JP2003252057A - 車両のドア構造 - Google Patents

車両のドア構造

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JP2003252057A
JP2003252057A JP2002050839A JP2002050839A JP2003252057A JP 2003252057 A JP2003252057 A JP 2003252057A JP 2002050839 A JP2002050839 A JP 2002050839A JP 2002050839 A JP2002050839 A JP 2002050839A JP 2003252057 A JP2003252057 A JP 2003252057A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 センターピラーの無い車体の車体側部の強度
を確保する。 【解決手段】 インパクトバー部材5は、上端ブラケッ
ト12及び下端ブラケット13などと一体となって実質
的に側面衝突に対する車体補強部材を構成する。上端ブ
ラケット12は、その上端部分がルーフサイドレール2
2とオーバーラップしており、インパクトバー部材5の
下端はサイドシェル46とオーバーラップする位置まで
下方に延びている。上端ブラケット12には、アッパラ
ッチ18やシートベルトショルダーアンカ26が取り付
けられ、下端ブラケット13には、キャッチャピン49
が取り付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、センターピラー
の無い車体、典型的には、フロントドアとリアドアとを
観音開きにした車体の側部に加わる衝撃に対する車体側
部の強度を確保するようにした車両のドア構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】典型的にはフロントドアとリアドアとが
観音開きする車両のように、フロントドアに対応する開
口部とリアドアに対応する開口部とが、これらフロント
ドアとリアドアとを開放したときに一つの開口部を形成
する車両にあっては、センターピラーを配置させること
ができないため、車体開口部の剛性、ドア本体の強度・
剛性の向上が要求される。そして、ドア本体の強度・剛
性向上の対策としては、一般的に、特開平10−250
370号公報に見られるように、車体前後方向に延びる
インパクトバーをドア内部に配置することにより、車体
側部に加わる衝撃に対する車体側部の強度を確保するこ
とが既に提案されている。
【0003】また、センターピラーレスの車両では、シ
ートベルトリトラクタのような機能部品の取付剛性を確
保するのが難しいため、特開2001−138864号
公報に見られるように、リアドアの前端の上下にアッパ
ドアロックとロアドアロックとを設けると共に、アッパ
ドアロックをリアドアに取り付けるためのアッパドアロ
ック取付用ブラケットにフロントシート用のシートベル
トのショルダアンカを取り付け、また、ロアドアロック
をリアドアに取り付けるためのロアドアロック取付用ブ
ラケットにフロントシート用のシートベルトのラップア
ウタアンカとシートベルトリトラクタとを取り付けるこ
とが既に提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、セン
ターピラーの無い車体の車体側部の強度を確保すること
のできる新規な車両のドア構造を提供することにある。
本発明の他の目的は、センターピラーの無い車体の車体
側部の強度を確保しつつ、シートベルトリトラクタのよ
うな機能部品の取り付けのための補強部材を増設する必
要のない車両のドア構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる技術的課題は、本
発明によれば、フロントドアに対応する前席乗員用開口
と、リアドアに対応する後席乗員用開口とが、これらフ
ロントドアとリアドアを開いたときに、仕切の無い一つ
の開口部を形成する車両のドア構造であって、前記フロ
ントドアの後端部及び/又は前記リアドアの前端部に、
上下方向に延びるインパクトバー部材が設けられている
ことを特徴とする車両のドア構造を提供することにより
達成される。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施の形態で
は、インパクトバー部材は、その上端と下端の少なくと
もいずれか一方が車体側部材とオーバーラップする位置
に配置されている。これによれば、上下方向に延びるイ
ンパクトバー部材は、車両の車体側部材と共同して、側
面衝突に対する強度を高めることができる。
【0007】また、典型的には、車体上下方向に延びる
インパクトバー部材は、インパクトバー本体と、少なく
とも上端部分と下端部分に取り付けられるブラケットと
で構成され、これらブラケットによってドアに固定され
る。そして、このブラケットに、ドアロック部材、シー
トベルト部材、側面衝突のときにドアの変位を規制する
キャッチャピンなどの機能部品が取り付けられる。これ
によれば、これら機能部品を取り付けるための補強部材
を別途用意する必要が無くなる。
【0008】また、本発明の好ましい実施の形態では、
インパクトバー部材が設けられたドアが、該インパクト
バー部材に沿って上下方向に延びる縦レインフォースメ
ントを有し、該縦レインフォースメントがアルミニウム
材から作られ、また、前記インパクトバー本体が高張力
鋼、ブラケットが鉄系金属から作られており、該ブラケ
ットが前記縦レインフォースメントに対して、これらブ
ラケットと縦レインフォースメントの熱膨張差による相
対変位を吸収することのできる締結具を用いて互いに締
結され、例えば塗装工程での乾燥のように車体を高温化
に晒すときに、材料の異なる要素間の熱膨張差に伴う不
具合の発生を防止することができる。
【0009】本発明の上記目的及び他の目的、その作用
効果は、以下の本発明の実施例の説明から明らかになる
であろう。
【0010】
【実施例】以下に、添付の図面に基づいて本発明の好ま
しい実施例を詳しく説明する。
【0011】図1は、本発明を適用した車両の一部側面
図である。この車両1は、フロントドア2とリアドア3
とで構成される、いわゆる観音開きのサイドドアを有す
る。すなわち、フロントドア2は、その前端に配置され
たドアヒンジ(図示せず)を含み、また、リアドア3
は、その後端に配置されたドアヒンジ(図示せず)を含
む。これにより、当業者であれば理解できるように、フ
ロントドア2は、その前端を中心にして開閉動作し、ま
た、リアドア3は、その後端を中心にして開閉動作し、
フロントドア2とリアドア3とを開いた状態では、車両
1の側部に車室の内外に連通する仕切のない開口が形成
される。換言すれば、車両1は、センタピラーレスの車
体であり、フロントドア2に対応する前席乗員用開口と
リアドア3に対応する後席乗員用開口とが、これらフロ
ントドア2とリアドア3とを開放したときに、仕切の無
い一つの開口部を形成する。
【0012】図2は、リアドア3のアウターパネルを取
り外して内部を露出した概略図である。同図から理解で
きるように、リアドア3は、その前端部分に、共に車体
上下方向に延びるインパクトバー部材A及び縦レインフ
ォースメント6を有し、この縦レインフォースメント6
の外側面には、前後方向に延びる横インパクトバー7が
取り付けられている。インパクトバー部材Aは、好まし
くは、垂直方向に延びるのがよい。図2の参照符号8
は、リアドア3の後端に配置されたドアヒンジ用取付座
を示す。
【0013】図3は、図1のIII−III線に沿った断面図
であり、図4は、インパクトバー部材Aを構成するイン
パクトバー本体5と、その上端及び下端に取り付けられ
るブラケットの分解斜視図である。これらの図面におい
て、リアドア3は、従来と同様に、アウターパネル10
とインナーパネル11とを含む。
【0014】アウターパネル10とインナーパネル11
とで挟まれた内部空間には、リアドア3の前端部分に、
アウターパネル10側から順に、縦レインフォースメン
ト6、インパクトバー本体5が配置され、インパクトバ
ー本体5は、上端ブラケット12と下端ブラケット13
とセンターブラケット14とを介して、レインフォース
メント6に固定されている。
【0015】インパクトバー本体5は高張力鋼からなる
パイプ材から作られ、ブラケット12〜14は鉄系金属
から作られている。他方、アウターパネル10、インナ
ーパネル11及び縦レインフォースメント6はアルミニ
ウム材材から作られている。
【0016】上端ブラケット12は、アウターパネル1
0側に位置する外側ブラケット要素15と、インナーパ
ネル11側に位置する内側ブラケット要素16との2つ
の部材で構成され、これらの要素15、16はリベット
R及びボルトナットの組み合わせ(以下、ボルトナット
の組み合わせを単に「ボルトB」という)によって相互
に固定される。リベットRはアルミニウム材製であるの
が好ましく、このアルミニウム材製リベットRを用い
て、上端ブラケット12が縦レインフォースメント6に
締結されている(図3)。
【0017】上端ブラケット12は、上下方向に延びる
形状を有し、内側ブラケット要素16の上方部分には、
ドアロック要素であるアッパラッチ18(図3)をボル
トBを使って固定するための取付座20が形成されてい
る(図3、図4、図6)。このアッパラッチ18は、リ
アドア3を閉じたときに、車体側部材であるルーフサイ
ドレール22にボトル止めされたアッパストライカ23
と係合して(図3)、リアドア3を閉じ位置で固定す
る。
【0018】上端ブラケット12には、また、内側ブラ
ケット要素16の上方部分に、シートベルト25のショ
ルダーアンカ26を固定するためのアンカブラケット2
7をボルト止めするための座28が形成されている(図
5)。
【0019】上端ブラケット12は、また、その下方部
分に、内外のブラケット要素15、16が共同してイン
パクトバー本体5の上端部を受け入れる縦穴30(図
4)を有し、この縦穴30は、インパクトバー本体5の
径に適合する径となるように、外側ブラケット要素15
の下方部分にプレス成形により形作られた略半円形断面
の縦溝31と、内側ブラケット要素18の下方部分にプ
レス成形により形作られた略半円形断面の縦溝32とで
構成されている。インパクトバー本体5の上端部は、内
側ブラケット要素18の縦溝32に受け入れられた状態
で溶接により固着される。また、外側ブラケット要素1
6に対しては、その下に形成したスリット33の部分で
溶接されている。
【0020】下端ブラケット13は、インパクトバー本
体5の下端部に対して車体内方側に位置する一つの部材
からなり、この下端ブラケット13には略半円形断面の
縦溝35がプレス成形により形作られている。インパク
トバー本体5の下端部は、下端ブラケット13の縦溝3
5に受け入れられた状態で溶接により固着される。
【0021】下端ブラケット13は、リアドア3の下端
面に沿って略L字状に屈曲した形状を有するロアラッチ
レインフォースメント40及びインナーパネル11にリ
ベットR及びボルトBを介して締結される(図9)。
【0022】ロアラッチレインフォースメント40は、
その車体外方に位置する立ち上がりフランジ42を有
し、この立ち上がりフランジ42は縦レインフォースメ
ント6の下端にリベットRを介して締結される(図
5)。
【0023】ロアラッチレインフォースメント40の底
面には、ドアロック要素であるロアラッチ45(図3、
図5)が取り付けられ、このロアラッチ45は、リアド
ア3を閉じたときに、車体側部材を構成するサイドシェ
ル46にボルト止めされたロアストライカ47と係合し
て(図3)、リアドア3を閉じ位置で固定する。
【0024】ロアラッチレインフォースメント40の車
体内方側の縦フランジ48は、その大部分が下端ブラケ
ット13と重なり合い、この重なり合った部分に一対の
キャッチャピン49がボルト止めされる(図5、図1
0)。この一対のキャッチャピン49は、リアドア3と
閉じると、サイドシェル46の車体前後方向に離間した
一対の位置決め穴50(図3)に中に侵入して、側面衝
突時のリアドア3の変位を規制する。
【0025】センターブラケット14は、インパクトバ
ー本体5の上下方向中央部分に配置され、このインパク
トバー本体5の中央部分に対して車体内方側に位置する
一つの部材からなる。センターブラケット14には略半
円形断面の縦溝50がプレス成形により形作られてお
り、インパクトバー本体5は、センターブラケット14
の縦溝50に受け入れられた状態で溶接により固着され
る。
【0026】センターブラケット14は、インナーパネ
ル11と縦レインフォースメント6との間に亘って延び
る形状を有し、この外端と内端とにそれぞれフランジ5
1、52が形成されている。センターブラケット14の
外側フランジ51は、リベットRを介して縦レインフォ
ースメント6に締結され、他方、内側フランジ52は、
リベットR及びボルトBを用いてインナーパネル11に
固定されている。
【0027】インナーパネル11には、下端ブラケット
13とセンターブラケット14との間に開口56が形成
され、この開口56はシートベルトリトラクタ取付用の
穴を構成する。すなわち、図5から理解できるように、
シートベルト部材であるシートベルトリトラクタ60は
ブラケット61に取付られており、このリトラクタ用ブ
ラケット61は上下方向に延びる形状を有する。このブ
ラケット61の上端と下端には、ボトル挿通穴62(下
端ボルト挿通穴は図示の関係上現れていない)が形成さ
れ、この上下のボルト挿通穴62を通る上下のボルトB
を用いて、センターブラケット14と下端ブラケット1
3とに固定される。つまり、特に図5を参照すると良く
理解できるように、上方ボルトBを受け入れる一対のボ
ルト挿通穴66がセンターブラケット14の上端に形成
され、また、下方ボルトBを受け入れるボルト挿通穴6
7が下端ブラケット13の上端に形成されている。
【0028】以上の構成により、インパクトバー本体5
は、上端ブラケット12及び下端ブラケット13と一体
となって実質的に側面衝突に対する車体補強部材を構成
する。そして、上端ブラケット12は、その上端部分
が、図3から理解できるように、上側の車体側部材を構
成するルーフサイドレール22とオーバーラップしてい
る。図3の参照符号H1は、上端ブラケット12とルー
フサイドレール22とのオーバーラップ部分の高さを示
す。また、インパクトバー本体5の下端は、下側の車体
側部材を構成するサイドシェル46とオーバーラップす
る位置まで下方に延びている。図3の参照符号H2は、
縦インナーパネル5とサイドシェル46とのオーバーラ
ップ部分の高さを示す。
【0029】このように、インパクトバー本体5は、実
質的に、車体強度部材であるルーフサイドレール22及
びサイドシェル46にオーバーラップしているため、車
体側部に加わる衝撃に対する車体側部の強度を効果的に
確保することができる。
【0030】また、このインパクトバー本体5の実質的
な構成要素である上端ブラケット12にアッパラッチ1
8やシートベルトのショルダーアンカ26を取り付ける
ようにしてあるため、これらドア機能部品のための補強
部材を新たに用意する必要はない。同様に、インパクト
バー本体5の下端に設けられて、このインパクトバー本
体5の実質的な構成要素を成すセンターブラケット1
4、下端ブラケット13、シートベルトリトラクタ用ブ
ラケット及びロアラッチレインフォースメント40に、
シートベルトリトラクタ60、キャッチャピン49やロ
アラッチ45を取り付けるようにしてあるため、これら
ドア機能部品のための補強部材を用意する必要はない。
【0031】上述したリアドア3は、インナーパネル1
1などがアルミニウム材で作られ、また、インパクトバ
ー本体5が高張力鋼から作られ、各種ブラケット12な
どが鉄系材で作られているため、塗装工程(塗装の乾燥
工程)での熱による熱膨張差に基づく相対変位を吸収す
るために、ホワイトボディーの段階では、リベットRで
関連する部材を互いに連結し、また、ボルトBを緩めた
状態にしておき、その後、塗装が完了した段階で、ボル
トBを締め付けることにより、これに関連する部材を固
定するのが好ましい。
【0032】また、図4などから分かるように、インパ
クトバー本体5に湾曲した形状を与えた場合、インパク
トバー本体5の曲がり度合いの固体差を吸収するため
に、下端ブラケット13、センターブラケット14に設
けた縦溝35、50の深さを、インパクトバー本体5の
径よりも大きく設定するのが好ましい。
【0033】以上、本発明の好ましい実施例を図面を参
照して説明したが、本発明はこれに限定されるものでは
ない。例えば、インパクトバー本体5をリアドア3の前
端部分に配置したが、これに代えて又はこれと共に、フ
ロントドア2の後端部分にインパクトバー本体5を配置
するようにしてもよい。また、インパクトバー本体5に
加えて、リアドア3やフロントドア2に車体前後方向に
延びるインパクトバーを設けるようにしてもよい。
【0034】また、観音開きのサイドドアに本発明を適
用した例を説明したが、本発明は、リアドア3が、車体
に沿って前後するスライドドア或いはリアドアが上方に
向けて開く跳ね上げタイプのドアであっても好適に適用
することができる。
【0035】更に、上記の実施例では、インパクトバー
部材Aは、ルーフサイドレール22とサイドシェル46
とにオーバーラップさせているが、そのいずれか一方に
だけオーバーラップさせるようにしてもよい。その際に
は、オーバーラップしない側は、ドアロック部材で衝撃
に対する強度を確保することになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のドア構造を適用した車両の部分側面図
である。
【図2】図1の車両に搭載されたドアを抽出すると共
に、アウターパネルを取り外した状態のリアドアの概要
を示す説明図である。
【図3】図1のIII−III線に沿って切断した断面図であ
る。
【図4】縦インパクトバー及びこれに関連した各種ブラ
ケットを分解して示す斜視図である。
【図5】リアドアの前端部分の内部構造及びリアドアに
取り付けられる機能部品の取付を説明するための図であ
る。
【図6】図3のVI−VI線に沿って切断した断面図であ
る。
【図7】図3のVII−VII線に沿って切断した断面図であ
る。
【図8】図3のVIII−VIII線に沿って切断した断面図で
ある。
【図9】図3のIX−IX線に沿って切断した断面図であ
る。
【図10】図3のX−X線に沿って切断した断面図であ
る。
【符号の説明】
1 車両 2 フロントドア 3 リアドア 5 インパクトバー本体 12 上端ブラケット 13 下端ブラケット 14 センターブラケット 22 ルーフサイドレール 26 シートベルトのショルダーアンカ 27 アンカブラケット 28 アンカブラケット取付座 40 ロアラッチレインフォースメント 45 ロアラッチ 46 サイドシェル 49 キャッチャピン 61 シートベルトリトラクタ用ブラケット A インパクトバー部材 B ボルトとナットの組み合わせ R リベット

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロントドアに対応する前席乗員用開口
    と、リアドアに対応する後席乗員用開口とが、これらフ
    ロントドアとリアドアを開いたときに、仕切の無い一つ
    の開口部を形成する車両のドア構造であって、 前記フロントドアの後端部及び/又は前記リアドアの前
    端部に、上下方向に延びるインパクトバー部材が設けら
    れていることを特徴とする車両のドア構造。
  2. 【請求項2】 前記インパクトバー部材は、その上端と
    下端の少なくともいずれか一方が車体側部材とオーバー
    ラップする位置に配置されている、請求項1に記載の車
    両のドア構造。
  3. 【請求項3】 前記インパクトバー部材が、インパクト
    バー本体と、少なくともその上端部分と下端部分に取り
    付けられるブラケットとで構成され、これらブラケット
    によって前記フロントドア及び/又は前記リアドアに固
    定されている、請求項1又は2に記載の車両のドア構
    造。
  4. 【請求項4】 前記ブラケットに機能部品が取り付けさ
    れている、請求項3に記載の車両のドア構造。
  5. 【請求項5】 前記機能部品がドアロック部材である、
    請求項4に記載の車両のドア構造。
  6. 【請求項6】 前記機能部品がシートベルト部材であ
    る、請求項4に記載の車両のドア構造。
  7. 【請求項7】 前記機能部品が、側面衝突のときにドア
    の変位を規制するキャッチャピンである、請求項4に記
    載の車両のドア構造。
  8. 【請求項8】 前記インパクトバー部材が設けられたド
    アが、該インパクトバー部材に沿って上下方向に延びる
    縦レインフォースメントを有し、該ドア及び縦レインフ
    ォースメントがアルミニウム材から作られ、また、前記
    インパクトバー部材が鉄系材から作られており、該イン
    パクトバー部材が前記縦レインフォースメントに対し
    て、これらインパクトバー部材と縦レインフォースメン
    トの熱膨張差による相対変位を吸収することのできる締
    結具を用いて互いに締結されている、請求項1又は2に
    記載の車両のドア構造。
  9. 【請求項9】 前記締結具がアルミニウム材製のリベッ
    トからなる、請求項8に記載の車両のドア構造。
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