JP2001283493A - ディスクプレーヤ - Google Patents

ディスクプレーヤ

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JP2001283493A
JP2001283493A JP2000095154A JP2000095154A JP2001283493A JP 2001283493 A JP2001283493 A JP 2001283493A JP 2000095154 A JP2000095154 A JP 2000095154A JP 2000095154 A JP2000095154 A JP 2000095154A JP 2001283493 A JP2001283493 A JP 2001283493A
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Japan
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disk
gear
worm gear
drive
shift plate
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JP2000095154A
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Mitsuo Nakatani
充男 中谷
Hideyoshi Sakamoto
秀愛 坂本
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Faurecia Clarion Electronics Co Ltd
Original Assignee
Clarion Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータの数を削減することにより、部材の配
置や設計の自由度の向上、メカニズム全体の小型・簡略
化、軽量化、およびコストダウンに貢献可能な、動作信
頼性の高いディスクプレーヤを提供する。 【解決手段】 パワーモータ3からの駆動力をシフトプ
レート駆動機構20およびピックアップ送り機構30に
対して選択的に伝達して機構間の動作切換を行う動作切
換機構10を有する。動作切換機構10は、パワーモー
タ3からの駆動力によって回転可能でかつ軸方向にスラ
イド可能に設けられたウォームギア13を有する。シフ
トプレート駆動機構20およびピックアップ送り機構3
0は、ウォームギア13と噛み合い可能なギア21,3
2を含むギア群を有する。ウォームギア13は、機構2
0,30のうち、一方の機構のギアに噛み合ってその機
構を動作させた後、回転しながらスライドして他方の機
構のギアに噛み合う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスクを呼び込
み、再生するディスクプレーヤに係り、特に、ディスク
の呼び込み機構の駆動およびピックアップの送り機構の
駆動を行うための駆動構成を簡略化するための技術に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、CDプレーヤやDVDプレーヤ等
の光ディスク信号を読み取るタイプのディスクプレーヤ
においては、基本的に、ディスクを再生させるためにタ
ーンテーブルを回転駆動するディスクドライブと、ディ
スクをディスクドライブのターンテーブル上まで呼び込
むディスク呼び込み機構と、光ディスク信号を読み取る
光学ピックアップをディスクの半径方向に移動させるピ
ックアップ送り機構、という3種類の機構を備えてい
る。
【0003】従来、これらの機構の駆動は、この3種類
の機構に対して個別に設けられた3種類のモータによっ
て個別に行われている。すなわち、まず、ディスクドラ
イブは、本質的に即時応答性と高速回転が要求されるこ
とから、ターンテーブルと直結されたディスクドライブ
モータによって直接駆動されるようになっている。
【0004】また、ディスク呼び込み機構は、ディスク
をターンテーブルの面に対して水平方向および垂直方向
に順次動作させる関係から、一般的に、ディスクをター
ンテーブル上まで水平搬送するためのローディングロー
ラとディスクをターンテーブル上にチャッキングするた
めのディスクチャッキング機構という2種類の機構を備
えている。このようなディスク呼び込み機構において
は、ディスクチャッキング機構のチャッキング位置と解
除位置の切換制御を行い、また、ローディングローラの
ディスク当接位置と待機位置の切換制御を行うなど、ロ
ーディングローラおよびディスクチャッキング機構の動
作タイミングを制御するために、水平方向の駆動力を垂
直方向の動作に変換するシフトプレートが設けられる場
合が多い。このようなシフトプレート、ローディングロ
ーラ、およびディスクチャッキング機構を含むディスク
呼び込み機構は、ディスク呼び込み用の独立したモータ
によって駆動されるようになっている。
【0005】さらに、ピックアップ送り機構は、本質的
に高精度が要求されることから、光学ピックアップと直
接係合するリードスクリューによって光学ピックアップ
を正確に直線移動させるように構成されており、このリ
ードスクリューが、その近傍に配置されたピックアップ
送り用の独立したモータによって回転駆動されるように
なっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来のディスクプレーヤにおいては、前述したよう
に、ディスクドライブモータ、ディスク呼び込み機構用
のモータ、およびピックアップ送り機構用のモータとと
いう3個のモータが必要である。メカニズムにおいて、
このような3個のモータの使用は、モータの支持部材や
駆動力伝達部材を含めて部品点数を増大させ、構成を複
雑化させる上、大きなスペースを占有して、周辺の部材
の配置や設計を制限し、メカニズム全体を大型・複雑化
させる要因となる。また、各モータのそれぞれに電力供
給を行うと共に個別に制御する関係から、配線も増えて
しまう。さらに、コスト面においても、メカニズム全体
におけるモータの比重はかなり大きなものであるため、
3個のモータの使用は、コストダウンを図る上でも大き
な障害となる。
【0007】本発明は、以上のような従来技術の問題点
を解決するために提案されたものであり、その目的は、
モータの数を削減することにより、部材の配置や設計の
自由度の向上、メカニズム全体の小型・簡略化、軽量
化、およびコストダウンに貢献可能な、動作信頼性の高
いディスクプレーヤを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために、単一の駆動源の駆動力伝達先を機構間
で選択的に切り換えるように構成することにより、単一
の駆動源の駆動力によって、ローディングローラおよび
ディスクチャッキング機構の駆動に続いて、ピックアッ
プ送り機構を駆動できるようにしたものである。
【0009】すなわち、本発明のディスクプレーヤは、
基本的に、ディスクを回転駆動するためのディスクドラ
イブを支持するドライブシャーシ上に、ディスクをディ
スクドライブ上の回転駆動位置までローディングさせる
ローディングローラと、ローディングさせたディスクを
回転駆動位置にチャッキングさせるディスクチャッキン
グ機構と、光ディスク信号を読み取る光学ピックアップ
をディスクの半径方向に移動させるピックアップ送り機
構とを備える。さらに、ローディングローラおよびディ
スクチャッキング機構の動作タイミングを制御するシフ
トプレートと、このシフトプレートを動作させることに
より前記ローディングローラおよび前記ディスクチャッ
キング機構を連続的に動作させるシフトプレート駆動機
構を備える。
【0010】請求項1に記載の発明は、以上のようなデ
ィスクプレーヤにおいて、次のような特徴を有するもの
である。まず、単一の駆動源からの駆動力をシフトプレ
ート駆動機構およびピックアップ送り機構に対して選択
的に伝達してこれらの機構間の動作切換を行う動作切換
機構を有する。この動作切換機構は、駆動源からの駆動
力によって回転可能でかつ軸方向にスライド可能に設け
られたウォームギアを有する。また、シフトプレート駆
動機構およびピックアップ送り機構は、いずれも、ウォ
ームギアと噛み合い可能な駆動ギアを含むギア群を有す
る。そして、ウォームギアは、シフトプレート駆動機構
およびピックアップ送り機構のうち、一方の機構の駆動
ギアに噛み合ってその機構を動作させた後、回転しなが
らスライドして他方の機構の駆動ギアに噛み合うように
構成される。
【0011】この構成によれば、ディスクが挿入された
場合に、単一の駆動源の駆動力によってシフトプレート
駆動機構を駆動することにより、ローディングローラお
よびディスクチャッキング機構を動作させてディスクの
呼び込みを行い、ディスクをディスクドライブのターン
テーブル上にチャッキングすることができる。そして、
ディスクチャッキング後は、動作切換機構によって駆動
源の駆動力伝達先を切り換えて、ピックアップ送り機構
を動作させると共に、ディスクドライブ用の駆動源によ
ってターンテーブルを回転させることにより、ディスク
を再生することができる。したがって、2つの駆動源の
みによって、ディスクの呼び込み・再生を行うことがで
きる。
【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のディスクプレーヤにおいて、シフトプレート駆動機
構、ピックアップ送り機構、およびウォームギアの構成
に次のような特徴を有するものである。すなわち、シフ
トプレート駆動機構およびピックアップ送り機構は、そ
の機構の動作終端時にギア群がロック状態となるように
構成される。そして、ウォームギアは、シフトプレート
駆動機構およびピックアップ送り機構のうち、一方の機
構のギア群がロック状態となった場合に、このロック状
態を利用して回転しながらスライドして他方の機構の駆
動ギアに噛み合うように構成される。
【0013】この構成によれば、シフトプレート駆動機
構およびピックアップ送り機構のいずれか一方の動作終
端時には、そのギア群がロック状態となるため、ウォー
ムギアと噛み合っている駆動ギアが固定ラックとして作
用し、ウォームギアは自身の回転によって軸方向にスラ
イドする。したがって、ウォームギア自身の回転によっ
てウォームギアを確実にスライドさせて他方の機構の駆
動ギアに確実に噛み合わせることができるため、機構間
の動作切換を確実に行うことができる。また、ウォーム
ギアをスライドさせるための特別な手段を使用する必要
がないため、構成を簡略化できる。
【0014】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載のディスクプレーヤにおいて、動作切換機構の
構成に次のような特徴を有するものである。すなわち、
動作切換機構は、駆動源からの駆動力によって回転する
ピストン軸を有する。そして、ウォームギアは、ピスト
ン軸の周囲に同軸に配置されてピストン軸と一体的に回
転可能でかつピストン軸に沿ってスライド可能に設けら
れる。この構成によれば、ピストン軸を利用してウォー
ムギアを回転しながらスライドさせることができるた
め、部品点数をできるだけ少なくすることができ、動作
切換機構の構成を極めて簡略化することができる。
【0015】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれか一つに記載のディスクプレーヤにおいて、動作
切換機構が、ウォームギアの位置に応じてこのウォーム
ギアをシフトプレート駆動機構およびピックアップ送り
機構のいずれか一方の駆動ギアに噛み合う方向に付勢す
るトーションスプリングを有することを特徴とするもの
である。請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のデ
ィスクプレーヤにおいて、動作切換機構が、ウォームギ
アと同軸方向にスライド可能でかつウォームギアの軸方
向両端を挟むように設けられた補助部材を有し、この補
助部材が、トーションスプリングの付勢力によってウォ
ームギアの軸方向の一端を押圧するように構成されたこ
とを特徴とするものである。
【0016】以上のような請求項4、5に記載の構成に
よれば、トーションスプリングの付勢力を利用してウォ
ームギアを適切な位置に移動・保持して、機構の駆動ギ
アと良好に噛み合わせることができるため、機構の駆動
および動作切換を良好に行うことができ、動作信頼性を
向上することができる。特に、請求項5のように、補助
部材を設けた場合には、補助部材を介してトーションス
プリングの付勢力をウォームギアに確実に伝達し、ウォ
ームギアをより確実に移動させることができるため、動
作信頼性をより向上することができる。
【0017】請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の
いずれか一つに記載のディスクプレーヤにおいて、シフ
トプレート駆動機構が、シフトプレートを駆動するため
のラックプレートと、このラックプレートと噛み合い可
能に設けられてギア群を構成するピニオンとを有するこ
とを特徴とするものである。ここで、ラックプレート
は、ディスク挿入前の待機状態ではピニオンから切り離
されており、ディスク挿入後にローディングローラによ
りディスクが引き込まれる力によって押し出されてピニ
オンに噛み合い、続いてシフトプレートと係合してその
駆動を開始するように構成される。請求項7に記載の発
明は、請求項6に記載のディスクプレーヤにおいて、ラ
ックプレートが、ディスクを回転駆動位置に規制するた
めのディスク位置規制機構と係合することによって、デ
ィスクが引き込まれる力を受けるように構成されたこと
を特徴とするものである。
【0018】以上のような請求項6、7に記載の構成に
よれば、ラックプレートがシフトプレートと係合するタ
イミングを調整することにより、シフトプレートによる
ディスクチャッキング機構の動作開始タイミングを容易
に設定することができる。この場合、ラックプレートを
ピニオンと噛み合わせるための駆動力として、ローディ
ングローラによりディスクが引き込まれる力を利用して
いるため、ディスクの引き込み位置に合わせてラックプ
レートの動作タイミングを適切に調整することかでき
る。特に、請求項7のように、ラックプレートを既存の
ディスク位置規制機構と係合させた場合には、ラックプ
レートを起動するための特別な手段を設ける必要がない
ため、部品点数をできるだけ少なくすることができ、シ
フトプレート駆動機構の構成を極めて簡略化することが
できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下には、本発明を12cmディ
スクおよび8cmディスクを対象とするCDプレーヤに
適用した場合の実施の形態について、図面を参照して具
体的に説明する。
【0020】[1.構成]図1〜図5は、本発明を適用
した実施の形態に係るディスクプレーヤの主要機構部を
示す平面図であり、異なる動作状態をそれぞれ示してい
る。また、図6、図7は、図1〜図5のディスクプレー
ヤのディスク位置規制機構を示す平面図であり、異なる
動作状態をそれぞれ示している。さらに、図8は、図1
〜図5のディスクプレーヤの動作切換機構を示す分解斜
視図である。以下には、初期状態を示す図1と図6、お
よび動作切換機構の詳細を示す図8を用いて、ディスク
プレーヤの構成について説明する。
【0021】まず、図1に示すように、本実施の形態に
係るディスクプレーヤにおいては、ドライブシャーシ1
のディスクドライブモータ2の周囲に、パワーモータ
3、動作切換機構10、シフトプレート駆動機構20、
ピックアップ送り機構30などが配置されており、動作
切換機構10は、パワーモータ3からの駆動力をシフト
プレート駆動機構20およびピックアップ送り機構30
に対して選択的に伝達してこれらの機構20,30間の
動作切換を行うようになっている。
【0022】ここで、シフトプレート駆動機構20は、
ローディングローラ4および図示していないディスクチ
ャッキング機構を連続的に動作させるために、シフトプ
レート5を動作させるように構成されている。ここで、
シフトプレート5は、ディスクチャッキング機構のチャ
ッキング位置と解除位置との切換制御を行うと共に、ロ
ーディングローラ4のディスク当接位置と待機位置との
切換制御を行うことにより、ローディングローラ4およ
びディスクチャッキング機構の動作タイミングを制御す
るようになっている。
【0023】また、シフトプレート駆動機構20は、シ
フトプレート5を起動する際に、図6に示すようなディ
スク位置規制機構40の動作を利用するようになってい
る。さらに、ピックアップ送り機構30は、光ディスク
信号を読み取る光学ピックアップ31をディスクの半径
方向に移動させるようになっている。以下には、動作切
換機構10、シフトプレート駆動機構20、ピックアッ
プ送り機構30、およびディスク位置規制機構40の詳
細な構成について順次説明する。
【0024】[動作切換機構]図1および図8に示すよ
うに、動作切換機構10は、ピストンギア11、ピスト
ン軸12、ウォームギア13、補助部材14、およびト
ーションスプリング15などから構成されている。ここ
で、ピストンギア11およびピストン軸12は、一体的
に固定されており、パワーモータ3と常時連結されてい
る。
【0025】そして、ウォームギア13は、ピストン軸
12の周囲に同軸に配置されてピストン軸12と一体的
に回転可能でかつピストン軸12に沿ってスライド可能
に設けられている。このウォームギア13は、図1に示
すように、その両端が次第に歯底径と一致するようにテ
ーパ状に形成された不完全ギアであり、ピストン軸12
の一端の位置でシフトプレート駆動機構20のターミナ
ルギア(駆動ギア)21に噛み合い、ピストン軸12の
他端の位置でピックアップ送り機構30の第1スレッド
ギア(駆動ギア)32に噛み合うようになっている。な
お、ピストン軸12とウォームギア13との一体的な回
転および軸方向の相対移動は、図8に示すように、ピス
トン軸12の略十字形状の凹凸断面を有する外周面と、
ウォームギア13に設けた対応する断面形状を有する中
空部13aとの係合により実現されるようになってい
る。
【0026】また、補助部材14は、ウォームギア13
と同軸方向にスライド可能でかつウォームギア13の軸
方向両端を挟むように設けられている。すなわち、この
補助部材14は、図8に示すように、ウォームギア13
の軸方向両端にそれぞれ当接するU字形状の一対のアー
ム14a,14bを有しており、これらのアーム14
a,14bの内寸は、ピストン軸12の回転に支障を与
えることなくピストン軸12を包囲するように、ピスト
ン軸12の最大径より若干大きくなっている。
【0027】さらに、この補助部材14の一端には、ス
プリング取付用の突起14cが設けられ、この突起14
cにトーションスプリング15の一端が取り付けられて
おり、これにより、補助部材14は、トーションスプリ
ング15の付勢力によってアーム14a,14bの一方
でウォームギア13の軸方向の一端を押圧するようにな
っている。ここで、トーションスプリング15は、ウォ
ームギア13の位置に応じてこのウォームギア13をシ
フトプレート駆動機構20のターミナルギア21および
ピックアップ送り機構30の第1スレッドギア32のい
ずれか一方に噛み合う方向に付勢するようになってい
る。
【0028】[シフトプレート駆動機構]図1に示すよ
うに、シフトプレート駆動機構20は、前述したターミ
ナルギア21の片側に、ローディングローラ4駆動用の
構成として、ローラ駆動ギア22、駆動力変換機構2
3、連結ギア24、およびローディングギア25を有す
る。また、シフトプレート駆動機構20は、ターミナル
ギア21の反対側に、シフトプレート5駆動用の構成と
して、第1パワーギア26、第2パワーギア(ピニオ
ン)27、およびラックプレート28を有する。このう
ち、ターミナルギア21は、動作切換機構10のウォー
ムギア13と噛み合った場合に、ウォームギア13から
の垂直方向の回転駆動力を水平方向の回転駆動力に変換
するようになっている。
【0029】次に、ローディングローラ4駆動用の構成
の詳細は次の通りである。まず、ローラ駆動ギア22、
駆動力変換機構23、および連結ギア24は、ターミナ
ルギア21と常時噛み合うようにして順次連結されてお
り、ターミナルギア21からの水平方向の回転駆動力
を、駆動力変換機構23で垂直方向の回転駆動力に変換
し、連結ギア24に伝達するようになっている。また、
ローディングギア25は、ローディングローラ4と同軸
に設けられ、ローディングローラ4と一体的に動作する
ように構成されており、ローディングローラ4がディス
ク当接位置にある場合に連結ギア24と噛み合ってロー
ディングローラ4を回転させるようになっている。
【0030】一方、シフトプレート5駆動用の構成の詳
細は次の通りである。まず、第1パワーギア26および
第2パワーギア27は、ターミナルギア21と常時噛み
合うようにして順次連結されており、ターミナルギア2
1からの水平方向の回転駆動力は、第1パワーギア26
を介して第2パワーギア27に伝達されるようになって
いる。また、ラックプレート28は、初期状態において
は、第2パワーギア27およびシフトプレート5から切
り離されており、ディスク位置規制機構40の動作によ
って図中矢印方向に若干移動した後に第2パワーギア2
7と噛み合い、さらに移動した後にシフトプレート5に
係合するようになっている。このラックプレート28に
は、シフトプレート5およびディスク位置規制機構40
に係合する係合突起28aが形成されている。
【0031】[ピックアップ送り機構]図1に示すよう
に、ピックアップ送り機構30は、動作切換機構10の
近傍に配置された第1〜第4のスレッドギア32〜35
を有しており、これらのギア32〜35によってリード
スクリュー36を回転させて、光学ピックアップ31を
動作させるようになっている。このうち、第1スレッド
ギア32は、動作切換機構10のウォームギア13と噛
み合った場合に、ウォームギア13からの垂直方向の回
転駆動力を水平方向の回転駆動力に変換するようになっ
ている。また、第2〜第4のスレッドギア33〜35
は、第1スレッドギア32と常時噛み合うようにして順
次連結されており、第1スレッドギア32からの水平方
向の回転駆動力を、第2、第3スレッドギア33,34
を介して第4スレッドギア35に伝達し、この第4スレ
ッドギア35で垂直方向の回転駆動力に変換してリード
スクリュー36に伝達するようになっている。
【0032】そして、光学ピックアップ31は、その一
端でこのリードスクリュー36と直接係合し、リードス
クリュー36の回転によってこのリードスクリュー36
の軸方向に直線駆動されるようになっている。また、光
学ピックアップ31の他端は、図示していないスライド
ガイドによってスライド可能に支持されている。
【0033】[ディスク位置規制機構]図6に示すよう
に、ディスク位置規制機構40は、ディスクストッパ4
1、ストッパリンク42、ロックリンク43、およびセ
ンサアーム44などから構成されている。このディスク
位置規制機構40は、ディスクの引き込み時にディスク
の径をセンサアーム44によって検出し、検出されたデ
ィスクの径に応じて、ロックリンク43によるストッパ
リンク42およびディスクストッパ41のロック位置を
変化させるように構成されたものである。
【0034】ここで、図中43aは、ロックリンク43
に設けられた押圧部であり、ディスクの引き込み時にロ
ックリンク43が動作する際にこの押圧部43aによっ
てラックプレート28の係合部28aを押すようになっ
ている。また、図中44aは、センサアーム44のディ
スク係合部であり、図中D1,D2は、12cm径のデ
ィスクおよび8cm径のディスクをそれぞれ示してい
る。なお、図6に示すようなディスク位置規制機構40
は、既存の技術であるため、これ以上の説明は省略す
る。
【0035】[2.作用]以上のような構成を有する本
実施の形態のCDプレーヤにおいては、動作切換機構1
0により単一のパワーモータ3の駆動力伝達先を切り換
え、ローディングローラ4およびディスクチャッキング
機構の駆動に続いて、ピックアップ送り機構30を駆動
することができる。そのため、ディスクドライブモータ
2およびパワーモータ3という2つのモータのみによっ
て、ディスクの呼び込み・再生を行うことができる。
【0036】すなわち、CDプレーヤにディスクが挿入
された際には、単一のパワーモータ3の駆動力によって
シフトプレート駆動機構20を駆動することにより、ロ
ーディングローラ4およびディスクチャッキング機構を
動作させてディスクの呼び込みを行い、ディスクをディ
スクドライブのターンテーブル上にチャッキングするこ
とができる。そして、ディスクチャッキング後は、動作
切換機構10によってパワーモータ3の駆動力伝達先を
切り換え、ピックアップ送り機構30を動作させると共
に、ディスクドライブモータ2によってターンテーブル
を回転させることにより、ディスクを再生することがで
きる。
【0037】以下には、図1〜図7を参照しながら、初
期状態、ディスクローディング動作から再生動作に至る
までの一連の動作、およびイジェクト動作について順次
説明する。なお、図1〜図7においては、いずれも、図
中下方がディスク挿入口側に相当するため、以下の記載
においては、理解の容易化の観点から、図中下方を前
方、図中上方を後方として説明する。
【0038】[初期状態]図1に示すように、初期状態
においては、動作切換機構10のウォームギア13がピ
ストン軸12の前方端部に位置しており、シフトプレー
ト駆動機構20のターミナルギア21と噛み合ってい
る。そして、シフトプレート5およびラックプレート2
8は、最も後方の初期位置にある。また、ローディング
ローラ4はディスク当接位置にあり、これと同軸のロー
ディングギア25は連結ギア24と噛み合っている。さ
らに、光学ピックアップ31はディスクの最内周位置に
あり、図示していないディスクチャッキング機構は解除
位置にある。
【0039】[ディスクローディング・再生動作]以上
のような初期状態において、CDプレーヤの手前の図示
していないディスク挿入口からディスクが挿入される
と、パワーモータ3が起動して、動作切換機構10のピ
ストンギア11およびウォームギア13が回転し始め、
このウォームギア13に噛み合っているターミナルギア
21が回転し始める。その結果、ローラ駆動ギア22、
駆動力変換機構23、連結ギア24が回転し始めるた
め、この連結ギア24と噛み合っているローディングギ
ア25が回転し始めることによりローディングローラ4
が回転してディスクの引き込みを開始する。なお、この
時点では、ターミナルギア21の回転により、第1パワ
ーギア26および第2パワーギア27も回転し始める
が、ラックプレート28は後方の初期位置にあって第2
パワーギア27から切り離されているため、初期位置に
保持されている。
【0040】ディスクの引き込み時には、ローディング
ローラ4の回転によってディスクに生じる引き込み力に
より、図6に示すように、ディスクストッパ41が奥側
に押されるため、この力が、ストッパリンク42および
ロックリンク43を動作させ、ロックリンク43の押圧
部43aがラックプレート28の係合部28aを押すた
め、ラックプレート28が前方へ押し出される。前方に
押し出されたラックプレート28は、図2に示すよう
に、ターミナルギア21および第1パワーギア26の回
転駆動により回転している第2パワーギア27と噛み合
う。
【0041】この時点で、図7に示すように、センサア
ーム44によりディスクの径に応じたディスク規制位置
の切換が行われる。すなわち、12cm径のディスクD
1に対しては、図中実線で示すように、センサアーム4
4のディスク係合部44aがディスクD1と係合してセ
ンサアーム44が若干回動するため、続くディスクの引
き込み力により、ディスクストッパ41およびトッパリ
ンク42がロックリンク43に対して移動し、ディスク
D1がターンテーブル上に達した時点で、12cm径用
の位置にロックされ、ディスクD1を位置規制する。ま
た、図中2点鎖線で示すように、8cm径のディスクD
2に対しては、センサアーム44が動作しないため、デ
ィスクストッパ41およびトッパリンク42は、ロック
リンク43に対して移動せず、ディスクD2がターンテ
ーブル上に達した時点で、そのまま8cm径用の位置に
ロックされる。
【0042】一方、図2に示すように、第2パワーギア
27と噛み合ったラックプレート28は、一定ストロー
ク前進した後、その係合部28aによってシフトプレー
ト5と係合するため、この後は、シフトプレート5と一
体的に前進する。シフトプレート5の前進により、図示
していないディスクチャッキング機構が動作して、ディ
スクのチャッキングを行う。また、シフトプレート5の
前進により、ローディングローラ4が解除位置に移動し
て、これと同軸のローディングギア25が連結ギア24
から切り離されるため、ローディングローラ4が停止す
る。
【0043】このような第2パワーギア27の回転によ
るラックプレート28およびシフトプレート5の前進に
より、図3に示すようにシフトプレート5が最前位置ま
で達すると、シフトプレート5およびラックプレート2
8が停止するため、第2パワーギア27がロック状態と
なって静止し、同時に第1パワーギア26およびターミ
ナルギア21も静止する。この場合、ターミナルギア2
1に噛み合っているウォームギア13は、ピストンギア
11を介してパワーモータ3の駆動力により回転してい
るため、静止したターミナルギア21の歯を固定ラック
として回転しながらピストン軸12上を後方にスライド
し始める。
【0044】ウォームギア13がピストン軸12上の後
方に移動すると、図4に示すように、ピックアップ送り
機構30の第1スレッドギア32と噛み合い始める。こ
の場合、ウォームギア13は、図8に示すように、補助
部材14のアーム14a,14b間に挟まれており、こ
の補助部材14に取り付けられたトーションスプリング
15の付勢力により、ピストン軸12の両端で安定な位
置をとる。すなわち、ウォームギア13は、ピストン軸
12の前方にある場合には、トーションスプリング15
の付勢力により、ピストン軸12の前方端部に付勢・保
持され、図4に示すように、ピストン軸12の後方にあ
る場合には、トーションスプリング15の付勢力によ
り、ピストン軸12の後方端部に付勢・保持される。
【0045】そのため、ピストン軸12上の後方に移動
して第1スレッドギア32と噛み合い始めたウォームギ
ア13は、図5に示すように、トーションスプリング1
5の付勢力により、ピストン軸12上の後方端部に移動
してその位置に保持され、第1スレッドギア32と完全
に噛み合う。これ以降、パワーモータ3の駆動力は、ピ
ックアップ送り機構30へと伝達されることになる。
【0046】このような動作切換の結果、パワーモータ
3の駆動力による第1スレッドギア32の回転に伴い、
第2〜第4のスレッドギア33〜35を介してリードス
クリュー36が回転して、光学ピックアップ31を図5
に示すような最内周位置から外側(図中右方向)へ移動
させる。同時に、ディスクドライブモータ2を起動して
ターンテーブルを回転させることにより、ディスクの再
生を行う。
【0047】[ディスクイジェクト動作]ディスク再生
後におけるディスクイジェクト動作は、基本的に、前述
したディスクローディング・再生動作と逆の流れの動作
を行うものである。すなわち、パワーモータ3の駆動力
による第1〜第4のスレッドギア32〜35の回転を介
してリードスクリュー36が回転して、光学ピックアッ
プ31が外周位置から再び図5に示すような最内周位置
に戻ってくると、光学ピックアップ31が停止するた
め、リードスクリュー36および第4スレッドギア35
がロック状態となって静止し、同時に第3スレッドギア
34、第2スレッドギア33、および第1スレッドギア
32も静止する。
【0048】この場合、第1スレッドギア32に噛み合
っているウォームギア13は、ピストンギア11を介し
てパワーモータ3の駆動力により回転しているため、静
止した第1スレッドギア32の歯を固定ラックとして回
転しながらピストン軸12上を前方にスライドし、初期
位置である前方端部に移動してシフトプレート駆動機構
20のターミナルギア21と再び噛み合う。この後は、
パワーモータ3の駆動力により、ラックプレート28お
よびシフトプレート5を後退させて、チャッキング解除
を行うと共に、ローディングローラ4を再びディスク当
接位置に移動させてパワーモータ3に接続し、ローディ
ング時とは逆方向に回転させることにより、ディスクを
排出する。
【0049】[3.効果]以上説明したように、本実施
の形態によれば、本発明に係る動作切換機構10によ
り、単一のパワーモータ3の駆動力伝達先を切り換え、
ローディングローラ4およびディスクチャッキング機構
の動作と、ピックアップ送り機構30の動作とを連続し
て行うことができる。したがって、ディスクドライブモ
ータ2およびパワーモータ3という2つのモータのみに
よって、ディスクの呼び込み・再生を行うことができる
ため、ディスク呼び込み用とピックアップ送り用とで個
別のモータを使用していた従来技術に比べて、確実に1
個のモータを削減することができる。
【0050】そのため、モータの支持部材や駆動力伝達
部材を含めて部品点数を削減でき、構成を簡略化できる
と共に、占有スペースを縮小できる。また、モータ周辺
の動作切換機構を含む部材の配置や設計の自由度を向上
できると共に、モータに関連する電力供給用や制御用の
配線も削減できる。したがって、メカニズム全体の構成
を小型・簡略化、軽量化できると共に、1個のモータ分
のコスト削減が可能となり、経済的にも有利である。
【0051】さらに、シフトプレート駆動機構20およ
びピックアップ送り機構30のいずれか一方の動作終端
時には、シフトプレート5や光学ピックアップ31の動
作の停止に伴ってロック状態となるギア21,32を固
定ラックとして利用して、ウォームギア13を自身の回
転によって確実にスライドさせ、他の機構のギアに確実
に噛み合わせることができる。したがって、機構20,
30間の動作切換を確実に行うことができるため、動作
信頼性を向上することができる。
【0052】特に、ウォームギア13を挟むように設け
られた補助部材14と、この補助部材14を介してウォ
ームギア13を付勢するトーションスプリング15を利
用してウォームギア13を適切な位置に確実に移動・保
持し、機構20,30のギア21,32と良好に噛み合
わせることができるため、機構の駆動および動作切換を
良好に行うことができ、動作信頼性をより向上すること
ができる。
【0053】また、前述したように、ウォームギア13
の自身の回転を利用してウォームギア13をスライドさ
せることができ、ウォームギア13をスライドさせるた
めの特別な手段を使用する必要がないため、構成を簡略
化できる。特に、パワーモータ3と常時連結されたピス
トン軸12の外周にウォームギア13をスライド可能に
係合させるだけでウォームギア13の回転駆動およびス
ライドを可能にしているため、部品点数をできるだけ少
なくすることができ、動作切換機構10の構成を極めて
簡略化することができる。
【0054】さらに、シフトプレート駆動機構20にギ
アと切り離し可能なラックプレート28によってシフト
プレート5を駆動するように構成しているため、ラック
プレート28がシフトプレート5と係合するタイミング
を調整することにより、シフトプレート5によるディス
クチャッキング機構の動作開始タイミングを容易に設定
することができる。この場合、ラックプレート5を第2
パワーギア27と噛み合わせるための駆動力として、ロ
ーディングローラ4によりディスクが引き込まれる力を
利用しているため、ディスクの引き込み位置に合わせて
ラックプレート28の動作タイミングを適切に調整する
ことかできる。特に、本実施の形態においては、ラック
プレート28を既存のディスク位置規制機構40と係合
させていることから、ラックプレート28を起動するた
めの特別な手段を設ける必要がないため、部品点数をで
きるだけ少なくすることができ、シフトプレート駆動機
構20の構成を極めて簡略化することができる。
【0055】[4.他の実施の形態]なお、本発明は、
前記各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の
範囲内で他にも多種多様な形態を実施可能である。例え
ば、ウォームギアをスライドさせて駆動力伝達先の切換
を行うことができる限り、具体的な動作切換機構の構成
や、この動作切換機構からシフトプレート駆動機構やピ
ックアップ送り機構に至る駆動力伝達系統の構成は適宜
選択可能である。また、シフトプレートやシフトプレー
ト駆動機構の具体的な構成も適宜選択可能である。そし
てまた、ローディングローラ、ディスクチャッキング機
構、ピックアップ送り機構、およびディスク位置規制機
構などの具体的な構成も適宜選択可能である。
【0056】さらに言及すれば、本発明は、CD、M
D、LD、DVD等を含む光ディスクの中から選択され
た1種類あるいは複数種類の光ディスクを対象とする各
種のディスクプレーヤに適用可能であり、いずれの場合
にも、上記のような優れた効果が得られるものである。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ウォームギアをスライドさせて駆動力伝達先の切換を行
うことにより、モータの数を削減することができるた
め、部材の配置や設計の自由度の向上、メカニズム全体
の小型・簡略化、軽量化、およびコストダウンに貢献可
能な、動作信頼性の高いディスクプレーヤを提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施の形態に係るディスクプ
レーヤの初期状態を示す平面図である。
【図2】図1のディスクプレーヤにおいて、図1の初期
状態からラックプレートが前進して第2パワーギアと噛
み合った状態を示す平面図である。
【図3】図1のディスクプレーヤにおいて、図2の状態
からラックプレートおよびシフトプレートが前進して最
前位置に達した状態を示す平面図である。
【図4】図1のディスクプレーヤにおいて、図3の状態
からウォームギアが後方にスライドしている途中状態を
示す平面図である。
【図5】図1のディスクプレーヤにおいて、図4の状態
からウォームギアが後方端部に達して第1スレッドギア
と噛み合った状態を示す平面図である。
【図6】図1のディスクプレーヤにおいて、図1の初期
状態に対応するディスク位置規制機構の状態を示す平面
図である。
【図7】図1のディスクプレーヤにおいて、図6の状態
からディスクがターンテーブル上に達し、ディスク位置
規制機構によって位置規制された状態を示す平面図であ
る。
【図8】図1のディスクプレーヤにおける動作切換機構
の詳細を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1…ドライブシャーシ 2…ディスクドライブモータ 3…パワーモータ 4…ローディングローラ 5…シフトプレート 10…動作切換機構 11…ピストンギア 12…ピストン軸 13…ウォームギア 14…補助部材 15…トーションスプリング 20…シフトプレート駆動機構 21…ターミナルギア 22…ローラ駆動ギア 23…駆動力変換機構 24…連結ギア 25…ローディングギア 26…第1パワーギア 27…第2パワーギア 28…ラックプレート 30…ピックアップ送り機構 31…光学ピックアップ 32…第1スレッドギア 33…第2スレッドギア 34…第3スレッドギア 35…第4スレッドギア 36…リードスクリュー 40…ディスク位置規制機構 41…ディスクストッパ 42…ストッパリンク 43…ロックリンク 44…センサアーム D1…12cm径のディスク D2…8cm径のディスク

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクを回転駆動するためのディスク
    ドライブを支持するドライブシャーシ上に、ディスクを
    前記ディスクドライブ上の回転駆動位置までローディン
    グさせるローディングローラと、ローディングさせたデ
    ィスクを前記回転駆動位置にチャッキングさせるディス
    クチャッキング機構と、光ディスク信号を読み取る光学
    ピックアップをディスクの半径方向に移動させるピック
    アップ送り機構とを備え、さらに、前記ローディングロ
    ーラおよび前記ディスクチャッキング機構の動作タイミ
    ングを制御するシフトプレートと、このシフトプレート
    を動作させることにより前記ローディングローラおよび
    前記ディスクチャッキング機構を連続的に動作させるシ
    フトプレート駆動機構とを備えたディスクプレーヤにお
    いて、 単一の駆動源からの駆動力を前記シフトプレート駆動機
    構および前記ピックアップ送り機構に対して選択的に伝
    達してこれらの機構間の動作切換を行う動作切換機構を
    有し、 前記動作切換機構は、前記駆動源からの駆動力によって
    回転可能でかつ軸方向にスライド可能に設けられたウォ
    ームギアを有し、 前記シフトプレート駆動機構および前記ピックアップ送
    り機構は、いずれも、前記ウォームギアと噛み合い可能
    な駆動ギアを含むギア群を有し、 前記ウォームギアは、前記シフトプレート駆動機構およ
    び前記ピックアップ送り機構のうち、一方の機構の前記
    駆動ギアに噛み合ってその機構を動作させた後、回転し
    ながらスライドして他方の機構の前記駆動ギアに噛み合
    うように構成されたことを特徴とするディスクプレー
    ヤ。
  2. 【請求項2】 前記シフトプレート駆動機構および前記
    ピックアップ送り機構は、その機構の動作終端時に前記
    ギア群がロック状態となるように構成され、 前記ウォームギアは、前記シフトプレート駆動機構およ
    び前記ピックアップ送り機構のうち、一方の機構の前記
    ギア群が前記ロック状態となった場合に、このロック状
    態を利用して回転しながらスライドして他方の機構の前
    記駆動ギアに噛み合うように構成されたことを特徴とす
    る請求項1記載のディスクプレーヤ。
  3. 【請求項3】 前記動作切換機構は、前記駆動源からの
    駆動力によって回転するピストン軸を有し、 前記ウォームギアは、前記ピストン軸の周囲に同軸に配
    置されてピストン軸と一体的に回転可能でかつピストン
    軸に沿ってスライド可能に設けられたことを特徴とする
    請求項1または2記載のディスクプレーヤ。
  4. 【請求項4】 前記動作切換機構は、 前記ウォームギアの位置に応じてこのウォームギアを前
    記シフトプレート駆動機構および前記ピックアップ送り
    機構のいずれか一方の前記駆動ギアに噛み合う方向に付
    勢するトーションスプリングを有することを特徴とする
    請求項1〜3のいずれか一つに記載のディスクプレー
    ヤ。
  5. 【請求項5】 前記動作切換機構は、 前記ウォームギアと同軸方向にスライド可能でかつウォ
    ームギアの軸方向両端を挟むように設けられた補助部材
    を有し、 前記補助部材は、前記トーションスプリングの付勢力に
    よって前記ウォームギアの軸方向の一端を押圧するよう
    に構成されたことを特徴とする請求項4記載のディスク
    プレーヤ。
  6. 【請求項6】 前記シフトプレート駆動機構は、前記シ
    フトプレートを駆動するためのラックプレートと、この
    ラックプレートと噛み合い可能に設けられて前記ギア群
    を構成するピニオンとを有し、 前記ラックプレートは、ディスク挿入前の待機状態では
    前記ピニオンから切り離されており、ディスク挿入後に
    前記ローディングローラによりディスクが引き込まれる
    力によって押し出されて前記ピニオンに噛み合い、続い
    て前記シフトプレートと係合してその駆動を開始するよ
    うに構成されたことを特徴とする請求項1〜5のいずれ
    か一つに記載のディスクプレーヤ。
  7. 【請求項7】 前記ラックプレートは、ディスクを前記
    回転駆動位置に規制するためのディスク位置規制機構と
    係合することによって、ディスクが引き込まれる力を受
    けるように構成されたことを特徴とする請求項6記載の
    ディスクプレーヤ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003075270A1 (fr) * 2002-03-04 2003-09-12 Shinwa Kabushiki Kaisha Dispositif d'entrainement de disque

Cited By (5)

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