JP2003282348A - 2端子コンデンサおよび3端子コンデンサの実装構造 - Google Patents

2端子コンデンサおよび3端子コンデンサの実装構造

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JP2003282348A JP2002086346A JP2002086346A JP2003282348A JP 2003282348 A JP2003282348 A JP 2003282348A JP 2002086346 A JP2002086346 A JP 2002086346A JP 2002086346 A JP2002086346 A JP 2002086346A JP 2003282348 A JP2003282348 A JP 2003282348A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 実装スペースが小さくかつ低コストで、しか
も、コンデンサの等価直列インダクタンスが小さいコン
デンサの実装構造を提供する。 【解決手段】 回路基板30の表面には、2端子コンデ
ンサ1A,1Bのそれぞれの第1外部端子2a,2aが
電気的に接続されるホット側導体パターン31と、第2
外部端子2b,2bがそれぞれ電気的に接続されるグラ
ンド側導体パターンG1,G2とが形成されている。2
端子コンデンサ1A,1Bは、ホット側導体パターン3
1に対して略線対称になるように、対置して実装されて
いる。回路基板30の内部にも、グランド側導体パター
ンGが設けられており、回路基板30に設けたスルーホ
ール34a,34bを介してグランド側導体パターンG
1,G2にそれぞれ電気的に接続している。グランド側
導体パターンGには、スルーホール34a,34bから
略等距離の位置に共通スルーホール35を配置してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2端子コンデンサ
および3端子コンデンサの実装構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば高速ICの電源ライン
で使用されるノイズ電流除去用2端子コンデンサの等価
直列インダクタンス(ESL)を小さくするには、図1
5に示すように、複数の2端子コンデンサ1A,1Bを
ホット側導体パターン60とグランド側導体パターンG
11の間に電気的に並列に接続して、回路基板30上に
実装していた。つまり、等価直列インダクタンスを1/
2にしたい場合には、2個の2端子コンデンサを並列実
装し、1/3にしたい場合には3個の2端子コンデンサ
を並列実装していた。なお、図15において、矢印I
a,Ibはそれぞれ、2端子コンデンサ1A,1B内を
流れるノイズ電流とその方向を表示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そのため、小さい等価
直列インダクタンスを実現しようとした場合には、多数
のコンデンサを回路基板30に実装する必要があり、回
路基板30には広い実装スペースが要求され、高コスト
の一つの要因であった。
【0004】そこで、本発明の目的は、実装スペースが
小さくかつ低コストで、しかも、コンデンサの等価直列
インダクタンスが小さい2端子コンデンサおよび3端子
コンデンサの実装構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段および作用】前記目的を達
成するため、本発明に係る2端子コンデンサの実装構造
は、チップ素体と、チップ素体の両端面にそれぞれ設け
られた第1外部端子および第2外部端子とを有する少な
くとも二つの2端子コンデンサを、第1導体パターンと
該第1導体パターンを間にして配置された少なくとも二
つの第2導体パターンとを有する回路基板に実装してな
る2端子コンデンサの実装構造であって、第1導体パタ
ーンに少なくとも二つの2端子コンデンサのそれぞれの
第1外部端子を電気的に接続するとともに、二つの第2
導体パターンのうちの一つに二つの2端子コンデンサの
一方の2端子コンデンサの第2外部端子を電気的に接続
し、残る一つの第2導体パターンに他方の2端子コンデ
ンサの第2外部端子を電気的に接続して、第1導体パタ
ーンに対して二つの2端子コンデンサを流れるノイズ電
流の方向が互いに逆向き、もしくはベクトル和が0にな
るように、二つの2端子コンデンサを対置して実装して
いる。
【0006】以上の構成により、二つの2端子コンデン
サの中を流れるそれぞれのノイズ電流(高周波電流)の
方向が互いに略逆向きになる。従って、これらのノイズ
電流によってそれぞれ発生する磁界は互いに打ち消し合
う。この結果、二つの2端子コンデンサによって発生す
るコンデンサの等価直列インダクタンスは略1/3以下
に抑えられる。
【0007】さらに、本発明に係る2端子コンデンサの
実装構造は、グランド側導体パターンが、回路基板の内
部および裏面の少なくともいずれか一方に設けられてお
り、回路基板の内部に設けられた電気的接続手段を介し
て、第1導体パターンおよび第2導体パターンのいずれ
か一方の導体パターンと、2端子コンデンサのグランド
側外部端子とに電気的に接続され、グランド側導体パタ
ーンに流れるノイズ電流の方向と2端子コンデンサに流
れるノイズ電流の方向とが互いに逆向き、もしくはベク
トル和が0になるように、グランド側導体パターンが配
置されている。電気的接続手段としては、ビアホールや
スルーホールなどがある。
【0008】以上の構成により、2端子コンデンサの中
を流れるそれぞれのノイズ電流の方向とは逆向きのノイ
ズ電流が、回路基板の内部もしくは裏面に設けたグラン
ド側導体パターンに流れる。従って、これらのノイズ電
流によってそれぞれ発生する磁界は互いに打ち消し合
う。この結果、2端子コンデンサと回路基板のトータル
の等価直列インダクタンスが小さくなる。
【0009】また、本発明に係る3端子コンデンサの実
装構造は、チップ素体と、チップ素体の内部に設けられ
た貫通電極と、貫通電極に対向するように設けられた内
部電極と、チップ素体の両端面にそれぞれ設けられ、貫
通電極に電気的に接続された第1外部端子および第2外
部端子と、セラミック素体の側面に設けられ、内部電極
に電気的に接続された第3外部端子とを有する3端子コ
ンデンサを、ホット側導体パターンとグランド側導体パ
ターンとを有する回路基板に実装してなる3端子コンデ
ンサの実装構造であって、3端子コンデンサは、第1外
部端子および第2外部端子をホット側導体パターンに電
気的に接続され、グランド側導体パターンは、回路基板
の内部および裏面の少なくともいずれか一方に設けられ
ており、回路基板の内部に設けられた電気的接続手段を
介して、3端子コンデンサの第3外部端子と電気的に接
続され、グランド側導体パターンに流れるノイズ電流の
方向と3端子コンデンサに流れるノイズ電流の方向とが
互いに逆向きになるように、3端子コンデンサを回路基
板に実装するとともに、グランド側導体パターンが配置
されている。
【0010】あるいは、本発明に係る3端子コンデンサ
の実装構造は、第3外部端子がグランド側導体パターン
に電気的に接続され、ホット側導体パターンは、回路基
板の内部および裏面の少なくともいずれか一方に設けら
れており、回路基板の内部に設けられた電気的接続手段
を介して、3端子コンデンサの第1外部端子および第2
外部端子と電気的に接続され、ホット側導体パターンに
流れるノイズ電流の方向と3端子コンデンサに流れるノ
イズ電流の方向とが互いに逆向きになるように、3端子
コンデンサを回路基板に実装するとともに、ホット側導
体パターンが配置されている。
【0011】以上の構成により、3端子コンデンサの中
を流れるそれぞれのノイズ電流の方向とは逆向きのノイ
ズ電流が、回路基板の内部もしくは裏面に設けたグラン
ド側導体パターンやホット側導体パターンに流れる。従
って、これらのノイズ電流によってそれぞれ発生する磁
界は互いに打ち消し合う。この結果、3端子コンデンサ
と回路基板のトータルの等価直列インダクタンスが小さ
くなる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るコンデンサの
実装構造の実施形態について添付の図面を参照して説明
する。
【0013】[第1実施形態、図1〜図5]図1は、高
速ICの電源ラインでノイズ電流除去のために使用され
る2端子コンデンサの実装構造の一実施形態を示す平面
図であり、図2はその断面図である。回路基板30の表
面には、積層型2端子コンデンサ1A,1Bがはんだ等
で実装されている。
【0014】積層型2端子コンデンサ1A,1Bは、誘
電体からなる直方体状のセラミック素体(チップ素体)
の両端面にそれぞれ第1外部端子2aおよび第2外部端
子2bを設けるとともに、セラミック素体の内部に複数
の内部電極を設けている。
【0015】回路基板30は誘電体からなるセラミック
基板であり、その表面には、2端子コンデンサ1A,1
Bのそれぞれの第1外部端子2a,2aが電気的に接続
されるホット側導体パターン(第1導体パターン)31
と、第2外部端子2b,2bがそれぞれ電気的に接続さ
れるグランド側導体パターン(第2導体パターン)G
1,G2とが形成されている。グランド側導体パターン
G1,G2は、ホット側導体パターン31を間にして配
置されている。2端子コンデンサ1A,1Bは、このホ
ット側導体パターン31に対して略左右対称になるよう
に、対置して実装されている。
【0016】さらに、回路基板30の内部にも、グラン
ド側導体パターンGが設けられており、回路基板30に
設けたスルーホール34a,34bを介してグランド側
導体パターンG1,G2にそれぞれ電気的に接続してい
る。グランド側導体パターンGは、導体幅の比較的狭い
線路状のものであってもよいし、広面積のプレーン状の
ものであってもよい。グランド側導体パターンGには、
スルーホール34a,34bから略等距離の位置でかつ
平面視で2端子コンデンサ1Aと1Bの略中間の位置
に、共通スルーホール35を配置している。
【0017】以上の構成において、信号電流(直流電
流)はホット側導体パターン31を流れる。一方、ホッ
ト側導体パターン31に侵入したノイズ電流(高周波電
流)は、2端子コンデンサ1A,1Bの中を通ってグラ
ンドに流れる。つまり、ノイズ電流の略半分は、2端子
コンデンサ1A−グランド側導体パターンG1−スルー
ホール34a−グランド側導体パターンG(図2におい
て略左半分の部分)−共通スルーホール35と流れ、残
りは2端子コンデンサ1B−グランド側導体パターンG
2−スルーホール34b−グランド側導体パターンG
(図2において略右半分の部分)−共通スルーホール3
5と流れる。
【0018】ここで、2端子コンデンサ1A,1Bは、
このホット側導体パターン31に対して略線対称になる
ように、対置して実装されているので、2端子コンデン
サ1A,1Bのそれぞれの中を大きさの略等しいノイズ
電流Ia,Ibが左右逆向きに流れる。これにより、ノ
イズ電流Ia,Ibによってそれぞれ発生する磁界は打
ち消し合う。この結果、二つの2端子コンデンサ1A,
1Bによって発生するコンデンサの等価直列インダクタ
ンスは、1/2になるのではなく、略1/3以下に抑え
ることができる。そのため、回路基板30に実装するコ
ンデンサの数を削減することができる。
【0019】図3には、中を流れるそれぞれのノイズ電
流Ia,Ibの方向が互いに逆向きになるように配置し
た二つの2端子コンデンサ1A,1Bの挿入損失特性
(実線A1参照)が記載されている。図3には、比較の
ために、一つの2端子コンデンサの挿入損失特性(一点
鎖線A2参照)と、図15のように並列接続した従来の
二つの2端子コンデンサの挿入損失特性(点線A3参
照)とを併せて記載している。
【0020】さらに、本第1実施形態では、2端子コン
デンサ1A,1Bを実装する回路基板30を多層にし、
ホット側導体パターン31に対して略線対称になるよう
に、グランド側導体パターンG1,G2,Gやスルーホ
ール34a,34b,35を配置している。従って、2
端子コンデンサ1A,1Bの中を流れるノイズ電流I
a,Ibによってそれぞれ発生する磁界と、回路基板3
0のグランド側導体パターンG1,G2,Gの中を流れ
るノイズ電流Ic,Id,Ie,Ifによってそれぞれ
発生する磁界とが、互いに相殺される。
【0021】すなわち、2端子コンデンサ1Aの中を流
れるノイズ電流Iaおよびグランド側導体パターンG1
の中を流れるノイズ電流Icによってそれぞれ発生する
磁界の和と、回路基板30の内部に形成されたグランド
側導体パターンG(図2において略左半分の部分)の中
を流れるノイズ電流Ieによって発生する磁界とは互い
に打ち消し合う。同様に、2端子コンデンサ1Bの中を
流れるノイズ電流Ibおよびグランド側導体パターンG
2の中を流れるノイズ電流Idによってそれぞれ発生す
る磁界の和と、グランド側導体パターンG(図2におい
て略右半分の部分)の中を流れるノイズ電流Ifによっ
て発生する磁界とは互いに打ち消し合う。この結果、2
端子コンデンサ1A,1Bと回路基板30のトータルの
等価直列インダクタンスを小さくすることができる。
【0022】また、図4および図5に示すように、グラ
ンド側導体パターン(第1導体パターン)G3を間にし
て、二つのホット側導体パターン(第2導体パターン)
38,39を配置してもよい。グランド側導体パターン
G3の中央部には、共通スルーホール35を配置してい
る。回路基板30の内部に設けたグランド側導体パター
ンGには、共通スルーホール35から略等距離の位置で
かつ平面視で2端子コンデンサ1Aと1Bの位置に、そ
れぞれスルーホール34a,34bを配置している。ホ
ット側導体パターン38,39にそれぞれ侵入したノイ
ズ電流は、2端子コンデンサ1A,1Bの中を通って、
グランド側導体パターンG3−共通スルーホール35を
経て一つの電流になり、グランド側導体パターンGで再
び二つに分枝してそれぞれスルーホール34a,34b
に流れる。
【0023】ここで、2端子コンデンサ1A,1Bは、
このグランド側導体パターンG3に対して略線対称にな
るように、対置して実装されているので、2端子コンデ
ンサ1A,1Bのそれぞれの中を大きさの略等しいノイ
ズ電流Ia,Ibが左右逆向きに流れる。これにより、
ノイズ電流Ia,Ibによってそれぞれ発生する磁界は
打ち消し合う。この結果、二つの2端子コンデンサ1
A,1Bによって発生するコンデンサの等価直列インダ
クタンスは、略1/3以下に抑えることができる。
【0024】さらに、2端子コンデンサ1Aの中を流れ
るノイズ電流Iaおよびグランド側導体パターンG3
(図5において略左半分の部分)の中を流れるノイズ電
流Icによってそれぞれ発生する磁界の和と、回路基板
30の内部に形成されたグランド側導体パターンG(図
5において略左半分の部分)の中を流れるノイズ電流I
eによって発生する磁界とは互いに打ち消し合う。同様
に、2端子コンデンサ1Bの中を流れるノイズ電流Ib
およびグランド側導体パターンG3(図5において略右
半分の部分)の中を流れるノイズ電流Idによってそれ
ぞれ発生する磁界の和と、グランド側導体パターンG
(図5において略右半分の部分)の中を流れるノイズ電
流Ifによって発生する磁界とは互いに打ち消し合う。
この結果、2端子コンデンサ1A,1Bと回路基板30
のトータルの等価直列インダクタンスを小さくすること
ができる。
【0025】[第2実施形態、図6〜図11]図6は、
ノイズ電流除去のために使用される3端子コンデンサの
実装構造の一実施形態を示す模式平面図であり、図7は
その模式断面図である。回路基板30の表面には、積層
型3端子コンデンサ11がはんだ50等で実装されてい
る。
【0026】3端子コンデンサ11は、誘電体からなる
直方体状のセラミック素体(チップ素体)12の両端面
にそれぞれ第1外部端子13および第2外部端子14を
設けるとともに、セラミック素体12の内部に内部電極
17と貫通電極16を設けている。各内部電極17は、
セラミック素体12の両側面にそれぞれ設けた第3外部
端子15a,15bに電気的に接続され、貫通電極16
は第1外部端子13と第2外部端子14を電気的に接続
している。
【0027】回路基板30の表面には、3端子コンデン
サ11の第1外部端子13および第2外部端子14がそ
れぞれ電気的に接続されるホット側接続ランド(ホット
側導体パターン)40,41と、第3外部端子15a,
15bがそれぞれ電気的に接続されるグランド側接続ラ
ンド(グランド側導体パターン)G4,G5とが形成さ
れている。
【0028】回路基板30の内部には、ホット側導体パ
ターン(図示せず)とグランド側導体パターンGが、通
常、異なる層に積層されている。回路基板30内のホッ
ト側導体パターンやグランド側導体パターンGは、導体
幅の比較的狭い線路状のものであってもよいし、広面積
のプレーン状のものであってもよい。グランド側導体パ
ターンGは、回路基板30に設けたスルーホール34
a,34bを介してグランド側接続ランドG4,G5に
電気的に接続している。ホット側導体パターンは、回路
基板30に設けたスルーホール34c,34dを介して
ホット側接続ランド40,41に電気的に接続してい
る。
【0029】スルーホール34a,34bは、共通スル
ーホール35の位置を基準にして略左右対称の位置に配
置されていることが好ましい。また、3端子コンデンサ
11の第3外部端子15a,15bはそれぞれ、スルー
ホール34a,34bから略等距離の位置にあることが
好ましい。
【0030】信号電流(直流電流)は3端子コンデンサ
11の貫通電極16を流れる。一方、貫通電極16に侵
入したノイズ電流(高周波電流)は、内部電極17を通
ってグランドに流れる。つまり、ノイズ電流の略半分
は、3端子コンデンサ11の内部電極17(図7におい
て略左半分の部分)−第3外部端子15a−グランド側
接続ランドG4−スルーホール34a−グランド側導体
パターンG(図7において略左半分の部分)−共通スル
ーホール35と流れ、残りは3端子コンデンサ11の内
部電極17(図7において略右半分の部分)−第3外部
端子15b−グランド側接続ランドG5−スルーホール
34b−グランド側導体パターンG(図7において略右
半分の部分)−共通スルーホール35と流れる。
【0031】図8は3端子コンデンサ11の実装構造の
電気等価回路図である。図8において、L1,L2は、
3端子コンデンサ11の中を左右に向かって流れるノイ
ズ電流Ia,Ibによってそれぞれ発生する磁界に基づ
く等価直列インダクタンスである。L3,L4は、グラ
ンド側接続ランドG4,G5の中を流れるノイズ電流I
c,Idによってそれぞれ発生する磁界に基づく等価直
列インダクタンスである。L5aは、グランド側導体パ
ターンG(略左半分の部分)のグランド側接続ランドG
4と対向する部分(3端子コンデンサ11の下方よりも
左外側の部分)の中を流れるノイズ電流Ie1によって
発生する磁界に基づく等価直列インダクタンスである。
L5bは、グランド側導体パターンG(略左半分の部
分)のグランド側接続ランドG4と対向しない部分(3
端子コンデンサ11の下方の左側部分)の中を流れるノ
イズ電流Ie2によって発生する磁界に基づく等価直列
インダクタンスである。L6aは、グランド側導体パタ
ーンG(略右半分の部分)のグランド側接続ランドG5
と対向する部分(3端子コンデンサ11の下方よりも右
外側の部分)の中を流れるノイズ電流If1によって発
生する磁界に基づく等価直列インダクタンスである。L
6bは、グランド側導体パターンG(略右半分の部分)
のグランド側接続ランドG5と対向しない部分(3端子
コンデンサ11の下方の右側部分)の中を流れるノイズ
電流If2によって発生する磁界に基づく等価直列イン
ダクタンスである。
【0032】ここで、図7において、3端子コンデンサ
11の中を左に向かって流れるノイズ電流Iaと、右に
向かって流れるノイズ電流Ibとによってそれぞれ発生
する磁界の一部(言い換えると、等価直列インダクタン
スL1の一部とL2の一部)が、互いに打ち消し合う
(この点は、従来の3端子コンデンサと同様)。また、
グランド側接続ランドG4の中を流れるノイズ電流Ic
と、グランド側導体パターンGのグランド側接続ランド
G4と対向する部分の中を流れるノイズ電流Ie1とに
よってそれぞれ発生する磁界(言い換えると、等価直列
インダクタンスL3とL5a)が、互いに打ち消し合
う。また、前記ノイズ電流Iaの残りと、グランド側導
体パターンGのグランド側接続ランドG4と対向しない
部分の中を流れるノイズ電流Ie2とによってそれぞれ
発生する磁界(言い換えると、等価直列インダクタンス
L1の残りとL5b)が、互いに打ち消し合う。
【0033】同様に、グランド側接続ランドG5の中を
流れるノイズ電流Idと、グランド側導体パターンGの
グランド側接続ランドG5と対向する部分の中を流れる
ノイズ電流If1とによってそれぞれ発生する磁界(言
い換えると、等価直列インダクタンスL4とL6a)
が、互いに打ち消し合う。また、前記ノイズ電流Ibの
残りと、グランド側導体パターンGのグランド側接続ラ
ンドG5と対向しない部分の中を流れるノイズ電流If
2とによってそれぞれ発生する磁界(言い換えると、等
価直列インダクタンスL2の残りとL6b)が、互いに
打ち消し合う。さらに、前記ノイズ電流Ie2の残りと
前記ノイズ電流If2の残りとによってそれぞれ発生す
る磁界(言い換えると、等価直列インダクタンスL5b
の残りとL6bの残り)が、互いに打ち消し合う。
【0034】この結果、3端子コンデンサ11と回路基
板30のトータルの等価直列インダクタンスを従来の略
1/2以下に小さくすることができる。
【0035】図9には、本第2実施形態の3端子コンデ
ンサ11の挿入損失特性(実線A4参照)が記載されて
いる。比較のために、従来の実装構造の3端子コンデン
サの挿入損失特性(点線A5参照)も併せて記載してい
る。
【0036】また、3端子コンデンサは、図10に示す
ように同一層に対向して内部電極17a,17bを設け
たものや、図11に示すように交互に内部電極17a,
17bを設けたものであってもよい。これらの3端子コ
ンデンサ11A,11Bも、前記3端子コンデンサ11
と同様の作用効果を奏する。
【0037】さらに、図11に示すように、グランドに
接続される第3外部端子を、コンデンサの中央の胴部を
巻くように形成された周回形状の第3外部端子15と
し、第3外部端子15の下面中央部に位置する共通スル
ーホール35にグランド側接続ランド51を介して電気
的に接続させた実装構造であってもよい。
【0038】これにより、3端子コンデンサ11Bの中
を左に向かって流れるノイズ電流Iaと、右に向かって
流れるノイズ電流Ibとによってそれぞれ発生する磁界
の一部が互いに打ち消し合う(この点は、従来の3端子
コンデンサと同様)。また、前記ノイズ電流Iaの残り
と、グランド側接続ランド51の略左半分の部分の中を
流れるノイズ電流Ihとによってそれぞれ発生する磁界
が、互いに打ち消し合う。同様に、前記ノイズ電流Ib
の残りと、グランド側接続ランド51の略右半分の部分
の中を流れるノイズ電流Iiとによってそれぞれ発生す
る磁界が、互いに打ち消し合う。さらに、前記ノイズ電
流Ihの残りと前記ノイズ電流Iiの残りとによってそ
れぞれ発生する磁界が、互いに打ち消し合う。この結
果、3端子コンデンサ11Bと回路基板30のトータル
の等価直列インダクタンスを小さくすることができる。
【0039】[他の実施形態]なお、本発明に係るコン
デンサの実装構造は、前記実施形態に限定するものでは
なく、その要旨の範囲内で種々に変更することができ
る。例えば、グランド側導体パターンGは必ずしも回路
基板30の内部に配置する必要はなく、回路基板30の
裏面に設けてもよい。この場合も、回路基板30の表面
に設けたグランド側導体パターンG1〜G3やグランド
側接続ランドG4,G5との電気的接続は、スルーホー
ルを介して行われることになる。さらに、チップ素体
は、積層セラミックコンデンサに限らず、樹脂材料や複
合材料からなる積層コンデンサであってもよい。回路基
板30は、ガラスセラミック、樹脂、複合材料などから
なるものであってもよい。
【0040】また、前記第1実施形態において、2端子
コンデンサを3個以上実装する場合には、ノイズ電流の
方向のベクトル和が0となるように配置するとよい。例
えば、図12に示すように、3個の2端子コンデンサ1
A〜1Cを実装する場合には、互いに120度の間隔で
放射状に配置するとよい。図12において、符号55は
ホット側導体パターン、G6〜G8はそれぞれグランド
側導体パターンである。
【0041】また、図13は、回路基板30の内部の異
なる層に設けた広面積のホット側導体プレーン57とグ
ランド側導体プレーンGに、スルーホール58,59を
介して、ホット側接続ランド56とグランド側接続ラン
ドG9,G10を電気的に接続したものである。スルー
ホール59a,59bは、ホット側導体プレーン57に
設けた大径の穴57aを挿通することにより、ホット側
導体プレーン57とショートするのを防止している。
【0042】また、図14は、ノイズ電流除去のために
使用される3端子コンデンサの実装構造の別の実施形態
を示す模式断面図である。回路基板30の表面には、積
層型3端子コンデンサ11がはんだ等で実装されてい
る。3端子コンデンサ11は、前記第2実施形態で説明
したものと同様のものであり、その詳細な説明は省略す
る。回路基板30の表面には、3端子コンデンサ11の
第1外部端子13および第2外部端子14がそれぞれ電
気的に接続されるホット側接続ランド71,72と、第
3外部端子15a,15bがそれぞれ電気的に接続され
るグランド側接続ランドG12(第3外部端子15bが
電気的に接続されるグランド側接続ランドは図示せず)
とが形成されている。
【0043】回路基板30の内部には、導体幅の比較的
狭い線路状のホット側導体パターン73,74と広面積
のプレーン状のグランド側導体パターンGとが、通常、
異なる層に積層されている。グランド側導体パターンG
は、回路基板30に設けたスルーホール85を介してグ
ランド側接続ランドG12に電気的に接続している。ホ
ット側導体パターン73,74の他端に接続されたスル
ーホール83,84は、グランド側導体パターンGに設
けた大径の穴77を挿通することにより、グランド側導
体パターンGとショートするのを防いでいる。
【0044】スルーホール81,83と82,84と
は、スルーホール85の位置を基準にして略左右対称の
位置に配置されていることが好ましい。また、3端子コ
ンデンサ11の第1外部端子13と第2外部端子14は
それぞれ、スルーホール81,82から略等距離の位置
にあることが好ましい。
【0045】第2外部端子14を通って貫通電極16に
侵入するノイズ電流(高周波電流)は、回路基板30の
スルーホール83−ホット側導体パターン73−スルー
ホール81−ホット側接続ランド71−第2外部端子1
4−貫通電極16−内部電極17−第3外部端子15
a,15b−スルーホール85−グランド側導体パター
ンGと流れる。一方、第1外部端子13を通って貫通電
極16に侵入するノイズ電流(高周波電流)は、回路基
板30のスルーホール84−ホット側導体パターン74
−スルーホール82−ホット側接続ランド72−第1外
部端子13−貫通電極16−内部電極17−第3外部端
子15a,15b−スルーホール85−グランド側導体
パターンGと流れる。
【0046】ここで、図14において、3端子コンデン
サ11の中を右に向かって流れるノイズ電流Iaと、左
に向かって流れるノイズ電流Ibとによってそれぞれ発
生する磁界の一部が、互いに打ち消し合う(この点は、
従来の3端子コンデンサと同様)。また、ホット側接続
ランド71の中を流れるノイズ電流Icと、ホット側導
体パターン73のホット側接続ランド71と対向する部
分の中を流れるノイズ電流Ie1とによってそれぞれ発
生する磁界が、互いに打ち消し合う。また、前記ノイズ
電流Iaの残りと、ホット側導体パターン73のホット
側接続ランド71と対向しない部分の中を流れるノイズ
電流Ie2とによってそれぞれ発生する磁界が、互いに
打ち消し合う。
【0047】同様に、ホット側接続ランド72の中を流
れるノイズ電流Idと、ホット側導体パターン74のホ
ット側接続ランド72と対向する部分の中を流れるノイ
ズ電流If1とによってそれぞれ発生する磁界が、互い
に打ち消し合う。また、前記ノイズ電流Ibの残りと、
ホット側導体パターン74のホット側接続ランド72と
対向しない部分の中を流れるノイズ電流If2とによっ
てそれぞれ発生する磁界が、互いに打ち消し合う。さら
に、前記ノイズ電流Ie2の残りと前記ノイズ電流If
2の残りとによってそれぞれ発生する磁界が、互いに打
ち消し合う。
【0048】この結果、3端子コンデンサ11と回路基
板30のトータルの等価直列インダクタンスを小さくす
ることができる。また、図14のホット側導体パターン
の構造と、前記第1〜第2実施形態のグランド側導体パ
ターンの構造とを合わせ持つ3端子コンデンサであって
もよい。
【0049】また、回路基板の内部に設けられる電気的
接続手段は、スルーホール(孔の内周面に導電ペースト
を付与したもの)の他に、ビアホール(孔の内部に導電
ペーストを充填したもの)でもよい。
【0050】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、コンデンサの中を流れるノイズ電流や回路基板
のグランド側導体パターンを流れるノイズ電流が互いに
逆向きになるように設定しているので、これらのノイズ
電流によってそれぞれ発生する磁界は互いに打ち消し合
う。この結果、実装スペースが小さくかつ低コストで、
しかも、コンデンサや回路基板の等価直列インダクタン
スが小さい実装構造を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコンデンサの実装構造の第1実施
形態を示す平面図。
【図2】図1に示したコンデンサの実装構造の断面図。
【図3】挿入損失特性を示すグラフ。
【図4】第1実施形態の変形例を示す平面図。
【図5】図4に示したコンデンサの実装構造の断面図。
【図6】本発明に係るコンデンサの実装構造の第2実施
形態を示す平面図。
【図7】図6に示したコンデンサの実装構造の模式断面
図。
【図8】図6に示したコンデンサの実装構造の電気等価
回路図。
【図9】挿入損失特性を示すグラフ。
【図10】第2実施形態の変形例を示す模式断面図。
【図11】第2実施形態の別の変形例を示す模式断面
図。
【図12】他の実施形態を示す平面図。
【図13】別の他の実施形態を示す模式断面図。
【図14】さらに別の他の実施形態を示す模式断面図。
【図15】従来のコンデンサの実装構造を示す平面図。
【符号の説明】
1A,1B,1C…2端子コンデンサ 2a…第1外部端子 2b…第2外部端子 11,11A,11B…3端子コンデンサ 12…セラミック素体 13…第1外部端子 14…第2外部端子 15a,15b,15…第3外部端子 16…貫通電極 17,17a,17b…内部電極 30…回路基板 31,38,39…ホット側導体パターン 34a,34b,58,59a,59b,81〜85…
スルーホール 35…共通スルーホール 40,41,71,72…ホット側接続ランド(ホット
側導体パターン) 51…グランド側接続ランド 55,73,74…ホット側導体パターン G1〜G3,G6〜G8,G…グランド側導体パターン G4,G5…グランド側接続ランド(グランド側導体パ
ターン) G9,G10,G12…グランド側接続ランド Ia,Ib,Ic,Id,Ie1,Ie2,If1,I
f2,Ih,Ii…ノイズ電流

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チップ素体と、前記チップ素体の両端面
    にそれぞれ設けられた第1外部端子および第2外部端子
    とを有する少なくとも二つの2端子コンデンサを、第1
    導体パターンと該第1導体パターンを間にして配置され
    た少なくとも二つの第2導体パターンとを有する回路基
    板に実装してなる2端子コンデンサの実装構造であっ
    て、 前記第1導体パターンに前記少なくとも二つの2端子コ
    ンデンサのそれぞれの第1外部端子を電気的に接続する
    とともに、前記二つの第2導体パターンのうちの一つに
    前記二つの2端子コンデンサの一方の2端子コンデンサ
    の第2外部端子を電気的に接続し、残る一つの第2導体
    パターンに他方の2端子コンデンサの第2外部端子を電
    気的に接続して、前記第1導体パターンに対して前記二
    つの2端子コンデンサを流れるノイズ電流の方向が互い
    に逆向き、もしくはベクトル和が0になるように、前記
    二つの2端子コンデンサを対置して実装したことを特徴
    とする2端子コンデンサの実装構造。
  2. 【請求項2】 グランド側導体パターンが、前記回路基
    板の内部および裏面の少なくともいずれか一方に設けら
    れており、前記回路基板の内部に設けられた電気的接続
    手段を介して、前記第1導体パターンおよび第2導体パ
    ターンのいずれか一方の導体パターンと、前記2端子コ
    ンデンサのグランド側外部端子とに電気的に接続され、
    前記グランド側導体パターンに流れるノイズ電流の方向
    と前記2端子コンデンサに流れるノイズ電流の方向とが
    互いに逆向き、もしくはベクトル和が0になるように、
    前記グランド側導体パターンが配置されていることを特
    徴とする請求項1に記載された2端子コンデンサの実装
    構造。
  3. 【請求項3】 チップ素体と、前記チップ素体の内部に
    設けられた貫通電極と、前記貫通電極に対向するように
    設けられた内部電極と、前記チップ素体の両端面にそれ
    ぞれ設けられ、前記貫通電極に電気的に接続された第1
    外部端子および第2外部端子と、前記チップ素体の側面
    に設けられ、前記内部電極に電気的に接続された第3外
    部端子とを有する3端子コンデンサを、ホット側導体パ
    ターンとグランド側導体パターンとを有する回路基板に
    実装してなる3端子コンデンサの実装構造であって、 前記3端子コンデンサは、前記第1外部端子および第2
    外部端子が前記ホット側導体パターンに電気的に接続さ
    れ、前記グランド側導体パターンは、前記回路基板の内
    部および裏面の少なくともいずれか一方に設けられてお
    り、前記回路基板の内部に設けられた電気的接続手段を
    介して、前記3端子コンデンサの第3外部端子と電気的
    に接続され、前記グランド側導体パターンに流れるノイ
    ズ電流の方向と前記3端子コンデンサに流れるノイズ電
    流の方向とが互いに逆向きになるように、前記3端子コ
    ンデンサを前記回路基板に実装するとともに、前記グラ
    ンド側導体パターンが配置されていることを特徴とする
    3端子コンデンサの実装構造。
  4. 【請求項4】 チップ素体と、前記チップ素体の内部に
    設けられた貫通電極と、前記貫通電極に対向するように
    設けられた内部電極と、前記チップ素体の両端面にそれ
    ぞれ設けられ、前記貫通電極に電気的に接続された第1
    外部端子および第2外部端子と、前記チップ素体の側面
    に設けられ、前記内部電極に電気的に接続された第3外
    部端子とを有する3端子コンデンサを、ホット側導体パ
    ターンとグランド側導体パターンとを有する回路基板に
    実装してなる3端子コンデンサの実装構造であって、 前記3端子コンデンサは、前記第3外部端子が前記グラ
    ンド側導体パターンに電気的に接続され、前記ホット側
    導体パターンは、前記回路基板の内部および裏面の少な
    くともいずれか一方に設けられており、前記回路基板の
    内部に設けられた電気的接続手段を介して、前記3端子
    コンデンサの第1外部端子および第2外部端子と電気的
    に接続され、前記ホット側導体パターンに流れるノイズ
    電流の方向と前記3端子コンデンサに流れるノイズ電流
    の方向とが互いに逆向きになるように、前記3端子コン
    デンサを前記回路基板に実装するとともに、前記ホット
    側導体パターンが配置されていることを特徴とする3端
    子コンデンサの実装構造。
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