JP2003290492A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2003290492A
JP2003290492A JP2002099072A JP2002099072A JP2003290492A JP 2003290492 A JP2003290492 A JP 2003290492A JP 2002099072 A JP2002099072 A JP 2002099072A JP 2002099072 A JP2002099072 A JP 2002099072A JP 2003290492 A JP2003290492 A JP 2003290492A
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JP2002099072A
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Fumio Inoue
文雄 井上
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UINGU KK
Original Assignee
UINGU KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技者に視覚的なアピールを行い、ゲームへ
の興趣を盛り立てることができるようにする。 【解決手段】 第1〜第3リールを内リール20と外リ
ール23との二重リールで構成する。内リール20に4
種類の背景絵柄22を描く。外リール23に絵柄シンボ
ル24を配列する。背景絵柄22と絵柄シンボル24と
を種類ごとに属性を一致させる。背景絵柄22と絵柄シ
ンボル24との属性を用いて内リール20と外リール2
3とで演出回転を行わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外リールと内リー
ルとを備えたパチンコ機やスロットマシンなどの遊技機
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スロットマシンやパチンコ機などの遊技
機には、外周面に複数種のシンボルが配列されたリール
が実際に回転されるリール駆動タイプのものや、ROM
に格納されたグラフィックデータに基づいて疑似的にリ
ールの回転をCRTや液晶表示装置に表示してシンボル
の移動する様子を再現するビデオタイプのものとがあ
る。いずれのタイプにしても、シンボルの移動表示後に
シンボル表示窓に表示される複数種のシンボルのうち、
入賞ライン上に並んだシンボルの組み合わせによって入
賞の有無が表示される。
【0003】ところで、従来の遊技機には、リールの回
転表示が停止された時点で即座に入賞ライン上でシンボ
ルが停止されてしまうことから、ゲームが単調になりや
すいという欠点があった。また、リール駆動タイプのも
のでは、1リールに割り当てられるシンボルの種類や個
数をあまり多くすることはできず、ゲームの趣向に多様
性を与えることが非常に困難であった。このような欠点
を解決するために、リールを、透明な外リールとこの外
リールの内側で回転させる内リールとの二重リールで構
成した遊技機が例えば特許2529452号公報などで
提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような二重リールを用いた遊技機では、それぞれのリー
ルに配列されたシンボル同士の組み合わせ又はそれぞれ
のリールのシンボルを組み合わせて当たりの有無を決定
しているため、単体のリールを用いたときと比べてシン
ボルの組み合わせ数は増加するが、二重リールという独
特のリールを用いている割には、遊技者への視覚的なア
ピールに欠け、また、ゲームの内容が従来と変化がなく
興趣に欠けるという欠点があった。
【0005】本発明は上記課題を解決するためになされ
たもので、外リールと内リールとから構成された二重リ
ールを用いて、遊技者に視覚的なアピールを行い、ゲー
ムへの興趣を盛り立てることができるようにした遊技機
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、外周面に複数種類の絵柄シンボルが配列さ
れた複数のリールを表示窓の奥で回転させ、これらのリ
ールの回転を停止させたときに、表示窓の所定位置に現
れたシンボルの組み合わせが予め決められた所定の組み
合わせである場合に遊技者にとって有利となる特別遊技
状態を発生させる遊技機において、前記複数のリールの
うちの少なくともいずれかを、複数種類の絵柄シンボル
を配列した透明な外リールと、外リールの絵柄シンボル
の少なくとも1つの属性に合わせた背景絵柄を設けた内
リールとの二重リールで構成するとともに、抽選で決め
られた停止位置で前記外リールと内リールとをそれぞれ
停止させる停止制御手段と、前記停止制御手段により各
リールの停止制御が行われる前に、少なくとも一方のリ
ールを複数種類の演出回転態様の中から選択された演出
回転態様で回転させる演出制御手段とを設けたものであ
る。
【0007】なお、前記背景絵柄を前記表示窓で表示さ
れる絵柄シンボルの個数分に相当する範囲にわたって描
くとともに、前記内リールは背景絵柄全体を表示するよ
うに停止されることが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】図1に示すように、パチンコ機2
の盤面3にシンボル表示装置4が組み込まれている。盤
面3には、そのほぼ中央に始動穴5が設けられる他、適
数個の通常入賞穴6、アタッカ(開閉板)7、アウト穴
8が設けられ、さらに図示は省略してあるが、障害釘や
風車などが設けられている。
【0009】球発射装置によってパチンコ球は一個ずつ
盤面3に打ち出され、始動穴5、通常入賞穴6、アウト
穴8のいずれかに入る。また、アタッカ7が開いている
ときには、アタッカ7にも入るようになる。始動穴5に
入ったときには、シンボル表示装置4によりシンボルの
移動表示が開始され、詳しくは後述するように、入賞ラ
イン上で所定のシンボルが揃うと当りになり、アタッカ
7が開いてパチンコ球が入りやすくなる。
【0010】始動穴5、通常入賞穴6、アタッカ7にパ
チンコ球が入ると入賞となり、景品球の払い出しが行わ
れる。アタッカ7は所定個数のパチンコ球が入るか又は
開放された時間が所定時間に達するまでは開放されたま
まとなっており、所定個数のパチンコ球が入った後でも
一定回数を限度に再び開放される。したがって、シンボ
ル表示装置4で当りが得られた場合には多くの景品球が
得られるようになる。
【0011】図2に示すように、シンボル表示装置4の
上方には保留玉表示部9が設けられている。保留球表示
部9では、シンボルの移動表示が行われている期間中に
始動穴5に入ったパチンコ球が4個を限度に保留球とし
て表示される。そして、1回のシンボルの移動表示が終
了した後に、保留球がある場合には引き続きシンボルの
移動表示が開始される。
【0012】シンボル表示装置4には3個の表示窓1
0,11,12が形成され、その奥にはそれぞれ第1リ
ール13,第2リール14,第3リール15が設けられ
ている。第1〜第3リール13〜15にはシンボルが縦
方向に配列され、第1〜第3リール13〜15が停止し
た時点では、シンボル表示窓10〜12からは1個のリ
ールごとに3個ずつ、したがって合計9個のシンボルが
外部から観察可能になっている。
【0013】また、第1〜第3リール13〜15が停止
したときに、そのゲームについてシンボルの組み合わせ
を決めるための破線で示す入賞ライン16a〜16eが
横3本、斜め2本の合計5本設定されている。第1〜第
3リール13〜15は、始動穴5にパチンコ玉が1個入
ると一斉に回転し、その後、所定時間が経過した後に停
止される。そして、いずれか一本の入賞ライン上に同一
のシンボルが揃うと当たりとなり、それ以外のシンボル
の組み合わせは全てハズレとなる。当たりが発生すると
アタッカ7が一定回数を限度に繰り返し開閉される。ア
タッカ7の1回の開放は所定個数のパチンコ球が入賞す
るか又はアタッカ7の開放時間が所定時間に達すると終
了される。
【0014】図3に示すように、第1〜第3リール13
〜15はそれぞれ内リール20と外リール23との二重
リールで構成されている。なお、第1〜第3リール13
〜15は全て同じ構造であるため、第1リール13を例
にその構造について説明する。内リール20は耐久性の
ある不透明な樹脂性素材で形成されており、その外周面
にはシンボルシート21が巻き付けられている。シンボ
ルシート21には複数種類の背景絵柄22が印刷されて
いる。
【0015】図4に示すように、背景絵柄22は、
「空」22a、「砂漠」22b、「海」22c、「池」
22dの合計4種類から構成され、それぞれの風景を示
す絵が描かれている。シンボルシート21は、通常の絵
柄シンボルを16個配列することが可能な長さに形成さ
れている。それぞれの背景絵柄22は絵柄シンボル3個
分の範囲にわたって設けられており、背景絵柄22同士
の間には、無パターンの「ブランクシンボル」が絵柄シ
ンボル1個分配置されるように配列されている。第2,
第3リール14,15の内リール20にも同様のシンボ
ルシートが巻き付けられ、それぞれに4種類の背景絵柄
22が設けられている。そして、各リールごとに同じ種
類の背景絵柄22が表示窓10〜12から表示されると
1つの背景が完成されるようになっている。
【0016】外リール23はその外周面となるリール体
23aが透明な樹脂で形成されており、外リール23を
通して内リール20の背景絵柄22を観察することが可
能とされている。リール体23aには絵柄シンボル24
が印刷されている。絵柄シンボル24は、「コンドル」
24a、「ラクダ」24b、「イルカ」24c、「カエ
ル」24dの合計4種類から構成されている。
【0017】絵柄シンボル24は、各種類ごとに2個づ
つ合計8個設けられており、それぞれの絵柄シンボル2
4同士の間には「ブランクシンボル」が配置されるよう
に配列されている。当たりの有無の表示は外リール23
に配列された同一の絵柄シンボル24が入賞ライン上に
揃うか否かにより表示される。
【0018】それぞれの絵柄シンボル24はその種類ご
とに背景絵柄22と関連付けされており、「空」22a
と「コンドル」24a、「砂漠」22bと「ラクダ」2
4b、「海」22cと「イルカ」24c、「池」22d
と「カエル」24dがそれぞれ同じ属性とされている。
そして、それぞれの属性を一致させて背景絵柄22及び
絵柄シンボル24が表示させるか否かによって、外リー
ル23と内リール20との停止態様が異なるようになっ
ている。なお、内リール20及び外リール23ともにシ
ンボルの種類数及び配列順序については適宜に設定して
よい。また、外リール23のリール体23aには内リー
ル20の背景絵柄22を透過して視認できる程度に着色
を施してもよい。
【0019】内リール20及び外リール23にはそれぞ
れ取付け板25,26が一体に形成されており、この取
付け板25,26を介してステッピングモータに直結さ
れている。これにより、内リール20及び外リール23
はステッピングモータにより回転される。
【0020】図6に上記パチンコ機の電気的構成を機能
ブロック図で示す。CPU39はプログラムROM40
に格納されたシーケンスプログラムにしたがってパチン
コ機2の作動を制御する。
【0021】始動穴5に組み込まれた始動穴入賞センサ
41によって入賞が検知されると、スタート信号発生部
42からCPU39にスタート信号が入力される。CP
U39は、スタート信号に応答してモータ制御部43を
作動させる。モータ制御部43は、ドライバ56〜61
を介して第1〜第3リール13〜15の内リール20及
び外リール23に取り付けられたステッピングモータ5
0〜55を駆動し、内リール20及び外リール23を一
斉に回転させる。
【0022】CPU39は、さらにスタート信号の入力
により乱数発生部56を作動させる。これにより1個の
乱数値がランダムにサンプリングされ、入賞判定部57
に送られる。
【0023】入賞判定部57は、サンプリングされた乱
数値を入賞決定テーブル58と照合する。入賞決定テー
ブル58では、乱数発生部56で発生される全乱数値が
当たりを発生させるグループとハズレのグループとに分
けられ、さらにそれぞれのグループが入賞ライン上に停
止させるシンボルの種類を示すグループに分けられてい
る。したがって、入賞判定部57と入賞決定テーブル5
8とにより抽選が行われると当たりを出すか否か、そし
てどの入賞ラインにどのシンボルを停止させるかが決定
される。抽選が終了すると抽選結果がCPU39に入力
される。
【0024】CPU39は、サンプリングされた乱数値
と入賞決定テーブル58との照合により決定された当た
り役の有無に基づき、ハズレ用停止パターン抽選部59
又は当たり用停止パターン抽選部60を作動させる。
【0025】ハズレ用停止パターン抽選部59及び当た
り用停止パターン抽選部60は、それぞれ乱数発生器、
乱数サンプリング回路、停止パターン決定テーブルから
構成されており、入賞判定部57で判定された当たりの
有無に応じていずれかが作動される。
【0026】ハズレ用停止パターン抽選部59及び当た
り用停止パターン抽選部60では、どのような演出回転
態様で内リール20及び外リール23を回転させるかが
抽選により決定される。停止パターン決定テーブルで
は、乱数発生器で発生される全乱数値がグループ分けさ
れており、それぞれの乱数値グループに内リール20及
び外リール23の演出回転態様が割り当てられている。
【0027】割り当てられている演出回転態様は、例え
ば最後に停止されるリールの回転中に同一のシンボルが
入賞ライン上に揃い、最後のリールが停止されると当た
りが表示される状態、いわゆるリーチの発生、リーチが
発生することをリールの回転前や回転中に遊技者に報知
するリーチ予告、発生したリーチの種類によって当たり
に発展するか否かの信頼度の表示などを行うためのもの
が含まれている。なお、当たり用停止パターン抽選部6
0の停止パターンテーブルでは信頼度の高いリーチが発
生されやすいように乱数値のグループ分けが行われ、ハ
ズレ用停止パターン抽選部59の停止パターンテーブル
では信頼度の低いリーチが発生されやすいように乱数値
のグループ分けが行われており、これによりリーチの種
類によってその信頼度が異なるようになっている。
【0028】ハズレ用停止パターン抽選部59及び当た
り用停止パターン抽選部60は、決定した演出回転態様
で内リール20及び外リール23が回転されるように、
各ステッピングモータ50〜55の演出回転態様を表す
演出態様データをCPU39に入力する。
【0029】ステッピングモータ50〜55は、ドライ
バ56〜61を介して入力される駆動パルスの個数に応
じて単位ステップ角ずつ回転される。
【0030】内リール20及び外リール23には基準位
置を示す信号片が設けられ、その回転がフォトインタラ
プタで監視されている。そして、内リール20及び外リ
ール23が一回転するごとにフォトインタラプタからリ
セット信号が得られ、駆動パルスの個数を係数するカウ
ンタ62〜67の計数値が「0」にリセットされる。し
たがって、カウンタ62〜67の計数値はリール一回転
以内での回転位置を表すことになる。リセット信号が得
られるときの内リール20及び外リール23の回転位置
と、内リール20及び外リール23に配列されたシンボ
ルの種類及び配列は予め判っているから、ステッピング
モータ50〜55に供給される駆動パルスの個数を監視
することによって、表示窓10〜12に現れるシンボル
の種類を識別することが可能となる。結果的にCPU3
9とモータ制御部43は停止制御手段として機能する。
【0031】アタッカ開閉制御部68は当たりが発生し
たときに作動され、アタッカ7を開放する。そして、ア
タッカ7に入ったパチンコ球の数が所定個数に達するか
又はアタッカ7の開放時間が所定時間に達するとアタッ
カ7は一旦閉じられ、再度開放される。アタッカ7の開
閉は一定回数を限度に繰り返され、アタッカ7が開閉さ
れた回数が一定回数に達した時点で当たり発生に対する
処理が終了される。
【0032】以上のように構成されたパチンコ機の作用
について説明する。図7〜9に示すように始動穴5にパ
チンコ球が入賞すると、配当球の払い出しが行われると
ともに、スタート信号発生部42からCPU39にスタ
ート信号が入力される。CPU39はモータ制御部43
を介してステッピングモータ50〜55を一斉に駆動
し、第1〜第3リール13〜15の内リール20及び外
リール23の回転を開始させる。
【0033】また、始動穴5へのパチンコ球の入賞と同
時に、乱数発生部56による抽選が行われ、一つの乱数
値がサンプリングされる。入賞判定部57はこの乱数値
を入賞決定テーブル58と照合し、この乱数値が当たり
又はハズレのいずれに該当するかを判定する。
【0034】判定結果がハズレの場合には、ハズレ用停
止パターン抽選部59が作動され、判定結果が当たりの
場合には、当たり用停止パターン抽選部60が作動され
て内リール20及び外リール23の演出回転態様が抽選
により決定される。CPU39はハズレ用停止パターン
抽選部59又は当たり用停止パターン抽選部60からの
演出態様データ及び入賞判定部57での抽選結果に応じ
てステッピングモータ50〜55の駆動制御及び停止制
御を行い、第1リール13→第3リール15→第2リー
ル14の順で先ず内リール20を停止させてから外リー
ル23を停止させる。結果的に、CPU39、モータ制
御部43、ハズレ用停止パターン抽選部59、当たり用
停止パターン抽選部60は演出制御手段として機能す
る。
【0035】全ての内リール20が停止した時点で、第
1〜第3リール13〜15に表示されたそれぞれの背景
絵柄22の組み合わせが同じ種類の組み合わせの場合、
つまりは表示窓10〜12から1つの背景が表示された
場合はリーチ予告とされ、リーチが発生することが遊技
者に報知される。この場合、CPU39は第1リール1
3と第3リール15の外リール23を同一の入賞ライン
上に同一の絵柄シンボル24が停止するように停止さ
せ、リーチを発生させる。
【0036】この場合、通常のリーチが発生されるだけ
でなく、第2リール14が停止されたときに当たりに発
展する確率が通常のリーチよりも高くなる、つまりは信
頼度の高いリーチであるスーパーリーチが発生されるこ
とがある。
【0037】スーパーリーチを発生させることが決定さ
れている場合、CPU39は、リーチが発生していると
きに全ての内リール20を再び回転させ、停止している
外リール23に表示された絵柄シンボル24と属性が一
致した背景絵柄22が表示されるように内リール20の
停止制御を行う。
【0038】図10に示すように、例えば表示窓10〜
12から内リール20に「空」22aを表示するととも
に、第1リール13及び第3リール15が停止して外リ
ール23に「カエル」24dが揃ってリーチが発生し、
図11に示すように内リール20が再回転して「池」2
2dの背景図柄が表示された場合にスーパーリーチとな
る。このように、背景絵柄22と絵柄シンボル24との
属性を一致させることにより、スーパーリーチが発生し
たことを遊技者に察知させることができ、遊技者の当た
り発生への期待感を抱かせてゲームへの興趣を高めるこ
とができる。
【0039】演出態様データには、スーパーリーチを発
生させることが決定されていない場合にも内リール20
が再回転される態様も含まれており、この場合、CPU
39は背景絵柄22と絵柄シンボル24との属性が一致
されないように内リール20を停止させる。
【0040】また、演出態様データには、第1〜第3リ
ール13〜15が停止されたときに、いずれかの入賞ラ
イン上で背景絵柄22と属性が一致する絵柄シンボル2
4が表示された場合、外リール23が再回転してリーチ
が発生される演出回転態様が含まれている。
【0041】図12に示すように、例えば背景絵柄22
が「空」22aを表示するとともに、入賞ライン16a
上に「コンドル」24a−「カエル」24d−「ラク
ダ」24bと表示された場合、背景絵柄22の「空」2
2aと絵柄シンボル24の「コンドル」24aとの属性
が一致しているため、図13に示すように全ての外リー
ル23が再回転してリーチが発生される。
【0042】この場合、CPU39は、先ず第1リール
13と第3リール15との外リール23をリーチが発生
しないように停止させ、さらに第2リール14も停止さ
せる。そして、内リール20の背景絵柄22と属性が一
致するようにいずれかの入賞ラインに絵柄シンボル24
を停止させて外リール23を再回転させ、第1リール1
3と第3リール15とを停止させてリーチを発生させ
る。
【0043】なお、外リール23が一旦停止されて背景
絵柄22と絵柄シンボル24との表示が行われてから再
回転される場合、外リール23の一時停止時に遊技者が
絵柄シンボル24の種類を識別できる程度にステッピン
グモータ50〜54により外リール23に僅かな振動が
加えられ、背景絵柄22と絵柄シンボル24との表示が
行われる。このように、最終的に当たり有無の表示が行
われたときの停止状態とは異なるように外リール23を
一時停止させることで、最終的に当たりの有無が表示さ
れていない段階で遊技者が遊技を中止してしまうことが
防止される。
【0044】また、外リール23が再回転した後に停止
されてもリーチが発生せずに次回のゲームでリーチが発
生される演出回転態様も演出態様データに含まれてい
る。この場合、CPU39は、プログラムROM40内
のRAM領域にリーチ発生データを書き込んでおき、次
回のゲームでリーチが発生するように、外リール23の
停止制御を行う。なお、リーチは次回以降の所定回数の
ゲーム期間中に発生するようにしてもよい。
【0045】さらに、演出態様データには、判定結果が
当たりのときに、内リール20の再回転時間が長くなる
演出回転態様も含まれており、この場合、CPU39は
内リール20と第2リール14とを同時に停止させて当
たりを表示する。
【0046】この他、演出態様データには、全ての内リ
ール20が停止した時点で、表示窓10〜12から1つ
の背景が表示されなかった場合、外リール23が停止さ
れたときに、第1〜第3リール13〜15のなかに絵柄
シンボル24の属性が背景絵柄22と一致するリールが
あり、かつそのリール以外の2つのリールのシンボル2
2が同一の種類で同一の入賞ライン上に停止されている
と、属性が一致しているシンボル22が配列された外リ
ール23は再回転される。再回転された外リール23が
入賞ライン上に同一のシンボル22が揃うように停止さ
れると、当たりが発生する。
【0047】図14に示すように、例えば背景絵柄22
が「空」22a−「砂漠」22b−「海」22cと停止
するとともに、絵柄シンボル24が「コンドル」24a
−「カエル」24d−「カエル」24dとなるように内
リール20及び外リール23が停止された場合、第1リ
ール13で「空」22aと「コンドル」24aとの属性
が一致しているため、第1リール13の外リール23の
みが再回転される。
【0048】なお、絵柄シンボル24及び背景絵柄22
の属性が一致することなく、また、表示窓10〜12か
ら1つの背景が表示されるように内リール20が停止さ
れなかった場合にもリーチは発生されるが、この場合
は、上記の各リーチに比べて当たりが発生する確率が低
い、つまりは信頼度の低いリーチとなっている。
【0049】入賞ライン上にシンボルが揃って当たりが
発生すると、アタッカ開閉制御部63が作動され、アタ
ッカ7が開放される。アタッカ7は一回開放されると、
入賞したパチンコ球が所定個数に達するか又はアタッカ
7の開放時間が所定時間に達すると一旦閉じられ、再び
開放される。アタッカ7の開放は一定回数を限度に繰り
返され、アタッカ7が開閉された回数が一定回数に達す
ると当たり発生に伴う処理が終了される。
【0050】上記実施形態では、背景絵柄22を風景の
絵を描くことにより構成したが、模様、マーク、色など
外リール23の絵柄シンボル24と関連付けされていれ
ば適宜の構成にしてよい。
【0051】上記実施形態では、始動穴5にパチンコ球
が入賞するたびに外リール23と内リール20を回転さ
せるようにしたが、例えば始動穴5にパチンコ球が入賞
したことを契機に抽選を行い、この抽選に当選した場合
など、所定の条件が満たされたときのみ内リール20を
回転させてもよい。この場合、第1〜第3リール13〜
15が回転されるたびに内リール20が回転されるわけ
ではないので、遊技者の眼精疲労を防止でき、また、内
リール20が回転されることによる遊技者の当たりへの
期待感を増大させることができる。なお、前記所定の条
件は、例えば始動穴5に入賞したパチンコ球の個数が所
定個数に達したときなどゲームの内容を考慮にいれて適
宜に設定するとよい。
【0052】また、リーチ、スーパーリーチ、リーチ予
告などを発生させる際には、例えば内リール20、外リ
ール23、内リール20及び外リール23を逆回転させ
る、振動させる、回転スピードや回転開始時間や停止時
間を変化させる、別個に設けたランプやLEDなどの表
示器を点滅・点灯・消灯させる、音声による演出を行
う、又は、これらを組み合わせるなど適宜の手段を用い
て上記のような状況が発生したことを遊技者が察知でき
るようにしてよい。また、リールが最終的に停止される
前に当たりが発生することを遊技者に報知する当たり予
告やリーチの信頼度表示に上記のような手段を用いても
よい。この場合、ゲームの内容が分かりやすく、且つ、
リールのシンボルが見やすく、そして、リールが回転し
たときにシンボルの移動表示が煩わしくならないよう
に、適宜の手段を用いることが好ましい。
【0053】この他、例えば当たりを通常当たりと、次
回又は所定回数通常当たりが得られるまで通常当たりの
確率が高くされる確率変動当たりとの2種類から構成
し、背景絵柄及び絵柄シンボルの属性が一致した場合は
確率変動当たり、背景絵柄及び絵柄シンボルの属性が一
致しなかった場合は通常当たりとするなど、当たりの種
類を複数種類として、それぞれの当たりを表示する方法
として本発明を用いてもよい。
【0054】上記実施形態では、表示窓ごとにいずれか
の種類の背景絵柄22を絵柄シンボル3個分の範囲にわ
たって全てが表示されるように内リール20を停止させ
たが、例えば通常ではいずれかの種類の背景絵柄の一部
と「ブランクシンボル」を表示し、各表示窓ごとに同一
の種類の背景絵柄を表示するように内リールが停止さ
れ、1つの背景が表示されたときにスーパーリーチする
など、背景絵柄は必ずしも種類ごとに全てを表示しなく
てもよく、この場合もゲームの内容は適宜に設定してよ
い。
【0055】上記実施形態では、シンボルシート21の
長さを、絵柄シンボルを16個配列可能な長さとし、シ
ンボルシート21に描かれた背景絵柄22を絵柄シンボ
ル3個分の範囲にわたって設けるとともにその種類数を
4種類としたが、例えばシンボルシートの長さを、絵柄
シンボルを20個配列可能な長さとし、シンボルシート
に描く背景絵柄を絵柄シンボル3個分の範囲にわたって
設けるとともにその種類数を5種類として、内リールを
それぞれの背景絵柄を表示するように停止させるように
するなど、背景絵柄の種類数や配置方法、背景絵柄を設
ける範囲、停止させる位置などは適宜に設定してよい。
【0056】上記実施形態では、第1リール13→第3
リール15→第2リール14の順に各リールが停止され
るようにしたが、リールの停止順序は適宜順序にしてよ
い。
【0057】上記実施形態では、「ブランクシンボル」
を無パターンにしたが、当たりの有無の表示に関わらな
いシンボルを設け、このシンボルを「ブランクシンボ
ル」としてもよい。この場合の「ブランクシンボル」
は、内リールの視認の妨げにならないように、例えば当
たりの有無を決定するためのシンボルよりも小さくした
り、リールの端部に設けるなどの手段を講じることが好
ましい。
【0058】上記実施形態では、表示されるシンボルの
数を3個あるいは6個、入賞ラインの数を5本とした
が、シンボルの表示数及び入賞ラインの数は適宜数にし
てよい。
【0059】上記実施形態では、第1〜第3リール13
〜15を設けてリールの数を3本とし、それぞれを内リ
ール20と外リール23とから構成したが、リールの本
数は適宜本数設けてよく、また、例えば1リールのみ内
リールと外リールとで構成するなど、内リール及び外リ
ールも適宜に設けてよい。
【0060】上記実施形態では、リール駆動タイプのパ
チンコ機に本発明を適用したが、ビデオタイプのパチン
コ機や、スロットマシンなど他の遊技機にも等しく適用
することができる。
【0061】
【発明の効果】以上のように、本発明の遊技機によれ
ば、複数のリールのうちの少なくともいずれかを、複数
種類の絵柄シンボルを配列した透明な外リールと、外リ
ールの絵柄シンボルの少なくとも1つの属性に合わせた
背景絵柄を設けた内リールとの二重リールで構成すると
ともに、抽選で決められた停止位置で前記外リールと内
リールとをそれぞれ停止させる停止制御手段と、前記停
止制御手段により各リールの停止制御が行われる前に、
少なくとも一方のリールを複数種類の演出回転態様の中
から選択された演出回転態様で回転させる演出制御手段
とを設けたので、背景絵柄と絵柄シンボルとの組み合わ
せに応じて様々なリールの停止制御を行ってゲームの内
容をバラエティー豊かにすることが可能になり、これに
より、遊技者に視覚的なアピールを行い、ゲームへの興
趣を盛り立てることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ機の正面概略図である。
【図2】シンボル表示装置の正面図である。
【図3】リールの構成を示す斜視図である。
【図4】内リールの背景絵柄の配列方法の一例を示す説
明図である。
【図5】外リールの絵柄シンボルの配列方法の一例を示
す説明図である。
【図6】パチンコ機の電気的構成の概略を示すブロック
図である。
【図7】ゲームの流れを示すフローチャートである。
【図8】ゲームの流れを示すフローチャートである。
【図9】ゲームの流れを示すフローチャートである。
【図10】スーパーリーチ発生時に内リールが再回転す
る前に表示される背景絵柄及び絵柄シンボルの一例を示
す説明図である。
【図11】スーパーリーチ発生時に表示される背景絵柄
及び絵柄シンボルの一例を示す説明図である。
【図12】外リールが再回転される前にに表示される背
景絵柄及び絵柄シンボルの一例を示す説明図である。
【図13】外リールが再回転されてリーチが発生したと
きに表示される背景絵柄及び絵柄シンボルの一例を示す
説明図である。
【図14】いずれかのリールで背景絵柄と絵柄シンボル
との属性が一致し、リーチが発生される場合に表示され
る背景絵柄及び絵柄シンボルの一例を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
2 パチンコ機 4 シンボル表示装置 5 始動穴 13 第1リール 14 第2リール 15 第3リール 20 内リール 21 シンボルシート 22 背景絵柄 24 絵柄シンボル 23 外リール 23a リール体 40 プログラムROM 56 乱数発生部 57 入賞判定部 58 入賞決定テーブル 59 ハズレ用停止パターン抽選部 60 当たり用停止パターン抽選部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面に複数種類の絵柄シンボルが配列
    された複数のリールを表示窓の奥で回転させ、これらの
    リールの回転を停止させたときに、表示窓の所定位置に
    現れたシンボルの組み合わせが予め決められた所定の組
    み合わせである場合に遊技者にとって有利となる特別遊
    技状態を発生させる遊技機において、 前記複数のリールのうちの少なくともいずれかを、複数
    種類の絵柄シンボルを配列した透明な外リールと、外リ
    ールの絵柄シンボルの少なくとも1つの属性に合わせた
    背景絵柄を設けた内リールとの二重リールで構成すると
    ともに、 抽選で決められた停止位置で前記外リールと内リールと
    をそれぞれ停止させる停止制御手段と、 前記停止制御手段により各リールの停止制御が行われる
    前に、少なくとも一方のリールを複数種類の演出回転態
    様の中から選択された演出回転態様で回転させる演出制
    御手段とを設けたことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記背景絵柄を前記表示窓で表示される
    絵柄シンボルの個数分に相当する範囲にわたって描くと
    ともに、前記内リールは背景絵柄全体を表示するように
    停止されることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
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