JP4298237B2 - ズームレンズ及び撮影システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、放送用あるいはビデオカメラ用に好適な交換式ズームレンズ及び撮影システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
テレビカメラに脱着可能な撮影光学系を装着した場合には、レンズの結像面と撮像素子(CCD等)の位置を合致させるように、レンズの取付け面(フランジ面)から結像面までの距離(フランジバック)を調整する必要がある。従来の前玉マニュアルフォーカスレンズにおけるフランジバック調整の手順を図2を用いて説明する。
【0003】
図2において、210はカメラ本体にレンズを装着した撮影システム本体、201は撮影光学系、202はフォーカスの為のレンズ群、203は変倍のためのレンズ群、204は絞り、205は撮影光学系レンズ最終面から撮像面までの距離(バックフォーカス)を調整可能なレンズ群、206はフィルターや色分解プリズムに相当するガラスブロック、207は撮影光学系201によって形成される被写体像を受光するCCD等の撮像素子、208、209は撮影装置及びレンズの制御を行うCPUである。
【0004】
先ず、▲1▼絞り204を開放にする。▲2▼レンズ群203にてズームを望遠端にしてレンズ群202にて合焦させる。▲3▼レンズ群203にてズームを広角端にして、レンズ群205にて合焦させる。上記▲2▼、▲3▼の工程を数回繰り返してフランジバックを調整する。
【0005】
このフランジバックを調整により、ズーミングに際して結像位置を所定の位置に一定にする。
【0006】
特開平11-127376では、絞り204、及びレンズ群202、205各々に電気的に駆動する手段を設け、自動合焦手段にて上記▲1▼〜▲3▼の作業を自動化している。
【0007】
また、図2において、レンズ群202が固定され、レンズ群203より結像面側のレンズ群205にて合焦するというリアフォーカスタイプの撮影光学系が数多く提案されている。この種の撮影光学系は、上記のフランジバック調整工程▲2▼の作業が行えない為、レンズ群205のズームに連動した移動軌跡(ズームトラッキング曲線)を利用してフランジバック調整を行う方法が提案されている。
【0008】
特開平7-154667では、上記ズームトラッキング曲線の変曲点を見つけ、その後、広角端及び望遠端位置を決定してフランジバックを調整する方法が提案されている。
【0009】
特開2000-121911では、上記ズームトラッキング曲線が変曲点を持たないタイプのレンズ系におけるフランジバック調整方法が提案されている。それは、変倍光学群が設計広角端と設計望遠端の位置にある時に、自動合焦にてそれぞれのズーム位置でのフォーカス位置を把握し、予め用意されたテーブルから実際のズーム方向の調整値とフォーカス方向の調整値を求めるものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、撮影システムによって様々なフランジバック調整法が存在するが、テレビカメラの交換レンズ装置の観点から必ずしも適切ではない。
【0011】
具体的には、上記特開平11-127376では、図1におけるレンズ群102、105各々に自動駆動装置を設けると共に双方のレンズ群に対して自動焦点検出が可能なシステムを構築しなければならないため、システムとして複雑な構成となってしまう。
【0012】
また、上記特開平7-154667、及び特開2000-121911では、フランジバック調整に適当な被写体を所定の距離に設置しなければならない。これは撮影者が撮影現場でフランジバックを調整することを考慮した時、制約となるばかりでなく、被写体距離のズレがフランジバック調整精度の劣化の原因となる。
【0013】
そこで、本発明は、リアフォーカスタイプの撮影光学系において、自動合焦手段を利用して、任意の距離にある不動の被写体にてフランジバック調整を行うことを可能にすると共に、演算が簡潔で、高速、高精度なフランジバック調整機能を有するズームレンズ及び撮影システムの提供を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明では、少なくとも変倍の為に移動する第1レンズ群と、前記第1レンズ群より結像面側に光量を調節する為の絞りと、最も結像面側に配置されフォーカスの為に移動する第2レンズ群とを有して構成されているズームレンズにおいて、前記第2レンズ群の基準位置を決定する為のフランジバック調整において、ズーム全域に渡って合焦可能な任意の距離にある不動の被写体に対して、望遠端にて合焦の可否及び位置を判断、記憶するとともに、
許容錯乱円径をε、
広角端での開放FナンバーをF、
前記第2レンズ群のバックフォーカスに対する敏感度をs、
広角端において、無限遠の被写体に合焦した際の前記第2レンズ群の位置と、全ズーム領域にわたって合焦可能な最至近距離の被写体に対して合焦した際の前記第2レンズ群の位置との差をMwとするとき、
【数7】
・・・(1)
を満足し、
全ズーム領域にわたって合焦可能な任意の距離にある被写体に対して、前記第2レンズ群が、広角端において合焦した状態から望遠端において合焦した状態に至るまでの移動距離に基づいて、前記基準位置を決定する。
【0015】
カム等を用いた機構式によって広角端での上記第1レンズ群の光軸上の位置が確定しているズームレンズにおいて、広角端で上記第2レンズ群にて自動合焦することによって、ズームトラッキング曲線の広角端における端点を明確にすることができる。また、無限遠の被写体に対する合焦位置と、全ズーム領域にわたって合焦可能な最至近距離の被写体に対する合焦位置との差の絶対値は、一般的に概ね焦点距離の自乗に比例することが知られており、広角端にて最も小さい。従って、全ズーム領域で合焦可能な被写体距離範囲内において任意の距離にある不動の被写体に対して、広角端での上記第2レンズ群の合焦位置近傍に必ず基準位置が存在する。
【0016】
上記発明において好ましくは、上記第2レンズ群に関して、望遠端にて上記フランジバック調整時に用いる被写体に対して合焦の可否を判断する手段を有するのがよい。すなわち、合焦が不可能と判断された場合、全ズーム領域で合焦可能な被写体距離範囲外に被写体が存在する事を表す。この被写体を用いて上記に記載のフランジバック調整を行うと、その精度は悪化する。あるいは、この被写体にて精度良くフランジバック調整を行うには、その方法は複雑化してしまう。つまり、合焦の可否を判断する事により、上記に記載のフランジバック調整を高精度に行うことが可能となる。
【0017】
また、Fナンバーが明るい、撮像素子の画素が細かいなど焦点深度が浅い撮影システムにおいては、望遠端における前記第2群の無限遠の被写体距離に対する合焦位置とズーム全域において合焦可能な最も近距離の被写体Lに対する合焦位置との差をMt、広角端における無限遠の被写体に対する合焦位置と前記被写体距離Lに対する合焦位置との差をMw、撮影システムの焦点深度をδ、前記第2レンズ群の最小移動量をd、また、前記第2レンズ群によって焦点深度に相当するバックフォーカスを変化させるのに必要な移動量をlとしたとき、分割数mを以下の式で定義するとともに、
【0018】
【数6】
【0019】
上記のように定義される分割数mで、望遠端における前記第2レンズ群の移動範囲Mtを等分割した複数の領域を記憶し、全ズーム領域にわたって合焦可能な任意の距離にある被写体に対して、前記移動距離が、前記複数の領域のうちどの領域に位置するかを判定し、前記複数の領域のうちどの領域に位置するか、に基づいて、前記基準位置を決定する(基準位置を補正された正しい基準位置に置き換える)。
【0020】
また、上記フランジバック調整時に上記絞りを開放状態にするのがよい。
【0021】
これにより焦点深度が浅くなり自動合焦の精度が上がる為、高精度なフランジバック調整が可能となる。
【0022】
また、上記フランジバック調整を行うことを指示する部材を有するのがよい。
【0023】
なお、上記第1レンズ群より物体側に手動操作により合焦可能な第0レンズ群を有して構成されているズームレンズにおいて、上記フランジバック調整時に上記第0レンズ群を所定の位置に固定するのがよい。
【0024】
これにより、望遠端で上記第0レンズ群による合焦作業と広角端で上記第2レンズ群による合焦作業とを数回繰り返して行われる上記記載の従来のフランジバック調整に比して、操作が簡潔で撮影者の負担が少なく、且つ高速なフランジバック調整が可能となる。
【0025】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図1を用いて説明する。図1において、110はカメラ本体にレンズを装着した撮影システム本体、101は撮影光学系、102は固定もしくは手動による合焦の為に可動なレンズ群、103は変倍のためのレンズ群、104は絞り、105は自動合焦のためのフォーカス群、106はフィルターや色分解プリズムに相当するガラスブロック、107は撮影光学系101によって形成される被写体像を受光するCCD等の撮像素子、108、109は撮影システム及びレンズの制御を行うCPU及びレンズ群の光軸上の位置を記憶するための記憶装置、111はフランジバック調整を行う事を指示する部材である。レンズ群103はカム方式によってズーム全域に渡って光軸上の位置が決められている。
【0026】
この撮影システム110におけるフランジバックの調整は以下の手順で行う。▲1▼例えばジーメンススターチャートのようにコントラストのはっきりした被写体を撮影システム110と正対するように任意の距離に固定して設置する。▲2▼絞り104を開放状態にするとともに、レンズ群102が手動による合焦の為に可動な場合には所定の位置に固定する。▲3▼レンズ群102を望遠端に配置し合焦の可否を判断すると共に、位置を記憶する。▲4▼次に、レンズ群102を広角端に配置し自動合焦後に、レンズ群105の位置に対して▲3▼で記憶した望遠端での合焦位置の情報を基に補正を掛け基準位置と決定し、その位置を記憶する事でフランジバック調整を終了する。
【0027】
このとき、部材111にて▲2▼、▲3▼及び▲4▼の一連の作業を自動で行うようにしても良いし、▲2▼、▲3▼の作業後に部材111によって▲4▼の作業だけ行うようにしてもよい。
【0028】
本発明の実施の形態をズームレンズの光学的構成から説明する。図3において、物体側から順に、1は合焦の為の第1レンズ群、2は変倍時に移動可能な第2レンズ群、3は変倍時の結像位置の移動を補正するための第3レンズ群、4は固定の第4レンズ群、5は自動合焦の為の第5レンズ群、12は色分解プリズムなどのガラスブロック、11は絞りである。第1レンズ群1、第4レンズ群4及び第5レンズ群5は変倍の際に固定である。また、第5レンズ群5にて合焦させる事でフランジバックを調整する。
【0029】
下記の表1は、図3のズームレンズに対応するものである。
【0030】
【表1】
【0031】
図4に無限遠と最至近距離の各々の被写体に対するズームトラッキング曲線を示す。なお、図3のズームレンズにおいて、全ズーム域に渡って合焦可能な最至近距離はズームレンズ最前面から432mmである。
【0032】
図4よりフォーカスの移動範囲は、広角端にて最も小さく、望遠端にて最も大きい。つまり、望遠端にて合焦可能な被写体距離であれば、全ズーム領域で合焦可能な被写体距離と言える。全ズーム領域にわたって合焦可能な最も近い被写体距離を至近距離Lとした時、本発明は、図4の無限遠と至近距離Lの両ズームトラッキング曲線間の距離範囲内の被写体に対して効果的であり、上記範囲外の被写体距離に関してはフランジバック調整の精度が悪化する。そのため、任意の距離に設置された被写体に対して、望遠端にて合焦の可否を判断し、フランジバック調整の精度を判断するのがよい。更に、合焦不可能の場合はフランジバック調整不可能を表す信号を出力または表示する手段を有するのがよい。
【0033】
条件式(1)は、本発明のフランジバック調整で記憶した基準位置を補正する必要性を示している。この条件式(1)を満足した時、広角端での合焦位置を補正して基準位置とすることによって、より高精度なフランジバック調整が可能となる。ここで、許容錯乱円径をε、広角端での開放FナンバーをFすると、焦点深度δは概ね、
δ=εF
で表される。また、第5レンズ群5のバックフォーカスに対する敏感度をsとすると、バックフォー
カスを焦点深度δだけずらすのに必要な第5レンズ群5の移動量lは、
【数7】
で表される。
【0034】
広角端における、第5レンズ群5の無限遠の被写体に対する合焦位置と至近距離Lの被写体に対する合焦位置との差をMとすると、|M|より上記lが小さければ、被写体距離によっては基準位置のズレがボケとして画面上で認知され、より高精度なフランジバック調整が必要となる。上記発明で決定した基準位置の補正が必要となる制限条件は、
【数8】
・・・(1)
で表す事ができる。
【0035】
第5レンズ群は、ステッピング・モーターやDCモーター等のアクチュエーターで駆動され最小移動量dは概ねl/8≦d≦lであることが望ましい。d<l/8の条件では駆動範囲全域を移動させるための移動速度が遅くなりすぎてしまい適切ではない。逆に,δ<lの条件では、画面上ボケとして認められてしまい見苦しいものとなってしまう。
本実施形態ではd=l/2とし、条件式(2)における分割数mは、
【数9】
としている。分割数mは、小数点第1桁を四捨五入した整数である。
【0036】
ここで、表1の各パラメータと条件式(1)の関係を表2に示す。
【0037】
【表2】
【0038】
表2より、表1は広角端での自動合焦位置を基準位置として記憶するだけでは、被写体距離によって真の基準位置とのズレが上記の理由により画面上で認知されてしまう可能性がある。
【0039】
次に補正の方法について述べる。上記(2.1)より、望遠端における第2レンズ群の移動範囲を10分割する。また、無限遠から被写体距離432mmまでの第2レンズ群の移動量はMt=−13.6mmから、1.36mm刻みの10の領域を記憶しておく。望遠端にて合焦の可否を判断すると共に、基準位置として補正するための補正量を以下に示す。mtは、広角端での第2レンズ群の合焦位置に対する望遠端での第2レンズ群の合焦位置までの第2レンズ群の移動量を示す。
【0040】
【表3】
【0041】
このように、広角端での合焦位置に表3で示したように第2レンズ群の移動量mtの領域ごとに補正を加えて基準位置として記憶させる事でより高精度なフランジバック調整が可能となる。本実施形態においてd=l/2としていることにより、フランジバックの精度としては、焦点深度δの1/2、すなわち8μm程度という高い精度となる。
【0042】
望遠端での合焦位置を基に補正量を決定したが、所定のズームポジションにおける合焦位置を基に基準位置を決定しても良い。但し、望遠端以外の所定のズームポジションで行う場合は、そのズームポジションに於ける変倍に関わるレンズ群の光軸上の位置を正確に把握しなければならない為、ズームのどちらかの端点(広角端かあるいは望遠端)との位置関係を予め記憶させておく手段が必要となる等、効率的でない。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、リアフォーカスタイプの撮影光学系において、任意の距離の被写体にて、広角端での上記リアフォーカスレンズ群の合焦位置に望遠端での合焦位置から判断した記憶情報と基に補正し基準位置として決定し、その位置を記憶することで、演算が簡潔で、高速なフランジバック調整を行う事ができる。
【0044】
また、上記リアフォーカスレンズ群にて、上記の被写体に対して望遠端での合焦の可否を判断する事で、より高精度なフランジバック調整が可能となる。
【0045】
また、上記フランジバック調整時に上記絞りを開放状態にすることで、焦点深度が浅くなり自動合焦の精度が上がる為、高精度なフランジバック調整が可能となる。
【0046】
また、上記フランジバック調整を行うことを指示する部材を有する事で、操作が簡潔で撮影者の制約が少なく、且つ高速なフランジバック調整が可能となる。
【0047】
また、前記第1レンズ群より物体側に合焦可能な第0レンズ群を有して構成されているズームレンズにおいて、前記フランジバック調整時に前記第0レンズ群を所定の位置に固定することによって、前玉フォーカスとリアフォーカス両方の機能を有したズームレンズに於けるフランジバック調整を簡潔にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における撮影システムの模式図。
【図2】前玉マニュアルフォーカスレンズを撮影光学系として用いた撮影システムの模式図。
【図3】本発明の実施形態(表1)のズームレンズの光学的構成を示す図。
【図4】本発明の実施形態(表1)のズームトラッキング曲線を示す図。
【符号の説明】
1 第1レンズ群
2 第2レンズ群
3 第3レンズ群
4 第4レンズ群
5 第5レンズ群
11 絞り
12 ガラスブロック

Claims (8)

  1. 少なくとも変倍のために移動する第1レンズ群と、前記第1レンズ群より結像面側に配置され光量を調節するための絞りと、最も結像面側に配置されフォーカスのために移動する第2レンズ群とを有するズームレンズにおいて、
    前記第2レンズ群を移動させる基準位置を決定する為のフランジバック調整行う際、
    許容錯乱円径をε、
    広角端での開放FナンバーをF、
    前記第2レンズ群のバックフォーカスに対する敏感度をs、
    広角端において、無限遠の被写体に合焦した際の前記第2レンズ群の位置と、全ズーム領域にわたって合焦可能な最至近距離の被写体に対して合焦した際の前記第2レンズ群の位置との差をMwとするとき、
    を満足し、
    望遠端において、無限遠の被写体に合焦した際の前記第2レンズ群の位置と、全ズーム領域にわたって合焦可能な最至近距離の被写体に対して合焦した際の前記第2レンズ群の位置との差をMt、
    前記第2レンズ群の最小移動量をd、
    焦点深度に相当するバックフォーカスを変化させるのに必要な前記第2レンズ群の移動量をl、
    分割数をmとするとき、
    (但し、
    を満足し、mは小数点第1位で四捨五入した整数である。)
    で定義される分割数mで、望遠端における前記第2レンズ群の移動範囲Mtを等分割した複数の領域を記憶し、
    全ズーム領域にわたって合焦可能な任意の距離にある被写体に対して、前記第2レンズ群が、広角端において合焦した状態から望遠端において合焦した状態に至るまでの移動距離が、前記複数の領域のうちどの領域に位置するかを判定し、
    前記複数の領域のうちどの領域に位置するか、に基づいて前記基準位置を決定することを特徴とするズームレンズ。
  2. 前記フランジバック調整時に前記絞りを開放状態にする事を特徴とする請求項1記載のズームレンズ。
  3. 前記フランジバック調整を行うことを指示する部材を有する事を特徴とする請求項1記載のズームレンズ。
  4. 前記第1レンズ群より物体側に合焦可能な合焦レンズ群を有して構成されているズームレンズにおいて、前記フランジバック調整時に前記合焦レンズ群を所定の位置に固定することを特徴とする請求項1記載のズームレンズ。
  5. 少なくとも変倍のために移動する第1レンズ群と、前記第1レンズ群より結像面側に配置され光量を調節するための絞りと、最も結像面側に配置されフォーカスのために移動する第2レンズ群とを有する撮影システムにおいて、
    前記第2レンズ群を移動させるための基準位置を決定する為のフランジバック調整行う際、
    許容錯乱円径をε、
    広角端での開放FナンバーをF、
    前記第2レンズ群のバックフォーカスに対する敏感度をs、
    広角端において、無限遠の被写体に合焦した際の前記第2レンズ群の位置と、全ズーム領域にわたって合焦可能な最至近距離の被写体に対して合焦した際の前記第2レンズ群の位置との差をMwとするとき、
    を満足し、
    望遠端において、無限遠の被写体に合焦した際の前記第2レンズ群の位置と、全ズーム領域にわたって合焦可能な最至近距離の被写体に対して合焦した際の前記第2レンズ群の位置との差をMt、
    前記第2レンズ群の最小移動量をd、
    焦点深度に相当するバックフォーカスを変化させるのに必要な前記第2レンズ群の移動量をl、
    分割数をmとするとき、
    (但し、
    を満足し、mは小数点第1位で四捨五入した整数である。)
    で定義される分割数mで、望遠端における前記第2レンズ群の移動範囲Mtを等分割した複数の領域を記憶し、
    全ズーム領域にわたって合焦可能な任意の距離にある被写体に対して、前記第2レンズ群が、広角端において合焦した状態から望遠端において合焦した状態に至るまでの移動距離が、前記複数の領域のうちどの領域に位置するかを判定し、
    前記複数の領域のうちどの領域に位置するか、に基づいて前記基準位置を決定することを特徴とする撮影システム。
  6. 前記フランジバック調整時に前記絞りを開放状態にする事を特徴とする請求項5記載の撮影システム。
  7. 前記フランジバック調整を行うことを指示する部材を有する事を特徴とする請求項5記載の撮影システム。
  8. 前記第1レンズ群より物体側に合焦可能な合焦レンズ群を有して構成されているズームレンズにおいて、前記フランジバック調整時に前記合焦レンズ群を所定の位置に固定することを特徴とする請求項5記載の撮影システム。
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