JP2003287125A - 自動変速機の変速制御装置および変速制御方法 - Google Patents

自動変速機の変速制御装置および変速制御方法

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JP2003287125A JP2002091044A JP2002091044A JP2003287125A JP 2003287125 A JP2003287125 A JP 2003287125A JP 2002091044 A JP2002091044 A JP 2002091044A JP 2002091044 A JP2002091044 A JP 2002091044A JP 2003287125 A JP2003287125 A JP 2003287125A
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    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/16Inhibiting or initiating shift during unfavourable conditions, e.g. preventing forward reverse shift at high vehicle speed, preventing engine over speed
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動変速機の作動油の温度に基づいて、変速
を制御する。 【解決手段】 ECT_ECU100は、イグニッショ
ンスイッチ200から車両のエンジンを始動させる信号
が入力されると、エンジン冷却水温度センサ300、エ
ンジン吸気温度センサ400およびAT作動油温度セン
サ500のいずれかから入力された信号に基づいて、油
温しきい値を算出する回路と、車両の走行中に、予め定
められたサンプリングタイム間隔で、AT作動油温度セ
ンサ500から入力された信号に基づいて油温を検知す
る回路と、検知した油温が算出された油温しきい値より
も低いと、4速から5速への変速を禁止するように自動
変速機を制御する回路とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の自動変速機
の制御装置に関し、特に、自動変速機の作動油の温度に
基づいて自動変速機を制御する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車に備えられる自動変速機として、
ポンプ、タービンおよびステータ等から構成されるトル
クコンバータと、このトルクコンバータのタービンに接
続される多段歯車式の変速機構とを組合せて構成された
ものが汎用されている。かかる自動変速機には、通常、
油圧回路部と主要な構成部とする油圧制御装置が付設さ
れ、この油圧制御装置により、変速機構におけるクラッ
チ、ブレーキ等の油圧作動式の摩擦締結要素の締結およ
び解放が行なわれ、それによって自動変速機の変速動作
が行なわれる。このような油圧制御装置が付設された自
動変速機においては、その変速動作が行なわれる際、摩
擦締結要素を作動させる油圧回路部において、それに供
給する作動油圧が形成される。その場合、油圧回路部に
含まれる油圧制御バルブの開弁時間あるいは開度等が、
コントロールユニットから油圧制御バルブに供給される
駆動パルス信号のパルス占有率等に応じて変化せしめら
れ、それにより、かかる作動油圧が制御される。その場
合、摩擦締結要素が解放状態から急激に締結状態に移行
すると、変速ショックが生じるおそれがあるので、摩擦
締結要素に供給される油圧が調圧され、摩擦締結要素が
解放状態から半締結状態さらに締結状態に移行する。こ
のようにすることにより、変速ショックを生じさせるこ
となく、摩擦締結要素を係合状態から締結状態に移行さ
せることができる。
【0003】このように、自動変速機における変速動作
を、摩擦締結要素に供給される作動油圧を予め定められ
た特性にしたがって変化させる場合、作動油の温度が低
いときには、油温が高いときに比較してその作動油の粘
度が高くなり、応答性が低くなる。そのため、油温が比
較的高いときには摩擦締結要素の締結タイミングが適切
であっても、油温が比較的低くなると摩擦締結要素に対
する作動油の供給または排除が遅れて、摩擦締結要素を
適切なタイミングで解放および締結させることができな
い場合がある。その結果、変速ショックが生じるおそれ
がある。
【0004】特開昭64−35154号公報は、このよ
うな課題を解決する自動変速機の油圧制御装置を開示す
る。この公報に開示された制御装置は、自動変速機にお
ける変速動作を行なう油圧作動式の摩擦係合要素と、そ
の摩擦係合要素に変速動作を行なわせるために、予め定
められた制御特性にしたがって作動油圧を供給する油圧
制御回路と、作動油圧を生じさせる作動油の温度を検知
する油温検知回路と、油温検知回路により検知された作
動油の温度に応じて、油圧制御回路に摩擦係合要素に対
する作動油圧の供給制御における制御特性を変更させる
制御特性変更回路とを含む。
【0005】この制御装置によると、自動変速機の作動
油の温度に応じた制御特性に基づいて、摩擦係合要素に
供給される作動油圧が変化する。そのため、たとえば作
動油の温度が低いときにおける摩擦係合要素の作動遅れ
等が解消されて、摩擦係合要素の係合タイミング等を適
切に制御できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】自動変速機の作動油の
油温を検知するセンサは、センサの取付け場所の制約等
により、通常、発熱量が多く高温領域になりやすいトル
クコンバータの出口付近に設置されている。そのため、
センサにより、実際に変速制御を行なうアクチュエータ
やバルブ近傍の作動油の油温が直接測定されるわけでは
ない。さらに、作動油の油温は、その自動変速機の油圧
回路の構造上の複雑さにより、温度分布が著しい。その
ため、センサにより検知された油温と、実際に変速制御
を行なうアクチュエータやバルブ近傍の作動油の油温と
が大きく相違する場合がある。特に、低温領域において
は、油圧回路そのものが冷えているため、作動油が油圧
回路を循環中に冷却されたり、冷却された作動油が滞留
し続けることにより、センサにより検知される油温より
も作動部位であるアクチュエータやバルブ近傍の油温が
低くなる。
【0007】このような状況のもとで、上述の公報に開
示された制御装置を適用しても、実際の作動部位の油温
に基づいて変速制御できないので、変速ショックが生じ
るおそれがある。
【0008】また、上述の公報とは別に、自動変速機の
作動油の油温が低い場合には、作動油の粘度が上昇する
ために直接圧を用いたクラッチtoクラッチによる応答
性が悪くなるため、作動油の油温が予め定められたしき
い値を下回ると特定の変速段への変速を禁止する制御を
行なう制御装置がある。このような制御装置において
も、実際の作動部位の油温に基づいて変速禁止を制御で
きないので、以下のような問題が生じる。測定油温が高
く、作動部位の油温が低い場合であっても、特定の変速
段への変速を禁止させるためには、しきい値を予め高く
設定する必要がある。このようなしきい値を設定した場
合、測定油温と作動部位の油温との差が小さいと、変速
禁止の解除が遅れ、高変速段への変速が遅れ、ドライバ
ビリティの悪化、燃費の悪化を生じさせる。
【0009】本発明は、上述の課題を解決するためにな
されたものであって、多数の油温センサを自動変速機の
油圧回路の構成に対応させて取付けることなく、車両に
搭載された自動変速機の作動油の油温に基づいて、自動
変速機の変速を制御する変速制御装置および変速制御方
法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る制御装
置は、車両に搭載された自動変速機を制御する。この制
御装置は、車両のエンジンを始動させるタイミングを検
知するための検知手段と、自動変速機の作動油の油温を
検知するための油温検知手段と、エンジンの始動時の作
動油の油温に対応させた、油温しきい値を記憶するため
の記憶手段と、検知手段により検知されたタイミングに
おいて油温検知手段により検知された油温に基づいて、
油温しきい値を算出するための算出手段と、車両の走行
中に、油温検知手段により検知された油温が、算出手段
により算出された油温しきい値以下であると、特定の変
速段への変速を禁止するように、自動変速機を制御する
ための制御手段とを含む。
【0011】第1の発明によると、自動変速機におい
て、特定段への変速(たとえば、5速自動変速機の場
合、4速から5速への変速)は、直接圧を用いてクラッ
チtoクラッチで行なわれるため、クラッチ付近の作動
油の温度が低いと応答性が悪く、変速ショックが生じ
る。油温検知手段は、たとえば、自動変速機のトルクコ
ンバータ近傍であって、このクラッチ付近とは異なる場
所に設置される。エンジン始動時に検知された自動変速
機の作動油の油温が低いと、たとえば車両が停止してい
た時間が長くて自動変速機自体およびその作動油が冷え
ているため、油温検知手段により検知された油温が高く
ても、クラッチ付近の温度が十分に上昇していない可能
性が高いので、特定段への変速の禁止する油温しきい値
を高く設定する。エンジン始動時に検知された自動変速
機の作動油の油温が高いと、たとえば車両が停止してい
た時間が短くて自動変速機自体およびその作動油が温ま
っているため、油温検知手段により検知された油温が多
少低くても、クラッチ付近の温度が上昇している可能性
が高いので、特定段への変速の禁止する油温しきい値を
低く設定する。これにより、複雑な構造のために、自動
変速機の摩擦締結要素付近の油温を正確に測定できない
場合であっても、特定段への変速禁止のための油温しき
い値を正確に算出できる。その結果、多数の油温センサ
を自動変速機の油圧回路の構成に対応させて取付けるこ
となく、車両に搭載された自動変速機の作動油の油温に
基づいて、自動変速機の変速を制御する変速制御装置を
提供することができる。
【0012】第2の発明に係る制御装置は、車両に搭載
された自動変速機を制御する。この制御装置は、車両の
エンジンを始動させるタイミングを検知するための検知
手段と、自動変速機の作動油の油温を検知するための油
温検知手段と、エンジンの冷却水の水温を検知するため
の水温検知手段と、エンジンの始動時の冷却水の水温に
対応させた、油温しきい値を記憶するための記憶手段
と、検知手段により検知されたタイミングにおいて水温
検知手段により検知された水温に基づいて、油温しきい
値を算出するための算出手段と、車両の走行中に、油温
検知手段により検知された油温が、算出手段により算出
された油温しきい値以下であると、特定の変速段への変
速を禁止するように、自動変速機を制御するための制御
手段とを含む。
【0013】第2の発明によると、エンジン始動時に検
知されたエンジンの冷却水の水温が低いと、たとえば車
両が停止していた時間が長くて自動変速機自体およびそ
の作動油が冷えているため、油温検知手段により検知さ
れた油温が高くても、クラッチ付近の温度が十分に上昇
していない可能性が高いので、特定段への変速の禁止す
る油温しきい値を高く設定する。エンジン始動時に検知
されたエンジンの冷却水の水温が高いと、たとえば車両
が停止していた時間が短くて自動変速機自体およびその
作動油が温まっているため、油温検知手段により検知さ
れた油温が多少低くても、クラッチ付近の温度が上昇し
ている可能性が高いので、特定段への変速の禁止する油
温しきい値を低く設定する。これにより、複雑な構造の
ために、自動変速機の摩擦締結要素付近の油温を正確に
測定できない場合であっても、特定段への変速禁止のた
めの油温しきい値を正確に算出できる。
【0014】第3の発明に係る制御装置は、車両に搭載
された自動変速機を制御する。この制御装置は、車両の
エンジンを始動させるタイミングを検知するための検知
手段と、自動変速機の作動油の油温を検知するための油
温検知手段と、エンジンへ吸入される空気の吸気温を検
知するための吸気温検知手段と、エンジンの始動時の空
気の吸気温に対応させた、油温しきい値を記憶するため
の記憶手段と、検知手段により検知されたタイミングに
おいて吸気温検知手段により検知された吸気温に基づい
て、油温しきい値を算出するための算出手段と、車両の
走行中に、油温検知手段により検知された油温が、算出
手段により算出された油温しきい値以下であると、特定
の変速段への変速を禁止するように、自動変速機を制御
するための制御手段とを含む。
【0015】第3の発明によると、エンジン始動時に検
知されたエンジンへ吸入される空気の吸気温が低いと、
たとえば車両の周辺の雰囲気の気温が低くて自動変速機
の作動油が温まりにくいため、油温検知手段により検知
された油温が高くても、クラッチ付近の温度が十分に上
昇していない可能性が高いので、特定段への変速の禁止
する油温しきい値を高く設定する。エンジン始動時に検
知されたエンジンへ吸入される空気の吸気温が高いと、
たとえば車両の周辺の雰囲気の気温が高くて自動変速機
の作動油が温まりやすいため、油温検知手段により検知
された油温が多少低くても、クラッチ付近の温度が上昇
している可能性が高いので、特定段への変速の禁止する
油温しきい値を低く設定する。これにより、複雑な構造
のために、自動変速機の摩擦締結要素付近の油温を正確
に測定できない場合であっても、特定段への変速禁止の
ための油温しきい値を正確に算出できる。
【0016】第4の発明に係る制御装置は、車両に搭載
された自動変速機を制御する。この制御装置は、車両の
エンジンを停止させた第1のタイミングおよび第1のタ
イミング後であって、次に車両のエンジンを始動させる
第2のタイミングを検知するための検知手段と、自動変
速機の作動油の油温を検知するための油温検知手段と、
第1のタイミングから第2のタイミングまでの時間を計
測するための計測手段と、時間に対応させた、油温しき
い値を記憶するための記憶手段と、検知手段により検知
された第2のタイミングにおいて計測手段により計測さ
れた時間に基づいて、油温しきい値を算出するための算
出手段と、車両の走行中に、油温検知手段により検知さ
れた油温が、算出手段により算出された油温しきい値以
下であると、特定の変速段への変速を禁止するように、
自動変速機を制御するための制御手段とを含む。
【0017】第4の発明によると、エンジン始動時に検
知された前回エンジンが停止してから今回始動されるま
での時間が長いと、自動変速機自体およびその作動油が
冷えていて温まりにくいため、油温検知手段により検知
された油温が高くても、クラッチ付近の温度が十分に上
昇していない可能性が高いので、特定段への変速の禁止
する油温しきい値を高く設定する。エンジン始動時に検
知された前回エンジンが停止してから今回始動されるま
での時間が短いと、自動変速機自体およびその作動油が
温まりやすいため、油温検知手段により検知された油温
が多少低くても、クラッチ付近の温度が上昇している可
能性が高いので、特定段への変速の禁止する油温しきい
値を低く設定する。これにより、複雑な構造のために、
自動変速機の摩擦締結要素付近の油温を正確に測定でき
ない場合であっても、特定段への変速禁止のための油温
しきい値を正確に算出できる。
【0018】第5の発明に係る制御装置は、第1〜4の
いずれかの発明の構成に加えて、検知手段は、車両のイ
グニッションキーの動作に基づいて、エンジンを始動さ
せるタイミングを検知するための手段を含む。
【0019】第5の発明によると、エンジン始動のタイ
ミングを、ユーザによるイグニッションスイッチの動作
に基づいて検知できる。
【0020】第6の発明に係る制御装置は、第1〜4の
いずれかの発明の構成に加えて、油温検知手段は、自動
変速機の作動油の油温を検知するための2以上のセンサ
と、各センサの異常を検知するための手段と、異常が検
知されなかったセンサにより検知された油温を、作動油
の油温として検知するための手段とを含む。
【0021】第6の発明によると、作動油の油温を検知
するセンサを2以上設けて、異常が検知されなかったセ
ンサにより検知された油温を、作動油の油温として検知
させる。これにより、センサの異常に対するバックアッ
プシステムを構築できる。
【0022】第7の発明に係る制御装置は、車両に搭載
された自動変速機を制御する。この制御装置は、車両の
エンジンを始動させるタイミングを検知するための検知
手段と、自動変速機の作動油の油温を検知するための油
温検知手段と、エンジンの冷却水の水温を検知するため
の水温検知手段と、エンジンへ吸入される空気の吸気温
を検知するための吸気温検知手段と、エンジンの始動時
の作動油の油温に対応させた油温しきい値、エンジンの
始動時の冷却水の水温に対応させた油温しきい値および
エンジンの始動時の空気の吸気温に対応させた油温しき
い値を、それぞれ記憶するための記憶手段と、検知手段
により検知されたタイミングにおいて、油温検知手段に
より検知された油温、水温検知手段により検知された水
温および吸気温検知手段により検知された吸気温のいず
れかに基づいて、油温しきい値を算出するための算出手
段と、車両の走行中に、油温検知手段により検知された
油温が、算出手段により算出された油温しきい値以下で
あると、特定の変速段への変速を禁止するように、自動
変速機を制御するための制御手段とを含む。
【0023】第7の発明によると、エンジンの始動時
に、油温検知手段により検知された油温、水温検知手段
により検知された水温および吸気温検知手段により検知
された吸気温のいずれかに基づいて、油温しきい値が算
出される。水温検知手段が異常であると、油温検知手段
により検知された油温または吸気温検知手段により検知
された吸気温に基づいて、油温しきい値が算出される。
吸気温検知手段が異常であると、油温検知手段により検
知された油温または水温検知手段により検知された水温
に基づいて、油温しきい値が算出される。水温検知手段
および吸気温検知手段が異常であると、油温検知手段に
より検知された油温に基づいて、油温しきい値が算出さ
れる。これにより、検知手段の異常に対するバックアッ
プシステムを構築できる。
【0024】第8の発明に係る制御装置は、第7の発明
の構成に加えて、水温検知手段は、エンジン冷却水の水
温を検知する水温センサと、水温センサの異常を検知す
るための手段とを含む。吸気温検知手段は、エンジンへ
吸入される空気の吸気温を検知する吸気温センサと、吸
気温センサの異常を検知するための手段とを含む。算出
手段は、水温センサおよび吸気温センサの異常状態に基
づいて、検知手段により検知されたタイミングにおい
て、油温検知手段により検知された油温、水温検知手段
により検知された水温および吸気温検知手段により検知
された吸気温のいずれかに基づいて、油温しきい値を算
出するための手段を含む。
【0025】第8の発明によると、たとえば、水温セン
サが異常であると、油温検知手段により検知された油温
または吸気温センサにより検知された吸気温に基づい
て、油温しきい値が算出される。吸気温センサが異常で
あると、油温検知手段により検知された油温または水温
センサにより検知された水温に基づいて、油温しきい値
が算出される。水温センサおよび吸気温センサが異常で
あると、油温検知手段により検知された油温に基づい
て、油温しきい値が算出される。これにより、センサの
異常に対するバックアップシステムを構築できる。
【0026】第9の発明に係る制御装置は、第8の発明
の構成に加えて、算出手段は、水温センサが異常である
場合には、油温検知手段により検知された油温および吸
気温検知手段により検知された吸気温のいずれかに基づ
いて、吸気温センサが異常である場合には、油温検知手
段により検知された油温および水温検知手段により検知
された水温のいずれかに基づいて、水温センサおよび吸
気温センサが異常である場合には、油温検知手段により
検知された油温に基づいて、油温しきい値を算出するた
めの手段を含む。
【0027】第9の発明によると、水温センサが異常で
あると、油温検知手段により検知された油温または吸気
温センサにより検知された吸気温に基づいて、油温しき
い値が算出される。吸気温センサが異常であると、油温
検知手段により検知された油温または水温センサにより
検知された水温に基づいて、油温しきい値が算出され
る。水温センサおよび吸気温センサが異常であると、油
温検知手段により検知された油温に基づいて、油温しき
い値が算出される。これにより、センサの異常に対する
バックアップシステムを構築できる。
【0028】第10の発明に係る制御装置は、第1〜9
のいずれかの発明の構成に加えて、。特定段への変速
は、直接圧により、クラッチを係合している状態からそ
のクラッチとは異なるクラッチを係合することにより行
なわれるものである。
【0029】第10の発明によると、直接圧を用いて係
合されるクラッチを切換える特定段へのクラッチtoク
ラッチによる変速は、自動変速機の作動油の油温が低下
することによる応答性の悪化の影響を大きく受け、変速
ショックを生じやすい。そのため、エンジン始動時の作
動油の油温、エンジン水温、エンジン吸気温およびエン
ジン停止時間などに基づいて算出された油温しきい値
を、検知された油温が上回るまでは、その特定段への変
速は禁止される。その結果、変速ショックの発生を抑制
できる制御装置を実現できる。
【0030】第11の発明に係る制御方法は、車両に搭
載された自動変速機を制御する。この制御方法は、車両
のエンジンを始動させるタイミングを検知する検知ステ
ップと、自動変速機の作動油の油温を検知する油温検知
ステップと、エンジンの始動時の作動油の油温に対応さ
せた、油温しきい値を予め準備する準備ステップと、検
知ステップにて検知されたタイミングにおいて油温検知
ステップで検知された油温に基づいて、油温しきい値を
算出する算出ステップと、車両の走行中に、油温検知ス
テップにて検知された油温が、算出ステップにて算出さ
れた油温しきい値以下であると、特定の変速段への変速
を禁止するように、自動変速機を制御する制御ステップ
とを含む。
【0031】第11の発明によると、自動変速機におい
て、特定段への変速(たとえば、5速自動変速機の場
合、4速から5速への変速)は、直接圧を用いてクラッ
チtoクラッチで行なわれるため、クラッチ付近の作動
油の温度が低いと応答性が悪く、変速ショックが生じ
る。油温検知ステップにおいては、たとえば、自動変速
機のトルクコンバータ近傍であって、このクラッチ付近
とは異なる場所に設置された油温センサにより油温が検
知される。エンジン始動時に検知された自動変速機の作
動油の油温が低いと、たとえば車両が停止していた時間
が長くて自動変速機自体およびその作動油が冷えている
ため、油温検知ステップにて検知された油温が高くて
も、クラッチ付近の温度が十分に上昇していない可能性
が高いので、特定段への変速の禁止する油温しきい値を
高く設定する。エンジン始動時に検知された自動変速機
の作動油の油温が高いと、たとえば車両が停止していた
時間が短くて自動変速機自体およびその作動油が温まっ
ているため、油温検知ステップにて検知された油温が多
少低くても、クラッチ付近の温度が上昇している可能性
が高いので、特定段への変速の禁止する油温しきい値を
低く設定する。これにより、複雑な構造のために、自動
変速機の摩擦締結要素付近の油温を正確に測定できない
場合であっても、特定段への変速禁止のための油温しき
い値を正確に算出できる。その結果、多数の油温センサ
を自動変速機の油圧回路の構成に対応させて取付けるこ
となく、車両に搭載された自動変速機の作動油の油温に
基づいて、自動変速機の変速を制御する変速制御方法を
提供することができる。
【0032】第12の発明に係る制御方法は、車両に搭
載された自動変速機を制御する。この制御方法は、車両
のエンジンを始動させるタイミングを検知する検知ステ
ップと、自動変速機の作動油の油温を検知する油温検知
ステップと、エンジンの冷却水の水温を検知する水温検
知ステップと、エンジンの始動時の冷却水の水温に対応
させた、油温しきい値を予め準備する準備ステップと、
検知ステップにて検知されたタイミングにおいて水温検
知ステップで検知された水温に基づいて、油温しきい値
を算出する算出ステップと、車両の走行中に、油温検知
ステップにて検知された油温が、算出ステップにて算出
された油温しきい値以下であると、特定の変速段への変
速を禁止するように、自動変速機を制御する制御ステッ
プとを含む。
【0033】第12の発明によると、エンジン始動時に
検知されたエンジンの冷却水の水温が低いと、たとえば
車両が停止していた時間が長くて自動変速機自体および
その作動油が冷えているため、油温検知ステップにて検
知された油温が高くても、クラッチ付近の温度が十分に
上昇していない可能性が高いので、特定段への変速の禁
止する油温しきい値を高く設定する。エンジン始動時に
検知されたエンジンの冷却水の水温が高いと、たとえば
車両が停止していた時間が短くて自動変速機自体および
その作動油が温まっているため、油温検知ステップにて
検知された油温が多少低くても、クラッチ付近の温度が
上昇している可能性が高いので、特定段への変速の禁止
する油温しきい値を低く設定する。これにより、複雑な
構造のために、自動変速機の摩擦締結要素付近の油温を
正確に測定できない場合であっても、特定段への変速禁
止のための油温しきい値を正確に算出できる。
【0034】第13の発明に係る制御方法は、車両に搭
載された自動変速機を制御する。この制御方法であっ
て、車両のエンジンを始動させるタイミングを検知する
検知ステップと、自動変速機の作動油の油温を検知する
油温検知ステップと、エンジンへ吸入される空気の吸気
温を検知する吸気温検知ステップと、エンジンの始動時
の空気の吸気温に対応させた、油温しきい値を予め準備
する準備ステップと、検知ステップにて検知されたタイ
ミングにおいて吸気温検知ステップて検知された吸気温
に基づいて、油温しきい値を算出する算出ステップと、
車両の走行中に、油温検知ステップにて検知された油温
が、算出ステップにて算出された油温しきい値以下であ
ると、特定の変速段への変速を禁止するように、自動変
速機を制御する制御ステップとを含む。
【0035】第13の発明によると、エンジン始動時に
検知されたエンジンへ吸入される空気の吸気温が低い
と、たとえば車両の周辺の雰囲気の気温が低くて自動変
速機の作動油が温まりにくいため、油温検知ステップに
て検知された油温が高くても、クラッチ付近の温度が十
分に上昇していない可能性が高いので、特定段への変速
の禁止する油温しきい値を高く設定する。エンジン始動
時に検知されたエンジンへ吸入される空気の吸気温が高
いと、たとえば車両の周辺の雰囲気の気温が高くて自動
変速機の作動油が温まりやすいため、油温検知ステップ
にて検知された油温が多少低くても、クラッチ付近の温
度が上昇している可能性が高いので、特定段への変速の
禁止する油温しきい値を低く設定する。これにより、複
雑な構造のために、自動変速機の摩擦締結要素付近の油
温を正確に測定できない場合であっても、特定段への変
速禁止のための油温しきい値を正確に算出できる。
【0036】第14の発明に係る制御方法は、車両に搭
載された自動変速機を制御する。この制御方法は、車両
のエンジンを停止させた第1のタイミングおよび第1の
タイミング後であって、次に車両のエンジンを始動させ
る第2のタイミングを検知する検知ステップと、自動変
速機の作動油の油温を検知する油温検知ステップと、第
1のタイミングから第2のタイミングまでの時間を計測
する計測ステップと、時間に対応させた、油温しきい値
を予め準備する準備ステップと、検知ステップにて検知
された第2のタイミングにおいて計測ステップで計測さ
れた時間に基づいて、油温しきい値を算出する算出ステ
ップと、車両の走行中に、油温検知ステップにて検知さ
れた油温が、算出ステップにて算出された油温しきい値
以下であると、特定の変速段への変速を禁止するよう
に、自動変速機を制御する制御ステップとを含む。
【0037】第14の発明によると、エンジン始動時に
検知された前回エンジンが停止してから今回始動される
までの時間が長いと、自動変速機自体およびその作動油
が冷えていて温まりにくいため、油温検知ステップにて
検知された油温が高くても、クラッチ付近の温度が十分
に上昇していない可能性が高いので、特定段への変速の
禁止する油温しきい値を高く設定する。エンジン始動時
に検知された前回エンジンが停止してから今回始動され
るまでの時間が短いと、自動変速機自体およびその作動
油が温まっていることが多いため、油温検知ステップに
て検知された油温が多少低くても、クラッチ付近の温度
が上昇している可能性が高いので、特定段への変速の禁
止する油温しきい値を低く設定する。これにより、複雑
な構造のために、自動変速機の摩擦締結要素付近の油温
を正確に測定できない場合であっても、特定段への変速
禁止のための油温しきい値を正確に算出できる。
【0038】第15の発明に係る制御方法は、第11〜
14のいずれかの発明の構成に加えて、検知ステップ
は、車両のイグニッションキーの動作に基づいて、エン
ジンを始動させるタイミングを検知するステップを含
む。
【0039】第15の発明によると、エンジン始動のタ
イミングを、ユーザによるイグニッションスイッチの動
作に基づいて検知できる。
【0040】第16の発明に係る制御方法は、第11〜
14のいずれかの発明の構成に加えて、油温検知ステッ
プは、自動変速機の作動油の油温を検知する2以上のセ
ンサの異常を検知するステップと、異常が検知されなか
ったセンサにより検知された油温を、作動油の油温とし
て検知するステップとを含む。
【0041】第16の発明によると、作動油の油温を検
知するセンサを2以上設けて、異常が検知されなかった
センサにより検知された油温を、作動油の油温として検
知させる。これにより、センサの異常に対するバックア
ップシステムを構築できる。
【0042】第17の発明に係る制御方法は、車両に搭
載された自動変速機を制御する。この制御方法は、車両
のエンジンを始動させるタイミングを検知する検知ステ
ップと、自動変速機の作動油の油温を検知する油温検知
ステップと、エンジンの冷却水の水温を検知する水温検
知ステップと、エンジンへ吸入される空気の吸気温を検
知する吸気温検知ステップと、エンジンの始動時の作動
油の油温に対応させた油温しきい値、エンジンの始動時
の冷却水の水温に対応させた油温しきい値およびエンジ
ンの始動時の空気の吸気温に対応させた油温しきい値
を、それぞれ予め準備する準備ステップと、検知ステッ
プにより検知されたタイミングにおいて、油温検知ステ
ップで検知された油温、水温検知ステップで検知された
水温および吸気温検知ステップで検知された吸気温のい
ずれかに基づいて、油温しきい値を算出する算出ステッ
プと、車両の走行中に、油温検知ステップにて検知され
た油温が、算出ステップにて算出された油温しきい値以
下であると、特定の変速段への変速を禁止するように、
自動変速機を制御する制御ステップとを含む。
【0043】第17の発明によると、エンジンの始動時
に、油温検知ステップにて検知された油温、水温検知ス
テップにて検知された水温および吸気温検知ステップに
て検知された吸気温のいずれかに基づいて、油温しきい
値が算出される。水温検知ステップにて検知された水温
が測定レンジを外れているなどの異常であると、油温検
知ステップにて検知された油温または吸気温検知ステッ
プにて検知された吸気温に基づいて、油温しきい値が算
出される。吸気温検知ステップにて検知された吸気温が
測定レンジを外れているなどの異常であると、油温検知
ステップにて検知された油温または水温検知ステップに
て検知された水温に基づいて、油温しきい値が算出され
る。水温検知ステップにて検知された水温が測定レンジ
を外れているなどの異常および吸気温検知ステップにて
検知された吸気温が測定レンジを外れているなどの異常
であると、油温検知ステップにて検知された油温に基づ
いて、油温しきい値が算出される。これにより、検知ス
テップにおける異常に対するバックアップシステムを構
築できる。
【0044】第18の発明に係る制御方法は、第17の
発明の構成に加えて、水温検知ステップは、エンジン冷
却水の水温を検知する水温センサの異常を検知するステ
ップを含む。吸気温検知ステップは、エンジンへ吸入さ
れる空気の吸気温を検知する吸気温センサの異常を検知
するステップを含む。算出ステップは、水温センサおよ
び吸気温センサの異常状態に基づいて、検知ステップに
て検知されたタイミングにおいて、油温検知ステップで
検知された油温、水温検知ステップで検知された水温お
よび吸気温検知ステップで検知された吸気温のいずれか
に基づいて、油温しきい値を算出するステップを含む。
【0045】第18の発明によると、たとえば、水温セ
ンサが異常であると、油温検知ステップにて検知された
油温または吸気温センサにより検知された吸気温に基づ
いて、油温しきい値が算出される。吸気温センサが異常
であると、油温検知ステップにて検知された油温または
水温センサにより検知された水温に基づいて、油温しき
い値が算出される。水温センサおよび吸気温センサが異
常であると、油温検知ステップにて検知された油温に基
づいて、油温しきい値が算出される。これにより、セン
サの異常に対するバックアップシステムを構築できる。
【0046】第19の発明に係る制御方法は、第18の
発明の構成に加えて、算出ステップは、水温センサが異
常である場合には、油温検知ステップにて検知された油
温および吸気温検知ステップにて検知された吸気温のい
ずれかに基づいて、吸気温センサが異常である場合に
は、油温検知ステップにて検知された油温および水温検
知ステップにて検知された水温のいずれかに基づいて、
水温センサおよび吸気温センサが異常である場合には、
油温検知ステップにて検知された油温に基づいて、油温
しきい値を算出するステップを含む。
【0047】第19の発明によると、水温センサが異常
であると、油温検知ステップにて検知された油温または
吸気温センサにより検知された吸気温に基づいて、油温
しきい値が算出される。吸気温センサが異常であると、
油温検知ステップにて検知された油温または水温センサ
により検知された水温に基づいて、油温しきい値が算出
される。水温センサおよび吸気温センサが異常である
と、油温検知ステップにて検知された油温に基づいて、
油温しきい値が算出される。これにより、センサの異常
に対するバックアップシステムを構築できる。
【0048】第20の発明に係る制御方法は、第11〜
19の発明の構成に加えて、特定段への変速は、直接圧
により、クラッチを係合している状態からクラッチとは
異なるクラッチを係合することにより行なわれるもので
ある。
【0049】第20の発明によると、直接圧を用いて係
合されるクラッチを切換える特定段へのクラッチtoク
ラッチによる変速は、自動変速機の作動油の油温が低下
することによる応答性の悪化の影響を大きく受け、変速
ショックを生じやすい。そのため、エンジン始動時の作
動油の油温、エンジン水温、エンジン吸気温およびエン
ジン停止時間などに基づいて算出された油温しきい値
を、検知された油温が上回るまでは、その特定段への変
速は禁止される。その結果、変速ショックの発生を抑制
できる制御方法を実現できる。
【0050】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、本発明
の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一
の部品には同一の符号を付してある。それらの名称およ
び機能も同じである。したがってそれらについての詳細
な説明は繰返さない。
【0051】<第1の実施の形態>図1に、本実施の形
態に係る自動変速機の制御装置を実現するECT_EC
U(Electronically Controlled Automatic Transmissi
on_Electronic Control Unit)100を含む自動変速
システムの制御ブロック図を示す。図1に示すように、
このシステムのECT_ECU100は、自動変速機を
制御するコントローラである。このECT_ECU10
0には、プログラム、各種データを記憶するメモリ、メ
モリに記憶されたプログラムを実行するCPU(Centra
l ProcessingUnit)、基本動作周波数を発生させるクロ
ックなどを含む。
【0052】ECT_ECU100には、イグニッショ
ンスイッチ200、エンジンの冷却水の水温を検知する
エンジン冷却水温度センサ300、エンジンへの吸気の
温度を検知するエンジン吸気温度センサ400、自動変
速機の作動油の油温を検知するAT作動油温度センサ5
00からの入力信号線が接続されている。また、ECT
_ECU100からの出力信号線が、ATオンオフソレ
ノイド600およびATリニアソレノイド700に接続
されている。
【0053】本実施の形態に係るECT_ECU100
は、イグニッションスイッチ200からの入力信号に基
づいてエンジンの始動を検知し、そのときの自動変速機
の油温を検知して、メモリに初期油温として記憶する。
ECT_ECU100は、この初期油温と、メモリに記
憶された初期油温および油温しきい値の関係とに基づい
て、油温しきい値を算出する。メモリに記憶される初期
油温に対する油温しきい値の関係は、図2に示すよう
に、初期油温が低いほど油温しきい値は高く、初期油温
が高いほど油温しきい値は低くなるような関係である。
なお、図2においては、初期油温と油温しきい値とは、
直線により表わされる関係があるとしたが、これに限定
されない。
【0054】ECT_ECU100は、油温しきい値の
算出後、車両が走行を開始すると、自動変速機の作動油
の油温をAT作動油温度センサ500からの入力信号に
基づいて検知する。本実施の形態においては、検知され
た油温が、油温しきい値よりも低ければ、自動変速機の
4速から5速への変速を禁止する。検知された油温が、
(油温しきい値+α)以上になると、禁止した自動変速
機の4速から5速への変速を解除する。なお、本実施の
形態における自動変速機は、5速自動変速機として、4
速から5速への変速は、直接圧によるクラッチtoクラ
ッチにより行なわれる。この変速は、自動変速機の作動
油の油温が低いことにより応答性が悪化すると、最も顕
著に変速ショックが発生しやすい。
【0055】ECT_ECU100は、5速への変速を
禁止する場合には、5速禁止指令を作成して、5速禁止
フラグをオン状態に設定する。ECT_ECU100
は、その他の5速変速条件を満足していても、5速禁止
指令が作成されている場合には、ATオン/オフソレノ
イド600およびATリニアソレノイド700へ5速変
速指示信号を出力しない。
【0056】図3を参照して、本実施の形態に係るEC
T_ECU100で実行されるプログラムの制御構造に
ついて説明する。
【0057】ステップ(以下、ステップをSと略す。)
100にて、ECT_ECU100は、イグニッション
スイッチがオンにされたか否かを判断する。この判断
は、イグニッションスイッチ200からECT_ECU
100に入力される入力信号に基づいて行なわれる。イ
グニッションスイッチがオンにされると(S100にて
YES)、処理はS102へ移される。もしそうでない
と(S100にてNO)、処理はS100へ戻される。
【0058】S102にて、ECT_ECU100は、
AT作動油温度センサ500から入力された信号に基づ
いて、AT作動油温を検知して、初期油温としてメモリ
に記憶する。S104にて、ECT_ECU100は、
記憶した初期油温に基づいて、油温しきい値を算出す
る。このとき、検知した初期油温と、メモリに記憶され
た初期油温に対する油温しきい値の関係(図2)とに基
づいて、油温しきい値が算出される。
【0059】S110にて、ECT_ECU100は、
サンプリングタイムに到達したか否かを判断する。この
判断は、ECT_ECU100に内蔵されたクロックか
らの出力信号に基づいて行なわれる。サンプリングタイ
ムになると(S110にてYES)、処理はS112へ
移される。もしそうでないと(S110にてNO)、処
理はS110へ戻される。
【0060】S112にて、ECT_ECU100は、
AT作動油温度センサ500からの入力信号に基づい
て、AT作動油温を検知して、現在油温としてメモリに
記憶する。S114にて、ECT_ECU100は、5
速禁止フラグがオン状態であるか否かを判断する。5速
禁止フラグがオン状態であると(S114にてYE
S)、処理はS120へ移される。もしそうでないと
(S114にてNO)、処理はS116へ移される。
【0061】S116にて、ECT_ECU100は、
メモリに記憶した現在油温が油温しきい値よりも低いか
否かを判断する。現在油温が油温しきい値よりも低い場
合には(S116にてYES)、処理はS118へ移さ
れる。もしそうでないと(S116にてNO)、処理は
S110へ戻される。
【0062】S118にて、ECT_ECU100は、
5速禁止指令を作成し、5速禁止フラグをオン状態に設
定する。その後、処理はS110へ戻される。
【0063】S120にて、ECT_ECU100は、
メモリに記憶した現在油温が、(油温しきい値+α)以
上であるか否かを判断する。ここで、αは正の定数であ
る。現在油温が、(油温しきい値+α)以上である場合
には(S120にてYES)、処理はS122へ移され
る。もしそうでないと(S120にてNO)、処理はS
110へ戻される。
【0064】S122にて、ECT_ECU100は、
5速許可指令を作成し、5速禁止フラグをオフに設定す
る。その後、処理はS110へ戻される。
【0065】以上のような構造およびフローチャートに
基づく、本実施の形態に係る自動変速機の制御装置を実
現するECT_ECU100の動作について説明する。
【0066】車両のユーザがイグニッションスイッチを
オンにすると(S100にてYES)、ECT_ECU
100は、AT作動油温度センサ500から入力された
信号に基づいて、AT作動油温を検知して、初期油温と
してメモリに記憶する(S102)。検知された初期油
温と初期油温に対する油温しきい値の関係とに基づい
て、油温しきい値が算出される(S104)。
【0067】車両が走行を開始し、サンプリングタイム
になると(S110にてYES)、ECT_ECU10
0は、AT作動油温度センサ500から入力された信号
に基づいて、AT作動油温を検知して、現在油温として
メモリに記憶する(S112)。5速禁止フラグがオン
状態でない場合であって(S114にてNO)、現在油
温が、初期油温に基づいて算出された油温しきい値より
も低い場合には(S116にてYES)、5速禁止指令
が作成され、5速禁止フラグがオンに設定される(S1
18)。
【0068】車両が継続して走行することにより、自動
変速機の作動油の温度が上昇すると、5速禁止フラグが
オン状態であって(S114にてYES)、現在油温が
(油温しきい値+α)以上になると(S120にてYE
S)、5速許可指令が作成され、5速禁止フラグがオフ
に設定される(S122)。
【0069】このようにして、本実施の形態に係る自動
変速機の制御装置によると、エンジン始動時の自動変速
機の作動油の油温に基づいて、油温しきい値が算出さ
れ、その油温しきい値に基づいて、5速禁止制御が実行
される。
【0070】以上のような動作が行なわれる場合に、油
温しきい値は、エンジン始動時の初期油温に基づいて算
出されたしきい値である。そのしきい値は、図2に示す
ように、エンジン始動時の油温(初期油温)が低いほど
油温しきい値が高くなるように、初期油温が高くなるほ
ど油温しきい値が低くなるように設定されている。エン
ジン始動時に検知された自動変速機の作動油の油温が低
いと、自動変速機自体およびその作動油が冷えているた
め、AT作動油温度センサ500により検知された油温
が高くても、4速から5速へ変速するためのクラッチ付
近の温度が十分に上昇していない可能性が高いので、5
速への変速を禁止する油温しきい値が高く設定されてい
る。一方、エンジン始動時に検知された自動変速機の作
動油の油温が高いと、自動変速機自体およびその作動油
が温まっているため、AT作動油温度センサ500によ
り検知された油温が多少低くても、4速から5速へ変速
するためのクラッチ付近の温度が上昇している可能性が
高いので、5速への変速を禁止する油温しきい値を低く
設定している。
【0071】以上のようにして、本実施の形態に係る自
動変速機の制御装置によると、複雑な構造のために、自
動変速機の摩擦締結要素付近の油温を正確に測定できな
い場合であっても、4速から5速への変速を禁止するた
めの油温しきい値を、エンジン始動時の自動変速機の作
動油の油温に基づいて算出することができる。その結
果、多数の油温センサを自動変速機の油圧回路の構成に
対応させて取付ける必要がなく、車両に搭載された自動
変速機の作動油の油温に基づいて、自動変速機の変速を
制御することができる。
【0072】<第2の実施の形態>本実施の形態に係る
ECT_ECU100は、イグニッションスイッチ20
0からの入力信号に基づいてエンジン始動時を検知し、
そのときのエンジンの冷却水の水温を検知して、メモリ
に初期水温として記憶する。ECT_ECU100は、
この初期水温と、メモリに記憶された初期水温に対する
油温しきい値の関係とに基づいて、油温しきい値を算出
する。メモリに記憶される初期水温に対する油温しきい
値の関係は、図4に示すように、初期水温が低いほど油
温しきい値は高く、初期水温が高いほど油温しきい値は
低くなるような関係である。なお、図4においては、初
期水温と油温しきい値とは、直線により表わされる関係
があるとしたが、これに限定されない。また、本実施の
形態に係る自動変速機のシステムの構成は、前述の第1
の実施の形態にかかるシステムの構成と同じである。し
たがって、それらについての詳細な説明は、ここでは繰
返さない。
【0073】図5を参照して、本実施の形態に係る自動
変速機の制御装置を実現するECT_ECU100で実
行されるプログラムの制御構造について説明する。な
お、図5に示すフローチャートの中で、前述の図3に示
したフローチャートと同じ処理については、同じステッ
プ番号を付してある。それらのついての処理も同じであ
る。したがって、それらについての詳細な説明はここで
は繰返さない。
【0074】S202にて、ECT_ECU100は、
エンジン冷却水温度センサ300から入力された入力信
号に基づいて、エンジン冷却水温を検知して、初期水温
としてメモリに記憶する。S204にて、ECT_EC
U100は、メモリに記憶した初期水温に基づいて、油
温しきい値を算出する。このとき、検知した初期水温
と、初期水温に対する油温しきい値の関係(図4)とに
基づいて、油温しきい値が算出される。その後、S11
0〜S112の処理がサンプリングタイム間隔で繰返し
実行される。
【0075】以上のような構造およびフローチャートに
基づく、本実施の形態に係る自動変速機の制御装置を実
現するECT_ECU100の動作について説明する。
【0076】車両のユーザがイグニッションスイッチを
オンにすると(S100にてYES)、ECT_ECU
100は、エンジン冷却水温度センサ300から入力さ
れた入力信号に基づいて、エンジン冷却水温を検知し
て、初期水温としてメモリに記憶する(S202)。検
知された初期水温と、初期水温に対する油温しきい値の
関係とに基づいて、油温しきい値が算出される(S20
4)。
【0077】車両の走行中において、サンプリングタイ
ムになると(S110にてYES)、AT作動油温度セ
ンサ500から入力された入力信号に基づいて検知され
た現在油温が、初期水温に基づいて算出された油温しき
い値よりも低い場合には(S116にてYES)、5速
禁止指令が作成され、5速禁止フラグがオンに設定され
る(S118)。
【0078】車両が走行を継続し、自動変速機の作動油
の油温が上昇すると、現在油温が(油温しきい値+α)
以上になり(S120にてYES)、5速許可指令が作
成され、5速禁止フラグがオフに設定される(S12
2)。
【0079】このようにして、本実施の形態に係る自動
変速機の制御装置によると、エンジン始動時のエンジン
冷却水の水温に基づいて、油温しきい値が算出され、そ
の油温しきい値に基づいて、5速禁止制御が実行され
る。
【0080】以上のような動作が実行される場合に、油
温しきい値は、エンジン始動時の初期水温に基づいて算
出されたしきい値である。そのしきい値は、図4に示す
ように、エンジン始動時に検知されたエンジン冷却水の
水温が低いと、車両が停止した時間が長くて自動変速機
自体およびその作動油が冷えているため、AT作動油温
度センサにより検知された油温が高くても、4速から5
速に変速する際に使用されるクラッチ付近の温度が十分
に上昇していない可能性が高いので、4速から5速の変
速を禁止する油温しきい値を高く設定する。一方、エン
ジン始動時に検知されたエンジンの冷却水の水温が高い
と、車両が停止していた時間が短くて自動変速機自体お
よびその作動油が温まっているため、AT作動油温度セ
ンサにより検知された油温が多少低くても、4速から5
速に変速する際に使用されるクラッチ付近の温度が上昇
している可能性が高いので、4速から5速への変速を禁
止する油温しきい値を低く設定している。
【0081】以上のようにして、本実施の形態に係る自
動変速機の制御装置によると、複雑な構造のために、自
動変速機の摩擦締結要素付近の油温を正確に測定できな
い場合であっても、4速から5速への変速を禁止するた
めの油温しきい値を、エンジン始動時のエンジンの冷却
水の水温に基づいて算出することができる。その結果、
多数の油温センサを自動変速機の油圧回路の構成に対応
させて取付ける必要がなく、車両に搭載された自動変速
機の作動油の油温に基づいて、自動変速機の変速を制御
することができる。
【0082】<第3の実施の形態>本実施の形態に係る
ECT_ECU100は、イグニッションスイッチ20
0からの入力信号に基づいてエンジンの始動を検知し、
そのときのエンジンへの吸気の気温を検知して、初期吸
気温としてメモリに記憶する。ECT_ECU100
は、この初期吸気温と、メモリに記憶された初期吸気温
に対する油温しきい値の関係とに基づいて、油温しきい
値を算出する。図6に示すように、メモリに記憶される
初期吸気温に対する油温しきい値の関係は、図6に示す
ように、初期吸気温が低いほど油温しきい値は高く、初
期吸気温が高いほど油温しきい値は低くなるような関係
である。なお、図6においては、初期吸気温と油温しき
い値とは、直線により表わされる関係があるとしたが、
これに限定されない。また、本実施の形態に係る自動変
速機のシステムの構成は、前述の第1の実施の形態にか
かるシステムの構成と同じである。したがって、それら
についての詳細な説明は、ここでは繰返さない。
【0083】図7を参照して、本実施の形態に係る自動
変速機の制御装置を実現するECT_ECU100で実
行されるプログラムの制御構造について説明する。な
お、図7に示すフローチャートの中で、前述の図3に示
したフローチャートと同じ処理については同じステップ
番号を付してある。それらのついての処理も同じであ
る。したがって、それらについての詳細な説明はここで
は繰返さない。
【0084】S302にて、ECT_ECU100は、
エンジン吸気温度センサ400から入力された入力信号
に基づいて、エンジン吸気温を検知して、初期吸気温と
してメモリに記憶する。S304にて、ECT_ECU
100は、メモリに記憶された初期吸気温に基づいて、
油温しきい値を算出する。このとき、検知した初期吸気
温と、初期吸気温に対する油温しきい値との関係に基づ
いて、油温しきい値が算出される。その後、S110〜
S122の処理が、サンプリングタイム間隔で繰返し実
行される。
【0085】以上のような構造およびフローチャートに
基づく、本実施の形態に係る自動変速機の制御装置を実
現するECT_ECU100の動作について説明する。
【0086】車両の運転者がイグニッションスイッチを
オンにすると(S100にてYES)、ECT_ECU
100は、エンジン吸気温度センサ400から入力され
る入力信号に基づいて、エンジン吸気温を検知して、初
期吸気温としてメモリに記憶する(S302)。メモリ
に記憶された初期吸気温と、初期吸気温に対する油温し
きい値の関係とに基づいて、油温しきい値が算出される
(S304)。
【0087】車両が走行を開始し、サンプリングタイム
になると(S110にてYES)、ECT_ECU10
0は、AT作動油温度センサ500から入力された信号
に基づいて、AT作動油温を検知して、現在油温として
メモリに記憶する(S112)。5速禁止フラグがオン
状態でない場合であって(S114にてNO)、現在油
温が、初期吸気温に基づいて算出された油温しきい値よ
りも低い場合には(S116にてYES)、5速禁止指
令が作成され、5速禁止フラグがオンに設定される(S
118)。
【0088】車両が走行を継続し、自動変速機の作動油
の油温が上昇すると、現在油温が(油温しきい値+α)
以上になり(S120にてYES)、5速許可指令が作
成され、5速禁止フラグがオフに設定される(S12
2)。
【0089】このようにして、本実施の形態に係る自動
変速機の制御装置によると、エンジン始動時のエンジン
への吸気の気温に基づいて、油温しきい値が算出され、
その油温しきい値に基づいて、5速禁止制御が実行され
る。
【0090】以上のような動作が実行される場合に、油
温しきい値は、エンジン始動時の初期吸気温に基づいて
算出されたしきい値である。そのしきい値は、図6に示
すように、エンジン始動時に検知されたエンジンへ吸入
される空気の吸気温が低いと、車両の周辺の雰囲気の気
温が低くて自動変速機自体およびその作動油が温まりに
くいため、AT作動油温度センサにより検知された油温
が高くても、4速から5速へ変速するために使用される
クラッチ付近の温度が十分に上昇していない可能性が高
いので、4速から5速への変速を禁止する油温しきい値
を高く設定する。一方、エンジン始動時に検知されたエ
ンジンへ吸入される空気の吸気温が高いと、車両の周辺
の雰囲気の気温が高くて自動変速機自体およびその作動
油が温まりやすいため、AT作動油温度センサにより検
知された油温が多少低くても、4速から5速に変速する
ときに使用されるクラッチ付近の温度が上昇している可
能性が高いので、4速から5速への変速を禁止する油温
しきい値を低く設定している。
【0091】以上のようにして、本実施の形態に係る自
動変速機の制御装置によると、複雑な構造のために、自
動変速機の摩擦締結要素付近の油温を正確に測定できな
い場合であっても、4速から5速への変速を禁止するた
めの油温しきい値を、エンジン始動時のエンジンへの吸
気の気温に基づいて算出することができる。その結果、
多数の油温センサを自動変速機の油圧回路の構成に対応
させて取付ける必要がなく、車両に搭載された自動変速
機の作動油の油温に基づいて、自動変速機の変速を制御
することができる。
【0092】<第4の実施の形態>本実施の形態に係る
ECT_ECU100は、イグニッションスイッチ20
0からの入力信号に基づいてエンジンの始動を検知し、
前回エンジンが停止されてから今回エンジンが始動され
るまでの時間を検知して、メモリにエンジン休止時間と
して記憶する。ECT_ECU100は、このエンジン
休止時間と、メモリに記憶されたエンジン休止時間およ
び油温しきい値の関係とに基づいて、油温しきい値を算
出する。メモリに記憶されるエンジン休止時間に対する
油温しきい値の関係は、図8に示すように、エンジン休
止時間が短いほど油温しきい値は高く、エンジン休止時
間が長いほど油温しきい値は低くなるような関係であ
る。なお、図8においては、エンジン休止時間と油温し
きい値とは、直線により表わされる関係があるとした
が、これに限定されない。また、本実施の形態に係る自
動変速機のシステムの構成は、前述の第1の実施の形態
にかかるシステムの構成と同じである。したがって、そ
れらについての詳細な説明は、ここでは繰返さない。
【0093】図9を参照して、本実施の形態に係る自動
変速機の制御装置を実現するECT_ECU100で実
行されるプログラムの制御構造について説明する。な
お、図9に示すフローチャートの中で、前述の図3に示
したフローチャートと同じ処理については同じステップ
番号を付してある。それ以外についての処理も同じであ
る。したがって、それらについての詳細な説明はここで
は繰返さない。
【0094】S402にて、ECT_ECU100は、
前回のイグニッションスイッチのオフから、今回のイグ
ニッションスイッチのオンまでの経過時間を算出して、
エンジン休止時間としてメモリに記憶する。S404に
て、ECT_ECU100は、メモリに記憶したエンジ
ン休止時間に基づいて、油温しきい値を算出する。この
とき、検知した休止時間と、エンジン休止時間に対する
油温しきい値の関係(図8)とに基づいて、油温しきい
値が算出される。その後、S110〜S122の処理
が、サンプリングタイム間隔で繰返し実行される。
【0095】以上のような構造およびフローチャートに
基づく、本実施の形態に係る自動変速機の制御装置を実
現するECT_ECU100の動作について説明する。
【0096】車両のユーザがイグニッションスイッチを
オンにすると(S100にてYES)、ECT_ECU
100は、前回のイグニッションスイッチのオフから今
回のイグニッションスイッチのオンまでの経過時間を算
出して、エンジン休止時間としてメモリに記憶する(S
402)。ECT_ECU100は、算出されたエンジ
ン休止時間に基づいて、油温しきい値を算出する。この
とき、算出されたエンジン休止時間と、エンジン休止時
間に対する油温しきい値の関係とに基づいて、油温しき
い値が算出される。
【0097】車両が走行を開始し、サンプリングタイム
になると(S110にてYES)、ECT_ECU10
0は、AT作動油温度センサ500から入力された信号
に基づいて、AT作動油温を検知して、現在油温として
メモリに記憶する(S112)。5速禁止フラグがオン
状態でない場合であって(S114にてNO)、現在油
温が、エンジン休止時間に基づいて算出された油温しき
い値よりも低い場合には(S116にてYES)、5速
禁止指令が作成され、5速禁止フラグがオンに設定され
る(S118)。
【0098】車両が走行を継続し、自動変速機の作動油
の油温が上昇すると、現在油温が(油温しきい値+α)
以上になり(S120にてYES)、5速許可指令が作
成され、5速禁止フラグがオフに設定される(S12
2)。
【0099】このようにして、本実施の形態に係る自動
変速機の制御装置によると、エンジン休止時間に基づい
て、油温しきい値が算出され、その油温しきい値に基づ
いて、5速禁止制御が実行される。
【0100】以上のような動作が実行される場合に、油
温しきい値は、エンジン始動時のエンジン休止時間に基
づいて算出されたしきい値である。そのしきい値は、図
8に示すように、エンジン始動時に検知された前回エン
ジンが停止してから今回始動されるまでの時間が長い
と、自動変速機自体およびその作動油が冷えて温まりに
くいため、AT作動油温度センサにより検知された油温
が高くても、4速から5速に変速する際に使用されるク
ラッチ付近の温度が十分に上昇していない可能性が高い
ので、4速から5速への変速を禁止する油温しきい値を
高く設定する。一方、エンジン始動時に検知された前回
エンジンが停止してから今回始動されるまでの時間が短
いと、自動変速機自体およびその作動油が温まりやすい
ため、AT作動油温度センサにより検知された油温が多
少低くても、4速から5速に変速する際に使用されるク
ラッチ付近の温度が上昇している可能性が高いので、4
速から5速への変速を禁止する油温しきい値を低く設定
している。
【0101】以上のようにして、本実施の形態に係る自
動変速機の制御装置によると、複雑な構造のために、自
動変速機の摩擦締結要素付近の油温を正確に測定できな
い場合であっても、4速から5速への変速を禁止するた
めの油温しきい値を、エンジン始動時のエンジン休止時
間に基づいて算出することができる。その結果、多数の
油温センサを自動変速機の油圧回路の構成に対応させて
取付ける必要がなく、車両に搭載された自動変速機の作
動油の油温に基づいて、自動変速機の変速を制御するこ
とができる。
【0102】<第5の実施の形態>本実施の形態に係る
ECT_ECU100は、イグニッションスイッチ20
0からの入力信号に基づいてエンジンの始動を検知し、
自動変速機の作動油の油温(初期油温)、エンジンの冷
却水の水温(初期水温)、エンジンへの吸気の気温(初
期吸気温)のいずれかと、メモリに記憶された、初期油
温に対する油温しきい値の関係、初期水温に対する油温
しきい値の関係および初期吸気温に対する油温しきい値
の関係のいずれかとに基づいて、油温しきい値を算出す
る。
【0103】ECT_ECU100は、エンジン冷却温
度センサ300、エンジン吸気温度センサ400および
AT作動油温度センサ500から入力された信号に基づ
いて、それぞれのセンサに発生した異常を判断する。た
とえば、センサからECT_ECU100に入力された
信号が測定レンジを外れていると、そのセンサからの信
号線が短絡または断線したと判断する。また、ECT_
ECU100に入力された信号が測定レンジに含まれる
が、入力された信号が長時間変化しない場合にも、セン
サが異常であると判断する。ECT_ECU100は、
この判断に基づいて、正常なセンサを選択して、自動変
速機の作動油の油温(初期油温)、エンジンの冷却水の
水温(初期水温)、エンジンへの吸気の気温(初期吸気
温)のいずれかに基づいて、油温しきい値を算出する。
【0104】また、本実施の形態に係る自動変速機のシ
ステムの構成は、前述の第1の実施の形態にかかるシス
テムの構成と同じである。したがって、それらについて
の詳細な説明は、ここでは繰返さない。
【0105】図10を参照して、本実施の形態に係る自
動変速機の制御装置を実現するECT_ECU100で
実行されるプログラムの制御構造について説明する。な
お、図10に示すフローチャートの中で、前述の図3に
示したフローチャートと同じ処理については、同じステ
ップ番号を付してある。それらのついての処理も同じで
ある。したがって、それらについての詳細な説明はここ
では繰返さない。
【0106】S502にて、ECT_ECU100は、
エンジン冷却水温度センサ300、エンジン吸気温度セ
ンサ400からの入力信号に基づいて、各センサの異常
を検知する。このとき、入力された入力信号が、予め定
められた測定レンジを外れている場合、そのセンサが異
常であると判断されたり、入力信号が、予め定められた
時間変化しない場合、そのセンサが異常であることを検
知する。
【0107】S504にて、ECT_ECU100は、
エンジン冷却水温度センサ300のセンサが異常である
か否かを判断する。エンジン冷却水温度センサ300が
異常である場合には(S504にてYES)、処理はS
506へ移される。もしそうでないと(S504にてN
O)、処理はS508へ移される。
【0108】S506にて、ECT_ECU100は、
エンジン吸気温度センサ400が異常であるか否かを判
断する。エンジン吸気温度センサ400が異常である場
合には(S506にてYES)、処理はS516へ移さ
れる。もしそうでないと(S506にてNO)、処理は
S512へ移される。
【0109】S508にて、ECT_ECU100は、
エンジン冷却水温を検知して、初期水温としてメモリに
記憶する。S510にて、ECT_ECU100は、初
期水温に基づいて、油温しきい値を算出する。このと
き、初期水温に対する油温しきい値の関係(図4)が用
いられる。
【0110】S512にて、ECT_ECU100は、
エンジン吸気温を検知して、初期吸気温としてメモリに
記憶する。S514にて、ECT_ECU100は、初
期吸気温に基づいて、油温しきい値を算出する。このと
き、初期吸気温に対する油温しきい値の関係(図6)が
用いられる。
【0111】S516にて、ECT_ECU100は、
AT作動油温を検知して、初期油温としてメモリに記憶
する。S518にて、ECT_ECU100は、初期油
温に基づいて、油温しきい値を算出する。このとき、初
期油温に対する油温しきい値の関係(図2)が用いられ
る。
【0112】S510、S514およびS518の処理
の後、S110〜S122の処理が、サンプリングタイ
ム間隔で繰返し実行される。
【0113】以上のような構造およびフローチャートに
基づく、本実施の形態に係る自動変速機の制御装置を実
現するECT_ECU100の動作について説明する。
【0114】車両のユーザがイグニッションスイッチを
オンにすると(S100にてNO)、エンジン冷却水温
度センサ300、エンジン吸気温度センサ400からの
入力信号に基づいて、各センサの異常が検知される(S
502)。
【0115】エンジン冷却水温度センサ300が異常で
なければ(S504にてYES)、エンジン冷却水温が
検知されて初期水温としてメモリに記憶されて、その初
期水温に基づいて油温しきい値が算出される(S50
8、S510)。
【0116】エンジン冷却水温度センサ300が異常で
(S504にてYES)、エンジン吸気温度センサ40
0が異常でない場合には(S506にてNO)、エンジ
ン吸気温が検知されて初期吸気温としてメモリに記憶さ
れて、その初期吸気温に基づいて油温しきい値が算出さ
れる(S512、S514)。
【0117】エンジン冷却水温度センサ300が異常で
(S504にてYES)、エンジン吸気温度センサ40
0が異常である場合には(S506にてYES)、AT
作動油温が検知されて、初期油温としてメモリに記憶さ
れて、初期油温に基づいて油温しきい値が算出される
(S516、S518)。
【0118】このように、エンジン冷却水温度センサ3
00およびエンジン吸気温度センサ400の状態に基づ
いて、エンジン冷却水温、エンジン吸気水温およびAT
作動油温のいずれかに基づいて算出された油温しきい値
に基づいて、4速から5速への変速を禁止する制御が実
行される。
【0119】以上のようにして、本実施の形態に係る自
動変速機の制御装置を実現するECT_ECUによる
と、エンジン冷却水温度センサが異常であってエンジン
吸気温度センサが異常でない場合には、エンジン吸気温
に基づいて油温しきい値が算出され、エンジン冷却水温
度センサが異常でない場合にはエンジン冷却水温に基づ
いて油温しきい値が算出され、エンジン冷却水温度セン
サおよびエンジン吸気温度センサが異常である場合に
は、AT作動油温に基づいて油温しきい値が算出され
る。その結果、エンジン冷却水温度センサおよびエンジ
ン吸気温度センサの一方または双方が異常であっても、
バックアップできるシステムを構築できる。
【0120】<第6の実施の形態>本実施の形態に係る
ECT_ECU100が接続されるAT作動油温度セン
サ500として、第1のAT油温センサと第2のAT油
温センサとを有する。これらの第1のAT油温センサお
よび第2のAT油温センサは、同じ部位に設けられてい
てもよいし、異なる部位に設けられていてもよい。ま
た、センサの数は2つに限定されない。
【0121】ECT_ECU100は、第1のAT油温
センサと第2のAT油温センサから入力された信号に基
づいて、それぞれのセンサに発生した異常を判断する。
たとえば、ECT_ECU100に入力された信号が測
定レンジを外れていると、センサからの信号線が短絡ま
たは断線したと判断する。また、ECT_ECU100
に入力された信号が測定レンジに含まれるが、入力され
た信号が長時間変化しない場合にも、センサが異常であ
ると判断する。ECT_ECU100は、この判断に基
づいて、正常なセンサを選択して、自動変速機の作動油
の油温を検知する。
【0122】また、本実施の形態に係る自動変速機のシ
ステムの構成は、油温センサの数を除いて、前述の第1
の実施の形態にかかるシステムの構成と同じである。し
たがって、それらについての詳細な説明は、ここでは繰
返さない。
【0123】図11を参照して、本実施の形態に係る自
動変速機の制御装置を実現するECT_ECU100で
実行されるプログラムの制御構造について説明する。な
お、図11に示すフローチャートの中で、前述の図3に
示したフローチャートと同じ処理については、同じステ
ップ番号を付してある。それらについての処理も同じで
ある。したがって、それらについての詳細な説明はここ
では繰返さない。
【0124】S602にて、ECT_ECU100は、
第1のAT油温センサ、第2のAT油温センサからの入
力値に基づいて、各センサの異常を検知する。S604
にて、ECT_ECU100は、第1のAT油温センサ
が異常であるか否かを判断する。第1のAT油温センサ
が異常である場合には(S604にてYES)、処理は
S606へ移される。もしそうでないと(S604にて
NO)、処理はS608へ移される。
【0125】S606にて、ECT_ECU100は、
第2のAT油温センサが異常であるか否かを判断する。
第2のAT油温センサが異常である場合には(S606
にてYES)、処理はS612へ移される。もしそうで
ないと(S606にてNO)、処理はS610へ移され
る。
【0126】S608にて、ECT_ECU100は、
第1のAT油温センサにより検知した油温を初期油温と
してメモリに記憶する。S610にて、ECT_ECU
100は、第2のAT油温センサにより検知した油温
を、初期油温としてメモリに記憶する。
【0127】S612にて、ECT_ECU100は、
エラー処理を行なう。このS612におけるエラー処理
においては、ECT_ECU100は、自動変速機の油
温を測定できないことに基づく警報を発生する。
【0128】S614にて、ECT_ECU100は、
第1のAT油温センサまたは第2のAT油温センサによ
り検知した初期油温に基づいて、油温しきい値を算出す
る。このとき、初期油温に対する油温しきい値の関係
(図2)が用いられる。その後、S110〜S122の
処理が、サンプリングタイム間隔で繰返し実行される。
【0129】以上のような構造およびフローチャートに
基づく、本実施の形態に係る自動変速機の制御装置を実
現するECT_ECU100の動作について説明する。
【0130】車両のユーザがイグニッションスイッチを
オンにすると(S100にてYES)、第1のAT油温
センサ、第2のAT油温センサからの入力値に基づい
て、各センサの異常が検知される(S602)。第1の
AT油温センサが異常でないと(S604にてNO)、
第1のAT油温センサにより検知した油温が初期油温と
してメモリに記憶される(S608)。第1のAT油温
センサが異常であって(S604にてYES)、第2の
AT油温センサが異常でない場合には(S606にてN
O)、第2のAT油温センサにより検知した油温が初期
油温としてメモリに記憶される(S610)。第1のA
T油温センサが異常であって(S604にてYES)、
第2のAT油温センサが異常である場合には(S606
にてYES)、エラー処理が行なわれる(S612)。
【0131】このように、第1のAT油温センサまたは
第2のAT油温センサにより検知した初期油温に基づい
て、油温しきい値が算出され(S614)、算出された
油温しきい値に基づいて、4速から5速への変速を禁止
する制御が実行される(S110〜S122)。
【0132】以上のようにして、本実施の形態に係る自
動変速機の制御装置を実現するECT_ECUによる
と、自動変速機の作動油の油温を検知するセンサを2つ
設けて、異常が検知されなかったセンサにより検出され
た油温を、作動油の油温として検知させる。これによ
り、センサの異常に対するバックアップシステムを構築
できる。
【0133】<その他の変形例>図10に示した、第5
の実施の形態におけるS516〜S518の処理は、こ
れに限定されるものではない。S516〜S518の処
理に代えて、エンジン休止時間を算出し、エンジン休止
時間に基づいて、油温しきい値を算出するようにしても
よい。また、S516〜S518の処理に加えて、エン
ジン休止時間を算出し、エンジン休止時間に基づいて、
油温しきい値を算出するようにしてもよい。
【0134】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る自動変速機の制御
装置を実現するECT_ECUを含むシステムの制御ブ
ロック図である。
【図2】 本発明の第1の実施の形態に係るECT_E
CUのメモリに記憶される、初期油温に対する油温しき
い値の関係を示す図である。
【図3】 本発明の第1の実施の形態に係るECT_E
CUで実行されるプログラムの制御構造を示すフローチ
ャートである。
【図4】 本発明の第2の実施の形態に係るECT_E
CUのメモリに記憶される、初期水温に対する油温しき
い値の関係を示す図である。
【図5】 本発明の第2の実施の形態に係るECT_E
CUで実行されるプログラムの制御構造を示すフローチ
ャートである。
【図6】 本発明の第3の実施の形態に係るECT_E
CUのメモリに記憶される、初期吸気温に対する油温し
きい値の関係を示す図である。
【図7】 本発明の第3の実施の形態に係るECT_E
CUで実行されるプログラムの制御構造を示すフローチ
ャートである。
【図8】 本発明の第4の実施の形態に係るECT_E
CUのメモリに記憶される、エンジン休止時間に対する
油温しきい値の関係を示す図である。
【図9】 本発明の第4の実施の形態に係るECT_E
CUで実行されるプログラムの制御構造を示すフローチ
ャートである。
【図10】 本発明の第5の実施の形態に係るECT_
ECUで実行されるプログラムの制御構造を示すフロー
チャートである。
【図11】 本発明の第6の実施の形態に係るECT_
ECUで実行されるプログラムの制御構造を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
100 ECT_ECU、200 イグニッションスイ
ッチ、300 エンジン冷却水温度センサ、400 エ
ンジン吸気温度センサ、500 AT作動油温度セン
サ、600 ATオン/オフソレノイド、700 AT
リニアソレノイド。
フロントページの続き (72)発明者 木挽 康志 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 竹林 紀貴 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 安藤 雅彦 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 後藤 健 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 Fターム(参考) 3J552 MA01 NA01 NB01 PA02 RA02 RC01 RC03 SA01 SB16 UA07 VA48W VA74W VA76W VC07W VD18W VE01W

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載された自動変速機の制御装置
    であって、 前記車両のエンジンを始動させるタイミングを検知する
    ための検知手段と、 前記自動変速機の作動油の油温を検知するための油温検
    知手段と、 前記エンジンの始動時の作動油の油温に対応させた、油
    温しきい値を記憶するための記憶手段と、 前記検知手段により検知されたタイミングにおいて前記
    油温検知手段により検知された油温に基づいて、油温し
    きい値を算出するための算出手段と、 前記車両の走行中に、前記油温検知手段により検知され
    た油温が、前記算出手段により算出された油温しきい値
    以下であると、特定の変速段への変速を禁止するよう
    に、前記自動変速機を制御するための制御手段とを含
    む、制御装置。
  2. 【請求項2】 車両に搭載された自動変速機の制御装置
    であって、 前記車両のエンジンを始動させるタイミングを検知する
    ための検知手段と、 前記自動変速機の作動油の油温を検知するための油温検
    知手段と、 前記エンジンの冷却水の水温を検知するための水温検知
    手段と、 前記エンジンの始動時の冷却水の水温に対応させた、油
    温しきい値を記憶するための記憶手段と、 前記検知手段により検知されたタイミングにおいて前記
    水温検知手段により検知された水温に基づいて、油温し
    きい値を算出するための算出手段と、 前記車両の走行中に、前記油温検知手段により検知され
    た油温が、前記算出手段により算出された油温しきい値
    以下であると、特定の変速段への変速を禁止するよう
    に、前記自動変速機を制御するための制御手段とを含
    む、制御装置。
  3. 【請求項3】 車両に搭載された自動変速機の制御装置
    であって、 前記車両のエンジンを始動させるタイミングを検知する
    ための検知手段と、 前記自動変速機の作動油の油温を検知するための油温検
    知手段と、 前記エンジンへ吸入される空気の吸気温を検知するため
    の吸気温検知手段と、 前記エンジンの始動時の空気の吸気温に対応させた、油
    温しきい値を記憶するための記憶手段と、 前記検知手段により検知されたタイミングにおいて前記
    吸気温検知手段により検知された吸気温に基づいて、油
    温しきい値を算出するための算出手段と、 前記車両の走行中に、前記油温検知手段により検知され
    た油温が、前記算出手段により算出された油温しきい値
    以下であると、特定の変速段への変速を禁止するよう
    に、前記自動変速機を制御するための制御手段とを含
    む、制御装置。
  4. 【請求項4】 車両に搭載された自動変速機の制御装置
    であって、 前記車両のエンジンを停止させた第1のタイミングおよ
    び前記第1のタイミング後であって、次に前記車両のエ
    ンジンを始動させる第2のタイミングを検知するための
    検知手段と、 前記自動変速機の作動油の油温を検知するための油温検
    知手段と、 前記第1のタイミングから前記第2のタイミングまでの
    時間を計測するための計測手段と、 前記時間に対応させた、油温しきい値を記憶するための
    記憶手段と、 前記検知手段により検知された第2のタイミングにおい
    て前記計測手段により計測された時間に基づいて、油温
    しきい値を算出するための算出手段と、 前記車両の走行中に、前記油温検知手段により検知され
    た油温が、前記算出手段により算出された油温しきい値
    以下であると、特定の変速段への変速を禁止するよう
    に、前記自動変速機を制御するための制御手段とを含
    む、制御装置。
  5. 【請求項5】 前記検知手段は、前記車両のイグニッシ
    ョンキーの動作に基づいて、エンジンを始動させるタイ
    ミングを検知するための手段を含む、請求項1〜4のい
    ずれかに記載の制御装置。
  6. 【請求項6】 前記油温検知手段は、前記自動変速機の
    作動油の油温を検知するための2以上のセンサと、各前
    記センサの異常を検知するための手段と、異常が検知さ
    れなかったセンサにより検知された油温を、作動油の油
    温として検知するための手段とを含む、請求項1〜4の
    いずれかに記載の制御装置。
  7. 【請求項7】 車両に搭載された自動変速機の制御装置
    であって、 前記車両のエンジンを始動させるタイミングを検知する
    ための検知手段と、 前記自動変速機の作動油の油温を検知するための油温検
    知手段と、 前記エンジンの冷却水の水温を検知するための水温検知
    手段と、 前記エンジンへ吸入される空気の吸気温を検知するため
    の吸気温検知手段と、前記エンジンの始動時の作動油の
    油温に対応させた油温しきい値、前記エンジンの始動時
    の冷却水の水温に対応させた油温しきい値および前記エ
    ンジンの始動時の空気の吸気温に対応させた油温しきい
    値を、それぞれ記憶するための記憶手段と、 前記検知手段により検知されたタイミングにおいて、前
    記油温検知手段により検知された油温、前記水温検知手
    段により検知された水温および前記吸気温検知手段によ
    り検知された吸気温のいずれかに基づいて、油温しきい
    値を算出するための算出手段と、 前記車両の走行中に、前記油温検知手段により検知され
    た油温が、前記算出手段により算出された油温しきい値
    以下であると、特定の変速段への変速を禁止するよう
    に、前記自動変速機を制御するための制御手段とを含
    む、制御装置。
  8. 【請求項8】 前記水温検知手段は、エンジン冷却水の
    水温を検知する水温センサと、前記水温センサの異常を
    検知するための手段とを含み、 前記吸気温検知手段は、エンジンへ吸入される空気の吸
    気温を検知する吸気温センサと、前記吸気温センサの異
    常を検知するための手段とを含み、 前記算出手段は、前記水温センサおよび前記吸気温セン
    サの異常状態に基づいて、前記検知手段により検知され
    たタイミングにおいて、前記油温検知手段により検知さ
    れた油温、前記水温検知手段により検知された水温およ
    び前記吸気温検知手段により検知された吸気温のいずれ
    かに基づいて、油温しきい値を算出するための手段を含
    む、請求項7に記載の制御装置。
  9. 【請求項9】 前記算出手段は、 前記水温センサが異常である場合には、前記油温検知手
    段により検知された油温および前記吸気温検知手段によ
    り検知された吸気温のいずれかに基づいて、 前記吸気温センサが異常である場合には、前記油温検知
    手段により検知された油温および前記水温検知手段によ
    り検知された水温のいずれかに基づいて、 前記水温センサおよび前記吸気温センサが異常である場
    合には、前記油温検知手段により検知された油温に基づ
    いて、油温しきい値を算出するための手段を含む、請求
    項8に記載の制御装置。
  10. 【請求項10】 前記特定段への変速は、直接圧によ
    り、クラッチを係合している状態から前記クラッチとは
    異なるクラッチを係合することにより行なわれる、請求
    項1〜9のいずれかに記載の制御装置。
  11. 【請求項11】 車両に搭載された自動変速機の制御方
    法であって、 前記車両のエンジンを始動させるタイミングを検知する
    検知ステップと、 前記自動変速機の作動油の油温を検知する油温検知ステ
    ップと、 前記エンジンの始動時の作動油の油温に対応させた、油
    温しきい値を予め準備する準備ステップと、 前記検知ステップにて検知されたタイミングにおいて前
    記油温検知ステップで検知された油温に基づいて、油温
    しきい値を算出する算出ステップと、 前記車両の走行中に、前記油温検知ステップにて検知さ
    れた油温が、前記算出ステップにて算出された油温しき
    い値以下であると、特定の変速段への変速を禁止するよ
    うに、前記自動変速機を制御する制御ステップとを含
    む、制御方法。
  12. 【請求項12】 車両に搭載された自動変速機の制御方
    法であって、 前記車両のエンジンを始動させるタイミングを検知する
    検知ステップと、 前記自動変速機の作動油の油温を検知する油温検知ステ
    ップと、 前記エンジンの冷却水の水温を検知する水温検知ステッ
    プと、 前記エンジンの始動時の冷却水の水温に対応させた、油
    温しきい値を予め準備する準備ステップと、 前記検知ステップにて検知されたタイミングにおいて前
    記水温検知ステップで検知された水温に基づいて、油温
    しきい値を算出する算出ステップと、 前記車両の走行中に、前記油温検知ステップにて検知さ
    れた油温が、前記算出ステップにて算出された油温しき
    い値以下であると、特定の変速段への変速を禁止するよ
    うに、前記自動変速機を制御する制御ステップとを含
    む、制御方法。
  13. 【請求項13】 車両に搭載された自動変速機の制御方
    法であって、 前記車両のエンジンを始動させるタイミングを検知する
    検知ステップと、 前記自動変速機の作動油の油温を検知する油温検知ステ
    ップと、 前記エンジンへ吸入される空気の吸気温を検知する吸気
    温検知ステップと、 前記エンジンの始動時の空気の吸気温に対応させた、油
    温しきい値を予め準備する準備ステップと、 前記検知ステップにて検知されたタイミングにおいて前
    記吸気温検知ステップて検知された吸気温に基づいて、
    油温しきい値を算出する算出ステップと、 前記車両の走行中に、前記油温検知ステップにて検知さ
    れた油温が、前記算出ステップにて算出された油温しき
    い値以下であると、特定の変速段への変速を禁止するよ
    うに、前記自動変速機を制御する制御ステップとを含
    む、制御方法。
  14. 【請求項14】 車両に搭載された自動変速機の制御方
    法であって、 前記車両のエンジンを停止させた第1のタイミングおよ
    び前記第1のタイミング後であって、次に前記車両のエ
    ンジンを始動させる第2のタイミングを検知する検知ス
    テップと、 前記自動変速機の作動油の油温を検知する油温検知ステ
    ップと、 前記第1のタイミングから前記第2のタイミングまでの
    時間を計測する計測ステップと、 前記時間に対応させた、油温しきい値を予め準備する準
    備ステップと、 前記検知ステップにて検知された第2のタイミングにお
    いて前記計測ステップで計測された時間に基づいて、油
    温しきい値を算出する算出ステップと、 前記車両の走行中に、前記油温検知ステップにて検知さ
    れた油温が、前記算出ステップにて算出された油温しき
    い値以下であると、特定の変速段への変速を禁止するよ
    うに、前記自動変速機を制御する制御ステップとを含
    む、制御方法。
  15. 【請求項15】 前記検知ステップは、前記車両のイグ
    ニッションキーの動作に基づいて、エンジンを始動させ
    るタイミングを検知するステップを含む、請求項11〜
    14のいずれかに記載の制御方法。
  16. 【請求項16】 前記油温検知ステップは、前記自動変
    速機の作動油の油温を検知する2以上のセンサの異常を
    検知するステップと、異常が検知されなかったセンサに
    より検知された油温を、作動油の油温として検知するス
    テップとを含む、請求項11〜14のいずれかに記載の
    制御方法。
  17. 【請求項17】 車両に搭載された自動変速機の制御方
    法であって、 前記車両のエンジンを始動させるタイミングを検知する
    検知ステップと、 前記自動変速機の作動油の油温を検知する油温検知ステ
    ップと、 前記エンジンの冷却水の水温を検知する水温検知ステッ
    プと、 前記エンジンへ吸入される空気の吸気温を検知する吸気
    温検知ステップと、 前記エンジンの始動時の作動油の油温に対応させた油温
    しきい値、前記エンジンの始動時の冷却水の水温に対応
    させた油温しきい値および前記エンジンの始動時の空気
    の吸気温に対応させた油温しきい値を、それぞれ予め準
    備する準備ステップと、 前記検知ステップにより検知されたタイミングにおい
    て、前記油温検知ステップで検知された油温、前記水温
    検知ステップで検知された水温および前記吸気温検知ス
    テップで検知された吸気温のいずれかに基づいて、油温
    しきい値を算出する算出ステップと、 前記車両の走行中に、前記油温検知ステップにて検知さ
    れた油温が、前記算出ステップにて算出された油温しき
    い値以下であると、特定の変速段への変速を禁止するよ
    うに、前記自動変速機を制御する制御ステップとを含
    む、制御方法。
  18. 【請求項18】 前記水温検知ステップは、エンジン冷
    却水の水温を検知する水温センサの異常を検知するステ
    ップを含み、 前記吸気温検知ステップは、エンジンへ吸入される空気
    の吸気温を検知する吸気温センサの異常を検知するステ
    ップを含み、 前記算出ステップは、前記水温センサおよび前記吸気温
    センサの異常状態に基づいて、前記検知ステップにて検
    知されたタイミングにおいて、前記油温検知ステップで
    検知された油温、前記水温検知ステップで検知された水
    温および前記吸気温検知ステップで検知された吸気温の
    いずれかに基づいて、油温しきい値を算出するステップ
    を含む、請求項17に記載の制御方法。
  19. 【請求項19】 前記算出ステップは、 前記水温センサが異常である場合には、前記油温検知ス
    テップにて検知された油温および前記吸気温検知ステッ
    プにて検知された吸気温のいずれかに基づいて、 前記吸気温センサが異常である場合には、前記油温検知
    ステップにて検知された油温および前記水温検知ステッ
    プにて検知された水温のいずれかに基づいて、 前記水温センサおよび前記吸気温センサが異常である場
    合には、前記油温検知ステップにて検知された油温に基
    づいて、油温しきい値を算出するステップを含む、請求
    項18に記載の制御方法。
  20. 【請求項20】 前記特定段への変速は、直接圧によ
    り、クラッチを係合している状態から前記クラッチとは
    異なるクラッチを係合することにより行なわれる、請求
    項11〜19のいずれかの記載の制御方法。
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