JP2005315083A - 自動変速機の制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 運転者の減速意思に基づいてダウンシフトを行う際に、解放側クラッチの実油圧が待機油圧PtDrまで低下する過程で、解放側クラッチの伝達トルク容量が小さく又は無くなって、エンジン出力が増大しても加速感を生じない“開始油圧”まで低下した時点t6 ,t7 で、エンジン出力増大制御を開始する。この際、解放側クラッチの実油圧が開始油圧以下に低下する時点t6 ,t7 を推定するために、解放側クラッチの油圧指令値に対する実油圧の応答を“1次遅れ+むだ時間”の伝達特性にて近似し、この伝達特性にて演算した実油圧の推定値を前記開始油圧と比較し、実油圧の推定値が前記開始油圧まで低下した時点t6 ,t7 で、エンジン出力増大制御の開始タイミングに到達したと判定する。
【選択図】 図7
Description
(2) ギヤ比変化を検出した時点T2
(3) 変速開始から設定時間が経過した時点T3
このようにすれば、エンジン出力増大制御の開始タイミングを、様々な運転条件に応じて適正に設定できる。
まず、図1に基づいて内燃機関であるエンジン11の制御システム全体の概略構成を説明する。エンジン11の吸気管12の上流側にはエアクリーナ13が装着され、その下流側には吸入空気量Ga を測定するエアフローメータ14が設置され、更に、その下流側にスロットルバルブ15が設けられている。このスロットルバルブ15の回動軸15aにはDCモータ等のモータ17が連結され、このモータ17の駆動力によってスロットルバルブ15の開度(スロットル開度)が制御され、このスロットル開度がスロットル開度センサ18によって検出される。
運転者がアクセルペダル26を大きく踏み込んでスロットル開度が急激に開放されると、パワーオンダウンシフトと判定されて、ダウンシフトの変速指令が出力される。この時点t0 で、解放側クラッチの油圧指令値を初期油圧まで低下させた後、解放側クラッチの油圧指令値を一定勾配で低下させる。これにより、解放側クラッチの係合力が低下してエンジン負荷が軽減されるため、変速歯車機構55の入力軸回転速度Nt(トルクコンバータ52の出力軸回転速度)が上昇し始める。
図8の変速制御ルーチンは、エンジン運転中に所定時間毎(例えば8〜32msec毎)に実行される変速制御のメインルーチンである。本ルーチンが起動されると、まずステップ100で、変速が必要か否か(変速指令が出力されたか否か)を判定し、変速が必要でなければ、以降の処理を行うことなく、本ルーチンを終了する。
次に、図8の変速制御ルーチンのステップ101で実行される図9の変速種類判定ルーチンの処理内容を説明する。本ルーチンが起動されると、まずステップ111で、現在の変速指令がアップシフトかダウンシフトかを判定し、アップシフトと判定されれば、ステップ112に進み、自動変速機51に加わる負荷状態がパワーオン(エンジン11側から自動変速機51が駆動される状態)かパワーオフ(駆動輪側から自動変速機51が駆動される状態)かを判定する。そして、この判定結果に応じて、現在の変速指令に応じた変速種類がパワーオンアップシフト(ステップ118)、パワーオフアップシフト(ステップ119)のいずれに該当するかを判定する。
図10の変速油圧制御ルーチンは、変速種類がETC協調ダウンシフトの場合に実行される。本ルーチンが起動されると、まずステップ131で、後述する図11に示す解放側クラッチ油圧制御ルーチンを実行して、解放側クラッチの油圧を制御すると共に、次のステップ132で、後述する図12に示す係合側クラッチ油圧制御ルーチンを実行して、係合側クラッチの油圧を制御する。
次に、図10の変速油圧制御ルーチンのステップ131で実行される図11の解放側クラッチ油圧制御ルーチンの処理内容を説明する。本ルーチンが起動されると、まずステップ141で、制御段階フラグFlag1の値が0〜3のいずれであるか否かで、現在の解放側クラッチ油圧制御の段階を判定する。この制御段階フラグFlag1は、解放側クラッチ油圧制御の各段階に進む毎に1ずつ増加するフラグであり、初期値は0で最大値は4である。従って、解放側クラッチ油圧制御は、4段階のシーケンス制御となる。
次に、図10の変速油圧制御ルーチンのステップ132で実行される図12の係合側クラッチ油圧制御ルーチンの処理内容を説明する。本ルーチンが起動されると、まずステップ161で、制御段階フラグFlag2の値が0〜4のいずれであるか否かで、現在の係合側クラッチ油圧制御の段階を判定する。この制御段階フラグFlag2は、係合側クラッチ油圧制御の各段階に進む毎に1ずつ増加するフラグであり、初期値は0で最大値は5である。従って、係合側クラッチ油圧制御は、5段階のシーケンス制御となる。
図13のスロットル開き制御ルーチンは、図8の変速制御ルーチンのステップ103で実行されるサブルーチンであり、特許請求の範囲でいうエンジン出力増大制御手段としての役割を果たす。
図14のスロットル開き制御開始判定ルーチンは、図13のスロットル開き制御ルーチンのステップ203で実行されるサブルーチンであり、特許請求の範囲でいう出力増大開始タイミング制御手段としての役割を果たす。
ここで、PrealOは前回の実油圧推定値、mはなまし係数(0<m<1)である。尚、実油圧推定値Prealの初期値は、図11の解放側クラッチ油圧制御ルーチンのステップ143で、待機油圧設定直前の解放側クラッチの油圧指令値PyDrに設定される。
N=(Ta+Tb)/tcal
ここで、tcalは実油圧推定値Prealの演算周期である。尚、演算回数Nは、小数点以下を切り捨て又は四捨五入して整数値とする。
ここで、PrealFOは前回の実油圧推定値PrealF、mはなまし係数(0<m<1)である。この後、ステップ228で、カウンタcountをカウントアップして前記ステップ226に戻る。このような処理を繰り返すことで、カウンタcountの値が上記Nに達するまで、応答遅れ期間の実油圧推定値PrealFの演算を繰り返す。
Tin=C(e)×tr(e)×Ne2
C(e):トルクコンバータ容量係数
tr(e):トルク比
Ne:エンジン回転速度
ここで、トルクコンバータ容量係数C(e)とトルク比tr(e)は、それぞれ速度比e(=Nt/Ne)に応じてマップ又は数式等により算出される。
図15のスロットル開き制御終了判定ルーチンは、図13のスロットル開き制御ルーチンのステップ204で実行されるサブルーチンである。本ルーチンが起動されると、まずステップ241で、スロットルバルブ15の全閉動作の応答遅れ(Td)と、スロットルバルブ15が実際に全閉してから実際にエンジン出力増大がなくなるまでの応答遅れ(Te)と、更に終了判定からスロットル開き指令値を“0”に減衰させるまでの時間(Tsd)を演算する。ここで、スロットルバルブ15の閉弁動作の応答遅れ(Td)については、電子スロットルシステムのモータ17の駆動応答性に関連したパラメータ(冷却水温、バッテリ電圧等)のマップにより演算される。また、スロットルバルブ15の全閉からエンジン出力増大がなくなるまでの応答遅れ(Te)については、スロットルバルブ15の全閉により減少した吸入空気がシリンダ内に吸入されてから燃焼に至るまでの遅れと、吸気流速に関連したパラメータ(エンジン回転速度、スロットル開度等)のマップにより演算される。また、終了判定からスロットル開き指令値を“0”に減衰させるまでの時間(Tsd)については、スロットル開き指令値/減衰勾配により算出される。
SftRed=100−DSftR×(Td+Te+Tsd)/tsmp
ここで、DSftRは、変速進行割合SftRの演算周期当たりの変化量(SftRの今回値−前回値)であり、tsmpは、DSftRの演算周期である。
図16のスロットル開き量補正制御ルーチンは、図13のスロットル開き制御ルーチンのステップ210で実行されるサブルーチンである。本ルーチンが起動されると、まずステップ251で、スロットル開き量補正制御の実行条件が成立しているか否かを判定する。この実行条件は、例えば、スロットル開き指令からの経過時間が応答遅れ相当時間以上であるか否かで判定し、スロットル開き指令からの経過時間が応答遅れ相当時間未満である場合は、スロットル開き量補正制御の実行条件が不成立となり、そのまま本ルーチンを終了する。その後、スロットル開き指令からの経過時間が応答遅れ相当時間以上になった時点で、スロットル開き量補正制御の実行条件が成立し、ステップ252に進み、スロットル開度指令値tangleat(スロットル開き量)を次式により補正する。
ここで、DGaTは、吸入空気量Gaのスロットル開き制御による増大量目標値で、スロットル開度指令値tangleatに応じてテーブル等により設定される。GaBは、図13のスロットル開き制御ルーチンのステップ207で記憶されたスロットル開き制御開始直前の吸入空気量である。上式によりスロットル開度指令値tangleat(スロットル開き量)を補正することで、システムの製造ばらつき、経時変化によるばらつき、大気圧や吸気温等の運転条件によるばらつきを補正する。
図18の燃料噴射復帰制御ルーチンは、図8の変速制御ルーチンのステップ104で実行されるサブルーチンであり、特許請求の範囲でいうエンジン出力増大制御手段としての役割を果たす。本ルーチンが起動されると、まずステップ300で、エンジン側で燃料カット要求が発生しているか否かを判定し、燃料カット要求が発生していない場合は、ステップ307に進み、燃料噴射を継続する。
図19の燃料噴射開始判定ルーチンは、図18の燃料噴射復帰制御ルーチンのステップ303で実行されるサブルーチンであり、特許請求の範囲でいう出力増大開始タイミング制御手段としての役割を果たす。
Preal=m・PyDr+(1−m)・PrealO
M=Tc/tcal
ここで、tcalは実油圧推定値Prealの演算周期である。尚、演算回数Mは、小数点以下を切り捨て又は四捨五入して整数値とする。
PrealF=m・PyDr+(1−m)・PrealFO
図20の燃料噴射終了判定ルーチンは、図18の燃料噴射復帰制御ルーチンのステップ304で実行されるサブルーチンである。本ルーチンが起動されると、まずステップ341で、燃料カットを再開してからエンジン出力がなくなるまでの応答遅れ(Tf)を算出する。この際、クランク軸が720℃A回転するのに要する時間T720℃Aを応答遅れ(Tf)として算出する。
SftRed=100−DSftR×Tf/tsmp
ここで、DSftRは、変速進行割合SftRの演算周期当たりの変化量(SftRの今回値−前回値)であり、tsmpは、DSftRの演算周期である。
(1) 図11の解放側クラッチ油圧制御ルーチンのステップ143において、本実施例2では、解放側クラッチの油圧を制御する油圧制御弁の電流値を検出して、この電流検出値を、予め実験データ等に基づいて作成したマップ又は数式により油圧に換算し、この油圧換算値を現在の解放側クラッチの実油圧推定値Prealの初期値として記憶する。
Preal=m・Pcon+(1−m)・PrealO
ここで、PrealOは前回の実油圧推定値、mはなまし係数(0<m<1)である。尚、実油圧推定値Prealの初期値は、上記(1) で記憶した値が用いられる。
PrealF=m・Pcon+(1−m)・PrealFO
ここで、PrealFOは前回の実油圧推定値PrealF、mはなまし係数(0<m<1)である。
本実施例2においても、前記実施例1と同様の効果を得ることができる。
(2) ギヤ比変化を検出した時点T2
(3) 変速開始から設定時間が経過した時点T3
以下、本実施例3で使用する各ルーチンの処理内容を説明する。
図22の変速油圧制御ルーチンは、変速種類がETC協調ダウンシフトの場合に実行される。本ルーチンが起動されると、まずステップ401で、後述する図23の解放側クラッチ油圧制御ルーチンを実行して、解放側クラッチの油圧を制御すると共に、次のステップ402で、前記図12の係合側クラッチ油圧制御ルーチンを実行して、係合側クラッチの油圧を制御する。
次に、図22の変速油圧制御ルーチンのステップ401で実行される図23の解放側クラッチ油圧制御ルーチンの処理内容を説明する。本ルーチンは、前記実施例1で説明した図11の解放側クラッチ油圧制御ルーチンのステップ142とステップ143との間にステップ143aの処理を追加したものである。
本実施例3においても、前記実施例1で説明した図13のスロットル開き制御ルーチンを実行し、そのステップ203で、図24のスロットル開き制御開始判定ルーチンを実行する。本ルーチンが起動されると、まずステップ411で、図25のタイマ条件判定(スロットル)ルーチンを実行して、変速開始からの経過時間を計測するタイマTimDrの計測時間が所定時間T3t以上であるか否かを判定し(ステップ421)、変速開始からの経過時間(TimDr)が所定時間T3以上であれば、第1のスロットル開き制御開始判定フラグxTSt1をONにセットし、変速開始からの経過時間(TimDr)が所定時間T3tに達していなければ、第1のスロットル開き制御開始判定フラグxTSt1をOFFに維持する。尚、所定時間T3tは、制御処理の簡略化のために予め設定した一定時間としても良いが、車速やシフト位置等の運転条件に応じてマップや数式により設定するようにしても良い。例えば、車速が速くなるほど、所定時間T3tを短い時間に設定したり、シフト位置が高ギヤになるほど、所定時間T3tを短い時間に設定するようにしても良い。
本実施例3においても、前記実施例1で説明した図18の燃料噴射復帰制御ルーチンを実行し、そのステップ303で、図28の燃料噴射開始判定ルーチンを実行する。本ルーチンが起動されると、まずステップ451で、図29のタイマ条件判定(燃料)ルーチンを実行して、変速開始からの経過時間を計測するタイマTimDrの計測時間が所定時間T3f以上であるか否かを判定し(ステップ461)、変速開始からの経過時間(TimDr)が所定時間T3f以上であれば、第1の燃料噴射開始判定フラグxFSt1をONにセットし、変速開始からの経過時間(TimDr)が所定時間T3に達していなければ、第1の燃料噴射開始判定フラグxFSt1をOFFに維持する。尚、所定時間T3fは、制御処理の簡略化のために予め設定した一定時間としても良いが、車速やシフト位置等の運転条件に応じてマップや数式により設定するようにしても良い。例えば、車速が速くなるほど、所定時間T3fを短い時間に設定したり、シフト位置が高ギヤになるほど、所定時間T3fを短い時間に設定するようにしても良い。
(2) ギヤ比変化を検出した時点T2
(3) 変速開始から所定時間が経過した時点T3
Claims (16)
- 複数の摩擦係合要素に作用させる油圧を油圧制御手段で個別に制御することで、各摩擦係合要素の係合と解放を選択的に切り換えて、変速機構の変速段を切り換える自動変速機の制御装置において、
運転者の減速意思に基づいて前記変速機構がダウンシフトされる際に運転者のアクセル操作によらずエンジン出力を増大させるエンジン出力増大制御を実行するエンジン出力増大制御手段と、
前記エンジン出力増大制御の開始タイミングを、当該ダウンシフト中に解放制御される摩擦係合要素の油圧が、前記油圧制御手段の操作により所定の伝達トルク容量相当油圧以下に低下した時点とする出力増大開始タイミング制御手段と
を備えていることを特徴とする自動変速機の制御装置。 - 前記油圧制御手段は、前記摩擦係合要素の油圧を直接的に制御するように構成され、
前記出力増大開始タイミング制御手段は、前記摩擦係合要素の油圧が前記所定の伝達トルク容量相当油圧以下に低下する時点を前記油圧制御手段による操作量に基づいて推定することを特徴とする請求項1に記載の自動変速機の制御装置。 - 前記油圧制御手段は、前記摩擦係合要素の油圧を直接的に制御するように構成され、
前記出力増大開始タイミング制御手段は、前記摩擦係合要素の油圧が前記所定の伝達トルク容量相当油圧以下に低下する時点を前記油圧制御手段による制御指令値に基づいて推定することを特徴とする請求項1に記載の自動変速機の制御装置。 - 前記油圧制御手段は、前記摩擦係合要素の油圧を制御する油圧制御弁の電流を検出する電流検出手段を備え、
前記出力増大開始タイミング制御手段は、前記摩擦係合要素の油圧が前記所定の伝達トルク容量相当油圧以下に低下する時点を前記電流検出手段による前記油圧制御弁の電流検出値に基づいて推定することを特徴とする請求項1に記載の自動変速機の制御装置。 - 前記出力増大開始タイミング制御手段は、前記摩擦係合要素の油圧を油圧の伝達特性を考慮して推定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の自動変速機の制御装置。
- 前記出力増大開始タイミング制御手段は、前記摩擦係合要素の油圧を油温による油圧の伝達特性の変化を考慮して推定することを特徴とする請求項5に記載の自動変速機の制御装置。
- 前記出力増大開始タイミング制御手段は、前記摩擦係合要素の油圧を伝達関数により算出することを特徴とする請求項5又は6に記載の自動変速機の制御装置。
- 前記出力増大開始タイミング制御手段は、前記摩擦係合要素の油圧を前記油圧制御手段による制御指令値のなまし演算により算出することを特徴とする請求項3に記載の自動変速機の制御装置。
- 前記出力増大開始タイミング制御手段は、前記摩擦係合要素の油圧を前記電流検出手段による前記油圧制御弁の電流検出値のなまし演算により算出することを特徴とする請求項4に記載の自動変速機の制御装置。
- 前記出力増大開始タイミング制御手段は、前記変速機構に入力されるトルク又は該トルクの推定値に基づいて前記所定の伝達トルク容量を設定する手段を備えていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の自動変速機の制御装置。
- 前記出力増大開始タイミング制御手段は、前記摩擦係合要素の油圧が前記所定の伝達トルク容量相当油圧以下に低下する時点を、該摩擦係合要素の油圧を検出する油圧センサ又は油圧スイッチの出力に基づいて予測することを特徴とする請求項1に記載の自動変速機の制御装置。
- 複数の摩擦係合要素に作用させる油圧を油圧制御手段で個別に制御することで、各摩擦係合要素の係合と解放を選択的に切り換えて、変速機構の変速段を切り換える自動変速機の制御装置において、
運転者の減速意思に基づいて前記変速機構がダウンシフトされる際に運転者のアクセル操作によらずエンジン出力を増大させるエンジン出力増大制御を実行するエンジン出力増大制御手段と、
前記エンジン出力増大制御の開始タイミングを制御する出力増大開始タイミング制御手段を備え、
前記出力増大開始タイミング制御手段は、前記エンジン出力増大制御の開始タイミングを、
当該ダウンシフト中に解放制御される摩擦係合要素の油圧が前記油圧制御手段の操作により所定の伝達トルク容量相当油圧以下に低下したと判断される時点T1と、
ギヤ比変化を検出した時点T2と、
変速開始から設定時間が経過した時点T3と
の中から選択することを特徴とする自動変速機の制御装置。 - 前記出力増大開始タイミング制御手段は、前記3つの時点T1、T2、T3の中から最も早い時点を前記エンジン出力増大制御の開始タイミングに設定することを特徴とする請求項12に記載の自動変速機の制御装置。
- 前記出力増大開始タイミング制御手段は、前記変速開始からの設定時間を運転条件に応じて設定する手段を備えていることを特徴とする請求項12又は13に記載の自動変速機の制御装置。
- 前記エンジン出力増大制御手段は、ギヤ比変化が検出されるまでの期間は、前記エンジン出力増大制御により増大するエンジン出力が徐々に変化するように制御することを特徴とする請求項1乃至14のいずれかに記載の自動変速機の制御装置。
- 前記エンジン出力増大制御手段は、前記油圧制御手段の操作に対する油圧の再現性の良い油温領域において前記エンジン出力増大制御を実行することを特徴とする請求項1乃至15のいずれかに記載の自動変速機の制御装置。
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