JP2002182272A - 双眼観察撮影装置 - Google Patents

双眼観察撮影装置

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JP2002182272A
JP2002182272A JP2000380710A JP2000380710A JP2002182272A JP 2002182272 A JP2002182272 A JP 2002182272A JP 2000380710 A JP2000380710 A JP 2000380710A JP 2000380710 A JP2000380710 A JP 2000380710A JP 2002182272 A JP2002182272 A JP 2002182272A
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optical system
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 双眼観察撮影装置において、高品位な像観察
や撮影範囲の特定が難しい。 【解決手段】 双眼観察を可能とする双眼光学系2L,
2Rと、この双眼光学系とは別に設けられた撮影光学系
3を通して撮影を行う撮影系とを、この撮影系による撮
影範囲を双眼光学系による観察視野内にて観察可能と
し、かつ撮影範囲が観察視野に対応した大きさとなるよ
うに設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、双眼観察と撮影と
を行うことができる双眼観察撮影装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、カメラ機能を有する双眼鏡として
様々な構成が提案されている。
【0003】 特開平7−151978号公報には、
双眼鏡および双眼鏡付きカメラが提案されており、具体
的には、粘着テープを有する双眼鏡に使い捨てカメラが
着脱可能となる様にしたものや、係止片を有する使い捨
てカメラに双眼鏡が着脱可能となる様にしたものが提案
されている。
【0004】 特開平8−278557号公報には、
双眼鏡を内蔵したレンズ付きフィルムが提案されてお
り、具体的には、レンズ付きフィルムに双眼鏡を内設し
たものが提案されている。
【0005】 特開平7−49456号公報には、電
子画像を得るための撮影光学系を、観察のための双眼鏡
の対物光学系と兼用し、電子画像を得る場合と観察を行
う場合とで光路を切り換えるための可動ミラーを観察光
学系中に設けた構成が記載されている。また、電子画像
を利用する時には、画像表示モニターを接眼レンズの観
察面に移動する構成も提案されている。
【0006】 特開平11−64740号公報には、
デジタルカメラ付き双眼鏡が提案されており、具体的に
は、電子画像を得るための撮影光学系として観察を行う
ための双眼対物光学系のうち一方を兼用し、電子画像を
観察光学系中に設けたビームスプリッターにより分割さ
れた光束により得られるようにしている。なお、ビーム
スプリッターによる観察系の光量低下による左右の観察
系のアンバランスに対しては、観察系の反対側の光学系
中にNDフィルターを設けて左右の均等化を図ることな
ども併せて提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記各
公報にて提案の双眼鏡には、以下のような問題がある。
【0008】(1)特開平7−151978号公報にて
提案の双眼鏡および双眼鏡付きカメラや、特開平8−2
78557号公報にて提案の双眼鏡内蔵レンズ付きフィ
ルムは、簡易的な観察と簡易的な撮影像を得るなどの目
的に対して使用され、それに加えて主に携行性を良好に
することを重視したものである。このため、本来の双眼
鏡の使用目的である高品位な観察像を楽しむとか、細部
を十分に観察しながらそれに見合った品位の撮影像を得
るためのものとしては限界がある。
【0009】そして、これらの公報に示されているカメ
ラは「使い捨てカメラ」或いは「レンズ付きフィルム」
であり、通常この種のカメラには撮影のための簡易的な
ファインダーは具備されているが、フォーカスや露出の
ための調節機能が省かれている。
【0010】この理由として、「使い捨てカメラ」或い
は「レンズ付きフィルム」では、コストを下げるために
使用目的を限定し、機能もそれに合わせて少なく設定し
ているためであり、例えば、レンズの焦点距離は標準レ
ンズの画角前後であっても、多くは準広角に設定されて
おり、日中の一般撮影或いは簡易ストロボによる撮影を
主目的としている。このように使用目的を限定すること
で、この種のカメラの撮影光学系はレンズ枚数も少なく
済み、口径比も暗く設定していることから、必然的に焦
点深度が比較的大きくなってフォーカス調節の必要もな
く、上記使用目的に合わせた撮影が可能となる。
【0011】一方,この簡易カメラ+双眼鏡の装置にお
いて、常識的に判断すれば、双眼鏡の観察視野は撮影範
囲よりもかなり狭く、双眼鏡による観察視野によって撮
影時の撮影領域を特定することは困難である。
【0012】しかし、撮影時はもともとカメラ部に備わ
っている簡易ファインダーを使えば良いので、例えば特
開平7−151978号公報の図11等に見られるよう
に、カメラ光軸に対して双眼鏡の観察光軸が明らかに下
向きに傾いているような状況であっても不都合は生じな
い。
【0013】ところが、双眼鏡により高品位な観察像を
観察しながらこれに対応する超望遠の撮影像を得ようと
した場合に、次のような問題がある。
【0014】 目的とする撮影範囲(画角)が狭いた
めに十分に狙いをつけることができない。例えば、比較
的倍率の低い8倍程度のプリズム双眼鏡であっても実視
界は6°程度あり、6°の対角線画角を有する35mm
版カメラの焦点距離は400mm以上となってしまい、
このような超望遠撮影時には撮影範囲の特定ができるよ
うなしっかりしたファインダーが不可欠である。
【0015】 また、このような超望遠撮影時に伴う
特有の現象として、被写体像の被写界深度が極端に浅く
なることが上げられるが、これに対応するために欠かせ
ないピント調整が行えない(必要がない)ために、これ
に対応することができない。
【0016】 さらに、これら公報にて提案のもので
は、カメラ部と双眼鏡部が2段構成となっており、全体
のコンパクト化には不向きである。
【0017】(2)特開平7−49456号公報にて提
案の双眼鏡や特開平11−64740号公報にて提案の
デジタルカメラ付き双眼鏡では、どちらも双眼鏡の光学
系とカメラの光学系とを共用している。このために、次
のような根本的な問題が生ずる。
【0018】 撮影中はCCDに導光するためのミラ
ーが光路に進入するため、観察象を同時に見ることがで
きない(特開平7−49456号公報)。
【0019】 また、撮影中に観察像を見るために、
撮影像をモニターするLCDとバックライトが接眼レン
ズの観察面にそれぞれ設定されるが、LCDによるモニ
ター像の品位は観察光学系の比ではなく、かなり低画質
となってしまう。しかも、少なくともこれらの複数の部
品を光路内に進退させる機構が必要になり、コストアッ
プを招いたり、各部品を正しい位置にセットするための
高精度な機構が必要となったりする。
【0020】さらに、双眼鏡で観察中にすぐに撮影した
くても、これら複数の部品が移動するのに時間がかかっ
てしまい、要求を満たせない(特開平7−49456号
公報)。
【0021】 撮影のためのビームスプリッターが常
時、観察光路内に存在するために、観察光が暗くなって
しまう(特開平11−64740号公報)。
【0022】 撮影のためのビームスプリッターが常
時一方の観察光路内に存在するために、左右の観察光に
アンバランスが生じないように、前述したように一方の
光学系に光量を落とすための配慮が必要である(特開平
11−64740号公報)。
【0023】 撮影のためのビームスプリッターが常
時一方の観察光路内に存在するために、左右のピント位
置がずれないように配慮する必要がある(特開平11−
64740号公報)。
【0024】ここで、観察光学系と撮影光学系とを共有
する場合、大別して2つのケースが考えられる。
【0025】第1のケースは、ミラーの出し入れに代表
される時分割方式の場合であって、観察像と撮影像とを
同時に見ることができないという問題があり、これを解
決しようとして電子モニターを設置しても、いわゆる素
通しの観察像の品位には遠く及ばない。つまり、観察し
ながら撮影しようとした場合に、双眼鏡としての不便さ
が残る。
【0026】また、第2のケースは、1つの入射光に対
しビームスプリッター等により観察系と撮影系に光路を
分割する方式の場合であって、このケースでは観察と撮
影との同時性には問題ないが、観察系への光量低下が避
けられず、左右の光量のアンバランスが生じる。そし
て、この問題を解決しようとすれば、光路を分割しない
反対側の光学系も暗くするようにしてしまうか、光量が
アンバランスのまま使うかしかない。この第2のケース
では、双眼鏡としての観察像に常時不満が生じることに
なる。
【0027】そこで、本発明は、本来の双眼鏡の機能を
損なうことなく、観察中にいつでも撮影を行うことがで
き、しかも、観察像に対応した超望遠撮影像に対しても
その撮影範囲を観察中に決められ、さらに観察像に対応
した望遠撮影像であっても観察中のフォーカス調整をす
ることで撮影像にもピント合わせることができ、コンパ
クトな装置としてまとめることができるようにした双眼
観察撮影装置を提供することを目的としている。
【0028】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本願第1の発明の双眼観察撮影装置では、双眼観
察を可能とする双眼光学系と、この双眼光学系とは別に
設けられた撮影光学系を通して撮影を行う撮影系とを、
この撮影系による撮影範囲を双眼光学系による観察視野
内にて観察可能とし、かつ撮影範囲が観察視野に対応し
た大きさとなるように設けている。
【0029】すなわち、双眼光学系とは別の撮影光学系
を通して撮影を行うようにして、高品位な像観察を行え
るという双眼観察装置としての本来の機能を維持しつ
つ、像の観察を行いながらその像の撮影を行うことがで
きるようにするとともに、観察系と撮影系との間での光
路切換えのためのミラー移動等の必要をなくし、観察中
にいつでも直ちに撮影を行うことを可能としている。ま
た、ビームスプリッター等により観察系と撮影系とに光
束を分割する場合に比べて観察系への光量が低下すると
いった不都合もなくすることが可能としている。
【0030】しかも、撮影範囲が観察視野の大きさに対
応した(相応の)大きさであるため、撮影像が観察像に
対応した望遠撮影像であっても、その撮影範囲を観察中
に容易に概ね特定することが可能となる。具体的には、
例えば、撮影範囲を観察視野に略内接する大きさとした
り、撮影範囲をこの撮影範囲の外縁の少なくとも一部が
観察視野の外縁に略一致する大きさとすればよい。
【0031】また、本願第2の発明では、双眼観察を可
能とする双眼光学系と、この双眼光学系とは別に設けら
れた撮影光学系を通して撮影を行う撮影系とを設け、双
眼光学系による観察視野内に撮影系による撮影範囲を示
す指標を設けている。
【0032】具体的には、例えば、観察視野内に撮影範
囲を示すマークや観察視野の外縁を形成する部材に凹又
は凸形状部を設ける。
【0033】これにより、双眼光学系とは別の撮影光学
系を通して撮影を行うことによる上記第1の発明と同様
の作用効果が得られるとともに、撮影像が観察像に対応
した望遠撮影像であっても、その撮影範囲を観察中に容
易かつ正確に特定することが可能となる。
【0034】また、本願第3の発明の双眼観察撮影装置
では、双眼観察を可能とする双眼光学系と、この双眼光
学系とは別に設けられた光学系を通して撮影を行う撮影
系とを設け、双眼光学系の焦点調節動作と撮影系の焦点
調節動作とを連動させるようにしている。
【0035】これにより、双眼光学系とは別の撮影光学
系を通して撮影を行うことによる上記第1の発明と同様
の作用効果が得られるとともに、撮影像が観察像に対応
した望遠撮影像であっても、観察中の双眼光学系に対す
る焦点調節を行うだけでピントの合った状態で撮影を行
うことが可能となる。
【0036】また、本願第4の発明の双眼観察撮影装置
では、双眼観察を可能とする双眼光学系と、この双眼光
学系とは別に設けられた撮影光学系を通して撮影を行う
撮影系とを、撮影光学系を構成する対物光学系の少なく
とも一部が双眼光学系を構成する左右の対物光学系によ
り挟まれる領域に含まれるように設けている。
【0037】これにより、双眼光学系とは別の撮影光学
系を通して撮影を行うことによる上記第1の発明と同様
の作用効果が得られるとともに、装置全体をコンパクト
にまとめることが可能となり、また観察視野と撮影範囲
とのパララクスを小さくすることも可能となる。
【0038】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1から図3に
は、本発明の第1実施形態であるカメラ付き双眼鏡(双
眼観察撮影装置)の構成を示している。なお、図1は上
記双眼鏡の外観正面図、図2は外観側面図、図3は光学
系配置を含む外観平面図である。また、図4には、上記
双眼鏡における観察視野と撮影範囲との関係を示してい
る。
【0039】図1から図3において、1は双眼鏡本体で
あり、その前面左右には、対物レンズ2L,2Rが配置
されているとともに、その前面中央(対物レンズ2L,
2Rの間)には、撮影対物レンズ3が配置されている。
【0040】この双眼鏡の観察系を構成する双眼光学系
は、図3に示すように、対物レンズ2L,2Rと、この
対物レンズ2L,2Rの光軸に沿って対物レンズ側から
順に、バリアングルプリズム4L,4R、正立像を形成
するためのポロII型プリズム5L,5Rと、接眼レン
ズ6L,6Rと、視野環(観察視野の外縁を構成する部
材)7L,7Rとを有して構成されている。また、視野
環7L,7Rの後端には、折り返し可能なアイカップゴ
ム8L,8Rが取り付けられている。
【0041】なお、ポロII型プリズム5L,5Rと、
接眼レンズ6L,6Rと、視野環7L,7Rと、アイカ
ップゴム8L,8Rは左右それぞれにおいて一体化され
て、左右の接眼ユニット9L,9Rを構成しており,こ
れら左右の接眼ユニット9L,9Rは双眼鏡本体1の後
端部に対物レンズ2L,2Rの光軸を中心に回転可能に
保持されている。これにより、観察者の目幅に応じて接
眼ユニット9L,9R間の間隔を調整できるようにして
いる。
【0042】10はフォーカスダイアルであり、このフ
ォーカスダイアル10を使用者が回転操作することによ
り、対物レンズ2L,2Rが同時に同量だけ光軸方向に
移動し、観察時のマニュアルフォーカス調整を行うこと
ができる。
【0043】また、バリアングルプリズム4L,4R
は、対物レンズ2L,2Rによる観察像が手振れなどに
よって像ぶれを起こすのを補正するためのものである。
【0044】13は防振スイッチであり、使用者がこの
防振スイッチ13を押すことでバリアングルプリズム4
L,4Rによる防振機能が有効になり、再び押すことで
無効になる。なお、防振機能が有効になってから所定時
間経過すると、自動的に防振機能がOFFになるように
することもできる。この防振スイッチ13は、双眼鏡に
よる観察時において使われる。
【0045】また、この双眼鏡の撮影系は、上述した撮
影対物レンズ3と、固体撮像素子(以下、CCDとい
う)11とにより構成されている。
【0046】CCD11は、基板12に固定されてお
り、撮影対物レンズ3による焦点像を受けてこれを電気
信号に変換する。
【0047】14はシャッターボタンであり、撮影対物
レンズ3およびCCD11が作り出す撮影像を時間的に
切り出すタイミングを操作するものである。このシャッ
ターボタン14が使用者により押された瞬間或いは所定
時間後に、撮影光学像が電気信号に変換されて不図示の
メモリに記録される。
【0048】15は液晶モニターであり、観察中或いは
シャッターボタン14が押された直後の撮影像を確認す
るためのものである。この液晶モニター15は、使用時
に図2に示すように双眼鏡本体1からモニター面が見え
るように起立させることができ、また非使用時には双眼
鏡本体1に対して折り畳んで双眼鏡本体1から突出しな
いようにすることができる。
【0049】次に、図4を用いて双眼鏡の観察視野と撮
影範囲との関係について説明する。この図において、円
形の観察視野16は観察時(および撮影時)に観察可能
な範囲を表す。また、本実施形態では、撮影範囲17a
〜17cの形状を縦:横比が3:4の矩形となるように
設定しており、これら撮影範囲17a〜17cが観察視
野16を通して見え、かつ撮影範囲17a〜17cの大
きさが観察視野16から想像できるように、すなわち撮
影範囲の大きさが観察視野16の大きさに対応する(相
応の)大きさとなるように、双眼光学系と撮影系の配置
設定や倍率設定等を行っている。
【0050】例えば、17aのように、撮影範囲の対角
頂点部が観察視野16に対して内接するように撮影範囲
が設定されている場合には、観察中において、観察視野
16に対して撮影範囲17aが左右方向はやや小さくカ
ットされ、上下方向はそれより少し大きくカットされる
ことを念頭に置けば、撮影範囲17aを観察視野16か
ら概ね特定できる。
【0051】また、17bのように、撮影範囲の左右辺
部が観察視野16の左右外縁に略一致するように撮影範
囲が設定されている場合には、観察中において、観察視
野16に対して撮影範囲17bが左右方向は観察視野1
6とほぼ同じで、上下方向は少しカットされる(3/4
倍になる)ことを念頭に置けば、撮影範囲17bを観察
視野16から概ね特定できる。
【0052】さらに、17cのように、撮影範囲の上下
辺部が観察視野16の上下外縁に略一致するように撮影
範囲が設定されている場合には、観察中において、観察
視野16に対して撮影範囲17cが上下方向は観察視野
16とほぼ同じで、左右方向は少し広い(4/3倍にな
る)ことを念頭に置けば、撮影範囲17cを観察視野1
6から概ね特定できる。
【0053】このように、撮影範囲と観察視野といわば
関連付けることにより、撮影時に撮影範囲が判らずに戸
惑うことを防止でき、観察しながらの撮影を快適に進め
ることができる。なお、上述した撮影範囲17a,17
b,17cは例であり、これらに近い撮影範囲を設定し
てもよい。
【0054】以上説明した本実施形態の双眼鏡において
は、観察系の観察視野および観察機能に関して一切の変
更を加えることなく、撮影機能を付加することができ
る。このため、観察視野の明るさの低下や撮影時の切り
換え操作、或いは撮影時から観察時の復帰操作などの煩
わしさをなくすることができる。 実施の形態2. (第2実施形態)図5には、本発明の第2実施形態であ
るカメラ付き双眼鏡(双眼観察撮影装置)における観察
視野と撮影範囲との関係を示している。
【0055】なお、本実施形態における観察系および撮
影系の基本構成は第1実施形態と同じである。
【0056】本実施形態では、図5に示すように、観察
視野26の円形外縁を構成する視野環7L,7Rにおけ
る撮影範囲27の対角頂点部が略内接する4箇所に、小
さな凹形状部26a〜26dを設けている。
【0057】これにより、観察時に見える凹形状部26
a〜26dが撮影範囲27を特定するための指標とな
り、第1実施形態の場合と比較して撮影範囲27をより
明確かつ正確に特定することができる。
【0058】但し、本双眼鏡では、前述したように目幅
調整によって接眼ユニット9L,9Rが回転し、これに
伴い視野環7L,7R自体も回転する。このため、凹形
状部26a〜26dも回転してしまい、撮影範囲27と
の不整合が生ずる。そこで、この対策として、接眼ユニ
ット9L,9Rの目幅調整時の回転を左右のどちらか一
方の接眼ユニットに限定し、残りの一方を固定接眼ユニ
ットとして、この固定接眼ユニット側の視野環にだけ凹
形状部26a〜26dを形成することとすればよい。
【0059】また、凹形状部26a〜26dを両方の接
眼ユニット9L,9Rの視野環7L,7Rに形成し、眼
幅調整時に左右の接眼ユニット9L,9Rが同時に逆方
向に同量だけ回転できるようにするとともに、視野環7
L,7Rがそれぞれの接眼ユニットの回転方向とは逆方
向に接眼ユニットの回転量と同量回転するようにしても
よい。
【0060】(第3実施形態)図6には、本発明の第3
実施形態であるカメラ付き双眼鏡(双眼観察撮影装置)
における観察視野と撮影範囲との関係を示している。
【0061】なお、本実施形態における観察系および撮
影系の基本構成は第1実施形態と同じである。
【0062】本実施形態では、図6に示すように、観察
視野36の円形外縁を構成する視野環7L,7Rにおけ
る撮影範囲37の対角頂点部が略内接する4箇所に、小
さな凸形状部36a〜36dを設けている。
【0063】これにより、観察時に見える凸形状部36
a〜36dが撮影範囲37を特定するための指標とな
り、第1実施形態の場合と比較して撮影範囲37をより
明確かつ正確に特定することができる。
【0064】なお、目幅調整に伴う凸形状部36a〜3
6dの回転に関する問題は、第2実施形態に説明した対
策により解決することができる。
【0065】(第4実施形態)図7には、本発明の第4
実施形態であるカメラ付き双眼鏡(双眼観察撮影装置)
における観察視野と撮影範囲との関係を示している。
【0066】なお、本実施形態における観察系および撮
影系の基本構成は第1実施形態と同じである。
【0067】本実施形態では、図7に示すように、観察
視野46中に撮影領域47を対応させるため、観察視野
46内に水平線マーク47a,47bを設けている。
【0068】また、いわゆるデジタルズームに対応させ
る場合や、観察視野の中心部を撮影対象とする場合に、
その撮影範囲48を示すための4隅マーク48a,48
b,48c,48dを観察視野46内に設けてもよい。
【0069】観察視野46内にこれらのような指標を設
けることで、第1実施形態の場合と比較して撮影範囲4
7,48をより明確かつ正確に特定することができる。
【0070】なお、目幅調整に伴うマーク47a,47
b,48a〜48dの回転に関する問題は、第2実施形
態に説明したのと同様の対策により解決することができ
る。
【0071】以上説明した第1〜第4実施形態では、通
常は円形である双眼鏡の観察視野と、通常は長方形であ
る撮影範囲とを完全に一致させることは不可能である
が、上記各実施形態に示す方法によって、撮影範囲を観
察視野中から特定することは十分可能である。
【0072】なお、双眼鏡の観察視野が例えば長方形で
あって、撮影範囲と相似形状であれば、観察視野と撮影
範囲とをほぼ完全に一致させることができ、撮影範囲の
特定を一層簡単に行うことができる。
【0073】(第5実施形態)図8には、本発明の第5
実施形態であるカメラ付き双眼鏡(双眼観察撮影装置)
において、撮影光学系のフォーカス調整(焦点調節動
作)を双眼光学系のフォーカス調整に連動させるための
構成を示している。
【0074】なお、本実施形態における観察系および撮
影系の基本構成は第1実施形態と同じである。
【0075】図8において、対物鏡筒53Rは、双眼光
学系の右側光学系を構成する対物レンズのうち観察フォ
ーカスレンズ52Rを一体的に保持し、第1実施形態に
て説明したフォーカスダイアルの回転操作に連動して光
軸方向に進退移動してフォーカシングを行う。
【0076】対物鏡筒53Rには鏡筒ピン54が設けら
れており、この鏡筒ピン54には、双眼鏡本体の固定部
に光軸方向に回動可能に取り付けられた連動アーム58
の先端部に形成された長穴部61が係合している。
【0077】また、連動アーム58の中間部に形成され
た長穴部60には、撮影光学系の対物レンズのうち撮影
フォーカスレンズ55を保持する対物鏡筒56に設けら
れた鏡筒ピン57が係合している。図中、62はCCD
であり、63はCCD62が実装された固定基板であ
る。
【0078】このような構成によれば、フォーカスダイ
アルの回転操作に連動して観察フォーカスレンズ52R
が光軸方向に進退すると、その移動力が連動アーム58
を介して撮影フォーカスレンズ55に伝達され、このフ
ォーカスレンズ55も光軸方向に進退する。なお、双眼
光学系の左側光学系を構成する対物レンズのうち不図示
の観察フォーカスレンズも同様にフォーカスダイアルの
回転操作に連動して光軸方向に進退する。
【0079】ここで、連動アーム58の長穴部60,6
1に係合する鏡筒ピン54,57のアーム回動軸59か
らの距離をそれぞれ、X,Yとしたときに、これらXと
Yの比を撮影フォーカスレンズ55と観察フォーカスレ
ンズ52Rのフォーカス移動量に関連付けることで、双
眼光学系のフォーカス調整を行うと同時に撮影光学系の
フォーカス調整をも行うことができる。
【0080】具体的には、フォーカスによる繰り出し量
は対象距離が大きい場合は焦点距離の2乗に比例するの
で、XとYの比を、例えば撮影フォーカスレンズ55と
観察フォーカスレンズ52Rの焦点距離比の2乗に等し
くなるように設定すればよい。
【0081】また、CCD62の基準位置は、例えばフ
ォーカス調整を双眼鏡の無限遠観察状態にした状態で、
撮影フォーカスレンズ55による焦点像が合う位置に固
定するようにすればよく、無限遠以外の観察距離に関し
ては双眼光学系のフォーカス調整を行えば、撮影系のフ
ォーカス位置もおのずと定まることになる。
【0082】なお、本実施形態では、双眼光学系のフォ
ーカス調整を行うことにより連動アーム58を含む連動
機構によって撮影光学系のフォーカス調整を可能とする
場合について説明したが、連動方式は連動機構による方
式だけでなく、エンコーダーやアクチュエーターを用い
た電子的な連動方式を採用してもよい。
【0083】(第6実施形態)上記第5実施形態では、
フォーカスダイアルの回転操作によって双眼光学系およ
び撮影光学系のマニュアルフォーカシングを行う場合に
ついて説明したが、これに加えて撮影光学系に対し、オ
ートフォーカス機能を追加してもよい。
【0084】本第6実施形態では、撮影光学系のオート
フォーカス機能は、CCD62(或いはCCD62およ
び固定基板63)が光軸方向にのみ移動可能とするよう
な不図示の保持機構およびアクチュエーターによる移動
機構を追加することで実現することができる。
【0085】さらに、CCD62の映像信号を解析し、
これが非合焦状態であれば合焦状態になるように不図示
のアクチュエーターを用いてCCD62(或いはCCD
62および固定基板63)を合焦位置まで駆動する機能
を持った不図示のオートフォーカス制御回路を付加すれ
ばよい。
【0086】なお、このオートフォーカス機能を実現す
るためのCCD62(或いはCCD62および固定基板
63)の移動量は、撮影光学系の撮影フォーカスレンズ
55がフォーカス連動機構で移動する範囲に比べてかな
り小さいものでよい。なぜなら本構成においては、フォ
ーカスの役割で考えると、撮影フォーカスレンズ55の
移動は大まかなフォーカス調整のための移動であり、C
CD62(或いはCCD62および固定基板63)の移
動による調整はフォーカスの微調整と位置付けすること
ができるからである。
【0087】上記構成において、使用者が観察対象を選
定し、フォーカスダイアルを操作してフォーカス調整を
行うと、これと同時に撮影フォーカスレンズ55が連動
して動き、撮影系(撮影光学系)の大まかなフォーカス
調整が行われる。
【0088】観察者が好みのシーンになったときに、第
1実施形態に説明したシャッターボタンを半押しする
と、オートフォーカス機能によって目視で調整したフォ
ーカスに加えて、よりピンとの合った位置にCCD62
を駆動して撮影系全体としてのフォーカス微調整が行わ
れる。このため、最終的にピントが正確に合った撮影画
像が得られる。
【0089】特に、撮影系のフォーカス調整をオートフ
ォーカスのみにせず、双眼光学系のフォーカス操作に連
動させてフォーカスの粗調整をしておくことにより、オ
ートフォーカス時のCCD62の移動量も少なくて済
み、合焦時間の短縮化を図ることができる。
【0090】また、CCD62の移動範囲を意識的に狭
めておくことで、大きなピンぼけを防止できるなどの優
れた利点があり、第5実施形態の場合に比べて、オート
フォーカス機能を備えた撮影系の合焦確率の向上が期待
され、より優れたカメラ付き双眼鏡を提供することがで
きる。
【0091】また、第5および第6実施形態に示したよ
うに、撮影系のフォーカス調整を双眼光学系のフォーカ
ス調整に連動させたことにより、本来の双眼鏡の拡大視
野(例えば、8倍程度のプリズム双眼鏡でも35版の4
00mm相当の視野がある)に対応する超望遠撮影のよ
うな被写界深度の浅い撮影においても、ピントの合った
撮影を行うことができる。
【0092】(第7実施形態)図9には、本発明の第7
実施形態であるカメラ付き双眼鏡(双眼観察撮影装置)
における双眼光学系と撮影系との配置関係を物体側から
見て示している。
【0093】なお、本実施形態における観察系および撮
影系(撮影光学系)の基本構成は第1実施形態と同じで
ある。
【0094】図9において、双眼光学系の左側対物レン
ズ72Lと右側対物レンズ72Rとにより挟まれた領域
73に、撮影光学系の対物レンズ74が配置されてい
る。
【0095】本実施形態では、左側対物レンズ72Lと
右側対物レンズ72Rとが形成する領域73は、図のよ
うに、左側対物レンズ72Lと右側対物レンズ72Rの
接線を直線で結んだ2本の線と、これら2つの対物レン
ズ72L,72Rにより囲まれた領域であり、撮影光学
系の対物レンズ74は、その全体が上記領域73内にス
ッポリ収められるように配置されている。もちろん、撮
影のための入射光の入射領域74aも同様に領域73に
スッポリと収まる。
【0096】このように撮影光学系の対物レンズ74の
全体を、双眼光学系の左右の対物レンズ72L,72R
により挟まれた領域73に含めることにより、カメラ付
き双眼鏡をコンパクトにまとめることができる。
【0097】(第8実施形態)図10には、本発明の第
8実施形態であるカメラ付き双眼鏡(双眼観察撮影装
置)における双眼光学系と撮影系との配置関係を物体側
から見て示している。
【0098】なお、本実施形態における観察系および撮
影系(撮影光学系)の基本構成は第1実施形態と同じで
ある。
【0099】図10において、左側対物レンズ82Lと
右側対物レンズ82Rとが形成する領域83は、図のよ
うに、左側対物レンズ82Lと右側対物レンズ82Rの
接線を直線で結んだ2本の線と、これら2つの対物レン
ズ82L,82Rにより囲まれた領域であり、撮影光学
系の対物レンズ84は、その一部が上記領域83内に収
められるように配置されている。もちろん、撮影のため
の入射光の入射領域84aもその一部84aが領域83
に収まる。
【0100】撮影光学系の対物レンズ84は、上記台7
実施形態にて説明した対物レンズ74よりも口径が大き
く、双眼光学系の対物レンズ82L,82Rと同じくら
いの大きさを有するため、撮影光学系の対物レンズ84
における撮影のための入射光の入射領域84bは上記領
域83からはみ出す。
【0101】このように撮影光学系の対物レンズ84の
一部でも双眼光学系の左右の対物レンズ72L,72R
により挟まれた領域83に含めることにより、カメラ付
き双眼鏡をコンパクトにまとめることができる。
【0102】また、第7および第8実施形態に示したよ
うに撮影光学系の位置を設定することにより、近距離撮
影時においても観察視野と撮影範囲とののパララックス
を最小限に抑える効果も得られる。
【0103】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
双眼光学系とは別の撮影光学系を通して撮影を行うよう
にしているので、高品位な像観察を行えるという双眼観
察装置としての本来の機能を維持しつつ、像の観察を行
いながらその像の撮影を行うことができるようにすると
ともに、観察系と撮影系との間での光路切換えのための
ミラー移動等の必要をなくし、観察中にいつでも直ちに
撮影を行うことができる。また、ビームスプリッター等
により観察系と撮影系とに光束を分割する場合に比べて
観察系への光量が低下するといった不都合もなくするこ
とができる。
【0104】しかも、撮影範囲が観察視野の大きさに対
応した(相応の)大きさであるため、撮影像が観察像に
対応した望遠撮影像であっても、その撮影範囲を観察中
に容易に概ね特定することができ、このような撮影像の
撮影を簡単かつ確実に行うことができる。
【0105】また、本願第2の発明によれば、双眼光学
系による観察視野内にこの双眼光学系とは別の撮影系に
よる撮影範囲を示す指標を設けているので、双眼光学系
とは別の撮影光学系を通して撮影を行うことによる上記
第1の発明と同様の作用効果が得られるとともに、撮影
像が観察像に対応した望遠撮影像であっても、その撮影
範囲を観察中に容易かつ正確に特定することができる。
【0106】また、本願第3の発明によれば、双眼光学
系の焦点調節動作に連動してこの双眼光学系とは別の撮
影光学系(ないし撮影系)の焦点調節動作が行われるよ
うにしているので、双眼光学系とは別の撮影光学系を通
して撮影を行うことによる上記第1の発明と同様の作用
効果が得られるとともに、撮影像が観察像に対応した望
遠撮影像に対しても、観察中の双眼光学系に対する焦点
調節を行うだけでピントの合った撮影を行うことができ
る。
【0107】特に、双眼光学系のマニュアルによる焦点
調節動作に撮影光学系の焦点調節動作を連動させるとと
もに、撮影系に焦点調節動作を行わせるオートフォーカ
ス手段を設ければ、マニュアルのみによる場合に比べて
より正確にピントが合った状態で撮影を行うことができ
る。
【0108】また、本願第4の発明によれば、双眼光学
系を構成する左右の対物光学系により挟まれる領域に、
双眼光学系とは別の撮影光学系を構成する対物光学系の
少なくとも一部が含まれるようにしているので、双眼光
学系とは別の撮影光学系を通して撮影を行うことによる
上記第1の発明と同様の作用効果が得られるとともに、
装置全体をコンパクトにまとめることができ、観察視野
と撮影範囲とのパララクスを小さくすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態であるカメラ付き双眼鏡
の外観正面図。
【図2】上記カメラ付き双眼鏡の外観側面図。
【図3】上記カメラ付き双眼鏡の撮影光学系配置を含む
外観平面図。
【図4】上記カメラ付き双眼鏡の観察視野と撮影範囲と
の関係を示す説明図。
【図5】本発明の第2実施形態であるカメラ付き双眼鏡
の観察視野と撮影範囲との関係を示す説明図。
【図6】本発明の第3実施形態であるカメラ付き双眼鏡
の観察視野と撮影範囲との関係を示す説明図。
【図7】本発明の第4実施形態であるカメラ付き双眼鏡
の観察視野と撮影範囲との関係を示す説明図。
【図8】本発明の第5,第6実施形態であるカメラ付き
双眼鏡のフォ−カス調整を撮影光学系と連動させる機構
を示す説明図。
【図9】本発明の第7実施形態であるカメラ付き双眼鏡
の撮影光学系と双眼光学系の配置を示す正面図。
【図10】本発明の第8実施形態であるカメラ付き双眼
鏡の撮影光学系と双眼光学系の配置を示す正面図。
【符号の説明】
1 双眼鏡本体 2L,2R (双眼光学系の)対物レンズ 3 (撮影光学系の)対物レンズ 4L,4R バリアングルプリズム 5L,5R ポロII型プリズム 6L,6R 接眼レンズ 7L,7R 視野環 8L,8R アイカップゴム 9L,9R 接眼ユニット 10 フォーカスダイアル 11 固体撮像素子(CCD) 12 基板 13 防振スイッチ 14 シャッターボタン 15 液晶モニター 16,27,36 観察視野 17a,17b,17c,27,37,47,48 撮
影範囲 26a,26b,26c,26d 凹形状部 36a,36b,36c,36d 凸形状部 47a,47b 水平線マーク 48a,48b,48c,48d 4隅マーク 52R 観察フォーカスレンズ 53R (観察系の)対物鏡筒 54,57 鏡筒ピン 55 撮影フォーカスレンズ 56 (撮影系の)対物鏡筒 58 連動アーム 59 アーム回動軸 62 CCD 63 固定基板 72L,82L (双眼光学系の)左側対物レンズ 72R,82R (双眼光学系の)右対物レンズ 73,83 領域 74,84 (撮影光学系の)対物レンズ 84a,84b 入射領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02B 23/02 G02B 7/11 P 23/10 H

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 双眼観察を可能とする双眼光学系と、こ
    の双眼光学系とは別に設けられた撮影光学系を通して撮
    影を行う撮影系とが、 この撮影系による撮影範囲を前記双眼光学系による観察
    視野内にて観察可能とし、かつ前記撮影範囲が前記観察
    視野に対応した大きさとなるように設けられていること
    を特徴とする双眼観察撮影装置。
  2. 【請求項2】 前記撮影範囲が、前記観察視野に略内接
    する大きさであることを特徴とする請求項1に記載の双
    眼観察撮影装置。
  3. 【請求項3】 前記撮影範囲が、この撮影範囲の外縁の
    少なくとも一部が前記観察視野の外縁に略一致する大き
    さであることを特徴とする請求項1に記載の双眼観察撮
    影装置。
  4. 【請求項4】 双眼観察を可能とする双眼光学系と、こ
    の双眼光学系とは別に設けられた撮影光学系を通して撮
    影を行う撮影系とを有し、 前記双眼光学系による観察視野内に前記撮影系による撮
    影範囲を示す指標を設けたことを特徴とする双眼観察撮
    影装置。
  5. 【請求項5】 前記指標が前記観察視野内に表示される
    マークであることを特徴とする請求項4に記載の双眼観
    察撮影装置。
  6. 【請求項6】 前記指標が前記観察視野の外縁を構成す
    る部材に形成された凹又は凸形状部であることを特徴と
    する請求項4に記載の双眼観察撮影装置。
  7. 【請求項7】 双眼観察を可能とする双眼光学系と、こ
    の双眼光学系とは別に設けられた光学系を通して撮影を
    行う撮影系とを有し、 前記双眼光学系の焦点調節動作と前記撮影光学系系の焦
    点調節動作とを連動させることを特徴とする双眼観察撮
    影装置。
  8. 【請求項8】 前記双眼光学系の焦点調節動作に前記撮
    影系の焦点調節動作を連動させる連動機構を設けたこと
    を特徴とする請求項7に記載の双眼観察撮影装置。
  9. 【請求項9】 前記双眼光学系の焦点調節動作がマニュ
    アルにより行われ、この双眼光学系の焦点調節動作に前
    記撮影光学系の焦点調節動作を連動させる連動機構を有
    するとともに、前記撮影系に焦点調節動作を行わせるオ
    ートフォーカス手段を有することを特徴とする請求項7
    に記載の双眼観察撮影装置。
  10. 【請求項10】 双眼観察を可能とする双眼光学系と、
    この双眼光学系とは別に設けられた撮影光学系を通して
    撮影を行う撮影系とが、 前記撮影光学系を構成する対物光学系の少なくとも一部
    が前記双眼光学系を構成する左右の対物光学系により挟
    まれる領域に含まれるように設けられていることを特徴
    とする双眼観察撮影装置。
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