JP2000180921A - カメラ用ファインダ - Google Patents

カメラ用ファインダ

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JP2000180921A
JP2000180921A JP10352543A JP35254398A JP2000180921A JP 2000180921 A JP2000180921 A JP 2000180921A JP 10352543 A JP10352543 A JP 10352543A JP 35254398 A JP35254398 A JP 35254398A JP 2000180921 A JP2000180921 A JP 2000180921A
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JP
Japan
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lens
finder
barrel
optical axis
camera
Prior art date
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Pending
Application number
JP10352543A
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English (en)
Inventor
Toru Kudo
徹 工藤
Tomoya Akata
朋也 赤田
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Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Optical Co Ltd filed Critical Fuji Photo Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ファインダ光学系のレンズ移動時に、レンズ
にガタつきが生じることなく、常にレンズの回転中心と
ファインダ光軸とが一致するカメラ用ファインダを提供
する。 【解決手段】 モータが回転すると、撮影レンズ3の移
動と同時に、駆動ギア27と噛合しているギア列24c
を有するファインダ鏡胴16の回転筒24も同時に回転
する。第1レンズ21と第2レンズ22のピン21a,
22aが貫通しているカム溝24a,24bが変位し、
固定筒23の長溝23aに沿って第1レンズ21と第2
レンズ22を光軸方向に動かす。ファインダ鏡胴16の
第1レンズ21、及び第2レンズ22は、各々の外周の
ピン22a、22bと、回転筒24のカム溝24a,2
4bとの係合により、長溝23aに沿って移動するの
で、第1レンズ21,第2レンズ22がガタついてズー
ム動作中にファインダ光軸からズレてしまうことがな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】ズームレンズの変倍動作に連
動してファインダー光学系のファインダー倍率を変更す
るファインダー変倍装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ズームレンズの変倍動作に連動してファ
インダー光学系のファインダー倍率を変更する装置とし
ては、特開昭62−264034号公報や特開平7−1
59826号公報等に提案されている。前者公報記載の
装置は、ズームレンズを構成する回転筒の回転駆動をギ
ヤ列を用いて取り出し、この回転駆動をラックギヤに伝
達して撮影光軸に対して直行する方向に沿った直線駆動
に変換し、この直線駆動を利用してカム板をフイルム給
送方向に直線的に移動させることで、ファインダー光学
系を構成する移動レンズをファインダー光軸に沿って移
動するようにしている。
【0003】また、後者公報に記載の装置では、回転筒
の回転駆動をギヤ列を用いて取り出し、この回転駆動で
カム板を水平面内で回転させることで、ファインダー光
学系を構成する移動レンズをファインダー光軸に沿って
移動するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、両者公
報記載の装置は、いずれも回転筒の回転駆動をギヤ列を
用いて取り出している。このため、ギヤのバックラッシ
ュ等のガタにより、カム板を精度良く回転させることが
できず、したがって、ファインダ光学系を精度良く変倍
することができない欠点があった。しかも、特開昭62
−264034号公報の装置は、カム板をフイルム給送
方向に沿って移動させるため、この移動スペースにより
カメラが大型化する恐れがある。
【0005】そして、上述したファインダは何れも、フ
ァインダ光学系を構成する移動レンズが、光軸と異なる
移動軸で端部を保持され、カムによって移動する構成で
あるため、レンズ移動時にこの移動軸を中心にして回転
力が生じ、移動レンズと係合している回転止めとの間に
ガタが発生する。このため、撮影者がファインダを覗き
ながらズーミングした時に、上述したガタによりファイ
ンダ光学系の光軸がずれて、被写体像が変位して見えて
しまうという問題が生じる。
【0006】本発明は、以上の事情に鑑みなされたもの
で、ファインダ光学系のレンズ移動時に、レンズにガタ
つきが生じることなく、常にレンズの中心とファインダ
光軸とが一致するカメラ用ファインダを提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、ズームレンズ機構の変倍動作に連動
し、ズームレンズ倍率に対応した倍率にファインダー倍
率が変更されるカメラ用ファインダにおいて、外周に複
数のピンが突設されたファインダレンズと、前記ピンが
貫通する光軸方向に延びた長溝を有しファインダレンズ
を光軸方向に移動可能に保持する固定筒と、前記固定筒
の外側か内側の何れかに設けられ、回転により前記ファ
インダレンズを光軸方向に移動させる、前記ピンが貫通
するカム溝を有する回転筒と、被写体像を正立させる正
立プリズムと、回転軸が前記回転筒と前記ズームレンズ
機構の両方に係合してこれらを同時に動作させるモータ
とから構成したものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明のファインダを搭載
したズームカメラについて説明する。図2は、本発明の
カメラ用ファインダを搭載したズームカメラを示す外観
斜視図である。ズームカメラ2の中央部には、ズーム用
の撮影レンズ3を保持した鏡胴4が設けられている。ま
た、その上部には、後ほど詳述するファインダ5が設け
られている。
【0009】カメラ2の前面には、ストロボ装置を構成
するストロボ発光部6と、オートフォーカス用の受光部
7等が露出している。カメラ2の上面には、写真フイル
ムの撮影枚数や撮影モード等を表示する液晶表示部8
と、シャッタ装置を動作させるレリーズボタン9とが設
けられている。また、カメラ2の背面には、撮影範囲を
連続的に変化させるズームレバー11が設けられてい
る。カメラ2の底面には、写真フイルム13aを収納し
た写真フイルムカートリッジ13を挿脱するための底蓋
14が軸着されている。
【0010】図1及び図3に示すように、ファインダ5
は、被写体側から順に対物レンズ15、ファインダ鏡胴
16、正立プリズム17、及び接眼レンズ18とからな
る実像式ファインダである。図4に示すように、ファイ
ンダ鏡胴16は、第1レンズ21,第2レンズ22、固
定筒23、回転筒24、前面リング25等から構成され
る。第1レンズ21及び第2レンズ22は、透明樹脂に
よる射出成形により形成され、外周部分に3つのピン2
1a,22aが各々一体に突設されている(図5参
照)。
【0011】固定筒23は、カメラボディに固定され
る。固定筒23の周壁には、第1レンズ21及び第2レ
ンズ22の3つのピン21a,22aが各々貫通する、
光軸方向に延びた3本の長溝23aが形成されている。
回転筒24の周壁には、第1レンズ21の3つのピン2
1aと係合し、第1レンズ21を予め定められた変倍軌
跡に沿って移動させるための3本のカム溝24aが形成
されている。また、第2レンズ22の3つのピン22a
と係合し、第2レンズ22を予め定められた変倍軌跡に
沿って移動させるための、カム溝24aと異なるパター
ンの3本のカム溝24bが形成されている。
【0012】回転筒24の端部付近には、帯状のギア列
24cが回転筒24を取り巻くように形成されている。
このギア列24cは、回転筒24を回転させるモータ2
6の回転軸26aに繋がる駆動ギア27に噛合する。こ
の駆動ギア27は、鏡胴4の回転筒31に設けられたギ
ア列31aとも噛合しており、1つのモータ26で、鏡
胴4とファインダ鏡胴16とを連動して動かす。
【0013】露光光路上の鏡胴4は、回転筒31と固定
筒(図示せず)及び複数の撮影レンズ3とから構成され
る周知のズームレンズ装置であり、ズームレバー11の
操作によりモータ26が回転し、回転筒31の回転して
複数の撮影レンズ3が鏡胴4内を移動し、焦点距離が連
続的に可変する。
【0014】以上のような構成のファインダを有するカ
メラの作用を説明する。カメラ2の使用時に、撮影者が
被写体に応じてズームレバー11を操作すると、モータ
26が回転を開始する。モータ26は、ズームレバー1
1がテレ(望遠)方向に操作された時に正転し、ワイド
(広角)方向に操作された時に逆転する。
【0015】モータ26が回転すると、駆動ギア27と
噛合しているギア列31aを有する鏡胴4の回転筒31
が回転する。回転筒31の回転により、鏡胴4内の撮影
レンズ3が移動し、焦点距離が連続的に変化する。そし
て、撮影者がズームレバー11の操作を止めると、撮影
レンズ3の移動が停止する。
【0016】モータ26が回転すると、撮影レンズ3の
移動と同時に、駆動ギア27と噛合しているギア列24
cを有するファインダ鏡胴16の回転筒24も同時に回
転を開始する。回転筒24が回転すると、第1レンズ2
1のピン21aが貫通しているカム溝24aが変位し、
固定筒23の長溝23aに沿って第1レンズ21をカム
溝24aの変位量だけ光軸方向に動かす。
【0017】また、回転筒24の回転により、第2レン
ズ22のピン22aが貫通しているカム溝24bも変位
し、固定筒23の長溝23aに沿って第2レンズ22を
カム溝24bの変位量だけ光軸方向に動かす。以上のよ
うに、ズームレバー11が操作されるとモータ26が回
転して、鏡胴4の撮影レンズ群の焦点距離が連続的に変
化すると共に、ファインダ5のファインダ鏡胴16も鏡
胴4の焦点距離に対応した倍率に変化する。撮影者は、
ファインダ5の接眼レンズ18を覗くと、図1の符号A
で示す結像位置に結像する鏡胴4の焦点距離に対応した
倍率の被写体像を、正立プリズム17を介して観察する
ことができる。
【0018】このような、回転筒24の回転によりファ
インダ5の倍率を連続して可変させる時に、ファインダ
鏡胴16の第1レンズ21、及び第2レンズ22は、各
々の外周に一体に突設されたピン22a、22bと、回
転筒24のカム溝24a,24bとの係合により、固定
筒23の長溝23aに沿って移動するので、第1レンズ
21、及び第2レンズ22がガタついてズーム動作中に
ファインダ光軸からズレてしまうことがない。
【0019】従って、従来のように、光軸と異なる移動
軸で端部を保持されたレンズ移動時に生じるガタが発生
することが無く、このため、撮影者がファインダを覗き
ながらズーミングした時に、ファインダ光学系の光軸が
ずれて、被写体像が変位して見えてしまうということも
ない。
【0020】なお、上記実施形態においては、ファイン
ダレンズと固定筒及び回転筒を係合するピンをレンズと
一体に形成しているが、勿論、ファインダレンズを保持
するレンズホルダーに突起を設け、ファインダレンズを
移動させても良い。また、上記実施形態においては、光
軸方向に移動するファインダレンズを2枚で構成してい
るが、勿論、これに限定されるものではなく、任意の枚
数のレンズから構成することが可能である。
【0021】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ズーム
レンズ機構の変倍動作に連動し、ズームレンズ倍率に対
応した倍率にファインダー倍率が変更されるカメラ用フ
ァインダにおいて、外周に複数のピンが突設されたファ
インダレンズと、前記ピンが貫通する光軸方向に延びた
長溝を有しファインダレンズを光軸方向に移動可能に保
持する固定筒と、前記固定筒の外側か内側の何れかに設
けられ、回転により前記ファインダレンズを光軸方向に
移動させる、前記ピンが貫通するカム溝を有する回転筒
と、被写体像を正立させる正立プリズムと、回転軸が前
記回転筒と前記ズームレンズ機構の両方に係合してこれ
らを同時に動作させるモータとから構成したので、ファ
インダ光学系のレンズ移動時に、レンズにガタつきが生
じることなく、常にレンズの中心とファインダ光軸とが
一致するカメラ用ファインダを提供することが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファインダを側面から見た時の断面図
である。
【図2】本発明のファインダを搭載したカメラの外観斜
視図である。
【図3】本発明のファインダ、及びカメラの鏡胴を示す
説明図である。
【図4】ファインダ鏡胴の構成を示す分解斜視図であ
る。
【図5】ファインダレンズを示す外観斜視図である。
【符号の説明】
2 カメラ 5 ファインダ 11 ズームレバー 16 ファインダ鏡胴 17 正立プリズム 21 第1レンズ 22 第2レンズ 23 固定筒 23a 長溝 24 回転筒 24a カム溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ズームレンズ機構の変倍動作に連動し、
    ズームレンズ倍率に対応した倍率にファインダー倍率が
    変更されるカメラ用ファインダにおいて、 外周に複数のピンが突設されたファインダレンズと、前
    記ピンが貫通する光軸方向に延びた長溝を有しファイン
    ダレンズを光軸方向に移動可能に保持する固定筒と、前
    記固定筒の外側か内側の何れかに設けられ、回転により
    前記ファインダレンズを光軸方向に移動させる、前記ピ
    ンが貫通するカム溝を有する回転筒と、被写体像を正立
    させる正立プリズムと、回転軸が前記回転筒と前記ズー
    ムレンズ機構の両方に係合してこれらを同時に動作させ
    るモータとから構成されていることを特徴とするカメラ
    用ファインダ。
JP10352543A 1998-12-11 1998-12-11 カメラ用ファインダ Pending JP2000180921A (ja)

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