JP3027098B2 - 実像式ファインダのパララックス調整機構 - Google Patents

実像式ファインダのパララックス調整機構

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JP3027098B2
JP3027098B2 JP6278552A JP27855294A JP3027098B2 JP 3027098 B2 JP3027098 B2 JP 3027098B2 JP 6278552 A JP6278552 A JP 6278552A JP 27855294 A JP27855294 A JP 27855294A JP 3027098 B2 JP3027098 B2 JP 3027098B2
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    • G03B13/14Viewfinders adjusting viewfinders field to compensate for parallax due to short range
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、カメラの実像式ファ
インダ、特にズーム機能を備えた実像式ファインダのパ
ララックス調整機構に関する。
【0002】
【従来の技術】写真の撮影を簡便に、楽しく、かつ広範
囲の目的に沿って行なえるように、撮影レンズにズーム
機能を具備させたカメラが普及している。近年ではさら
に広範囲の目的に沿った撮影を行なえるように、ズーム
倍率をより高倍率とすることが要求されるようになって
きている。
【0003】この種の普及型カメラでは、虚像式や実像
式を含む透視式ファインダが備えられているが、撮影レ
ンズのズーム機能に応じてファインダにもズーム機能が
要求されるようになっている。しかも、撮影用ズームレ
ンズの高倍率化に伴ってファインダにも高倍率のズーム
機能が要求されるようになってきた。また、カメラの小
型化とズーム機能に対する要求を満たすファインダとし
て、この種の普及型カメラには実像式ファインダが搭載
されている。
【0004】実像式ファインダでは、対物レンズで形成
された被写体の倒立実像を正立光学系で正立像にして、
この実像を拡大して観察することになり、実像面に視野
枠が配置される。このため、視野枠の近辺などにゴミな
どが侵入すると、これが拡大されてしまって被写体を観
察する際に目障りとなってしまう。したがって、従来の
この種の実像式ズームファインダは、対物側光学系と接
眼側光学系とを1つのケーシングに収容して該ケーシン
グを密閉構造とすることによって、ゴミの侵入を極力阻
止していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ファイ
ンダのズーム倍率が高倍率となることによって、次のよ
うな問題が生じてきている。
【0006】従来のファインダでは低倍率であったた
め、ファインダのユニットを密閉化してカメラ本体に取
り付けても、光学系を構成する部品の加工精度や位置精
度がパララックスに与える影響は許容範囲内のもので無
視できるものであった。このため、カメラ本体の取り付
けた後にパララックス調整を行なう必要がなかった。し
かし、ファインダのズーム倍率が高倍率となると、ファ
インダを構成する光学部品の加工精度や位置精度が、フ
ァインダを組立た場合に、理論パララックスに対して大
きな誤差となって影響するようになった。部品の加工精
度や位置精度を高くしてファインダ組立時に生じる誤差
をなくそうとすると、部品の加工コストが増大してしま
ってカメラのコストを上昇させてしまう。そこで、組立
後にパララックスの調整を行なうことが必要とされるよ
うになった。
【0007】パララックスの調整を行なおうとする場
合、例えばアルバダ式ファインダのようなものでは視野
枠やレンズを移動させてパララックス調整を行なってい
る。しかし、実像式ファインダでは密閉構造となってい
るため、視野枠やプリズムなどを移動させることができ
ず、また対物側光学系のレンズは変倍駆動されるためパ
ララックス調整のために移動させることができない。こ
のため、実像式ファインダでは、パララックス調整が困
難であった。
【0008】そこで、この発明は、普及型カメラのズー
ム倍率の高倍率化に対処できるように、パララックスの
調整を行なえるようにした実像式ファインダのパララッ
クス調整機構を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの技術的手段として、この発明に係る実像式ファイン
ダのパララックス調整機構は、対物側光学系と正立光学
系と接眼側光学系とを有する実像式ファインダにおい
て、前記対物側光学系を収容する対物系保持筐体と、少
なくとも前記正立光学系を収容し、支持軸部を有し、該
支持軸部を中心として上記対物系保持筐体に揺動自在に
支持される正立系保持筐体とからなり、上記支持軸部を
上記対物側光学系の光軸から適宜な距離を隔てた位置に
形成し、上記正立系保持筐体の上記支持軸部を中心とす
る揺動による正立光学系の入射側光軸の該支持軸を中心
とした揺動によってパララックスの調整を行なうことを
特徴としている。
【0010】また、実像式ファインダとしては変倍機能
を備えていないものであっても、変倍機能を備えたもの
であっても構わない。
【0011】さらに、構造を簡単にするため、前記接眼
側光学系を前記正立系保持筐体に収容させたことを特徴
としている。
【0012】また、前記接眼側光学系を前記正立系保持
筐体に収容させた場合には、該正立系保持筐体の揺動に
よって接眼側光学系の光軸も揺動してしまうが、この接
眼側光学系の光軸の揺動がパララックスの調整に影響を
及ぼさないようにするため、前記正立光学系の前記支持
軸部と前記接眼光学系の光軸との距離が、前記対物光学
系の光軸と上記支持軸部との距離に比べて適宜に短いこ
とを特徴としている。
【0013】
【作用】前記支持軸部を中心として前記正立系保持筐体
を揺動させると、正立光学系の光軸が該支持軸部を中心
として揺動することになる。この揺動途中で所定の被写
体距離において撮影レンズの視野とファインダの視野と
が一致するようにする。その状態で、正立系保持筐体を
対物系保持筐体に固定すれば、所望の状態にパララック
スの調整を行なうことができる。
【0014】しかも、前記支持軸部と正立光学系の入射
側光軸との距離が大きければ、正立系保持筐体を揺動さ
せた場合、該入射側光軸の揺動はほぼ直線的に移動させ
ることができる。したがって、上記入射側光軸を一方向
に移動させて調整する場合と同様な結果となる。
【0015】また、前記接眼側光学系を前記正立系保持
筐体に収容させた場合には、該正立系保持筐体を揺動さ
せると接眼側光学系の光軸も揺動してしまう。この光軸
と正立系保持筐体の揺動中心軸を近接させて、該揺動中
心軸と正立光学系の入射側光軸との距離よりも短くして
おけば、接眼側光学系の光軸の移動量が僅かとなって無
視できる。
【0016】
【実施例】以下、図示した実施例に基づいて、この発明
に係る実像式ファインダのパララックス調整機構を具体
的に説明する。
【0017】図1はこのパララックス調整機構を備えた
実像式ファインダの概略の分解斜視図である。対物側光
学系は第1ホルダ1に保持された第1対物レンズ2と、
第2ホルダ3に保持された第2対物レンズ4とが対物系
保持筐体である対物系ハウジング5に収容されて構成さ
れている。第1ホルダ1と第2ホルダ3の一側部には光
軸に沿った方向の支持孔部1a、3aが形成され、対物系ハ
ウジング5内に光軸と平行に支持されたガイドロッド6
に上記支持孔部1a、3aが遊挿して、これら第1ホルダ1
と第2ホルダ3とが支持されている。また、第1ホルダ
1と第2ホルダ3の他側部には外方に突起してガイドピ
ン1b、3bが突設され、該ガイドピン1b、3bが対物系ハウ
ジング5の内側面に形成されたガイド溝(図示せず)に
遊嵌している。このため、これら第1ホルダ1と第2ホ
ルダ3とは対物系ハウジング5内をガイドロッド6に案
内されて光軸方向に進退自在となっている。また、第1
ホルダ1と第2ホルダ3の上記支持孔部1a、3aの下位に
は下方に指向して突起した駆動ピン部1c、3cがそれぞれ
突設されている。
【0018】前記対物系ハウジング5は、自動合焦装置
の投光手段8と受光手段9(図2示)とが保持されるオ
ートフォーカスセンサケーシング(以下、「AFケーシ
ング」と略記する。)7の一部に形成されている。上記
投光手段8を収容する投光部ホルダ8aと上記受光手段9
を収容する受光部ホルダ9aが、該AFケーシング7の両
端部にそれぞれ形成され、投光部ホルダ8aに隣接して対
物系ハウジング5が形成されている。また、受光部ホル
ダ9aに隣接した部分には、ストロボ撮影の際の赤目防止
用閃光管10a (図2示)が保持される先行閃光管保持部
10が形成されている。
【0019】AFケーシング7の下部には、カム板11が
光軸とほぼ直交する方向に沿って摺動自在に支持されて
配設されている。このカム板11の前側縁にはラック部11
a が形成され、図示しない鏡胴駆動モータによって駆動
されるピニオンと噛合して、該ピニオンの回転によって
摺動するようにしてある。このカム板11の前記対物系ハ
ウジング5の下方に位置する部分には、ファインダ用カ
ム溝11b、11cが形成されており、前記第1ホルダ1と第
2ホルダ3のそれぞれに突設された前記駆動ピン部1c、
3cがそれぞれこれらのファインダ用カム溝11b、11cに遊
挿されている。そして、上記ファインダ用カム溝11b、1
1cは、カム板11の摺動によって、該ファインダ用カム溝
11b、11cに案内されて移動する第1ホルダ1と第2ホル
ダ3とに保持された第1対物レンズ2と第2対物レンズ
4が、所定の光学的関係を保持して光軸方向に進退して
変倍する形状に形成されている。なお、このカム板11と
AFケーシング7との間には線バネからなる押圧バネ11
f が設けられて、駆動ピン部1c、3cをファインダ用カム
溝11b、11cの一方の内側面に押圧している。
【0020】そして、前記AFケーシング7の背面であ
って、前記対物レンズ2、4の光軸からほぼ水平方向に
適宜距離を隔てた位置に支持孔5aが形成されている。ま
た、この支持孔5aと対物系ハウジング5の中間部には前
方に向って円柱形に窪んで形成された位置決め孔部7aが
形成されており、この位置決め孔部7aの底面には透孔が
形成されて固定ネジ12が挿通されるようにしてある。な
お、該固定ネジ12にはバネ座金12a が遊嵌される。ま
た、対物系ハウジング5の後部外側面には、固定ネジ13
と螺合するネジ孔5d(図3示)が下部側に形成されてい
る取付部5bが、側方に突出して形成されている。なお、
この固定ネジ13にはバネ座金13a が遊嵌される。この取
付部5bの上部側には、図3に示すように、後述する治具
の先端ピンを遊嵌する調整支持孔5cが形成されている。
【0021】正立光学系は2つのプリズム21、22とで構
成されており、第1プリズム21の入射面21a が前記対物
光学系の第2対物レンズ4の後方に位置し、該第1プリ
ズム21の2つの反射面によって対物光学系で形成された
被写体像が対物光学系の光軸とほぼ垂直な方向に沿った
方向に反射されて、第1プリズム21の射出面21b から射
出する。第1プリズム21の射出面21b には第2プリズム
22の入射面22a が対向しており、第1プリズム21で反射
された被写体像は第2プリズム22の入射面22aから入射
する。第2プリズム22に入射した被写体像は、該第2プ
リズム22の2つの反射面によって反射されて、射出面22
b から対物光学系の光軸とほぼ平行な方向に射出する。
【0022】前記第1プリズム21の射出面21b には視野
枠板23が設けられており、該視野枠板23によってファイ
ンダの視野が限定される。なお、この実施例では、35mm
判のフィルムを、24mm×36mmのフルサイズで露光を付与
する標準サイズ撮影と、約16mm×36mmの横長な画面サイ
ズで露光を付与するパノラマサイズ撮影とを選択して行
なうことができるカメラに具備されているファインダを
示しており、上記第1プリズム21の射出面21b と前記第
2プリズム22の入射面22a との間には一対の視野枠マス
ク板24が揺動自在に支持されており、該視野枠マスク板
24がこの揺動によって、視野枠板23の両側の端縁部に重
畳してファインダ視野をパノラマサイズに制限し、該端
縁部を開放してファインダ視野を標準サイズとするよう
にしてある。
【0023】前記プリズム21、22などの正立光学系は、
これらプリズム21、22の上部を保持する正立系保持筐体
としてのプリズムホルダ26に保持されている。このプリ
ズムホルダ26は、図1に示すように、第1プリズム21を
保持する第1プリズム保持部26a と第2プリズム22を保
持する第2プリズム保持部26b とが一体成形されてい
る。第1プリズム保持部26a の前側外側面には、対物系
ハウジング5の前記取付部5bと重畳する取付ブラケット
27が突設されている。この取付ブラケット27には、取付
部5bの前記調整支持孔5cと重畳する位置に該調整支持孔
5cよりも適宜に大径の調整孔27a が形成され、前記ネジ
孔5dと重畳する位置には該ネジ孔5dに螺合する前記固定
ネジ13が挿通する透孔27b が形成されている。
【0024】第2プリズム保持部26b の前方には壁部28
が配設されており、この壁部28の一部に前記AFケーシ
ング7に形成された位置決め孔部7aに遊嵌される位置決
めピン部28a が突設されており、該位置決めピン部28a
の先端面に前記固定ネジ12に螺合するネジ孔が穿設され
ている。そして、上記壁部28の適宜部から側方に張出し
てフランジ部29が形成されており、このフランジ部29に
AFケーシング7に形成された支持孔5aに遊挿される支
持軸部を構成する支持ピン29a が突設されている。した
がって、プリズムホルダ26はこの支持ピン29a と支持孔
5aとにより揺動自在に支持される。なお、本実施例で
は、AFケーシング7に支持孔5aを形成し、プリズムホ
ルダ26のフランジ部29に支持ピン29a を形成した構造と
したが、AFケーシング7に支持ピンを形成し、フラン
ジ部29に該支持ピンに遊嵌する支持孔を形成した構造で
あっても構わない。
【0025】プリズムホルダ26に保持されたプリズム2
1、22の下側にはプリズムカバー31が被せられて、これ
らプリズム21、22の下部が覆われて、上部を保持するプ
リズムホルダ26とともに正立光学系をほぼ密閉するよう
にしてある。このプリズムカバーの中央部の両側には前
記視野枠マスク板24の軸部の下側を支持する支持孔31a
が形成されており、他方前記プリズムホルダ26の適宜位
置には該視野枠マスク板24の軸部の上側を支持する図示
しない支持孔が形成されている。
【0026】この実施例では接眼側光学系を構成する接
眼レンズ36を前記プリズムホルダ26に保持させている構
造を示してある。すなわち、プリズムホルダ26の前記第
2プリズム22の射出面22b が臨んだ部分に、接眼レンズ
36を保持する接眼系保持筐体として接眼レンズホルダ部
37が該プリズムホルダ26と一体に形成されている。この
接眼レンズホルダ部37内の側部には接眼レンズ36の光軸
方向に沿ったガイドロッド38が設けられ、このガイドロ
ッド38に接眼レンズ36を保持したレンズ枠39の一部が遊
嵌されて、接眼レンズ36がガイドロッド38に案内されて
光軸方向に進退するようにしてある。また、接眼レンズ
ホルダ部37の外側には視度調整ダイヤル40が回動自在に
支持されており、この視度調整ダイヤル40の内側面には
回動軸から偏心した位置を中心とした円弧状のカム溝40
a が形成されている。そして、上記レンズ枠39の一部か
ら外側に指向して入力ピン39a が突設され、この入力ピ
ン39a が上記カム溝40a に遊挿されている。したがっ
て、視度調整ダイヤル40を回動させるとカム溝40a が偏
心して旋回し、このカム溝40a に遊挿された入力ピン39
a を有するレンズ枠39はガイドロッド38に案内されて接
眼レンズ36の光軸方向に沿って進退して接眼レンズ36を
光軸方向に進退させる。なお、ガイドロッド38には圧縮
コイルバネからなる押えバネ38a が遊嵌されており、こ
の押えバネ38aの復元力がレンズ枠39、即ち接眼レンズ3
6を後退させるよう付勢されている。また、接眼レンズ3
6を接眼レンズホルダ37に保持させた状態で、後方から
保持板41を止着してガイドロッド38を支持する。
【0027】また、図1において符号46は調整治具であ
り、先端部には、前記対物系ハウジング5の取付部5bに
形成された調整支持孔5cに遊挿される先端ピン46a と、
該先端ピン46a の基端部に連続し、前記取付ブラケット
27に形成された調整孔27a に遊挿される調整胴部46b と
が形成されている。そして、上記先端ピン46a が調整胴
部46b の中心から偏倚した位置に突設されている。
【0028】前記AFケーシング7と該AFケーシング
7に固定されたプリズムホルダ26、プリズムカバー31な
どからなるファインダユニットは、図4に示すように、
カメラ本体50の上部に取り付けられる。そして、このフ
ァインダユニットの上方に、図2および図4に示すよう
に、カメラの自動露出や自動合焦などを制御する制御回
路が組込まれたプリント基板51が配設されている。さら
に、このプリント基板51の上方には、図4に示すように
液晶表示部52や各種スイッチ53が配設されている。そし
て、ファインダユニットやプリント基板51などが取り付
けられたカメラ本体50が、前カバー56と後カバー57に収
容されてカメラ外観が完成する。なお、後カバー57の一
部は後方に適宜に突出してファインダ接眼部57a が形成
されており、該ファインダ接眼部57a にファインダの接
眼レンズホルダ部37が位置するようにしてある。ファイ
ンダ接眼部57a の後部には開口57b が形成されており、
この開口57b からファインダを覗くことになる。また、
前記視度調整ダイヤル40の後端部は、このファインダ接
眼部57a の側部で上記開口57b の縁部に位置し、後方か
ら指の腹部を該視度調整ダイヤル40に当ててこれを回動
させることができるようにしてある。
【0029】以上により構成したこの発明に係る実像式
ファインダのパララックス調整機構の実施例について、
以下にその作用を説明する。
【0030】前記AFケーシング7の前記投光部ホルダ
8aに投光手段8を、前記受光部ホルダ9aに受光手段9
を、前記先行閃光管保持部10に赤目防止用閃光管10a を
それぞれ組み込み、前記対物系ハウジング5に前記第1
対物レンズ2を保持した第1ホルダ1と前記第2対物レ
ンズ4を保持した第2ホルダ3とを組み込み、さらに前
記カム板11を組み付ける。他方、前記プリズムホルダ26
に第1プリズム21と第2プリズム22、視野枠板23、視野
枠マスク板24、接眼レンズ36、視度調整ダイヤル40など
を組み込んで、該プリズムホルダ26の下部に前記プリズ
ムカバー31を被せて正立光学系をほぼ密閉にする。
【0031】そして、プリズムホルダ26の前記支持ピン
29a をAFケーシング7の支持孔5aに、前記位置決めピ
ン部28a を前記位置決め孔部7aにそれぞれ遊挿し、前記
取付ブラケット27を前記取付部5bに重畳させて、前記固
定ネジ12、13によってプリズムホルダ26をAFケーシン
グ7の後部に仮止めする。この状態で、前記取付部5bの
前記調整支持孔5cは、前記取付ブラケット27に形成され
た前記調整孔27a の内側に位置している。
【0032】このプリズムホルダ26をAFケーシング7
に仮止めしたファインダユニットをカメラ本体50の上部
に固定し、前記プリント基板51に所定の配線を行なって
該プリント基板51その他をファインダユニットの上方に
固定してカメラを駆動できる状態にして、パララックス
調整を行なう。前記取付ブラケット27の調整孔27a から
前記調整治具46を挿入し、該調整治具46の先端ピン46a
を前記取付部5bの調整支持孔5cに遊挿する。この状態で
該調整治具46の調整胴部46b が取付ブラケット27の調整
孔27a に遊挿する。そして、カメラ本体50を所定の位置
にあるテストチャートなどに向けて、図示しない撮影レ
ンズで該テストチャートを捕捉する。この状態で上記調
整治具46を回動させると、該調整治具46は先端ピン46a
を中心として回動する。この回動によって該先端ピン46
a が偏倚した位置に突設している調整胴部46b は、この
先端ピン46a を中心として旋回する。このため、この調
整胴部46b が調整孔27a に遊挿されているプリズムホル
ダ26は、支持ピン29a を中心として揺動することにな
る。この揺動の中心となる支持ピン29a と第1プリズム
21の入射側の光軸との距離は、プリズムホルダ26の揺動
距離に比べて大きいから、この入射側の光軸はこの揺動
によって垂直方向にほぼ直線運動をするとみなすことが
できる。そして、前記所定のテストチャートをファイン
ダで捕捉して、このプリズムホルダ26の揺動によって該
テストチャートの所定の部分が視野枠の中に治まるよう
に調整すれば、パララックスを所定の許容範囲内に治め
ることができる。
【0033】調整が終了したならば、前記固定ネジ12、
13を締め付けてプリズムホルダ26をAFケーシング7に
固定する。そして、前カバー56と後カバー57をカメラ本
体50に被せれば完成する。
【0034】また、この実施例に係るファインダでは前
記視度調整ダイヤル40の後端部がカメラの後カバー57か
ら露呈しているので、この視度調整ダイヤル40を指の腹
部などで回動させて視度の調整を行なうことができる。
すなわち、この視度調整ダイヤル40を回動させることに
より接眼レンズ36が進退するので、被写体の像が明瞭と
なるまで接眼レンズ36を進退させれば、撮影者の視度に
応じた状態とすることができる。
【0035】ファインダの前記視野枠板23の付近にゴミ
などが侵入してしまった場合には、プリント基板51を装
着した状態でファインダユニットをカメラ本体50から外
し、前記プリズムカバー31をプリズムホルダ26から外せ
ば、視野枠板23を露呈させることができるので、侵入し
たゴミを除去すればよい。
【0036】本実施例では、接眼レンズ36をプリズムホ
ルダ26と一体に形成した接眼レンズホルダ部37に保持さ
せた構造について説明したが、該接眼レンズホルダ部37
をプリズムホルダ26と別体に構成し、プリズムホルダ26
の所定位置に着脱自在とした構造としても構わない。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係る実
像式ファインダのパララックス調整機構によれば、対物
系保持筐体に対して正立系保持筐体を揺動自在に支持さ
せ、正立光学系の入射側光軸を対物光学系の光軸に対し
て移動させてパララックスの調整を行なうようにしたか
ら、簡単な構造で容易に調整を行なうことができる。
【0038】しかも、重量のある正立光学系を垂直方向
と水平方向の二方向に移動させて行なう場合に比べて調
整作業が容易であり、確実な作業を行なうことができ
る。したがって、実像式ファインダのように視野枠やレ
ンズを移動させて調整を行なうことができない場合に適
した調整機構とすることができる。特に、変倍機能を備
えた実像式ファインダに適したパララックス調整機構と
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る実像式ファインダのパララック
ス調整機構の構造を説明する概略の分解斜視図である。
【図2】この実像式ファインダのパララックス調整機構
を説明するための図で、実像式ファインダの一部を省略
した概略の平面図である。
【図3】図2におけるA−A線に沿って切断した概略の
断面図で、一部を切断して示してある。
【図4】このパララックス調整機構による実像式ファイ
ンダを備えたカメラの上部の概略側面図で、一部を省略
した断面図である。
【図5】正立光学系の保持状態を説明する概略の正面図
で、一部を省略した断面図である。
【符号の説明】
1 第1ホルダ 2 第1対物レンズ 3 第2ホルダ 4 第2対物レンズ 5 対物系ハウジング(対物系保持筐体) 5a 支持孔 5b 取付部 5c 調整支持孔 5d ネジ孔 7 オートフォーカスセンサケーシング(AFケーシン
グ) 7a 位置決め孔部 11 カム板 11b、11c ファインダ用カム溝 11f 押圧バネ 12 固定ネジ 12a バネ座金 13 固定ネジ 13a バネ座金 21 第1プリズム(正立光学系) 22 第2プリズム(正立光学系) 23 視野枠板 26 プリズムホルダ(正立系保持筐体) 27 取付ブラケット 27a 調整孔 27b 透孔 28a 位置決めピン部 29 フランジ部 29a 支持ピン(支持軸部) 31 プリズムカバー 36 接眼レンズ(接眼側光学系) 37 接眼レンズホルダ(接眼系保持筐体) 46 調整治具 46a 先端ピン 46b 調整胴部 50 カメラ本体 56 前カバー 57 後カバー

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対物側光学系と正立光学系と接眼側光学
    系とを有する実像式ファインダにおいて、 前記対物側光学系を収容する対物系保持筐体と、 少なくとも前記正立光学系を収容し、支持軸部を有し、
    該支持軸部を中心として上記対物系保持筐体に揺動自在
    に支持される正立系保持筐体とからなり、 上記支持軸部を上記対物側光学系の光軸から適宜な距離
    を隔てた位置に形成し、 上記正立系保持筐体の上記支持軸部を中心とする揺動に
    よる正立光学系の入射側光軸の該支持軸を中心とした揺
    動によってパララックスの調整を行なうことを特徴とす
    る実像式ファインダのパララックス調整機構。
  2. 【請求項2】 前記対物側光学系が、カメラの撮影レン
    ズのズーム駆動に連動して、該対物側光学系を構成する
    レンズが光軸方向に進退することにより変倍するズーム
    機能を具備した実像式ファインダであることを特徴とす
    る請求項1に記載の実像式ファインダのパララックス調
    整機構。
  3. 【請求項3】 前記接眼側光学系を前記正立系保持筐体
    に収容させたことを特徴とする請求項1または2のいず
    れかに記載の実像式ファインダのパララックス調整機
    構。
  4. 【請求項4】 前記正立光学系の前記支持軸部と前記接
    眼光学系の光軸との距離が、前記対物光学系の光軸と上
    記支持軸部との距離に比べて適宜に短いことを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれかに記載の実像式ファインダの
    パララックス調整機構。
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