JP3216363B2 - ディスク記録再生装置 - Google Patents
ディスク記録再生装置Info
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- JP3216363B2 JP3216363B2 JP26250093A JP26250093A JP3216363B2 JP 3216363 B2 JP3216363 B2 JP 3216363B2 JP 26250093 A JP26250093 A JP 26250093A JP 26250093 A JP26250093 A JP 26250093A JP 3216363 B2 JP3216363 B2 JP 3216363B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光磁気記録及び/又は
再生方式の光ディスク記録再生装置に関するものであ
る。
再生方式の光ディスク記録再生装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、光磁気方式を利用して情報を記
録,再生する光ディスク装置は、ディスク面にレーザビ
ームを照射する光学ピックアップと、ディスク面を挟ん
で光学ピックアップと対向してディスク面にバイアス磁
界を印加する磁気ヘッドとを備えている。
録,再生する光ディスク装置は、ディスク面にレーザビ
ームを照射する光学ピックアップと、ディスク面を挟ん
で光学ピックアップと対向してディスク面にバイアス磁
界を印加する磁気ヘッドとを備えている。
【0003】さらに詳しく説明すると、光学ピックアッ
プはDCモータを駆動源としてディスクの内周方向から
ディスクのトラックを横切る方向にスライド移動しなが
らディスク面へ情報の記録動作あるいは再生動作が行わ
れる。そして、ピックアップの変速比は通常の記録,再
生時のスライドサーボの特性により決まり、極めて高い
変速比で設計されている。
プはDCモータを駆動源としてディスクの内周方向から
ディスクのトラックを横切る方向にスライド移動しなが
らディスク面へ情報の記録動作あるいは再生動作が行わ
れる。そして、ピックアップの変速比は通常の記録,再
生時のスライドサーボの特性により決まり、極めて高い
変速比で設計されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このため、ディスク上
の情報の高速サーチやピックアップのディスク間移動の
ときの移動速度が上がらないという問題がある。また、
ピックアップの移動速度をあげるためにDCモータの回
転数を高くすると、モータ騒音が大きくなるといった問
題があった。
の情報の高速サーチやピックアップのディスク間移動の
ときの移動速度が上がらないという問題がある。また、
ピックアップの移動速度をあげるためにDCモータの回
転数を高くすると、モータ騒音が大きくなるといった問
題があった。
【0005】本発明は、上述したような問題点を解消す
るためになされたもので、ピックアップの高速移動を可
能にし、かつ騒音の問題を未然に回避できるようにした
ディスク記録再生装置を得ることを目的とする。
るためになされたもので、ピックアップの高速移動を可
能にし、かつ騒音の問題を未然に回避できるようにした
ディスク記録再生装置を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明によるディスク記録再生装置は、同一回転軸
上に存在する歯数の異なる複数の歯車のスラスト方向へ
の移動によりピックアップ上のラックに切換えられる変
速機構と、高さの異なる2つのカムを持つカムギアとカ
ムに乗り上げられ回動するリンク片とカムギアを切換え
るモード切換モータとを有するモード切換え機構と、モ
ード切換モータによりカムギアを回転制御し、リンク片
の一端部の作動片が2つのカムに選択的に乗り上げられ
ることで、回動するリンク片の他端部の作動片により変
速機構の複数の歯車をスラスト方向へ移動制御し、ピッ
クアップ上のラックに切換えるようにした変速切換機構
を備えたものである。
め、本発明によるディスク記録再生装置は、同一回転軸
上に存在する歯数の異なる複数の歯車のスラスト方向へ
の移動によりピックアップ上のラックに切換えられる変
速機構と、高さの異なる2つのカムを持つカムギアとカ
ムに乗り上げられ回動するリンク片とカムギアを切換え
るモード切換モータとを有するモード切換え機構と、モ
ード切換モータによりカムギアを回転制御し、リンク片
の一端部の作動片が2つのカムに選択的に乗り上げられ
ることで、回動するリンク片の他端部の作動片により変
速機構の複数の歯車をスラスト方向へ移動制御し、ピッ
クアップ上のラックに切換えるようにした変速切換機構
を備えたものである。
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【作用】上述したように構成した本発明のディスク記録
再生装置は、一定速度で回転するモータから変速比が切
換え可能な変速機構を介してピックアップを支持した移
動機構をスライドさせるようにしたものであり、変速機
構は変速比の大きい方に切換えることでピックアップの
低速スライド走行が可能となる。また、変速比の小さい
方に切換えることでピックアップの高速スライド走行が
可能となる。
再生装置は、一定速度で回転するモータから変速比が切
換え可能な変速機構を介してピックアップを支持した移
動機構をスライドさせるようにしたものであり、変速機
構は変速比の大きい方に切換えることでピックアップの
低速スライド走行が可能となる。また、変速比の小さい
方に切換えることでピックアップの高速スライド走行が
可能となる。
【0011】
【実施例】以下、本発明によるディスク記録再生装置の
実施例を図面を参照して説明する。 図1は本例のディ
スク記録再生装置の平面図、図2は同じく側面図であ
り、変速切換え機構を分離して示す。
実施例を図面を参照して説明する。 図1は本例のディ
スク記録再生装置の平面図、図2は同じく側面図であ
り、変速切換え機構を分離して示す。
【0012】両図において、符号1はメインシャーシで
あり、ほぼ面全体に開口部1aが形成されている。2は
上向きに光学ヘッド3を備えたピックアップであり、移
動機構としてのスライド部材4に支持されている。スラ
イド部材4はその一端部に設けたガイド部材5がメイン
シャーシ1の開口部1aに横断するように支持したガイ
ド軸6に挿着され、スライド部材4の他端部はその端部
に形成したガイド片7がメインシャーシ1の開口縁に係
合されている。これにより、スライド部材4はピックア
ップ2と共にガイド軸6に沿って移動可能である。
あり、ほぼ面全体に開口部1aが形成されている。2は
上向きに光学ヘッド3を備えたピックアップであり、移
動機構としてのスライド部材4に支持されている。スラ
イド部材4はその一端部に設けたガイド部材5がメイン
シャーシ1の開口部1aに横断するように支持したガイ
ド軸6に挿着され、スライド部材4の他端部はその端部
に形成したガイド片7がメインシャーシ1の開口縁に係
合されている。これにより、スライド部材4はピックア
ップ2と共にガイド軸6に沿って移動可能である。
【0013】また、上述したスライド部材4の裏面に
は、該スライド部材4の移動方向にそれぞれ第1のラッ
ク8と第2のラック9と設けられている。一方の第1の
ラック8にはバックラッシュを吸収するための予圧ラッ
ク10が設けられている。
は、該スライド部材4の移動方向にそれぞれ第1のラッ
ク8と第2のラック9と設けられている。一方の第1の
ラック8にはバックラッシュを吸収するための予圧ラッ
ク10が設けられている。
【0014】一方、メインシャーシ1の裏面にはサブシ
ャーシ11が固定されている。このサブシャーシ11に
は変速切換え機構12が搭載されており、その平面図を
図3に示す。
ャーシ11が固定されている。このサブシャーシ11に
は変速切換え機構12が搭載されており、その平面図を
図3に示す。
【0015】サブシャーシ11にはDCモータ13が搭
載されており、このモータ13の出力軸に設けたウォー
ム14に減速ギア15を介してメインギア16が噛み合
っている。
載されており、このモータ13の出力軸に設けたウォー
ム14に減速ギア15を介してメインギア16が噛み合
っている。
【0016】次に、図4に示した変速切換え機構12の
詳細について説明する。上述したメインギア16は筒状
の回転軸17の下端に一体形成され、回転軸17はその
中心に挿通した軸18の下端部をサブシャーシ11に固
定してメインギア16を支承してある。そして回転軸1
7の上端部にサブギア19が固定されている。
詳細について説明する。上述したメインギア16は筒状
の回転軸17の下端に一体形成され、回転軸17はその
中心に挿通した軸18の下端部をサブシャーシ11に固
定してメインギア16を支承してある。そして回転軸1
7の上端部にサブギア19が固定されている。
【0017】また、メインギア16とサブギア19との
間の回転軸17の部分には歯数の多い大径状の高速用ギ
ア20と歯数の少ない小径状の低速用ギア21がそれぞ
れ回転可能かつ軸方向に移動可能に支持されている。高
速用ギア20とメインギア16との間にはコイルばね2
2が介在され、高速用ギア20を離間する方向に付勢し
ている。そして、メインギア16と高速用ギア20との
対向し合う面には冠歯車としてのクラウンギア16aと
20aとが形成され、サブギア19と低速用ギア21と
の対向し合う面にもクラウンギア19aと21aとが形
成されている。
間の回転軸17の部分には歯数の多い大径状の高速用ギ
ア20と歯数の少ない小径状の低速用ギア21がそれぞ
れ回転可能かつ軸方向に移動可能に支持されている。高
速用ギア20とメインギア16との間にはコイルばね2
2が介在され、高速用ギア20を離間する方向に付勢し
ている。そして、メインギア16と高速用ギア20との
対向し合う面には冠歯車としてのクラウンギア16aと
20aとが形成され、サブギア19と低速用ギア21と
の対向し合う面にもクラウンギア19aと21aとが形
成されている。
【0018】このように構成した高速用ギア20は上述
したスライド部材4の第2のラック9と係脱可能であ
り、低速用ギア21は第1のラック8と係脱可能であ
る。尚、高速用ギア20と低速用ギア21との接触面は
摩擦抵抗力を小さく形成してある。
したスライド部材4の第2のラック9と係脱可能であ
り、低速用ギア21は第1のラック8と係脱可能であ
る。尚、高速用ギア20と低速用ギア21との接触面は
摩擦抵抗力を小さく形成してある。
【0019】上述した変速切換え機構12のモード切換
え機構を図3及び図4について説明する。モード切換え
機構は符号23で示す。サブシャーシ11にはモード切
換え用のモータ24が搭載されており、このモータ24
の出力軸に設けたウォーム25に減速ギア26を介して
カムギア27が噛み合っている。カムギア27には高さ
の異なる2つのカム28a,28bが突設されている。
カムギア27の位置、すなわち、カム28a,28bの
回動位置は図示しないセンサにより検出し、モータ24
を回転制御することによって決定する。
え機構を図3及び図4について説明する。モード切換え
機構は符号23で示す。サブシャーシ11にはモード切
換え用のモータ24が搭載されており、このモータ24
の出力軸に設けたウォーム25に減速ギア26を介して
カムギア27が噛み合っている。カムギア27には高さ
の異なる2つのカム28a,28bが突設されている。
カムギア27の位置、すなわち、カム28a,28bの
回動位置は図示しないセンサにより検出し、モータ24
を回転制御することによって決定する。
【0020】カム28a,28bにはサブシャーシ11
に支持したフレーム29に軸30を支点として回動可能
のリンク31の一端部の作動片31aが対応しており、
リンク31の他端部は二股状部32に形成され、この二
股状部32の先端部に設けた押圧部32a,32aが上
述した低速用ギア21の上面に当接している。
に支持したフレーム29に軸30を支点として回動可能
のリンク31の一端部の作動片31aが対応しており、
リンク31の他端部は二股状部32に形成され、この二
股状部32の先端部に設けた押圧部32a,32aが上
述した低速用ギア21の上面に当接している。
【0021】次に、ピックアップ2の高速モードと低速
モードの切換え動作を図4a,bについて説明する。図
4aは低速モード状態を示し、リンク31の作動片31
aがカムギア27の低いカム28aに当接している状態
である。この状態ではリンク31は回動することなく押
圧片32a,32aは低速用ギア21の面に緩く接触し
ている。このため、コイルばね22のばね力により高速
用ギア20と共に低速用ギア21は押し上げられ、高速
用ギア20はフリー状態となるが低速用ギア21はその
クラウンギア21aがサブギア19のクラウンギア19
aと噛み合うと共に、低速用ギア21はピックアップ2
を支持したスライド部材4の第1のラック8と係合す
る。
モードの切換え動作を図4a,bについて説明する。図
4aは低速モード状態を示し、リンク31の作動片31
aがカムギア27の低いカム28aに当接している状態
である。この状態ではリンク31は回動することなく押
圧片32a,32aは低速用ギア21の面に緩く接触し
ている。このため、コイルばね22のばね力により高速
用ギア20と共に低速用ギア21は押し上げられ、高速
用ギア20はフリー状態となるが低速用ギア21はその
クラウンギア21aがサブギア19のクラウンギア19
aと噛み合うと共に、低速用ギア21はピックアップ2
を支持したスライド部材4の第1のラック8と係合す
る。
【0022】従って、DCモータ13の駆動トルクによ
りウォーム14から減速ギア15を介してメインギア1
6が回転されると、回転軸17と共にサブギア19が回
転駆動され、クラウンギア19a,21aを介して低速
用ギア21が回転駆動されることで第1のラック8を低
速状態でスライド移動させ、ピックアップ2の通常送り
が行える。
りウォーム14から減速ギア15を介してメインギア1
6が回転されると、回転軸17と共にサブギア19が回
転駆動され、クラウンギア19a,21aを介して低速
用ギア21が回転駆動されることで第1のラック8を低
速状態でスライド移動させ、ピックアップ2の通常送り
が行える。
【0023】図4bは高速モード状態を示し、リンク3
1の作動片31aがカムギア27の高いカム28bに当
接して押し上げらる。このため、リンク31は軸30を
支点として回動し二股状部32の押圧片32a,32a
により低速用ギア21の面を強く押圧するため、低速用
ギア21と共に高速用ギア20をコイルばね22のばね
力に抗して押し下げる。これによって、低速用ギア21
はサブギア19から離れてフリー状態となるが、高速用
ギア20はその冠歯車20aがメインギア16の冠歯車
16aと噛み合うと共に、高速用ギア20はピックアッ
プ2を支持したスライド部材4の第2のラック9と係合
する。
1の作動片31aがカムギア27の高いカム28bに当
接して押し上げらる。このため、リンク31は軸30を
支点として回動し二股状部32の押圧片32a,32a
により低速用ギア21の面を強く押圧するため、低速用
ギア21と共に高速用ギア20をコイルばね22のばね
力に抗して押し下げる。これによって、低速用ギア21
はサブギア19から離れてフリー状態となるが、高速用
ギア20はその冠歯車20aがメインギア16の冠歯車
16aと噛み合うと共に、高速用ギア20はピックアッ
プ2を支持したスライド部材4の第2のラック9と係合
する。
【0024】従って、DCモータ13の駆動トルクによ
りウォーム14から減速ギア15を介してメインギア1
6が回転されると、冠歯車16a,20aを介して高速
用ギア20が回転駆動されることで第2のラック9を高
速状態でスライド移動させ、ピックアップ2の高速送り
が行える。
りウォーム14から減速ギア15を介してメインギア1
6が回転されると、冠歯車16a,20aを介して高速
用ギア20が回転駆動されることで第2のラック9を高
速状態でスライド移動させ、ピックアップ2の高速送り
が行える。
【0025】このように本発明のディスク記録再生装置
は、モーテ13の回転数を一定に設定した状態で変速切
換え機構12及びモード切換え機構23を使用すること
で、高速用ギア20と低速用ギア21の歯数の比に応じ
てピックアップの送り速度を切換えることができるよう
になるため、ディスク上の情報の高速サーチやピックア
ップの移動スピードを高めることができ、このため、通
常再生と共に高速再生を可能にすることができる。
は、モーテ13の回転数を一定に設定した状態で変速切
換え機構12及びモード切換え機構23を使用すること
で、高速用ギア20と低速用ギア21の歯数の比に応じ
てピックアップの送り速度を切換えることができるよう
になるため、ディスク上の情報の高速サーチやピックア
ップの移動スピードを高めることができ、このため、通
常再生と共に高速再生を可能にすることができる。
【0026】また、ピックアップの送り速度が高速であ
ってもモータの回転数は定常速度であるため、モータ速
度を高速化させることもなく騒音の発生もない。
ってもモータの回転数は定常速度であるため、モータ速
度を高速化させることもなく騒音の発生もない。
【0027】図5に変速切換え機構12の別の実施例を
示す。DCモータ51はその出力軸のウォーム52が減
速ギア53を介して大径状の高速用ギア54に噛み合っ
ている。高速用ギア54は小径状の低速用ギア55と対
向し合い、サブシャーシ11に固定した軸56に回転可
能に支承されていると共に、高速用ギア54は軸56方
向に移動可能である。また、高速用ギア54と低速用ギ
ア55との間にはコイルばね57が介在され、高速用ギ
ア54を低速用ギア55から離間方向にばね付勢してい
る。さらに両ギア54,55の対向し合う面にはそれぞ
れクラウンギア54a,55aが形成されている。尚、
高速用ギア54には図示しないが図4に示したモード切
換え機構23を備えている。
示す。DCモータ51はその出力軸のウォーム52が減
速ギア53を介して大径状の高速用ギア54に噛み合っ
ている。高速用ギア54は小径状の低速用ギア55と対
向し合い、サブシャーシ11に固定した軸56に回転可
能に支承されていると共に、高速用ギア54は軸56方
向に移動可能である。また、高速用ギア54と低速用ギ
ア55との間にはコイルばね57が介在され、高速用ギ
ア54を低速用ギア55から離間方向にばね付勢してい
る。さらに両ギア54,55の対向し合う面にはそれぞ
れクラウンギア54a,55aが形成されている。尚、
高速用ギア54には図示しないが図4に示したモード切
換え機構23を備えている。
【0028】一方、サブシャーシ11にはギア径が段階
的に異なる3段ギア58が軸59に回転自在に支承され
ている。3段ギア58のうち大径状の伝達ギア60は上
述した低速用ギア55と常時噛み合い、中径状の伝達ギ
ア61は高速用ギア54に係脱可能であり、そして、小
径状の伝達ギア(ピニオン)62はピックアップを搭載
したスライド部材のラック63に噛み合っている。
的に異なる3段ギア58が軸59に回転自在に支承され
ている。3段ギア58のうち大径状の伝達ギア60は上
述した低速用ギア55と常時噛み合い、中径状の伝達ギ
ア61は高速用ギア54に係脱可能であり、そして、小
径状の伝達ギア(ピニオン)62はピックアップを搭載
したスライド部材のラック63に噛み合っている。
【0029】上述のように構成した変速切換え機構12
は図5ではピックアップの高速モード状態を示してい
る。すなわち、DCモータ51の駆動トルクでウォーム
52から減速ギア53を回転すると、高速用ギア54か
ら3段ギア58の伝達ギア61に伝わりそして、伝達ギ
ア62よりラック63をスライド移動させピックアップ
を高速走行させることができる。このとき、低速用ギア
55は3段ギア58の伝達ギア60と噛み合っている状
態でフリーに回転している。
は図5ではピックアップの高速モード状態を示してい
る。すなわち、DCモータ51の駆動トルクでウォーム
52から減速ギア53を回転すると、高速用ギア54か
ら3段ギア58の伝達ギア61に伝わりそして、伝達ギ
ア62よりラック63をスライド移動させピックアップ
を高速走行させることができる。このとき、低速用ギア
55は3段ギア58の伝達ギア60と噛み合っている状
態でフリーに回転している。
【0030】また、ピックアップの低速モードの場合は
変速切換え機構12の操作により高速用ギア54が押し
下げられることで、高速用ギア54が3段ギア58の伝
達ギア61から外れると共に、高速用ギア54のクラウ
ンギア54aが低速用ギアのクラウンギア55aと係合
する。
変速切換え機構12の操作により高速用ギア54が押し
下げられることで、高速用ギア54が3段ギア58の伝
達ギア61から外れると共に、高速用ギア54のクラウ
ンギア54aが低速用ギアのクラウンギア55aと係合
する。
【0031】従って、このような切換え状態においてD
Cモータ51の駆動トルクでウォーム52から減速ギア
53を回転すると、フリー回転する高速用ギア54から
クラウンギア54a,55aを介して低速用ギア55へ
伝え、3段ギア58の伝達ギア60を経て伝達ギア62
よりラック63をスライド移動させピックアップを定常
走行させることができる。
Cモータ51の駆動トルクでウォーム52から減速ギア
53を回転すると、フリー回転する高速用ギア54から
クラウンギア54a,55aを介して低速用ギア55へ
伝え、3段ギア58の伝達ギア60を経て伝達ギア62
よりラック63をスライド移動させピックアップを定常
走行させることができる。
【0032】本発明は、上述しかつ図面に示した実施例
に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲内
で種々の変形実施が可能である。
に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲内
で種々の変形実施が可能である。
【0033】例えば、上述した両実施例ではピックアッ
プの駆動手段としてラックとピニオンによる駆動方式に
ついて説明したが、その他、ボールねじ駆動方式あるい
はベルト駆動方式を採用してもよい。
プの駆動手段としてラックとピニオンによる駆動方式に
ついて説明したが、その他、ボールねじ駆動方式あるい
はベルト駆動方式を採用してもよい。
【0034】また、本発明のディスク記録再生装置は、
光変調方式光ディスク装置、読出し専用の光ディスク装
置、相変化型ディスク装置、磁界変調方式光磁気ディス
ク装置あるいは光強度変調方式磁気ディスク装置等、光
学ピックアップを使用し再生あるいは記録再生するディ
スク装置に広く適用可能である。
光変調方式光ディスク装置、読出し専用の光ディスク装
置、相変化型ディスク装置、磁界変調方式光磁気ディス
ク装置あるいは光強度変調方式磁気ディスク装置等、光
学ピックアップを使用し再生あるいは記録再生するディ
スク装置に広く適用可能である。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるディ
スク記録再生装置は、同一回転軸上に存在する歯数の異
なる複数の歯車のスラスト方向への移動によりピックア
ップ上のラックに切換えられる変速機構と、高さの異な
る2つのカムを持つカムギアとカムに乗り上げられ回動
するリンク片とカムギアを切換えるモード切換モータと
を有するモード切換え機構と、モード切換モータにより
カムギアを回転制御し、リンク片の一端部の作動片が2
つのカムに選択的に乗り上げられることで、回動するリ
ンク片の他端部の作動片により減速機構の複数の歯車を
スラスト方向へ移動制御し、ピックアップ上のラックに
切換えるようにした変速切換機構を備えたことで、ピッ
クアップを定常送りと高速送りとに切換えることがで
き、これによって、モータを定常速度の状態でディスク
の情報の高速サーチやピックアップの移動スピードを高
めることができるという効果がある。
スク記録再生装置は、同一回転軸上に存在する歯数の異
なる複数の歯車のスラスト方向への移動によりピックア
ップ上のラックに切換えられる変速機構と、高さの異な
る2つのカムを持つカムギアとカムに乗り上げられ回動
するリンク片とカムギアを切換えるモード切換モータと
を有するモード切換え機構と、モード切換モータにより
カムギアを回転制御し、リンク片の一端部の作動片が2
つのカムに選択的に乗り上げられることで、回動するリ
ンク片の他端部の作動片により減速機構の複数の歯車を
スラスト方向へ移動制御し、ピックアップ上のラックに
切換えるようにした変速切換機構を備えたことで、ピッ
クアップを定常送りと高速送りとに切換えることがで
き、これによって、モータを定常速度の状態でディスク
の情報の高速サーチやピックアップの移動スピードを高
めることができるという効果がある。
【0036】また、ピックアップの送り速度が高速であ
ってもモータの回転数は定常速度であるため、モータ速
度を高速化させることもなく、従って騒音の発生もな
い。
ってもモータの回転数は定常速度であるため、モータ速
度を高速化させることもなく、従って騒音の発生もな
い。
【図1】本例のディスク記録再生装置の平面図である。
【図2】本例のディスク記録再生装置で、変速切換え機
構を分離して示した側面図である。
構を分離して示した側面図である。
【図3】変速切換え機構及びモード切換え機構の平面図
である。
である。
【図4】変速切換え機構とモード切換え機構の詳細な動
作図である。
作図である。
【図5】変速切換え機構の別の実施例の構成図である。
1 メインシャーシ、2 ピックアップ、3 光学ヘッ
ド、4 スライド部材、8 第1のラック、9 第2の
ラック、11 サブシャーシ、12 変速切換え機構、
13 DCモータ、15 減速ギア、16 メインギ
ア、16a クラウンギア、19 サブギア、19a
クラウンギア、20 高速用ギア、20aクラウンギ
ア、21 低速用ギア、21a クラウンギア、22
コイルばね、23 モード切換え機構、24 モータ、
26 減速ギア、27 カムギア、28a,28b カ
ム、31 リンク、32 二股状部、53 減速ギア、
54高速用ギア、54a クラウンギア、55 低速用
ギア、55a クラウンギア、57 コイルばね、58
3段ギア、63 ラック
ド、4 スライド部材、8 第1のラック、9 第2の
ラック、11 サブシャーシ、12 変速切換え機構、
13 DCモータ、15 減速ギア、16 メインギ
ア、16a クラウンギア、19 サブギア、19a
クラウンギア、20 高速用ギア、20aクラウンギ
ア、21 低速用ギア、21a クラウンギア、22
コイルばね、23 モード切換え機構、24 モータ、
26 減速ギア、27 カムギア、28a,28b カ
ム、31 リンク、32 二股状部、53 減速ギア、
54高速用ギア、54a クラウンギア、55 低速用
ギア、55a クラウンギア、57 コイルばね、58
3段ギア、63 ラック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 21/02 G11B 7/08
Claims (1)
- 【請求項1】 記録担体ディスクに情報の記録を行うか
若しくは記録された情報を再生するピックアップと、こ
のピックアップをモータの駆動力によって直線的に移動
させる移動機構とを有するディスク記録再生装置におい
て、同一回転軸上に存在する歯数の異なる複数の歯車のスラ
スト方向への移動により上記ピックアップ上のラックに
切換えられる変速機構と、 高さの異なる2つのカムを持つカムギアと、上記カムに
乗り上げられ回動するリンク片と、上記カムギアを切換
えるモード切換モータとを有するモード切換え機構と、 上記モード切換モータにより上記カムギアを回転制御
し、上記リンク片の一端部の作動片が上記2つのカムに
選択的に乗り上げられることで、回動する上記リンク片
の他端部の作動片により上記変速機構の上記複数の歯車
をスラスト方向へ移動制御し、上記ピックアップ上のラ
ックに切換えるようにした変速切換機構を備えた ことを
特徴とするディスク記録再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26250093A JP3216363B2 (ja) | 1993-10-20 | 1993-10-20 | ディスク記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26250093A JP3216363B2 (ja) | 1993-10-20 | 1993-10-20 | ディスク記録再生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07122008A JPH07122008A (ja) | 1995-05-12 |
JP3216363B2 true JP3216363B2 (ja) | 2001-10-09 |
Family
ID=17376671
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26250093A Expired - Fee Related JP3216363B2 (ja) | 1993-10-20 | 1993-10-20 | ディスク記録再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3216363B2 (ja) |
-
1993
- 1993-10-20 JP JP26250093A patent/JP3216363B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07122008A (ja) | 1995-05-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |