JP2003270860A - 電子写真用カラートナー並びにそれを用いた電子写真用電子写真用カラートナーセット、電子写真用カラー現像剤、カラー画像形成方法及びカラー画像形成装置 - Google Patents

電子写真用カラートナー並びにそれを用いた電子写真用電子写真用カラートナーセット、電子写真用カラー現像剤、カラー画像形成方法及びカラー画像形成装置

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JP2003270860A JP2002077037A JP2002077037A JP2003270860A JP 2003270860 A JP2003270860 A JP 2003270860A JP 2002077037 A JP2002077037 A JP 2002077037A JP 2002077037 A JP2002077037 A JP 2002077037A JP 2003270860 A JP2003270860 A JP 2003270860A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 定着性及び耐ボイド性に優れ、高品質な画像
を形成可能な電子写真用カラートナー等の提供。 【解決手段】 結着樹脂を含み、マゼンタトナーとし
て、イエロートナー及びシアントナーの少なくともいず
れかと併用され、前記結着樹脂の貯蔵弾性率(G’
100)(100℃)が、前記イエロートナー及びシア
ントナーに含まれる結着樹脂の貯蔵弾性率
(G’100)(100℃)に対し、(1/1.1)〜
(1/10)倍である電子写真用カラートナーである。
結着樹脂、C.I.pigment Violet19
及び赤外線吸収剤を含み、マゼンタトナーとして、イエ
ロートナー及びシアントナーの少なくともいずれかと併
用され、該マゼンタトナーにおける赤外線吸収剤の含有
量が、前記イエロートナー及びシアントナーにおける赤
外線吸収剤の含有量より多い電子写真用カラートナーで
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に、フラッシュ
定着を行う電子写真法、静電記録法、磁気記録法等に好
適に用いられる電子写真用カラートナー並びにそれを用
いた電子写真用電子写真用カラートナーセット、電子写
真用カラー現像剤、カラー画像形成方法及びカラー画像
形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子写真方式における画像形成
では、(1)感光体の帯電、(2)感光体の露光(潜像
の形成)、(3)前記潜像のトナーによる現像、(4)
トナーの転写材への転写及び(5)トナーの転写材への
定着、等のプロセスが行われる。前記転写材に転写され
たトナーの定着方法としては、加圧、加熱、あるいはこ
れらの併用によって前記トナーを溶融させた後、固化定
着させる方法、光エネルギーを照射してトナーを溶融さ
せた後、固化定着させる方法、等が挙げられるが、近
時、これらの中でも、微細で高精細な画像を形成し得る
点で、加圧や加熱による弊害のないオーブン定着、光を
利用した光定着、などが注目を集めている。
【0003】即ち、これらの定着法においては、トナー
の定着に際し、該トナーを加圧する必要がないため、定
着ローラ等の場合に生ずるオフセット等の問題がなく、
定着工程における画像解像度(再現性)の劣化が少ない
という利点がある。また、熱源等により加熱する必要が
ないことから、電源を投入してから熱源(定着ローラな
ど)が所望の温度にまでプリヒートされるまで印字がで
きない等の問題が無く、電源投入直後から印字が可能で
あるという利点もある。更に、高温熱源を必要としない
ことから、装置内の温度上昇を適切に回避できる等の利
点もあり、特に、光定着は、システムダウンにより定着
器内において記録紙詰まりが生じた場合等であっても、
熱源からの熱によって記録紙が発火してしまうこともな
い等の利点もある。
【0004】一般にカラートナーは光吸収効率が低く、
黒トナーに比べ定着性が低下するため、赤外線吸収剤を
トナーに添加することで定着性向上を図る技術が、例え
ば、特開昭60−63545号、特開昭60−6354
6号、特開昭60−57858号、特開昭60−578
57号、特開昭58−102248号、特開昭58−1
02247号、特開昭60−131544号、特開昭6
0−133460号、特開昭61−132959号、W
O99/13382、特開2000−147824号、
特開平7−191492号、特開2000−15543
9号、特開平6−348056号、特開平10−395
35号、特開2000−35689号、特開平11−3
8666号、特開平11−125930号、特開平11
−125928号、特開平11−125929号、及び
特開平11−65167号の各公報において多数提案さ
れている。
【0005】しかし、多色乃至フルカラー画像形成にお
いて、同じフラッシュエネルギーで、多色のトナーを同
時に定着する場合、各色のトナーに添加する顔料の種
類、濃度、吸光度等の違いから、各色のトナーによって
定着性が異なることがある。このため、略同条件にてト
ナーを作製しても、全色のトナーにおける定着性及び耐
ボイド性の両方が十分に達成することができないという
問題があった。
【0006】特にマゼンタトナーは、顔料の影響を受け
てトナー製造の際に高粘度化し易く、シアントナーやイ
エロートナーより定着性が劣るという問題があった。例
えば、略同条件にてトナーを作製しても、シアントナー
やイエロートナーの方が、マゼンタトナーに比し定着性
が良好である場合がある。この場合において、トナーを
定着する際のフラッシュエネルギーを、シアントナーや
イエロートナーに対して最適な条件に設定すると、マゼ
ンタトナーの定着性が十分でないという問題があった。
一方、トナーを定着する際のフラッシュエネルギーを、
マゼンタトナーに対して最適な条件に設定すると、シア
ントナーやイエロートナーに対しては過剰なフラッシュ
エネルギーとなり、これらのトナーにおいてはボイドが
発生してしまうという問題があった。したがって、定着
性及び耐ボイド性を両立させるためには、トナーの色毎
の定着性差をできる限り小さくすることが重要である。
特開平11−141347号公報には、モノクロトナー
とカラートナーとの間で粘度差を設けることが開示され
ているが、この場合、前記マゼンタトナーを用いた場合
のカラートナー間における定着性の問題について何ら言
及されていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来に
おける諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課
題とする。即ち、本発明は、定着性及び耐ボイド性に優
れ、高品質な画像を形成可能な電子写真用カラートナー
並びにそれを用いた電子写真用カラートナーセット、電
子写真用カラー現像剤、カラー画像形成方法及びカラー
画像形成装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の手段としては、以下の通りである。 <1> 結着樹脂を含み、マゼンタトナーとして、イエ
ロートナー及びシアントナーの少なくともいずれかと併
用され、前記結着樹脂の貯蔵弾性率(G’10 )(1
00℃)が、前記イエロートナー及びシアントナーに含
まれる結着樹脂の貯蔵弾性率(G’100)(100
℃)に対し、(1/1.1)〜(1/10)倍であるこ
とを特徴とする電子写真用カラートナーである。 <2> 結着樹脂及びC.I.pigment Vio
let19を含み、マゼンタトナーとして、イエロート
ナー及びシアントナーの少なくともいずれかと併用さ
れ、該マゼンタトナーに含まれる顔料の粒径(一次平均
粒径(nm))が、前記イエロートナー及びシアントナ
ーに含有される顔料の粒径(一次平均粒径(nm))の
1.5倍以上であることを特徴とする電子写真用カラー
トナーである。 <3> 結着樹脂及びC.I.pigment Vio
let19を含み、マゼンタトナーとして、イエロート
ナー及びシアントナーの少なくともいずれかと併用さ
れ、該マゼンタトナーの体積平均粒径(D50)が、前
記イエロートナー及びシアントナーの体積平均粒径(D
50)より、0.5μm以上小径であることを特徴とす
る電子写真用カラートナーである。 <4> 結着樹脂、C.I.pigment Viol
et19及び赤外線吸収剤を含み、マゼンタトナーとし
て、イエロートナー及びシアントナーの少なくともいず
れかと併用され、該マゼンタトナーにおける赤外線吸収
剤の含有量が、前記イエロートナー及びシアントナーに
おける赤外線吸収剤の含有量より多いことを特徴とする
電子写真用カラートナーである。 <5> 結着樹脂、C.I.pigment Viol
et19及びワックス類を含み、マゼンタトナーとし
て、イエロートナー及びシアントナーの少なくともいず
れかと併用され、該マゼンタトナーにおけるワックス類
の含有量が、前記イエロートナー及びシアントナーにお
けるワックス類の含有量より多いことを特徴とする電子
写真用カラートナーである。前記<1>から<5>に記
載の電子写真用カラートナーは、その定着性が、併用さ
れるイエロートナーやシアントナーの定着性と同等であ
るため、併用される他色のトナーとの間で定着性のバラ
ツキが殆どない。このため、該電子写真用トナーを用い
ると、定着条件(定着温度等)を各色のトナー間で等し
く設定することができ、しかも各色のトナーの定着性及
び耐ボイド性に優れ、高品質の画像が形成される。
【0009】
【発明の実施の形態】(電子写真用カラートナー)前記
電子写真用カラートナーは、マゼンタトナーであり、イ
エロートナーやシアントナー等と好適に併用することが
できる。前記電子写真用カラートナーは、結着樹脂及び
着色剤を含み、必要に応じて赤外線吸収剤、帯電制御剤
等を含み、更に必要に応じてその他の成分を含む。前記
電子写真用カラートナーとしては、以下の第一のトナー
〜第六のトナーが好適に挙げられる。
【0010】前記第一のトナーは、結着樹脂を含み、マ
ゼンタトナーとして、イエロートナー及びシアントナー
の少なくともいずれかと併用され、前記結着樹脂の貯蔵
弾性率(G’100)(100℃)が、前記イエロート
ナー及びシアントナーに含まれる結着樹脂の貯蔵弾性率
(G’100)(100℃)に対し、(1/1.1)〜
(1/10)倍である。
【0011】前記第二のトナーは、貯蔵弾性率(G’
100)(100℃)が9.0×10 〜4.0×10
dyn/cmである結着樹脂、及びC.I.pig
ment Violet19を含み、マゼンタトナーと
して、貯蔵弾性率(G’100)(100℃)が4.4
×10〜8.0×10dyn/cmである結着樹
脂を含むイエロートナー及びシアントナーの少なくとも
いずれかと併用される。
【0012】前記第三のトナーは、結着樹脂及びC.
I.pigment Violet19を含み、マゼン
タトナーとして、イエロートナー及びシアントナーの少
なくともいずれかと併用され、該マゼンタトナーに含ま
れる顔料の粒径(一次平均粒径(nm))が、前記イエ
ロートナー及びシアントナーに含有される顔料の粒径
(一次平均粒径(nm))の1.5倍以上である。
【0013】前記第四のトナーは、結着樹脂及びC.
I.pigment Violet19を含み、マゼン
タトナーとして、イエロートナー及びシアントナーの少
なくともいずれかと併用され、該マゼンタトナーの体積
平均粒径(D50)が、前記イエロートナー及びシアン
トナーの体積平均粒径(D50)より、0.5μm以上
小径である。
【0014】前記第五のトナーは、結着樹脂、C.I.
pigment Violet19及び赤外線吸収剤を
含み、マゼンタトナーとして、イエロートナー及びシア
ントナーの少なくともいずれかと併用され、該マゼンタ
トナーにおける赤外線吸収剤の含有量が、前記イエロー
トナー及びシアントナーにおける赤外線吸収剤の含有量
より多い。
【0015】前記第六のトナーは、結着樹脂、C.I.
pigment Violet19及びワックス類を含
み、マゼンタトナーとして、イエロートナー及びシアン
トナーの少なくともいずれかと併用され、該マゼンタト
ナーにおけるワックス類の含有量が、前記イエロートナ
ー及びシアントナーにおけるワックス類の含有量より多
い。
【0016】−結着樹脂− 前記結着樹脂としては、特に制限はなく、目的に応じて
適宜選択することができ、例えば、天然高分子、合成高
分子等の熱可塑性樹脂などが挙げられ、具体的には、ポ
リエステル樹脂、スチレン−アクリル樹脂、スチレン−
メタクリル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリエーテルポ
リオール樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエチレン、ポリ
プロピレン等のシクロオレフィン樹脂、ポリアクリル樹
脂、ポリアミド樹脂、ポリビニル樹脂、フェノール樹
脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ポリ酢酸ビニル、
シリコーン樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、
フラン樹脂、エポキシ樹脂、キシレン樹脂、ポリビニル
ブチラール樹脂、テルペン樹脂、クマロンインデン樹
脂、石油系樹脂、ポリエーテルポリオール樹脂、ポリブ
タジエン樹脂、などが好適に挙げられ、また、エステル
ワックス、カルナウバワックス、フィッシャートロプシ
ュワックス、パラフィンワックス、ライスワックス等の
ワックス類なども挙げられる。これらは、1種単独で使
用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの
中でも、フラッシュ定着時の臭気の点で、ポリエステル
樹脂の単独使用又は他の結着樹脂との併用が好ましい。
前記結着樹脂としては、特に制限はなく、目的に応じて
適宜選択することができ、例えば、重量平均分子量が4
000〜10万程度が好ましく、また、融点が90〜1
50℃程度であるのが好ましい。
【0017】前記結着樹脂の前記電子写真用カラートナ
ーにおける含有量としては、特に制限はないが、定着性
の点で、50質量%以上であるのが好ましく、70〜9
5質量%であるがより好ましい。前記結着樹脂のガラス
転移点(Tg)としては、特に制限はないが、50〜7
0℃程度が好ましい。
【0018】−顔料等の着色剤− 前記着色剤は、マゼンタ着色剤である。該マゼンタ着色
剤としては、特に制限はなく、公知の各種顔料、染料等
が総て挙げられる。例えば、縮合アゾ化合物、ジケトピ
ロロピロール化合物、アントラキノン、キナクリドン化
合物、塩基染料レーキ化合物、ナフトール化合物、ベン
ズイミダゾール化合物、チオインジゴ化合物、及び、ペ
リレン化合物等が挙げられる。具体的には、C.I.
pigment Violet 19、C.I.pig
ment ReD2、3、5、6、7、23、48:
2、48:3、48:4、57:1、81:1、12
2、144、146、166、169、177、18
4、185、202、206、220、221、254
等が好ましい。これらは、1種単独で使用してもよく、
2種以上を併用してもよい。これらの中でも、特に色調
が良好で、高彩度の画像が形成される点で、下記構造式
で表されるC.I. pigment Violet
19(キナクリドン化合物)が特に好ましい。但し、該
C.I. pigment Violet 19の場
合、トナー化の際に粘度が高くなる傾向がある。
【0019】
【化1】
【0020】前記着色剤の前記電子写真用カラートナー
における含有量としては、0.1〜20質量%が好まし
く、0.5〜10質量%がより好ましい。
【0021】−赤外線吸収剤− 前記赤外線吸収剤は、750〜1200nmの近赤外領
域に少なくとも1つ以上の強い光吸収ピークを有する材
料であるのが好ましく、無機系赤外線吸収剤、有機系赤
外線吸収剤のいずれであってもよい。前記無機系赤外線
吸収剤としては、例えば、酸化イッテルビウム、燐酸イ
ッテルビウム等のランタノイド化合物、インジウムチン
オキサイド、酸化錫、などが挙げられる。前記有機系赤
外線吸収剤としては、例えば、アミニウム化合物、ジイ
モニウム化合物、ナフタロシアニン系化合物、シアニン
系化合物、ポリメチン系化合物、などが挙げられる。こ
れらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用
してもよい。
【0022】前記赤外線吸収剤の前記電子写真用カラー
トナーにおける含有量としては、0.1〜5質量%が好
ましく、0.3〜1質量%がより好ましい。前記含有量
が、0.1質量%未満であると、電子写真用カラートナ
ーを定着できないことがある一方、5質量%を超える
と、形成される画像の色が濁ってしまうことがある。
【0023】−帯電制御剤− 前記帯電制御剤としては、特に制限はなく、目的に応じ
て公知のものの中から適宜選択することができるが、例
えば、カリックスアレーン、ニグロシン系染料、四級ア
ンモニウム塩、アミノ基含有のポリマー、含金属アゾ染
料、サリチル酸の錯化合物、フェノール化合物、アゾク
ロム系化合物、アゾ亜鉛系化合物、トリフェニルメタン
誘導体、ナフトーヤ酸亜鉛錯体、などが挙げられる。こ
れらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用
してもよい。
【0024】−その他の成分− 前記その他の成分としては、特に制限はなく、目的に応
じて公知のものの中から適宜選択することができるが、
例えば、流動性向上剤、クリーニング活剤、磁性材料、
定着助剤、ワックス類、金属石鹸、界面活性剤などが挙
げられる。
【0025】前記流動性向上剤としては、特に制限はな
く、目的に応じて公知のものの中から適宜選択すること
ができるが、例えば、白色粒子等の無機微粒子が挙げら
れる。前記無機微粒子としては、例えば、シリカ微粉
末、アルミナ、酸化チタン、チタン酸バリウム、チタン
酸マグネシウム、チタン酸カルシウム、チタン酸ストロ
ンチウム、酸化亜鉛、ケイ砂、クレー、雲母、ケイ灰
石、ケイソウ土、酸化クロム、酸化セリウム、ベンガ
ラ、三酸化アンチモン、酸化マグネシウム、酸化ジルコ
ニウム、硫酸バリウム、炭酸バリウム、炭酸カルシウ
ム、炭化硅素、窒化硅素、などが挙げられる。これら
は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用して
もよい。これらの中でも、シリカ微粉末が好ましく、シ
リカ微粉末、チタン化合物、樹脂微粉及びアルミナ等の
併用も好ましい。前記流動性向上剤の前記電子写真用カ
ラートナーにおける含有量としては、0.01〜5質量
%が好ましく、0.01〜2.0質量%がより好まし
い。
【0026】前記クリーニング活剤としては、特に制限
はなく、目的に応じて公知のものの中から適宜選択する
ことができるが、例えば、ステアリン酸亜鉛等に代表さ
れる高級脂肪酸の金属塩、フッ素系高分子量体の微粒子
粉末、などが挙げられる。
【0027】前記磁性材料としては、特に制限はなく、
目的に応じて公知のものの中から適宜選択することがで
きるが、例えば、鉄粉、マグネタイト、フェライト、な
どが挙げられる。特に、色調の点で、白色の磁性粉を用
いるのが好ましい。
【0028】前記定着助剤としては、例えば、ワックス
類、界面活性剤などが挙げられる。前記ワックス類とし
ては、例えば、エステルワックス、ポリエチレンワック
ス、ポリプロピレンワックス、エステルワックス、ポリ
プロピレンやポリエチレンとポリプロピレンとの共重合
物、マイクロクリスタリンワックス、パラフィンワック
ス、カルナバワックス、サゾールワックス、モンタン酸
エステルワックス、脱酸カルナバワックス、パルミチン
酸、ステアリン酸、モンタン酸、ブランジン酸、エレオ
ステアリン酸、不飽和脂肪酸類、飽和アルコール類、多
価アルコール類、脂肪酸アミド類、飽和脂肪酸ビスアミ
ド類、不飽和脂肪酸アミド類、芳香族系ビスアミド類、
脂肪酸金属塩(一般に「金属石けん」と称されるも
の)、脂肪族炭化水素系ワックスにスチレンやアクリル
酸などのビニル系モノマーを用いてグラフト化させたワ
ックス類、ベヘニン酸モノグリセリドなどの脂肪酸と多
価アルコールの部分エステル化物、植物性油脂の水素添
加などによって得られるヒドロキシル基を有するメチル
エステル化合物、などが挙げられる。
【0029】前記不飽和脂肪酸としては、例えば、パル
ミチン酸、ステアリン酸、モンタン酸、ブランジン酸、
エレオステアリン酸、及び、バリナリン酸等が挙げられ
る。前記飽和アルコールとしては、例えば、ステアリン
アルコール、アラルキルアルコール、ベヘニルアルコー
ル、カルナウビルアルコール、セリルアルコール、メリ
シルアルコール、及び、更に長鎖のアルキル基を有する
長鎖アルキルアルコール類等が挙げられる。前記多価ア
ルコール類としては、例えば、ソルビトール等が挙げら
れる。前記脂肪酸アミド類としては、例えば、リノール
酸アミド、オレイン酸アミド、及び、ラウリン酸アミド
等が挙げられる。前記飽和脂肪酸ビスアミド類として
は、例えば、メチレンビスステアリン酸アミド、エチレ
ンビスカプリン酸アミド、エチレンビスラウリン酸アミ
ド、及び、ヘキサメチレンビスステアリン酸アミド等が
挙げられる。前記不飽和脂肪酸アミド類としては、例え
ば、エチレンビスオレイン酸アミド、ヘキサメチレンビ
スオレイン酸アミド、N,N’−ジオレイルアジピン酸
アミド、及び、N,N’−ジオレイルセバシン酸アミド
等が挙げられる。前記芳香族系ビスビスアミド類として
は、例えば、m−キシレンビスステアリン酸アミド、
N,N’−ジステアリルイソフタル酸アミド等が挙げら
れる。前記脂肪酸金属塩としては、例えば、ステアリン
酸カルシウム、ラウリン酸カルシウム、ステアリン酸亜
鉛、及び、ステアリン酸マグネシウム等が挙げられる。
これらのワックス類は、1種単独で使用してもよく、2
種以上を併用してもよい。
【0030】前記ワックス類としては、前述のワックス
類の中でも、DSC測定の際、50〜90℃において吸
熱ピークを示すものが好ましい。前記吸熱ピークの温度
が50℃未満であると、ブロッキングが起こることがあ
る一方、90℃を超えると、定着性に寄与しないことが
ある。
【0031】なお、前記DSC測定では、高精度の内熱
式入力補償型の示差走査熱量計を用い、示差熱分析法に
よって以下のように測定するのが好ましい。即ち、示差
熱分析測定装置(DSC測定装置;DSC7(バーキン
エルマー社製))を用い、吸熱ピークのある温度を測定
する。測定試料は5〜20mg(好ましくは10mg)
を精密に秤量し、これをアルミパン中に入れ、リファレ
ンスとして空のアルミパンを用い、測定温度範囲30〜
200℃、昇温速度10℃/minで常温常湿条件にて
測定を行う。この昇温過程で、温度40〜200℃の範
囲において測定する。
【0032】前記界面活性剤としては、例えば、非イオ
ン性界面活性剤などが挙げられる。
【0033】前記第一のトナーにおいては、含まれる前
記結着樹脂の貯蔵弾性率(G’10 )(100℃)
が、前記イエロートナー及びシアントナーに含まれる結
着樹脂の貯蔵弾性率(G’100)(100℃)に対
し、1.1〜10倍であることが必要であり、1.2〜
9倍が好ましく、1.3〜8倍がより好ましい。前記マ
ゼンタトナーに含まれる結着樹脂の貯蔵弾性率(G’
100)(100℃)と、併用される前記イエロートナ
ー及びシアントナーに含まれる結着樹脂の貯蔵弾性率
(G’100)(100℃)との比率が前記倍率の範囲
内であると、前記マゼンタトナーの定着性と、併用され
るイエロートナーやシアントナーにおける定着性とを略
同等にすることができるため、各色のトナー共通の定着
条件(定着温度等)下で、定着性及び耐ボイド性に優れ
た高品質の画像を形成することができる点で有利であ
る。
【0034】なお、前記ボイドとは、フラッシュ定着を
行う際の特有の画像欠陥であり、印字部が白く抜ける現
象である。このボイドは、フラッシュ定着の際、トナー
の最表面温度が500℃程度まで熱せられるため、トナ
ーが溶融しトナー中の混入空気が一挙に膨張しトナーが
吹き飛ばされたり、トナーの表面張力によって溶融時に
トナーが凝集する等により発生する。
【0035】前記第二のトナーにおいては、含まれる前
記結着樹脂の貯蔵弾性率(G’10 )(100℃)が
9.0×10〜4.0×10dyn/cmである
ことが必要であり、9.5×10〜3.5×10
yn/cmが好ましく、1.0×10〜3.0×1
dyn/cmがより好ましい。なお、このとき、
該第二のトナーと併用されるイエロートナー及びシアン
トナーの少なくともいずれかに含まれる結着樹脂の貯蔵
弾性率(G’100)(100℃)は、4.4×10
〜8.0×10dyn/cmであることが必要であ
り、5.0×10〜6.5×10dyn/cm
好ましく、5.5×10〜8.0×10dyn/c
がより好ましい。
【0036】前記第一のトナー及び第二のトナーにおい
て、貯蔵弾性率(G’100)を測定する温度条件とし
て100℃としたのは、100℃は、フラッシュ定着時
の平均的なトナー温度に近いため(但し、フラッシュ定
着の瞬間的なトナー最表層の温度は500℃程度であ
る。)、100℃における貯蔵弾性率を基準として評価
することにより、フラッシュ定着を行う画像形成に好適
な電子写真用カラートナーか否かの判断が容易であり、
便利だからである。
【0037】前記第三のトナーにおいては、含まれる顔
料の粒径(一次平均粒径(nm))の、併用されるイエ
ロートナー及びシアントナーに含有される顔料の粒径
(一次平均粒径(nm))に対する比が1.5倍以上で
あることが必要であり、1.8倍以上が好ましく、2.
0倍以上がより好ましい。
【0038】前記比(マゼンタトナーに含有される顔料
の粒径(一次平均粒径(nm)/併用されるイエロート
ナー及びシアントナーに含有される顔料の粒径(一次平
均粒径(nm))が、前記数値範囲内であると、前記マ
ゼンタトナーの定着性と、併用されるイエロートナーや
シアントナーにおける定着性とを略同等にすることがで
きるため、各色のトナー共通の定着条件(定着温度等)
下で、定着性及び耐ボイド性に優れた高品質の画像を形
成することができる点で有利である。
【0039】前記第四のトナーにおいては、その体積平
均粒径(D50)が、前記イエロートナー及びシアント
ナーの体積平均粒径(D50)より0.5μm以上小径
であることが必要であり、0.7μm以上小径であるの
が好ましく、0.9μm以上小径であるのがより好まし
い。
【0040】前記体積平均粒径(D50)が、前記関係
を満たすと、前記マゼンタトナーの定着性と、併用され
るイエロートナーやシアントナーにおける定着性とを略
同等にすることができるため、各色のトナー共通の定着
条件(定着温度等)下で、定着性及び耐ボイド性に優れ
た高品質の画像を形成することができる点で有利であ
る。
【0041】前記第五のトナーにおいては、赤外線吸収
剤の含有量が、併用されるイエロートナー及びシアント
ナーにおける赤外線吸収剤の含有量より多いことが必要
であり、0.1質量%以上が好ましく、0.2質量%以
上がより好ましい。
【0042】前記赤外線吸収剤の含有量が、併用される
イエロートナーやシアントナーにおける赤外線吸収剤の
含有量より多いと、前記マゼンタトナーの定着性と、併
用されるイエロートナーやシアントナーにおける定着性
とを略同等にすることができるため、各色のトナー共通
の定着条件(定着温度等)下で、定着性及び耐ボイド性
に優れた高品質の画像を形成することができる点で有利
である。
【0043】前記第六のトナーにおいては、そのワック
ス類の含有量が、併用されるイエロートナー及びシアン
トナーにおけるワックス類の含有量より多いことが必要
であり、0.5質量%以上が好ましく、1.0質量%以
上がより好ましい。
【0044】前記ワックス類の含有量が、併用されるイ
エロートナーやシアントナーに含有されるワックス類の
含有量との関係で前記関係を満たすと、前記マゼンタト
ナーの定着性と、併用されるイエロートナーやシアント
ナーにおける定着性とを略同等にすることができるた
め、各色のトナー共通の定着条件(定着温度等)下で、
定着性及び耐ボイド性に優れた高品質の画像を形成する
ことができる点で有利である。
【0045】前記電子写真用カラートナーの製造方法と
しては、特に制限はなく、目的に応じて公知の方法の中
から適宜選択することができるが、例えば、前記着色
剤、前記赤外線吸収剤、前記結着樹脂、前記帯電制御
剤、前記その他の成分等を、ヘンシェルミキサー等の混
合装置を用いて混合した後、加熱ロール、ニーダー、エ
クストルダ等の熱混練装置を用いて溶融混練し、互いに
相溶させた後、金属化合物、顔料、染料、及び、磁性体
等を分散又は溶解させ、冷却固化した後、ジェットミル
等の粉砕装置を用いて粉砕し、所望の粒径に分級するこ
とにより製造する機械的粉砕法等が挙げられる。この方
法において、更に必要に応じて、所望の添加剤をヘンシ
ェルミキサー等の混合機により充分に混合してもよい。
【0046】本発明の電子写真用カラートナーは、電子
写真用カラー現像剤、電子写真方式による画像形成方法
及び画像形成装置に好適に用いることができ、以下の本
発明の電子写真用電子写真用カラートナーセット、電子
写真用カラー現像剤、カラー画像形成装置及びカラー画
像形成方法に特に好適に用いることができる。
【0047】(電子写真用カラートナーセット)前記電
子写真用カラートナーセットは、マゼンタトナーとして
の前記電子写真用トナーと、イエロートナー及びシアン
トナーの少なくともいずれかとの2色乃至3色によるセ
ットであってもよいし、更にブラックトナーを含めた4
色のフルカラーのセットであってもよい。前記電子写真
用カラートナーセットにおいては、各色のトナーは、そ
れぞれトナーボトルに収容されているのが好ましい。前
記電子写真用カラートナーセットとしては、以下の第一
のセット〜第六のセットが好適に挙げられる。
【0048】前記第一のセットは、前記第一のトナー
と、イエロートナー及びシアントナーの少なくともいず
れかとを含む。より具体的には、結着樹脂を含むマゼン
タトナーと、イエロートナー及びシアントナーの少なく
ともいずれかとを含み、多色画像の形成に用いられ、前
記マゼンタトナーにおける結着樹脂の貯蔵弾性率(G’
100)(100℃)が、前記イエロートナー及びシア
ントナーに含まれる結着樹脂の貯蔵弾性率
(G’100)(100℃)に対し、(1/1.1)〜
(1/10)倍である電子写真用カラートナーセットで
ある。
【0049】前記第二のセットは、前記第二のトナー
と、イエロートナー及びシアントナーの少なくともいず
れかとを含む。より具体的には、貯蔵弾性率(G’
100)(100℃)が9.0×10〜4.0×10
dyn/cmの結着樹脂及びC.I.pigmen
t Violet19を含むマゼンタトナーと、貯蔵弾
性率(G’100)(100℃)が4.4×10
8.0×10dyn/cmである結着樹脂を含むイ
エロートナー及びシアントナーの少なくともいずれかと
を含み、多色画像の形成に用いられる電子写真用カラー
トナーセットである。
【0050】前記第三のセットは、前記第三のトナー
と、イエロートナー及びシアントナーの少なくともいず
れかとを含む。より具体的には、結着樹脂及びC.I.
pigment Violet19を含むマゼンタトナ
ーと、イエロートナー及びシアントナーの少なくともい
ずれかとを有し、多色画像の形成に用いられ、前記マゼ
ンタトナーに含有される顔料の粒径(一次平均粒径(n
m))が、前記イエロートナー及びシアントナーに含有
される顔料の粒径(一次平均粒径(nm))の1.5倍
以上である電子写真用カラートナーセットである。
【0051】前記第四のセットは、前記第四のトナー
と、イエロートナー及びシアントナーの少なくともいず
れかとを含む。より具体的には、結着樹脂及びC.I.
pigment Violet19を含むマゼンタトナ
ーと、イエロートナー及びシアントナーの少なくともい
ずれかとを含み、多色画像の形成に用いられ、前記マゼ
ンタトナーの体積平均粒径(D50)が、前記イエロー
トナー及びシアントナーの体積平均粒径(D50)よ
り、0.5μm以上小径である電子写真用カラートナー
セットである。
【0052】前記第五のセットは、前記第五のトナー
と、イエロートナー及びシアントナーの少なくともいず
れかとを含む。より具体的には、結着樹脂、C.I.p
igment Violet19及び赤外線吸収剤を含
むマゼンタトナーと、イエロートナー及びシアントナー
の少なくともいずれかとを含み、多色画像の形成に用い
られ、前記マゼンタトナーにおける赤外線吸収剤の含有
量が、前記イエロートナー及びシアントナーにおける赤
外線吸収剤の含有量より多い電子写真用カラートナーセ
ットである。
【0053】前記第六のセットは、前記第六のトナー
と、イエロートナー及びシアントナーの少なくともいず
れかとを含む。より具体的には、結着樹脂、C.I.p
igment Violet19及びワックス類を含む
マゼンタトナーと、イエロートナー及びシアントナーの
少なくともいずれかとを有し、多色画像の形成に用いら
れ、前記マゼンタトナーにおけるワックス類の含有量
が、前記イエロートナー及びシアントナーにおけるワッ
クス類の含有量より多い電子写真用カラートナーセット
である。
【0054】前記電子写真用カラートナーと併用するイ
エロートナー及びシアントナーにおけるトナー組成とし
ては、以下の着色剤以外は総て前記電子写真用トナーと
同様である。
【0055】前記イエロートナーに使用する着色剤とし
ては、例えば、縮合アゾ化合物、イソインドリノン化合
物、アントラキノン化合物、アゾ金属錯体、メチン化合
物、及び、アリルアミド化合物等が挙げられる。具体的
には、C.I.pigment イエロー12,13,
14,15,17,62,74,83,93,94,9
5,109,110,111,128,129,14
7,168,180,185等が好適に挙げられる。こ
れらの中でも、特に色調の点で、C.I.pigmen
t イエロー180,185等が好ましい。
【0056】前記シアントナーに使用する着色剤として
は、例えば、銅フタロシアニン化合物及びその誘導体、
アントラキノン化合物、塩基染料レーキ化合物等が挙げ
られる。具体的には、C.I.pigment ブルー
1,7,15,15:1,15:2,15:3,15:
4,60,62,66等が好適に利用できる。これらの
中でも、特に色調の点で、C.I.pigment ブ
ルー15:1,15:3等が好ましい。
【0057】また、前記ブラックトナーにおける着色剤
としては、例えば、カーボンブラック、ランプブラッ
ク、鉄黒、群青、ニグロシン染料、アニリンブルー、な
どが挙げられる。
【0058】これらの中でも、定着性及び耐ボイド性が
極めて優れた画像が形成される点で、前記マゼンタトナ
ーが、前記C.I.pigment Violet19
を含み、前記イエロートナーが、C.I.pigmen
t Yellow180,185を含み、更に、前記シ
アントナーが、C.I.pigment Blue1
5:1,15:3を含むのが好ましい。
【0059】(電子写真用カラー現像剤)前記電子写真
用カラー現像剤は、前記電子写真用カラートナーを少な
くとも含み、更に必要に応じてキャリア、その他の成分
を含む。
【0060】前記電子写真用カラー現像剤は、本発明の
前記電子写真用カラートナーを含む単色の態様、本発明
の前記電子写真用カラートナーと、イエロートナー及び
シアントナーの少なくともいずれかとを含む2色乃至3
色の態様、本発明の前記電子写真用カラートナーと、イ
エロートナー及びシアントナーと、更にブラックトナー
とを含む4色フルカラーの態様、のいずれであってもよ
い。
【0061】前記電子写真用カラー現像剤は、前記電子
写真用カラートナーからなる一成分現像剤であってもよ
いし、前記電子写真用カラートナーとキャリアとを含む
二成分現像剤であってもよいが、近年の情報処理速度の
向上に対応した高速プリンタ等に使用する場合には、寿
命向上等の点で前記二成分現像剤が好ましい。
【0062】−キャリア−前記キャリアとしては、特に
制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる
が、芯材と、該芯材を被覆する樹脂層とを有するものが
好ましい。
【0063】前記芯材の材料としては、例えば、50〜
90emu/gのマンガン−ストロンチウム(Mn−S
r)系材料、マンガン−マグネシウム(Mn−Mg)系
材料などが好ましく、画像濃度の確保の点では、鉄粉
(100emu/g以上)、マグネタイト(75〜12
0emu/g)、フェライト等の高磁化材料が好まし
く、トナーが穂立ち状態となっている感光体への当りを
弱くでき高画質化に有利である点で、銅−ジンク(Cu
−Zn)系(30〜80emu/g)等の弱磁化材料が
好ましい。これらは、1種単独で使用してもよい、2種
以上を併用してもよい。
【0064】前記芯材の粒径としては、平均粒径(体積
平均粒径(D50))で、10〜150μmが好まし
く、40〜100μmがより好ましい。前記平均粒径
(体積平均粒径(D50))が、10μm未満である
と、キャリア粒子の分布において、微粉系が多くなり、
1粒子当たりの磁化が低くなってキャリア飛散を生じる
ことがあり、150μmを超えると、比表面積が低下
し、トナーの飛散が生じることがあり、ベタ部分の多い
フルカラーでは、特にベタ部の再現が悪くなることがあ
る。
【0065】前記樹脂層の材料としては、特に制限はな
く、目的に応じて適宜公知の材料の中から選択すること
ができるが、耐久性、長寿命性等の点で、例えばシリコ
ーン樹脂、アクリル変性シリコーン系樹脂、フッ素変性
シリコーン樹脂等のシリコーン樹脂類が好適に挙げられ
る。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上
を併用してもよい。前記樹脂層は、例えば、前記シリコ
ーン樹脂等を溶剤に溶解させて塗布溶液を調製した後、
該塗布溶液を前記芯材の表面に公知の塗布方法、例えば
浸漬法、スプレー法、ハケ塗り法等により均一に塗布
し、乾燥した後、焼付を行なうこと等により形成するこ
とができる。
【0066】前記溶剤としては、特に制限はなく、目的
に応じて適宜選択することができるが、例えば、トルエ
ン、キシレン、メチルエチルケトン、メチルイソブチル
ケトン、及び、セルソルブチルアセテート、などが挙げ
られる。前記焼付としては、外部加熱方式であってもよ
いし、内部加熱方式であってもよく、例えば、固定式電
気炉、流動式電気炉、ロータリー式電気炉、バーナー炉
等を用いる方法、マイクロウエーブを用いる方法、など
が挙げられる。
【0067】前記樹脂層の前記キャリアにおける割合
(樹脂被覆量)としては、前記キャリア総量に対し、
0.01〜5.0質量%が好ましい。前記割合(樹脂被
覆量)が、0.01質量%未満であると、前記芯材の表
面に均一な前記樹脂層を形成することができないことが
あり、5.0質量%を超えると、前記樹脂層が厚くなり
過ぎキャリア同士の造粒が発生し、均一なキャリア粒子
が得られないことがある。
【0068】前記電子写真用カラー現像剤が前記二成分
現像剤である場合、前記キャリアの前記二成分現像剤に
おける含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて
適宜選択することができるが、例えば、50質量%超9
9質量未満が好ましく、90質量%超97質量%未満が
より好ましい(即ち、前記電子写真用カラートナーの前
記二成分現像剤における含有量としては、1〜50質量
%が好ましく、3〜10質量%がより好ましい)。
【0069】本発明の電子写真用カラー現像剤は、磁性
一成分現像方法、非磁性一成分現像方法、二成分現像方
法等の公知の各種電子写真法による画像形成に好適に用
いることができ、以下の本発明のカラー画像形成装置及
びカラー画像形成方法に特に好適に用いることができ
る。
【0070】(カラー画像形成方法及びカラー画像形成
装置)本発明のカラー画像形成方法は、静電潜像担持体
上に静電潜像を形成する静電潜像形成工程と、前記静電
潜像を本発明の前記電子写真用カラートナーを用いて現
像して可視像を形成する現像工程と、前記可視像を記録
媒体に転写する転写工程と、記録媒体に転写された転写
像を光定着させる光定着工程とを少なくとも含む。
【0071】本発明のカラー画像形成装置は、静電潜像
担持体と、該静電潜像担持体上に静電潜像を形成する静
電潜像形成手段と、前記静電潜像を本発明の前記電子写
真用カラートナーを用いて現像して可視像を形成する現
像手段と、前記可視像を記録媒体に転写する転写手段
と、記録媒体に転写された転写像を光定着させる光定着
手段とを少なくとも有する。
【0072】本発明のカラー画像形成方法は、上述のよ
うに、静電潜像形成工程と、現像工程と、転写工程と、
光定着工程とを含み、必要に応じて適宜選択したその他
の工程、例えば除電工程、クリーニング工程、リサイク
ル工程、制御工程、などを含んでいてもよい。本発明の
カラー画像形成装置は、上述のように、静電潜像担持体
と、静電潜像形成手段と、現像手段と、転写手段と、光
定着手段とを有してなり、必要に応じて適宜選択したそ
の他の手段、例えば除電手段、クリーニング手段、リサ
イクル手段、制御手段、などを有していてもよい。
【0073】本発明のカラー画像形成方法は、本発明の
カラー画像形成装置により好適に実施することができ、
前記静電潜像形成工程は前記静電潜像形成手段により行
うことができ、前記現像工程は前記現像手段により行う
ことができ、前記転写工程は前記転写手段により行うこ
とができ、前記光定着工程は前記光定着手段により行う
ことができ、前記その他の工程は前記その他の手段によ
り行うことができる。
【0074】−静電潜像形成工程及び静電潜像形成手段
− 前記静電潜像形成工程は、静電潜像担持体上に静電潜像
を形成する工程である。前記静電潜像担持体(「光導電
性絶縁体」、「感光体」と称することがある)として
は、その材質、形状、構造、大きさ、材質等について特
に制限はなく、公知のものの中から適宜選択することが
できるが、その形状としてはドラム状が好適に挙げら
れ、その材質としては、例えばアモルファスシリコン、
セレン等の無機感光体、ポリシラン、フタロポリメチン
等の有機感光体、などが挙げられる。これらの中でも、
長寿命性の点でアモルファスシリコン等が好ましい。
【0075】前記静電潜像の形成は、例えば、前記静電
潜像担持体の表面を一様に帯電させた後、像様に露光す
ることにより行うことができ、前記静電潜像形成手段に
より行うことができる。前記静電潜像形成手段は、前記
静電潜像担持体の表面を一様に帯電させる帯電器と、前
記静電潜像担持体の表面を像様に露光する露光器とを少
なくとも備える。
【0076】前記帯電は、例えば、前記帯電器を用いて
前記静電潜像担持体の表面に電圧を印加することにより
行うことができる。前記帯電器としては、特に制限はな
く、目的に応じて適宜選択することができるが、例え
ば、導電性又は半導電性のロール、ブラシ、フィルム、
ゴムブレード等を備えたそれ自体公知の接触帯電器、コ
ロトロン、スコロトロン等のコロナ放電を利用した非接
触帯電器、などが挙げられる。
【0077】前記露光は、例えば、前記露光器を用いて
前記静電潜像担持体の表面を像様に露光することにより
行うことができる。前記露光器としては、前記帯電器に
より帯電された前記静電潜像担持体の表面に、形成すべ
き像様に露光を行うことができる限り特に制限はなく、
目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、複
写光学系、ロッドレンズアレイ系、レーザー光学系、液
晶シャッタ光学系、などの各種露光器が挙げられる。な
お、本発明においては、前記静電潜像担持体の裏面側か
ら像様に露光を行う光背面方式を採用してもよい。
【0078】−現像工程及び現像手段− 前記現像工程は、前記静電潜像を、本発明の前記電子写
真用電子写真用カラートナーセットを含む電子写真用カ
ラー現像剤を用いて現像して可視像を形成する工程であ
る。前記可視像の形成は、例えば、前記静電潜像を本発
明の前記電子写真用カラートナーを用いて現像すること
により行うことができ、前記現像手段により行うことが
できる。前記現像手段は、前記電子写真用カラートナー
を収容し、前記静電潜像に該電子写真用カラートナーを
接触又は非接触的に付与する現像器を少なくとも有す
る。
【0079】前記現像器は、乾式現像方式のものであっ
てもよいし、湿式現像方式のものであってもよく、ま
た、単色用現像器であってもよいし、多色用現像器であ
ってもよいが、例えば、前記電子写真用カラートナーを
摩擦攪拌させて帯電させる攪拌器と、回転可能なマグネ
ットローラとを有してなるものなどが好適に挙げられ
る。
【0080】前記現像器内では、例えば、前記電子写真
用カラートナーと前記キャリアとが混合攪拌され、その
際の摩擦により該電子写真用カラートナーが帯電し、回
転するマグネットローラの表面に穂立ち状態で保持さ
れ、磁気ブラシが形成される。該マグネットローラは、
前記静電潜像担持体(感光体)近傍に配置されているた
め、該マグネットローラの表面に形成された前記磁気ブ
ラシを構成する前記電子写真用カラートナーの一部は、
電気的な吸引力によって該静電潜像担持体(感光体)の
表面に移動する。その結果、前記静電潜像が該電子写真
用カラートナーにより現像されて該静電潜像担持体(感
光体)の表面に該電子写真用カラートナーによる可視像
が形成される。
【0081】前記現像器に収容させる現像剤は、本発明
の前記電子写真用カラートナーを含む本発明の電子写真
用カラー現像剤であるが、該電子写真用カラー現像剤と
しては一成分現像剤であってもよいし、二成分現像剤で
あってもよい。該電子写真用カラー現像剤に含まれるト
ナーは、本発明の前記電子写真用カラートナー乃至前記
電子写真用カラートナーセットである。
【0082】−転写工程及び転写手段− 前記転写工程は、前記可視像を記録媒体に転写する工程
であるが、最下層可視像と上層可視像とを中間転写体上
にこの順に転写して複合転写像を形成する第一転写工程
と、該複合転写像における前記最下層可視像が記録媒体
の直上に位置するように該複合転写像を記録媒体上に転
写する第二転写工程とを含む態様が好ましい。前記転写
は、例えば、前記可視像を転写帯電器を用いて前記静電
潜像担持体(感光体)を帯電することにより行うことが
でき、前記転写手段により行うことができる。前記転写
手段としては、最下層可視像と上層可視像とを中間転写
体上にこの順に転写して複合転写像を形成する第一転写
手段と、該複合転写像における前記最下層可視像が記録
媒体の直上に位置するように該複合転写像を記録媒体上
に転写する第二転写手段とを有する態様が好ましい。な
お、前記中間転写体としては、特に制限はなく、目的に
応じて公知の転写体の中から適宜選択することができ
る。
【0083】なお、前記転写の際、ブラックトナーにつ
いては、色重ねにおける色再現性とは関係ないことか
ら、任意の順番で転写することができるが、墨入れとい
う観点からは、最後に転写するのが好ましい。
【0084】前記転写手段(前記第一転写手段、前記第
二転写手段)は、前記静電潜像担持体(感光体)上に形
成された前記可視像を前記記録媒体側へ剥離帯電させる
転写器を少なくとも有する。前記転写手段は、1つであ
ってもよいし、2以上であってもよい。前記転写器とし
ては、コロナ放電によるコロナ転写器、転写ベルト、転
写ローラ、圧力転写ローラ、粘着転写器、などが挙げら
れる。なお、前記記録媒体としては、特に制限はなく、
公知の記録媒体(記録紙)の中から適宜選択することが
できる。
【0085】−光定着工程及び光定着手段− 前記光定着工程は、記録媒体に転写された可視像を光定
着装置を用いて光定着させる工程であり、各色の電子写
真用カラートナーに対し前記記録媒体に転写する毎に行
ってもよいし、各色の電子写真用カラートナーに対しこ
れを積層した状態で一度に同時に行ってもよく、適宜選
択可能であるが、効率性の点で後者が特に好ましい。
【0086】前記光定着の際の光エネルギー(「フラッ
シュエネルギー」と称することがある)としては、カラ
ートナー1色当たり、1〜3J/cm程度が好まし
く、4色まとめて定着を行う場合には、2〜7J/cm
程度が好ましく、3〜5J/cm程度がより好まし
い。前記光エネルギーが、前記数値範囲に満たないと、
良好に定着できないことがある一方、前記数値範囲を超
えると、トナーボイド、用紙の焦げ等が発生することが
ある。
【0087】前記光定着は、例えば、前記記録媒体に転
写された前記可視像に対し光定着器を用いて光照射する
ことにより行うことができ、前記光定着手段により行う
ことができる。前記光定着手段は、赤外線を照射するフ
ラッシュ定着器(フラッシュランプ)を少なくとも有す
る。前記光定着手段は、1つであってもよいし、2以上
であってもよい。前記フラッシュ定着器(フラッシュラ
ンプ)としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選
択することができるが、例えば、赤外線ランプ、キセノ
ンランプなどが好適に挙げられる。
【0088】前記光定着における前記光定着手段による
発光波長としては、用いる赤外線吸収剤における吸収波
長と近いのが好ましい。前記フラッシュ定着器(フラッ
シュランプ)による発光の強度を示すフラッシュ光1回
の単位面積当りの光エネルギー(J/cm)は、次式
(1)、 S=((1/2)×C×V)/(u×l)/(n×f)、・・・・・式(1) から算出することができる。ただし、前記式(1)にお
いて、「n」はランプ本数(本)を表し、「f」は、点
灯周波数(Hz)を表し、「V」は入力電圧(V)を表
し、「C」はコンデンサ容量(μF)を表し、「u」は
プロセス搬送速度(mm/s)を表し、「l」は印字幅
(mm)を表し、「S」はエネルギー密度(J/c
)を表す。
【0089】なお、本発明においては、目的に応じて、
前記光定着工程及び前記光定着手段と共にあるいはこれ
らに代えて、例えば、熱ローラ定着器などの公知の定着
器を用いてもよい。
【0090】前記除電工程は、前記静電潜像担持体に対
し除電バイアスを印加して除電を行う工程であり、除電
手段により好適に行うことができる。前記除電手段とし
ては、特に制限はなく、前記静電潜像担持体に対し除電
バイアスを印加することができればよく、公知の除電器
の中から適宜選択することができ、例えば、除電ランプ
等が好適に挙げられる。
【0091】前記クリーニング工程は、前記静電潜像担
持体上に残留する前記電子写真トナーを除去する工程で
あり、クリーニング手段により好適に行うことができ
る。前記クリーニング手段としては、特に制限はなく、
前記静電潜像担持体上に残留する前記電子写真トナーを
除去することができればよく、公知のクリーナの中から
適宜選択することができ、例えば、磁気ブラシクリー
ナ、静電ブラシクリーナ、磁気ローラクリーナ、ブレー
ドクリーナ、ブラシクリーナ、ウエブクリーナ等が好適
に挙げられる。
【0092】前記リサイクル工程は、前記クリーニング
工程により除去した前記電子写真用カラートナーを前記
現像手段にリサイクルさせる工程であり、リサイクル手
段により好適に行うことができる。前記リサイクル手段
としては、特に制限はなく、公知の搬送手段等が挙げら
れる。
【0093】前記制御手段は、前記各工程を制御する工
程であり、制御手段により好適に行うことができる。前
記制御手段としては、前記各手段の動きを制御すること
ができる限り特に制限はなく、目的に応じて適宜選択す
ることができ、例えば、シークエンサー、コンピュータ
等の機器が挙げられる。
【0094】本発明の前記カラー画像形成装置を用いて
本発明の前記カラー画像形成方法を実施する好ましい態
様を、図1を用いて具体的に説明する。図1に示すよう
に、カラー画像形成装置100は、中間転写体10と、
ブラック現像ユニット20と、シアン現像ユニット30
と、マゼンタ現像ユニット40と、イエロー現像ユニッ
ト50と、第一転写手段60と、第二転写手段70と、
光定着手段80と、及び、クリーニング手段90とを備
える。
【0095】中間転写体10は、回転ベルトであり、4
つの回転ローラにより回転可能に張設されており、その
外周部には、ブラック現像ユニット20と、シアン現像
ユニット30と、マゼンタ現像ユニット40と、イエロ
ー現像ユニット50と、第二転写手段70とが、それぞ
れ中間転写体10に対向するようにしてこの順に配置さ
れている。中間転写体10は、第二転写手段70側から
ブラック現像ユニット20方向に向かって回転する。な
お、第二転写手段70は転写帯電器であり、二次転写電
位供給手段72により駆動可能である。
【0096】中間転写体10の内周部には、ブラック現
像ユニット20と、シアン現像ユニット30と、マゼン
タ現像ユニット40と、イエロー現像ユニット50とに
対向するようにして、4つの第一転写手段60が配置さ
れている。なお、第一転写手段60は転写帯電器であ
り、一次転写電位供給手段62により駆動可能である。
ブラック現像ユニット20と、シアン現像ユニット30
と、マゼンタ現像ユニット40と、イエロー現像ユニッ
ト50とは、それぞれ、帯電手段1と、露光手段2と、
静電潜像担持体(感光体)3と、現像手段4とを備えた
現像器である。この内、静電潜像担持体(感光体)3は
中間転写体10の外周部に対向して配置されている。そ
して、この静電潜像担持体(感光体)3の周囲に静電潜
像担持体(感光体)3に対向するようにして帯電手段1
と、露光手段2と、現像手段4とが配置されている。
【0097】カラー画像形成装置100においては、以
下のようにしてカラー画像を形成することができる。先
ず、ブラック現像ユニット20において、帯電手段1が
静電潜像担持体(感光体)3の表面を一様に帯電する。
次に露光手段2が静電潜像担持体(感光体)3の表面
を、形成すべきブラック像と同じ像様に露光を行う。す
ると、静電潜像担持体(感光体)3上にブラック静電潜
像が形成される。次に、現像手段4が、そこに収容され
たブラックトナーを該ブラック静電潜像上に付与するこ
とによりこれを現像してブラック可視像を形成する。
【0098】次に、シアン現像ユニット30において、
帯電手段1が静電潜像担持体(感光体)3の表面を一様
に帯電する。次に露光手段2が静電潜像担持体(感光
体)3の表面を、形成すべきシアン像と同じ像様に露光
を行う。すると、静電潜像担持体(感光体)3上にシア
ン静電潜像が形成される。次に、現像手段4が、そこに
収容されたシアントナーを該シアン静電潜像上に付与す
ることによりこれを現像してシアン可視像を形成する。
【0099】次に、マゼンタ現像ユニット40におい
て、帯電手段1が静電潜像担持体(感光体)3の表面を
一様に帯電する。次に露光手段2が静電潜像担持体(感
光体)3の表面を、形成すべきマゼンタ像と同じ像様に
露光を行う。すると、静電潜像担持体(感光体)3上に
マゼンタ静電潜像が形成される。次に、現像手段4が、
そこに収容されたマゼンタトナーを該マゼンタ静電潜像
上に付与することによりこれを現像してマゼンタ可視像
を形成する。
【0100】次に、イエロー現像ユニット50におい
て、帯電手段1が静電潜像担持体(感光体)3の表面を
一様に帯電する。次に露光手段2が静電潜像担持体(感
光体)3の表面を、形成すべきイエロー像と同じ像様に
露光を行う。すると、静電潜像担持体(感光体)3上に
イエロー静電潜像が形成される。次に、現像手段4が、
そこに収容されたイエロートナーを該イエロー静電潜像
上に付与することによりこれを現像してイエロー可視像
を形成する。
【0101】そして、ブラック現像ユニット20、シア
ン現像ユニット30、マゼンタ現像ユニット40、イエ
ロー現像ユニット50における各静電潜像担持体(感光
体)3上に形成されたブラック可視像、シアン可視像、
マゼンタ可視像及びイエロー可視像が、第一転写手段6
0による転写電位の作用により、この順に中間転写体1
0上に順次転写され積層されて、ブラック、シアン、マ
ゼンタ及びイエローによるフルカラーの転写像が形成さ
れる。
【0102】次に、前記転写像が、第二転写手段70に
よる転写電位の作用により、この順に記録媒体上に一度
に転写されて、ブラック、シアン、マゼンタ及びイエロ
ーによるフルカラーの転写像が記録媒体上に形成され
る。なお、このとき、該転写像においては、記録媒体側
から、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの順に
トナーが積層されている。
【0103】そして、記録媒体上に形成された前記転写
像は、光定着手段80のところまで搬送され、そこで光
定着手段80から光の照射を受けて、溶融し、記録媒体
上に光定着される。こうして、記録媒体上には前記複合
転写像が強固に定着されて、該複合転写像によるフルカ
ラー画像が形成される。なお、中間転写体10上に残留
するトナーは、クリーニング手段90としてのクリーニ
ングブレードによって除去される。
【0104】本発明のカラー画像形成方法又はカラー画
像形成装置によると、充分な定着性及び耐ボイド性が確
保された画像を効率良く形成することができる。
【0105】
【実施例】以下、本発明の実施例及び比較例について説
明するが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるも
のではない。 −電子写真用カラートナーの製造− 表3〜7に示す組成の電子写真用カラートナー(マゼン
タトナー1〜15、シアントナー1〜9及びイエロート
ナー1〜9)を、以下のようにして製造した。表3〜7
に示す各組成を、各々ヘンシェルミキサーに投入し、予
備混合を行った後、エクストルーダにより混練し、ハン
マーミルにて粗粉砕し、次いでジェットミルにて微粉砕
して気流分級機により分級を行い、着色微粒子を得た。
次いで、疎水性シリカ微粒子(R974 日本エアロジ
ル社製)の0.5質量部を、ヘンシェルミキサーで外添
処理し、各電子写真用カラートナー(マゼンタトナー1
〜15、シアントナー1〜9及びイエロートナー1〜
9)を製造した。
【0106】なお、前記電子写真用カラートナーの製造
において、使用した結着樹脂(結着樹脂1〜6)の10
0℃における貯蔵弾性率(G’100)、顔料(マゼン
タ顔料1〜5、シアン顔料1〜4及びイエロー顔料1〜
4)の粒径(一次平均粒径(nm))、並びに、得られ
たカラートナー(マゼンタトナー1〜15、シアントナ
ー1〜9及びイエロートナー1〜9)の体積平均粒径
(D50)を、以下のようにして測定した。なお、貯蔵
弾性率(G’100)の測定結果については、表1に、
顔料の粒径(一次平均粒径(nm))については、表2
に、各カラートナーの体積平均粒径(D50)について
は、表3〜表7に、それぞれ示した。
【0107】<貯蔵弾性率の測定>粘弾性測定装置(レ
オメーター)RDAーII型(レオメトリックス社製)
を用いて、以下の条件により結着樹脂1〜6の100℃
における貯蔵弾性率を測定した。即ち、測定治具として
は、測定試料の弾性率が高い場合には直径7.9mm、
弾性率が低い場合には直径25mmのパラレルプレート
を使用した。測定試料としては、結着樹脂を加熱し、溶
融後に直径約8mm、高さ2〜5mmの円柱状試料又は
直径約25mm、厚さ2〜3mmの円盤状試料に成型し
たものを使用した。測定周波数は、6.28ラジアン/
秒とし、測定歪は、初期値を0.1%に設定し、自動測
定モードにて測定を行った。試料の伸長補正は、自動測
定モードにて調整した。測定温度は、25℃より150
℃まで毎分1℃の割合で昇温させた。
【0108】
【表1】
【0109】<顔料の粒径(一次平均粒径)>使用した
着色剤(マゼンタ顔料1〜5、シアン顔料1〜4及びイ
エロー顔料1〜4)粒径(一次平均粒径)を、「フェレ
円相当径」により以下のようにして算出した。即ち、液
体窒素によって凍結したカラートナー粒子を、ミクロト
ームにより切断しトナー超薄切片を作製し、このトナー
超切片について、TEM写真(5万倍)を撮影し、得ら
れたTEM画像をドットアナライザーDA−5000S
(王子計測機器社製)に読み込んだ。次に、前記TEM
画像から同装置により「フェレ円相当径」を算出した。
この作業をカラートナー10粒(着色剤粒子計200
個)について行い、その平均値を、一次平均粒径とし
た。なお、「フェレ円相当径」は、固体粒子径の定義に
用いる手法であり、投影粒子を8個所の角度(0、2
2.5、45、67.5、90、−22.5、−45、
−67.5度)から測定した径の平均値として求めた。
【0110】
【表2】
【0111】<トナーの体積平均粒径(D50)μm>
コールターカウンターTAーII型(コールター社製)
測定装置を用い、以下のようにして各カラートナー(マ
ゼンタトナー1〜15、シアントナー1〜9及びイエロ
ートナー1〜9)の体積平均粒径(D50)μmを測定
した。即ち、先ず体積平均分布を出力するインターフェ
イス(日科機社製)及びCXー1パーソナルコンピュー
ター(キャノン(株)製)を接続し、1級塩化ナトリウ
ムを用いて1%NaCl水溶液の電解水溶液を調製し
た。該電解水溶液100〜150ml中に、分散剤とし
て界面活性剤(好ましくはアルキルベンゼンスルホン酸
塩)を0.1〜5ml加え、更に測定試料を0.5〜5
0mg加えた。試料を懸濁した電解水溶液を、超音波分
散器で約1〜3分間分散処理し、前記コールターカウン
ターTAーII型により、100μmアパチャーを用い
て2.00〜50μmの粒子の粒度分布を測定して、体
積平均粒径(D50)μmを求めた。
【0112】−画像の形成− 得られた各カラートナーを一成分系現像剤として用い、
図1に概略的に示した構成のGL8300プリンタ(富
士通(株))を用いて普通紙(NIP−1500LT、
小林記録紙(株)製)上に画像形成を行った。なお、図
1に概略的に示したカラー画像形成装置100における
光定着手段80として、フラッシュプリンタPS216
0(富士通(株)製)におけるフラッシュ(フラッシュ
ランプ)定着器を用いた。また、該フラッシュ(フラッ
シュランプ)定着器の発光波形を図2に示した。該フラ
ッシュ(フラッシュランプ)定着器の光エネルギーは
3.5J/cmであった。
【0113】<定着性評価(テープ剥離試験)>前記各
画像が形成された普通紙上の画像ステータスA濃度を測
定した。次いで、普通紙のトナー像上に剥離テープ(商
品名「スコッチメディングテープ」(住友3M社製))
を粘着させた後、該剥離テープを剥離し、剥離後の普通
紙上のステータス濃度を再度測定し、剥離テープを剥離
する前の普通紙上の画像印字濃度を100とした場合
の、剥離後の普通紙上の画像印字濃度(%)をトナー定
着率とし、下記評価基準に従い評価した。尚、ステータ
ス濃度の測定には、分光計(938 Spectrod
entitometer(X−Rite社製))を用い
た。下記評価基準において、実用レベルは80%以上で
ある。結果を表3〜7に示した。 ・定着率が70%未満である場合・・・・・・・・× ・定着率が70%以上80%未満である場合・・・△ ・定着率が80%以上である場合・・・・・・・・○
【0114】<ボイドの評価>得られた各画像に対し、
光学顕微鏡を用いて観察し、下記評価基準により評価し
た。結果を表3〜7に示した。 ・明らかにボイドが発生していると観察される場合・・
・× ・標準条件(トナー付着量が0.6mg/cm)でボ
イドが少し観察されるが、目視では観察できない場合・
・・△ ・標準条件(トナー付着量が0.6mg/cm)でボ
イドが観察されない場合・・・○ ・トナー付着量が0.9mg/cm以上であっても、
ボイドが観察されない場合・・・◎
【0115】<色調の評価>前記普通紙上に、前述のよ
うにして形成した画像(0.6±0.1mg/cm
に対し、定着後の「L」、「a*」、「b*」値を、分
光計(938 Spectrodentitomete
r(X−Rite社製))を用いて測定した。下記数式
(1)を満たす場合を「○」と評価した。結果を表3〜
7に示した。
【0116】
【数1】
【0117】
【表3】
【0118】
【表4】
【0119】
【表5】
【0120】
【表6】
【0121】
【表7】
【0122】表3〜5に示す結果より、マゼンタトナー
による画像は、シアントナー及びイエロートナーによる
画像に比べ、含まれる結着樹脂として、貯蔵弾性率(1
00℃)の高い(即ち、粘度の低い)結着樹脂(結着樹
脂2、3)を用いた場合に良好な定着性及び耐ボイド性
が得られることが判った。
【0123】表6〜7に示す結果より、代表的なマゼン
タ顔料を用いたマゼンタトナー7〜8による画像は、定
着性、ボイド性は良好であったが、色調は劣っていた。
また、体積平均粒径(D50)μmを、シアントナー7
〜シアントナー9及びイエロートナー7〜イエロートナ
ー9における体積平均粒径(D50)と比較して0.5
μm以上小径としたマゼンタトナー9〜11では、定着
性、耐ボイド性及び色調の総てにおいて良好であった。
更に、シアントナー7〜シアントナー9及びイエロート
ナー7〜イエロートナー9と比較して、マゼンタトナー
における赤外線吸収剤及びワックスの含有量が多いマゼ
ンタトナー12〜13では、定着性、耐ボイド性、色調
の総てにおいて良好であった。更に、マゼンタトナーに
おける顔料粒径(一次平均粒径(nm))が、イエロー
トナーやシアントナーにおける顔料の1.5倍以上であ
るマゼンタトナー15による画像においては、定着性、
耐ボイド性及び色調の総てにおいて良好であった。
【0124】(実験)実施例及び比較例で得られた、イ
エロートナー4、シアントナー4及びマゼンタトナー1
5を用い、フラッシュエネルギーを変えて定着性及び耐
ボイド性の関係を評価したところ、1.5J/cm
は、3層以上重ねた際に定着不良となり、2.0J/c
では、定着性90%で問題のないレベルであり、5
J/cmでは、総ての色の電子写真用カラートナー
に、耐ボイド性、定着性共に充分な性能が得られ、7J
/cmでは、総ての色の電子写真用カラートナーに、
ボイドが若干、観察された。
【0125】なお、表3〜7においては、赤外線吸収剤
(YKR−5010)として、ナフタロシアニン化合物
(山本化成社製;最大吸収波長=880nm、色調:
緑)を使用した。ワックス1は、日本油脂社製、WEP
−5Fを使用した。
【0126】ここで、本発明の好ましい態様を付記する
と、以下の通りである。 (付記1) 結着樹脂を含み、マゼンタトナーとして、
イエロートナー及びシアントナーの少なくともいずれか
と併用され、前記結着樹脂の貯蔵弾性率(G’ 00
(100℃)が、前記イエロートナー及びシアントナー
に含まれる結着樹脂の貯蔵弾性率(G’100)(10
0℃)に対し、(1/1.1)〜(1/10)倍である
ことを特徴とする電子写真用カラートナー。 (付記2) C.I.pigment Violet1
9を含む付記1に記載の電子写真用カラートナー。 (付記3) 貯蔵弾性率(G’100)(100℃)が
9.0×10〜4.0×10dyn/cmである
結着樹脂、及びC.I.pigment Violet
19を含み、マゼンタトナーとして、貯蔵弾性率(G’
100)(100℃)が4.4×10〜8.0×10
dyn/cmである結着樹脂を含むイエロートナー
及びシアントナーの少なくともいずれかと併用されるこ
とを特徴とする電子写真用カラートナー。 (付記4) 結着樹脂及びC.I.pigment V
iolet19を含み、マゼンタトナーとして、イエロ
ートナー及びシアントナーの少なくともいずれかと併用
され、該マゼンタトナーに含まれる顔料の粒径(一次平
均粒径(nm))が、前記イエロートナー及びシアント
ナーに含有される顔料の粒径(一次平均粒径(nm))
の1.5倍以上であることを特徴とする電子写真用カラ
ートナー。 (付記5) 結着樹脂及びC.I.pigment V
iolet19を含み、マゼンタトナーとして、イエロ
ートナー及びシアントナーの少なくともいずれかと併用
され、該マゼンタトナーの体積平均粒径(D50)が、
前記イエロートナー及びシアントナーの体積平均粒径
(D50)より、0.5μm以上小径であることを特徴
とする電子写真用カラートナー。 (付記6) 結着樹脂、C.I.pigment Vi
olet19及び赤外線吸収剤を含み、マゼンタトナー
として、イエロートナー及びシアントナーの少なくとも
いずれかと併用され、該マゼンタトナーにおける赤外線
吸収剤の含有量が、前記イエロートナー及びシアントナ
ーにおける赤外線吸収剤の含有量より多いことを特徴と
する電子写真用カラートナー。 (付記7) 結着樹脂、C.I.pigment Vi
olet19及びワックス類を含み、マゼンタトナーと
して、イエロートナー及びシアントナーの少なくともい
ずれかと併用され、該マゼンタトナーにおけるワックス
類の含有量が、前記イエロートナー及びシアントナーに
おけるワックス類の含有量より多いことを特徴とする電
子写真用カラートナー。 (付記8) 付記1から7のいずれかに記載の電子写真
用カラートナーを含有してなることを特徴とする電子写
真用カラー現像剤。 (付記9) 結着樹脂を含むマゼンタトナーと、イエロ
ートナー及びシアントナーの少なくともいずれかとを含
み、多色画像の形成に用いられ、前記マゼンタトナーに
おける結着樹脂の貯蔵弾性率(G’100)(100
℃)が、前記イエロートナー及びシアントナーに含まれ
る結着樹脂の貯蔵弾性率(G’100)(100℃)に
対し、(1/1.1)〜(1/10)倍であることを特
徴とする電子写真用カラートナーセット。 (付記10) 貯蔵弾性率(G’100)(100℃)
が9.0×10〜4.0×10dyn/cmの結
着樹脂及びC.I.pigment Violet19
を含むマゼンタトナーと、貯蔵弾性率(G’100
(100℃)が4.4×10〜8.0×10dyn
/cmである結着樹脂を含むイエロートナー及びシア
ントナーの少なくともいずれかとを含み、多色画像の形
成に用いられることを特徴とする電子写真用カラートナ
ーセット。 (付記11) 結着樹脂及びC.I.pigment
Violet19を含むマゼンタトナーと、イエロート
ナー及びシアントナーの少なくともいずれかとを有し、
多色画像の形成に用いられ、前記マゼンタトナーに含有
される顔料の粒径(一次平均粒径(nm))が、前記イ
エロートナー及びシアントナーに含有される顔料の粒径
(一次平均粒径(nm))の1.5倍以上であることを
特徴とする電子写真用カラートナーセット。 (付記12) 結着樹脂及びC.I.pigment
Violet19を含むマゼンタトナーと、イエロート
ナー及びシアントナーの少なくともいずれかとを含み、
多色画像の形成に用いられ、前記マゼンタトナーの体積
平均粒径(D50)が、前記イエロートナー及びシアン
トナーの体積平均粒径(D50)より、0.5μm以上
小径であることを特徴とする電子写真用カラートナーセ
ット。 (付記13) 結着樹脂、C.I.pigment V
iolet19及び赤外線吸収剤を含むマゼンタトナー
と、イエロートナー及びシアントナーの少なくともいず
れかとを含み、多色画像の形成に用いられ、前記マゼン
タトナーにおける赤外線吸収剤の含有量が、前記イエロ
ートナー及びシアントナーにおける赤外線吸収剤の含有
量より多いことを特徴とする電子写真用カラートナーセ
ット。 (付記14) 結着樹脂、C.I.pigment V
iolet19及びワックス類を含むマゼンタトナー
と、イエロートナー及びシアントナーの少なくともいず
れかとを有し、多色画像の形成に用いられ、前記マゼン
タトナーにおけるワックス類の含有量が、前記イエロー
トナー及びシアントナーにおけるワックス類の含有量よ
り多いことを特徴とする電子写真用カラートナーセッ
ト。 (付記15) 静電潜像担持体と、該静電潜像担持体上
に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、前記静電潜
像を付記9に記載の電子写真用カラートナーセットを用
いて現像して可視像を形成する現像手段と、前記可視像
を記録媒体に転写する転写手段と、記録媒体に転写され
た転写像を光定着させる光定着手段とを有することを特
徴とするカラー画像形成装置。 (付記16) 静電潜像担持体と、該静電潜像担持体上
に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、前記静電潜
像を付記10に記載の電子写真用カラートナーセットを
用いて現像して可視像を形成する現像手段と、前記可視
像を記録媒体に転写する転写手段と、記録媒体に転写さ
れた転写像を光定着させる光定着手段とを有することを
特徴とするカラー画像形成装置。 (付記17) 静電潜像担持体と、該静電潜像担持体上
に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、前記静電潜
像を付記11に記載の電子写真用カラートナーセットを
用いて現像して可視像を形成する現像手段と、前記可視
像を記録媒体に転写する転写手段と、記録媒体に転写さ
れた転写像を光定着させる光定着手段とを有することを
特徴とするカラー画像形成装置。 (付記18) 静電潜像担持体と、該静電潜像担持体上
に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、前記静電潜
像を付記12に記載の電子写真用カラートナーセットを
用いて現像して可視像を形成する現像手段と、前記可視
像を記録媒体に転写する転写手段と、記録媒体に転写さ
れた転写像を光定着させる光定着手段とを有することを
特徴とするカラー画像形成装置。 (付記19) 静電潜像担持体と、該静電潜像担持体上
に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、前記静電潜
像を付記13に記載の電子写真用カラートナーセットを
用いて現像して可視像を形成する現像手段と、前記可視
像を記録媒体に転写する転写手段と、記録媒体に転写さ
れた転写像を光定着させる光定着手段とを有することを
特徴とするカラー画像形成装置。 (付記20) 静電潜像担持体と、該静電潜像担持体上
に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、前記静電潜
像を付記14に記載の電子写真用カラートナーセットを
用いて現像して可視像を形成する現像手段と、前記可視
像を記録媒体に転写する転写手段と、記録媒体に転写さ
れた転写像を光定着させる光定着手段とを有することを
特徴とするカラー画像形成装置。 (付記21) 光定着手段による光定着の際の光エネル
ギーが2〜7J/cmである付記15から20のいず
れかに記載のカラー画像形成装置。 (付記22) 静電潜像担持体上に静電潜像を形成する
静電潜像形成工程と、前記静電潜像を付記9に記載の電
子写真用カラートナーセットを用いて現像して可視像を
形成する現像工程と、前記可視像を転写材に転写する転
写工程と、転写材に転写された転写像を光定着させる光
定着工程とを含むことを特徴とするカラー画像形成方
法。 (付記23) 静電潜像担持体上に静電潜像を形成する
静電潜像形成工程と、前記静電潜像を付記10に記載の
電子写真用カラートナーセットを用いて現像して可視像
を形成する現像工程と、前記可視像を転写材に転写する
転写工程と、転写材に転写された転写像を光定着させる
光定着工程とを含むことを特徴とするカラー画像形成方
法。 (付記24) 静電潜像担持体上に静電潜像を形成する
静電潜像形成工程と、前記静電潜像を付記11に記載の
電子写真用カラートナーセットを用いて現像して可視像
を形成する現像工程と、前記可視像を転写材に転写する
転写工程と、転写材に転写された転写像を光定着させる
光定着工程とを含むことを特徴とするカラー画像形成方
法。 (付記25) 静電潜像担持体上に静電潜像を形成する
静電潜像形成工程と、前記静電潜像を付記12に記載の
電子写真用カラートナーセットを用いて現像して可視像
を形成する現像工程と、前記可視像を転写材に転写する
転写工程と、転写材に転写された転写像を光定着させる
光定着工程とを含むことを特徴とするカラー画像形成方
法。 (付記26) 静電潜像担持体上に静電潜像を形成する
静電潜像形成工程と、前記静電潜像を付記13に記載の
電子写真用カラートナーセットを用いて現像して可視像
を形成する現像工程と、前記可視像を転写材に転写する
転写工程と、転写材に転写された転写像を光定着させる
光定着工程とを含むことを特徴とするカラー画像形成方
法。 (付記27) 静電潜像担持体上に静電潜像を形成する
静電潜像形成工程と、前記静電潜像を付記14に記載の
電子写真用カラートナーセットを用いて現像して可視像
を形成する現像工程と、前記可視像を転写材に転写する
転写工程と、転写材に転写された転写像を光定着させる
光定着工程とを含むことを特徴とするカラー画像形成方
法。 (付記28) 光定着工程における光定着の際の光エネ
ルギーが2〜7J/cm である付記22から27のい
ずれかに記載のカラー画像形成方法。
【0127】
【発明の効果】本発明によると、前記要望に応え、従来
における前記諸問題を解決することができ、定着性及び
耐ボイド性に優れ、高品質な画像を形成可能な電子写真
用カラートナー並びにそれを用いた電子写真用カラート
ナーセット、電子写真用カラートナー現像剤、カラー画
像形成方法及びカラー画像形成装置を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のカラー画像形成装置を用いて
実施した本発明のカラー画像形成方法の一例を説明する
ための概略説明図である。
【図2】図2は、フラッシュ定着器の発光波形を示すグ
ラフである。
【符号の説明】
1 帯電手段 2 露光手段 3 静電潜像担持体(感光体) 4 現像手段 10 中間転写体 20 ブラック現像ユニット 30 シアン現像ユニット 40 マゼンタ現像ユニット 50 イエロー現像ユニット 60 第一転写手段 62 一次転写電圧供給手段 70 第二転写手段 72 二次転写電圧供給手段 80 光定着手段 90 クリーニング手段
フロントページの続き Fターム(参考) 2H005 AA01 AA06 AA21 CA07 CA08 CA14 CA21 CB10 EA03 EA05 EA10

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 結着樹脂を含み、マゼンタトナーとし
    て、イエロートナー及びシアントナーの少なくともいず
    れかと併用され、前記結着樹脂の貯蔵弾性率(G’
    100)(100℃)が、前記イエロートナー及びシア
    ントナーに含まれる結着樹脂の貯蔵弾性率
    (G’100)(100℃)に対し、(1/1.1)〜
    (1/10)倍であることを特徴とする電子写真用カラ
    ートナー。
  2. 【請求項2】 結着樹脂及びC.I.pigment
    Violet19を含み、マゼンタトナーとして、イエ
    ロートナー及びシアントナーの少なくともいずれかと併
    用され、該マゼンタトナーに含まれる顔料の粒径(一次
    平均粒径(nm))が、前記イエロートナー及びシアン
    トナーに含有される顔料の粒径(一次平均粒径(n
    m))の1.5倍以上であることを特徴とする電子写真
    用カラートナー。
  3. 【請求項3】 結着樹脂及びC.I.pigment
    Violet19を含み、マゼンタトナーとして、イエ
    ロートナー及びシアントナーの少なくともいずれかと併
    用され、該マゼンタトナーの体積平均粒径(D50
    が、前記イエロートナー及びシアントナーの体積平均粒
    径(D50)より、0.5μm以上小径であることを特
    徴とする電子写真用カラートナー。
  4. 【請求項4】 結着樹脂、C.I.pigment V
    iolet19及び赤外線吸収剤を含み、マゼンタトナ
    ーとして、イエロートナー及びシアントナーの少なくと
    もいずれかと併用され、該マゼンタトナーにおける赤外
    線吸収剤の含有量が、前記イエロートナー及びシアント
    ナーにおける赤外線吸収剤の含有量より多いことを特徴
    とする電子写真用カラートナー。
  5. 【請求項5】 結着樹脂、C.I.pigment V
    iolet19及びワックス類を含み、マゼンタトナー
    として、イエロートナー及びシアントナーの少なくとも
    いずれかと併用され、該マゼンタトナーにおけるワック
    ス類の含有量が、前記イエロートナー及びシアントナー
    におけるワックス類の含有量より多いことを特徴とする
    電子写真用カラートナー。
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