JP2003257489A - ゲル状ポリマー電解質及びその製造方法並びに該電解質を用いたリチウムポリマー電池 - Google Patents

ゲル状ポリマー電解質及びその製造方法並びに該電解質を用いたリチウムポリマー電池

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JP2003257489A
JP2003257489A JP2002053405A JP2002053405A JP2003257489A JP 2003257489 A JP2003257489 A JP 2003257489A JP 2002053405 A JP2002053405 A JP 2002053405A JP 2002053405 A JP2002053405 A JP 2002053405A JP 2003257489 A JP2003257489 A JP 2003257489A
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gel polymer
electrolyte
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Yusuke Watarai
祐介 渡会
Akio Mizuguchi
暁夫 水口
Akihiro Higami
晃裕 樋上
Tadashi Sugihara
忠 杉原
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Mitsubishi Materials Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機械的強度を高めるとともに、イオン伝導性
を向上し得るゲル状ポリマー電解質及びその製造方法を
提供する。エネルギー密度を向上し得るリチウムポリマ
ー電池を提供する。 【解決手段】 シート状のリチウムポリマー電池11の
正極シート12及び負極シート13の間に介在し、電解
質本体がゲル状ポリマーと電解液とを含むゲル状ポリマ
ー電解質10の改良である。その特徴ある構成は、電解
質本体に無機酸化物の一次粒子14aが凝集又は集塊し
て形成された多孔質体14が分散したところにある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、正極シート及び負
極シートの間に介在するゲル状ポリマー電解質及びその
製造方法に関する。更に、このゲル状ポリマー電解質を
用いてエネルギー密度を向上させたリチウムポリマー電
池に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年のビデオカメラやノート型パソコン
等のポータブル機器の普及により薄型の電池に対する需
要が高まっている。この薄型の電池として活物質を含む
正極シート及び負極シートを両シートの間に電解質を挟
んで積層したものが知られている。このように積層され
た積層体をパッケージシートで密閉することによりシー
ト状の電池が形成され、このシート状の電池ではパッケ
ージシートから引出されかつ正極シート又は負極シート
に電気的に接続する正極及び負極端子を介して所望の電
気が得られるようになっている。
【0003】このようなシート状電池に使用される電解
質として、イオン伝導性高分子を用いた高分子固体電解
質が知られている。この高分子固体電解質は、ポリマー
の固体としての性質に加え、ポリマー鎖の密な絡み合い
構造によって3次元的に均質化されて電解質全体に均一
な電流が流れるため、デンドライト状リチウムの生成が
抑制できる傾向にある。よって、内部ショートが起こら
ない高信頼性の電池が期待される。しかしながら、高分
子固体電解質は耐液性、耐漏液性は良好であるが、イオ
ン伝導度は10-4S/cm程度であり、有機電解液を用
いた電解質と比較すると著しく低く、これを用いて構成
した電池は充電電流密度が限定され、電池抵抗が高い問
題点があった。
【0004】そこで有機電解液と同程度の伝導度を得る
ために、近年有機高分子化合物中に非プロトン性有機溶
媒にリチウム塩を溶解した有機電解液を含浸させてゲル
化或いは保持して流動性をなくしたゲル状ポリマー電解
質の開発研究が盛んに行われてきた。ゲル状ポリマー電
解質に求められる特性としては、高いイオン伝導性を有
すること、多量の有機電解液を保持できること、熱的、
化学的に安定で、電池の動作電圧内で酸化還元により分
解しない電気化学的な安定性があること、薄いシート状
に加工しても十分な機械強度を有していること、電極に
混合して用いられる際は、電極材料粉末粒子を結着保持
する十分な接着性と粘弾性を有していること等が挙げら
れる。従来のゲル状ポリマー電解質は、イオン伝導性が
低い、薄膜状にした際の機械強度が不十分、有機電解液
を十分保持できない、還元性の金属リチウムと反応して
高抵抗の不動態膜を形成する等の課題があった。
【0005】このような上記問題点を解決する方法とし
て以下のような技術が提案されている。例えば、特開平
9−306543号公報では、ゲル状ポリマー電解質層
にセラミック粒子を分散させたリチウム・ポリマ二次電
池が開示されている。この公報によると、ゲル状ポリマ
ー電解質中にセラミック粒子を混合分散することによ
り、セラミック粒子の表面をイオンが高速移動して高い
イオン伝導性を示す。その結果、電解質中のリチウムイ
オンの拡散速度が速くなるため、充電時の負極近傍での
リチウムイオン濃度の急激な減少が抑えられることか
ら、リチウム析出の不均一化を免れ、デンドライト状リ
チウムの生成が抑制される。高いイオン伝導性が得られ
ることにより、ゲル状ポリマー電解質層中の電解液成分
を削減できるとともに、ゲル状ポリマー電解質層の機械
的強度を向上できるようになっている。
【0006】また、特開平8−255615号公報に
は、熱伝導性に優れた電気絶縁性無機物を含有させた非
水電解質電池が開示されている。この公報によると、電
池内部で発生した熱を熱伝導性に優れた電気絶縁性無機
物を介して外部へと伝達することにより、電池内部の温
度上昇を抑制し、熱による電解質や活物質の劣化、電池
内部でのガスの発生を低減することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の特
開平9−306543号公報に示されたリチウム・ポリ
マ二次電池では、セラミック粉末自体がリチウムイオン
伝導性を示さないため、ポリマー電解質層のイオン伝導
性を十分に得ることができない不具合があった。更に、
セラミック粉末の平滑な表面構造は電解質層との密着力
を低下させる問題もあった。また、特開平8−2556
15号公報に示された非水電解質電池では、機械的強度
は増すが、十分なイオン伝導性が得られない。また重量
が増すため、エネルギー密度が低下する問題点があっ
た。更に、電気絶縁性無機物によりポリマー電解質の密
着力が低下し、正極又は負極シートより剥離するおそれ
もあった。
【0008】本発明の目的は、機械的強度を高めるとと
もに、イオン伝導性を向上し得るゲル状ポリマー電解質
及びその製造方法を提供することにある。本発明の別の
目的は、エネルギー密度を向上し得るリチウムポリマー
電池を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
図1に示すように、シート状のリチウムポリマー電池1
1の正極シート12及び負極シート13の間に介在し、
電解質本体がゲル状ポリマーと電解液とを含むゲル状ポ
リマー電解質10の改良である。その特徴ある構成は、
電解質本体に無機酸化物の一次粒子が凝集又は集塊して
形成された多孔質体14が分散したところにある。請求
項1に係るゲル状ポリマー電解質によれば、無機酸化物
粒子からなる多孔質体を分散させたことにより、この多
孔質体が有する平滑ではない表面構造によりゲル状ポリ
マー電解質との密着力を高めることができる。
【0010】請求項13に係る発明は、無機酸化物粒子
を電解液に混合して分散液を調製する工程と、ゲル状ポ
リマーと溶媒を混合してポリマー電解質溶液を調製する
工程と、分散液とポリマー電解質溶液とを混合して電解
質スラリーを調製する工程と、調製した電解質スラリー
を電極上に塗布する工程と、塗布した電解質スラリーか
ら溶媒を除去する工程とを含むゲル状ポリマー電解質の
製造方法である。請求項13に係るゲル状ポリマー電解
質の製造方法によれば、電解液を多孔質体を構成する凝
集体の内部に保持することができるため、イオン伝導性
を向上させることができる。
【0011】請求項14に係る発明は、請求項1ないし
12いずれか記載のゲル状ポリマー電解質又は請求項1
3記載の方法で製造されたゲル状ポリマー電解質を用い
て作製したリチウムポリマー電池である。請求項1ない
し12いずれか記載のゲル状ポリマー電解質又は請求項
13記載の方法で製造されたゲル状ポリマー電解質を用
いて作製したリチウムポリマー電池は、ゲル状ポリマー
電解質中に多孔質体を分散させているので、従来電解質
中に分散させていたバルク状の分散剤よりも軽量化が可
能であるため、エネルギー密度が向上する。
【0012】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
基づいて詳しく説明する。図1に示すように、本発明の
ゲル状ポリマー電解質10は、シート状のリチウムポリ
マー電池11の正極シート12及び負極シート13の間
に介在し、電解質本体がゲル状ポリマーと電解液とを含
む。この特徴ある構成は、電解質本体に無機酸化物の一
次粒子が凝集又は集塊して形成された多孔質体14が分
散したところにある。多孔質体14を分散したことによ
り、この多孔質体が有する平滑ではない表面構造により
ゲル状ポリマー電解質との密着力を高めることができ
る。多孔質体14を構成する無機酸化物の一次粒子14
aの平均粒径は1〜100nmである。平均粒径が下限
値未満の一次粒子14aは、工業的製造がきわめて難し
く、また、その上限値を越えると一次粒子が凝集しにく
くなる不具合を生じる。
【0013】ゲル状ポリマー電解質に分散する無機酸化
物粒子は気相合成法によって作製される。一例としてシ
リカ粒子を製造する装置を図3に示す。SiCl4供給
管21が混合器22に接続され、SiCl4供給管21
途中に蒸発器23が設けられる。混合器22には空気供
給管24が接続される。混合器22の排出側には配管2
5が設けられ、この配管25はバーナー26に接続され
る。同様にH2ガス供給管27がバーナー26に接続さ
れる。バーナー26の燃焼口には燃焼室28が設けられ
る。燃焼室28の排出口には配管29が設けられ、サイ
クロン式の分離器31に接続される。配管29途中には
冷却器32が設けられる。分離器31の一方には排気管
33が設けられ、他方には配管37が設けられ、脱酸器
34の供給側に接続される。脱酸器34の排出側には配
管38が設けられ、サイロ36に接続される。
【0014】このように構成されたシリカ粒子の製造装
置を用いてシリカ粒子の製造方法を説明する。原料であ
るSiCl4は蒸発器23を通すことにより気化され
る。気化されたSiCl4とO2を含む空気をそれぞれ混
合器22に送り混合する。混合器22により混合された
ガスとH2ガスをそれぞれバーナー26に導入する。バ
ーナー26で空気中のO2とH2ガスにより約1000℃
のO2及びH2ガス火炎を燃焼室28内部に発生させ、こ
の火炎中でSiCl4を反応させることにより、シリカ
(SiO2)粒子が得られる。即ち、酸水素ガス火炎中
では次の式(1)に示す反応を起こして中間体であるH
2Oを生じる。式(1)に示す反応と連続して式(2)
に示すように、式(1)の燃焼反応により生じたH2
と気化したSiCl4とが定量的に反応する。全体的に
は式(3)に示すような反応が進行する。
【0015】 2H2 + O2 → 2H2O …… (1) SiCl4 + 2H2O → SiO2 + 4HCl …… (2) 2H2 + O2 + SiCl4 → SiO2 + 4HCl …… (3) 上記反応では多量の熱が発生するため、得られたシリカ
と反応の副産物として得られたHClは配管29途中に
設けられた冷却器32により冷却される。HClはガス
状であるため、分離器31により容易にシリカ粒子と分
離、回収することができる。HClを分離したシリカ粒
子は脱酸器34で残留する酸を除去し、サイロ36で保
管される。このようにして得られたシリカ粒子は本発明
に用いる無機酸化物粒子として好適である。
【0016】無機酸化物粒子はシリカ、アルミナ(Al
23)及びチタニア(TiO2)からなる群より選ばれ
た少なくとも1種が選択される。シリカ粒子、アルミナ
粒子又はチタニア粒子はその表面を表面改質した粒子を
用いてもよい。例えばシリカ粒子の表面を改質する方法
は、前述した気相合成法によるシリカ粒子の製造方法に
続いて行われ、装置内部で得られたシリカ粒子に対して
シラン等の表面改質対象化合物を供給することにより容
易にシリカ粒子表面のOH基と置換される。
【0017】例えば、図4(a)に示すように、気相合
成法によって作製されたシリカ粒子表面にはシラノール
基(-SiOH)とシロキサン基(-Si-O-Si-)を
有するが、図4(b)に示すように、シリカ粒子にモノ
クロロシラン化合物SiR123Clを反応させるこ
とにより、活性なシラノール基がSiR123Clに
置換されて、表面を改質したシリカ粒子を得ることがで
きる。なお、核磁気共鳴スペクトル分析法を用いること
によりシリカ粒子表面が表面改質されたことを確認する
ことができる。なお、R1、R2及びR3はそれぞれ同一
又は異なる種類のn-アルキル基又はメチル基を示す。
【0018】本発明の表面改質シリカは有機金属、アル
コール、金属アルコキシド、クロルシラン、シラザン又
はアルコキシシランのいずれかとシリカ粒子を反応させ
ることにより得られる。また、表面改質アルミナや表面
改質チタニアも有機金属、アルコール、金属アルコキシ
ド、クロルシラン、シラザン又はアルコキシシランのい
ずれかとアルミナ粒子、チタニア粒子を反応させること
により得られる。表面改質する有機金属としては、メチ
ルリチウムが挙げられる。アルコールとしては、炭素数
3〜9の1〜3価アルコールが選択される。炭素数9を
越えると、表面改質の反応性が低下する不具合を生じ
る。具体的にはt-ブタノール、ペンタノール、n-ブタ
ノール等が挙げられる。金属アルコキシドとしては、2
-プロピルチタネートが挙げられる。クロルシランとし
ては、モノクロロシラン化合物SiR3Cl、ジクロロ
シラン化合物SiR2Cl2、トリクロロシラン化合物S
iRCl3等が挙げられる。なお、Rはn-アルキル基又
はメチル基を示す。シラザンとはSi-N-Si結合を有
する化合物であり、ジシラザン(R3Si)2NH、シクロ
シラザン(R2SiNH)n、ポリシクロシラザン[RSi
(NH)1.5n等が挙げられる。アルコキシシランとして
は、テトラエトキシシラン、テトラメトキシシラン、3
-アミノプロピルトリエトキシシラン等が挙げられる。
【0019】本発明のゲル状ポリマー電解質10は多孔
質体14が電解質本体100重量%に対して5〜60重
量%の割合で含有する。電解質本体100重量%に対し
て20〜50重量%の割合で含有することが好ましい。
無機酸化物多孔質体14の含有量が下限値未満であると
イオン伝導性が低下する不具合を生じる。上限値を越え
るとゲル状ポリマー電解質が剥離し易くなる不具合を生
じる。
【0020】図2に示すように、多孔質体14は無機酸
化物の一次粒子14aが凝集して凝集体14bを構成
し、この凝集体14bが更に橋架け結合して網目構造を
構築している。従って、ゲル状ポリマー電解質10中に
多孔質体14が分散することにより、網目構造がゲル状
ポリマー電解質の機械的強度を高める。凝集体14bの
内部14cには電解液16が入り込んで保持される。こ
の保持された電解液16により、ゲル状ポリマー電解質
10のイオン伝導度が向上する。凝集体14bの平均粒
径は0.5〜80μmである。凝集体14bの平均粒径
が下限値未満では、十分なポリマー電解質の強度を得ら
れず、上限値を越えると凝集体の内部14cに電解液を
保持し難くなる不具合を生じる。
【0021】次に、本発明のリチウムポリマー電池の製
造手順を説明する。図1に示すように、シート状のリチ
ウムポリマー電池11は、Al箔12aに活物質12b
を塗布した正極シート12と、ゲル状ポリマー電解質1
0と、Cu箔13aに活物質13bを塗布した負極シー
ト13とをこの順序で積層し、このように積層したもの
をパッケージシート14で密封することにより作られ
る。塗布方法には、ドクターブレード法やダイキャステ
ィング等が用いられる。正極シート12の活物質12b
には例えばLiCoO2が使用され、負極シート13の
活物質13bにはグラファイト系の活物質が使用され
る。正極シート12及び負極シート13は、活物質12
b,13bと導電用のカーボンを含むスラリーをAl箔
12a及びCu箔13aの上にそれぞれ厚さが約100
μmになるように塗布し、80〜120℃で乾燥させる
ことによりそれぞれ作られる。
【0022】本発明のゲル状ポリマー電解質10の製造
方法は次の通りである。先ず、無機酸化物粒子を電解液
に混合して分散液を調製する。調製された分散液は低粘
度の溶液となる。この分散液中において無機酸化物粒子
は凝集又は集塊して凝集体を形成する。この凝集体の内
部には電解液が入り込み凝集体中に保持される。電解液
としては、炭酸ジエチル、炭酸エチレン、炭酸プロピレ
ン、炭酸メチルエチル、炭酸ジメチル又はγ-ブチロラ
クトンからなる群より選ばれた1種又は2種以上が挙げ
られ、炭酸エチレンとその他もう一種との混合溶媒が好
ましい。電解液はゲル状ポリマー電解質本体100重量
%に対して50〜95重量%の割合となるように分散液
を調製することにより、イオン伝導度と機械的強度の双
方の向上効果を有効に発揮することができる。70〜9
0重量%の割合となるように含有量を調製することが好
ましい。電解液の含有量が下限値未満であると、イオン
伝導性が十分に得られず、上限値を越えると電極のイオ
ン吸蔵放出による体積変化により、その電解質と正極シ
ート又は負極シートとの間に隙間が生じて電解液が漏洩
するおそれがある。この分散液の調製における温度は1
5〜40℃が好ましい。
【0023】次いで、ゲル状ポリマーと溶媒を混合して
ポリマー電解質溶液を調製する。調製されたポリマー電
解質溶液は高粘度の溶液となる。ゲル状ポリマーは、ポ
リフッ化ビニリデン(以下、PVDFという。)又はポ
リフッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレン共重合
体(以下、PDVF−HFP共重合体という。)が選択
される。溶媒としては、ゲル状ポリマーを容易に溶解す
るアセトン、テトラヒドロフラン、酢酸メチル、酢酸エ
チル及びメチルエチルケトンからなる群より選ばれた1
種又は2種以上が挙げられる。このうちテトラヒドロフ
ランや酢酸メチルが電解質スラリー塗布後の除去が容易
で、更に電解質中に僅かに残留しても比較的安定に存在
するため好ましい。このポリマー電解質溶液の調製にお
ける温度は15〜40℃が好ましい。
【0024】次に、分散液とポリマー電解質溶液とを混
合して電解質スラリーを調製する。このようにして得ら
れた電解質スラリーを正極及び負極シート12,13の
いずれか一方又は双方に、全面にわたって所定の厚さで
塗布し、60〜100℃で塗布した電解質スラリーから
溶媒を除去することにより、正極及び負極シート12,
13の間にゲル状ポリマー電解質10が形成される。そ
の後、この正極及び負極シート12,13は、電解質1
0の膜厚が20〜200μmになるように電解質10を
介して90〜120℃で熱圧着され、正極シート12
と、ゲル状ポリマー電解質10と、負極シート13とが
この順で積層された積層体が形成される。この積層体は
パッケージシート14で密封されるが、この実施の形態
におけるパッケージシート14はポリプロピレン14a
がラミネートされたアルミニウム箔14bが使用され
る。パッケージシート14での密封は、一対のパッケー
ジシート14でその積層体を挟み、真空雰囲気中でパッ
ケージシート14の周囲を熱圧着することにより行われ
る。このようにしてシート状のリチウムポリマー電池1
1は作られる。
【0025】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のゲル状ポリ
マー電解質は、ゲル状ポリマーと電解液とを含むゲル状
ポリマー電解質であり、その特徴ある構成は、電解質本
体に無機酸化物の一次粒子が凝集又は集塊して形成され
た多孔質体が分散したところにある。多孔質体を分散さ
せたことにより、この多孔質体の網目構造によりゲル状
ポリマー電解質の機械的強度を高めることができる。ま
た、電解液を多孔質体を構成する凝集体の内部に保持し
たため、イオン伝導性を向上させることができる。この
多孔質体を分散させたゲル状ポリマー電解質を用いて作
製されたリチウムポリマー電池は、従来電解質中に分散
させていたバルク状の分散剤よりも軽量化が可能である
ため、エネルギー密度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のゲル状ポリマー電解質を用いたリチウ
ムポリマー電池の縦断面図。
【図2】多孔質体の凝集を示す部分拡大図。
【図3】本発明の実施の形態におけるシリカ粒子の製造
装置を示す概略図。
【図4】(a) 気相合成法により得られたシリカ粒子の模
式図。 (b) シリカ粒子を表面改質した模式図。
【符号の説明】
10 ゲル状ポリマー電解質 11 リチウムポリマー電池 12 正極シート 13 負極シート 14 多孔質体 14a 無機酸化物の一次粒子 14b 凝集体 14c 凝集体の内部 16 電解液
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水口 暁夫 茨城県那珂郡那珂町向山1002番地14 三菱 マテリアル株式会社総合研究所那珂研究セ ンター内 (72)発明者 樋上 晃裕 茨城県那珂郡那珂町向山1002番地14 三菱 マテリアル株式会社総合研究所那珂研究セ ンター内 (72)発明者 杉原 忠 茨城県那珂郡那珂町向山1002番地14 三菱 マテリアル株式会社総合研究所那珂研究セ ンター内 Fターム(参考) 5G301 CA02 CA12 CA25 CD01 5H024 AA02 AA12 BB01 BB07 BB11 CC04 EE06 FF31 GG01 HH01 HH13 5H029 AJ03 AJ06 AJ11 AK03 AL07 AM00 AM03 AM05 AM07 AM16 BJ04 BJ12 CJ00 CJ08 CJ11 CJ22 DJ16 HJ02 HJ05

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状のリチウムポリマー電池(11)の
    正極シート(12)及び負極シート(13)の間に介在し、電解
    質本体がゲル状ポリマーと電解液とを含むゲル状ポリマ
    ー電解質(10)において、 前記電解質本体に無機酸化物の一次粒子(14a)が凝集又
    は集塊して形成された多孔質体(14)が分散したことを特
    徴とするゲル状ポリマー電解質。
  2. 【請求項2】 多孔質体(14)を構成する無機酸化物の一
    次粒子(14a)の平均粒径が1〜100nmである請求項
    1記載のゲル状ポリマー電解質。
  3. 【請求項3】 無機酸化物粒子が気相合成法によって作
    製された粒子である請求項1又は2記載のゲル状ポリマ
    ー電解質。
  4. 【請求項4】 無機酸化物粒子がシリカ、アルミナ及び
    チタニアからなる群より選ばれた少なくとも1種である
    請求項1ないし3いずれか記載のゲル状ポリマー電解
    質。
  5. 【請求項5】 無機酸化物粒子がその表面を表面改質さ
    れたシリカ、アルミナ及びチタニアからなる群より選ば
    れた少なくとも1種である請求項4記載のゲル状ポリマ
    ー電解質。
  6. 【請求項6】 表面改質シリカが有機金属、アルコー
    ル、金属アルコキシド、クロルシラン、シラザン又はア
    ルコキシシランのいずれかとシリカ粒子を反応させるこ
    とにより得られる請求項5記載のゲル状ポリマー電解
    質。
  7. 【請求項7】 表面改質アルミナが有機金属、アルコー
    ル、金属アルコキシド、クロルシラン、シラザン又はア
    ルコキシシランのいずれかとアルミナ粒子を反応させる
    ことにより得られる請求項5記載のゲル状ポリマー電解
    質。
  8. 【請求項8】 表面改質チタニアが有機金属、アルコー
    ル、金属アルコキシド、クロルシラン、シラザン又はア
    ルコキシシランのいずれかとチタニア粒子を反応させる
    ことにより得られる請求項5記載のゲル状ポリマー電解
    質。
  9. 【請求項9】 多孔質体(14)が電解質本体100重量%
    に対して5〜60重量%の割合で含有する請求項1ない
    し8いずれか記載のゲル状ポリマー電解質。
  10. 【請求項10】 多孔質体(14)が一次粒子(14a)の凝集
    体(14b)を橋架け結合した網目構造を有する請求項1な
    いし9いずれか記載のゲル状ポリマー電解質。
  11. 【請求項11】 凝集体(14b)の平均粒径が0.5〜8
    0μmである請求項10記載のゲル状ポリマー電解質。
  12. 【請求項12】 凝集体(14b)の内部(14c)に電解液(16)
    が保持される請求項10又は11記載のゲル状ポリマー
    電解質。
  13. 【請求項13】 無機酸化物粒子を電解液に混合して分
    散液を調製する工程と、 ゲル状ポリマーと溶媒を混合してポリマー電解質溶液を
    調製する工程と、 前記分散液と前記ポリマー電解質溶液とを混合して電解
    質スラリーを調製する工程と、 前記調製した電解質スラリーを電極上に塗布する工程
    と、 前記塗布した電解質スラリーから溶媒を除去する工程と
    を含むゲル状ポリマー電解質の製造方法。
  14. 【請求項14】 請求項1ないし12いずれか記載のゲ
    ル状ポリマー電解質又は請求項13記載の方法で製造さ
    れたゲル状ポリマー電解質を用いて作製したリチウムポ
    リマー電池。
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