JPH1195287A - ファインダー変倍装置 - Google Patents

ファインダー変倍装置

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JPH1195287A
JPH1195287A JP25170497A JP25170497A JPH1195287A JP H1195287 A JPH1195287 A JP H1195287A JP 25170497 A JP25170497 A JP 25170497A JP 25170497 A JP25170497 A JP 25170497A JP H1195287 A JPH1195287 A JP H1195287A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cam
finder
moving
lens
optical system
Prior art date
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Pending
Application number
JP25170497A
Other languages
English (en)
Inventor
Masashi Takamura
雅司 高村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication of JPH1195287A publication Critical patent/JPH1195287A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ズームレンズの変倍に連動してファインダー
光学系のファインダー倍率を精度良く変倍する。 【解決手段】 ズームレンズ機構11の直進移動部材に
駆動ピン42を設ける。この駆動ピン42の直進移動に
連係して回転するカム板26を設ける。ファインダー光
学系10を構成する第1及び第2移動レンズ17,18
をファインダー光軸に沿って移動させるための第1及び
第2カム面28,29をカム板26に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】ズームレンズの変倍動作に連
動してファインダー光学系のファインダー倍率を変更す
るファインダー変倍装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ズームレンズの変倍動作に連動してファ
インダー光学系のファインダー変倍を変更する装置とし
ては、特開昭63−264034号公報や特開平7−1
59826号公報等に提案されている。前者公報記載の
装置は、ズームレンズを構成する回転筒の回転駆動をギ
ヤ列を用いて取り出し、この回転駆動をラックギヤに伝
達して撮影光軸に対して直行する方向に沿った直線駆動
に変換し、この直線駆動を利用してカム板をフイルム給
送方向に直線的に移動させることで、ファインダー光学
系を構成する移動レンズをファインダー光軸に沿って移
動するようにしている。
【0003】また、後者公報に記載の装置では、回転筒
の回転駆動をギヤ列を用いて取り出し、この回転駆動で
カム板を水平面内で回転させることで、ファインダー光
学系を構成する移動レンズをファインダー光軸に沿って
移動するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、両者公
報記載の装置は、いずれも回転筒の回転駆動をギヤ列を
用いて取り出している。このため、ギヤのバックラッシ
ュ等のガタにより、カム板を精度良く回転させることが
できず、したがって、ファインダー光学系を精度良く変
倍することができない欠点があった。しかも、特開昭6
3−264034号公報の装置は、カム板をフイルム給
送方向に沿って移動させるため、この移動スペースによ
りカメラが大型化する恐れがある。
【0005】本発明は、以上の事情に鑑みなされたもの
で、ズームレンズの駆動を利用してファインダー光学系
の倍率変更が精度良く行えるように工夫したファインダ
ー変倍装置をコンパクトで提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のファインダー変倍装置では、ズームレンズ機
構を構成する直進移動部材の移動に連係して変位するカ
ム面を持ったカム部材と、ファインダー光学系を構成す
る少なくとも1つの移動レンズを保持する保持枠に設け
られ、前記カム面に当接するカムピンと、前記カムピン
をカム面に向けて付勢する付勢部材とから構成したもの
である。移動レンズは、保持枠と一体に形成したもので
もよい。またカム部材を遮光壁で取り囲むように配置す
ると、ファインダー光学系からズームレンズ機構に有害
光が進入することを防止することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を利用したズームカ
メラついて図1を参照しながら説明する。このカメラの
ファインダー光学系10は、ズームレンズ機構11の変
倍動作に連係して、撮影倍率に応じたファインダー倍率
に変更される。
【0008】ファインダー光学系10は、物体側から順
に対物レンズ12、ポロプリズム13、及び、接眼レン
ズ14からなる実像式ファインダーである。対物レンズ
12は、物体側から順に固定レンズ15、ファインダー
光軸16に沿って移動自在な第1移動レンズ17、及び
ファインダー光軸16に沿って移動自在な第2移動レン
ズ18で構成されている。第1及び第2移動レンズ1
7,18を移動自在に支持する手段は、これらのレンズ
17,18を保持する保持枠19,20に設けた軸受部
21,22と、これらの軸受部21,22に挿通された
ガイド棒23とから構成されている。ガイド棒23は、
ファインダー光軸16に平行に配置されている。なお、
ローコスト化するために、第1及び第2移動レンズ1
7、18と保持枠19、20とを、それぞれ透明なプラ
スチック材料で一体に形成してもよい。
【0009】各保持枠19,20には、下方に向けて突
出したカムピン23,24がそれぞれ設けられている。
これらのカムピン23,24は、ファインダー光学系1
0の下に配置されたカム部材26に連係している。
【0010】カム部材24は、略扇型をした平板形状と
なっており、円弧面側を物体側に向けて配置されてい
る。円弧面のほぼ中心から物体側に寄った位置には、垂
直方向に向けて突出した軸27が設けられている。カム
部材26は、この軸27を中心に回転自在に配置されて
いる。カム部材26には、第1移動レンズ17のカムピ
ン23が係合する第1カム面28、第2移動レンズ18
のカムピン24が係合する第2カム面29、及び、ズー
ムレンズ機構11の変倍駆動が伝達される連係部30と
が形成されている。
【0011】第1カム面28は、カム部材26の物体側
の外形輪郭に形成されており、カム部材26の回転量に
応じて第1移動レンズ17をファインダー光軸16に沿
って移動させる。また、第2カム面29は、カム部材に
形成された長穴31の内壁のうち物体側の内壁を利用し
て形成されており、カム部材26の回転量に応じて第2
移動レンズ18をファインダー光軸16に沿って移動さ
せる。そして、各保持枠19,20には、各カム面2
8,29に各カムピン23,24を常に当接させるため
のバネ33が掛けられている。
【0012】ズームレンズ機構11は、例えば2群ズー
ムレンズであり、モータ41の駆動を利用して変倍動作
が行われる。このズームレンズ機構には、変倍動作に応
じて撮影光軸40に沿って直進的に移動する直進移動部
材をもっている。この直進移動部材には、上方に向けて
突出した駆動ピン42が設けられている。この駆動ピン
42が前述したカム部材26の連係部30に係合する。
【0013】ズームレンズ機構11は、固定筒43、回
転筒44、直進移動部材等から構成されている。回転筒
44の内部には、前群レンズと後群レンズとからなる撮
影レンズが収納されている。後群レンズは、回転筒44
の内部で撮影光軸40の方向に移動自在に設けられてい
る。回転筒44は、モータ41の駆動が伝達されること
で撮影光軸40を中心に回転し、固定筒43との間のヘ
リコイド45のリードに従って撮影光軸40に沿って移
動する。この移動と同じに前群レンズは移動する。ま
た、回転筒44の回転を利用して後群レンズが回転筒4
4の内部で移動し、前群レンズとの間の間隔が変更され
る。
【0014】回転筒44の後端には、直進移動部材が取
り付けられている。この直進移動部材は、前群レンズ又
は後群レンズの回転止めを行う部材であり、回転筒44
に対して回転自在に取り付けられている。直進移動部材
の外周には、撮影光軸40を中心とする3分割位置に3
個のガイド突起46が形成されている。ガイド突起46
は、固定筒43に形成した直進ガイド用の開口47にそ
れぞれ係合して直進移動部材の回転止めを行う。そし
て、前述した駆動ピン42は、これらのガイド突起46
のうちの一つに設けられている。
【0015】一部のガイド突起46には、ギヤ48が取
り付けられている。このギヤ48は、鏡筒内で回転筒4
4の外周に形成されたギヤ部に噛合し、また、鏡筒外で
は固定筒43の一部の開口47を介してカメラボディ側
の駆動伝達系出力ギヤである駆動ギヤ49に噛合してい
る。この駆動ギヤ49には、モータ41の駆動が伝達さ
れる。そして、駆動ギヤ49が撮影光軸40に沿って長
い形状とされているため、回転筒43が繰り出してもギ
ヤ48との間での噛合状態が維持される。
【0016】モータ41は、ドライバー50を介して制
御部51に制御される。制御部51は、カメラの外部に
設けた変倍操作部52で変倍操作されることに応答して
モータ41を駆動する。なお、変倍操作は、テレ端側と
ワイド端側との2つの操作位置がある。制御部51は、
これらの操作位置に応じてモータ41の回転を切り換え
る。
【0017】上記構成の作用を説明する。先ず、ズーム
レンズ機構11がワイド端のときには、第1移動レンズ
17と第2移動レンズ18とが図2に示した位置となっ
ている。この状態がファインダー倍率の最小倍率とな
る。
【0018】変倍操作部52からテレ端位置に向けての
変倍操作を行うと、制御部51は、モータ41を正転駆
動する。この回転は、回転筒44をテレ端に向けて回転
させる方向で行われる。したがって、図2に示すよう
に、駆動ピン42がテレ端方向に向けて直進的に移動す
る。この駆動ピン42の移動は、これに係合しているカ
ム部材26の連係部30に伝達される。これにより、カ
ム部材26は軸27を中心として反時計方向に回転す
る。
【0019】カム部材26が回転すると、第1カム面2
8と第2カム面29とが各カムピン23,24に摺動し
ながら回転し、この回転中にファインダー光軸16に沿
った変位分だけ各カムピン23,24をファインダー光
軸16に沿って移動させる。これらのカム面28,29
は、カム部材26の回転角に対するファインダー光軸1
6に沿った変位量が異なっている。このため、第1移動
レンズ17と第2移動レンズ18との間の間隔を変更す
ることでファインダー倍率が変更される。そして、ズー
ムレンズ機構11がテレ端となったときには、図3に示
した状態となる。この間、バネ33により各カムピン2
3,24が各カム面28,29を挟んだ状態としている
から、カム部材26が回転してもズームレンズ機構11
に負荷をかけることがない。
【0020】図4は、ファインダー光学系からズームレ
ンズ機構に光が進入することを防ぐための遮光構造の一
例を示している。この遮光構造は、カム部材26を上下
から回転可能に覆うファインダー下地板60とズームレ
ンズ機構を覆う鏡筒箱の上板61とに、それぞれカム部
材26に向けて突出して形成したリブ62,63と、カ
ム部材26の上下面に、前述したリブ62,63が入り
込むように形成された溝64,65とで構成されてい
る。リブ62,63と溝64,65とは、カム部材の回
転軌跡に沿って長くして形成されている。
【0021】ファインダー下地板60には、各カムピン
23,24をカム部材26に向けて挿通させるための長
穴66,67が形成されている。また、鏡筒箱の上板6
1には、駆動ピン42をカム部材26に向けて挿通させ
るための長穴68が形成されている。これらの長穴66
〜68から進入する光は、カム部材26が回転しても、
リブ62,63と溝64,65とがカム部材26の上下
面で嵌まり合ってラビリンス構造を構成しているから、
確実に遮断することができる。なお、この例では、カム
部材26の回転軸70をファインダー下地板60に形成
している。
【0022】上記実施例では、ズームレンズ機構の変倍
動作に連動してファインダー倍率を変更するファインダ
ー変倍装置について説明しているが、これの代わりに、
ズームレンズ機構の変倍操作に連動してストロボ光の照
射角を変更するズームストロボ装置にも前述した構成を
採用することができる。
【0023】
【発明の効果】以上のように、本発明のファインダー変
倍装置は、ズームレンズ機構の直進移動部材の直進移動
を利用して、ファインダー光学系の移動レンズをファイ
ンダー光軸に沿って移動させるカム部材を用いるように
したから、従来技術で説明したギヤ列を用いるものと比
較して駆動伝達の効率が向上し、ファインダー変倍の変
更を精度良く行える。また、従来技術で説明した回転筒
の回転駆動を利用して回転するカム部材よりも、直進移
動部材の直進移動を利用して回転するカム部材の方がカ
ムの外形輪郭の形状が少なくて済み、したがって回転ス
ペースも少なくて済むからカメラのコンパクト化を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファインダー変倍装置の一例を示した
要部斜視図である。
【図2】ファインダー変倍装置の最小倍率状態を示した
説明図である。
【図3】ファインダー変倍装置の最大倍率状態を示した
説明図である。
【図4】ファインダー変倍装置の遮光構造の一例を示し
た斜視図である。
【符号の説明】
10 ファインダー光学系 11 ズームレンズ機構 12 対物レンズ 13 ポロプリズム 14 接眼レンズ 15 固定レンズ 17 第1移動レンズ 18 第2移動レンズ 23 第1カムピン 24 第2カムピン 26 カム部材 28 第1カム面 29 第2カム面 42 駆動ピン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変倍時に撮影光軸に沿って移動する直進
    移動部材を備えたズームレンズ機構の変倍動作に連動し
    てファインダー倍率を変更するファインダー変倍装置に
    おいて、 前記直進移動部材の移動に連係して変位するカム面を持
    ったカム部材と、ファインダー光学系を構成する少なく
    とも1つの移動レンズを保持する保持枠に設けられ、前
    記カム面に当接するカムピンと、前記カムピンをカム面
    に向けて付勢する付勢部材とから構成されていることを
    特徴とするファインダー変倍装置。
  2. 【請求項2】 前記移動レンズと保持枠とは、一体に形
    成されていることを特徴とする請求項1記載のファイン
    ダー変倍装置。
  3. 【請求項3】 ファインダー光学系とズームレンズ機構
    とを構成する壁の間に前記カム部材を配置するととも
    に、前記ファインダー光学系の壁に設けられ、前記カム
    ピンを挿通させるための開口を含み、且つ、前記カム部
    材の変位スペースを取り巻く範囲に、ラビリンス上の遮
    光壁を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載のフ
    ァインダー変倍装置。
JP25170497A 1997-09-17 1997-09-17 ファインダー変倍装置 Pending JPH1195287A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008176234A (ja) * 2007-01-22 2008-07-31 Canon Inc レンズバリア機構
US8026972B2 (en) 2001-11-13 2011-09-27 Olympus Corporation Picture-taking lens unit
WO2014017734A1 (en) * 2012-07-26 2014-01-30 Samsung Electronics Co., Ltd. Lens barrel assembly and photographing apparatus including the same

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