JPH06103676A - ディスクプレーヤ - Google Patents

ディスクプレーヤ

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JPH06103676A
JPH06103676A JP5747393A JP5747393A JPH06103676A JP H06103676 A JPH06103676 A JP H06103676A JP 5747393 A JP5747393 A JP 5747393A JP 5747393 A JP5747393 A JP 5747393A JP H06103676 A JPH06103676 A JP H06103676A
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JP
Japan
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chuck
disc
cam
opening
closing
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JP5747393A
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English (en)
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Kanji Imazaike
幹治 今在家
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Imazaike Seiko KK
Original Assignee
Imazaike Seiko KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カートリッジから抜き出されたディスクを、
その位置で再生部に装着でき、しかも構造の簡略化およ
び動作制御の容易化を図る。 【構成】 再生部3を構成するターンテーブル5が取付
けられたテーブル基板7と、クランパ6が取付けられた
クランパ基板8を、選択されたディスクの位置で開閉さ
せてディスクをアンクランプ、クランプするように構成
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数枚のディスクが収容
されたカートリッジから一枚のディスクを選択して引出
し、ターンテーブルに装着して再生(演奏)するように
したオートチェンジャー式のディスクプレーヤに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のディスクプレーヤにおい
て、選択されたディスクをターンテーブルに装着する手
段として、実開平1−165949号公報に示されたも
のが公知である。
【0003】各ディスクがカートリッジ内に水平状態で
上下に積層して収容される場合について説明すると、こ
の公知技術では、(イ)ディスク搬送用のキャリッジ
を、エレベータ機構により、選択されたディスクの高さ
位置まで昇降移動させ、(ロ)ディスクをカートリッジ
から水平に引出してこのキャリッジ上に載せ、(ハ)同
キャリッジを、最下点に固定されたターンテーブル位置
まで下降させて、ディスクをターンテーブル上に載置す
るようにしている。
【0004】なお、再生終了後は、ディスクはこれと逆
の動作によってカートリッジに戻される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この構成に
よると次のような欠点があった。
【0006】 上記のように1回の再生プロセスでキ
ャリッジを、初期位置→ディスク位置→ターンテーブル
位置→(再生後に)ディスク位置と何度も移動させなけ
ればならない。しかも、この昇降動作は、正確な位置合
せのために緩やかに行われる。従って、ディスク選択か
ら再生開始までの所要時間が長くなる。これはとくに、
選択されたディスクが最上位にあり、キャリッジが初期
位置で最下位にある場合に顕著となる。
【0007】 この公知技術ではとくに言及していな
いが、実際には、再生部に、ディスクをターンテーブル
上に押え込んで安定させるためのクランパが必要とな
り、このクランパをターンテーブルと反対側からディス
クに対して接近、離間させるためのクランパ移動機構が
エレベータ機構とは別に必要となる。このため、構造が
複雑となり、コストが高くつく。
【0008】 ディスクをキャリッジとともに昇降移
動させる構成上、このディスクをカートリッジから完全
に抜き出さなければならない。
【0009】従って、特開平2−143942号公報等
に示されているように、カートリッジと再生部との間で
のディスクの移動ストロークを小さくして小形化を図る
ために、ディスクを、一部がカートリッジ内に残った状
態までしか抜き出さない所謂半出し方式(とくに寸法制
限が厳しい車載用に適する)に適用できない。
【0010】一方、上記半出し対応型の公知技術では、
ターンテーブルが、選択されたディスクの位置まで移動
してディスクを受け入れるようになっている。
【0011】しかし、この公知技術では、クランパを、
ディスクの中心孔に嵌まり込むターンテーブル中心の凸
部の先端部にディスク径方向にスライド自在に設け、凸
部がディスク中心孔に下から嵌まり込んだ後、このクラ
ンパをディスク上側で外側にスライドさせてディスクを
クランプする構成としている。
【0012】このため、このクランパ操作機構によって
構造が複雑となり、かつ、クランパの動作制御がきわめ
て面倒となる。
【0013】そこで本発明は、カートリッジから半出し
または全出し状態で抜き出されたディスクを、その位置
で再生部に装着でき、しかも構造が簡単で動作制御が容
易なディスクプレーヤを提供するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、複数
枚のうちから選択された一枚のディスクをカートリッジ
内から再生部まで搬送した後、このディスクをターンテ
ーブルとクランパとの間に挾み込んで再生部に装着する
ディスクプレーヤにおいて、上記ターンテーブルがテー
ブル基板に、上記クランパがクランパ基板にそれぞれ回
転自在に取付けられ、この両基板は、互いの間にディス
クを受け入れる開き位置と、このディスクを挾み込む閉
じ位置との間で回動可能に支持され、かつ、この両基板
を上記両位置間で回動させる基板開閉機構と、再生部が
選択されたディスクの位置に設定されるように再生部と
カートリッジの少なくとも一方を移動させる移送機構
と、選択されたディスクをカートリッジと再生部との間
で移動させるディスク出し入れ機構とを具備してなるも
のである。
【0015】請求項2の発明は、請求項1の構成におい
て、基板開閉機構が、両基板に基板の回動中心軸と平行
に突設されたカム軸と、この両カム軸と平行な軸のまわ
りに回動しうる基板開閉カムと、この基板開閉カムを2
位置間で回動させるカム駆動手段とによって構成され、
上記基板開閉カムには、同カムの上記2位置間での回動
力を上記カム軸を介して両基板に開き位置と閉じ位置と
の間での回動力として伝えるカム溝が設けられたもので
ある。
【0016】請求項3の発明は、請求項1の構成におい
て、基板開閉機構が、両基板に基板の回動中心軸と平行
に突設されたカム軸と、2位置間で直線運動を行う基板
開閉カムと、この基板開閉カムを駆動するカム駆動手段
とによって構成され、上記基板開閉カムには、同カムの
上記2位置間での直線運動力を上記カム軸を介して両基
板に開き位置と閉じ位置との間での回動力として伝える
基板開閉用カム溝が設けられたものである。
【0017】請求項4の発明は、請求項1乃至3のいず
れかの構成において、ディスク出し入れ機構が、チャッ
クと、このチャックをディスクを掴む状態とディスクを
解放する状態との間で作動させるチャック開閉手段と、
チャックを2位置間で水平移動させてディスクをカート
リッジ内と再生部との間で移動させるチャック移動手段
とによって構成されたものである。
【0018】請求項5の発明は、請求項4の構成におい
て、チャックが、相対向して配置された一対のフィンガ
ーによって構成され、この両フィンガーの少なくとも一
方は、ディスクを掴むディスク掴み位置とディスクを解
放するディスク解放位置との間で回動可能に支持され、
チャック開閉手段として、この回動可能なフィンガーを
上記両位置で回動させる機構が用いられたものである。
【0019】請求項6の発明は、請求項4の構成におい
て、チャックが、相対向して配置された一対のフィンガ
ーによって構成され、この両フィンガーの少なくとも一
方は、ディスクを掴むディスク掴み位置とディスクを解
放するディスク解放位置との間でスライド可能に支持さ
れ、チャック開閉手段として、このスライド可能なフィ
ンガーを上記両位置間でスライドさせる機構が用いられ
たものである。
【0020】請求項7の発明は、請求項4乃至6のいず
れかに記載のチャック開閉手段が、チャックに開き方向
のバネ力を付与するバネと、このバネ力に対抗してチャ
ックに閉じ方向の操作力を付与する操作位置とこのチャ
ック操作力を解除する操作解除位置との間で移動するチ
ャック操作レバーとを備え、このチャック操作レバーに
レバーカム軸が設けられる一方、請求項2または3記載
の基板開閉カムに、同カムの2位置間での移動力を上記
レバーカム軸を介してチャック操作レバーに上記操作位
置と操作解除位置との間での移動力として伝えるチャッ
ク開閉用カム溝が設けられたものである。
【0021】
【作用】上記構成によると、(イ)テーブル基板および
クランパ基板を含む再生部とカートリッジの少なくとも
一方を移動させて、再生部を、選択されたディスクの位
置に設定し、(ロ)カートリッジから抜き出されたディ
スクを両基板間に挾み込むという動作のみによってディ
スクの装着が完了する。
【0022】すなわち、移送動作は、再生部とディスク
の位置合せのための一度だけですむため、ディスク選択
から再生までの所要時間が短くてすむ。
【0023】また、ディスクを移送するのではなく、再
生部もしくはカートリッジまたはその双方を移送するた
め、半出し、全出しいずれの方式にも適用することがで
きる。
【0024】さらに、両基板を開閉させてディスクをタ
ーンテーブルとクランパの間に対してアンクランプ、ク
ランプする構成であるため、ターンテーブルとクランパ
を直線移動させてディスクをクランプ、アンクランプす
る構成と比較して、構造が簡単で、かつ、動作制御が容
易となる。
【0025】また、請求項2,3の構成によると、上記
基本的作用に加えて、両基板を一つのカムによって同時
に開閉作動させることができるため、基板開閉機構の構
造が簡単ですむとともに、両基板の動作タイミングの遅
れ等の動作トラブルがなく、動作の信頼性が高いものと
なる。
【0026】一方、請求項6の構成によると、ディスク
出し入れ機構のチャックが一対のフィンガーで構成さ
れ、少なくとも一方のフィンガーがスライドしてチャッ
クの開閉動作が行われるため、ディスクの厚みにばらつ
きがあっても常に両フィンガーがディスクの両面に密着
し、安定した掴み状態を得ることができる。すなわち、
少なくとも一方のフィンガーの回動運動によってチャッ
クが開閉する構成とした場合のように、ディスクの厚み
のばらつきにより、ディスクに対する可動フィンガーの
接触状態が変動し、所謂片当り状態となって掴み状態が
不安定となるおそれがない。
【0027】さらに、請求項7の構成によると、両基板
を開閉させる基板開閉カムが、ディスク出し入れ機構の
チャックを開閉させるカムとして兼用されるため、別々
のカムを用いる場合と比較して部品点数が少なく、コス
トが安くてすむとともに、構造の簡略化およびコンパク
ト化を実現することができる。
【0028】また、同一カムで基板の開閉とチャックの
開閉を行わせるため、これらの動作タイミングにずれが
生じず、動作の精度を高めることができる。
【0029】
【実施例】
第1実施例(図1〜図18参照) 図1,2において、1はシャーシで、このシャーシ1内
に、複数枚のディスク(CD、LD)D…が収容された
カートリッジ2が出し入れ可能に装填され、選択された
ディスクDが、カートリッジ2に臨んでシャーシ1内に
設けられた再生部3に搬送、装着されて再生動作が行わ
れる。
【0030】この実施例では、ディスクD…が垂直状態
でカートリッジ2に収納、搬送され、再生動作を行うデ
ィスク竪置きタイプのものを例にとっている。以下、デ
ィスクD…の配列方向を前後方向、図1の上下、左右方
向をそのまま上下、左右方向として説明する。
【0031】まず、再生部3の構成を図3〜図5を併用
して説明する。
【0032】この再生部3は、スピンドルモータ4で回
転駆動されるターンテーブル5と、このターンテーブル
5との間にディスクDを挾み込むクランパ6とを具備
し、これらターンテーブル5およびクランパ6がそれぞ
れテーブル基板7、クランパ基板8に回転自在に取付け
られている。
【0033】なお、ターンテーブル5には、中央に凸部
5aが設けられ、再生時に図4,5に示すようにこの凸
部5aがディスクDの中心穴D1に嵌まり込む。一方、
クランパ6には、この凸部5aに吸着してクランプ力を
高める永久磁石6aが設けられている。
【0034】また、テーブル基板7には、ディスクDの
記録情報を読み取る周知のピックアップ機構(図示しな
い)が設けられている。
【0035】両基板7,8は、シャーシ1内を前後方向
に移動する可動基台9に対し、下端部が左右方向の水平
軸(以下、基板支軸という)10,11によって取付け
られ、この基板支軸10,11を中心として、ディスク
Dを受け入れる図2〜図4の開き位置と、ディスクを前
後から挾み込む図5の閉じ位置との間で前後方向に回
動、すなわち開閉作動するようになっている。
【0036】この両基板7,8を開閉駆動する基板開閉
機構を説明すると、可動基台9の右側に設けられた側板
9aの外面に基板開閉カム12が左右方向の水平軸(以
下、カム支軸という)12aまわりに回動可能に取付け
られ、同カム12に二つのカム溝13,14が設けられ
ている。
【0037】一方、両基板7,8の右側面にカム軸1
5,16が水平に突設され、この両カム軸15,16
が、可動基台9の側板9aに設けられた窓穴9b(図6
参照)を介して上記カム溝13,14に係合し、基板開
閉カム12のカム支軸12aまわりの回動により、これ
らカム軸15,16がカム溝13,14にガイドされて
前後方向に移動することにより、両基板7,8が開閉作
動するように構成されている。
【0038】図3において、17は基板開閉用駆動カム
で、図示しないモータで回転駆動され、このカム17に
よって駆動される基板開閉レバー18の揺動運動が、基
板開閉用ワイヤ19により基板開閉カム12に伝えられ
て同カム12が回動する。20はワイヤ19のアウタチ
ューブ、12bはカム12の復帰用バネである。
【0039】次に、再生部3を、選択されたディスクの
位置まで移送する再生部移送機構を説明する。
【0040】図1,2,6に示すように、シャーシ1内
の底部(可動基台9の下方)に、一対の基台移送カム2
1,21が左右に並んで竪軸まわりに回転可能に設けら
れ、同カム21,21にそれぞれ渦巻状のカム溝22,
22が互いに対称となる位置関係をもって設けられてい
る。
【0041】一方、可動基台9の底面に二本のカム軸2
3,23が下向きに突設され、この両カム軸23,23
が上記カム溝22,22に係合している。
【0042】両カム21,21は、それぞれ周面に歯2
1a,21aを備えた歯車として構成され、図示しない
モータの回転力が伝動歯車を介して一方のカム21に伝
えられて両カム21,21が同時にかつ互いに逆方向に
回転する。
【0043】この両カム21,21の回転により、カム
軸23,23がカム半径方向に移動して、可動基台9が
前後方向(図3,6の矢印方向)に移動する。
【0044】この可動基台9の前後移動をガイドする手
段として、図1,3,6に示すようにシャーシ1の前後
側板間に一本のガイド軸24が水平に取付けられ、可動
基台9の側板9aがこのガイド軸24に貫かれてガイド
される。また、図1,6に示すように、このガイド軸2
4と反対側(左側)のシャーシ底部にガイド片25が上
向きに設けられ、基台9の左側端部の下面に設けられた
突片9cがこのガイド片25に係合して前後方向に移動
ガイドされる。
【0045】ここで、両基板7,8は、下端部のみが基
板支軸10,11によって可動基台9に支持されている
ため、この支持部分でのクリアランスの範囲でがたつく
おそれがある。また、可動基台9も下部のみで移動ガイ
ドされるため、この可動基台9自体ががたつくおそれも
ある。
【0046】従って、とくにこのディスクプレーヤを自
動車に搭載した場合に、再生中の車体の振動によって再
生部3全体が動揺し安定した再生動作が行えなくなるお
それがある。
【0047】そこで、再生中に再生部3をロックするロ
ック機構が設けられている。
【0048】これを説明すると、図1,7に示すよう
に、テーブル基板7の上面に斜面7aが設けられ、この
斜面7a上にロック部材26が、斜面7aの傾斜方向に
スライド可能に設けられている。
【0049】このロック部材26には、先端部に前後方
向複数の三角形のロック歯27…が設けられている。2
8はこのロック部材26をスライドガイドするガイド部
材、29はロック部材26を斜面7aの下部に引き寄せ
るバネである。
【0050】一方、シャーシ1の上部にロック金具30
が設けられ、このロック金具30に、上記ロック歯27
…に噛み合う係合歯31…が、ロック歯27…より多
数、前後方向に設けられている。
【0051】図7において、32はロック用カムで、前
記した基板開閉用カム17と同軸上で共通のモータによ
って回転駆動され、このカム32の回転力がロック用レ
バー33の揺動運動を介して、ロック用ワイヤ34によ
りロック部材26に上方への引っ張り力として伝えられ
る。34aはロック用ワイヤ34のアウタチューブであ
る。
【0052】これにより、ロック部材26がバネ29に
抗して斜面上方にスライドし、その先端のロック歯27
…がロック金具30の係合歯31…に噛み合う。
【0053】このロック歯27…と係合歯31…の噛み
合い作用により、テーブル基板7が上下、前後、左右の
各方向に押え込まれ、これによってクランパ基板8、可
動基台9も各方向に拘束されるため、再生部3全体がロ
ックされてがたつきが防止される。従って、車載のディ
スクプレーヤにおいても、再生動作が安定良く行われ
る。
【0054】次に、選択された一枚のディスクDをカー
トリッジ2から再生部3に向けて引出し、再生後に返還
するディスク出し入れ機構を説明する(図1,8,9参
照)。
【0055】このディスク出し入れ機構は、第1および
第2両フィンガー35,36からなるディスクチャック
37を備えている。
【0056】このディスクチャック37の第1フィンガ
ー35は、下端部が、再生部3における両基板支軸1
0,11に跨って取付けられ、回動はしないで同支軸1
0,11上を左右方向(ディスク出し入れ方向)に移動
可能となっている。
【0057】一方、第2フィンガー36は、下端部が第
1フィンガー35とともにクランパ基板8の支軸11に
取付けられ、第1フィンガー35と一体に左右方向に移
動可能で、かつ、支軸11まわりに前後方向に回動可能
となっている。
【0058】この両フィンガー35,36により、チャ
ック37がディスクDをチャックする状態とディスクD
を解放するアンチャック状態とに開閉作動し、かつ、カ
ートリッジ2の出入口部分と再生位置との間で移動しう
るように構成されている。
【0059】図9中、38は両フィンガー35,36を
開き(アンチャック)方向に押す開きバネである。
【0060】このチャック37の開閉手段を説明する
と、チャック操作レバー39が第2フィンガー36と同
じ基板支軸11に左右両端部で枢支され、同レバー39
が第2フィンガー36に接しつつ前後2位置間で回動す
ることにより、チャック37が開閉作動する。
【0061】また、図8において、40はチャック開閉
用カムで、図3の基板開閉用カム17および図7のロッ
ク用カム32と同軸上においてこれらと一体回転可能に
取付けられ、同カム40で駆動されるチャック開閉用レ
バー41の揺動運動が、チャック開閉用ワイヤ42を介
してチャック操作レバー39にチャック閉じ方向の回動
力として伝えられる。43はワイヤ42のアウタチュー
ブである。
【0062】一方、チャック37の移動手段を説明する
と、図8において、44は基板支軸10,11と平行に
設けられたガイド軸、45はこのガイド軸44上を左右
方向に移動する移動部材で、この移動部材45と第1フ
ィンガー35とが連結軸46で一体移動可能に連結され
ている。
【0063】また、移動部材45上には固定部材47が
平行に設けられ、この両部材45,47の相対向する面
に設けられたラックギヤ48,49にピニオン50が噛
合している。
【0064】このピニオン50は、チャック移動用レバ
ー51の下端部に回転可能で、かつ、長穴51aの範囲
で遊動可能に取付けられている。
【0065】このチャック移動用レバー51は、シャー
シ1(図8には示していない)に対し、上端側を支点と
して左右方向に回動可能に取付けられ、同レバー51の
中間部に水平に突設されたカム軸52が、チャック開閉
用カム40と一体に回転するチャック移動用カム53の
カム溝54に係合している。
【0066】このカム溝54は、図10〜図13にも示
すように、カム外周部においてカム中心を中心とする円
弧状に形成された第1遊び区間54aと、この遊び区間
54aの終点から外周側に延びるカートリッジ進入区間
54bと、同区間54bの終点からカム中心に向かって
切り込むディスク移動区間54cと、同区間54cの終
点からカム中心を中心とする円弧状に延びるわずかな第
2遊び区間54dと、同区間54dの終点から再びカム
中心側に切り込む待避区間54eとからなっている。
【0067】カム軸52は、カム53の図10〜図13
の矢印方向の回転によってこのカム溝54の各区間54
a,54b,54c,54d,54eを移動し、これに
よりチャック移動用レバー51が回動してそのレバー回
動力がピニオン50を介して移動部材45に左右方向の
移動力として加えられる。
【0068】移動部材45は、ディスク引出しに際して
図10に示す初期位置にあり、この位置から (イ)カートリッジ2側に移動(これを前進、反対方向
の移動を後退という)して図11の位置に来る(チャッ
ク37がディスクDをチャックする)。
【0069】(ロ)次いで、図12の位置まで後退移動
する(ディスクDが再生位置まで引出される)。
【0070】(ハ)さらに、一旦停止後、図13の位置
まで後退移動する(チャック37が再生の邪魔にならな
いようにディスクDから離れる)。
【0071】なお、チャック37は、第2フィンガー3
6がチャック操作レバー39によってガイドされながら
この移動部材45とともに移動する。このとき、第2フ
ィンガー36とチャック操作レバー39との間の摩擦抵
抗を少なくするために、図8,9に示すように第2フィ
ンガー36にローラ55が設けられている。図9中、5
6はこのローラ55の取付ピンである。
【0072】次に、ディスク引出し、再生、返還までの
一連の動作を図14〜図18によって説明する。
【0073】図14は動作開始前の状態を示し、このと
き再生部3は両基板7,8が閉じた状態となっている。
【0074】この状態から、図示しないセレクトスイッ
チ等によって所望のディスクが選択されると、(a)同
図仮想線で示すように再生部3が選択されたディスク位
置(図例では3番目のディスク位置)まで移動する。
【0075】(b)この位置で図15に示すように両基
板7,8が開くとともに、チャック37が前進して選択
されたディスクDをチャックする。
【0076】(c)続いて、図16に示すようにチャッ
ク37が後退移動してディスクDを再生位置(この実施
例では半出し位置)まで引出す。
【0077】(d)次いで、図17に示すように両基板
7,8が閉じてターンテーブル5とクランパ6とによっ
てディスクDをクランプし、再生動作が行われる。
【0078】なお、チャック37は、上記ディスククラ
ンプ後、図16仮想線で示すようにアンチャック状態と
なって後退し、再生の邪魔にならない位置で待機する。
あるいは、このチャック37は、ディスクDを再生位置
まで引出した後、その位置で開いて待機させておくよう
にしてもよい。
【0079】(e)再生終了後、図18に示すようにチ
ャック37がディスクDをチャックするとともに、両基
板7,8が開いてアンクランプ状態となり、次いでチャ
ック37がディスクDをカートリッジ2内に押し戻す。
【0080】この後、チャック37がアンチャック状態
となってカートリッジ出入口部分まで後退するととも
に、両基板7,8が閉じて図14の初期状態に戻り、次
の再生動作に備える。
【0081】なお、図1,7に示すロック機構は、図1
4の初期状態、および上記(d)の再生動作時にロック
状態となる。
【0082】このように、テーブル基板7およびクラン
パ基板8を含む再生部3を、選択されたディスクDの位
置まで移送した後、カートリッジから抜き出されたディ
スクを両基板間に挾み込むという動作のみによってディ
スクの装着が完了する。
【0083】すなわち、実開平1−165949号公報
に示されている公知技術のように、キャリッジを、初期
位置→選択されたディスク位置→ターンテーブル位置
(最下点)→(再生後に)ディスク返還位置と何度も移
動させる場合と比較して、ディスク選択から再生開始ま
での所要時間が遥かに短くてすむ。
【0084】また、再生部3をディスク位置まで移送す
るため、ディスク全出し方式および上記実施例で示した
半出し方式のいずれにも適用することができる。
【0085】さらに、両基板7,8を開閉させてディス
クDをターンテーブル5とクランパ6との間に対してア
ンクランプ、クランプする構成であるため、ターンテー
ブルとクランパを直線移動させてディスクをクランプ、
アンクランプする構成と比較して、構造が簡単で、か
つ、動作制御が容易となる。
【0086】また、両基板7,8を一つのカム12によ
って同時に回動させることができるため、基板開閉機構
の構造が簡単ですむとともに、両基板7,8の動作タイ
ミングの遅れ等の動作トラブルがなく、開閉(ディスク
Dのアンクランプ、クランプ)動作が確実に行われる。
【0087】第2実施例(図19〜図22参照) 第1実施例との相違点のみを説明する。
【0088】第2実施例では、 ディスク出し入れ機構のチャック60がスライド開
閉構造となり、 このチャック60と両基板7,8の開閉動作が一つ
のカム79によって行われる構成となっている。
【0089】チャック60は、基板支軸10,11に軸
方向にスライド可能に取付けられたベース61と、この
ベース61上に設けられた一対のフィンガー(以下、第
1フィンガー、第2フィンガーという)62,63とを
具備している。
【0090】両フィンガー62,63は、それぞれディ
スクDを掴む垂直な掴み部64,65と、水平な基部6
6,67とから成り、互いの掴み部64,65が平行と
なる状態で両基部66,67がベース61上に載置され
ている。
【0091】このうち、第1フィンガー62の基部66
は、ベース61に対し、ガイド軸68,68によって基
板支軸10,11と直角方向(前後方向)にスライド可
能に取付けられている。
【0092】また、第1フィンガー62の基部66には
窓孔66aが設けられ、この窓孔66a内に第2フィン
ガー63の基部67が前後方向に一定範囲でスライド可
能に嵌め込まれている。
【0093】さらに、第2フィンガー63の基部67に
おける左右方向の片面は窓孔66aの内面と隙間を置い
て対向し、この相対向する面にラックギヤ69,70が
設けられ、このラックギヤ69,70にピニオン71が
噛合している。
【0094】こうして、ピニオン71とラックギヤ6
9,70の噛み合い作用により、両基部66,67がベ
ース61上で同時に前後逆方向にスライドして互いの掴
み部64,65が接近、離間し、接近状態で図22
(a)に示すようにディスクDをチャックし、離間した
ときに図22(b)に示すようにディスクDを解放する
ように構成されている。
【0095】また、このチャック60には、両フィンガ
ー62,63を離間する方向(チャック開き方向)に付
勢する開きバネ72(図22参照)が設けられるととも
に、第1フィンガー62の基部66上面にローラ73が
設けられ、基板支軸10に回動可能に支持されたチャッ
ク操作レバー74がこのローラ73に接触している。
【0096】図19中、75はこのチャック操作レバー
74にチャック閉じ方向の回動力を付与するチヤッキン
グバネである。
【0097】このチャック60の開閉動作と両基板7,
8の開閉動作を行わせる開閉機構を説明すると、可動基
台9の側板9aに駆動源としての減速機付きモータ76
と、このモータ76によって回転駆動されるピニオン7
7と、このピニオン77に噛合するラックギヤ78が設
けられた板状の開閉カム79とが取付けられ、モータ7
6の回転によって開閉カム79が垂直に上下移動するよ
うに構成されている。
【0098】開閉カム79には、両基板7,8を開閉さ
せるための基板開閉用の第1カム溝80,80と、チャ
ック開閉用の第2カム溝81とが設けられ、第1カム溝
80,80には、両基板7,8に突設された基板カム軸
82,82、第2カム溝81には、チャック操作レバー
74に突設されたレバーカム軸83がそれぞれが係合し
ている。
【0099】第1カム溝80,80は、図21に示すよ
うに上側から順に閉じ区間80a、動作区間80b、開
き区間80cが設けられ、基板カム軸82,82がこの
各区間80a,80b,80cを移動することにより、
両基板7,8が閉じ状態、開き動作、開き状態と変化す
る。
【0100】一方、第2カム溝81は上から順に開き区
間81a、動作区間81b、閉じ区間81cが設けら
れ、レバーカム軸83がこの各区間81a,81b,8
1cを移動することにより、チャック操作レバー74が
ローラ73を介してチャック60を開閉操作する。
【0101】84…は開閉カム79を上下移動案内する
ガイド溝、85…は同ガイドピンである。
【0102】次に作用を説明する。
【0103】I. 図21(a)の状態、すなわち基板
カム軸82,82およびレバーカム軸83がカム溝8
0,80,81の上端にある状態では、両基板7,8は
閉じ、チャック60は図22(b)に示すように開いた
状態となっている。
【0104】これを詳述すると、図19,20におい
て、チャック操作レバー74にはチャッキングバネ75
によってチャック閉じ方向の回動力が加えられている
が、このときレバーカム軸83の回動が第2カム溝81
によって止められているため、レバー回動力はチャック
60には作用せず、チャック60は開きバネ72によっ
て開いた状態となっている。
【0105】この状態からモータ76が回転すると、ピ
ニオン77、ラックギヤ78の噛み合い作用によって開
閉カム78が図21(b)に示すように上昇し、相対的
にカム軸82,82,83が下降する。
【0106】この場合、レバーカム軸83の移動中間点
において、図21(b)の仮想線で示すように同カム軸
83が第2カム溝81の開き区間81aから動作区間8
1bを通って閉じ区間81cに移行する間に、チャック
操作レバー74が図19の矢印イ方向に回動し、このレ
バー回動力がローラ73を介して第1フィンガー62に
図20矢印方向に加えられる。
【0107】これにより、同フィンガー62が矢印方向
にスライドすると同時に、ピニオン71とラックギヤ6
9,70の噛み合い作用によって第2フィンガー63が
第1フィンガー62に接近する方向にスライドする。
【0108】こうして、図22(a)に示すようにチャ
ック60が閉じ、ディスクDがチャッキングされる。
【0109】一方、この時点で基板カム軸82,82は
いまだ閉じ区間80a,80aにあるため、両基板7,
8は閉じた状態にあり、ここからさらにカム軸82,8
2が下降して開き区間80cに入ると、両基板7,8が
開く。
【0110】このように、基板7,8の開閉動作とチャ
ック60の開閉動作が一つの開閉カム79によって行わ
れるため、第1実施例のように別々のカム17,40を
用いる場合と比較して部品点数が少なく、コストが安く
てすむとともに、構造を簡略化およびコンパクト化する
ことができる。
【0111】また、一つのカム79で基板7,8の開閉
とチャック60の開閉を行わせるため、これらの動作タ
イミングにずれが生じず、動作の精度を高めることがで
きる。
【0112】また、開閉カム79によって両基板7,8
およびチャック操作レバー74を直接駆動する構成であ
るため、第1実施例のようにカム動作をワイヤ19,4
2を介して基板7,8およびチャック操作レバー39に
伝える場合と比較して、カム動作力の伝達ロスがなく、
カム79と両基板7,8およびチャック操作レバー74
の動作の追従性が向上する等の利点を有する。
【0113】さらに、第2実施例によると、チャック6
0が、両フィンガー62,63のスライド運動によって
開閉するため、ディスクDの厚みにばらつきがあって
も、両フィンガー62,63の掴み部64,65がディ
スクDに面接触状態で密着する。このため、第1実施例
のように両フィンガー35,36の回動運動によってチ
ャック37が開閉する場合と比較して、ディスクDのチ
ャッキング状態が安定したものとなる。
【0114】なお、図21に示すように、第2カム溝8
1の閉じ区間81cはレバーカム軸83の直径よりも太
幅に形成され、このカム溝幅寸法とカム軸寸法の差(隙
間)αの範囲で、ディスクDの厚みの変動に対応してチ
ャック60の閉じ量を自動調整しうるように構成されて
いる。
【0115】また、ローラ73は、ディスク出し入れの
際にはチャック60の移動時の摩擦抵抗を軽減する役目
を果たす。
【0116】他の実施例 (1)第1実施例では、チャック37を構成する一対の
フィンガー35,36のうち、第2フィンガー36のみ
を回動させてチャック37を開閉させるようにしたが、
両フィンガー35,36を同時に回動させるようにして
もよい。
【0117】(2)スライド開閉構造をとる第2実施例
のチャック60において、両フィンガー62,63の一
方のみをスライドさせて開閉する構成をとってもよい。
【0118】(3)第2実施例では両基板7,8とスラ
イド開閉式のチャック60とを共通のカム79で開閉さ
せるようにしたが、両基板7,8と、第1実施例で示し
た回動開閉式のチャック37とを共通のカム79で開閉
させるようにしてもよい。
【0119】(4)両基板7,8とチャック60(また
はチャック37)を開閉させる共通のカムとして、上記
第2実施例で挙げた上下移動するカム79に代えて回動
運動を行うカムを用いてもよい。
【0120】(5)ディスク出し入れ機構として、上記
両実施例で挙げたチャック37,60でディスクDを引
出す方式のものに代えて、ディスクDを後側から押し出
す方式のもの等、種々公知のものを採用することができ
る。
【0121】(6)再生部3をディスク位置に向けて移
動させる再生部移送機構として、上記実施例で示したカ
ム21,21によって可動基台9を移動させる構成に代
えて、複数本のねじ軸を可動基台9に螺挿し、このねじ
軸を回転させて同基台9を移動させる構成をとってもよ
い。
【0122】(7)上記実施例では再生部3をディスク
位置まで移動させるようにしたが、特開昭62−177
745号公報に示されているように、再生部3は位置固
定し、カートリッジ2を再生部3に向けて移動させるよ
うにしてもよい。あるいは、再生部3とディスクDの位
置が一致する方向に向けて再生部3とカートリッジ2の
双方を同時に移動させるようにしてもよい。
【0123】(8)上記実施例では、ディスクD…を垂
直状態で出し入れ、再生する方式を例にとったが、ディ
スクD…を水平状態で出し入れ、再生する方式をとる場
合にも基本的に上記実施例と同様に適用することができ
る。
【0124】
【発明の効果】上記のように本発明によるときは、再生
部が選択されたディスクの位置に設定されるように再生
部とカートリッジの少なくとも一方を移送した後、カー
トリッジから抜き出されたディスクを再生部のテーブル
およびクランパ両基板間に挾み込むという動作のみによ
ってディスクの装着が完了するため、実開平1−165
949号公報に示されている公知技術と比較して、動作
に無駄がなく、ディスク選択から再生開始までの所要時
間が短くてすむ。
【0125】また、ディスクを移送するのではなく、再
生部とカートリッジの少なくとも一方を移送するため、
半出し、全出しいずれの方式にも適用することができ
る。
【0126】さらに、両基板を開閉させてディスクをタ
ーンテーブルとクランパとの間にクランプ、アンクラン
する構成であるため、ターンテーブルとクランパを直線
移動させてディスクをクランプ、アンクランプする構成
と比較して、構造が簡単で、かつ、動作制御が容易とな
る。
【0127】また、請求項2,3の発明によると、上記
基本的作用に加えて、両基板を一つのカムによって同時
に開閉作動させることができるため、基板開閉機構の構
造が簡単ですむとともに、両基板の動作タイミングの遅
れ等の動作トラブルがなく、動作の信頼性が高いものと
なる。
【0128】一方、請求項6の発明によると、ディスク
出し入れ機構のチャックが一対のフィンガーで構成さ
れ、少なくとも一方のフィンガーがスライドしてチャッ
クの開閉動作が行われるため、ディスクの厚みにばらつ
きがあっても常に両フィンガーがディスクの両面に密着
し、安定した掴み状態を得ることができる。すなわち、
少なくとも一方のフィンガーの回動運動によってチャッ
クが開閉する構成とした場合のように、ディスクの厚み
のばらつきにより、ディスクに対する可動フィンガーの
接触状態が変動し、所謂片当り状態となって掴み状態が
不安定となるおそれがない。
【0129】さらに、請求項7の発明によると、両基板
を開閉させる基板開閉カムが、ディスク出し入れ機構の
チャックを開閉させるカムとして兼用されるため、別々
のカムを用いる場合と比較して部品点数が少なく、コス
トが安くてすむとともに、構造の簡略化およびコンパク
ト化を実現することができる。
【0130】また、同一カムで基板の開閉とチャックの
開閉を行わせるため、これらの動作タイミングにずれが
生じず、動作の精度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す縦断正面図である。
【図2】同側面図である。
【図3】同実施例における再生部の分解斜視図である。
【図4】図1のIV-IV線拡大断面図である。
【図5】図4の状態からディスクをクランプした状態を
示す断面図である。
【図6】同実施例における再生部移送機構の分解斜視図
である。
【図7】同機構におけるロック機構を示す拡大斜視図で
ある。
【図8】同実施例におけるディスク出し入れ機構の分解
斜視図である。
【図9】同機構のさらに一部を分解し拡大して示す斜視
図である。
【図10】同機構の動作を説明するための図である。
【図11】図10の次段階の状態を示す図である。
【図12】図11の次段階の状態を示す図である。
【図13】図12の次段階の状態を示す図である。
【図14】同実施例においてディスク引出しから再生、
返還までの一連の動作における初期状態を示す図であ
る。
【図15】図14の次段階の状態を示す図である。
【図16】図15の次段階の状態を示す図である。
【図17】図16の次段階の状態を示す図である。
【図18】最終段階の状態を示す図である。
【図19】本発明の第2実施例における基板およびチャ
ック開閉構造を示す分解斜視図である。
【図20】同実施例におけるチャックの拡大斜視図であ
る。
【図21】(a)は同実施例における開閉カムを拡大し
て示す側面図、(b)は同カムが上昇した状態の側面図
である。
【図22】(a)は同実施例においてチャックが閉じた
状態、(b)はチャックが開いた状態をそれぞれ示す一
部断面側面図である。
【符号の説明】
D ディスク 1 シャーシ 2 カートリッジ 3 再生部 5 ターンテーブル 6 クランパ 7 テーブル基板 8 クランパ基板 10 テーブル基板の開閉中心軸 11 クランプ基板の開閉中心軸 12 基板開閉カム 13,14 同カムのカム溝 15,16 両基板のカム軸 17 基板開閉カム駆動手段としての基板開閉駆動用カ
ム 18 同レバー 19 同ワイヤ 9 再生部移送機構を構成する可動基台 21,21 同基台移送カム 23,23 同カム軸 24 同ガイド軸 25 同ガイド片 9c 同突片 37 ディスク出し入れ機構を構成するチャック 35,36 同チャックを構成する一対のフィンガー 38 開きバネ 39 チャック操作レバー 40 チャック開閉用カム 41 チャック開閉用レバー 42 チャック開閉用ワイヤ 45 移動部材 46 連結ロッド 47 固定部材 48,49 ラックギヤ 50 ピニオン 51 チャック移動用レバー 52 同カム軸 53 チャック移動用カム 54 同カムのカム溝 60 チャック 62,63 チャックを構成する一対のフィンガー 72 開きバネ 69,70 両フィンガーを同時にスライドさせるため
のラックギヤ 71 同ピニオン 79 基板の開閉とチャックの開閉とに兼用される開閉
カム 76 同カムの駆動源としてのモータ 77 モータ回転力をカムの上下移動力に変換するため
のピニオン 78 同ラックギヤ 80,80 開閉カムに設けられた基板開閉用カム溝 81 同チャック開閉用カム溝 82,82 基板カム軸 83 レバーカム軸 74 チャック操作レバー

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚のうちから選択された一枚のディ
    スクをカートリッジ内から再生部まで搬送した後、この
    ディスクをターンテーブルとクランパとの間に挾み込ん
    で再生部に装着するディスクプレーヤにおいて、上記タ
    ーンテーブルがテーブル基板に、上記クランパがクラン
    パ基板にそれぞれ回転自在に取付けられ、この両基板
    は、互いの間にディスクを受け入れる開き位置と、この
    ディスクを挾み込む閉じ位置との間で回動可能に支持さ
    れ、かつ、この両基板を上記両位置間で回動させる基板
    開閉機構と、再生部が選択されたディスクの位置に設定
    されるように再生部とカートリッジの少なくとも一方を
    移動させる移送機構と、ディスクをカートリッジと再生
    部との間で移動させるディスク出し入れ機構とを具備し
    てなることを特徴とするディスクプレーヤ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のディスクプレーヤにおい
    て、基板開閉機構が、両基板に基板の回動中心軸と平行
    に突設されたカム軸と、この両カム軸と平行な軸のまわ
    りに回動しうる基板開閉カムと、この基板開閉カムを2
    位置間で回動させるカム駆動手段とによって構成され、
    上記基板開閉カムには、同カムの上記2位置間での回動
    力を上記カム軸を介して両基板に開き位置と閉じ位置と
    の間での回動力として伝えるカム溝が設けられたことを
    特徴とするディスクプレーヤ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のディスクプレーヤにおい
    て、基板開閉機構が、両基板に基板の回動中心軸と平行
    に突設されたカム軸と、2位置間で直線運動を行う基板
    開閉カムと、この基板開閉カムを駆動するカム駆動手段
    とによって構成され、上記基板開閉カムには、同カムの
    上記2位置間での直線運動力を上記カム軸を介して両基
    板に開き位置と閉じ位置との間での回動力として伝える
    基板開閉用カム溝が設けられたことを特徴とするディス
    クプレーヤ。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載のディ
    スクプレーヤにおいて、ディスク出し入れ機構が、チャ
    ックと、このチャックをディスクを掴む状態とディスク
    を解放する状態との間で作動させるチャック開閉手段
    と、チャックを2位置間で水平移動させてディスクをカ
    ートリッジ内と再生部との間で移動させるチャック移動
    手段とによって構成されたことを特徴とするディスクプ
    レーヤ。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のディスクプレーヤにおい
    て、チャックが、相対向して配置された一対のフィンガ
    ーによって構成され、この両フィンガーの少なくとも一
    方は、ディスクを掴むディスク掴み位置とディスクを解
    放するディスク解放位置との間で回動可能に支持され、
    チャック開閉手段として、この回動可能なフィンガーを
    上記両位置で回動させる機構が用いられたことを特徴と
    するディスクプレーヤ。
  6. 【請求項6】 請求項4記載のディスクプレーヤにおい
    て、チャックが、相対向して配置された一対のフィンガ
    ーによって構成され、この両フィンガーの少なくとも一
    方は、ディスクを掴むディスク掴み位置とディスクを解
    放するディスク解放位置との間でスライド可能に支持さ
    れ、チャック開閉手段として、このスライド可能なフィ
    ンガーを上記両位置間でスライドさせる機構が用いられ
    たことを特徴とするディスクプレーヤ。
  7. 【請求項7】 請求項4乃至6のいずれかに記載のチャ
    ック開閉手段が、チャックに開き方向のバネ力を付与す
    るバネと、このバネ力に対抗してチャックに閉じ方向の
    操作力を付与する操作位置とこのチャック操作力を解除
    する操作解除位置との間で移動するチャック操作レバー
    とを備え、このチャック操作レバーにレバーカム軸が設
    けられる一方、請求項2または3記載の基板開閉カム
    に、同カムの2位置間での移動力を上記レバーカム軸を
    介してチャック操作レバーに上記操作位置と操作解除位
    置との間での移動力として伝えるチャック開閉用カム溝
    が設けられたことを特徴とするディスクプレーヤ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011095338A (ja) * 2009-10-27 2011-05-12 Olympus Corp 観察用光学機器

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JP2011095338A (ja) * 2009-10-27 2011-05-12 Olympus Corp 観察用光学機器

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