JP2018203023A - シートベルト装置 - Google Patents

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正裕 加藤
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Abstract

【課題】ベルトアンカーやリトラクタ—を適切に保護する。【解決手段】車両のフロントドア1に設けられたシートベルト装置8、9、10、11であって、前記フロントドア1に設けられ、乗員を拘束するウェビング8を引き出し可能に巻き取るリトラクタ9と、前記フロントドア1に設けられ、前記ウェビング8の一端が取り付けられるベルトアンカー11と、前記フロントドア11を車体に係止するラッチ12と、を備え、前記ラッチ12は、前記リトラクタ9と前記ベルトアンカー11との車体前後方向における間に設けられる。【選択図】図2

Description

本発明は、車両のフロントドアに設けられるシートベルト装置に関する。
特許文献1には、フロントドアに設けられたシートベルト装置において、リトラクタ8をロアベルトアンカ11よりも後方に配置した構成が記載されている。
実公昭61−40610号公報
上記特許文献1では、リトラクタ8をロアベルトアンカ11よりも後方に配置しているためドア開閉時のモーメントが大きくなってしまう。また、リトラクタ8がベルト取出口10の下方に近くなるため水が浸入した場合にリトラクタ8に水が付着する可能性がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされ、その目的は、ドア内部に水が浸入した場合にリトラクタに水が付着する可能性を低減し、ドア開閉時のモーメントを小さくすることができるシートベルト装置を実現することである。
上記課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、車両のフロントドア1に設けられたシートベルト装置8、9、10、11であって、前記フロントドア1に設けられ、乗員を拘束するウェビング8を引き出し可能に巻き取るリトラクタ9と、前記フロントドア1に設けられ、前記ウェビング8の一端が取り付けられるベルトアンカー11と、前記フロントドア1に設けられ、前記ウェビング8が挿通されるスルーリング10と、を備え、前記リトラクタ9が前記ベルトアンカー11よりも車体前方に配置されている。
本発明によれば、ドア内部に水が浸入した場合にリトラクタに水が付着する可能性を低減し、ドア開閉時のモーメントを小さくすることができる。
本実施形態の車両のドアを車外側から見た図(a)および車内側から見た図(b)である。 本実施形態の車両のドアからドアトリムを取り除いた状態で車内側から見た図(a)、(a)のシートベルトリトラクタ周辺の拡大図(b)およびベルトアンカー部分の詳細図(c)である。 本実施形態の車両のドアからアウターパネルを取り除いた状態で車外側から見た図(a)および(a)のシートベルトリトラクタ周辺の拡大図(b)である。 図3(b)のi−i断面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明に係る実施形態の車体側部構造について説明する。
<ドア構造>まず、図1から図4を参照して、本発明のシートベルト装置を自動車のフロントドアに適用した実施形態について説明する。
図1は、本実施形態の車両のドアを車外側から見た図(a)および車内側から見た図(b)である。図2は、本実施形態の車両のドアからドアトリムを取り除いた状態で車内側から見た図(a)、(a)のシートベルトリトラクタ周辺の拡大図(b)およびベルトアンカー部分の詳細図(c)である。図3は、本実施形態の車両のドアからアウターパネルを取り除いた状態で車外側から見た図(a)および(a)のシートベルトリトラクタ周辺の拡大図(b)である。図4は、図3(b)のi−i断面図である。
なお、本実施形態では、自動車のドアのうち助手席側のドア内部に設けられたシートベルト装置について説明するが、本発明は、これに限らず、運転席側のドアや後席側の左右のドア(スライドドアを含む)にも適用可能である。
本実施形態の車両は、車室内外を連通する車体側部の開口部を開閉するフロントドアとリアドアの間にセンターピラーが設けられていない、いわゆるピラーレス車両であって、フロントドアとリアドアを開いた状態で車体側部にフロントシートにもリアリートにもアクセスできる1つの連続した開口を形成する。
本実施形態のドア1は、例えば軽自動車などの助手席側のドアに適用される。ドア1は、車幅方向外側(車外側)のアウターパネル2と、車幅方向内側(車内側)のインナーパネル3とを備える。インナーパネル3の上部には窓枠部4が形成されている。インナーパネル3の車外側には、パネル面の幅方向(車体前後方向)に延びるビーム部材5が設けられている。ビーム部材5は、車体側部から入力される衝突荷重を受ける中空円筒状の長尺部材であり、インナーパネル3の前端から後端に向かって延びている。ビーム部材5は、その前端部に接続されたビーム前端取付部5aがインナーパネル3に取り付けられ、その後端部に接続されたビーム後端取付部5bにより補強用の剛性部材7に取り付けられている。
また、インナーパネル3の車外側であって、ビーム部材5の上方には、パネル面の幅方向(車体前後方向)に延びる補強部材13が設けられている。補強部材13は、車体側部から入力される衝突荷重を受ける金属製のパネル部材であり、車体上下方向に幅を持ち、インナーパネル3の前端部から後端部に向かって延びている。補強部材13は、その前端部がインナーパネル3の前端部に取り付けられ、その後端部がインナーパネル3の後端部に取り付けられている。
また、インナーパネル3の車内側にはドアトリム6が外装されている。また、インナーパネル3および窓枠部4における車体後方側には車体上下方向に亘って剛性部材7が取り付けられている。剛性部材7は、ドアの後部に従来のセンターピラーと同様の剛性を付与するために設けられている。
また、インナーパネル3の車内側における後端下部には、乗員を座席に拘束するためのシートベルト8を巻き取りおよび引き出し可能なELR(Emergency Locking Retractor)と呼ばれるベルト巻取装置(以下、リトラクタ)9が設けられている。リトラクタ9は、支持付部材9aによりインナーパネル3に取り付けられている。リトラクタ9は、通常時はユーザがシートベルトを引き出し可能に所定の巻き上げ力で巻き取るように動作すると共に、急制動や衝突時などの所定の値以上の加速度が車体やシートベルトに作用すると、それ以上にシートベルトが引き出されないように固定する。
リトラクタ9から引き出されたシートベルト8の先端部は、インナーパネル3の窓枠部4の後端上部に設けられたスルーリング10に挿通され、スルーリング10に架け渡された状態で下方に延びて、インナーパネル3の後端下部に設けられたベルトアンカー11に取り付けられる。リトラクタ9から上方に延びる上流側のシートベルト部分(以下、上流側ウェビング)8aは窓枠部4より下方の部分がインナーパネル3とドアトリム6の間に介在して車内側からは視認されず、スルーリング10から下方に延びる下流側のシートベルト部分(以下、下流側ウェビング)8bはドアトリム6の車内側に露出してシートに着座した乗員による取り扱いが可能となっている。
また、インナーパネル3の車内側における後端下部には、車体側に設けられたドアアンカー(不図示)に係合してドア1を閉状態に保持するドアラッチ12が設けられている。ドアラッチ12は、図2(b)に示すように、車内側から見てリトラクタ9およびベルトアンカー11よりも下方に配置され、かつ車体前後方向においてリトラクタ9およびベルトアンカー11の間に配置される。ドアラッチ12は、不図示の係止爪が車体側に設けられたドアアンカー(不図示)に係合可能および解除可能となっている。
<シートベルト装置の詳細構成>次に、図2から図4を参照して、本実施形態のシートベルト装置の詳細な構成について説明する。
本実施形態のシートベルト装置は、リトラクタ9、リトラクタ9に巻き取りおよび引き出し可能なシートベルト8、スルーリング10、およびベルトアンカー11を含み、これら各部が後述するようにインナーパネル3に取り付けられている。
そして、リトラクタ9がベルトアンカー11よりも車体前方に配置されている。図2(a)に示すように、インナーパネル3の車内側に設けられたドアトリム6には、リトラクタ9から引き出されるシートベルト8の上流側ウェビング8bをスルーリング10に向けて通過させるためのベルト通過穴6aが形成されているが、リトラクタ9をベルトアンカー11よりも車体前方に配置したことで、このベルト通過穴6aに雨水などが浸入した場合に、下方に垂れる水が通る経路R1を避けるようにリトラクタ9が車体前方にずらして配置されているので、リトラクタ9に水が直接付着する可能性を低減することができる。
また、リトラクタ9は、図2(a)の矢印A1に示すように、リトラクタ9から引き出されたシートベルト8が車体後方かつ車体上方に向けてリトラクタ9から引き出されるように、車体前方から車体後方に向けて上下方向に斜めに配置されている。換言すると、リトラクタ9からスルーリング10に上下方向に延びる上流側ウェビング8bが車内側から見て車体前方から後方に傾斜するように、リトラクタ9(不図示のベルト巻取軸)が傾斜して配置されている。このように、リトラクタ9から引き出されるシートベルト8が斜め上方に引き出されるようにリトラクタ9を配置したことによって、シートベルト8(上流側ウェビング8b)がウィンドウガラスと重なる面積を小さくすることができ、乗員の視界を広くすることができる。
また、ベルトアンカー11は、図2(c)に示すように、シートベルト8の先端部が取り付けられる部分11aが、車体前方に向く軸xと車体上方に向く軸zとがなす角度(直角)の範囲で車体前方かつ車体上方に向くようにインナーパネル3の後端下部に締結されている。図2(b)のように衝突時の乗員拘束によるシートベルト8の張力がリトラクタ9およびベルトアンカー11に引張荷重FeおよびFaとして作用する。そして、これらの引張荷重FeとFaの合成力Fがドアラッチ12および車体側のドアアンカー(不図示)を通して車体に効率良く伝達される。詳しくは、リトラクタ9に作用する引張荷重Feとベルトアンカー11に作用する引張荷重Faは、それぞれドアパネル(インナーパネル3)にモーメントMe、Maを発生させるが、両者のモーメント方向が反対向きになることで、モーメントを打ち消し合う構造となる。このように、衝突時にシートベルト8の張力によってリトラクタ9およびベルトアンカー11に引張荷重Fe、Faが作用し、これらの荷重によって発生するモーメントMe、Maが打ち消し合うような構造にしたことで、ドアパネルの剛性を高くする必要性が減少するので、剛性を低く設定できる分だけドア全体を軽量化することができる。
また、ドアラッチ12は、図2(b)に示すように、車内側から見てリトラクタ9およびベルトアンカー11よりも下方に配置され、かつ車体前後方向においてリトラクタ9およびベルトアンカー11の間に配置される。これにより、図2(a)に示す車体前後方向におけるドア前端部(ドアヒンジ)とリトラクタ9の間の距離Lを短くできる。このように、ドア内部の重量物をドアヒンジに近づけて配置することで、ドア開閉時のモーメントを最小化し、ドアの開閉操作に必要な荷重を低減し、ドア開閉時の操作性を向上することができる。
また、図3および図4に示すように、車体側面視で(車幅方向から見たときに)ビーム部材5(詳しくは、ビーム後端取付部5b側のビーム部分)とリトラクタ9が重なるように配置されている。このようにして、車体側部から入力される衝突荷重によりリトラクタ9が破損しないように保護する。
上述した実施形態によれば、シートベルト装置は、ドア内部のリトラクタ9とシートベルト8とベルトアンカー11が車幅方向から見てオーバーラップしておらず、リトラクタ9がベルトアンカー11よりも前方に配置されている。これにより、ドア内部に水が浸入した場合にリトラクタ9に水が付着する可能性を低減することができる。また、ドア開閉時のモーメントを小さくし、操作性を向上することができる。
また、リトラクタ9から引き出されたシートベルト8は、ドアパネルの車体後方且つ車体上方に配置されたスルーリング10に向けて引き出される。これにより、リトラクタ9から引き出されたシートベルト8(上流側ウェビング8b)がウィンドウガラスに重なる面積が小さくなる。
また、ベルトアンカー11は、シートベルト8(下流側ウェビング8a)の先端部が取り付けられる部分11aが車体前方と車体上方との間に位置するようにインナーパネル3に締結されている。これにより、シートベルト8がリトラクタ9から後方に向けて引き出され、ベルトアンカー11が車体前方に向けて締結されているため、衝突時にシートベルト8の張力がリトラクタおよびベルトアンカー11に作用して発生するモーメントMe、Maを打ち消し合うように構成することができる。
また、インナーパネル3の下部に設けられたドアラッチ12がベルトアンカー11とリトラクタ9の間に位置することにより、衝突荷重をドアラッチ12から車体側に伝達することができ、ベルトアンカー11とリトラクタ9を保護することができる。
なお、上述した実施の形態は、本発明の実現手段としての一例であり、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で下記実施形態を修正又は変形したものに適用可能である。
本実施形態の車体側部構造は、自動車以外の他の車両にも適用できることは言うまでもない。
[実施形態のまとめ]
<第1の態様>
車両のフロントドア1に設けられたシートベルト装置8、9、10、11であって、
前記フロントドア1に設けられ、乗員を拘束するウェビング8を引き出し可能に巻き取るリトラクタ9と、
前記フロントドア1に設けられ、前記ウェビング8の一端が取り付けられるベルトアンカー11と、
前記フロントドア1に設けられ、前記ウェビング8が挿通されるスルーリング10と、を備え、
前記リトラクタ9が前記ベルトアンカー11よりも車体前方に配置されている。
第1の態様によれば、ドア内部に水が浸入した場合にリトラクタ9に水が付着する可能性を低減することができる。また、ドア開閉時のモーメントを小さくし、操作性を向上することができる。
<第2の態様>
第1の態様において、前記ウェビング8は、前記フロントドア1の車体後方且つ車体上方に設けられる前記スルーリング10に向けて前記リトラクタ9から引き出される。
第2の態様によれば、リトラクタ9から引き出されたシートベルト8(上流側ウェビング8b)がウィンドウガラスに重なる面積が小さくなる。
<第3の態様>
第2の態様において、前記ベルトアンカー11は、前記ウェビング8の一端が取り付けられる部分が車体前方と車体上方との間に向くように設けられる。
第3の態様によれば、シートベルト8がリトラクタ9から後方に向けて引き出され、ベルトアンカー11が車体前方に向けて締結されているため、衝突時にシートベルト8の張力がリトラクタおよびベルトアンカー11に作用して発生するモーメントMe、Maを打ち消し合うように構成することができる。
<第4の態様>
第1の態様において、前記フロントドア1を車体に係止するドアラッチ12をさらに備え、
前記ドアラッチ12は、車体前後方向において前記リトラクタ9と前記ドアアンカー11との間に設けられる。
第4の態様によれば、衝突荷重をドアラッチ12から車体側に伝達することができ、ベルトアンカー11とリトラクタ9を保護することができる。
1…ドア(フロントドア)
2…アウターパネル
3…インナーパネル
5…ビーム部材
5a…ビーム前端取付部
5b…ビーム後端取付部
6…ドアトリム
6a…ベルト通過穴
7…補強用の剛性部材
8…シートベルト
8a…下流側ウェビング
8a…上流側ウェビング
9…ベルト巻取装置(リトラクタ)
9a…支持部材
10…スルーリング
11…ベルトアンカー
12…ドアラッチ
13…補強部材
本発明は、上記課題に鑑みてなされ、その目的は、ベルトアンカーやリトラクタ―を保護することができるシートベルト装置を実現することである。
上記課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、車両のフロントドア1に設けられたシートベルト装置8、9、10、11であって、前記フロントドア1に設けられ、乗員を拘束するウェビング8を引き出し可能に巻き取るリトラクタ9と、前記フロントドア1に設けられ、前記ウェビング8の一端が取り付けられるベルトアンカー11と、前記フロントドア11を車体に係止するラッチ12と、を備え、前記ラッチ12は、前記リトラクタ9と前記ベルトアンカー11との車体前後方向における間に設けられる
本発明によれば、ベルトアンカーやリトラクタ―を保護することができる。
そして、リトラクタ9がベルトアンカー11よりも車体前方に配置されている。図2(a)に示すように、インナーパネル3の車内側に設けられたドアトリム6には、リトラクタ9から引き出されるシートベルト8の上流側ウェビング8をスルーリング10に向けて通過させるためのベルト通過穴6aが形成されているが、リトラクタ9をベルトアンカー11よりも車体前方に配置したことで、このベルト通過穴6aに雨水などが浸入した場合に、下方に垂れる水が通る経路R1を避けるようにリトラクタ9が車体前方にずらして配置されているので、リトラクタ9に水が直接付着する可能性を低減することができる。
また、リトラクタ9は、図2(a)の矢印A1に示すように、リトラクタ9から引き出されたシートベルト8が車体後方かつ車体上方に向けてリトラクタ9から引き出されるように、車体前方から車体後方に向けて上下方向に斜めに配置されている。換言すると、リトラクタ9からスルーリング10に上下方向に延びる上流側ウェビング8が車内側から見て車体前方から後方に傾斜するように、リトラクタ9(不図示のベルト巻取軸)が傾斜して配置されている。このように、リトラクタ9から引き出されるシートベルト8が斜め上方に引き出されるようにリトラクタ9を配置したことによって、シートベルト8(上流側ウェビング8)がウィンドウガラスと重なる面積を小さくすることができ、乗員の視界を広くすることができる。
また、リトラクタ9から引き出されたシートベルト8は、ドアパネルの車体後方且つ車体上方に配置されたスルーリング10に向けて引き出される。これにより、リトラクタ9から引き出されたシートベルト8(上流側ウェビング8)がウィンドウガラスに重なる面積が小さくなる。
また、ベルトアンカー11は、シートベルト8(下流側ウェビング8)の先端部が取り付けられる部分11aが車体前方と車体上方との間に位置するようにインナーパネル3に締結されている。これにより、シートベルト8がリトラクタ9から後方に向けて引き出され、ベルトアンカー11が車体前方に向けて締結されているため、衝突時にシートベルト8の張力がリトラクタおよびベルトアンカー11に作用して発生するモーメントMe、Maを打ち消し合うように構成することができる。
1…ドア(フロントドア)
2…アウターパネル
3…インナーパネル
5…ビーム部材
5a…ビーム前端取付部
5b…ビーム後端取付部
6…ドアトリム
6a…ベルト通過穴
7…補強用の剛性部材
8…シートベルト
8a…流側ウェビング
流側ウェビング
9…ベルト巻取装置(リトラクタ)
9a…支持部材
10…スルーリング
11…ベルトアンカー
12…ドアラッチ
13…補強部材
本実施形態の車体側部構造は、自動車以外の他の車両にも適用できることは言うまでもない。
[実施形態のまとめ]
<第1の態様>
車両のフロントドア1に設けられたシートベルト装置8、9、10、11であって、
前記フロントドア1に設けられ、乗員を拘束するウェビング8を引き出し可能に巻き取るリトラクタ9と、
前記フロントドア1に設けられ、前記ウェビング8の一端が取り付けられるベルトアンカー11と、
前記フロントドア11を車体に係止するラッチ12と、を備え、
前記ラッチ12は、前記リトラクタ9と前記ベルトアンカー11との車体前後方向における間に設けられる
第1の態様によれば、衝突時に荷重をラッチ12に逃がすので、ベルトアンカー11とリトラクタ9を保護することができる
<第2の態様>
第1の態様において、前記リトラクタ9は、前記ベルトアンカー11よりも車体前方に配置されている
第2の態様によれば、ドア開閉時のモーメントを小さくすることができる
<第3の態様>
第2の態様において、前記フロントドア1に設けられ、前記ウェビング8が挿通されているスルーリング10をさらに備え、前記リトラクタ9から引き出された前記ウェビング8は、車体後方且つ車体上方に設けられる前記スルーリング10に向けて前記リトラクタ9から引き出される
第3の態様によれば、リトラクタ9から引き出されたウェビング8が窓に重なる可能性が低くなり、視界を広くすることができる。さらに、水が浸入した際にリトラクタに水がかかる可能性を低くすることができる
<第4の態様>
の態様において、前記ベルトアンカー11における前記ウェビング8が取り付けられる部分は、車体前方と車体上方との間に向けて締結されている
第4の態様によれば、ウェビング8がリトラクタ9から後方に向けて引き出され、ベルトアンカー11が車体前方に向けて締結されているため、衝突時に発生するモーメントMe、Maを打ち消し合ことができる

Claims (4)

  1. 車両のフロントドアに設けられたシートベルト装置であって、
    前記フロントドアに設けられ、乗員を拘束するウェビングを引き出し可能に巻き取るリトラクタと、
    前記フロントドアに設けられ、前記ウェビングの一端が取り付けられるベルトアンカーと、
    前記フロントドアに設けられ、前記ウェビングが挿通されるスルーリングと、を備え、
    前記リトラクタが前記ベルトアンカーよりも車体前方に配置されていることを特徴とするシートベルト装置。
  2. 前記ウェビングは、前記フロントドアの車体後方且つ車体上方に設けられる前記スルーリングに向けて前記リトラクタから引き出されることを特徴とする請求項1に記載のシートベルト装置。
  3. 前記ベルトアンカーは、前記ウェビングの一端が取り付けられる部分が車体前方と車体上方との間に向くように設けられることを特徴とする請求項2に記載のシートベルト装置。
  4. 前記フロントドアを車体に係止するドアラッチをさらに備え、
    前記ドアラッチは、車体前後方向において前記リトラクタと前記ドアアンカーとの間に設けられることを特徴とする請求項1に記載のシートベルト装置。
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