2002109472 A JP 2002109472A JP 2003306007 A JP2003306007 A JP 2003306007A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユニフォミティに優れたタイヤ用ゴム付きフ
ァブリックを提供する。 【解決手段】 横糸11とタイヤコード12からなる縦
糸とにより簾織りされた簾織物14をゴム被覆したタイ
ヤ用ゴム付きファブリックである。前記横糸11は、前
記ゴム被覆された後に切断された切断部9を有する。フ
ァブリックの巾方向の側縁領域Eの前記切断部9のピッ
チが、前記側縁領域Eの間の中央領域Mにおける切断部
9のピッチよりも小さいことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タイヤのユニフォ
ミティを向上するのに役立つタイヤ用ゴム付きファブリ
ック、その製造方法及び空気入りタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】空気入りタイヤの骨格をなすカーカスプ
ライには、通常、横糸と、タイヤコードからなる縦糸と
により簾織りされた簾織物をゴム被覆したタイヤ用ゴム
付きファブリックが用いられる。図6(A)には簾織物
c1の一例を示す。概簾織物c1は、タイヤコードaか
らなる縦糸と、比較的粗い間隔で前記タイヤコードaに
連続して交絡される細い横糸bとで織られている。
【0003】図6(B)には、他の形態の簾織物c2を
示す。該簾織物c2は、タイヤコードaからなる縦糸
と、このタイヤコードaに対してタックイン方式で織り
込まれた横糸bとで構成される。このタックイン方式の
横糸bは、簾織物c2の略全幅をのびる基部e1と、そ
の両端部でタイヤコードaと平行にのびる副部e2を介
して内方へ折り返され小長さで終端する折返し部e3と
からなるタックイン糸片eを、ほぼ副部e2の長さに等
しいピッチでタイヤコードaの長手方向に配して構成さ
れる。
【0004】図6(B)の簾織物c2は、横糸bがそれ
ぞれ独立したタックイン糸片eからなるため、1本の横
糸bをタイヤコードaと直角かつ交互に連続して織り込
んでいく図6(A)の簾織物c1に比して生産性が良
い。このため、近年のタイヤ用のプライの材料には、図
6(B)のタックイン方式の簾織物c2が多用されつつ
ある。
【0005】またタイヤを製造する際には、図8に示す
ように、簾織物c2をトッピングゴムgで被覆してゴム
付きファブリックiとし、これをタイヤコードaに対し
てαの角度(ラジアルタイヤではこの角度αは75〜9
0度程度)かつ所定巾で順次シート片j…に裁断された
後、各シート片jの非裁断側の端縁k同士を順次ジョイ
ントすることによって、長尺のプライ材料mを形成して
いる。そしてこのプライ材料mは、成形ドラム上に巻き
回された後、トロイド状に膨張される。
【0006】前記プライ材料mの膨張に際しては、タイ
ヤのユニフォミティを向上するためにタイヤコードaの
間隔(通常、5cmあたりの打ち込み本数で表され「エン
ズ」と呼ばれる。)を均一としつつ広げる必要がある。
ところが、横糸bがタイヤコードaに絡み合ったままで
あると、前述の均一な膨張を損ねやすい。
【0007】そこで従来では、図9に示すように、タイ
ヤの成型に先立ち、凹凸状の間隙nを有する一対の回転
軸r1、r2の間にファブリック基体iを通過させるこ
とにより、横糸bに張力を作用させて押し切りする切断
行程が行なわれていた。
【0008】また前記横糸bには、通常、伸びが小さい
低伸度糸が用いられているが、これに代えて伸びが大き
い高伸度糸を用いることにより、タイヤ成型時に該横糸
bを伸ばし均一な膨張を確保しようとする試みもなされ
ている。この方法では、横糸bの切断工程を省略しうる
利点がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ようなタックイン方式の簾織物c2では、図6(B)及
びその部分拡大図である図7に示すように、その巾方向
の側縁領域Eにおいて、タックイン糸片eの基部e1と
折返し部e3とが2本重なる重なり部fが形成される。
この部分では、他の部分に比して切断に対する強度を増
すため、上述のような押し切りでは、側縁領域Eの横糸
が、中央領域Mに位置する横糸と同様には切断されない
場合がある。このようなファブリックでは、タイヤ成型
時の膨張によって、カーカスコードaのエンズが均一に
ならず、タイヤにバルジやデントといった凹凸を形成し
たり、ユニフォミティを損ねるという問題がある。
【0010】また高伸度の横糸を用いる方法では、図1
0(A)〜(C)に示すように、成型ドラムDにカーカ
スプライとしてのファブリック基体iを巻き付け徐々に
膨張させていくと、これに伴い横糸bがタイヤコード間
を滑りながら引き抜かれていき、その端部beが移動す
る。これは、ファブリック基体iの継ぎ合わせ部Jにお
いて、タイヤコードaの間隔が著しく大きくなる部分Y
を形成し、この部分Yに亀裂や割れなどを生じさせると
いう欠点がある。
【0011】本発明は、以上のような問題点に鑑み案出
なされたもので、タイヤのバルジャデントといった成形
不良を減じかつユニフォミティを向上するのに役立つタ
イヤ用ゴム付きファブリック、その製造方法及び空気入
りタイヤを提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のうち請求項1記
載の発明は、横糸とタイヤコードからなる縦糸とにより
簾織りされた簾織物をゴム被覆したタイヤ用ゴム付きフ
ァブリックであって、前記横糸は、前記ゴム被覆された
後に切断された切断部を有するとともに、ファブリック
の側縁から少なくとも20mmの領域である側縁領域にお
ける前記切断部のピッチが、この側縁領域の間の中央領
域における切断部のピッチよりも小さいことを特徴とし
ている。
【0013】また請求項2記載の発明は、前記側縁領域
の切断部のピッチは、タイヤコードの打ち込みピッチの
1〜4倍であり、かつ前記中間領域における切断部のピ
ッチがタイヤコードの打ち込みピッチの3〜5倍である
ことを特徴とする請求項1記載のタイヤ用ゴム付きファ
ブリックである。
【0014】また請求項3記載の発明は、前記横糸は、
簾織物の略全幅をのびる基部と、その両端部でタイヤコ
ードと平行にのびる副部を介して内方へ折り返され前記
側縁領域をのびて終端する折返し部とからなるタックイ
ン糸片を、前記副部の長さにほぼ等しいピッチで縦糸方
向に配して形成してなる請求項1または2に記載のタイ
ヤ用ゴム付きファブリックである。
【0015】また請求項4記載の発明は、前記横糸は、
破断時の伸びが5〜25(%)かつ破断強力が5〜15
(N)である請求項1乃至3のいずれかに記載のタイヤ
用ゴム付きファブリックである。
【0016】ここで、破断時の伸びとは、横糸に徐々に
引張荷重を与えていき該横糸が破断したときの最大の伸
び(%)である。測定方法としては、チャック間距離2
50mm、初荷重0.1N、試験速度300mm/min で行
い、糸が破断したときの強力を破断強力として測定して
いる。
【0017】また請求項5記載の発明は、請求項1乃至
4のいずれかに記載のタイヤ用ゴム付きファブリックを
カーカスプライに用いたことを特徴とする空気入りタイ
ヤである。
【0018】また請求項6記載の発明は、横糸とタイヤ
コードからなる縦糸とにより簾織りされた簾織物をゴム
被覆したタイヤ用ゴム付きファブリックを製造するタイ
ヤ用ゴム付きファブリックの製造方法であって、横糸と
タイヤコードからなる縦糸とを用いて簾織りした簾織物
をゴム被覆してファブリック基体を形成するゴム付け工
程と、このファブリック基体の前記横糸を押し切り具を
用いて切断する横糸切断工程とを含むとともに、前記押
し切り具は、フランジ状の押爪部を軸方向に隔設した一
対の回転軸を、互いに平行かつ一方の回転軸の押爪部の
外周面を他方の回転軸の隣り合う押爪部間の空隙に接触
することなく臨ませることにより、前記回転軸間に軸方
向に凸凹状で連続する間隙を有し、この間隙に、横糸が
前記回転軸の軸方向と平行となる向きで該ファブリック
基体を通過させるとともに、前記回転軸の軸方向の両端
部分は、回転軸の中央部分に比して、押爪部の軸方向の
巾αと軸方向で隣り合う押爪部の離間距離βとをともに
小としたことを特徴とするタイヤ用ゴム付きファブリッ
クの製造方法である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の一形態を図面
に基づき説明する。図1には、本実施形態の空気入りタ
イヤ1の断面図を示している。図において空気入りタイ
ヤ1は、トレッド部2と、その両側からタイヤ半径方向
内方にのびる一対のサイドウォール部3と、各サイドウ
ォール部3の内方端に位置するビード部4とを具えた本
例では乗用車用ラジアルタイヤを例示する。この空気入
りタイヤ1は、前記ビード部4、4間を跨るトロイド状
のカーカス6と、トレッド部2の内方かつ前記カーカス
6のタイヤ半径方向の外側に配されたベルト層7とを具
える。
【0020】前記カーカス6は、カーカスコードをタイ
ヤ周方向に対して75゜〜90゜の角度で配列した1枚
以上(本例では1枚)のカーカスプライ6Aから形成さ
れる。カーカスコードとしては、ナイロン、ポリエステ
ル、レーヨン、芳香族ポリアミド等の有機繊維コードが
好適に採用できる。
【0021】またカーカスプライ6は、トレッド部2か
らサイドウォール部3をへてビード部4のビードコア5
に至る本体部6aと、その両側に連なりビードコア5の
廻りでタイヤ軸方向内側から外側に折り返されて係止さ
れる折返し部6bとを有する。この本体部6aと折返し
部6bとの間には、ビードコア5からタイヤ半径方向外
方に先細状にのびるビードエーペックスゴム8が配さ
れ、ビード部4の曲げ剛性を高めている。
【0022】また前記ベルト層7は、ベルトコードをタ
イヤ周方向に対して10゜〜35゜の角度で傾斜配列し
た2枚以上、本例では2枚のベルトプライ7A、7Bか
ら形成される。各ベルトプライ7A、7Bは、ベルトコ
ードがプライ間相互で交差するように向きを違えて配さ
れることによりタガ効果を発揮する。ベルトコードとし
ては、スチールコードが好適であるが、例えば芳香族ポ
リアミド繊維、芳香族ポリエステル繊維等の高弾性の有
機繊維コードも使用できる。
【0023】本実施形態では、前記カーカスプライ6A
が以下に説明する方法により製造されたゴム付きファブ
リック10(図2に模式的に示す)から形成される。こ
のゴム付きファブリック10は、簾織物14をトッピン
グゴム15にてゴム被覆してファブリック基体16を形
成するゴム付け工程と、このファブリック基体16の前
記横糸11を押し切り具20を用いて切断する横糸切断
工程とを含んで製造される。
【0024】前記簾織物14は、横糸11と、タイヤコ
ードとしてのカーカスコード13からなる縦糸12とを
用い、例えば織機を用いて簾織りすることにより形成さ
れる。本例の簾織物14は、横糸11がタックイン方式
によりカーカスコード13に織り込まれたものを例示す
る。
【0025】即ち、横糸11は、カーカスコード13の
上下を交互に通ってかつカーカスコード13と直角に簾
織物14の略全幅をのびる基部17aと、その両端部で
カーカスコード13と平行にのびる副部17b、17b
を介して内方へ折り返され小長さで終端する折返し部1
7cとからなるタックイン糸片17からなる。そしてこ
のタックイン糸片17を、前記副部17bの長さにほぼ
等しいピッチLでカーカスコード13の長手方向に配し
て形成される。
【0026】前記折返し部17cの長さW3は特に限定
されないが、小さすぎるとタックイン糸片17がほどけ
易くなり、大きすぎると生産性を向上させる効果が小さ
くなる。このため、前記長さW3は、少なくとも20mm
以上とするが、好ましくは20〜300mm、より好まし
くは30〜70mm程度とするのが望ましい。
【0027】このような簾織物14は、図7に示したよ
うに、基部17aと折返し部17cとが簾織物14の両
端部で実質的に重なる。従って、この簾織物14からト
ッピングゴム15でゴム被覆しファブリック基体16を
形成したときには、該ファブリック基体16の側縁から
少なくとも巾方向に20mmの巾W1を持つ領域をなす側
縁領域Eでは横糸11が2本重なるが、それ以外の部
分、即ち側縁領域E、E間の中央領域Mでは横糸11は
1本だけで構成される。
【0028】タイヤ成型工程では、カーカスコード13
を均一に膨張させてユニフォミティを向上することが重
要となるのは前述の通りである。このため、本発明で
は、前記横糸11を張力をかけて切断するいわゆる押し
切りを行う。この押し切りは、横糸11の破断時の伸び
又は破断強力が大きすぎると困難となる。その一方、横
糸11の破断時の伸び又は破断強力が小さすぎると、簾
織りに際して容易に破断しカーカスコード13を一定の
間隔で引き揃えるのが困難となる。このような観点よ
り、横糸11は、その破断時の伸びが例えば5〜25
%、より好ましくは7〜15%であるのが望ましく、ま
た破断強力は5〜15N、より好ましくは7〜13N程
度のものが望ましい。このような横糸11としては、例
えば木綿糸等が好適であり、その他必要に応じて複合繊
維糸等も仕様できる。
【0029】また、簾織物14は、例えば接着液に浸漬
するいわゆるディップ処理が施された後、図示しないト
ッピング装置を用いてその両面が薄いトッピングゴム1
5にて被覆される。これにより、ファブリック基体16
が形成される。
【0030】前記横糸切断工程では、形成されたファブ
リック基体16の横糸11を、押し切り具20を用いて
切断する。ファブリック基体16は、既にトッピングゴ
ム15によって被覆されているため、この段階で横糸1
1を切断してもカーカスコード13の引き揃えが乱れる
等の不具合はない。
【0031】前記押し切り具20は、例えば図3に示す
ように、平行に配された一対の回転軸21、21を含ん
で構成される。前記各回転軸21は、略同一の外形で軸
方向にのびる円柱の基軸部22と、この基軸部22から
半径方向に突出しかつ軸方向に隔設されたフランジ状の
押爪部23とを具えている。各回転軸21は、両端部を
図示しない軸受により回動可能に軸支されるとともに電
動機等によって互いに逆向きに回転駆動される。
【0032】また押し切り具20は、一対の回転軸2
1、21を互いに平行、かつ一方の回転軸21Aの押爪
部23の外周面23aを、他方の回転軸21Bの押爪部
23、23間の空隙に接触することなく臨ませている。
これにより、向き合う押爪部23は、互いに噛み合い状
に配されて、一対の回転軸21A、21Bの間に軸方向
に凸凹状で連続する間隙25を形成する。
【0033】そして、この間隙25に、ファブリック基
体16を通過させる。このとき、横糸11が、回転軸2
1の軸方向と平行となる向きに合わせる。これにより、
図9に示したように、互いに噛み合い状に配された押爪
部23、23…によって、ファブリック基体16が波打
ち状に引き伸ばされかつ横糸11に張力を作用させるこ
とにより該横糸11を切断する。これにより、図5に示
すように、横糸11には、切断部9が形成される。なお
切断部9としては、例えば側縁領域Eにおいて2本の横
糸が重なる部分では、少なくとも1本が切断されていれ
ば良い。
【0034】また押し切り具20の回転軸21は、前記
ファブリック基体16の側縁領域Eを押し切りする両端
部分26と、ファブリック基体16の中央領域Mを押し
切りする中央部分27とを含む。該回転軸21の両端部
分26は、前記中央部分27に比して、図4(A)にて
示される押爪部23の軸方向の巾αと、一方の回転軸2
1Aと他方の回転軸21Bとにおいて軸方向で隣り合う
押爪部23、23の離間距離βとを、ともに小としてい
る。
【0035】前記中央部分27では、押爪部23の軸方
向の巾αは、図4(B)に示されるファブリック基体1
6のカーカスコード13の打ち込みピッチPの1.4〜
1.6倍程度とするのが望ましい。また該中央部分27
では、軸方向で隣り合う押爪部23、23の離間距離β
をファブリック基体16の厚さtの1.4〜1.7倍、
より好ましくは1.45〜1.60倍程度とするのが望
ましい。さらに、中央部分27において半径方向で向き
合う押爪部23、23の該半径方向の重なり長さである
追い込み量γを、前記カーカスコード13の打ち込みピ
ッチPの1.4〜2.0倍程度、より好ましくは1.6
〜1.8倍程度に設定するのが望ましい。なお、押爪部
23の外周面23aと前記基軸部22の外周面22aと
間の半径方向距離δは、ファブリック基体16が円滑に
通過しうるよう、該ファブリック基体16の厚さtの
1.1〜5.0倍程度とするのが良い。
【0036】このような回転軸の中央部分27は、ファ
ブリック基体16の中間領域Mを押し切りし、図5
(A)に示すように、中間領域Mにおける切断部9の間
隔であるピッチCP1を、カーカスコード13の打ち込
みピッチPの3〜5倍程度とする。なおこのピッチCP
1は前記範囲内であれば一定である必要はない。
【0037】他方、回転軸21の両端部分26、26で
は、押爪部23の軸方向の巾αは、ファブリック基体1
6のカーカスコード13の打ち込みピッチPの0.8〜
1.2倍程度とし、また押爪部23、23の前記離間距
離βをファブリック基体16の厚さtの1.2〜1.3
倍程度に設定するのが望ましい。このような押爪部23
を有する両端部分26、26は、前記中央部分27に比
して、さらに小ピッチでファブリック基体16を波状に
屈曲させて押し切りするのに役立つ。
【0038】なお両端部分26における押爪部23、2
3の追い込み量γは、特に限定はされないが、大きすぎ
るとカーカスコード13の目開きが生じやすく、逆に小
さすぎても横糸11の押し切り効果が低下しやすい。よ
って追い込み量γは、カーカスコード13の打ち込みピ
ッチPの0.8〜1.5程度、より好ましくは1.0〜
1.2倍程度に設定するのが望ましい。なお、押爪部2
3の外周面23aと前記基軸部22の外周面22aとの
半径方向距離δは、中央部分27と同程度に設定する。
【0039】ここで、ファブリック基体16の側縁領域
Eは横糸11が二本重なっているため、中央領域Mに比
して押し切りに対する切断抵抗力が増している。従っ
て、横糸切断工程を経て製造されたゴム付きファブリッ
ク10は、その側縁領域Eにおける横糸11の切断部9
のピッチが、中央領域における切断部9のピッチと同等
ないしそれよりも小とする。具体的には、側縁領域Eの
切断部9のピッチCP2は、図5(B)に示すように、
カーカスコード13の打ち込みピッチPの1〜5倍、よ
り好ましくは2.5〜3.5倍とするのが良い。
【0040】このように、本実施形態によれば、横糸1
1を切断し難いファブリック基体16の側縁領域Eにお
いても、中央領域Mととほぼ同程度ないしそれよりも小
さいピッチで切断部9を形成できる。そして、このよう
なゴム付きファブリック10をバイアスジョイントして
プライ材料を形成しカーカスプライ6Aに用いることに
より、タイヤ成型時の膨張に際して、カーカスプライ6
Aを均一に膨らませ得る。これは、バルジ、デントとい
ったアンジュレーションの発生を防止し、タイヤのユニ
フォミティを向上しうるのに役立つ。
【0041】なお本発明で用いられる簾織物14は、こ
のようなタックイン式のものに限定されるわけではな
く、従来と同様、1本の横糸が連続してカーカスコード
13に交絡する態様のものも採用することができる。こ
のような簾織物においては、横糸11が側縁領域Eにお
いて2本重なる訳ではないが、押し切り時にファブリッ
ク基体16の端部がフリーの状態となるため、この部分
で横糸11に張力を作用させるのがやはり困難であるた
め本発明の製造方法を好適に使用できる。
【0042】
【実施例】図1に示す基本構成を有する乗用車用ラジア
ルタイヤ(タイヤサイズ:195/65R15)を試作
した。カーカスプライは、図 に示した押し切り具を用
いて横糸切断工程を行ったゴム付きファブリックを使用
した。なお回転軸の中間部分では、押爪部の巾αをファ
ブリック基体のカーカスコードの打ち込みピッチPの
1.5倍、押爪部の離間距離βをファブリック基体の厚
さtの1.5倍、押爪部の追い込み量γをカーカスコー
ドの打ち込みピッチPの1.6倍に統一した。また回転
軸の両端部分については、押爪部の巾α、離間距離β、
追い込み量γは、表1の仕様に基づき変化させた。テス
ト方法は、次の通りとした。
【0043】<バルジ、デント・アンジュレーション試
験>製造された供試タイヤをそれぞれ15×6.0Jの
リムにリム組みしかつ内圧を300kPa充填し、外観
(目視)と触感で凹凸状態を総合的に判定した。結果
は、従来例を100とする指数で示しており、数値が大
きいほどバルジ、デント(凹凸)アンジュレーション
(タイヤ表面の波打ち)が目立たず良好である。
【0044】<ユニフォミティ試験>製造された供試タ
イヤをそれぞれ15×6.0Jのリムにリム組みしかつ
内圧を200kPa充填し、縦荷重4.5kN、速度1
40km/Hで回転させ、ユニフォミティ試験器を用いて
RFVを測定した。結果は、従来例を100とする指数
で表示しており、数値が大きいほど良好である。テスト
の結果などを表1に示す。
【0045】
【表1】
【0046】テストの結果、実施例のものは、成形不良
が減じられかつ従来例と比べてユニフォミティを向上し
ていることが確認できる。
【0047】
【発明の効果】上述したように、本発明のタイヤ用ゴム
付きファブリックは、ファブリック基体の側縁領域にお
いて、該横糸の切断分のピッチを、中央領域の切断ピッ
チよりも小さくしている。従って、タイヤ成型時の膨張
に際して、このゴム付きファブリックを均一に膨らませ
ることができ、バルジ、デントといったアンジュレーシ
ョンの発生を防止するとともにタイヤのユニフォミティ
を向上しうる。また請求項2記載の発明のように、側縁
領域の切断部のピッチを、タイヤコードの打ち込みピッ
チの1〜4倍とし、かつ中間領域における切断部のピッ
チをタイヤコードの打ち込みピッチの3〜5倍としたと
きには、より確実に均一な膨張を実現できる。また、い
わゆるタックイン方式の簾織物では、特に側縁領域にお
いて横糸が切断され難いが、請求項3記載の発明ではこ
のような不具合を防止できる。
【0048】また請求項6記載の発明のように、ファブ
リック基体の横糸を押し切り具を用いて切断する横糸切
断工程とを含むとともに、押し切り具は、ファブリック
基体の側縁領域を押し切り回転軸の軸方向の両端部分
は、回転軸の中央部分に比して、押爪部の軸方向の巾α
と軸方向で隣り合う押爪部の離間距離βとをともに小と
しているため、横糸を切断し難いファブリック基体の側
縁領域により密に張力を作用させ、中央領域の横糸と同
程度ないしそれ以下のピッチで切断分を形成できる。よ
って、タイヤ成型時の膨張に際して、均一に膨らむゴム
付きファブリックを用意に製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す空気入りタイヤの断面
図である。
【図2】ファブリック基体を例示する平面図である。
【図3】押し切り具の正面図である。
【図4】(A)は押し切り具の拡大断面図、(B)はフ
ァブリック基体の断面図である。
【図5】(A)、(B)は本実施形態のゴム付きファブ
リックの断面図である。
【図6】(A)、(B)は簾織物を例示する平面略図で
ある。
【図7】図6(B)の簾織物の端部分の拡大斜視図であ
る。
【図8】図6(B)の簾織物を用いたファブリック基体
の平面図である。
【図9】押し切り工程を例示する拡大断面図である。
【図10】(A)〜(C)は、カーカスプライの膨張過
程を説明する断面図である。
【符号の説明】
1 空気入りタイヤ 2 トレッド部 3 サイドウォール部 4 ビード部 5 ビードコア 6 カーカス 6A カーカスプライ 6a カーカスプライの本体部 6b カーカスプライの折返し部 7 ベルト層 10 ゴム付きファブリック 11 横糸 12 縦糸 13 カーカスコード 14 簾織物 15 トッピングゴム 16 ファブリック基体 20 押し切り具

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】横糸とタイヤコードからなる縦糸とにより
    簾織りされた簾織物をゴム被覆したタイヤ用ゴム付きフ
    ァブリックであって、 前記横糸は、前記ゴム被覆された後に切断された切断部
    を有するとともに、ファブリックの側縁から少なくとも
    20mmの領域である側縁領域における前記切断部のピッ
    チが、この側縁領域の間の中央領域における切断部のピ
    ッチよりも小さいことを特徴とするタイヤ用ゴム付きフ
    ァブリック。
  2. 【請求項2】前記側縁領域の切断部のピッチは、タイヤ
    コードの打ち込みピッチの1〜4倍であり、かつ前記中
    間領域における切断部のピッチがタイヤコードの打ち込
    みピッチの3〜5倍であることを特徴とする請求項1記
    載のタイヤ用ゴム付きファブリック。
  3. 【請求項3】前記横糸は、簾織物の略全幅をのびる基部
    と、その両端部でタイヤコードと平行にのびる副部を介
    して内方へ折り返され前記側縁領域をのびて終端する折
    返し部とからなるタックイン糸片を、前記副部の長さに
    ほぼ等しいピッチで縦糸方向に配して形成してなる請求
    項1または2に記載のタイヤ用ゴム付きファブリック。
  4. 【請求項4】前記横糸は、破断時の伸びが5〜25
    (%)かつ破断強力が5〜15(N)である請求項1乃
    至3のいずれかに記載のタイヤ用ゴム付きファブリッ
    ク。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4のいずれかに記載のタイヤ
    用ゴム付きファブリックをカーカスプライに用いたこと
    を特徴とする空気入りタイヤ。
  6. 【請求項6】横糸とタイヤコードからなる縦糸とにより
    簾織りされた簾織物をゴム被覆したタイヤ用ゴム付きフ
    ァブリックを製造するタイヤ用ゴム付きファブリックの
    製造方法であって、横糸とタイヤコードからなる縦糸と
    を用いて簾織りした簾織物をゴム被覆してファブリック
    基体を形成するゴム付け工程と、このファブリック基体
    の前記横糸を押し切り具を用いて切断する横糸切断工程
    とを含むとともに、前記押し切り具は、フランジ状の押
    爪部を軸方向に隔設した一対の回転軸を、互いに平行か
    つ一方の回転軸の押爪部の外周面を他方の回転軸の隣り
    合う押爪部間の空隙に接触することなく臨ませることに
    より、前記回転軸間に軸方向に凸凹状で連続する間隙を
    有し、この間隙に、横糸が前記回転軸の軸方向と平行と
    なる向きで該ファブリック基体を通過させるとともに、
    前記回転軸の軸方向の両端部分は、回転軸の中央部分に
    比して、押爪部の軸方向の巾αと軸方向で隣り合う押爪
    部の離間距離βとをともに小としたことを特徴とするタ
    イヤ用ゴム付きファブリックの製造方法。
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