JP3127323B2 - 静電荷像現像用現像剤 - Google Patents
静電荷像現像用現像剤Info
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Description
写真法、静電記録法、静電印刷法の如き画像形成方法に
用いられる静電荷像現像用現像剤に関する。
2,297,691号明細書、特公昭42−23910
号公報及び特公昭43−24748号公報等に記載され
ている如く多数の方法が知られている。一般には光導電
性物質を利用し、種々の手段により感光体上に電気的潜
像を形成し、次いで該潜像をトナーを用いて現像し、必
要に応じて紙の如き転写材にトナー画像を転写した後、
加熱、圧力、加熱加圧或いは溶剤蒸気により定着し、ト
ナー画像を得るものである。
シートに定着する工程で、現在最も一般的なのは圧着加
熱方式である。
表面とトナー像とが溶融状態で加圧下で接触するために
トナー像の一部が圧着加熱部材表面に付着、転移し、次
の被定着シートにこれが再転写して、いわゆるオフセッ
ト現象を生じることがある。
としては、一般的には特開昭50−93647号公報、
特公昭57−52574号公報等に記載されているよう
な、離型性への低分子量ポリオレフィンの単重合体、あ
るいは共重合体のようなワックスをトナー中に添加する
方法が一般的である。
が、トナーを感光体上で溶融、固着してしまういわゆる
トナー融着を誘発することが多かった。
48−47345号公報において低級脂肪酸等の摩擦減
少物質を、研磨物質としてコロイド状シリカ等の無機微
粉体を添加することが提案されている。
少物質の蓄積を防止する程に研磨物質をいれると、研磨
物質が感光体上に固着してしまういわゆるフィルミング
現象を起こしたり、トナー自身の研磨作用とあいまっ
て、感光体が削れすぎて安定して良好な画像を得るのが
困難である等の問題がある。
のごとき問題点を解決した静電荷像現像用現像剤を提供
することにある。
が良く、フィルミング、融着の発生しない静電荷像現像
用現像剤を提供することにある。
し、安定した画像を与える静電荷像現像用現像剤を提供
することにある。
れ、安定して良好な画像が得られる静電荷像現像用現像
剤を提供することにある。
くとも結着樹脂、ワックスを含有するトナーと無機微粉
体とを含む静電荷像現像用現像剤において、該ワック
スは、針入度が4.0以下、密度が0.93以上、分子
量で分別を行った数平均分子量と重量平均分子量との比
(Mw/Mn)が3.0以下の分子量分布を有する炭化
水素ワックスであり、該無機微粉体が、重量平均径
0.1〜5.0μmの無機微粉体Aと、比表面積35〜
500m2/gの無機微粉体Bとを有することを特徴と
する静電荷像現像用現像剤に関する。
とにより、感光体上へのトナー融着が防げることを見い
だした。
下、密度が0.93以上で、分子量で分別を行ったこと
を特徴とし、トナーに滑り性を与えると共に、クリーニ
ング性を向上させることができ、感光体上へのトナー融
着を防ぎ、感光体の削れを少なくすることができる。好
ましくは、針入度が3.0以下、密度が0.94以上で
ある。また、結晶化度が80%以上であることが好まし
く、更に好ましくは85%以上である。
度が80%以上である時に、トナーに効果的に滑り性を
与える状態に分散させることができる。すなわち、トナ
ー表面上に、適度のサイズを持って分散しているからと
考えられる。また、針入度が4.0を超えたり、密度が
0.93未満となったり、結晶化度が80%未満となる
と、効果が得られにくくなるばかりか、感光体上に融着
を発生しやすくなってしまうので好ましくない。更に、
軟化点が130℃以下であることが好ましく、特に好ま
しくは、120℃以下である。130℃を超えると、耐
オフセット性に影響を及ぼすようになる。
子量分別されたワックスである。分子量分別を行なうこ
とにより、ワックスの分子量分布の幅を狭くし、不必要
な低分子、高分子成分を除去することができる。その結
果、分子量分別されたワックスは以下のような特徴をも
つようになる。
る。つまり、所望の温度付近に融点を持つワックス成分
が抽出され、その他の低融点、高融点の成分は除去され
て、ワックスは温度を少しずつ高めていった時に融点付
近で急激に溶けるようになる。その結果、分子量分別さ
れたワックスを用いたトナーの耐ブロッキング性を悪化
させずに耐オフセット性、定着性に効果を与えることが
できる。
別されていないワックスと比較して、硬いという特徴を
もつ。ワックスが硬いと、トナーとした時に、トナーの
表面層に現われたワックスの作用で、トナーが滑りやす
くなる。つまり、トナーが感光体上に付着しにくく、ク
リーニングされやすくなり、融着を防ぐことができる。
また、トナーが滑りやすいということから、トナーの持
つ研磨作用が減少し、トナー自身が感光体を削りすぎる
ということがなくなる。
ンを高圧下でラジカル重合あるいは低圧下でチーグラー
触媒で重合した低分子量のアルキレンポリマー、高分子
量のアルキレンポリマーを熱分解して得られるアルキレ
ンポリマー、一酸化炭素、水素からなる合成ガスからア
ーゲ法により得られる炭化水素の蒸留残分から、あるい
はこれらを水素添加して得られる合成炭化水素などから
得られるワックスが用いられ、酸化防止剤が添加されて
いてもよい。
剤法、真空蒸留、超臨界ガス抽出法、分別結晶化(例え
ば融液晶析及び結晶濾別)等を利用してワックスを分子
量により分別したワックスが本発明に用いられる。すな
わちこれらの方法で、低分子量分を除去したもの、低分
子量分を抽出したもの、更にこれらから低分子量分を除
去したものなどである。
酸化物系触媒(多くは2種以上の多元系)を使用した、
一酸化炭素と水素の反応によって合成されるもの、例え
ばジントール法、ヒドロコール法(流動触媒床を使
用)、あるいはワックス状物質が多く得られるアーゲ法
(固定触媒床を使用)により得られる炭素数が数百ぐら
いまでの炭化水素(水素添加し目的物としたものが特に
好ましい)や、エチレンなどのアルキレンをチーグラー
触媒により重合した炭化水素が、分岐が少なくて小さ
く、飽和の長い直鎖状炭化水素である。特に、アルキレ
ンの重合によらない方法により合成された炭化水素ワッ
クスがその構造や分別しやすい分子量分布であることか
ら好ましいものである。また、分子量分布で好ましい範
囲は、数平均分子量(Mn)が300〜1200、好ま
しくは350〜1000、重量平均分子量(Mw)が5
00〜3600、好ましくは550〜3000、Mw/
Mnが3以下、好ましくは2.5以下、特に好ましくは
2.0以下である。このような分子量分布を持たせるこ
とによりワックスに好ましい物理特性を持たせることが
できる。
における溶融粘度が200cP以下であることが好まし
く、特に好ましくは50cP以下である。200cPを
超えると、現像剤の耐オフセット性、定着性が悪くな
る。
量計により測定されるDSC曲線において、昇温時の吸
熱ピークで、ピークのオンセット温度が50〜110℃
の範囲内にあることが好ましい。
化を見ることができワックスの転移、融解に伴う吸熱ピ
ークが観測される。ピークのオンセット温度が50〜1
10℃の範囲内にあることにより現像性、耐ブロッキン
グ性、低温定着性を満足することができる。ピークのオ
ンセット温度が、50℃未満の場合は、ワックスの変化
温度が低過ぎ、耐ブロッキング性が劣ったり、昇温時の
現像性に劣るトナーになりやすく、110℃を超える場
合には、ワックスの変化温度が高過ぎ、十分な定着性が
得られなくなる。
の熱のやり取りを測定しその挙動を観測するので、測定
原理から、高精度の内熱式入力補償型の示差走査熱量計
で測定することが好ましい。例えば、パーキンエルマー
社製のDSC−7が利用できる。
に準じて行う。本発明に用いられるDSC曲線は、1回
昇温、降温させ前履歴を取った後、温度速度10℃/m
inで昇温させた時に測定されるDSC曲線を用いる。
DSC曲線の微分値が最初に極大となる点における曲線
の接線とベースラインとの交点の温度をいう。
量分布はゲルパーミエーションクロマトグラフィー(G
PC)により次の条件で測定される。
C(ウォーターズ社) カラム:GMH−HT30cm2連(東ソー社製) 温度 :135℃ 溶媒 :o−ジクロロベンゼン(0.1%アイオノール
添加) 流速 :1.0ml/min 試料 :0.15%の試料を0.4ml注入 以上の条件で測定し、試料の分子量算出にあたっては単
分散ポリスチレン標準試料により作成した分子量較正曲
線を使用する。さらに、Mark−Houwink粘度
式から導き出される換算式でポリエチレン換算などワッ
クスに応じた換算を(例えば炭化水素系ワックスは、ポ
リエチレン換算する)することによって算出される。
IS K−2207に準拠し測定される値である。具体
的には、直径約1mmで頂角9゜の円錐形先端を持つ針
を一定荷重で貫入させた時の貫入深さを0.1mmの単
位で表した数値である。本発明中での試験条件は試料温
度が25℃、加重100g、貫入時間5秒である。
度計を用いて測定される値であり、条件は、測定温度1
40℃、ずり速度1.32rpm、試料10mlであ
る。軟化点はJIS K−2207に準じて測定される
値である。
結晶による回折パターンはシャープなピークになり、非
晶質による散乱は、非常にブロードなハローとなる。結
晶質と非晶質が混在している場合には、試料全体に対す
る結晶質の割合を結晶化度という。X線の全散乱強度
(コンプトン散乱を除いた干渉性散乱の強度)は、結晶
質と非晶質の量比にかかわらず常に一定になる。従っ
て、次式によって結晶化度χ(%)が求められる。
重量部に対し20重量部以内で用いられ、0.5〜10
重量部で用いるのが効果的であり、他のワックス類と併
用しても構わない。
無機微粉体を添加するが、該無機微粉体が、重量平均径
5.0μm以下の無機微粉体Aと、比表面積30m2 /
g以上である無機微粉体Bであることを特徴とする。
表面に付着する紙粉等の低電気抵抗物質及びトナーを削
り取る働きをもつ。また、現像剤の帯電を補助する効果
をもつ。無機微粉体Aは重量平均径が、一次粒子(個々
の単位粒子に分離した状態の粒子)、もしくは二次粒子
(一次粒子が凝集した状態)で0.1〜5.0μm、好
ましくは0.5〜5.0μm、より好ましくは1.0〜
5.0μmである。重量平均径が上記範囲より大きくな
ると、現像されずに現像器内に残ってしまい、それが蓄
積して画質劣化の原因になる。重量平均径が上記範囲よ
り小さくなると、無機微粉体Aの研磨効果が減少した
り、クリーニング不良を起こして画像劣化の原因とな
る。
せ帯電を均一化する効果がある。無機微粉体Bは比表面
積が30m2 /g以上、好ましくは35〜500m2 /
g、より好ましくは40〜400m2 /gである。比表
面積が上記範囲より大きくなると、凝集しやすくなり、
又、トナーから遊離、浮遊しやすくなり、フィルミング
しやすくなる。また、比表面積が上記範囲より小さくな
ると、現像剤の流動性が劣る傾向がある。
して用いられる。
微粉体A及び無機微粉体Bを現像剤に用いることで、以
下のような効果が得られる。まず分子量分別したワック
スは硬く、滑りやすいために、それを用いたトナーもト
ナー表面に存在しているワックスの影響で硬く、滑りや
すい。そのために、感光体表面からクリーニングされや
すく、融着しにくい。また、無機微粉体Bも、トナーの
凝集力を減少させ感光体へのトナー融着を防止する働き
をする。しかし、トナーから浮遊、遊離した無機微粉体
B自身はクリーニングされにくく、クリーニング部材の
押しつけにより感光体上に固着して、フィルミング現象
を引き起こすことがある。そこで、無機微粉体Aが、感
光体上の固着物質を削り落とし、フィルミング現象を防
止する働きをするのである。
ことにより、トナー粒子自体の滑性により、融着はほと
んど防止でき、研磨作用を有する無機微粉体A及び流動
化作用を有する無機微粉体Bとの組合せにより、クリー
ニング部材を感光体表面に過度に圧接せずとも、つまり
このことにより感光体の削れすぎを抑えながら、良好な
るクリーニング性、耐トナー融着、耐フィルミング機能
を達成することが可能となったのである。
及びBは、現像剤に均一で安定した帯電性を付与するこ
とに効果がある。その機構は以下の様である。
たワックスは、硬く滑りやすい為に、それを用いた現像
剤の帯電付与部材(例えば現像スリーブ、キャリア)へ
の供給、搬送、入れ替りがスムーズとなり、接触機会が
増加し、摩擦帯電を起こしやすくなる。そのために、従
来から用いられているワックスを使用した時と比べて、
高い帯電性を示すようになる。また、無機微粉体Bが現
像剤の流動性を向上させるので、トナー粒子の帯電付与
部材への接触機会が均等化され、トナー粒子に均一に帯
電付与される。更に、無機微粉体Aが、トナーに対して
マイクロキャリア的な作用を及ぼし、これらの諸々の効
果があるので、現像剤は安定して高い帯電性を示すよう
になり、その結果として安定して良好な画像が得られ
る。
が過剰帯電し、画質劣化を引きおこしていたが、本発明
では、高い帯電性とともにそれを均一化して安定させる
ことが可能となったのである。
は、マグネシウム、亜鉛、アルミニウム、コバルト、
鉄、ジルコニウム、マンガン、クロム、ストロンチウム
等の酸化物及びチタン酸カルシウム、チタン酸マグネシ
ウム、チタン酸ストロンチウム、チタン酸バリウム等の
複合金属酸化物などが挙げられる。なかでも、酸化亜
鉛、酸化アルミニウム、酸化コバルト、二酸化マンガ
ン、チタン酸ストロンチウム、チタン酸マグネシウムが
本発明の効果をより発揮できることから好ましいもので
ある。
焼結法によって生成し、機械粉砕した後、風力分級によ
り分級し、所望の粒度、及び粒度分布であるものを用い
る。
0重量部に対して0.01〜20重量部、好ましくは
0.1〜10重量部用いられることが望ましい。更に好
ましくは0.2〜5重量部用いられる。
測定できるが、本発明においてはマルチサイザーを用い
て行った。
ーII型(コールター社製)を用い、個数分布、体積分
布を出力するインターフェイス(日科機製)及びCX−
1パーソナルコンピューター(キヤノン製)を接続し、
電解液は特級あるいは1級塩化ナトリウムを用いて1%
NaCl水溶液を調製する。測定法としては前記電解水
溶液100〜150ml中に分散剤として界面活性剤、
好ましくはアルキルベンゼンスルホン酸塩を0.1〜5
ml加え、さらに測定試料を2〜20mg加える。試料
を懸濁した電解液は超音波分散器で約1〜3分間分散処
理を行い、前記マルチサイザーII型によりアパーチャ
ーとして、無機微粉末粒径を測定するときは13μmア
パーチャーを用いて測定した。無機微粉末の体積、個数
を測定して、体積分布と、個数分布とを算出した。それ
から本発明に係わるところの体積分布から求めた重量基
準の重量平均径を体積分布から求めた。
は、トナーに添加することにより、流動性付与物質とし
て働くものであればどのようなものでも使用可能であ
る。例えば、湿式製法シリカ、乾式製法シリカ等の微粉
末シリカ、それらシリカをシランカップリング剤、チタ
ンカップリング剤、シリコンオイル等により表面処理を
施した処理シリカ、アルミナ、チタニア、酸化ゲルマニ
ウム、酸化ジルコニウム等の金属酸化物、炭化ケイ素、
炭化チタン等の炭化物、及び窒化ケイ素、窒化ゲルマニ
ウム等の窒化物がある。
ー100重量部に対して0.01〜8重量部、好ましく
は0.1〜4重量部使用するのが良い。
相酸化により生成された微粉体であり、いわゆる乾式法
シリカ又はヒュームドシリカと称されるもので、従来公
知の技術によって製造されるものである。例えば、四塩
化ケイ素ガスの酸水素焔中における熱分解酸化反応を利
用するもので、基礎となる反応式は次の様なものであ
る。
又は塩化チタン等他の金属ハロゲン化合物をケイ素ハロ
ゲン化合物と共に用いることによってシリカと他の金属
酸化物の複合微粉体を得ることも可能であり、それらも
包含する。
である種々の方法が適用できる。例えば、ケイ酸ナトリ
ウムの酸による分解、一般反応式で示せば、 Na2 O・XSiO2 +HCl+H2 O→SiO2 ・nH2 O+NaCl その他、ケイ酸ナトリウムのアンモニア塩類またはアル
カリ塩類による分解、ケイ酸ナトリウムよりアルカリ土
類金属ケイ酸塩を生成せしめた後、酸で分解しケイ酸と
する方法、天然ケイ酸またはケイ酸塩を利用する方法な
どがある。
0.001〜2.0μmの範囲であることが望ましく、
特に好ましくは、0.002〜0.2μmの範囲のシリ
カ微粉体を使用するのが良い。
化処理した処理シリカ微粉体を用いることがより好まし
い。該処理シリカ微粉体において、メタノール滴定試験
によって測定された疎水化度が30〜90の範囲の値を
示すようにシリカ微粉体を処理したものが特に好まし
い。
あるいは物理吸着する有機ケイ素化合物等で化学的に処
理することによって付与される。好ましい方法として
は、ケイ素ハロゲン化合物の蒸気相酸化により生成され
たシリカ微粉体を有機ケイ素化合物で処理する。
サメチルジシラザン、トリメチルシラン、トリメチルク
ロルシラン、トリメチルエトキシシラン、ジメチルジク
ロルシラン、メチルトリクロルシラン、アリルジメチル
クロルシラン、アリルフェニルジクロルシラン、ベンジ
ルジメチルクロルシラン、ブロムメチルジメチルクロル
シラン、α−クロルエチルトリクロルシラン、ρ−クロ
ルエチルトリクロルシラン、クロルメチルジメチルクロ
ルシラン、トリオルガノシリルメルカプタン、トリメチ
ルシリルメルカプタン、トリオルガノシリルアクリレー
ト、ビニルジメチルアセトキシシラン、ジメチルエトキ
シシラン、ジメチルジメトキシシラン、ジフェニルジエ
トキシシラン、ヘキサメチルジシロキサン、1,3−ジ
ビニルテトラメチルジシロキサン、1,3−ジフェニル
テトラメチルジシロキサンおよび1分子当り2から12
個のシロキサン単位を有し末端に位置する単位にそれぞ
れ1個宛のSiに結合した水酸基を含有するジメチルポ
リシロキサン等がある。
のシランカップリング剤で処理したものを用いてもよ
い。
ピルトリメトキシシラン、アミノプロピルトリエトキシ
シラン、ジメチルアミノプロピルトリメトキシシラン、
ジエチルアミノプロピルトリメトキシシラン、ジプロピ
ルアミノプロピルトリメトキシシラン、ジブチルアミノ
プロピルトリメトキシシラン、モノブチルアミノプロピ
ルトリメトキシシラン、ジオクチルアミノプロピルトリ
メトキシシラン、ジブチルアミノプロピルジメトキシシ
ラン、ジブチルアミノプロピルモノメトキシシラン、ジ
メチルアミノフェニルトリエトキシシラン、トリメトキ
シシリル−γ−プロピルフェニルアミン、トリメトキシ
シリル−γ−プロピルベンジルアミン、トリメトキシシ
リル−γ−プロピルピペリジン、トリメトキシシリル−
γ−プロピルモルホリン、トリメトキシシリル−γ−プ
ロピルイミダゾール等がある。
混合物で用いられる。
の式により示されるものである。
がおよそ5×102 〜5×105 cm2 /sのものが用
いられ、例えばメチルシリコンオイル、ジメチルシリコ
ンオイル、フェニルメチルシリコンオイル、クロルフェ
ニルメチルシリコンオイル、アルキル変性シリコンオイ
ル、脂肪酸変性シリコンオイル、ポリオキシアルキレン
変性シリコンオイルなどが好ましい。
イルを用いてもよい。そのようなシリコンオイルとして
は、少なくとも下記式で表わされる部分構造を具備する
シリコンオイルが使用できる。
ルコキシ基を示し、R2はアルキレン基またはフェニレ
ン基を示し、R3 及びR4 は水素、アルキル基、または
アリール基を示し、R5 は含窒素複素環基を示す)尚、
上記アルキル基、アリール基、アルキレン基、フェニレ
ン基は窒素原子を有するオルガノ基を有していても良い
し、また帯電性を損ねない範囲で、ハロゲン等の置換基
を有していても良い。
種以上の混合物で用いられる。
T多点法により求めることができ、サンプルの前処理と
して100℃で1時間の脱気を行う。(例えば湯浅アイ
オニクス社製の全自動ガス吸着量測定装置オートソーブ
1が利用できる。)本発明に使用される結着樹脂の種類
としては、例えば、ポリスチレン、ポリ−p−クロルス
チレン、ポリビニルトルエン等のスチレン及びその置換
体の単重合体;スチレン−p−クロルスチレン共重合
体、スチレン−ビニルトルエン共重合体、スチレン−ビ
ニルナフタリン共重合体、スチレン−アクリル酸エステ
ル共重合体、スチレン−メタクリル酸エステル共重合
体、スチレン−α−クロルメタクリル酸メチル共重合
体、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−
ビニルメチルエーテル共重合体、スチレン−ビニルエチ
ルエーテル共重合体、スチレン−ビニルメチルケトン共
重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−イ
ソプレン共重合体、スチレン−アクリロニトリル−イン
デン共重合体等のスチレン系共重合体;ポリ塩化ビニ
ル、フェノール樹脂、天然変性フェノール樹脂、天然樹
脂変性マレイン酸樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹
脂、ポリ酢酸ビニール、シリコーン樹脂、ポリエステル
樹脂、ポリウレタン、ポリアミド樹脂、フラン樹脂、エ
ポキシ樹脂、キシレン樹脂、ポリビニルブチラール、テ
ルペン樹脂、クマロンインデン樹脂、石油系樹脂等が使
用できる。
ましい結着樹脂である。
対するコモノマーとしては、例えば、アクリル酸、アク
リル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、
アクリル酸ドデシル、アクリル酸オクチル、アクリル酸
−2−エチルヘキシル、アクリル酸フェニル、メタクリ
ル酸、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタ
クリル酸ブチル、メタクリル酸オクチル、アクリロニト
リル、メタクリロニトリル、アクリルアミド等のような
二重結合を有するモノカルボン酸もしくはその置換体;
例えば、マレイン酸、マレイン酸ブチル、マレイン酸メ
チル、マレイン酸ジメチル等のような二重結合を有する
ジカルボン酸及びその置換体;例えば塩化ビニル、酢酸
ビニル、安息香酸ビニル等のようなビニルエステル類;
例えばエチレン、プロピレン、ブチレン等のようなエチ
レン系オレフィン類;例えばビニルメチルケトン、ビニ
ルヘキシルケトン等のようなビニルケトン類;例えばビ
ニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル、ビニルイ
ソブチルエーテル等のようなビニルエーテル類;等のビ
ニル単量体が単独もしくは2つ以上用いられる。
の重合可能な二重結合を有する化合物が用いられ、例え
ば、ジビニルベンゼン、ジビニルナフタレン等のような
芳香族ジビニル化合物;例えばエチレングリコールジア
クリレート、エチレングリコールジメタクリレート、
1,3−ブタンジオールジメタクリレート等のような二
重結合を2個有するカルボン酸エステル;ジビニルアニ
リン、ジビニルエーテル、ジビニルスルフィド、ジビニ
ルスルホン等のジビニル化合物;及び3個以上のビニル
基を有する化合物;が単独もしくは混合物として用いら
れる。
いても構わない。
ボンブラック、ランプブラック、鉄黒、群青、ニグロシ
ン染料、アニリンブルー、フタロシアニンブルー、フタ
ロシアニングリーン、ハンザイエローG、ローダミン6
G、カルコオイルブルー、クロムイエロー、キナクリド
ン、ベンジジンイエロー、ローズベンガル、トリアリー
ルメタン系染料、モノアゾ系、ジスアゾ系染顔料等従来
公知の染顔料を単独或いは混合して使用し得る。
材料を用いても構わない。
ば、マグネタイト、γ−酸化鉄、フェライト、鉄過剰型
フェライト等の酸化鉄;鉄、コバルト、ニッケルのよう
な金属或いはこれらの金属とアルミニウム、コバルト、
銅、鉛、マグネシウム、スズ、亜鉛、アンチモン、ベリ
リウム、ビスマス、カドミウム、カルシウム、マンガ
ン、セレン、チタン、タングステン、バナジウムのよう
な金属との合金及びその混合物等が挙げられる。
1μm、好ましくは0.1〜0.5μm程度のものが望
ましく、磁性トナー中に含有させる量としては樹脂成分
100重量部に対し約40〜150重量部、特に好まし
くは樹脂成分100重量部に対し60〜120重量部で
ある。
と混合して、二成分現像剤として用いても良い。本発明
に使用しうるキャリアとしては、例えば鉄粉、フェライ
ト粉、ニッケル粉の如き磁性を有する粉体、ガラスビー
ズ等及びこれらの表面を樹脂(例えばフッ素樹脂、シリ
コーン系樹脂、スチレン−アクリル系樹脂)等で被覆し
たものがあげられる。
〜1000重量部(好ましくは30〜500重量部)使
用するのが良い。キャリアの平均粒径としては4〜10
0μm(好ましくは10〜80μm、更に好ましくは2
0〜60μm)のものが本発明に係るトナーとのマッチ
ングに於いて好ましい。
子に配合(内添)、または現像剤粒子と混合(外添)し
て用いることが好ましい。荷電制御剤によって、現像シ
ステムに応じた最適の荷電量コントロールが可能とな
り、特に本発明では粒度分布と荷電とのバランスをさら
に安定したものとすることが可能である。正荷電制御剤
としては、ニグロシン及び脂肪酸金属塩等による変性
物;トリブチルベンジルアンモニウム−1−ヒドロキシ
−4−ナフトスルフォン酸、テトラブチルアンモニウム
テトラフルオロボレートなどの四級アンモニウム塩、及
びこれらの類似体であるホスホニウム塩等のオニウム塩
及びこれらのレーキ顔料、トリフェニルメタン染料及び
これらのレーキ顔料、(レーキ化剤としては、りんタン
グステン酸、りんモリブデン酸、りんタングステンモリ
ブデン酸、タンニン酸、ラウリン酸、没食子酸、フェリ
シアン化物、フェロシアン化物など)高級脂肪酸の金属
塩;ジブチルスズオキサイド、ジオクチルスズオキサイ
ド、ジシクロヘキシルスズオキサイドなどのジオルガノ
スズオキサイド;ジブチルスズボレート、ジオクチルス
ズボレート、ジシクロヘキシルスズボレートなどのジオ
ルガノスズボレート類;これらを単独或いは2種類以上
組合せて用いることができる。これらの中でも、ニグロ
シン系、四級アンモニウム塩、トリフェニルメタン顔料
の如き荷電制御剤が特に好ましく用いられる。
アクリル酸エステル、メタクリル酸エステルの如き重合
性モノマーとの共重合体を正荷電性制御剤として用いる
ことができる。この場合、これらの荷電制御剤は、結着
樹脂(の全部または一部)としての作用をも有する。
記物質がある。
効であり、モノアゾ金属錯体、アセチルアセトン金属錯
体、芳香族ハイドロキシカルボン酸、芳香族ダイカルボ
ン酸系の金属錯体がある。他には、芳香族ハイドロキシ
カルボン酸、芳香族モノ及びポリカルボン酸及びその金
属塩、無水物、エステル類、ビスフェノール等のフェノ
ール誘導体類などがある。
用を有しないもの)は、微粒子状として用いることが好
ましい。この場合、この荷電制御剤の個数平均粒径は、
具体的には、4μm以下(更には3μm以下)が好まし
い。
剤は、結着樹脂100重量部に対して0.1〜20重量
部(更には0.2〜10重量部)用いることが好まし
い。
の微粉末を内添あるいは外添混合してもよい。フッ素含
有重合体微粉末としては、例えば、ポリテトラフルオロ
エチレン、ポリビニリデンフルオライド等及びテトラフ
ルオロエチレン−ビニリデンフルオライド共重合体の微
粉末等があるが、特に、ポリビニリデンフルオライド微
粉末が流動性及び研磨性の点で好ましい。トナーに対す
る添加量は0.01〜2.0wt%、特に0.02〜
1.0wt%が好ましい。
るが、本発明はなんらこれらに限定されるものではな
い。まず本発明に用いられるワックスについて述べる。
ックスAを分別結晶化により得た。チーグラー触媒を用
いて、エチレンを低圧重合し、比較的低分子量のワック
スを得、分子量分別により、低分子量分を除去し、ワッ
クスB,Cを得た。ポリアルキレンの熱分解により、ワ
ックスDを得た。これらの物性を表1に記す。
練押し出し機によって溶融混練を行った。混練物を冷却
後、粗粉砕し、ジェット気流を用いた粉砕機によって微
粉砕し、更に風力分級機を用いて分級し、重量平均径8
μmのトナーを得た。これら上記のトナー100重量部
に対し、重量平均径1.1μmのチタン酸ストロンチウ
ム1.0部と疎水化処理を施した比表面積200m2 /
gの乾式シリカ0.6重量部を外添して現像剤とした。
ヤノン社製)を用いて種々の評価を行った。その結果を
表2に示す。
し、評価しその結果を表2に示す。
し、評価しその結果を表2に示す。
100重量部に対し、重量平均径2.3μmの酸化セリ
ウム1.0重量部と疎水化処理を施した比表面積130
m2 /gの乾式シリカ0.6重量部を外添して現像剤を
調製し、実施例1と同様に評価し、その結果を表2に示
す。
100重量部に対し、重量平均径3.7μmの酸化アル
ミニウム1.0重量部と、疎水化処理を施していない比
表面積300m2 /gの湿式シリカ0.6重量部を外添
して現像剤を調製し、実施例1と同様に評価し、その結
果を表2に示す。
た。
リア(体積平均粒径35μm)90重量部を混合して、
二成分トナーとし実施例1と同様に評価し、その結果を
表2に示す。
し、評価しその結果を表2に示す。
し、重量平均径5.5μmのチタン酸ストロンチウム
2.0重量部と疎水化処理を施した比表面積200m2
/gの乾式シリカ0.6重量部を外添して現像剤を調製
し、実施例1と同様に評価し、その結果を表2に示す。
し、重量平均径1.1μmのチタン酸ストロンチウム
1.0重量部と疎水化処理を施した比表面積20m2 /
gの乾式シリカ0.6重量部を外添して現像剤を調製
し、実施例1と同様に評価し、その結果を表2に示す。
1と同様に現像剤を調製し、実施例1と同様に評価し、
その結果を表2に示す。
像剤を調製し、実施例1と同様に評価し、その結果を表
2に示す。
000枚の耐久試験を行い、画像濃度、かぶり、外添剤
のフィルミング、融着、感光ドラムの削れ量(2000
0枚あたり膜厚差,4.0μm以下であれば実用上使用
可)を評価した。
100ccポリコップに入れ、50℃で3日放置した
後、目視で評価した。
防止し、かつ感光体の削れを防止する現像剤であり、耐
久性、現像性に優れ、常に安定して良好な画像が得られ
る。
Claims (5)
- 【請求項1】 少なくとも結着樹脂、ワックスを含有す
るトナーと無機微粉体とを含む静電荷像現像用現像剤に
おいて、該ワックスは、針入度が4.0以下、密度が
0.93以上、分子量で分別を行った数平均分子量と重
量平均分子量との比(Mw/Mn)が3.0以下の分子
量分布を有する炭化水素ワックスであり、該無機微粉
体が、重量平均径0.1〜5.0μmの無機微粉体A
と、比表面積35〜500m 2 /gの無機微粉体Bとを
有することを特徴とする静電荷像現像用現像剤。 - 【請求項2】 該炭化水素ワックスは、数平均分子量
(Mn)が300〜1200であることを特徴とする請
求項1に記載の静電荷像現像用現像剤。 - 【請求項3】 該炭化水素ワックスは、重量平均分子量
(Mw)が500〜3600であることを特徴とする請
求項1に記載の静電荷像現像用現像剤。 - 【請求項4】 該炭化水素ワックスは、Mw/Mnが
2.5以下であることを特徴とする請求項1乃至3のい
ずれかに記載の静電荷像現像用現像剤。 - 【請求項5】 該炭化水素ワックスは、Mw/Mnが
2.0以下であることを特徴とする請求項1乃至3のい
ずれかに記載の静電荷像現像用現像剤。
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-
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- 1992-09-07 JP JP04262689A patent/JP3127323B2/ja not_active Expired - Lifetime
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