JP3230043B2 - 静電荷像現像用トナー - Google Patents

静電荷像現像用トナー

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JP3230043B2
JP3230043B2 JP06888595A JP6888595A JP3230043B2 JP 3230043 B2 JP3230043 B2 JP 3230043B2 JP 06888595 A JP06888595 A JP 06888595A JP 6888595 A JP6888595 A JP 6888595A JP 3230043 B2 JP3230043 B2 JP 3230043B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真法,静電記録
法,磁気記録法などにおいて用いられる静電荷像現像用
トナーに関する。特にトナーで形成された顕画像を記録
材に加熱定着させる定着方式に供される静電荷像現像用
トナーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真法としては米国特許第
2,297,691号明細書、特公昭42−23910
号公報及び特公昭43−24748号公報等に記載され
ているごとく多数の方法が知られているが、一般には光
導電性物質を利用し、種々の手段により感光体上に電気
的潜像を形成し、次いで、該潜像をトナーで現像を行な
って可視像とし、必要に応じて紙などの転写材料にトナ
ー像を転写した後、熱・圧力等により転写材上にトナー
画像を定着して複写物を得るものである。また、転写材
上に転写されずに感光体上に残ったトナー粒子はクリー
ニング工程により感光体上より除去される。
【0003】近年、電子写真法を用いた機器は、従来の
複写機以外にも、コンピューターの出力用のプリンター
などにも使われ始めた。
【0004】そのため、より高い信頼性が厳しく追及さ
れてきており、それに伴い要求される性能はより高度に
なり、トナーの性能向上が達成できなければより優れた
機械が成り立たなくなってきている。
【0005】ところで、デジタルプリンター及び高細密
画像のコピーにおいてトナーに要求される性能のうち最
も重要なものに、定着性能がある。
【0006】定着工程に関しては、種々の方法や装置が
開発されているが、現在最も一般的な方法は熱ローラー
による圧着加熱方式である。
【0007】加熱ローラーによる圧着加熱方式は、トナ
ーに対し離型性を有する材料で表面を形成した熱ローラ
ーの表面に被定着シートのトナー像面を加圧下で接触し
ながら通過せしめることにより定着を行なうものであ
る。この方法は熱ローラーの表面と被定着シートのトナ
ー像とが加圧下で接触するため、トナー像を被定着シー
ト上に融着する際の熱効率が極めて良好であり、迅速に
定着を行なうことができ、高速度電子写真複写機におい
て非常に有効である。しかしながら、上記方法では、熱
ローラー表面とトナー像とが溶融状態で加圧下で接触す
るためにトナー像の一部が定着ローラー表面に付着、転
移し、次の被定着シートを汚すことがある(オフセット
現象)。熱定着ローラー表面に対してトナーが付着しな
いようにすることは熱ローラー定着方式の必須条件の一
つとされている。
【0008】また、最近、熱ローラーにかわり、加熱体
に対向圧接し、かつ、フィルムを介して記録材を該加熱
体に密着させる加圧部材とからなる定着装置が実用化さ
れており、熱効率的にも有利になっているが、トナー表
面を溶融するためオフセット現象はさらに生じやすくな
り、これを防止することがより必要となっている。
【0009】一方、細密画像の潜像部分では、露光部と
非露光部の境界において電気力線が集中し、見掛け上感
光体の表面電位が上がる。特に、デジタルプリンターに
おいては、潜像がON−OFFの2値の基本画素により
構成されるため、露光部と非露光部との境界部における
電気力線の集中が大きく、現像工程において基本画素に
より構成されたライン潜像に現像される単位面積あたり
のトナー量が、通常のアナログ画像上のトナー量より多
い。従ってこのような画像の定着においては、今まで以
上に定着性,耐オフセット性の良好なトナーが要求され
ているのが現状である。
【0010】また、プリンターとしての使われ方は、同
レベルの複写機の3〜5倍のコピー量であり、同時に現
像の高耐久性及び高画像安定性も要求されている。
【0011】このように、近年、プリンターに要求され
る性能はより高度になって来ており、トナーによる定着
性,耐オフセット性,高画質安定性等の改良は必要不可
欠なものとなって来ている。
【0012】これまで、トナー性能の改良のために多く
の検討がなされている。
【0013】例えば、定着ローラー表面にトナーを付着
させないために、ローラー表面をフッ素系樹脂等のトナ
ーに対して離型性の優れた材料で形成するとともにその
表面にさらにシリコーンオイルなどのオフセット防止用
液体を供給して液体の薄膜でローラー表面を被覆するこ
とが行われている。この方法はトナーのオフセットを防
止する点で極めて有効なものではあるがオフセット防止
用液体が加熱されることにより臭気を発生し、また、オ
フセット防止用液体を供給するための装置を必要とする
ため、複写装置の機構が複雑になるとともに安定性の良
い結果を得るために高い精度が要求されるので、複写装
置が高価なものになるという欠点がある。
【0014】特公昭58−58664号公報,特公昭5
7−52574号公報等には低分子量ポリアルキレンを
用いて加熱ローラーへのオフセットによるトナー付着を
防止するのに効果のあるトナーまたは加熱ローラー定着
方法が開示されているが、本発明者らの検討の結果、こ
の方法では定着器下ローラー(以下加圧ローラー)の汚
れは防止できず、また加熱ローラー定着器が小径で直径
40cm以下及び/又は加熱ローラー定着器の線スピー
ドが遅く、150mm/sec未満である場合には効果
が小さく、やはりオフセット防止液体の供給が必要であ
る。
【0015】また、特開昭52−3304号公報,特開
昭52−3305号公報,特開昭57−52574号公
報,特開昭61−138259号公報,特開昭56−8
7051号公報,特開昭63−188158号公報,特
開昭63−113558号公報等にトナー中にワックス
類を含有する技術が開示されている。
【0016】しかしながら、これらのワックスにより、
耐オフセット性は改良されるが、これらワックスはトナ
ー中に均一に分散されにくく、遊離あるいは偏在したワ
ックスが繰り返し使用後に現像性などに悪影響を与えや
すく、未だ改良の余地がある。
【0017】また、特開昭56−16144号公報,特
開平2−235069号公報,特開昭63−12725
4号公報,特開平3−26831号公報,特開昭62−
9356号公報,特開平3−72505号公報等に、ト
ナーのバインダー樹脂として、分子量分布に2つのピー
クを有するものを用いることにより、良好な定着性と耐
オフセット性を持たせようとする方法が提案されてい
る。
【0018】しかし、ただ単に分子量分布に2ピークを
有するバインダー樹脂を用いただけでは、ある程度の定
着性や耐オフセット性の改善は見られるものの、トナー
中のバインダー成分に不均一性を生じ、特定成分の偏
在,遊離等が生じやすく、これによってカブリ等の画像
汚れ、感光部材などへの融着,フィルミング等の原因と
もなる。
【0019】このように、トナーの性能改良は未だ不充
分であり、多くの改良すべき点を有している。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、かかる従来技術の欠点を大幅に改良し、どのよ
うな環境においても、高品位な画像を実現し、高い現像
性を示す電子写真プロセスに高度に適応を可能とする静
電荷像現像用トナーを提供することである。
【0021】さらに本発明の目的は、優れたトナーの保
存性を有しつつ、定着性,耐オフセット性について高い
性能を示す静電荷像現像用トナーを提供することであ
る。
【0022】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者らは、
前述の各種問題点を解決し、上述の本発明の目的にかな
う静電荷像現像用トナーを開発すべく鋭意研究する過程
で下記の発明に至った。
【0023】すなわち、本発明は、少なくとも結着樹脂
及び荷電制御剤を含有する静電荷像現像用トナーにおい
て、該結着樹脂が高分子量成分と低分子量成分とを有
し、(a)高分子量成分のガラス転移点が、低分子量成
分のガラス転移点よりも5〜15℃高く、該高分子量成
分のゲルパーミエーションクロマトグラフ(GPC)に
よる重量平均分子量(Mw)が70万〜130万であ
り、ピーク分子量(PMw)が40万〜110万であ
り、重量平均分子量(Mw)/数平均分子量(Mn)の
値が4.5以下であり、Z平均分子量(Mz)が100
万〜1000万であり、MIが実質的に0であり、
(b)該低分子量成分はMwが4000〜15000で
あり、PMwが5000〜13000であり、Mw/M
nの値が4.0以下であり、Mzが6000〜2500
0であり、MIが100以上であり、(c)該結着樹脂
のMwが15万〜30万であり、Mw/Mnの値が35
〜65であり、Mzが100万〜1000万であり、M
Iが5〜20であって、軟化点温度が145〜165℃
であり、該結着樹脂のJIS酸価が0.1〜10である
ことを特徴とする静電荷像現像用トナーに関するもので
ある。
【0024】本発明者らは、本発明にかかるトナーが本
発明の効果を発揮する理由を下記のように考えている。
【0025】結着樹脂を高分子量成分と低分子量成分と
から作ることにより、各々を高度に調節することが可能
となる。すなわち、両成分のガラス転移点温度を上記の
様に調節することにより、定着性を得る部分とトナー保
存性,耐オフセット性及び現像性に寄与する部分とを別
々に設計することができ、さらに、JIS酸価と全酸価
の割合を規定することにより、結着樹脂中の酸基の無水
化により閉環サイトを制御し、トナー帯電性の環境安定
化を図ることが可能となった。
【0026】また、分子量分布においても高分子量/低
分子量成分を高度に調整することによって、本発明にか
なう定着性・耐オフセット性を達成しつつ、安定的な帯
電を達成することが可能となる。すなわち、高分子量成
分を十分大きなものにすることによって、安定的な帯電
性を達成し、高度な耐オフセット性を示すことができ、
さらに、低分子量成分を現像性に悪影響を与えない範囲
で小さくすることにより、優れた定着性を得ることが可
能となった。
【0027】本発明において、樹脂およびワックスの分
子量分布は、GPC(ゲルパーミエーションクロマトグ
ラフィー)によって次の条件で測定される。
【0028】<樹脂のGPC測定条件> 装置 :GPC−150C(ウォーターズ社製) カラム:KF801〜7(ショウデックス社製)の7連 温度 :40℃ 溶媒 :THF(テトラヒドロフラン) 流速 :1.0ml/min. 試料 :濃度0.05〜0.6重量%の試料を0.1m
l注入 <ワックスのGPC測定条件> 装置 :GPC−150C(ウォーターズ社製) カラム:GMH−HT(東ソー社製)の2連 温度 :135℃ 溶媒 :o−ジクロロベンゼン(0.1%アイオノール
添加) 流速 :1.0ml/min. 試料 :濃度0.15重量%の試料を0.4ml注入
【0029】以上の条件で測定し、試料の分子量算出に
あたっては単分散ポリスチレン標準試料により作成した
分子量校正曲線を使用する。更に、ワックスの分子量
は、Mark−Houwink粘度式から導き出される
換算式で換算することによって算出される。
【0030】本発明において樹脂のガラス転移点Tgは
示差熱分析測定装置(DSC測定装置);DSC−7
(パーキンエルマー社製)を用い、下記の条件にて測定
した。
【0031】試料 :5〜20mg、好ましくは10
mg 温度曲線:昇温I(20℃→180℃、昇温速度10℃
/min.) 降温I(180℃→10℃、降温速度10℃/mi
n.) 昇温II(10℃→180℃、昇温速度10℃/mi
n.) 昇温IIで測定されるTgを測定値とする。
【0032】測定法 :試料をアルミパン中に入れ、リ
ファレンスとして空のアルミパンを用いる。吸熱ピーク
が出る前と出た後のベースラインの中間点の線と示差熱
曲線との交点をガラス転移点Tgとした。
【0033】本発明のJIS酸価の測定はJIS K0
670に準じて測定する。
【0034】サンプル2〜10gを200〜300ml
の三角フラスコに秤量し、エタノール:トルエン=1:
2の混合溶媒約50ml加えて樹脂を溶解する。溶解性
が悪いようであれば少量のアセトンを加えても良い。フ
ェノールフタレイン指示薬を用い、あらかじめ標定され
たN/10苛性カリエタノール溶液で滴定し、アルコー
ルカリ液の消費量から次の計算式でJIS酸価を求め
る。
【0035】JIS酸価=KOH(ml数)×N×5
6.1/試料重量 (但し、NはN/10 KOHのファクター)
【0036】本発明の全酸価の測定は次のようにして行
った。
【0037】サンプル2gを200mlの三角フラスコ
に秤量し、ピリジン60ml、4−ジメチルアミノピリ
ジン20mgを加え、撹拌溶解させ、イオン交換水5m
lを加えて、オイルバス(100℃)で、1時間加熱還
流する。室温まで冷却後、N/10苛性カリTHF溶液
でフェノールフタレイン指示薬を用いて滴定し、THF
カリ液の消費量から次の計算式で全酸価を求める。
【0038】全酸価=KOH(ml数)×N×5.61
/試料重量 (但し、NはN/10 KOHのファクター)
【0039】本発明の軟化点は、環球法(JIS K2
406)で測定する。
【0040】内径15.9mm、深さ6.4mmの真鍮
製のリングに試験片を融解して流し込むか、打抜くか、
または成型するかなどによってはめ込み、その中心上に
直径9.53mm、重量3.5±0.5gの鋼球を載せ
て、これを液溶中に入れ液温を5℃/分で上昇させる。
試験片が軟化するに従って鋼球は降下し、これがリング
下端から25.4mmのプレート表面に接触するように
なった時の温度を軟化点とする。
【0041】本発明のメルトインデックス(MI)は、
JIS K7210記載の装置を用いて、下記測定条件
下、手動切り取り法で測定を行う。この時、測定値は1
0分値に換算する。
【0042】測定温度 :125℃ 荷重 :高分子量成分及び結着樹脂の時…10kg 低分子量成分の時…2160g 試料充填量:5〜10g
【0043】本発明にかかる樹脂組成物は、高分子量成
分と低分子量成分よりなる。
【0044】該高分子量成分は、GPCにより測定され
る分子量分布において、Mwが70万〜130万、好ま
しくは80万〜120万であり、PMwが40万〜11
0万であり、Mzが100万〜1000万、好ましくは
150万〜1000万である。この範囲より低分子量で
は充分な耐オフセット性能が得られず、混練時にも充分
な粘度が得られないため、分散不良となり、帯電性が不
均一となってカブリやすくなる。特に、Mzは分子量の
高分子側への拡がりを表わしているが、Mzがこの範囲
より小さいならば、耐高温オフセット性に弊害を生じ
る。また、この範囲よりも高分子量のものは、製造が困
難であり、また、定着阻害因子となる。Mw/Mnは、
4.5以下、好ましくは3.0以下である。4.5を超
えるならば、分子量分布がブロードとなってしまい、定
着を阻害するような超高分子量成分、もしくは、耐オフ
セット性能に対し、悪化をもたらす成分を含むこととな
り、定着・耐オフセット性能に対し十分な性能が得られ
ない。また、MIは実質的に0であることが好ましい。
MIがこの範囲以上ならば、混練時に充分な粘度が得ら
れず、トナー構成成分の分散が不十分となる。
【0045】該低分子量成分は、GPCにより測定され
る分子量分布において、Mwが4000〜15000、
好ましくは6000〜12000であり、PMwが50
00〜13000、好ましくは6000〜13000で
あり、Mzが6000〜25000である。この範囲よ
り低分子量では安定した帯電性能を得ることが困難とな
り、画質の低下を引き起こす。また、この範囲よりも高
分子量では、定着性を著しく阻害してしまう。また、M
w/Mnは、4.0以下、好ましくは3.0以下であ
る。4.0を超える場合には、分子量分布がブロードと
なり、分子量の大きい成分によって定着時のトナーの溶
融が緩慢となり、迅速溶融を達成することが困難とな
る。また、MIは100以上であることが好ましい。M
Iがこの範囲を下回るならば、高分子量成分とのブレン
ド時に、高/低分子量成分が分離しやすくなる。
【0046】これらの高分子量成分と低分子量成分を有
する結着樹脂はGPCにより測定される分子量分布にお
いて、Mwが15万〜30万であり、Mzが100万〜
1000万であることが好ましい。分子量がこの範囲を
下回るならば、混練時に充分な混合が達成されず、トナ
ー構成成分の分散を高度に達成することが困難となり、
安定した帯電性能を得ることが困難となる。また、分子
量がこの範囲よりも大きいものは、バインダー製造上も
困難であるばかりでなく、トナー製造上、粉砕性が著し
く悪化する。また、Mw/Mnが、35〜65であるこ
とが好ましい。35未満ならば、定着・耐オフセット性
能に対し、充分な温度領域を確保することが困難とな
り、また、65を超えるならば、分子量分布がブロード
となり、定着阻害成分を含み、充分な定着性能を得るこ
とが困難となる。さらに、MIが5〜20であることが
好ましい。5未満では、迅速な定着を達成することが困
難となり、また、20を超えるならば、高度に定着性と
耐オフセット性を満足することはできない。また、軟化
点温度が145℃〜165℃であることが好ましい。こ
の範囲内にあることにより、混練時に充分な粘度が得ら
れ、トナー構成成分の分散が良好となり、その結果、安
定した帯電性能を得ることができるからである。
【0047】本発明にかかる樹脂組成物は、該高分子量
と該低分子量のガラス転移点Tgの差が5〜15℃であ
る。特に、高分子量成分のTgが低分子量成分のTgよ
りも5〜15℃高いことが好ましい。Tgの差が5℃未
満ならば、定着性を高度に達成するために低いTgと成
らざるを得ず、環境安定的な帯電特性を維持しつつ、高
度な定着性を達成することが困難である。15℃よりも
大きいならばトナーの保存性と定着性を同時に満足する
ことができない。特に、高分子量成分のTgが高いこと
によって結着樹脂成分を堅牢なものとすることができ、
安定的な帯電性を得ることができ、カブリのない高品位
な画像を提供することができる。
【0048】さらに、本発明にかかる樹脂組成物はカル
ボキシル基の如き酸基を有する成分をJIS酸価が0.
1〜10となるように含む。さらにこの時、JIS酸価
と、樹脂を加水分解して得られる全酸価の比が、0.2
〜0.7であることが好ましい。0.2未満では、酸無
水物基が多く存在し、帯電付与能力が電荷放電に打ち勝
ってしまい、チャージアップしやすくなり、低温低湿環
境下ではかぶりなどの弊害をもたらす。また、0.7を
超える場合では、カルボキシル基が帯電付与能力ととも
に電荷放出に働き、弱い帯電性しか持つことができず、
さらにはカルボキシル基が親水性基として働くため、空
気中の水分の影響を受けやすくなり、高湿下の帯電能力
に弊害を生じる。
【0049】本発明に使用される結着樹脂の種類として
は、ポリスチレン、ポリ−P−クロロスチレン、ポリビ
ニルトルエンなどのスチレン及びその置換体の単重合
体;スチレン−P−クロロスチレン共重合体、スチレン
−ビニルトルエン共重合体、スチレン−ビニルナフタリ
ン共重合体、スチレン−アクリル酸エステル共重合体、
スチレン−メタクリル酸エステル共重合体、スチレン−
α−クロルメタクリル酸メチル共重合体、スチレン−ア
クリロニトリル共重合体、スチレン−ビニルメチルエー
テル共重合体、スチレン−ビニルエチルエーテル共重合
体、スチレン−ビニルメチルケトン共重合体、スチレン
−ブタジエン共重合体、スチレン−イソプレン共重合
体、スチレン−アクリロニトリル−インデン共重合体な
どのスチレン系共重合体;ポリ塩化ビニル、フェノール
樹脂、天然変性フェノール樹脂、天然樹脂変性マレイン
酸樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ポリ酢酸ビニ
ール、シリコーン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタ
ン、ポリアミド樹脂、フラン樹脂、エポキシ樹脂、キシ
レン樹脂、ポリビニルブチラール、テルペン樹脂、クマ
ロンインデン樹脂、石油系樹脂等が使用できる。また、
架橋されたスチレン系樹脂も好ましい結着樹脂である。
【0050】スチレン系共重合体のスチレンモノマーに
対するコモノマーとしては、例えば、アクリル酸、アク
リル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、
アクリル酸ドデシル、アクリル酸オクチル、アクリル酸
−2−エチルヘキシル、アクリル酸フェニル、メタクリ
ル酸、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタ
クリル酸ブチル、メタクリル酸オクチル、アクリルアミ
ド等のような二重結合を有するモノカルボン酸もしくは
その置換体;例えば、マレイン酸、マレイン酸ブチル、
マレイン酸メチル、マレイン酸ジメチル等のような二重
結合を有するジカルボン酸及びその置換体;例えば、塩
化ビニル、酢酸ビニル、安息香酸ビニル等のようなビニ
ルエステル類;例えば、エチレン、プロピレン、ブチレ
ン等のようなエチレン系オレフィン類;例えば、ビニル
メチルケトン、ビニルヘキシルケトン等のようなビニル
ケトン類;例えば、ビニルメチルエーテル、ビニルエチ
ルエーテル、ビニルイソブチルエーテル等のようなビニ
ルエーテル類;等のビニル単量体が単独もしくは組み合
わせて用いられる。
【0051】ここで架橋剤としては、主として2個以上
の重合可能な二重結合を有する化合物が用いられ、例え
ば、ジビニルベンゼン、ジビニルナフタレン等のような
芳香族ジビニル化合物;例えば、エチレングリコールジ
アクリレート、エチレングリコールジメタクリレート、
1,3−ブタンジオールジメタクリレート等のような二
重結合を2個有するカルボン酸エステル;ジビニルアニ
リン、ジビニルエーテル、ジビニルスルフィド、ジビニ
ルスルホン等のジビニル化合物;及び3個以上のビニル
基を有する化合物;が単独もしくは混合物として使用で
きる。
【0052】本発明に係る樹脂組成物の高分子量成分の
重合法としては、乳化重合法や懸濁重合法が挙げられ
る。
【0053】このうち、乳化重合法は、水にほとんど不
溶の単量体(モノマー)を乳化剤で小さい粒子として水
相中に分散させ、水溶性の重合開始剤を用いて重合を行
う方法である。この方法では反応熱の調節が容易であ
り、重合の行われる相(重合体と単量体からなる油相)
と水相とが別であるから停止反応速度が小さく、その結
果重合速度が大きく、高重合度のものが得られる。更
に、重合プロセスが比較的簡単であること、及び重合生
成物が微細粒子であるために、トナーの製造において、
着色剤及び荷電制御剤その他の添加物との混合が容易で
あること等の理由から、トナー用バインダー樹脂の製造
方法として有利な点がある。
【0054】しかし、添加した乳化剤のため生成重合体
が不純になり易く、重合体を取り出すには塩析などの操
作が必要で、この不便を避けるためには懸濁重合が好都
合である。
【0055】懸濁重合においては、水系溶媒100重量
部に対して、モノマー100重量部以下(好ましくは1
0〜90重量部)で行うのが良い。使用可能な分散剤と
しては、ポリビニルアルコール、ポリビニルアルコール
部分ケン化物、リン酸カルシウム等が用いられ、水系溶
媒に対するモノマー量等で適当量があるが、一般に水系
溶媒100重量部に対して0.05〜1重量部で用いら
れる。重合温度は50〜95℃が適当であるが、使用す
る開始剤、目的とするポリマーによって適宜選択すべき
である。
【0056】一方、本発明にかかる結着樹脂の低分子量
成分の合成法としては、公知の方法を用いることができ
る。、しかし、塊状重合法では、高温で重合させて停止
反応速度をはやめることで低分子量の重合体を得ること
もできるが反応をコントロールしにくい問題点がある。
その点、溶融重合法では溶媒によるラジカルの連鎖移動
の差を利用して、また開始剤量や反応温度を調節するこ
とで低分子量重合体を温和な条件で容易に得ることがで
き、本発明で用いる樹脂組成物のなかで低分子量体を得
るときには好ましい。なかでも、酸成分や分子量を高度
に調節するために、例えば、分子量と組成の異なる重合
体を混合して低分子量重合体を得る方法や、組成の異な
るモノマー類を後添加する方法などを用いることができ
る。
【0057】溶液重合で用いる溶媒としては、キシレ
ン、トルエン、クメン、酢酸セロソルブ、イソプロピル
アルコール、ベンゼン等が用いられる。スチレンモノマ
ー混合物の場合はキシレン、トルエン又はクメンが好ま
しい。重合生成するポリマーによって適宜選択される。
【0058】本発明で用いられるワックスは、パラフィ
ンワックス及びその誘導体、マイクロクリスタリンワッ
クス及びその誘導体、フィッシャートロプシュワックス
及びその誘導体、ポリオレフィンワックス及びその誘導
体、カルナバワックス及びその誘導体などで、誘導体に
は酸化物や、ビニル系モノマーとのブロック共重合物、
グラフト変性物を含む。
【0059】本発明で好ましく用いられるワックスは、
下記一般式で表わされる。
【0060】R−Y
【0061】(R:炭化水素基、 Y:水酸基、カルボキシル基、アルキルエーテル基、エ
ステル基、スルホニル基を示す R−YのGPCによる重量平均分子量(Mw)が300
0以下である) 具体的な化合物例としては、 (A)CH3(CH2nCH2OH(n=約20〜約30
0) (B)CH3(CH2nCH2COOH(n=約20〜約
300) (C)CH3(CH2nCH2OCH2(CH2mCH3 (n=約20〜約200,m=0〜約100) 等を挙げることができる。これらの化合物は、(A)化
合物の誘導体であり、主鎖は直鎖状の飽和炭化水素であ
る。化合物(A)から誘導される化合物であれば上記例
に示した以外のものでも使用できる。上記ワックスを用
いることにより、本発明のトナーは低温での定着性及び
高温での耐オフセット性を高度に満足することが可能と
なる。
【0062】上記化合物のなかでも特に(A)式 (A) CH3(CH2nOH (n=約20〜約3
00) で表わされる高分子アルコールを主成分として用いた場
合が好ましい。上記ワックスはすべり性がよく、特に耐
オフセットに優れている。
【0063】これらのワックスは結着樹脂100重量部
に対し、0.5重量部以上20重量部以下で用いられる
ことが好ましい。
【0064】本発明においては、現像剤に負荷電制御剤
を添加して負荷電性現像剤とすることがより好ましい。
【0065】負荷電制御剤の具体例としては、特公昭4
1−20153号、同42−27596号、同44−6
397号、同45−26478号など記載されているモ
ノアゾ染料の金属錯体、さらには特開昭50−1333
38号に記載されているニトロアミン酸及びその塩或い
はC.I.14645などの染顔料、特公昭55−42
752号、特公昭58−41508号、特公昭58−7
384号、特公昭59−7385号などに記載されてい
るサリチル酸、ナフトエ酸、ダイカルボン酸のZn,A
l,Co,Cr,Fe等の金属錯体、スルホン化した銅
フタロシアニン顔料、ニトロ基、ハロゲンを導入したス
チレンオリゴマー、塩素化パラフィン等を挙げることが
できる。特に分散性の面などから、一般式[I]で表わ
されるアゾ系金属錯体や一般式[II]で表わされる塩
基性有機酸金属錯体が好ましい。
【0066】
【化5】
【0067】
【化6】
【0068】
【化7】
【0069】そのうちでも、式[I]で表わされるアゾ
系金属錯体がより好ましい。
【0070】とりわけ、下記式[III]で表されるア
ゾ系鉄錯体が最も好ましい。
【0071】
【化8】
【0072】上記荷電制御剤の含有量はトナー結着樹脂
100重量部に対し0.1〜5重量部が好ましく、特に
0.2〜3重量部が好ましい。荷電制御剤の割合が過大
の場合にはトナーの流動性が悪化し、カブリが生じやす
く、一方、過小のときには十分な帯電量が得られにく
い。
【0073】本発明にかかるトナーは、磁性材料を含有
した磁性トナーとして用いられることが好ましい。使用
できる磁性材料としては、鉄、コバルト、ニッケル、
銅、マグネシウム、マンガン、アルミニウム、ケイ素な
どの元素を含む金属酸化物などがある。これら磁性粒子
は、窒素吸着法によるBET比表面積が好ましくは1〜
20m2/g、特に2.5〜12m2/g、更にモース硬
度が5〜7の磁性粉が好ましい。磁性体の形状として
は、8面体、6面体、球形、針状、鱗片状などがある
が、8面体、6面体、球形等の異方性の少ないものが好
ましい。等方性の形状を有するものは、本発明のバイン
ダーの如き、低分子量成分と高分子量成分を有するバイ
ンダーに対しても、良好な分散を達成することができる
からである。磁性体の平均粒径としては0.05〜1.
0μmが好ましく、さらに好ましくは0.1〜0.6μ
m、さらには0.1〜0.4μmが好ましい。
【0074】磁性体量は結着樹脂100重量部に対し6
0〜200重量部、特には70〜150重量部が好まし
い。60重量部未満では搬送性が不十分で現像剤担持体
上の現像剤層にむらが生じ画像むらとなる傾向であり、
さらに現像剤トリボの上昇に起因する画像濃度の低下が
生じ易い傾向であった。
【0075】また、本発明の静電荷像現像用トナーに
は、環境安定性,帯電安定性,現像性,流動性,保存性
向上のため、無機微粉体または疎水性無機微粉体が混合
されることが好ましい。例えば、シリカ微粉末、酸化チ
タン微粉末又はそれらの疎水化物が挙げられる。それら
は、単独あるいは併用して用いることが好ましい。
【0076】シリカ微粉体はケイ素ハロゲン化合物の蒸
気相酸化により生成されたいわゆる乾式法またはヒュー
ムドシリカと称される乾式シリカ、及び水ガラス等から
製造されるいわゆる湿式シリカの両方が使用可能である
が、表面及び内部にあるシラノール基が少なく、またN
2O,SO3 2-等の製造残渣のない乾式シリカの方が好
ましい。乾式シリカにおいては、製造工程において例え
ば、塩化アルミニウム,塩化チタン等、他の金属ハロゲ
ン化合物を硅素ハロゲン化合物と共に用いることによっ
て、シリカと他の金属酸化物の複合微粉体を得ることも
可能でありそれらも包含する。
【0077】さらにシリカ微粉体は疎水化処理されてい
るものが好ましい。疎水化処理するには、シリカ微粉体
と反応あるいは物理吸着する有機ケイ素化合物などで化
学的に処理することによって付与される。好ましい方法
としては、ケイ素ハロゲン化合物の蒸気相酸化により生
成された乾式シリカ微粉体をシランカップリング剤で処
理した後、あるいはシランカップリング剤で処理すると
同時にシリコーンオイルの如き有機ケイ素化合物で処理
する方法が挙げられる。
【0078】疎水化処理に使用されるシランカップリン
グ剤としては、例えばヘキサメチルジシラザン、トリメ
チルシラン、トリメチルクロルシラン、トリメチルエト
キシシラン、ジメチルジクロルシラン、メチルトリクロ
ルシラン、アリルジメチルクロルシラン、アリルフェニ
ルジクロルシラン、ベンジルジメチルクロルシラン、ブ
ロムメチルジメチルクロルシラン、α−クロルエチルト
リクロルシラン、β−クロルエチルトリクロルシラン、
クロルメチルジメチルクロルシラン、トリオルガノシラ
ンメルカプタン、トリメチルシリルメルカプタン、トリ
オルガノシリルアクリレート、ビニルジメチルアセトキ
シシラン、ジメチルエトキシシラン、ジメチルジメトキ
シシラン、ジフェニルジエトキシシラン、ヘキサメチル
ジシロキサン、1,3−ジビニルテトラメチルジシロキ
サン、1,3−ジフェニルテトラメチルジシロキサン及
び1分子当たり2から12個のシロキサン単位を有し末
端に位置する単位にそれぞれ1個宛のケイ素原子に結合
した水酸基を含有したジメチルポリシロキサン等が挙げ
られる。
【0079】有機ケイ素化合物としては、シリコーンオ
イルが挙げられる。好ましいシリコーンオイルとして
は、25℃における粘度がおよそ30〜1,000セン
チストークスのものが用いられ、例えばジメチルシリコ
ーンオイル、メチルフェニルシリコーンオイル、α−メ
チルスチレン変性シリコーンオイル、クロルフェニルシ
リコーンオイル、フッ素変性シリコーンオイル等が好ま
しい。
【0080】シリコーンオイル処理の方法は例えばシラ
ンカップリング剤で処理されたシリカ微粉体とシリコー
ンオイルとをヘンシェルミキサー等の混合機を用いて直
接混合しても良いし、ベースとなるシリカへシリコーン
オイルを噴射する方法によっても良い。あるいは適当な
溶剤にシリコーンオイルを溶解あるいは分散せしめた
後、ベースのシリカ微粉体とを混合し、溶剤を除去して
作製しても良い。
【0081】本発明の静電荷像現像用トナーには、必要
に応じてシリカ微粉体又は酸化チタン微粉体以外の外部
添加剤を添加してもよい。
【0082】例えば帯電補助剤、導電性付与剤、流動性
付与剤、ケーキング防止剤、熱ロール定着時の離型剤、
滑剤、研磨剤等の働きをする樹脂微粒子や無機微粒子で
ある。
【0083】例えばテフロン、ステアリン酸亜鉛、ポリ
弗化ビニリデンの如き滑剤、中でもポリ弗化ビニリデン
が好ましい。或いは酸化セリウム、炭化ケイ素、チタン
酸ストロンチウム等の研磨剤、中でもチタン酸ストロン
チウムが好ましい。或いは例えば酸化チタン、酸化アル
ミニウム等の流動性付与剤、中でも特に疎水性のものが
好ましい。ケーキング防止剤、或いは例えばカーボンブ
ラック、酸化亜鉛、酸化アンチモン、酸化スズ等の導電
性付与剤、また逆極性の白色微粒子及び黒色微粒子を現
像性向上剤として少量用いることもできる。
【0084】トナーと混合される樹脂微粒子または無機
微粉体または疎水性無機微粉体等は、磁性トナー100
重量部に対して0.1〜5重量部(好ましくは、0.1
〜3重量部)使用するのが良い。
【0085】本発明の静電荷像現像用トナーは、トナー
構成材料をボールミルの如き混合機により充分混合して
から加熱ロール、ニーダー、エクストルーダーの如き熱
混練機を用いて溶融、捏和及び練肉し、冷却固化後粉砕
及び厳密な分級をおこなうことにより生成することがで
きる。
【0086】
【実施例】以下、具体的実施例によって本発明を説明す
るが、本発明は何らこれらに限定されるものではない。
【0087】[樹脂製造例](高分子量重合体の合成例) 高分子量重合体(H−1)の合成 (高分子量重合体(H−1−1)の合成)4つ口フラス
コ内に脱気水180重量部とポリビニルアルコールの2
重量%水溶液20重量部を投入した後、スチレン70重
量部、アクリル酸−n−ブチル20重量部、マレイン酸
モノブチル10重量部、ジビニルベンゼン0.001重
量部及び、2,2−ビス(4,4−ジ−tert−ブチ
ルパーオキシシクロヘキシル)プロパン(半減期10時
間温度92℃)0.1重量部の溶液の混合液を加え、撹
拌し懸濁液とした。
【0088】フラスコ内を充分に窒素で置換した後、8
5℃まで昇温して、重合を開始した。同温度に24時間
保持した後、ベンゾイルパーオキサイド(半減期10時
間温度92℃)0.1重量部を追加添加した。さらに、
12時間保持して重合を完了した。これを濾別し、水
洗,乾燥し、高分子量重合体(H−1−1)を得た。
【0089】(高分子量重合体(H−1−2)の合成)
スチレン78重量部、アクリル酸−n−ブチル18重量
部、マレイン酸モノブチル4重量部、2,2−ビス
(4,4−ジ−tert−ブチルパーオキシシクロヘキ
シル)プロパン0.2重量部以外は高分子量重合体(H
−1−1)と同様にして高分子量重合体(H−1−2)
を得た。
【0090】上記高分子量重合体(H−1−1)と等量
の高分子量重合体(H−1−2)をキシレン100重量
部に投入し、昇温して還流下で撹拌し、3時間保持した
後、有機溶剤を留去し、高分子量重合体(H−1)を得
た。
【0091】該高分子量重合体(H−1)を濾別し、水
洗,乾燥した後、分析したところ、Mw=90万、PM
w=83万、Mw/Mn=2.3、Mz=230万、M
I=0、Tg=71℃であった。
【0092】高分子量重合体(H−2)の合成 (高分子量重合体(H−2−1)の合成)スチレン67
重量部、アクリル酸−n−ブチル25重量部、マレイン
酸モノブチル8重量部、2,2−ビス(4,4−ジ−t
ert−ブチルパーオキシシクロヘキシル)プロパン
0.13重量部以外は高分子量重合体(H−1−1)と
同様にして高分子量重合体(H−2−1)を得た。
【0093】(高分子量重合体(H−2−2)の合成)
スチレン79重量部、アクリル酸−n−ブチル19重量
部、マレイン酸モノブチル2重量部、2,2−ビス
(4,4−ジ−tert−ブチルパーオキシシクロヘキ
シル)プロパン0.2重量部以外は高分子量重合体(H
−1−1)と同様にして高分子量重合体(H−2−2)
を得た。
【0094】上記高分子量重合体(H−2−1)と等量
の高分子量重合体(H−2−2)をキシレン100重量
部に投入し、昇温して還流下で撹拌し、3時間保持した
後、有機溶剤を留去し、高分子量重合体(H−2)を得
た。
【0095】該高分子量重合体(H−2)を濾別し、水
洗,乾燥した後、分析したところ、Mw=75万、PM
w=58万、Mw/Mn=2.4、Mz=142万、M
I=0、Tg=69℃であった。
【0096】高分子量重合体(H−3)の合成 (高分子量重合体(H−3−1)の合成)スチレン71
重量部、アクリル酸−n−ブチル22重量部、マレイン
酸モノブチル7重量部、2,2−ビス(4,4−ジ−t
ert−ブチルパーオキシシクロヘキシル)プロパン
0.11重量部以外は高分子量重合体(H−1−1)と
同様にして高分子量重合体(H−3−1)を得た。
【0097】(高分子量重合体(H−3−2)の合成)
スチレン80重量部、アクリル酸−n−ブチル19重量
部、マレイン酸モノブチル1重量部、2,2−ビス
(4,4−ジ−tert−ブチルパーオキシシクロヘキ
シル)プロパン0.2重量部以外は高分子量重合体(H
−1−1)と同様にして高分子量重合体(H−3−2)
を得た。
【0098】上記高分子量重合体(H−3−1)と等量
の高分子量重合体(H−3−2)をキシレン100重量
部に投入し、昇温して還流下で撹拌し、3時間保持した
後、有機溶剤を留去し、高分子量重合体(H−3)を得
た。
【0099】該高分子量重合体(H−3)を分析したと
ころ、Mw=80万、PMw=76万、Mw/Mn=
3.0、Mz=188万、MI=0、Tg=75℃であ
った。
【0100】(高分子量重合体の比較合成例) 高分子量重合体(H−4)の合成 スチレン65重量部、
アクリル酸−n−ブチル30重量部、マレイン酸モノブ
チル5重量部、ジビニルベンゼン0.001重量部及
び、2,2−ビス(4,4−ジ−tert−ブチルパー
オキシシクロヘキシル)プロパンとした以外は、高分子
量重合体(H−1−1)と同様に重合した。
【0101】該高分子量重合体(H−4)を濾別し、水
洗,乾燥した後、分析したところ、Mw=50万、PM
w=30万、Mw/Mn=2.9、Mz=100万、M
I=0.2、Tg=55℃であった。
【0102】(低分子量重合体の合成例) 低分子量重合体(L−1)の合成 (低分子量重合体(L−1−1)の合成)4つ口フラス
コ内にキシレン300重量部を投入し、撹拌しながら容
器内を十分に窒素で置換した後、昇温して還流させる。
【0103】この還流下で、スチレン83.8重量部、
アクリル酸−n−ブチル16重量部、マレイン酸モノブ
チル0.2重量部及び、ジ−tert−ブチルパーオキ
サイド3重量部の混合液を4時間かけて滴下後、2時間
保持し重合を完了し、低分子量重合体(L−1−1)溶
液を得た。
【0104】(低分子量重合体(L−1−2)の合成)
スチレン87重量部、アクリル酸−n−ブチル13重量
部及び、ジ−tert−ブチルパーオキサイド2重量部
とし、マレイン酸モノブチルを含まない以外は、低分子
量重合体(L−1−1)と同様に重合を行い、低分子量
重合体(L−1−2)溶液を得た。
【0105】上記低分子量重合体(L−1−1)溶液9
0重量部と低分子量重合体(L−1−2)溶液10重量
部を混合し、昇温して還流下で撹拌し、3時間保持した
後、有機溶剤を留去し、低分子量重合体(L−1)溶液
を得た。
【0106】この重合体溶液の一部をサンプリングし、
減圧下で乾燥させ、得られた低分子量重合体(L−1)
の分析を行なったところ、Mw=10000、PMw=
8500、Mw/Mn=2.2、Mz=16000、M
I=125、Tg=61℃であった。
【0107】低分子量重合体(L−2)の合成 (低分子量重合体(L−2−1)の合成)スチレン9
0.7重量部、アクリル酸−n−ブチル9重量部、マレ
イン酸モノブチル0.3重量部及び、ジ−tert−ブ
チルパーオキサイド4重量部とした以外は、低分子量重
合体(L−1−1)と同様に重合を行い、低分子量重合
体(L−2−1)溶液を得た。
【0108】(低分子量重合体(L−2−2)の合成)
スチレン87重量部、アクリル酸−n−ブチル13重量
部及び、ジ−tert−ブチルパーオキサイド5重量部
とし、マレイン酸モノブチルを含まない以外は、低分子
量重合体(L−1−1)と同様に重合を行い、低分子量
重合体(L−2−2)溶液を得た。
【0109】上記低分子量重合体(L−2−1)溶液9
5重量部と低分子量重合体(L−2−2)溶液5重量部
を混合し、昇温して還流下で撹拌し、3時間保持した
後、有機溶剤を留去し、低分子量重合体(L−2)溶液
を得た。
【0110】この重合体溶液の一部をサンプリングし、
減圧下で乾燥させ、得られた低分子量重合体(L−2)
の分析を行なったところ、Mw=6500、PMw=5
000、Mw/Mn=2.4、Mz=10100、MI
=159、Tg=60℃であった。
【0111】低分子量重合体(L−3)の合成 (低分子量重合体(L−3−1)の合成)スチレン8
6.7重量部、アクリル酸−n−ブチル13重量部、マ
レイン酸モノブチル0.3重量部及び、ジ−tert−
ブチルパーオキサイド2重量部とした以外は、低分子量
重合体(L−1−1)と同様に重合を行い、低分子量重
合体(L−3−1)溶液を得た。
【0112】(低分子量重合体(L−3−2)の合成)
スチレン87重量部、アクリル酸−n−ブチル13重量
部及び、ジ−tert−ブチルパーオキサイド1.8重
量部とし、マレイン酸モノブチルを含まない以外は、低
分子量重合体(L−1−1)と同様に重合を行い、低分
子量重合体(L−3−2)溶液を得た。
【0113】上記低分子量重合体(L−3−1)溶液と
等量の低分子量重合体(L−3−2)溶液を混合し、昇
温して還流下で撹拌し、3時間保持した後、有機溶剤を
留去し、低分子量重合体(L−3)溶液を得た。
【0114】この重合体溶液の一部をサンプリングし、
減圧下で乾燥させ、得られた低分子量重合体(L−3)
の分析を行なったところ、Mw=15000、PMw=
12000、Mw/Mn=2.9、Mz=25000、
MI=105、Tg=63℃であった。
【0115】(低分子量重合体の比較合成例) 低分子量重合体(L−4)の合成 スチレン92.8重量部、アクリル酸−n−ブチル7重
量部、マレイン酸モノブチル0.2重量部及び、ジ−t
ert−ブチルパーオキサイド6重量部とした以外は、
低分子量重合体(L−1)と同様に重合を行ない、低分
子量重合体(L−4)溶液を得た。
【0116】この重合体溶液の一部をサンプリングし減
圧下で乾燥させ、得られた低分子量重合体(L−4)の
分析を行なったところ、Mw=4000、PMw=40
00、Mw/Mn=2.3、Mz=9000、MI=2
00、Tg=55℃であった。
【0117】以上の高分子量重合体及び低分子量重合体
を表1及び表2にまとめて示す。
【0118】
【表1】
【0119】
【表2】
【0120】次に、表3に示すような割合で高分子量重
合体と低分子量重合体を混合した。方法は、キシレン1
00重量部に、高分子量重合体と低分子量重合体の合計
が100重量部となるようにして投入し、昇温して還流
下で撹拌し、12時間保持した後、有機溶剤を留去し、
得られた樹脂を冷却,固化後、粉砕してトナー用樹脂組
成物を得た。このようにして得られたトナー用樹脂組成
物を分析した結果を表3に記す。
【0121】
【表3】
【0122】[実施例1〜5並びに比較例1〜3] (トナー製造例)トナー化は、以下のようにして行っ
た。
【0123】すなわち、上記樹脂組成物(B−1)〜
(B−5)及び(L−1)を各々100重量部、次に示
される磁性酸化鉄100重量部、同じく次に示される低
分子量ワックス6重量部及び、荷電制御剤1.5重量部
を予め均一に混合し、これを110℃に加熱された二軸
エクストルーダーで溶融混練した。この混練物を冷却
後、ハンマーミルで粗粉砕し、更に、ジェットミルで微
粉砕後、得られた粉砕物を風力分級し、重量平均径6.
8μmの分級粉とした。
【0124】これらの分級粉100重量部に対して、
1.2重量部の疎水性シリカ微粉体を乾式混合して、ト
ナー及び比較用トナーを得た。
【0125】表4に実施例1〜5及び比較例1〜3に用
いるトナーの原材料をまとめて記す。
【0126】
【表4】
【0127】以上のトナー下記項目について評価を行っ
た。
【0128】(1)プリントアウトテスト 常温常湿(25℃・60%RH)、高温高湿(32.5
℃・90%RH)、低温低湿(10℃・15%RH)の
各々の環境下で、市販のレーザービームプリンターLB
P−PXエンジン(キヤノン製)を用いて、4枚(A
4)/1分のプリント速度でプリントアウト試験を行っ
た。トナー切れに際しては、カートリッジ上部のトナー
容器部分に切り込みを設け、そこからトナーを補給する
ことによってプリントアウト試験を続けた。得られた画
像を下記の項目について評価した。
【0129】画像濃度 通常の複写機用普通紙(75g/m2)に9000枚プ
リントアウト終了時の画像濃度維持により評価した。
尚、画像濃度は「マクベス反射濃度計」(マクベス社
製)を用いて、原稿濃度が0.00の白地部分のプリン
トアウト画像に対する相対濃度を測定した。
【0130】カブリ リフレクメータ(東京電色(株)製)により測定した転
写紙の白色度と、ベタ白をプリント後の転写紙の白色度
との比較からカブリを算出した。
【0131】定着性 定着性は、50g/cm2の荷重をかけ、柔和な薄紙に
より定着画像を摺擦し、摺擦前後での画像濃度の低下率
(%)で評価した。
【0132】◎(優):5%以下 , ○
(良):5%以上、10%未満 △(可):10%以上、20%未満, ×(不可):2
0%以上
【0133】耐オフセット性 耐オフセット性は、画像面積率約5%のサンプル画像を
プリントアウトし、3000枚後の画像上の汚れの程度
により評価した。
【0134】◎:非常に良好(未発生), ○:良好
(ほとんど発生せず) △:実用可 , ×:△より悪い
【0135】(2)保存性 トナー10gを50mlのポリカップに入れ、50℃の
恒温槽に3日間安置し、その時のトナーのブロッキング
程度を評価した。
【0136】○:変わらない △:
わずかに固化しているが、実用可 ×:ブロッキングしている。
【0137】以上の結果を表5にまとめる。
【0138】
【表5】
【0139】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、結着樹
脂及び荷電制御剤を含有し、該結着樹脂が上述の様な構
成であるものを使用することで、定着性,耐オフセット
性,保存性及び帯電安定性を満足し、高画質な画像を得
られるトナーを得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小川 吉寛 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭54−114245(JP,A) 特開 昭63−50857(JP,A) 特開 平2−111966(JP,A) 特開 平2−118669(JP,A) 特開 平6−273974(JP,A) 特開 昭60−104956(JP,A) 特開 昭63−58356(JP,A) 特開 平6−130725(JP,A) 特開 平1−204061(JP,A) 特開 平4−211271(JP,A) 特開 平4−188153(JP,A) 特開 平4−190242(JP,A) 特開 昭64−15752(JP,A) 特開 平5−173366(JP,A) 特開 平4−190245(JP,A) 特開 平5−19530(JP,A) 特開 平5−204185(JP,A) 特開 平6−313985(JP,A) 特開 平5−173355(JP,A) 特開 平5−289400(JP,A) 特開 平4−97162(JP,A) 特開 平4−204543(JP,A) 特開 平6−332240(JP,A) 特開 平6−273975(JP,A) 特開 平5−150544(JP,A) 特開 平6−273973(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 9/08

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも結着樹脂及び荷電制御剤を含
    有する静電荷像現像用トナーにおいて、該結着樹脂が高
    分子量成分と低分子量成分とを有し、 (a)高分子量成分のガラス転移点が、低分子量成分の
    ガラス転移点よりも5〜15℃高く、該高分子量成分の
    ゲルパーミエーションクロマトグラフ(GPC)による
    重量平均分子量(Mw)が70万〜130万であり、ピ
    ーク分子量(PMw)が40万〜110万であり、重量
    平均分子量(Mw)/数平均分子量(Mn)の値が4.
    5以下であり、Z平均分子量(Mz)が100万〜10
    00万であり、MIが実質的に0であり、 (b)該低分子量成分はMwが4000〜15000で
    あり、PMwが5000〜13000であり、Mw/M
    nの値が4.0以下であり、Mzが6000〜2500
    0であり、MIが100以上であり、 (c)該結着樹脂のMwが15万〜30万であり、Mw
    /Mnの値が35〜65であり、Mzが100万〜10
    00万であり、MIが5〜20であって、軟化点温度が
    145〜165℃であり、該結着樹脂のJIS酸価が
    0.1〜10であることを特徴とする静電荷像現像用ト
    ナー。
  2. 【請求項2】 (a)高分子量成分のガラス転移点が、
    低分子量成分のガラス転移点よりも5〜15℃高く、該
    高分子量成分のGPCによるMwが80万〜120万で
    あり、PMwが40万〜110万であり、Mw/Mnの
    値が3.0以下であり、Mzが150万〜1000万で
    あり、MIが実質的に0であり、 (b)該低分子量成分はMwが6000〜13000で
    あり、PMwが6000〜12000であり、Mw/M
    nの値が3.0以下であり、Mzが6000〜2500
    0であり、MIが100以上であり、 (c)該結着樹脂のMwが15万〜30万であり、Mw
    /Mnの値が35〜65であり、Mzが100万〜10
    00万であり、MIが5〜20であって、軟化点温度が
    145〜165℃であり、該結着樹脂のJIS酸価が
    0.1〜10であることを特徴とする請求項1に記載の
    静電荷像現像用トナー。
  3. 【請求項3】 該結着樹脂のJIS酸価/全酸価の比
    が、0.2〜0.7であることを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の静電荷像現像用トナー。
  4. 【請求項4】 低分子量ワックスを含有し、該低分子量
    ワックスが下記一般式 R−Y (R:炭化水素基、 Y:水酸基、カルボキシル基、アルキルエーテル基、エ
    ステル基、スルホニル基を示す。)で表せる化合物を含
    有し、R−YのGPCによる重量平均分子量(Mw)が
    3000以下であることを特徴とする請求項1乃至3の
    いずれかに記載の静電荷像現像用トナー。
  5. 【請求項5】 該低分子量ワックスは CH3(CH2nOH (n=20〜300) で表される高分子量アルコールを主成分とすることを特
    徴とする請求項4に記載の静電荷像現像用トナー。
  6. 【請求項6】 該荷電制御剤が、下記式[I]又は[I
    I]で表わされるものであることを特徴とする請求項1
    乃至5のいずれかに記載の静電荷像現像用トナー。 【化1】 【化2】 【化3】
  7. 【請求項7】 該荷電制御剤が下記式[III]で表わ
    されるアゾ系鉄錯体であることを特徴とする請求項6に
    記載の静電荷像現像用トナー。 【化4】
  8. 【請求項8】 該トナーが、等方性磁性体を含有する磁
    性トナーであることを特徴とする請求項1乃至7のいず
    れかに記載の静電荷像現像用トナー。
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