JP3671758B2 - カメラのピント調整装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、カメラのファインダ光学ユニット又は撮影レンズ光学ユニットを組み立てる際に、該光学ユニットのピント調整を容易に行うことができるカメラのピント調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
特開平9−197491号公報には、ハウジングに取り付けられたガイド棒にレンズを移動自在に支持させるとともに、レンズの側方に配置された円筒カムを回転させることにより、この円筒カムのカム面に係合されたレンズ枠を、カム面に沿って前後移動させて焦点距離を変更するファインダ光学系が開示されている。
【0003】
前記ファインダ光学系のピント調整構造は、前記円筒カムをハウジングに対して前後移動させるカム移動構造が適用されており、かかるピント調整構造によれば、円筒カムを前後移動させてレンズ全体を前後移動させることにより、レンズの光軸方向の位置を調整してピント調整を実施している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来のピント調整構造は、円筒カムを所定の方向に付勢する付勢部材、この付勢部材の付勢力に抗して円筒カムを前後移動させる移動部材等、多数の部品が必要になるので、組立に手間がかかるという欠点があった。
【0005】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、部品点数を増やすことなく容易に組み立てることができるカメラのピント調整装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記目的を達成するために、ハウジング、該ハウジングに設けられたガイド棒、該ガイド棒に案内されて移動されるレンズ、前記ハウジングに取り付けられた結像部を有するレンズ光学ユニットと、該レンズ光学ユニットが取り付けられるカメラ本体と、該カメラ本体に設けられるとともに前記レンズに係合され、駆動されることにより前記レンズを前記ガイド棒に案内させて移動させズーミングを行うカム部材とを有し、該カム部材に前記レンズを係合した状態で前記ハウジングをカメラ本体に対し移動させることにより前記レンズ光学ユニットのピントが調整されるとともに、ピント調整後のレンズ光学ユニットが前記カメラ本体に固定部材により固定され、前記レンズ光学ユニットの前記ガイド棒は、前記ハウジングに貫通されてその一端部及び他端部が前記カメラ本体に支持され、前記ハウジングが前記ガイド棒に案内されて移動されることを特徴とする。
【0007】
本発明によれば、レンズ光学ユニットをカメラ本体に取り付けて、レンズ光学ユニットのレンズをカメラ本体側のカム部材に係合させる。この状態で、レンズ光学ユニットのハウジングを移動させると、レンズが固定された状態でレンズ光学ユニットの結像部がレンズに対して位置調整される。よって、ハウジングを移動させるだけでピント調整を行うことができる。そして、ピント調整後、ハウジングをカメラ本体に固定する。したがって、本発明のピント調整装置は、部品点数を増やすことなく容易に組み立てることができる。
【0008】
また、本発明のピント調整装置を、ファインダ光学ユニット、又撮影レンズ光学ユニットに適用すると、ファインダ光学ユニット、撮影レンズ光学ユニットのピント調整装置の組み立てが容易になる。
【0009】
更に、本発明によれば、レンズ光学ユニットのガイド部材であるガイド棒をハウジングに貫通させて、ガイド棒の一端部及び他端部をカメラ本体に支持させ、このガイド棒にハウジングを移動自在に支持させた。したがって、ハウジングは、レンズのガイド部材であるガイド棒に案内されて移動するので、レンズの光軸方向に精度よく移動する。また、前記レンズのほか対物レンズ、接眼レンズ等複数のレンズがハウジングに取り付けられている場合には、各々のレンズの光軸が一致した状態でハウジングが移動するので、光学的な精度が向上する。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下添付図面に従って本発明に係るカメラのピント調整装置の好ましい実施の形態を詳述する。
【0011】
図1は、本実施の形態のカメラのピント調整装置が適用されたカメラ10の組立斜視図である。図1のカメラ10は、銀塩フイルムを使用するカメラ10であるが、本実施の形態のピント調整装置が適用されるカメラは、銀塩フイルム用カメラ10に限定されるものではなく、固体撮像素子で被写体を撮像するデジタルカメラにも適用することができる。
【0012】
カメラ10のカメラ本体12は、横長の箱体に形成され、その前面略中央部には、不図示のズームレンズ鏡胴を保持する固定筒14が設けられる。この固定筒14は、カメラ本体12と一体形成してもよく、また、別体に形成し、組立時にカメラ本体12に組み込むようにしてもよい。固定筒14の図1上左側部には、フイルムカートリッジの収納室16が形成され、固定筒14の図1上右側部には、フイルム巻取室17が形成される。
【0013】
また、固定筒14の上方には、ファインダ光学系等を保持した本実施の形態のレンズ光学ユニットに相当するファインダユニットのハウジング18が取り付けられている。このハウジング18の取付方法については後述する。ハウジング18の前面略中央部に形成された開口部には、ファインダ光学系の対物レンズ20が固定されており、対物レンズ20の後方でハウジング18の背面側に形成された開口部には、ファインダ光学系の接眼レンズ22が固定されている。また、対物レンズ20を挟んで両側部には、AF測距用窓24、26がハウジング18に成形され、AF測距用窓24には図2の如くAF受光部のレンズ25が取り付けられるとともに、AF測距用窓26にはAF投光部のレンズ27が取り付けられる。このAF投光部及びAF受光部によって被写体までの距離を測定する測距部が構成され、この測距部において、三角測量の原理に基づき被写体までの距離が求められ、その結果は、オートフォーカス制御に利用される。
【0014】
対物レンズ20と接眼レンズ22との間には、ファインダ光学系を構成する前群及び後群から成る2群の移動レンズ28、30、プリズム80、視野枠切替ユニット82、及び反射ミラー84がファインダ光軸の前方から後方にかけて順に配置される。これらの光学系部材28、30、80、82、84は、ハウジング18と蓋32との間に形成されるファインダ光学系収納部の所定の位置に収納配置される。
【0015】
かかるファインダ光学系にあっては、対物レンズ20から入射した光線は、移動レンズ28、30で集光されてプリズム80に入射され、このプリズム80で所定の方向に複数回反射されたのち、視野枠切替ユニット82の視野枠上(結像部)で被写体像が結像される。この被写体像は、反射ミラー84で反射されて正立像に変換され、接眼レンズ22を介して観察される。なお、符号85は、反射ミラー84をハウジング18に固定するための板ばね部材である。また、符号86は、視野枠切替え用レバーであり、このレバー86の表面に形成された斜行溝87に、視野枠切替ユニット82の駆動ピン88が嵌入される。そして、レバー86が不図示の切替えスイッチによって図上矢印方向に直線状にスライド移動されると、駆動ピン88が斜行溝87に沿って前後方向に移動され、これにより、視野枠切替ユニット82が駆動されて視野枠がコンベンション(C)、ハイビジョン(H)、又はパノラマ(P)サイズに切り替えられる。
【0016】
移動レンズ28、30は、レンズ保持枠34、36に各々保持される。これらのレンズ保持枠34、36は、ハウジング18に取り付けられるとともにファインダ光軸と平行に配設されたガイド棒38に前後移動自在に支持される。また、レンズ保持枠34、36の図2上左側部には、ガイドピン35、37が水平方向に突設され、このガイドピン35、37は、ハウジング18に装着されるカム板90に形成された直進溝91に摺動自在に嵌合される。
【0017】
また、前群の対物レンズ保持枠34の図2上右側部には、カムピン40が斜め下方に向けて突設され、また、後群の対物レンズ保持枠36にも、カムピン42が斜め下方に向けて突設されている。これらのカムピン40、42は、固定筒14に回動自在に嵌装されるファインダカム(カム部材)44の溝46、48に嵌合される。このファインダカム44は、その表面にカム溝46、48が形成された略瓦形状のカム板本体部50と、カム板本体部50と一体に形成されたリング状ギア52とから構成される。なお、レンズ保持枠34、36は、フック34A、36A間に掛けられた引張りばね92の付勢力によって互いに近づく方向に付勢されており、この付勢力によってカムピン40、42がカム溝46、48にガタなく嵌合されている。
【0018】
カム板本体部50の溝46、48は図3に示すように、直線溝46A、48Aと非線形形状のカム溝46B、48Bとから形成される。直線溝46A、48Aは、撮影レンズを保護するインナーバリア(図4、図5参照)54を開閉させる時に使用される溝であり、図3上で光軸方向と直交する方向に平行に形成されている。したがって、カムピン40、42が直線溝46A、48Aを通過する間において、カムピン40、42は光軸方向に前後移動しない。即ち、インナーバリア54を開閉させる間において、前群及び後群の対物レンズ保持枠34、36は光軸方向に移動しない。
【0019】
カム溝46B、48Bは、撮影倍率に対応した倍率の被写体像を接眼レンズ22から観察できるように対物レンズ保持枠34、36を光軸方向に前後移動させるための溝である。したがって、カムピン40、42がカム溝46B、48Bを通過する間において、前群及び後群の対物レンズ保持枠34、36はカム溝46B、48Bに沿って前後移動する。これにより、撮影倍率に対応した倍率の被写体像が接眼レンズ22から観察される。
【0020】
一方、ファインダカム44のギア52は、図4、図5の如くカメラ本体12に取り付けられた駆動ギア56に噛合される。駆動ギア56は、図示しないモータに減速機構を介して連結されている。したがって、前記モータを駆動させて駆動ギア56を正転/反転させると、駆動ギア56の回動力がファインダカム44に伝達されるので、ファインダカム44が固定筒14の外周面に沿って時計回り方向/反時計回り方向に回動する。これにより、インナーバリア54の開閉が行われるとともに、前群及び後群の対物レンズ保持枠34、36がカム溝46B、48Bに沿って光軸方向に前後移動され、ズーミングがなされる。
【0021】
このように構成されたカメラ本体12の前面には、図1の如く前カバー58が装着される。この前カバー58は、固定筒14と対向する部分62、及び対物レンズ20とAF測距用窓24、26に対向する部分60が開口されている。固定筒14に対向する開口部62は、不使用時にインナーバリア54によって閉じられる。なお、カバー58の図1上右上隅部には、二点鎖線で示すポップアップ式のストロボケース64を収容するための切欠部66が形成されている。また、図1上で符号70は、図4、図5上で二点鎖線で示すシャッターレリーズスイッチ72を配置するための開口部である。
【0022】
インナーバリア54の駆動機構は、ファインダカム44、駆動ギヤ56、及び駆動ギヤ56を駆動する図示しないモータ等から構成されている。即ち、インナーバリア54の駆動機構は、ファインダ光学系の対物レンズ保持枠34、36の駆動機構と兼用されている。
【0023】
インナーバリア54は、円筒状の固定筒14の前面を覆うように、且つ前カバー58の開口部62を閉じるように円板状に形成されている。このインナーバリア54の周縁には突片55が形成され、この突片55の開口部55Aにピン94が図1の如く装着される。ピン94は、カメラ本体12に突出形成された軸受部96に嵌入される。したがって、インナーバリア54は、ピン94を回動中心として図4に示した閉位置から図5に示した開位置の範囲で往復回動される。
【0024】
インナーバリア54の突片55には図1に示すように、ピン98が突設されている。また、軸受部96には、捩じりコイルばね100が挿入されており、この捩じりコイルばね100の一端100Aは図4、図5に示すように、突片55に係止され、他端100Bはカメラ本体12の前面に突設されたピン102に付勢された状態で係止されている。このように捩じりコイルばね100を取り付けると、捩じりコイルばね100の付勢力は、突片55を介してインナーバリア54に伝達される。これにより、インナーバリア54は、常に閉方向に付勢された状態でカメラ本体12に保持される。
【0025】
図4に示すインナーバリア54の閉時において、ピン98は、ファインダカム44の折曲片44Aに当接されている。この状態で、ファインダカム44を図4上反時計回り方向に回動させると、ピン98が折曲片44Aに押されることにより、インナーバリア54がピン94を支点として時計回り方向に回動していき、そして、ピン98が折曲片44Aを乗り上げた後、所定角度回動した時に、インナーバリア54が図5の開位置に位置する。これにより、図1に示した前カバー58の開口部62が完全に開放され、カメラ10が撮影可能状態になる。
【0026】
次に、カメラ本体12に対するファインダユニットのピント調整装置について説明する。このピント調整装置は、図6に示すように移動レンズ28、30を支持するガイド棒38によって、ファインダユニットのハウジング18を前後移動自在に支持させた構造が採られている。
【0027】
ガイド棒38は、その前端38Aがハウジング18の前面に形成された貫通孔(図2参照)18Aに挿通されて、固定筒14の前面に形成された凹形状の軸支持部104に係合されている。また、図6のガイド棒の後端部38Bは、ハウジング18の背面に形成された貫通孔18Bに挿通されて、カメラ本体12の背面に形成された凹形状の軸支持部106に係合されている。
【0028】
一方、ハウジング18には、図2に示す固定用ねじ108を挿入するための3個の通し孔110が所定の位置に形成されている。これらの通し孔110は、ねじ108の径よりも大きな径で形成されるとともに、ハウジング18がカメラ本体12に装着された時に、カメラ本体12の上面に形成されたねじ孔112と対向する位置に形成されている。したがって、ハウジング18は、ねじ108を通し孔110を介してねじ孔112に螺入することによりカメラ本体12に固定される。また、ハウジング18は、ねじ108を緩めると、ねじ108と通し孔110との隙間の分だけ、ガイド棒38に沿って前後に移動され、これによって、カメラ本体12に対するハウジング18の取り付け位置が調整される。
【0029】
次に、ファインダユニットによるピント調整方法について説明する。
【0030】
まず、ファインダユニットのハウジング18をカメラ本体12に取り付けて、移動レンズ28、30のカムピン40、42を、ファインダカム44の溝46、48にそれぞれ係合させる。この状態で、ハウジング18をねじ108を用いてカメラ本体12に緩く仮止めする。
【0031】
次に、ハウジング18をねじ108と通し孔110との隙間を利用してガイド棒38に沿って前後に移動させる。これにより、移動レンズ28、30がファインダカム44に固定された状態で、ハウジング18が移動されるので、レンズ光学ユニットの結像部である視野枠切替ユニット82の視野枠の位置が移動レンズ28、30に対して位置調整され、これによってピント調整がなされる。よって、本実施の形態のピント調整装置によれば、ハウジング18を前後移動させるだけでピント調整を行うことができる。そして、ピント調整後、その位置でねじ108を締め込んでハウジング18をカメラ本体12に確実に固定する。
【0032】
よって、本実施の形態のピント調整装置にあっては、部品点数は全く増えず、容易に組み立てることができる。また、ファインダカム44を回動させることなくピント調整を行うことができるので、ファインダカム44のような板カムにでも本実施の形態のピント調整装置を適用することができる。
【0033】
更に、本実施の形態のピント調整装置では、移動レンズ28、30のガイド棒38でハウジング18を前後移動自在に支持したので、ハウジング18を移動レンズ28、30の光軸方向に精度よく前後移動させることができる。また、移動レンズ28、30、対物レンズ20、接眼レンズ22、及びプリズム80の光軸が一致した状態でハウジング18が前後移動するので、光学的な精度が向上する。
【0034】
なお、本実施の形態では、ガイド棒38でハウジング18を前後移動自在に支持させたが、これに限定されるものではなく、例えば、ハウジング18に専用のガイド部材を形成するとともに、このガイド部材をファインダ光軸方向に移動自在に案内するガイド部材をカメラ本体に形成し、双方のガイド部材の作用によってハウジング18を前後移動自在に支持させてもよい。
【0035】
図7は、本発明のレンズ光学ユニットのピント調整装置が撮影レンズのズームレンズ装置120に適用された例を示す断面図である。
【0036】
ズームレンズ装置120の鏡胴122には、図7上一点鎖線で示す撮影光軸と平行にガイド棒124が配置され、このガイド棒124に移動レンズ126、128のレンズ枠体130、130が前後移動自在に支持されている。また、レンズ枠体130、130には、カムピン134、136が突設されており、このカムピン134は、鏡胴122のスリット123を介してサイドカム軸(カム部材)138のカム面140に、そして、カムピン134もスリット123を介してサイドカム軸138のカム面142にそれぞれ係合されている。したがって、サイドカム軸138が回転駆動されると、移動レンズ126、128はカム面140、142に沿って前後移動され、これにより、ズーミングが行われる。そして、ズームレンズ装置120で撮影された被写体像は、鏡胴122の後端部144に固定された固体撮像素子146の受光面(結像部)148に結像される。
【0037】
ガイド棒124は、図示の如く、レンズ鏡胴122に貫通配置され、前端124Aがカメラ本体150に取り付けられ、そして、後端124Bは、鏡胴122の後端部144に形成された貫通孔145を介してカメラ本体150に取り付けられている。このガイド棒124に鏡胴122が前後移動自在に支持されており、したがって、ピント調整を行う際には、鏡胴122のみを前後移動させる。
【0038】
これにより、移動レンズ126、128がサイドカム軸138に固定された状態で、鏡胴122が移動されるので、移動レンズ装置120の結像部である固体撮像素子146の結像面148の位置が移動レンズ126、128に対して位置調整され、ピント調整がなされる。
【0039】
よって、図7のピント調整装置によれば、鏡胴122を前後移動させるだけでピント調整を行うことができる。そして、ピント調整後、鏡胴122の前端部及び後端部に形成されたフランジ152、152をビス154等によってカメラ本体150に固定して、鏡胴122をカメラ本体12に確実に固定する。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係るカメラのピント調整装置によれば、レンズ光学ユニットをカメラ本体に取り付け、レンズ光学ユニットのレンズをカメラ本体側のカム部材に係合させた状態で、レンズ光学ユニットのハウジングを移動させるだけでピント調整を行うことができるので、容易に組み立てることができ、且つ、レンズのカム部材を移動させることなくピント調整を行うことができる。
【0041】
また、本発明によれば、レンズ光学ユニットのガイド部材であるガイド棒の前端部及び後端部をカメラ本体に支持し、このガイド棒によってハウジングを移動自在に支持したので、ハウジングをレンズの光軸方向に精度よく移動させることができ、よって、光学的な精度を上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態のピント調整装置が適用されたカメラの組立斜視図
【図2】図1のカメラに適用されたファインダユニットの組立斜視図
【図3】図1のカメラに適用されたファインダカムの展開図
【図4】インナーバリアが閉状態のカメラの正面図
【図5】インナーバリアが開状態のカメラの正面図
【図6】ファインダユニットのピント調整装置の断面図
【図7】本実施の形態のピント調整装置が撮影レンズ光学系に適用された例を示す図
【符号の説明】
10…カメラ、12…カメラ本体、14…固定筒、18…ハウジング、20…対物レンズ、22…接眼レンズ、28、30、126、128…移動レンズ、38、124…ガイド棒、82…視野枠切替ユニット、120…ズームレンズ装置、122…鏡胴、148…固体撮像素子の結像面
Claims (2)
- ハウジング、該ハウジングに設けられたガイド棒、該ガイド棒に案内されて移動されるレンズ、前記ハウジングに取り付けられた結像部を有するレンズ光学ユニットと、
該レンズ光学ユニットが取り付けられるカメラ本体と、
該カメラ本体に設けられるとともに前記レンズに係合され、駆動されることにより前記レンズを前記ガイド棒に案内させて移動させズーミングを行うカム部材とを有し、
該カム部材に前記レンズを係合した状態で前記ハウジングをカメラ本体に対し移動させることにより前記レンズ光学ユニットのピントが調整されるとともに、ピント調整後のレンズ光学ユニットが前記カメラ本体に固定部材により固定され、
前記レンズ光学ユニットの前記ガイド棒は、前記ハウジングに貫通されてその一端部及び他端部が前記カメラ本体に支持され、前記ハウジングが前記ガイド棒に案内されて移動されることを特徴とするカメラのピント調整装置。 - 前記レンズ光学ユニットは、ファインダ光学ユニット、又は撮影レンズ光学ユニットであることを特徴とする請求項1記載のカメラのピント調整装置。
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