JP2003257106A - 駆動装置 - Google Patents

駆動装置

Info

Publication number
JP2003257106A
JP2003257106A JP2002057691A JP2002057691A JP2003257106A JP 2003257106 A JP2003257106 A JP 2003257106A JP 2002057691 A JP2002057691 A JP 2002057691A JP 2002057691 A JP2002057691 A JP 2002057691A JP 2003257106 A JP2003257106 A JP 2003257106A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slider
gear
pickup
loading
disc
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002057691A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4043256B2 (ja
Inventor
Mitsuhiro Shimozaki
充弘 霜▲崎▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinwa Co Ltd
Original Assignee
Shinwa Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shinwa Co Ltd filed Critical Shinwa Co Ltd
Priority to JP2002057691A priority Critical patent/JP4043256B2/ja
Priority to EP03701862A priority patent/EP1482495A4/en
Priority to CNB038014181A priority patent/CN100463064C/zh
Priority to US10/493,725 priority patent/US7360226B2/en
Priority to PCT/JP2003/000656 priority patent/WO2003075270A1/ja
Publication of JP2003257106A publication Critical patent/JP2003257106A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4043256B2 publication Critical patent/JP4043256B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B17/00Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
    • G11B17/02Details
    • G11B17/04Feeding or guiding single record carrier to or from transducer unit
    • G11B17/05Feeding or guiding single record carrier to or from transducer unit specially adapted for discs not contained within cartridges
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B17/00Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
    • G11B17/02Details
    • G11B17/04Feeding or guiding single record carrier to or from transducer unit
    • G11B17/05Feeding or guiding single record carrier to or from transducer unit specially adapted for discs not contained within cartridges
    • G11B17/051Direct insertion, i.e. without external loading means
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B21/00Head arrangements not specific to the method of recording or reproducing
    • G11B21/02Driving or moving of heads
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
    • G11B7/085Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam into, or out of, its operative position or across tracks, otherwise than during the transducing operation, e.g. for adjustment or preliminary positioning or track change or selection
    • G11B7/0857Arrangements for mechanically moving the whole head
    • G11B7/08582Sled-type positioners

Landscapes

  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)
  • Moving Of Heads (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ローディング機構20およびピックアップ移動
機構24に対して、単一のモータ28からの駆動力の伝達、
切換を確実にできる駆動装置を提供する。 【解決手段】 モータ28で駆動ギヤ30を回転駆動する。
ローディング機構20に対しては、駆動ギヤ30に常時噛合
するローディング伝達ギヤ36によって駆動力を常時伝達
する。ピックアップ移動機構24に対しては、駆動ギヤ30
に常時噛合するアイドラギヤ33をピックアップ移動機構
24のピックアップ伝達ギヤ82に接離させる構成とする。
アイドラギヤ33を第1のスライダ101の移動によってピ
ックアップ伝達ギヤ82に対して接離させる。第1のスラ
イダ101は、ディスクDの未装着状態で位置する第1の
位置とローディング状態で位置する第2の位置とに移動
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ローディング機構
とピックアップ移動機構とを単一のモータによって駆動
する駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、音楽再生用のコンパクト
ディスクなどのディスクプレーヤでは、特開2000−
298903号公報に記載されているように、ローディ
ング機構とピックアップ移動機構とを単一のモータによ
って選択的に駆動する駆動切換機構を用いることによ
り、モータの数を削減したものが知られている。
【0003】このディスクプレーヤでは、駆動切換機構
として、モータからの駆動力により回転する駆動ギヤの
軸を中心に回動可能とするアイドラプレートを有し、こ
のアイドラプレートに設けられたアイドラギヤと駆動ギ
ヤとの間に生じるフリクションにより、駆動ギヤの回転
方向に応じて、アイドラプレートがローディング機構に
駆動力を伝達するディスクローディング位置またはピッ
クアップ移動機構に駆動力を伝達するピックアップ移動
位置に回動し、アイドラギヤからの駆動力をローディン
グ機構またはピックアップ移動機構のいずれか一方に切
り換えて伝達している。
【0004】このようなディスクプレーヤの構成では、
アイドラプレートの回動途中に、駆動ギヤの駆動力がア
イドラギヤからローディング機構およびピックアップ移
動機構のいずれにも伝達されない駆動力伝達の中立点が
生じ、動作が不安定になる問題がある。そこで、アイド
ラギヤがローディング機構とピックアップ移動機構との
間を移動して駆動伝達が切り換わる際、アイドラギヤが
ローディング機構とピックアップ移動機構との間に配設
された仲介部材に噛合して移動することにより、動作が
不安定になるのを防止している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ディスクプレーヤの構成では、アイドラプレートの回動
途中に、駆動ギヤの駆動力がアイドラギヤからローディ
ング機構およびピックアップ移動機構のいずれにも伝達
されない駆動力伝達の中立点が生じ、動作が不安定にな
る問題があり、それを解決するには仲介部材を別途用い
る必要があり、部品点数が増加し、構造が複雑化する問
題がある。
【0006】また、アイドラプレートがディスクローデ
ィング位置またはピックアップ移動位置に回動した各位
置において、ローディング機構またはピックアップ移動
機構を自由に動作させるためには、すなわちモータを正
逆転させるためには、アイドラプレートを各位置にロッ
クするロック手段を別途用いる必要があり、構造が複雑
化および大形化する問題がある。
【0007】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、ローディング機構およびピックアップ移動機構に
対して、単一のモータからの駆動力の伝達、切換を確実
にできる駆動装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の駆動装置
は、モータによって回転駆動される駆動ギヤと、この駆
動ギヤに常時噛合するローディング伝達ギヤを有し、こ
のローディング伝達ギヤから駆動力が伝達されてディス
クをローディングおよびアンローディングするローディ
ング機構と、ピックアップ伝達ギヤを有し、このピック
アップ伝達ギヤに駆動力が伝達されてピックアップを移
動させるピックアップ移動機構と、前記駆動ギヤに常時
噛合するとともに前記ピックアップ伝達ギヤに対して接
離可能に噛合するアイドラギヤと、前記ディスクの未装
着状態で位置する第1の位置とディスクのローディング
状態で位置する第2の位置との間を移動し、第2の位置
への移動によって前記アイドラギヤをピックアップ伝達
ギヤに噛合させるとともに、第2の位置からの移動によ
って前記アイドラギヤをピックアップ伝達ギヤから離反
させる第1のスライダと、前記ディスクのローディング
時に第1の位置に位置する第1のスライダに前記駆動ギ
ヤからの駆動力を伝達させて第1のスライダを第2の位
置へ移動させ、アンローディング時に第2の位置に位置
する第1のスライダに前記駆動ギヤからの駆動力を伝達
させて第1のスライダを第1の位置へ移動させる第2の
スライダとを具備しているものである。
【0009】そして、この構成では、ローディング機構
に対しては、単一のモータで回転駆動される駆動ギヤに
常時噛合するローディング伝達ギヤによって駆動力を常
時伝達し、一方、ピックアップ移動機構に対しては、駆
動ギヤに常時噛合するアイドラギヤをピックアップ移動
機構のピックアップ伝達ギヤに接離させる構成として、
このアイドラギヤをディスクの未装着状態で位置する第
1の位置およびローディング状態で位置する第2の位置
に移動する第1のスライダによってピックアップ伝達ギ
ヤに対して接離させるので、ローディング機構およびピ
ックアップ移動機構に対して、駆動力伝達の中立点がな
く動作が安定するとともに動作を安定させるための別部
品を必要とせず、単一のモータからの駆動力の伝達、切
換が確実になる。しかも、第2のスライダによって第1
のスライダを第1および第2の各位置に移動可能とし、
構成が簡単になる。
【0010】請求項2記載の駆動装置は、請求項1記載
の駆動装置において、駆動ギヤから駆動力が伝達されて
回転するスライダ駆動ギヤを備え、第2のスライダは、
第1のスライダと一緒に移動するとともに第1のスライ
ダに対して揺動可能に設けられ、第1の位置と第2の位
置との中間位置で前記スライダ駆動ギヤと噛合状態に保
持されるとともに第1の位置と第2の位置とでスライダ
駆動ギヤに対して接離可能とするラックを有し、この第
2のスライダをラックがスライダ駆動ギヤから離反する
方向に付勢する付勢手段が設けられているものである。
【0011】そして、この構成では、第1および第2の
各位置において、第2のスライダを付勢手段の付勢に抗
して揺動させてラックをスライダ駆動ギヤに噛合させれ
ば、第2のスライダと一緒に第1のスライダが移動し、
また、第1のスライダが第1および第2の各位置に移動
すれば、第2のスライダが付勢手段の付勢によって揺動
してラックがスライダ駆動ギヤから外れ、第1および第
2の各スライダが停止する。
【0012】請求項3記載の駆動装置は、請求項1また
は2記載の駆動装置において、ローディング時に、ディ
スクと当接して第1の位置に位置する第2のスライダを
揺動させてラックをスライダ駆動ギヤに噛合させるロー
ディング側トリガ部材と、アンローディング時に、ディ
スクの中心側へ向けて移動するピックアップ側と当接し
て第2の位置に位置する第2のスライダを揺動させてラ
ックをスライダ駆動ギヤに噛合させるアンローディング
側トリガ部材とを備えているものである。
【0013】そして、この構成では、ローディング時に
は、ディスクと当接するローディング側トリガ部材によ
り、第1の位置に位置する第2のスライダを揺動させて
ラックをスライダ駆動ギヤに噛合させ、また、アンロー
ディング時には、ディスクの中心側へ向けて移動するピ
ックアップ側と当接するアンローディング側トリガ部材
により、第2の位置に位置する第2のスライダを揺動さ
せてラックをスライダ駆動ギヤに噛合させる。
【0014】請求項4記載の駆動装置は、請求項3記載
の駆動装置において、アンローディング側トリガ部材
は、第1のスライダの第2の位置からの移動によってピ
ックアップを係止するとともに、第1のスライダの第2
の位置への移動によってピックアップの係止を解除する
ものである。
【0015】そして、この構成では、第1のスライダの
第2の位置からの移動によってアンローディング側トリ
ガ部材がピックアップを係止するため、ディスクの未装
着状態でのピックアップの位置ずれを防止する。
【0016】請求項5記載の駆動装置は、請求項1ない
し4いずれか記載の駆動装置において、第1および第2
の各位置へ移動した第1のスライダの戻りを規制する戻
り規制手段を備えているものである。
【0017】そして、この構成では、戻り規制手段によ
り第1および第2の各位置へ移動した第1のスライダの
戻りを規制し、誤動作を防止する。
【0018】請求項6記載の駆動装置は、請求項1ない
し5いずれか記載の駆動装置において、ローディング機
構は、第1のスライダの第2の位置への移動によってロ
ーディング動作が解除されるとともに、第1のスライダ
の第2の位置からの移動によってローディング動作状態
に切り換えられるものである。
【0019】そして、この構成では、ローディング機構
では、第1のスライダの第2の位置への移動によってロ
ーディング動作を解除するとともに、第1のスライダの
第2の位置からの移動によってローディング動作状態に
切り換えるので、ローディング機構に対して駆動力が常
時伝達されていてもローディング動作の切換が確実にな
る。
【0020】請求項7記載の駆動装置は、請求項1ない
し6いずれか記載の駆動装置において、ピックアップ移
動機構は、アンローディング時に第1のスライダが第2
の位置から移動してアイドラギヤからピックアップ伝達
ギヤへの駆動力の伝達が解除されるまでの間、ピックア
ップ伝達ギヤからピックアップへの駆動力の伝達を解除
する伝達解除手段が設けられているものである。
【0021】そして、この構成では、ピックアップ移動
機構では、アンローディング時に第1のスライダが第2
の位置から移動してアイドラギヤからピックアップ伝達
ギヤへの駆動力の伝達が解除されるまでの間、ピックア
ップ伝達ギヤからピックアップへの駆動力の伝達を解除
する伝達解除手段を設けているので、アンローディング
動作を許容する。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を参照して説明する。
【0023】本実施の形態の駆動装置を適用したディス
クプレーヤで取り扱うディスクとしては、例えば、音楽
再生用のコンパクトディスクであって、アルバムタイプ
の12cmのディスクを例にとって説明する。
【0024】図2および図3において、11はディスクプ
レーヤの本体で、この本体11は、シャーシ12およびこの
シャーシ12の上面に取り付けられた天板13を有し、前面
にディスクDを水平姿勢で挿脱するディスク挿入口14が
形成されている。なお、以下、図2において、本体11の
ディスク挿入口14側を前、ディスク挿入口14と反対側を
後、ディスク挿入口14に交差する一側を右側、他側を左
側として説明する。
【0025】シャーシ12の内側には、ベース17が複数の
ダンパー18と図示しない複数の吊りばねによってフロー
ティング状態に支持されている。このベース17には、デ
ィスクDのローディングおよびチャッキングに共用する
駆動部19、ディスクDをローディングするローディング
機構20、ベース17上の再生位置にローディングされたデ
ィスクDを回転させるディスク回転機構21、ディスク回
転機構21との間にディスクDをチャックするチャック機
構22、ディスクDに記録された情報を光学的に読み取る
ピックアップ23、ピックアップ23をディスクDの径方向
へ移動させるピックアップ移動機構24、ディスクDのロ
ーディングまたはアンローディングに応じて各動作を切
り換える切換機構25などが配設されている。
【0026】駆動部19は、ベース17の下面前側に配設さ
れ、モータ28を有し、このモータ28の駆動軸にウォーム
ギヤ29が取り付けられ、このウォームギヤ29に駆動ギヤ
30が噛合されている。駆動ギヤ30はベース17の下面に軸
31によって回転自在に軸支され、この駆動ギヤ30の軸31
を中心としてスイングプレート32が揺動可能に設けら
れ、このスイングプレート32に駆動ギヤ30に常時噛合す
るアイドラギヤ33が回転自在に軸支されている。
【0027】また、ローディング機構20では、駆動ギヤ
30に常時噛合するローディング伝達ギヤ36およびこのロ
ーディング伝達ギヤ36に噛合する中間ギヤ37がベースの
下面に回転自在に軸支されるとともに、中間ギヤ37に噛
合するウォームギヤ38およびこのウォームギヤ38に噛合
する端部ギヤ39がベース17の右側部に回転自在に軸支さ
れており、モータ28の駆動時には端部ギヤ39まで駆動力
が常時伝達されて回転される。
【0028】ディスク挿入口14の上側にガイド板42が配
設され、下側にガイド板42との間でディスクDを挟持し
て搬送するローディングローラ43が配設されている。ガ
イド板42は天板13の下面に取り付けられ、これらガイド
板42と天板13との間にはディスク挿入口14に挿入される
ディスクDをローディング方向の中心線に沿って挿入さ
せるディスク挿入位置決め機構44が配設されている。ロ
ーディングローラ43は、ローラシャフト45の周囲に嵌合
されたもので、ローラシャフト45の両端がローディング
ローラ支持体46に回転自在に軸支され、ローラシャフト
45の右端に端部ギヤ39に噛合可能とするギヤ47が取り付
けられている。ローディングローラ支持体46は、ベース
17の前端両側に設けられた支持片48に対して軸49(図5
(b)(c)に示す)で揺動可能に支持されており、切換機構
25の切換動作によって、ローディングローラ43が上昇し
てディスクDに接触する接触位置であってローディング
ローラ43とガイド板42との間にディスクDを挟持すると
ともにギヤ47が端部ギヤ39に噛合してディスクDを搬送
するローディング動作位置(図5(b)(c)に示す位置)
と、ローディングローラ43が下降してディスクDから離
反する離反位置であってローディングローラ43とガイド
板42との間でのディスクDの挟持を解除するとともにギ
ヤ47が端部ギヤ39から離反してディスクDの再生を許容
するローディング動作解除位置(図12(b)(c)に示す位
置)とに移動する。ローディングローラ支持体46とベー
ス17との間にはスプリング50が張設され、このスプリン
グ50によってローディングローラ43が上昇位置であるロ
ーディング動作位置へ向けて付勢されている。なお、ロ
ーディングローラ支持体46のローディング動作位置への
移動はチャック機構22によるチャッキング解除時であ
り、ローディングローラ支持体46のローディング動作解
除位置への移動はチャック機構22によるチャッキング時
である。
【0029】ローディングローラ支持体46の両端近傍に
は、ローディングローラ43が上昇してディスクDとの接
触位置に移動するチャッキング解除時に、シャーシ12側
に当接して押圧する当接部53が下方に突設されていると
ともに、シャーシ12側と係合してシャーシ12に対するベ
ース17のディスク面と平行な方向の位置を位置決め係止
する第1の位置決め部としてのガイド部54が突設されて
いる。
【0030】図5(c)および図6に示すように、シャー
シ12には、ローディングローラ支持体46の両側の当接部
53の各位置に対応して、チャッキング解除時に各当接部
53が当接して載り上げる受部55が山形に切り起こし形成
されている。さらに、図5(b)および図6に示すよう
に、シャーシ12には、チャッキング解除時にガイド部54
と係合してシャーシ12に対するベース17のディスク面と
平行な方向の位置を位置決め係止する第1の係合部56が
設けられている。この第1の係合部56は、シャーシ12の
底板から立ち上げられるとともに後方へ折曲された略L
字形の係合片57を有し、この係合片57の前端側にガイド
部54が係合されるロック溝58が形成されている。ロック
溝58の後端側は前方へ向けて拡開形成されている。
【0031】また、図3に示すように、ディスク回転機
構21は、ベース17上の再生位置にローディングされたデ
ィスクDの中心孔が着脱可能に嵌合するターンテーブル
61を有し、このターンテーブル61がベース17の下面に取
り付けられたスピンドルモータ62によって回転駆動され
る。
【0032】また、図3および図5(a)に示すように、
チャック機構22は、ベース17上の後部側に配置されるチ
ャック体としてのチャックアーム65を有し、このチャッ
クアーム65の前端中央にターンテーブル61との間にディ
スクDをチャッキングするクランパ66がクランパ支持金
具67によって回転可能に取り付けられている。チャック
アーム65の両側に取付片68が折曲形成され、これら両側
の取付片68がベース17の両側後部の支持片69に支軸70に
よって回動可能に軸支されており、チャッキング時にチ
ャックアーム65の前端側が下方へ揺動されてディスクD
がチャッキングされ、チャッキング解除時にチャックア
ーム65の前端側が上方へ揺動されてディスクDのチャッ
キングが解除される。
【0033】チャックアーム65の右側の取付片68には受
部71が形成され、この受部71にベース17に取り付けられ
たスプリング72の一端が連結され、このスプリング72に
よってチャックアーム65の前端側が下降するチャッキン
グ方向へ付勢されている。
【0034】チャックアーム65の前端両側近傍位置に
は、チャッキング解除時にチャックアーム65の前端側が
上方へ揺動した際に、天板13に当接して押圧する当接部
73が突出形成されている。天板13には、各当接部73が当
接する位置に合成樹脂製の受部材74が取り付けられてい
る。
【0035】また、図2および図3に示すように、ピッ
クアップ23は、ピックアップ移動機構24により、ベース
17に設けられた開口部76を通じてディスクDの情報が記
録されたディスク面に対向され、ディスクDの径方向へ
移動しながら回転するディスクDに記録された情報を読
み取る。
【0036】また、図2、図3および図7に示すよう
に、ピックアップ移動機構24は、ピックアップ23を搭載
したピックアップ移動台79を有し、このピックアップ移
動台79がベース17の開口部76の一側に回転可能に配設さ
れた送りシャフト80と他側に形成されたガイド縁部81と
に沿ってディスクDの内周方向または外周方向に移動可
能に支持されている。
【0037】送りシャフト80のアイドラギヤ33に臨む一
端にそのアイドラギヤ33が接離可能とするピックアップ
伝達ギヤ82が回転自在に配設され、このピックアップ伝
達ギヤ82に取り付けられたかさ歯車83に送りシャフト80
に取り付けられたかさ歯車84が噛合されている。
【0038】送りシャフト80は、両端がベース17に回転
自在に軸支され、螺旋状のねじ部85が形成されていると
ともに、このねじ部85の一端であってピックアップ移動
台79の内周方向への移動方向に対応した一端にはねじ部
85より小径の小径部86が形成されている。
【0039】ピックアップ移動台79には、送りシャフト
80に臨んでピックガイド89が取り付けられ、このピック
ガイド89に、送りシャフト80のねじ部85に噛合される第
1の歯部90が形成されているとともに、送りシャフト80
のねじ部85に噛合される第2の歯部91を設けた板ばね92
が取り付けられている。そして、送りシャフト80の回転
により、ねじ部85と第1の歯部90および第2の歯部91と
の噛合によってピックアップ移動台79が内周方向または
外周方向へ移動する。ピックアップ移動台79が最内周位
置へ移動した場合には、その最内周位置でピックアップ
移動台79の移動が規制され、第1の歯部90が小径部86に
進入して噛合が解除されるとともに、第2の歯部91が板
ばね92の弾性によって歯飛びして駆動力伝達が解除され
る。すなわち、ピックアップ伝達ギヤ82からピックアッ
プ23への駆動力の伝達を解除する伝達解除手段93が構成
されている。
【0040】ピックガイド89の端面94には係止片95が突
出形成され、この係止片95の上面に係止溝96が形成され
ている。
【0041】ベース17上には、ピックアップ移動台79が
内周位置に移動したことを検知するスイッチ97が配設さ
れている。
【0042】また、図1ないし図4に示すように、切換
機構25は、モータ28の駆動力が伝達されるスライダ駆動
ギヤ100、スライダ駆動ギヤ100から駆動力が伝達されて
動作するローディング部材としての第1のスライダ101
および第2のスライダ102を有している。
【0043】スライダ駆動ギヤ100は、ベース17から突
設されたピン103によって回転自在に軸支され、中間ギ
ヤ37に噛合されている。
【0044】第1のスライダ101は、ベース17の下面に
配置されるスライダ基部106、ベース17の右側面に配置
されるスライダ側部107を一体に有し、ローディング方
向に対応した前後方向に移動可能に取り付けられてい
る。そして、後方の位置をアンローディング完了位置ま
たはローディング待機位置に対応した第1の位置(図1
および図2に示す位置)とし、前方の位置をディスク再
生位置、ローディング完了位置またはアンローディング
開始位置に対応した第2の位置(図11に示す位置)と
している。
【0045】第1のスライダ101のスライダ基部106の前
後部分には、ベース17に設けられた前後のピン103,108
に挿通して第1のスライダ101の前後方向の移動を案内
する長孔109,110が前後方向に沿って形成されている。
【0046】スライダ基部106の前側の長孔109の右側に
はベース17に設けられたピン112が挿通する挿通溝113が
前後方向に形成され、長孔109の左側にはスイングプレ
ート32に設けられたカムピン114が係合可能とするカム
溝115およびこのカム溝115の右側にスイングプレート32
が係合可能とする突起116が形成されている。カム溝115
は、前面が開口され、前部側が前後方向に沿って直線状
で、後部側が右方向へ傾斜されている。そして、第1の
スライダ101が後方の第1の位置に位置する状態では、
スイングプレート32のカムピン114がカム溝115の前方に
外れるが、スイングプレート32が突起116に係合するこ
とにより、アイドラギヤ33がピックアップ伝達ギヤ82か
ら離反した状態に保持する。第1のスライダ101が後方
の第1の位置から前方の第2の位置に達する直前の移動
範囲において、カムピン114に対してカム溝115の直線部
分が係合移動し、アイドラギヤ33がピックアップ伝達ギ
ヤ82から離反した状態を維持する。第1のスライダ101
が前方の第2の位置に移動することにより、カムピン11
4に対してカム溝115の右方向への傾斜部分が係合し、ス
イングプレート32を回動させてアイドラギヤ33をピック
アップ伝達ギヤ82に噛合させる。
【0047】スライダ基部106の中央には第2のスライ
ダ102から突設された連結ピン119が係合する台形状の連
結孔120が形成されている。
【0048】スライダ基部106の後端右側にはスプリン
グ72の他端の端部72aが係合する突起123が形成され、後
端左側には切欠部124が形成されている。スプリング72
の端部72aは、図5(a)に示すように、略L字形に形成さ
れ、第1のスライダ101が第1の位置に位置する状態で
スプリング72の端部72aが突起123の前側に係合し、第1
のスライダ101の前方への戻りが規制される。すなわ
ち、突起123およびスプリング72によって第1のスライ
ダ101が第1の位置から第2の位置側へ戻るのを規制す
る戻り規制手段125が構成されている。
【0049】スライダ側部107の前部側には、ウォーム
ギヤ38の軸の端部と係合する長孔128が前後方向に形成
され、ローラシャフト45の一端が係合するカム溝129が
形成されている。このカム溝129は、図8に示すよう
に、第1のスライダ101の第1の位置への移動によりロ
ーディングローラ43を上昇させるとともにギヤ47を端部
ギヤ39に噛合させるローディング動作位置に保持するロ
ーディング用溝部130と、第1のスライダ101の第2の位
置への移動によりローディングローラ43を下降させると
ともにギヤ47を端部ギヤ39から離反させるローディング
動作解除位置に保持するローディング解除用溝部131
と、およびこれらローディング用溝部130とローディン
グ解除用溝部131との間の傾斜溝部132とを有している。
ローディング解除用溝部131の入口部には突起133が突設
されており、第1のスライダ101が前方の第2の位置に
移動してローディング解除用溝部131がローラシャフト4
5に係合した後に第1のスライダ101が後方へ戻るのが規
制される。すなわち、ローラシャフト45および突起133
によって第1のスライダ101が第2の位置から第1の位
置側へ戻るのを規制する戻り規制手段125が構成されて
いる。
【0050】スライダ側部107の後部側には、図5(a)に
示すように、第1のスライダ101の第1の位置でチャッ
クアーム65の受部71を押し上げてチャック解除させると
ともに、第1のスライダ101の第2の位置への移動によ
って受部71から外れるチャック作動部136が形成されて
いる。
【0051】また、図4および図5(b)に示すように、
第1のスライダ101のスライダ基部106の後部には第2の
位置決め部としてのガイド部139が突設されている。図
5(b)および図6に示すように、シャーシ12には、第1
のスライダ101の第1の位置への移動時にガイド部139と
係合してシャーシ12に対するベース17のディスク面と平
行な方向の位置を位置決め係止する第2の係合部140が
設けられている。この第2の係合部140は、シャーシ12
の底板から立ち上げられるとともに前方へ折曲された略
L字形の係合片141を有し、この係合片141の前端側にガ
イド部139が係合されるロック溝142が形成されている。
ロック溝142の前端側は前方へ向けて拡開形成されてい
る。
【0052】スライダ側部107の前部側の上下部および
後部側には、第1のスライダ101の第1の位置への移動
時にシャーシ12側に当接する当接部143,144,145が形
成されている。シャーシ12には、第1のスライダ101の
第1の位置への移動時に第1のスライダ101の各当接部1
43,144,145が係合してシャーシ12に対するベース17の
ディスク面に垂直な方向の位置を位置決め係止する一側
係合部146,147,148が設けられている。当接部143は一
側係合部146の上面に、当接部144は一側係合部147の下
面に、当接部145は一側係合部148の下面にそれぞれ当接
して位置決めする。
【0053】図1、図2および図4に示すように、第2
のスライダ102には、ベース17に設けられたピン108に係
合する長孔151が前後方向に沿って形成されている。こ
の第2のスライダ102は、連結ピン119が第1のスライダ
101の連結孔120内を移動する範囲内で前後方向およびピ
ン108を中心とした揺動方向を含めて、第1のスライダ1
01に対して移動可能に連結され、第1のスライダ101と
一緒に第1の位置と第2の位置とに移動する。
【0054】第2のスライダ102の前端側にはスライダ
駆動ギヤ100の右側に配置されるレバー部152が形成さ
れ、このレバー部152にスライダ駆動ギヤ100のギヤ部10
0aと噛合可能とするラック153が形成されている。
【0055】レバー部152には、ベース17に設けられた
ピン112が係合するカム溝154が形成され、このカム溝15
4は、前後方向の規制溝部155とこの規制溝部155の前後
両端で左側のラック153側に幅広となる第1の係止溝部1
56および第2の係止溝部157を有している。第2のスラ
イダ102の第1の位置または第2の位置でピン112に第1
の係止溝部156または第2の係止溝部157が係合し、第2
のスライダ102の揺動を許容してラック153がスライダ駆
動ギヤ100のギヤ部100aに対して接離可能とし、また、
第2のスライダ102の第1の位置と第2の位置との中間
位置でピン112に規制溝部155が係合し、第2のスライダ
102の揺動を規制してラック153がスライダ駆動ギヤ100
のギヤ部100aと噛合する状態に保持する。
【0056】第2のスライダ102をラック153がスライダ
駆動ギヤ100のギヤ部100aから離反する方向に付勢する
付勢手段としてのスプリング158が第1のスライダ101に
取り付けられている。
【0057】第2のスライダ102の後端には係合片159が
突設され、第2のスライダ102のピックアップ移動機構2
4に臨む左側には係合片160が突設されている。
【0058】また、図1ないし図3に示すように、ロー
ディング時に、ディスクDと当接して第1の位置に位置
する第2のスライダ102を揺動させてラック153をスライ
ダ駆動ギヤ100に噛合させるローディング側トリガ部材1
63を備えている。このローディング側トリガ部材163
は、チャックアーム65に支点164を中心として回動可能
に軸支され、ディスクDと当接するディスク当接部16
5、第2のスライダ102の係合片159に当接する当接部166
が設けられている。
【0059】また、図1ないし図4に示すように、アン
ローディング時に、ディスクDの中心側へ向けて移動す
るピックアップ23側と当接して第2の位置に位置する第
2のスライダ102を揺動させてラック153をスライダ駆動
ギヤ100に噛合させるアンローディング側トリガ部材169
を備えている。このアンローディング側トリガ部材169
は、略L字形に形成され、中間部がベース17側に支軸17
0によって回動可能に軸支され、一端にピックガイド89
の端面94に当接可能とする当接部171が形成され、他端
に第2のスライダ102の係合片160に当接可能とする当接
部172が形成されている。当接部171には、ピックガイド
89の係止溝96に係合可能とする係止突部173が形成され
ている。
【0060】また、図4、図5(c)および図10に示す
ように、ベース17には、第1のスライダ101の後端の左
側部位置に、支点176を中心として回動可能に係合部材1
77が取り付けられている。この係合部材177には、第1
のスライダ101の切欠部124と係合可能とする突起178が
形成され、第1のスライダ101の第1の位置への移動で
図10中反時計回り方向に回動され、第2の位置への移
動で図10中時計回り方向に回動される。係合部材177
の下面には、第1のスライダ101の第1の位置への移動
時にベース17側に係合可能とする略L字形の係止部179
が突設されている。図3、図5(c)および図6に示すよ
うに、シャーシ12には、第1のスライダ101の第1の位
置への移動時に係合部材177の係止部179が係合してシャ
ーシ12に対するベース17のディスク面に垂直な方向の位
置を位置決め係止する略L字形の係止片180が切り起こ
し形成されている。
【0061】また、図3、図5(c)および図6に示すよ
うに、ベース17の後部には当接部183が折曲形成され、
シャーシ12にはチャック解除時にチャックアーム65が天
板13に当接してベース17を下方へ押え付けた際に当接部
183が当接する受部184が形成されている。
【0062】次に、ディスクプレーヤの作用を説明す
る。
【0063】図1、図2、図5および図6にディスクの
未装着状態を示す。なお、図1および図2にはローディ
ング過程にあるディスクDを示しているが、各機構の位
置はまだディスクDをローディングする前の状態にあ
る。
【0064】各スライダ101,102が後方の第1の位置に
位置し、第2のスライダ102のカム溝154の前端に設けら
れている第1の係止溝部156がピン112に係合し、ラック
153がスライダ駆動ギヤ100の右方に外れている。
【0065】スイングプレート32が第1のスライダ101
の突起116に係合し、アイドラギヤ33がピックアップ伝
達ギヤ82から離反している。
【0066】アンローディング側トリガ部材169の当接
部172が第1のスライダ101の左側面に係合し、アンロー
ディング側トリガ部材169の係止突部173がピックガイド
89の係止溝96に係合し、ピックアップ移動台79をロック
している。
【0067】図5に示すように、ローディングローラ43
のシャフト45が第1のスライダ101のカム溝129で押し上
げられ、ガイド板42との間にディスクDを挟持可能とす
るとともにギヤ47が端部ギヤ39に噛合している。また、
チャックアーム65は、受部71が第1のスライダ101のチ
ャック作動部136で押し上げられ、チャック解除位置に
位置している。
【0068】また、図5および図6に示すように、ロー
ディングローラ支持体46の各当接部53がシャーシ12の各
受部55の上面に当接し、チャックアーム65の当接部73が
天板13の受部材74の下面に当接してベース17をシャーシ
12に対して下方へ押し下げ、ベース17の当接部183がシ
ャーシ12の受部184に当接し、第1のスライダ101のスラ
イダ側部107の各当接部143,144,145がシャーシ12の一
側の各一側係合部146,147,148に当接し、係合部材177
の係止部179がシャーシ12の係止片180に係合し、シャー
シ12に対するベース17のディスク面に垂直な方向の位置
を位置決め係止している。さらに、ローディングローラ
支持体46のガイド部54がシャーシ12の第1の係合部56に
係合するとともに、第1のスライダ101のガイド部139が
シャーシ12の第2の係合部140に係合し、シャーシ12に
対するベース17のディスク面に平行な方向の位置を位置
決め係止している。したがって、フローティング状態に
支持されているベース17をシャーシ12に対して固定した
フローティングロック状態にある。
【0069】次に、ディスクDのローディング動作につ
いて説明する。
【0070】ディスクDをディスク挿入口14に挿入する
ことにより、別途有する挿入検知スイッチでディスクD
の挿入を検知し、モータ28がローディング方向に回転駆
動する。このモータ28のローディング方向への回転駆動
により、駆動ギヤ30が図1および図2中時計回り方向に
回転し、この駆動ギヤ30からの駆動力がローディング伝
達ギヤ36、中間ギヤ37、ウォームギヤ38、端部ギヤ39お
よびギヤ47を経てローディングローラ43に伝達され、こ
のローディングローラ43がローディング方向に回転す
る。
【0071】ディスク挿入口14に挿入されたディスクD
の先端がガイド板42とローディングローラ43との間で挟
持することにより、ローディングローラ43でディスクD
を本体11内の再生位置へ向けて搬送開始する。
【0072】ディスクDが再生位置に搬送するまでの間
は、ローディング機構20のみが作動し、他の機構は初期
状態を保つ。すなわち、モータ28の駆動で駆動ギヤ30が
回転するが、アイドラギヤ33およびスライダ駆動ギヤ10
0は空転するだけで、離反されているピックアップ伝達
ギヤ82や各スライダ101,102に対して駆動力を伝達しな
い。
【0073】そして、ディスクDを再生位置まで搬送す
れば、図9に示すように、ディスクDのローディング方
向の先端縁がローディング側トリガ部材163の当接部165
に当接し、ローディング側トリガ部材163が支点164を中
心として図9中時計回り方向に回動し、ローディング側
トリガ部材163の当接部166で第2のスライダ102をスプ
リング158の付勢に抗してピン108を中心として図9中時
計回り方向に揺動させる。
【0074】第2のスライダ102の図9中時計回り方向
への揺動により、第2のスライダ102のカム溝154の前端
に設けられている第1の係止溝部156がピン112から外
れ、ラック153がスライダ駆動ギヤ100のギヤ部100aに噛
合し、第2のスライダ102が前方の第2の位置へ向けて
移動する。第2のスライダ102の移動開始により、カム
溝154の規制溝部155がピン112に係合し、第2のスライ
ダ102の揺動を規制してラック153がスライダ駆動ギヤ10
0と噛合する状態に保持する。
【0075】第2のスライダ102の移動により、第2の
スライダ102の連結ピン119が第1のスライダ101の連結
孔120の前縁に当接し、第2のスライダ102に連動して引
っ張られるかたちで第1のスライダ101も一体的に前方
の第2の位置へ向けて移動を開始する。
【0076】第1のスライダ101の移動により、図12
に示すように、ローディングローラ43のローラシャフト
45が第1のスライダ101のカム溝129で押し下げられ、ロ
ーディングローラ43がディスクDから離反するとともに
ギヤ47が端部ギヤ39から離反し、ローディングローラ43
が回転停止する。また、チャックアーム65は、受部71に
対する第1のスライダ101のチャック作動部136による押
し上げが解除され、スプリング72の付勢で下降し、クラ
ンパ66とターンテーブル61との間にディスクDをチャッ
キングする。
【0077】図12および図13に示すように、ローデ
ィングローラ支持体46の各当接部53がシャーシ12の各受
部55から離反し、チャックアーム65の当接部73が天板13
の受部材74から離反してベース17のシャーシ12に対する
押し下げを解除し、ベース17の当接部183がシャーシ12
の受部184から離反し、第1のスライダ101のスライダ側
部107の各当接部143,144,145がシャーシ12の一側の各
一側係合部146,147,148から外れ、係合部材177の係止
部179がシャーシ12の係止片180から外れ、シャーシ12に
対するベース17のディスク面に垂直な方向の位置決め係
止を解除する。さらに、ローディングローラ支持体46の
ガイド部54がシャーシ12の第1の係合部56から外れると
ともに、第1のスライダ101のガイド部139がシャーシ12
の第2の係合部140から外れ、シャーシ12に対するベー
ス17のディスク面に平行な方向の位置決め係止を解除す
る。したがって、ベース17をシャーシ12に対して固定し
ていたフローティングロックを解除し、ベース17をシャ
ーシ12に対してフローティング状態に支持する。
【0078】また、図10に示すように、各スライダ10
1,102が第2の位置まで移動すれば、第2のスライダ10
2のカム溝154の後端に設けられている第2の係止溝部15
7がピン112の位置に達し、図11に示すように、スプリ
ング158の付勢で第2のスライダ102がピン108を中心に
図11中反時計回り方向に揺動し、第2の係止溝部157
がピン112に係合し、ラック153がスライダ駆動ギヤ100
の右方に外れる。したがって、第2の位置で各スライダ
101,102の移動が停止する。
【0079】図8および図12(a)に示すように、第1
のスライダ101が前方の第2の位置に移動してローディ
ング解除用溝部131がローラシャフト45に係合した状態
で、ローディング解除用溝部131の入口部に設けた突起1
33でローラシャフト45を係止し、第1のスライダ101が
第2の位置から第1の位置側へ戻るのを規制する。
【0080】また、図10および図11に示すように、
第1のスライダ101が前方の第2の位置へ移動すること
により、アンローディング側トリガ部材169の当接部172
に第2のスライダ102の係合片160が係合し、アンローデ
ィング側トリガ部材169が図10中時計回り方向に回動
して係止突部173がピックガイド89の係止溝96から外
れ、ピックアップ移動台79のロックを解除する。
【0081】第1のスライダ101のカム溝115でスイング
プレート32が図10中時計回り方向に回動し、アイドラ
ギヤ33がピックアップ伝達ギヤ82に噛合し、ピックアッ
プ伝達ギヤ82が回転する。
【0082】ピックアップ伝達ギヤ82に伝達された駆動
力は、送りシャフト80に伝達され、送りシャフト80が回
転される。送りシャフト80の回転により、この送りシャ
フト80のねじ部85と板ばね92の第2の歯部91との噛合に
より、ピックアップ移動台79が外周方向へ移動し、さら
に、ピックアップ移動台79の外周方向への移動により、
ピックガイド89の第1の歯部90がねじ部85に噛合し、確
実な噛合状態が得られる。
【0083】また、図11に示すように、各スライダ10
1,102が前方の第2の位置で各スライダ101,102の移動
が停止した後、モータ28が逆回転し、外周方向へ移動し
たピックアップ移動台79を内周側の再生位置まで戻す。
ピックアップ移動台79が外周方向に移動した時点でスイ
ッチ97が切り換わってスピンドルモータ62が回転してお
り、内周側の再生位置へ戻ったピックアップ23でディス
クDのデータ記録領域の最内周に記録されたTOC情報
を読み取り、ディスクDの再生が可能となる。
【0084】そして、ディスクDの再生動作時には、各
スライダ101,102が前方の第2の位置に保持され、スラ
イダ102のラック153はスライダ駆動ギヤ100から離反し
て噛合せず、アイドラギヤ33がピックアップ伝達ギヤ82
に噛合した状態に保持されるので、モータ28の駆動力は
ピックアップ移動機構24にのみ伝達される。そのため、
モータ28の正逆転駆動により、ピックアップ23がディス
クDの内周方向または外周方向に移動する。
【0085】次に、ディスクDのアンローディング動作
を説明する。
【0086】アンローディング時には、図11に示すよ
うに、モータ28がローディング方向とは逆のアンローデ
ィング方向に回転駆動し、ピックアップ移動台79が最内
周位置へ移動する。
【0087】図14に示すように、ピックアップ移動台
79が最内周位置に移動することにより、ピックガイド89
の端面94がアンローディング用トリガ部材169の当接部1
71に当接し、アンローディング用トリガ部材169が支軸1
70を中心に図14中反時計回り方向へ回動する。
【0088】アンローディング用トリガ部材169の当接
部172が第2のスライダ102の係合片160に係合し、第2
のスライダ102がスプリング158の付勢に抗してピン108
を中心に図14中時計回り方向に揺動する。
【0089】第2のスライダ102の図14中時計回り方
向への揺動により、第2のスライダ102のカム溝154の後
端に設けられている第2の係止溝部157がピン112から外
れ、ラック153がスライダ駆動ギヤ100のギヤ部100aに噛
合し、第2のスライダ102が後方の第1の位置へ向けて
移動する。第2のスライダ102の移動開始により、カム
溝154の規制溝部155がピン112に係合し、第2のスライ
ダ102の揺動を規制してラック153がスライダ駆動ギヤ10
0と噛合する状態に保持する。
【0090】第2のスライダ102の移動により、第2の
スライダ102の連結ピン119が第1のスライダ101の連結
孔120の後縁に当接し、第2のスライダ102に連動して引
っ張られるかたちで第1のスライダ101も一体的に後方
の第1の位置へ向けて移動を開始する。
【0091】第1のスライダ101の移動により、図5に
示すように、チャックアーム65は、受部71が第1のスラ
イダ101のチャック作動部136で押し上げられ、ディスク
Dのチャックを解除する。また、ローディングローラ43
のローラシャフト45が第1のスライダ101のカム溝129で
押し上げられ、ガイド板42との間にディスクDを挟持す
るとともにギヤ47が端部ギヤ39に噛合し、ディスクDを
前方のアンローディング方向に搬送する。
【0092】また、図5および図6に示すように、ロー
ディングローラ支持体46の各当接部53がシャーシ12の各
受部55の上面に当接し、チャックアーム65の当接部73が
天板13の受部材74の下面に当接してベース17をシャーシ
12に対して下方へ押し下げ、ベース17の当接部183がシ
ャーシ12の受部184に当接し、第1のスライダ101のスラ
イダ側部107の各当接部143,144,145がシャーシ12の一
側の各一側係合部146,147,148に当接し、係合部材177
の係止部179がシャーシ12の係止片180に係合し、シャー
シ12に対するベース17のディスク面に垂直な方向の位置
を位置決め係止する。さらに、ローディングローラ支持
体46のガイド部54がシャーシ12の第1の係合部56に係合
するとともに、第1のスライダ101のガイド部139がシャ
ーシ12の第2の係合部140に係合し、シャーシ12に対す
るベース17のディスク面に平行な方向の位置を位置決め
係止する。したがって、フローティング状態に支持され
ているベース17をシャーシ12に対して固定したフローテ
ィングロック状態とする。
【0093】また、図14において、第1のスライダ10
1が前方の第2の位置から後方へ移動することにより、
第1のスライダ101のカム溝115でスイングプレート32が
図14中反時計回り方向に回動し、アイドラギヤ33がピ
ックアップ伝達ギヤ82から離反し、ピックアップ移動機
構24への駆動力の伝達を解除する。
【0094】このピックアップ移動機構24への駆動力の
伝達を解除するまでの間は、モータ28からの駆動力はピ
ックアップ移動機構24へ伝達され続けるため、ピックア
ップ移動台79が最内周位置に達して移動規制されても、
送りシャフト80の回転は継続する。これは、図7に示す
ように、ピックアップ移動台79が最内周位置へ移動した
場合に、第1の歯部90が小径部86に進入して噛合が解除
されるとともに、第2の歯部91が板ばね92の弾性によっ
て歯飛びして駆動力伝達が解除されることによる。
【0095】また、図15に示すように、各スライダ10
1,102が第1の位置まで移動すれば、第2のスライダ10
2のカム溝154の前端に設けられている第1の係止溝部15
6がピン112の位置に達し、スプリング158の付勢で第2
のスライダ102がピン108を中心に図15中反時計回り方
向に揺動し、第1の係止溝部156がピン112に係合し、ラ
ック153がスライダ駆動ギヤ100の右方に外れる。したが
って、第2の位置で各スライダ101,102の移動が停止す
る。
【0096】ディスクDのアンローディング方向の前端
縁がディスク挿入口14から所定寸法だけ突出した時点で
モータ28を停止する。
【0097】以上のように、ローディング機構20に対し
ては、単一のモータ28で回転駆動される駆動ギヤ30に常
時噛合するローディング伝達ギヤ36によって駆動力を常
時伝達し、一方、ピックアップ移動機構24に対しては、
駆動ギヤ30に常時噛合するアイドラギヤ33をピックアッ
プ移動機構24のピックアップ伝達ギヤ82に接離させる構
成として、このアイドラギヤ33をディスクDの未装着状
態で位置する第1の位置およびローディング状態で位置
する第2の位置に移動する第1のスライダ101によって
ピックアップ伝達ギヤ82に対して接離させるので、ロー
ディング機構20およびピックアップ移動機構24に対し
て、駆動力伝達の中立点がなく動作が安定するとともに
その動作を安定させるための別部品が必要なく、単一の
モータ28からの駆動力の伝達、切換を確実にできる。し
かも、第2のスライダ102によって第1のスライダ101を
第1および第2の各位置に移動させることができ、構成
を簡単にできる。
【0098】また、第1および第2の各位置において、
第2のスライダ102をスプリング158の付勢に抗して揺動
させてラック153をスライダ駆動ギヤ100に噛合させれ
ば、第2のスライダ102と一緒に第1のスライダ101が移
動し、また、第1のスライダ101が第1および第2の各
位置に移動すれば、第2のスライダ102がスプリング158
の付勢によって揺動してラック153がスライダ駆動ギヤ1
00から外れ、第1および第2の各スライダ101,102を停
止させることができる。
【0099】また、ローディング時には、ディスクDと
当接するローディング側トリガ部材163により、第1の
位置に位置する第2のスライダ102を揺動させてラック1
53をスライダ駆動ギヤ100に噛合させ、また、アンロー
ディング時には、ディスクDの中心側へ向けて移動する
ピックアップ23側と当接するアンローディング側トリガ
部材169により、第2の位置に位置する第2のスライダ1
02を揺動させてラック153をスライダ駆動ギヤ100に噛合
させることができる。
【0100】第1のスライダ101の第2の位置からの移
動によってアンローディング側トリガ部材169がピック
アップ側23を係止するため、ディスクDの未装着状態で
のピックアップ23の位置ずれを防止できる。
【0101】また、戻り規制手段125により第1および
第2の各位置へ移動した第1のスライダ101の戻りを規
制し、誤動作を防止できる。
【0102】また、ローディング機構20では、第1のス
ライダ101の第2の位置への移動によってローディング
動作を解除するとともに、第1のスライダ101の第2の
位置からの移動によってローディング動作状態に切り換
えるので、ローディング機構20に対して駆動力が常時伝
達されていてもローディング動作の切換を確実にでき
る。
【0103】また、ピックアップ移動機構24では、アン
ローディング時に第1のスライダ101が第2の位置から
移動してアイドラギヤ33からピックアップ伝達ギヤ82へ
の駆動力の伝達が解除されるまでの間、ピックアップ伝
達ギヤ82からピックアップ23への駆動力の伝達を解除す
る伝達解除手段93を設けているので、アンローディング
動作を許容できる。
【0104】なお、駆動装置で取り扱うディスクには、
音楽用の再生専用の12cmのコンパクトディスクに限
らず、音楽用の再生専用の8cmのコンパクトディスク
にも適用でき、さらには、光学ディスク、光磁気ディス
ク、フレキシブル磁気ディスクなどにも適用でき、同様
の作用効果が得られる。
【0105】また、駆動装置は、ディスクプレーヤに限
らず、ディスクに対して記録可能なディスク記録再生装
置にも適用でき、同様の作用効果が得られる。
【0106】
【発明の効果】請求項1記載の駆動装置によれば、ロー
ディング機構に対しては、単一のモータで回転駆動され
る駆動ギヤに常時噛合するローディング伝達ギヤによっ
て駆動力を常時伝達し、一方、ピックアップ移動機構に
対しては、駆動ギヤに常時噛合するアイドラギヤをピッ
クアップ移動機構のピックアップ伝達ギヤに接離させる
構成として、このアイドラギヤをディスクの未装着状態
で位置する第1の位置およびローディング状態で位置す
る第2の位置に移動する第1のスライダによってピック
アップ伝達ギヤに対して接離させるので、ローディング
機構およびピックアップ移動機構に対して、駆動力伝達
の中立点がなく動作が安定するとともに動作を安定させ
るための別部品が必要なく、単一のモータからの駆動力
の伝達、切換を確実にできる。しかも、第2のスライダ
によって第1のスライダを第1および第2の各位置に移
動させることができ、構成を簡単にできる。
【0107】請求項2記載の駆動装置によれば、請求項
1記載の駆動装置の効果に加えて、第1および第2の各
位置において、第2のスライダを付勢手段の付勢に抗し
て揺動させてラックをスライダ駆動ギヤに噛合させれ
ば、第2のスライダと一緒に第1のスライダが移動し、
また、第1のスライダが第1および第2の各位置に移動
すれば、第2のスライダが付勢手段の付勢によって揺動
してラックがスライダ駆動ギヤから外れ、第1および第
2の各スライダを停止させることができる。
【0108】請求項3記載の駆動装置によれば、請求項
1または2記載の駆動装置の効果に加えて、ローディン
グ時には、ディスクと当接するローディング側トリガ部
材により、第1の位置に位置する第2のスライダを揺動
させてラックをスライダ駆動ギヤに噛合させ、また、ア
ンローディング時には、ディスクの中心側へ向けて移動
するピックアップ側と当接するアンローディング側トリ
ガ部材により、第2の位置に位置する第2のスライダを
揺動させてラックをスライダ駆動ギヤに噛合させること
ができる。
【0109】請求項4記載の駆動装置によれば、請求項
3記載の駆動装置の効果に加えて、第1のスライダの第
2の位置からの移動によってアンローディング側トリガ
部材がピックアップを係止するため、ディスクの未装着
状態でのピックアップの位置ずれを防止できる。
【0110】請求項5記載の駆動装置によれば、請求項
1ないし4いずれか記載の駆動装置の効果に加えて、戻
り規制手段により第1および第2の各位置へ移動した第
1のスライダの戻りを規制し、誤動作を防止できる。
【0111】請求項6記載の駆動装置によれば、請求項
1ないし5いずれか記載の駆動装置の効果に加えて、ロ
ーディング機構では、第1のスライダの第2の位置への
移動によってローディング動作を解除するとともに、第
1のスライダの第2の位置からの移動によってローディ
ング動作状態に切り換えるので、ローディング機構に対
して駆動力が常時伝達されていてもローディング動作の
切換を確実にできる。
【0112】請求項7記載の駆動装置によれば、請求項
1ないし6いずれか記載の駆動装置の効果に加えて、ピ
ックアップ移動機構では、アンローディング時に第1の
スライダが第2の位置から移動してアイドラギヤからピ
ックアップ伝達ギヤへの駆動力の伝達が解除されるまで
の間、ピックアップ伝達ギヤからピックアップへの駆動
力の伝達を解除する伝達解除手段を設けているので、ア
ンローディング動作を許容できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の駆動装置を適用したディスクプレーヤ
の一実施の形態を示し、第1のスライダが第1の位置に
ある状態のディスクプレーヤの一部の平面図である。
【図2】同上ディスクプレーヤの第1のスライダが第1
の位置にある状態の全体の平面図である。
【図3】同上ディスクプレーヤの分解状態の斜視図であ
る。
【図4】同上ディスクプレーヤの切換機構の分解状態の
斜視図である。
【図5】同上第1のスライダが第1の位置にある状態で
の各箇所の側面を(a)(b)(c)に示すディスクプレーヤの
側面図である。
【図6】同上ディスクプレーヤの第1のスライダが第1
の位置にある状態のシャーシの平面図である。
【図7】同上ディスクプレーヤのピックアップ移動機構
の平面図である。
【図8】同上ディスクプレーヤの第1のスライダの一部
の側面図である。
【図9】同上図1に続くディスクのローディング動作を
示す平面図である。
【図10】同上図9に続くディスクのローディング動作
を示す平面図である。
【図11】同上第1のスライダが第2の位置にある状態
のディスクプレーヤの平面図である。
【図12】同上第1のスライダが第2の位置にある状態
での各箇所の側面を(a)(b)(c)に示すディスクプレーヤ
の側面図である。
【図13】同上ディスクプレーヤの第1のスライダが第
2の位置にある状態のシャーシの平面図である。
【図14】同上図11の状態からのディスクのアンロー
ディング動作を示す平面図である。
【図15】同上図14に続くディスクのアンローディン
グ動作を示す平面図である。
【符号の説明】
20 ローディング機構 23 ピックアップ 24 ピックアップ移動機構 28 モータ 30 駆動ギヤ 33 アイドラギヤ 36 ローディング伝達ギヤ 82 ピックアップ伝達ギヤ 93 伝達解除手段 100 スライダ駆動ギヤ 101 第1のスライダ 102 第2のスライダ 125 戻り規制手段 153 ラック 158 付勢手段としてのスプリング 163 ローディング側トリガ部材 169 アンローディング側トリガ部材 D ディスク

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータによって回転駆動される駆動ギヤ
    と、 この駆動ギヤに常時噛合するローディング伝達ギヤを有
    し、このローディング伝達ギヤから駆動力が伝達されて
    ディスクをローディングおよびアンローディングするロ
    ーディング機構と、 ピックアップ伝達ギヤを有し、このピックアップ伝達ギ
    ヤに駆動力が伝達されてピックアップを移動させるピッ
    クアップ移動機構と、 前記駆動ギヤに常時噛合するとともに前記ピックアップ
    伝達ギヤに対して接離可能に噛合するアイドラギヤと、 前記ディスクの未装着状態で位置する第1の位置とディ
    スクのローディング状態で位置する第2の位置との間を
    移動し、第2の位置への移動によって前記アイドラギヤ
    をピックアップ伝達ギヤに噛合させるとともに、第2の
    位置からの移動によって前記アイドラギヤをピックアッ
    プ伝達ギヤから離反させる第1のスライダと、 前記ディスクのローディング時に第1の位置に位置する
    第1のスライダに前記駆動ギヤからの駆動力を伝達させ
    て第1のスライダを第2の位置へ移動させ、アンローデ
    ィング時に第2の位置に位置する第1のスライダに前記
    駆動ギヤからの駆動力を伝達させて第1のスライダを第
    1の位置へ移動させる第2のスライダとを具備している
    ことを特徴とする駆動装置。
  2. 【請求項2】 駆動ギヤから駆動力が伝達されて回転す
    るスライダ駆動ギヤを備え、 第2のスライダは、第1のスライダと一緒に移動すると
    ともに第1のスライダに対して揺動可能に設けられ、第
    1の位置と第2の位置との中間位置で前記スライダ駆動
    ギヤと噛合状態に保持されるとともに第1の位置と第2
    の位置とでスライダ駆動ギヤに対して接離可能とするラ
    ックを有し、 この第2のスライダをラックがスライダ駆動ギヤから離
    反する方向に付勢する付勢手段が設けられていることを
    特徴とする請求項1記載の駆動装置。
  3. 【請求項3】 ローディング時に、ディスクと当接して
    第1の位置に位置する第2のスライダを揺動させてラッ
    クをスライダ駆動ギヤに噛合させるローディング側トリ
    ガ部材と、 アンローディング時に、ディスクの中心側へ向けて移動
    するピックアップ側と当接して第2の位置に位置する第
    2のスライダを揺動させてラックをスライダ駆動ギヤに
    噛合させるアンローディング側トリガ部材とを備えてい
    ることを特徴とする請求項1または2記載の駆動装置。
  4. 【請求項4】 アンローディング側トリガ部材は、第1
    のスライダの第2の位置からの移動によってピックアッ
    プを係止するとともに、第1のスライダの第2の位置へ
    の移動によってピックアップの係止を解除することを特
    徴とする請求項3記載の駆動装置。
  5. 【請求項5】 第1および第2の各位置へ移動した第1
    のスライダの戻りを規制する戻り規制手段を備えている
    ことを特徴とする請求項1ないし4いずれか記載の駆動
    装置。
  6. 【請求項6】 ローディング機構は、第1のスライダの
    第2の位置への移動によってローディング動作が解除さ
    れるとともに、第1のスライダの第2の位置からの移動
    によってローディング動作状態に切り換えられることを
    特徴とする請求項1ないし5いずれか記載の駆動装置。
  7. 【請求項7】 ピックアップ移動機構は、アンローディ
    ング時に第1のスライダが第2の位置から移動してアイ
    ドラギヤからピックアップ伝達ギヤへの駆動力の伝達が
    解除されるまでの間、ピックアップ伝達ギヤからピック
    アップへの駆動力の伝達を解除する伝達解除手段が設け
    られていることを特徴とする請求項1ないし6いずれか
    記載の駆動装置。
JP2002057691A 2002-03-04 2002-03-04 駆動装置 Expired - Fee Related JP4043256B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002057691A JP4043256B2 (ja) 2002-03-04 2002-03-04 駆動装置
EP03701862A EP1482495A4 (en) 2002-03-04 2003-01-24 DISC TRAINING DEVICE
CNB038014181A CN100463064C (zh) 2002-03-04 2003-01-24 盘驱动装置
US10/493,725 US7360226B2 (en) 2002-03-04 2003-01-24 Disk player
PCT/JP2003/000656 WO2003075270A1 (fr) 2002-03-04 2003-01-24 Dispositif d'entrainement de disque

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002057691A JP4043256B2 (ja) 2002-03-04 2002-03-04 駆動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003257106A true JP2003257106A (ja) 2003-09-12
JP4043256B2 JP4043256B2 (ja) 2008-02-06

Family

ID=27784668

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002057691A Expired - Fee Related JP4043256B2 (ja) 2002-03-04 2002-03-04 駆動装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US7360226B2 (ja)
EP (1) EP1482495A4 (ja)
JP (1) JP4043256B2 (ja)
CN (1) CN100463064C (ja)
WO (1) WO2003075270A1 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3810715B2 (ja) * 2002-07-30 2006-08-16 松下電器産業株式会社 ディスクチェンジャ装置
JP3915918B2 (ja) * 2003-04-14 2007-05-16 ソニー株式会社 ディスクプレーヤのチャッキング装置およびディスクプレーヤ
US7287263B2 (en) * 2003-08-29 2007-10-23 Alpine Electronics, Inc. Disc apparatus
KR20060014610A (ko) * 2004-08-11 2006-02-16 삼성전자주식회사 디스크 이격장치 및 이를 포함한 디스크 플레이어
CN100395829C (zh) * 2004-11-26 2008-06-18 上海乐金广电电子有限公司 光盘读取装置
WO2009057233A1 (ja) * 2007-10-31 2009-05-07 Mitsubishi Electric Corporation ディスク装置
JP5224885B2 (ja) * 2008-04-11 2013-07-03 セイコープレシジョン株式会社 羽根駆動装置
JP5527508B2 (ja) * 2009-08-03 2014-06-18 ティアック株式会社 ディスク装置
KR101275315B1 (ko) * 2011-05-17 2013-06-17 도시바삼성스토리지테크놀러지코리아 주식회사 광 디스크 드라이브 장치 및 이의 구동 방법
CN115335907A (zh) * 2020-03-30 2022-11-11 索尼互动娱乐股份有限公司 光盘驱动器和电子设备

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62271245A (ja) * 1986-05-20 1987-11-25 Brother Ind Ltd 光学デイスクプレ−ヤ
JP2573017B2 (ja) * 1988-03-08 1997-01-16 三洋電機株式会社 ディスクプレーヤ
KR960008046B1 (ko) * 1993-12-29 1996-06-19 엘지전자 주식회사 미니디스크 플레이어의 구동장치
JP2854520B2 (ja) * 1994-03-30 1999-02-03 松下電器産業株式会社 ディスクプレーヤ
JP3576704B2 (ja) * 1996-06-18 2004-10-13 株式会社ケンウッド ディスクプレーヤ
JP4041569B2 (ja) * 1997-12-26 2008-01-30 クラリオン株式会社 ディスクプレーヤ
JP3588713B2 (ja) * 1999-04-12 2004-11-17 松下電器産業株式会社 ディスクプレーヤ
JP2001283493A (ja) * 2000-03-30 2001-10-12 Clarion Co Ltd ディスクプレーヤ
JP3989185B2 (ja) * 2001-03-30 2007-10-10 シンワ株式会社 駆動装置
JP2003059153A (ja) * 2001-08-21 2003-02-28 Tanashin Denki Co ディスク再生装置
JP2003109275A (ja) * 2001-09-28 2003-04-11 Tanashin Denki Co ディスク搬送装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP1482495A1 (en) 2004-12-01
CN1578980A (zh) 2005-02-09
US7360226B2 (en) 2008-04-15
EP1482495A4 (en) 2008-05-14
US20050086672A1 (en) 2005-04-21
CN100463064C (zh) 2009-02-18
JP4043256B2 (ja) 2008-02-06
WO2003075270A1 (fr) 2003-09-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH01227284A (ja) ディスクプレーヤ
JP4043256B2 (ja) 駆動装置
US8302114B2 (en) Disk apparatus with carrying unit having arms
JP2003257110A (ja) ディスクローディング装置
JP3273637B2 (ja) 記録再生装置用モード切換え機構
JP3989185B2 (ja) 駆動装置
JPH11296954A (ja) ディスクドライブ装置
JP3591019B2 (ja) ディスクローディング機構
JPH0244383Y2 (ja)
JP3841579B2 (ja) 異径ディスク再生装置
JPH0430700Y2 (ja)
JP5007318B2 (ja) ディスク装置
JP3551629B2 (ja) 記録媒体再生装置
JPH0351799Y2 (ja)
JPH0351800Y2 (ja)
JP2882405B2 (ja) ディスクローディング装置
WO2012049793A1 (ja) ディスク装置
JPH08167209A (ja) ディスクローディング機構
JP2998754B2 (ja) ディスク排出機構
JP3572695B2 (ja) ディスクローディング機構
JP5162375B2 (ja) ディスクドライブ装置及び電子機器
JP4339416B2 (ja) ディスク装置
JP3591020B2 (ja) ディスクローディング機構
WO2012104938A1 (ja) ディスク装置
JP3739576B2 (ja) 記録媒体搬送装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050105

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071031

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071113

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101122

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees