JP2003295259A - カメラ用ファインダ - Google Patents

カメラ用ファインダ

Info

Publication number
JP2003295259A
JP2003295259A JP2002097621A JP2002097621A JP2003295259A JP 2003295259 A JP2003295259 A JP 2003295259A JP 2002097621 A JP2002097621 A JP 2002097621A JP 2002097621 A JP2002097621 A JP 2002097621A JP 2003295259 A JP2003295259 A JP 2003295259A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
finder
lens
camera
diopter correction
zoom
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002097621A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Kudo
徹 工藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Optical Co Ltd filed Critical Fuji Photo Optical Co Ltd
Priority to JP2002097621A priority Critical patent/JP2003295259A/ja
Publication of JP2003295259A publication Critical patent/JP2003295259A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Focusing (AREA)
  • Viewfinders (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高倍率時でも遠距離の被写体とファインダ内
の表示とを同時に鮮明な状態で観察可能なカメラ用ファ
インダを提供する。 【解決手段】 ファインダ5は、被写体側から順に対物
レンズ15、ファインダ鏡胴16、正立プリズム17、
及び接眼レンズ18とからなる実像式ファインダであ
る。視度補正レンズ移動機構52は、視度補正時に視度
補正モータ52aを所定量回転させ、ギア52bと噛合
するリニアギア52cが光軸方向に所定量移動すること
により、視度補正レンズが移動し、視度補正が行われ
る。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、カメラ用ファイン
ダに関し、詳しくは、被写体距離に応じた視度補正が可
能なズームファインダに関するものである。 【0002】 【従来の技術】撮影レンズの変倍動作に連動してファイ
ンダ光学系のファインダ倍率を変更する装置としては、
従来、撮影ズームレンズの駆動に連動してカム板を移動
させ、ファインダ光学系のレンズをファインダ光軸に沿
って移動させたり、或いは、ファインダ鏡筒に形成され
た溝に沿ってファインダ光学系を構成するレンズを移動
させ、撮影光学系のズーム倍率に対応した倍率になる変
倍ファインダ装置が知られている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
変倍ファインダ装置は、いずれもパンフォーカスであ
り、被写体距離に応じた視度補正機能がない。このた
め、撮影者の眼の調節機能により、被写体距離に応じた
適切な視度になるように調節している。しかしながら、
特に高倍率のズームレンズに対応した変倍ファインダ装
置においては、人間の眼によるピント調節機能だけでは
対応が難しくなり、遠距離の被写体と、ファインダ内に
設けられた、撮影範囲を表示する視野枠や、ターゲット
マーク等の表示部分とを同時に観察することが難しいと
いう問題があった。 【0004】本発明は、以上の事情に鑑みなされたもの
で、高倍率時でも遠距離の被写体とファインダ内の表示
とを同時に鮮明な状態で観察可能なカメラ用ファインダ
を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、撮影ズームレンズ機構のズーム倍率に
対応してファインダ倍率が変更されるカメラ用ファイン
ダにおいて、ファインダ光軸方向に移動可能な視度補正
レンズを前記カメラ用ファインダに設け、前記ズームレ
ンズ機構の変倍動作後に、カメラのオートフォーカス機
構の被写体距離情報に基づいて前記視度補正レンズを動
かし、被写体距離に応じたファインダ光学系の視度補正
を行うものである。 【0006】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態として、
カメラ用ファインダを搭載したズームカメラについて説
明する。図2は、本発明のカメラ用ファインダを搭載し
たズームカメラを示す外観斜視図である。ズームカメラ
2は、3段階の焦点距離で撮影が可能なステップズーム
機能を有するカメラである。ズームカメラ2の中央部に
は、ズーム用の撮影レンズ3を保持した、撮影ズームレ
ンズ機構を成す鏡胴4が設けられている。また、その上
部には、後ほど詳述するファインダ5が設けられてい
る。 【0007】カメラ2の前面には、ストロボ装置を構成
するストロボ発光部6と、オートフォーカス用の受光部
7等が露出している。カメラ2の上面には、写真フイル
ムの撮影枚数や撮影モード等を表示する液晶表示部8
と、シャッタ装置を動作させるレリーズボタン9とが設
けられている。また、カメラ2の背面には、ズーム倍率
を連続的に変化させるズームレバー11が設けられてい
る。カメラ2の底面には、写真フイルム13aを収納し
た写真フイルムカートリッジ13を挿脱するための底蓋
14が軸着されている。 【0008】図1に示すように、ファインダ5は、被写
体側から順に対物レンズ15、ファインダ鏡胴16、正
立プリズム17、及び接眼レンズ18とからなる実像式
ファインダである。ファインダ5の結像面を成す正立プ
リズム17の入射面には、撮影範囲を示す視野枠17a
が表示されている。図3に示すように、ファインダ鏡胴
16は、ファインダ光学系を構成する第1レンズ21,
第2レンズ22、視度補正レンズ20と、ズーミング時
にレンズ21,22を移動させるカム機構を成す2重の
筒である、固定筒23,回転筒30等から構成される。 【0009】第1レンズ21、第2レンズ22は、変倍
のための凸レンズであり、視度補正レンズ20は、ズー
ム後の視度補正のための凹レンズである。これら各レン
ズは、透明樹脂による射出成形により形成され、外周部
分に3つのピン21a,22a,20aが各々一体に突
設されている。 【0010】固定筒23は、カメラボディに固定され
る。固定筒23の周壁には、第1レンズ21、第2レン
ズ22、及び視度補正レンズ20の各々のピン21a,
22a,20aが各々貫通する、長溝23a,23b,
23cが各々形成されている。これら長溝23a〜23
cは、各々、光軸方向に直線状に延びた溝であり、各レ
ンズの移動を規制する。 【0011】回転筒30の周壁には、第1レンズ21、
第2レンズ22の各々のピン21a,22aと係合し、
第1レンズ21、第2レンズ22を定められた軌跡に沿
って移動させるためのカム溝30a,30bが形成され
ている。カム溝30a,30bは、各々、円周方向に延
びる斜行溝である。また、回転筒30の周壁には、視度
補正レンズ20のピン20aの動き範囲よりも大きい開
口30cが形成されている。 【0012】回転筒30の端部には、帯状のギア列30
dが形成されている。ギア列30dは、ズーミング時に
回転筒30を回転させるファインダズームモータ51の
回転軸51aに繋がる駆動ギア51bに噛合する(図1
参照)。 【0013】一方、視度補正レンズ20のピン20aの
内の1本は、視度補正時に視度補正レンズ20を微動さ
せる視度補正レンズ移動機構52に繋がっている。視度
補正レンズ移動機構52は、視度補正モータ52aと、
この視度補正モータ52aの回転軸に固着されるギア5
2bと、ギア52bと噛合するとともにピン20aと固
着するリニアギア52cとからなる。 【0014】このような視度補正レンズ移動機構52
は、視度補正時には視度補正モータ52aが所定量回転
し、ギア52bと噛合するリニアギア52cが光軸方向
に所定量移動することにより、視度補正が行われる。 【0015】図1に示すように、カメラ2の鏡胴4は、
回転筒31と固定筒(図示せず)及び複数の撮影レンズ
3とから構成される周知のズームレンズ装置であり、ズ
ームレバー11の操作により鏡胴モータ26が回転し、
回転筒31が回転して複数の撮影レンズ3が鏡胴4内を
移動し、焦点距離が連続的に可変する。 【0016】以上のような構成のファインダを有するカ
メラの作用を説明する。カメラ2の使用時に、撮影者が
被写体に応じてズームレバー11を操作すると、鏡筒モ
ータ26が回転を開始する。鏡筒モータ26は、ズーム
レバー11がテレ(望遠)方向に操作された時に正転
し、ワイド(広角)方向に操作された時に逆転する。 【0017】鏡筒モータ26が回転すると、駆動ギア2
7と噛合しているギア列31aを有する鏡胴4の回転筒
31が回転する。回転筒31の回転により、鏡胴4内の
撮影レンズ3が移動し、焦点距離が連続的に変化する。
そして、撮影者がズームレバー11の操作を止めると、
撮影レンズ3の移動が停止する。 【0018】カメラ2のズームは、3段階の焦点距離を
持つステップズームであり、ファインダ5も、図4に示
すZ1,Z2,Z3の3段階の焦点距離の変化に対応し
たステップズームファインダとなっている。 【0019】鏡胴4のズーミング動作を行うと、これに
連動してファインダズームモータ51が回転する。ファ
インダズームモータ51が回転すると、回転軸51aを
介して噛合するギア列30dを動かし、回転筒30が回
転する。 【0020】ズーミング動作時に鏡胴4のズーミング動
作に連動して回転筒30が回転すると、回転筒30に形
成された斜めのカム溝30a,30bの回転により、第
1レンズ21、第2レンズ22が固定筒23の長溝23
a,23bに沿って光軸上を移動し、鏡胴4のズーミン
グに対応したファインダ5のズーミングを行う。 【0021】回転筒30に形成される開口30cは、視
度補正レンズ20のピン20aの動き範囲よりも大きい
開口であるので、ズーミング動作時に回転筒30が回転
しても、視度補正レンズ20の位置が移動することはな
い。 【0022】ファインダ5の第1レンズ21、第2レン
ズ22が鏡胴4のズームに対応したZ1〜Z3の何れか
のステップにセットされると、カメラ2のズーミングが
完了する。そして、撮影者がレリーズボタン9を半押し
すると、オートフォーカス機構により測距が行われた
後、鏡胴4内のフォーカスレンズ(図示せず)が移動し
てピントを合わせる。 【0023】上述した撮影光学系のピント合わせが行わ
れた後、視度補正レンズ移動機構52の視度補正モータ
52aが、カメラ2のオートフォーカス機構の被写体距
離情報に基づいて一定量回転する。すると、ギア52
b,リニアギア52cを介して、視度補正レンズ20が
光軸上を長溝23cに沿って被写体距離に対応した最適
な視度になる位置まで移動する。これにより、図4に示
すZ1,Z2,Z3の各々のズーム段階において、無限
遠(図4中の∞)から近接の間の被写体距離に応じた位
置に視度補正レンズ20がセットされ、ファインダ5の
結像位置が視野枠17aの面から大きく外れないように
なる。 【0024】このようなファインダ5の視度補正を行う
ことにより、図4に示すズームの各ステップにおいて、
遠距離の被写体でも被写体距離に応じた最適な視度が得
られ、人間の眼によるピント調節機能だけでは対応が難
しい遠距離の被写体と、ファインダ5の結像面に設けら
れた正立プリズム17の視野枠17aとを同時に鮮明に
観察できる。この後、撮影者がレリーズボタン9を下ま
で押し込むと、カメラ2のシャッタ機構が動作して撮影
が行われる。 【0025】なお、上述した実施形態においては、3段
階のステップズームに対応したファインダ装置を示した
が、勿論、2段階や4段階以上のステップズーム、及び
連続したズーム機構を有するカメラにも同様に適用可能
である。 【0026】また、上記実施形態においては、ファイン
ダ鏡筒内に2枚のズームレンズと1枚の視度補正レンズ
を設けているが、勿論、これ以外のレンズの組み合わせ
でもよい。更に、上記実施形態においては、実像式のフ
ァインダを示したが、これ以外の虚像式ファインダ等、
他の方式のファインダにも同様に適用可能である。 【0027】 【発明の効果】以上のように、本発明によれば、撮影ズ
ームレンズ機構のズーム倍率に対応してファインダ倍率
が変更されるカメラ用ファインダにおいて、ファインダ
光軸方向に移動可能な視度補正レンズを前記カメラ用フ
ァインダに設け、前記ズームレンズ機構の変倍動作後
に、カメラのオートフォーカス機構の被写体距離情報に
基づいて前記視度補正レンズを動かし、被写体距離に応
じたファインダ光学系の視度補正を行うようにしたの
で、高倍率時でも遠距離の被写体とファインダ内の表示
とを同時に鮮明な状態で観察可能なカメラ用ファインダ
を提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明のカメラ用ファインダ、及びカメラの鏡
筒とを示す説明図である。 【図2】本発明のカメラ用ファインダを搭載したカメラ
の外観斜視図である。 【図3】ファインダ鏡胴の構成を示す分解斜視図であ
る。 【図4】ファインダ鏡胴内のレンズの動きを示す説明図
である。 【符号の説明】 2 カメラ 5 ファインダ 11 ズームレバー 16 ファインダ鏡胴 17 正立プリズム 20 視度補正レンズ 21 第1レンズ 22 第2レンズ 23 固定筒 30 回転筒 52 視度補正レンズ移動機構

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 撮影ズームレンズ機構のズーム倍率に対
    応してファインダ倍率が変更されるカメラ用ファインダ
    において、 ファインダ光軸方向に移動可能な視度補正レンズを前記
    カメラ用ファインダに設け、前記ズームレンズ機構の変
    倍動作後に、カメラのオートフォーカス機構の被写体距
    離情報に基づいて前記視度補正レンズを動かし、被写体
    距離に応じたファインダ光学系の視度補正を行うことを
    特徴とするカメラ用ファインダ。
JP2002097621A 2002-03-29 2002-03-29 カメラ用ファインダ Pending JP2003295259A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002097621A JP2003295259A (ja) 2002-03-29 2002-03-29 カメラ用ファインダ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002097621A JP2003295259A (ja) 2002-03-29 2002-03-29 カメラ用ファインダ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003295259A true JP2003295259A (ja) 2003-10-15

Family

ID=29240047

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002097621A Pending JP2003295259A (ja) 2002-03-29 2002-03-29 カメラ用ファインダ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003295259A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015195547A (ja) * 2014-03-27 2015-11-05 パナソニックIpマネジメント株式会社 ビューファインダ及びそれを備えた撮像装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015195547A (ja) * 2014-03-27 2015-11-05 パナソニックIpマネジメント株式会社 ビューファインダ及びそれを備えた撮像装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0764216A (ja) ステレオ写真撮影装置
JPH08328085A (ja) ファインダ
JP2002182273A (ja) ズームファインダ装置
JPH1083014A (ja) ズーミング装置
JP3726269B2 (ja) カメラ
JPH0643521A (ja) カメラのパララックス補正装置
JP2003295259A (ja) カメラ用ファインダ
JP2001281738A (ja) ファインダ装置
JP2008040084A (ja) 光学装置
JP2988793B2 (ja) 光学機器
JP4298237B2 (ja) ズームレンズ及び撮影システム
JPH0695217A (ja) ズームカメラ
JP2888588B2 (ja) ズームレンズカメラ
JP2004037701A (ja) 撮影機能付き双眼鏡
JPH05232547A (ja) 疑似パノラマ撮影対応カメラのファインダー
JP2003295293A (ja) ファインダー装置及びそれを有する光学機器
JP2006276142A (ja) 実像式ファインダおよびカメラ
JP2682990B2 (ja) 撮影装置
JPH0125941Y2 (ja)
JPH03287108A (ja) ファインダ光学系
JP2797203B2 (ja) ズームファインダ装置
JP2000180921A (ja) カメラ用ファインダ
JP2001318422A (ja) 銀塩撮影及び電子撮像兼用カメラ
JP2002014390A (ja) カメラ
JP2002303917A (ja) デジタルスチルカメラ