JP2019119283A - 空気入りタイヤとその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ジッパージョイントや爪ジョイントのように高価でなく、また、生産性に優れたオーバーラップジョイントを使用しながら、デントレベルを従来よりも改善させると共に、オープンジョイントの発生を低減させ、さらに、外観等の品質が優れた空気入りタイヤとその製造技術を提供する。【解決手段】所定の間隔で配列されたテキスタイルコードと、テキスタイルコードに対して略直角方向に配列された横糸とが織り合わされたテキスタイル部材の両面に、ゴムが被覆されたカーカスプライが巻回された空気入りタイヤであって、巻回されてオーバーラップすることによりジョイントされたカーカスプライの始端部および終端部の少なくとも一方の端部において、配列されたテキスタイルコードの間に位置する横糸が切断されていることを特徴とする空気入りタイヤ。【選択図】図2

Description

本発明は、カーカスプライを有する空気入りタイヤとその製造方法に関する。
空気入りタイヤは、カーカスプライ等の複数種類の帯状のタイヤ材料をタイヤ成形ドラムに貼り重ねて生タイヤを形成することにより製造される。このタイヤ材料のタイヤ成形ドラムへの貼り重ねに際しては、通常、タイヤ材料の始端部と終端部をオーバーラップさせてジョイントしている。
図5は従来の空気入りタイヤを構成するカーカスプライのオーバーラップジョイント部を側面上方から見た模式的斜視図であり、図6はそのVI−VI断面図である。図5に示すように、カーカスプライ50は、所定の間隔で密に配列されたテキスタイルコード(縦糸)52と、テキスタイルコード52に対して略直角方向に疎に配列された横糸(図5において二点鎖線にて表示している)54とが織り合わされたテキスタイル部材の両面に、ゴム56を被覆(トッピング)することにより形成されている。
カーカスプライ50は、2ステージ成形機において、カーカスプライ50を搬送する搬送コンベア(図示せず)上のアンビル部で所定の寸法にプリカットされた後、他の材料と共にタイヤ成形ドラム(図示せず)上に貼り付けられる。タイヤ成形ドラム上を一周巻回したカーカスプライ50は、図5、図6に示すように、終端部50bを始端部50aにオーバーラップさせることによりジョイントされ、オーバーラップジョイント部60を含むカーカス層が形成される(特許文献1、特許文献2)。
しかし、このようなオーバーラップジョイントでは、オーバーラップジョイント部60と他の部分との間で剛性差が生じて、製品タイヤをインフレートした際、剛性が高いオーバーラップジョイント部60で局部的に膨らまず、タイヤのサイド部にラジアル方向の凹み(デント)が生じる恐れがある。
このようなデントの発生はタイヤの外観品質を低下させるため、従来より、オーバーラップの程度(オーバーラップ量)を小さくする工夫が行われており、例えば、オーバーラップジョイント部60におけるジョイント量Jを小さくする極小ジョイントや、始端部50aと終端部50bとを突き合わせてオーバーラップ部分を形成しない状態でジョイントするジッパージョイントや爪ジョイントなどが用いられている。これらの方法では他の部分と剛性差のあるオーバーラップジョイント部を小さくして、またはオーバーラップジョイント部をなくすことによりデントの発生を抑制することができる。
しかしながら、上記の方法はデントの問題を改善することはできるものの、それぞれに問題があった。
即ち、極小ジョイントを採用した場合には、デントレベルはある程度改善されるが、市場の要求に対して十分なデントレベルにまでは未だ改善できていない。
また、ジッパージョイントや爪ジョイントを採用した場合には、デントレベルを飛躍的に改善して、デントの発生を無くすことも可能であるが、これらを用いたジョイントにおいては複雑な機構が必要となり、高額な設備導入費用が必要である。また、ジョイント作業に要する時間もかかるため、生産性が大きく低下する問題がある。
また、ジッパージョイントや爪ジョイントは、オーバーラップ部を形成せずに突き合せによりジョイントして結合するため、ジョイント部の結合力がオーバーラップジョイントよりも低下しており、ローカバーをシェーピングした時にジョイント部が開き、オープンジョイントが発生する恐れがある。
また、カーカスプライ50の外周上にインスレーション(シートゴム)を貼付して、オーバーラップジョイント部の横のエンズ開きを抑制してデントを抑制することも行われている。しかし、この方法は、デント改善には極めて有効である一方で、生産コストの面や生産性の面での負荷が大きく、また、タイヤの重量増を招いて燃費性能の低下を招く恐れがある。
特開2016−10933号公報 特開2006−21514号公報
そこで、本発明は、ジッパージョイントや爪ジョイントのように高価でなく、また、生産性に優れたオーバーラップジョイントを使用しながら、デントレベルを従来よりも改善させると共に、オープンジョイントの発生を低減させ、さらに、外観等の品質が優れた空気入りタイヤとその製造技術を提供することを課題とする。
本発明者は、上記課題の解決について鋭意検討を行い、以下に記載する発明により上記課題が解決できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
請求項1に記載の発明は、
所定の間隔で配列されたテキスタイルコードと、前記テキスタイルコードに対して略直角方向に配列された横糸とが織り合わされたテキスタイル部材の両面に、ゴムが被覆されたカーカスプライが巻回された空気入りタイヤであって、
巻回されてオーバーラップすることによりジョイントされた前記カーカスプライの始端部および終端部の少なくとも一方の端部において、配列された前記テキスタイルコードの間に位置する前記横糸が切断されていることを特徴とする空気入りタイヤである。
請求項2に記載の発明は、
前記横糸が、前記カーカスプライの始端部および終端部の少なくとも一方の端部において、全ての前記テキスタイルコードの間で切断されていることを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤである。
請求項3に記載の発明は、
前記横糸が切断されている範囲が、前記カーカスプライの始端部または終端部の先端から2〜10mmの範囲であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の空気入りタイヤである。
請求項4に記載の発明は、
前記カーカスプライの先端部と終端部とのオーバーラップジョイントにおけるジョイント量が、2〜10mmであることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の空気入りタイヤである。
請求項5に記載の発明は、
所定の間隔で配列されたテキスタイルコードと、前記テキスタイルコードに対して略直角方向に配列された横糸が織り合わされたテキスタイル部材の両面に、ゴムが被覆されたカーカスプライを切断してタイヤ成形ドラムに貼り付けて、空気入りタイヤを製造する空気入りタイヤの製造方法であって、
前記カーカスプライを所定の寸法に切断する切断工程と、
切断された前記カーカスプライの始端部および終端部の少なくとも一方の端部において、配列された前記テキスタイルコードの間に位置する前記横糸を切断する横糸切断工程と、
横糸を切断した前記カーカスプライを前記タイヤ成形ドラムに貼り付け、前記カーカスプライの始端部と終端部とをオーバーラップジョイントするジョイント工程とを含むことを特徴とする空気入りタイヤの製造方法である。
請求項6に記載の発明は、
前記横糸切断工程が、前記カーカスプライの始端部および終端部の少なくとも一方の端部において、全ての前記テキスタイルコードの間で前記横糸を切断する工程であることを特徴とする請求項5に記載の空気入りタイヤの製造方法である。
請求項7に記載の発明は、
前記横糸を切断する範囲が、前記カーカスプライの始端部または終端部の先端から2〜10mmの範囲であることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の空気入りタイヤの製造方法である。
請求項8に記載の発明は、
前記カーカスプライの先端部と終端部とのオーバーラップジョイントにおけるジョイント量が、2〜10mmであることを特徴とする請求項5ないし請求項7のいずれか1項に記載の空気入りタイヤの製造方法である。
請求項9に記載の発明は
前記横糸切断工程は、櫛形状カッターを用いて前記横糸を切断する工程であることを特徴とする請求項5ないし請求項8のいずれか1項に記載の空気入りタイヤの製造方法である。
請求項10に記載の発明は、
前記横糸切断工程は、歯車形状カッターを用いて前記横糸を切断する工程であることを特徴とする請求項5ないし請求項8のいずれか1項に記載の空気入りタイヤの製造方法である。
本発明によれば、ジッパージョイントや爪ジョイントのように高価でなく、また、生産性に優れたオーバーラップジョイントを使用しながら、デントレベルを従来よりも改善させると共に、オープンジョイントの発生を低減させ、さらに、外観等の品質が優れた空気入りタイヤとその製造技術を提供することができる。
本発明に係る空気入りタイヤの一実施の形態を構成するカーカスプライのオーバーラップジョイント部を側面上方から見た模式的斜視図である。 図1のII−II断面図である。 本発明に係る空気入りタイヤの製造方法の一実施の形態を説明するための模式的斜視図である。 本発明に係る空気入りタイヤの製造方法の別の一実施の形態を説明するための模式的斜視図である。 従来の空気入りタイヤを構成するカーカスプライのオーバーラップジョイント部を側面上方から見た模式的斜視図である。 図5のVI−VI断面図である。
以下、本発明を実施の形態に基づいて説明する。
1.本発明に至る経緯
本発明者は、前記したように、カーカスプライをオーバーラップジョイントした場合、オーバーラップジョイント部におけるテキスタイルコードの剛性が他の部分よりも高くなっていることにより、製造後の空気入りタイヤをインフレートした際にオーバーラップジョイント部にデントが生じるという技術的問題点について検討を行った。
その結果、図6に示すように、カーカスプライ50のオーバーラップジョイント部60では、始端部50aと終端部50bのテキスタイルコード(縦糸)52のそれぞれが横糸54によって拘束されているため、隣接するテキスタイルコード52間の拘束力が強く剛性が高くなっている。この結果、製品タイヤ作製後にインフレートを行った場合、剛性が高いオーバーラップジョイント部60で局所的に膨らまずデントが発生していることが分かった。
この知見に基づいて、本発明者は、カーカスプライのオーバーラップジョイント部におけるテキスタイルコードの拘束力を低下させることができれば、始端部50aと終端部50bがオーバーラップジョイントされていても、製品タイヤにデントが発生することを十分に抑制できると考え、実験と検討を行い、以下に説明する発明を完成するに至った。
2.本発明の空気入りタイヤ
(1)概要
本発明の空気入りタイヤ(以下、「タイヤ」という)は、巻回されたカーカスプライのオーバーラップジョイント部における始端部および終端部の少なくとも一方の端部において、配列されたテキスタイルコードの間に位置する横糸が切断されていることを特徴とする。
このように、カーカスプライのオーバーラップジョイント部における始端部および終端部の少なくとも一方の端部の横糸が、所定の間隔で配列されたテキスタイルコードの間で切断されていることにより、オーバーラップジョイント部におけるテキスタイルコードの拘束が緩和されるため、オーバーラップジョイント部の剛性が上昇することがない。この結果、製品タイヤをインフレートした際にも、カーカスプライのオーバーラップジョイント部においてデントの発生が効果的に抑制されて、外観等の品質において優れた空気入りタイヤを安定して製造することができる。なお、この横糸の切断においては、始端部および終端部の少なくとも一方の端部の全ての横糸が、全てのテキスタイルコードの間で切断されていることが好ましく、さらに、始端、終端、両方の端部で横糸が切断されているとより好ましい。
(2)本実施の形態のタイヤについて
以下、図面を参照しながら本実施の形態に係るタイヤについて具体的に説明する。図1は、本実施の形態に係るタイヤを構成するカーカスプライのオーバーラップジョイント部を側面上方から見た模式的斜視図である。図2は、図1のII−II断面図である。
図1に示すように、本実施の形態のタイヤは、所定寸法に切断したシート状のカーカスプライ10を図示しないドラム上で一周巻回して始端部10aと終端部10bとをオーバーラップジョイントさせることによって形成したオーバーラップジョイント部20を有している点では従来と同様である。
カーカスプライ10は、所定の間隔で配列されたテキスタイルコード12と、テキスタイルコード(縦糸)12に対して略直交する横糸(図1において二点鎖線にて表示している)14とが織り合わされたテキスタイル部材の両面に、ゴム16を被覆(トッピング)して形成されている。なお、この横糸14は、細く、ゴム16のトッピング時にテキスタイルコード12が乱れないように、テキスタイルコード12を保持する役割がある。この点においても、従来と同様である。
しかし、本実施の形態のタイヤは、カーカスプライ10の始端部10aおよび終端部10bの少なくとも一方の端部の横糸14が、所定の間隔で配列されたテキスタイルコード12の間で切断されている。なお、本実施の形態では、始端部10aおよび終端部10bの両方の端部の横糸14が、所定の間隔で配列されたテキスタイルコード12の間で切断されている場合について説明する。
具体的には、ドラム上におけるオーバーラップジョイント部20のカーカスプライ10の始端部10aの裏面10dは、隣接するテキスタイルコード12の略中間位置(図1において点線で表示されている)13と横糸14とが略直交する部分において、横断面が三角形状の切込み22が形成されている。そして、この切込み22によって、オーバーラップジョイント部20のカーカスプライ10の始端部10aのゴム16の繋がりを維持しながら横糸14が、所定の間隔で配列されたテキスタイルコード12の間で切断されている。
また、オーバーラップジョイント部20のカーカスプライ10の終端部10bの表面10cも、隣接するテキスタイルコード12の略中間位置13と横糸14とが略直交する部分において、横断面が三角形状の切込み24が形成されている。そして、この切込み24によって、オーバーラップジョイント部20のカーカスプライ10の終端部10bの横糸14および該横糸14の近傍のゴム16が、所定の間隔で配列されたテキスタイルコード12の間で切断されている。
横糸14の切断範囲(長さ)は、カーカスプライ10のサイズ等に応じてそれぞれ適切な値に調整されるが、例えば、横糸14の切断範囲(以下、「カット幅」ともいう)は、始端部10aまたは終端部10bの先端から内側に向かって2〜10mmの範囲であることが好ましい。
オーバーラップジョイント部20のジョイント量Jは、カーカスプライ10の幅等に応じてそれぞれ適切な値に調整されるが、オープンジョイントを抑制できる適切なジョイント量という観点から2〜10mmの範囲であることが好ましい。
本実施の形態のタイヤに好適なタイヤとしては、例えば1−0HTU(high turn up)構造または1−0LTU(low turn up)構造のタイヤが挙げられる。これらのタイヤは、カーカスが1枚の構造であるため、デント抑制には不利であるが、本実施の形態の適用により、これらの構造に対しても顕著なデント抑制効果を発揮させることができる。また、55%扁平以上のタイヤ構造に適用されることにより顕著な効果を得ることができる。
3.空気入りタイヤの製造方法
(1)概要
次に、図面を参照しながら本実施の形態に係るタイヤの製造方法を具体的に説明する。図3は、本実施の形態のタイヤの製造方法を説明するための模式的斜視図である。
カーカスプライ10のドラムへの貼付は、切断工程、ジョイント工程を有していることでは従来と同様であるが、切断工程とジョイント工程の間に横糸切断工程を有していることが本実施の形態のタイヤの製造方法の特徴である。
(2)本実施の形態のタイヤの製造方法
以下、本実施の形態のタイヤの製造方法について詳述する。
(イ)切断工程
切断工程においては、図示しない2ステージ成形機において、上流側から搬送されてきた長尺のカーカスプライを、カーカスプライを搬送する搬送コンベア上のアンビル部で所定寸法にプリカットする。
(ロ)横糸切断工程
カーカスプライ10が所定寸法に切断された後、引き続いて搬送コンベア上で横糸14の切断工程が行われる。図2に示すように、カーカスプライ10のオーバーラップジョイント部20の始端部10aおよび終端部10bの少なくとも一方の端部の所定の範囲で横糸14を切断する。
横糸切断工程では、前記したように、カーカスプライの始端部および終端部の少なくとも一方の端部において、全ての横糸を全てのテキスタイルコードの間で切断することが好ましく、さらに、両方の端部で横糸が切断されているとより好ましい。横糸14の切断位置は、カーカスプライ10の長さ等に応じてそれぞれ適切な値に調整されるが、横糸14の切断範囲C(図3)は、始端部10aまたは終端部10bの先端から内側に向かって2〜10mmの範囲であることが好ましい。
なお、横糸切断工程において横糸を切断することによる縦糸のバラケが懸念されるが、切断部分以外の隣接するテキスタイルコードの部分ではゴムで繋がっているため、オーバーラップジョイント部のカーカスプライの始端部および終端部の切断部分のバラケは発生しない。
横糸切断工程は、前記成形機の搬送コンベア上で櫛形状カッターまたは歯車状カッターを用いて行われることが好ましい。以下にこれらのカッターを用いた横糸切断工程の例を説明する。
(a)櫛形状カッターによる横糸切断工程
ここでは、始端部10aおよび終端部10bの両方の端部の横糸14の切断を、櫛形状カッター30a、30bを用いて行う。図3に示すように、櫛形状カッター30a、30bは、カーカスプライ10の搬送方向に対して直角の方向(カーカスプライ10の幅方向)に沿って延びるように、即ちテキスタイルコード12の延伸方向に対して平行に設けられている。櫛形状カッター30a、30bは、それぞれ始端部10aおよび終端部10bの先端から内側に向かって横糸の切断範囲Cに配置されている横糸14が切断されるように複数枚並置されている。さらに、櫛形状カッター30a、30bは、カーカスプライ10の全ての横糸14を切断することができるように、横糸14の本数と同数の櫛形状カッターのカット刃32a、32bをそれぞれ等間隔に有している。
櫛形状カッター30a、30bのカット刃32a、32bは、正面視が矩形であり、側面視が三角形である。そして、櫛形状カッター30a、30bは、オーバーラップジョイント部20のカーカスプライ10の始端部10aおよび終端部10bの横糸14の間隔に合わせて、櫛形状カッターのカット刃32a、32bのピッチ間隔が設定されている。
成形機の搬送コンベアの稼動が一旦停止されると、カーカスプライ10は搬送コンベア上のアンビル部で所定寸法にプリカットされた後、下段の櫛形状カッター30aが上昇し、かつ、上段の櫛形状カッター30bが下降して、始端部10aおよび終端部10bの両方の端部の横糸14の切断が、それぞれ下段の櫛形状カッター30aおよび上段の櫛形状カッター30bを用いて行われる。
(b)歯車形状カッターによる横糸切断工程
ここでは、始端部10aおよび終端部10bの両方の端部の横糸14の切断を、それぞれ下段の歯車形状カッター40aおよび上段の歯車形状カッター40bを用いて行う。図4は、櫛形状カッターの代わりに歯車形状カッターを用いた空気入りタイヤの製造方法を説明するための模式的斜視図である。
歯車形状カッター40a、40bは、カーカスプライ10の搬送方向に対して直角の方向(カーカスプライ10の幅方向)に沿って移動可能なように、即ちテキスタイルコード12の延伸方向に対して平行に移動できるように設けられている。
歯車形状カッターのカット刃42a、42bは、正面視が三角形であり、側面視も三角形である。そして、歯車形状カッター40a、40bは、オーバーラップジョイント部20のカーカスプライ10の始端部10aおよび終端部10bの全ての横糸14を切断することができるように、横糸14の間隔に合わせて、歯車形状カッターのカット刃42a、42bのピッチ間隔が設定されている。
成形機の搬送コンベアの稼動が一旦停止されると、カーカスプライ10は搬送コンベア上のアンビル部で所定寸法にプリカットされた後、下段の歯車形状カッター40aおよび上段の歯車形状カッター40bがカーカスプライ10の幅方向に沿って回転しながら移動して、始端部10aおよび終端部10bの両方の端部の横糸14の切断工程が行われる。
(ハ)ジョイント工程
横糸切断工程の後、搬送コンベアは再び搬送を開始して、カーカスプライ10はタイヤ成形ドラム(図示せず)に搬送され、その他のインナーライナーを含むタイヤ用ゴム材料と共に、カーカスプライの始端部の裏面10dをタイヤ成形ドラムの外周面に向けてタイヤ成形ドラム上に貼り付けられる。タイヤ成形ドラム上を一周巻回したカーカスプライ10は、終端部10bを始端部10aにオーバーラップジョイントすることによってオーバーラップジョイント部20を有するカーカス層が形成される。このとき、オーバーラップジョイント部20のジョイント量Jは、カーカスプライ10の長さ等に応じてそれぞれ適切な値に調整されるが、オープンジョイントを抑制できる適切なジョイント量という観点から前記したように2〜10mmの範囲であることが好ましい。
4.本実施の形態の効果
(1)本実施の形態のタイヤによれば、カーカスプライのオーバーラップジョイント部の始端部および終端部の少なくとも一方の端部の横糸が、所定の間隔で配列されたテキスタイルコードの間で切断されているため、隣接するテキスタイルコード間の拘束力が緩和され、オーバーラップジョイント部の剛性が緩和されて、オーバーラップジョイント部とそれ以外の部分との間の剛性差がより小さくなる。
その結果、このようなオーバーラップジョイント部を有する製品タイヤをインフレートした場合、オーバーラップジョイント部についても、他の部分と同様に適切に膨張するため、タイヤ外周上での局所的な凹みの発生を軽減でき、デントレベルを改善させることができる。そして、外観品質に優れた空気入りタイヤを提供することができる。
(2)本実施の形態に係るタイヤの製造方法によれば、従来のオーバーラップジョイントを採用しても、横糸を切断する横糸切断工程を設けるのみでデントの発生を防止することができるため、ジョイント工程において、突き合わせジョイントの場合のように複雑な機構を設ける必要がない。このため、製造コストが安価であり、かつ、高い生産効率で外観品質に優れた空気入りタイヤを製造することができる。
次に実施例により本発明をより具体的に説明する。
1.実施例、比較例
1−0LTU構造のカーカスプライを用いて、タイヤサイズが155/80R13の空気入りタイヤを各100本作製した(実施例1〜3、比較例1〜4)。
実施例1〜3は、カーカスプライのプリカット後の搬送コンベア上で、始端部および終端部の横糸をカットした。なお、実施例1〜3は、表1に示すように、横糸カット幅とジョイント量がそれぞれ異なっている。
一方、比較例1〜4は、始端部および終端部の横糸のカットは行わないで、空気入りタイヤを作製した。なお、比較例1〜4は、表1に示すように、ジョイント量がそれぞれ異なっている。
2.試験方法
作製後の空気入りタイヤを内圧200kPaでインフレートした後、FV測定装置にて回転させながら、ユニフォミティを測定し評価した。具体的には、非接触型距離測定センサーを用いてバットレス部における凹み量を測定すると共に、各空気入りタイヤのデント評価を官能評価により行った。また、RFV値、RRO値およびバランス値を測定し評価した。
3.評価結果
評価結果を表1に示す。なお、オーバーラップジョイント部の剛性(ジョイント部剛性)、RFV値、RRO(Radial Run Out)値、バランス値およびデント評価は、比較例1を100とした相対評価で示した。ここで、ジョイント部剛性は、値が小さいほど剛性が低いことを示しており、RFV値、RRO値は値が小さいほど性能が高いことを示しており、またバランス値は値が大きいほど性能が高いことを示している。また、デント評価は、値が大きいほど凹み量が少ないことを示している。
Figure 2019119283
実施例1〜3のいずれにおいても、剛性が緩和されてデントの評価結果が比較例1よりも改善されており、カーカスプライのプリカット後にオーバーラップジョイント部の始端部および終端部の横糸をカットすることによって、カーカスプライのオーバーラップジョイント部におけるデントの発生を適切に抑制できることが分かった。
また、ジョイント量が同一であるそれぞれの実施例と比較例とを比べた場合であっても、始端部および終端部の横糸を切断した実施例の方がジョイント部剛性が低くなりデントの発生を適切に抑制できることが分かった。
また、実施例1〜3は、従来のジョイント量を維持したままでも、デントの発生を抑制することができた。
そして、表1より、カーカスプライ10のプリカット後にオーバーラップジョイント部の始端部および終端部の横糸をカットすることによって、高速ユニフォミティレベルが向上し、かつ、低速RFVレベルおよびRROレベルが向上している優れた空気入りタイヤを作製できることが確認できた。
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。本発明と同一および均等の範囲内において、上記の実施の形態に対して種々の変更を加えることができる。
10、50 カーカスプライ
10a、50a 始端部
10b、50b 終端部
10c カーカスプライの終端部の表面
10d カーカスプライの始端部の裏面
12、52 テキスタイルコード
13 隣接するテキスタイルコードの略中間位置
14、54 横糸
16、56 ゴム
20、60 オーバーラップジョイント部
22、24 切込み
30a、30b 櫛形状カッター
32a、32b 櫛形状カッターのカット刃
40a、40b 歯車形状カッター
42a、42b 歯車形状カッターのカット刃
C 横糸の切断範囲
J ジョイント量

Claims (10)

  1. 所定の間隔で配列されたテキスタイルコードと、前記テキスタイルコードに対して略直角方向に配列された横糸とが織り合わされたテキスタイル部材の両面に、ゴムが被覆されたカーカスプライが巻回された空気入りタイヤであって、
    巻回されてオーバーラップすることによりジョイントされた前記カーカスプライの始端部および終端部の少なくとも一方の端部において、配列された前記テキスタイルコードの間に位置する前記横糸が切断されていることを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記横糸が、前記カーカスプライの始端部および終端部の少なくとも一方の端部において、全ての前記テキスタイルコードの間で切断されていることを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記横糸が切断されている範囲が、前記カーカスプライの始端部または終端部の先端から2〜10mmの範囲であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記カーカスプライの先端部と終端部とのオーバーラップジョイントにおけるジョイント量が、2〜10mmであることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  5. 所定の間隔で配列されたテキスタイルコードと、前記テキスタイルコードに対して略直角方向に配列された横糸が織り合わされたテキスタイル部材の両面に、ゴムが被覆されたカーカスプライを切断してタイヤ成形ドラムに貼り付けて、空気入りタイヤを製造する空気入りタイヤの製造方法であって、
    前記カーカスプライを所定の寸法に切断する切断工程と、
    切断された前記カーカスプライの始端部および終端部の少なくとも一方の端部において、配列された前記テキスタイルコードの間に位置する前記横糸を切断する横糸切断工程と、
    横糸を切断した前記カーカスプライを前記タイヤ成形ドラムに貼り付け、前記カーカスプライの始端部と終端部とをオーバーラップジョイントするジョイント工程とを含むことを特徴とする空気入りタイヤの製造方法。
  6. 前記横糸切断工程が、前記カーカスプライの始端部および終端部の少なくとも一方の端部において、全ての前記テキスタイルコードの間で前記横糸を切断する工程であることを特徴とする請求項5に記載の空気入りタイヤの製造方法。
  7. 前記横糸を切断する範囲が、前記カーカスプライの始端部または終端部の先端から2〜10mmの範囲であることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の空気入りタイヤの製造方法。
  8. 前記カーカスプライの先端部と終端部とのオーバーラップジョイントにおけるジョイント量が、2〜10mmであることを特徴とする請求項5ないし請求項7のいずれか1項に記載の空気入りタイヤの製造方法。
  9. 前記横糸切断工程は、櫛形状カッターを用いて前記横糸を切断する工程であることを特徴とする請求項5ないし請求項8のいずれか1項に記載の空気入りタイヤの製造方法。
  10. 前記横糸切断工程は、歯車形状カッターを用いて前記横糸を切断する工程であることを特徴とする請求項5ないし請求項8のいずれか1項に記載の空気入りタイヤの製造方法。
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