JP2022108432A - 車体上部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】リトラクタに影響されることなく車室空間を広く確保でき、さらに、リトラクタを取り付けるリトラクタ取付部の補強を軽量にできる車体上部構造を提供する。【解決手段】車体上部構造10は、リアルーフレール27と、リトラクタ51と、ウエビング54と、アンカ53と、を備える。リアルーフレールは、車体のルーフパネルに沿って延出されている。リトラクタは、リアルーフレールの内部に収納され、リアルーフレールに第1締結ボルト67で固定されている。ウエビングは、例えば、第1締結ボルトの軸線68に直交する引出し方向に引き出される。スルーリングは、ウエビングで乗員を拘束するウエビングの張設方向を、引出し方向に対して鋭角に変える。【選択図】図4

Description

本発明は、車体上部構造に関する。
車体上部構造として、例えば、リアピラーの上部において、車室内に対向する面(内面)に、シートベルト(すなわち、ウエビング)を巻取り、引出し可能なリトラクタが車室に向けて取り付けられたものが知られている。このリトラクタは、例えば、後部座席において、車幅方向に3人並んで着座する中央の乗員を拘束するウエビングを巻取り、引出し可能に支持している(例えば、特許文献1参照)。
また、車体上部構造として、例えば、リフトゲートのゲート上部において、ゲート上部の内部にリトラクタが設けられたものが知られている。このリトラクタは、例えば、後部座席において、車幅方向に3人並んで着座する中央の乗員を拘束するウエビングを巻取り、引出し可能に支持している(例えば、特許文献2参照)。
特許第5485126号公報 特許第5477536号公報
しかし、特許文献1のリトラクタは、リアピラーの上部において、車室に対向する内面にリトラクタが車室に向けて取り付けられている。このため、例えば、リトラクタが車室側に出っ張るように突出して車室の空間(以下、車室空間ということもある)を狭くすることが考えられる。
また、特許文献2のリトラクタは、リフトゲートのゲート上部において、ゲート上部の内部にリトラクタが設けられている。ここで、例えば、乗員をウエビングで拘束して保護する際に、ウエビングからリトラクタに比較的大きな荷重が作用する。よって、例えば、ゲート上部においてリトラクタの取付部を補強してリトラクタを支える必要がある、このため、例えば、リトラクタの取付部を補強することにより取付部の重量が増加することが考えられる。
本発明は、リトラクタに影響されることなく車室空間を広く確保でき、さらに、リトラクタを取り付けるリトラクタ取付部の補強を軽量にできる車体上部構造を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
(1)本発明に係る車体上部構造は、車体のルーフパネル(例えば、実施形態のルーフパネル26)に沿って延出されたリアルーフレール(例えば、実施形態のリアルーフレール27)と、前記リアルーフレールの内部に収納され、前記リアルーフレールに取付部材(例えば、実施形態の第1締結ボルト67)で固定されたリトラクタ(例えば、実施形態のリトラクタ51)と、前記取付部材の軸線(例えば、実施形態の軸線68)に交差する引出し方向に引出し可能なシートベルト(例えば、実施形態のウエビング54)と、前記シートベルトで乗員を拘束する前記シートベルトの張設方向を、前記引出し方向に対して鋭角に変えるスルーリング(例えば、実施形態のアンカ53)と、を備えている。
この構成によれば、リアルーフレールの内部にリトラクタを収納して、リアルーフレールにリトラクタを取付部材で固定した。よって、リトラクタが車室空間に出っ張るように突出することを防止できる。これにより、リトラクタに影響されることなく車室空間を広く確保できる。
ここで、リアルーフレールは、ルーフの後部骨格を形成する剛性、強度の高い部材である。さらに、リトラクタから引き出されるシートベルトを、取付部材の軸線に対して交差する引出し方向に引出し可能とした。すなわち、シートベルトの引出し方向を取付部材の軸線に交差するせん断方向とすることができる。よって、例えば、取付部材からリアルーフレールに作用する荷重に対してリアルーフレールの強度、剛性を高めることができる。これにより、リアルーフレールにリトラクタを取付部材で取り付けるリトラクタ取付部の補強を軽減して軽量にできる。
加えて、乗員を拘束するシートベルトの張設方向を、スルーリングで引出し方向に対して鋭角に変えるようにした。よって、乗員を拘束したシートベルトによりスルーリングを介してリアルーフレールに作用するベルト荷重のうち、リアルーフレールに対して直交する第1分力(垂直成分)を、リアルーフレールに沿う第2分力(水平成分)より大きくできる。換言すれば、リアルーフレールに沿う第2分力を、リアルーフレールに対して直交する第1分力より小さくできる。
以下、乗員を拘束したシートベルトによりスルーリングを介してリアルーフレールに作用するベルト荷重を「ベルト張設荷重」、第1分力を「大きな第1分力」、第2分力を「小さな第2分力」ということもある。
すなわち、ベルト張設荷重を、リアルーフレールで受ける大きな第1分力と、リトラクタが受ける小さな第2分力に分散できる。大きな第1分力は、リアルーフレールで支えることができる。また、小さな第2分力は、リトラクタおよび取付部材を経てリトラクタ取付部に作用する。よって、リトラクタおよび取付部材を経てリトラクタ取付部に作用する荷重を小さく抑えることができる。これにより、リトラクタ取付部の補強をより軽減して一層軽量にできる。
(2)前記リトラクタおよび前記スルーリングを連結するブラケット(例えば、実施形態のブラケット52)を備えてもよい。
この構成によれば、リトラクタおよびスルーリングをブラケットで連結した。よって、リアルーフレールに沿う小さな第2分力の一部をブラケットで受け持つことにより支持できる。これにより、例えば、リアルーフレールのリトラクタ取付部の強度、剛性を補強により必要以上に高める必要がなく、リトラクタ取付部の補強をより軽減して一層軽量にできる。
さらに、リトラクタ及びスルーリングをブラケットで一体に連結した状態でリアルーフレールに組み付けることができる。これにより、リトラクタ及びスルーリング(すなわち、シートベルト装置)の組付け作業性を向上できる。
(3)前記ブラケットは、前記スルーリングがスルーリング取付部材(例えば、実施形態のアンカボルト92)により取り付けられる一端部(例えば、実施形態の先端部52b)と、前記リトラクタが取り付けられる他端部(例えば、実施形態の基端部52a)と、を有し、前記一端部の側よりも前記他端部の側が幅広であってもよい。
この構成によれば、ブラケットの他端部を一端部より幅広として、幅広の他端部にリトラクタを取り付けた。また、スルーリングをブラケットの一端部にスルーリング取付部材で取り付けた。すなわち、リアルーフレールに沿う小さな第2分力を、スルーリング取付部材を経てブラケットの一端部に伝達できる。よって、リアルーフレールに沿う小さな第2分力をブラケットの側へ一層良好に分散できる。これにより、ブラケットのうち一端部の側を他端部に比べて幅狭として、ブラケットを軽量にできる。
(4)前記ブラケットは、前記リアルーフレールに沿って車幅方向に延出され、前記ブラケットを前記リアルーフレールに取り付ける締結部材(例えば、実施形態の第2締結ボルト88)が挿通可能な締結孔(例えば、実施形態の第1締結孔85)を有し、前記締結孔は、車幅方向において前記スルーリングと前記リトラクタとの間に位置していてもよい。
この構成によれば、ブラケットに締結孔を形成し、締結孔に挿通させた締結部材でブラケットをリアルーフレールに取り付けた。さらに、この締結孔をスルーリングとリトラクタとの間に配置した。これにより、例えば、スルーリングとリトラクタとがある程度大きく離れている場合でも、車体振動やシートベルトから作用する荷重によるブラケットのバタつきを締結部材で抑えることができる。
(5)前記ブラケットは、前記スルーリングがスルーリング取付部材(例えば、実施形態のアンカボルト92)により取り付けられる一端部(例えば、実施形態の先端部52b)と、前記リトラクタが取り付けられる他端部(例えば、実施形態の基端部52a)と、前記一端部から前記締結孔および前記締結孔から前記他端部にわたって、前記一端部よりも幅広な幅広部(例えば、実施形態の幅広部76)と、を有してもよい。
この構成によれば、ブラケットに一端部、幅広部、および他端部を有し、幅広部を一端部から締結孔、および締結孔から他端部にわたって一端部より幅広に形成した。よって、例えば、締結部材を挿通可能な締結孔を、幅広部に形成することが可能になる。これにより、ブラケットのうち、締結部材でリアルーフレールに取り付けられる締結部位の周囲(すなわち、締結孔の周囲)を幅広部で補強できる。
したがって、例えば、車体振動やシートベルトから作用する荷重により、リアルーフレールからブラケットが離れる方向にかかる力に対してブラケットの強度、剛性を高めることができる。
(6)前記幅広部は、前記締結孔を囲む無端状のビード(例えば、実施形態のビード86)を有してもよい。
ここで、例えば、幅広部に締結孔を設けることにより、締結孔の周囲の強度、剛性が低く抑えられる。そこで、この構成において、ブラケットの幅広部に無端状のビードを形成して、ビードで締結孔を囲むようにした。これにより、締結孔の周囲の強度、剛性を無端状のビードで確保できる。
(7)前記リアルーフレールは、リアピラー(例えば、実施形態のリアピラー12)に支持され、前記リアルーフレールは前記リアピラーの上端部(例えば、実施形態の上端部12a)に重ねられる車幅方向外側の端部(例えば、実施形態の外端部27a)を有し、前記上端部と前記端部とが重ねられた部位(例えば、実施形態のレール底部重ね部42)に、前記スルーリングがスルーリング取付部材(例えば、実施形態のアンカボルト92)で取り付けられてもよい。
この構成によれば、リアルーフレールの端部をリアピラーの上端部に重ねて、重ねられた部位の強度、剛性を高く確保した。さらに、重ねられた部位にスルーリング取付部材でスルーリングを取り付けた。よって、ベルト張設荷重のうち、リアルーフレールに対して直交する大きな第1分力を、重ねられた部位で受け持つことにより支持できる。
これにより、例えば、スルーリングを取り付ける部位(すなわち、重ねられた部位や重ねられた部位の周囲)の強度、剛性を補強により必要以上に高める必要がなく、補強による重量の増加を抑えることができる。
本発明によれば、リトラクタに影響されることなく車室空間を広く確保でき、さらに、リトラクタを取り付けるリトラクタ取付部の補強を軽量にできる。
本発明に係る一実施形態の車体上部構造を車室側からみた斜視図である。 一実施形態の車体上部構造のリアルーフレールにシートベルト装置を設けた状態を車室側からみた斜視図である。 図2の車体上部構造を分解した分解斜視図である。 図2のIV-IV線に沿って破断した断面図である。 一実施形態のシートベルト装置を下方からみた斜視図である。 図5に示すシートベルト装置のブラケットおよびエスカッションを下方からみた斜視図である。 図6のブラケットおよびエスカッションを分解した分解斜視図である。 一実施形態のブラケットを上方からみた斜視図である。 図8のブラケットを上方からみた平面図である。
以下、図面を参照し、本発明の一実施形態に係る車体上部構造10を説明する。図面において、矢印FRは車両の前方、矢印UPは車両の上方、矢印LHは車両の左側方を示す。なお、車両は、用途や種類等は特に限定されないが、一実施形態として自動車を例に説明する。また、車体上部構造10は略左右対称に形成された構造体であり、以下右側の構成について説明し、左側の構成の説明を省略する。
<車両>
図1に示すように、車両Veは、例えば、車体の上部を構成する車体上部構造10と、車体上部構造10を支持するリアピラー(クオータピラー)12と、車室14の後部に設けられた3人掛けのシート15と、を備えている。
車体上部構造10(シートベルト装置50を含む)およびリアピラー12などは、内装用のガーニッシュ21で車室14の側から覆われている。車体上部構造10のうち、後述するシートベルト装置50のアンカ(すなわち、スルーリング)53がガーニッシュ21から車室14の側に突出されている。アンカ53の第2ガイド孔55にウエビング(すなわち、シートベルト)54が挿通されている。
<3人掛けのシート>
3人掛けのシート15は、車体前方から車体後方へ向けて3列目に設けられた後部座席である。3人掛けのシート15は、車幅方向に3人が並んで着座できる右側座席16、左側座席(図示せず)および中央座席17を備えている。右側座席16および左側座席は、車幅方向の右外側および左外側に設けられている。右側座席16および左側座席は、それぞれのシートバック18の上部18aにヘッドレスト19(左側座席のシートバックおよびヘッドレストは図示せず)が取り付けられている。中央座席17は、車幅方向の中央において、右側座席16および左側座席の間に設けられている。
<リアピラー>
図1、図2に示すように、リアピラー12は、不図示のリアフレームの後端部から上方に向けて立ち上げられている。リアフレームは、例えば、矩形状の閉断面に形成され、車体の下部において骨格の一部を形成する剛性の高い部材である。リアピラー12は、例えば、不図示のアウタパネルおよびインナパネル22で矩形状の閉断面に形成され、車体の後部において骨格の一部を形成する剛性の高い部材である。
リアピラー12の上端部12aには、例えば、車体上部構造10の右側後端部(すなわち、後述するリアルーフレール27の外端部27a)が接合されている。
<車体上部構造>
車体上部構造10は、例えば、ルーフ25と、シートベルト装置50と、を備えている。ルーフ25は、例えば、ルーフパネル26と、リアルーフレール27と、を備えている。ルーフパネル26は、車室14の上方(すなわち、リアピラー12の上方)に配置され、平面視において概ね矩形状に形成されている。
リアルーフレール27は、車幅方向右外側に設けられたリアピラー12と、車幅方向左外側に設けられたリアピラー(図示せず)の各上端部12a(右側の上端部のみを図示する)に架け渡されている。リアルーフレール27は、右外側のリアピラー12および左外側のリアピラーにより支持された状態において、3人掛けのシート15の上方に配置されている。
具体的には、リアルーフレール27は、例えば、レール底部31と、レール前壁32と、前レールフランジ33と、後レールフランジ34と、を有する。
レール底部31は、ルーフパネル26に対して車室14の側に配置され、ルーフパネル26の後端部26aに沿って概ね水平に延びている。レール前壁32は、レール底部31の前辺から上方(ルーフパネル26の後端部26a)に向けて概ね鉛直に立ち上げられている。前レールフランジ33は、レール前壁32の上辺から車体前方に向けて張り出されている。後レールフランジ34は、レール底部31の後辺から車体後方に向けて張り出されている。
前レールフランジ33および後レールフランジ34は、ルーフパネル26の後端部26aに車室14側から接合されている。この状態において、リアルーフレール27は、ルーフパネル26の後端部26aのうち車室14側に突出して設けられ、ルーフパネル26の後端部26aに沿って車幅方向に延出されている。リアルーフレール27は、ルーフ25の後部骨格を形成する剛性の高い部材である。
ここで、リアルーフレール27およびルーフパネル26の後端部26aにより矩形状の閉断面が形成されている。リアルーフレール27は、例えば、矩形状の閉断面により強度、剛性が確保されている。また、この矩形状の閉断面により、後述するシートベルト装置50を収納可能な内部空間36が形成されている。
以下、リアルーフレール27およびルーフパネル26の後端部26aにより形成された矩形状の閉断面を、「ルーフレール閉断面」、ルーフレール閉断面で形成される内部空間36を「ルーフレール内部空間36」ということもある。
また、リアルーフレール27は、車幅方向外側の外端部(車幅方向外側の端部)27aを有する。外端部27aは、リアピラー12のうちインナパネル22の上端部22aに上方(すなわち、ルーフパネル26側)から重ねられている。
具体的には、外端部27aのレール底部31が、インナパネル22のうち内壁41の上端部41aに上方から重ねられている。以下、外端部27aのレール底部31とインナパネル22のうち内壁41の上端部41aとが重ねられた部位42を、「レール底部重ね部42」ということもある。
また、外端部27aのレール前壁32が、インナパネル22のうち前壁43の上端部43aに車体後方から重ねられている。外端部27aの前レールフランジ33が、インナパネル22のうち前フランジ44の上端部44aに上方から重ねられている。外端部27aの後レールフランジ34が、インナパネル22のうち後フランジ45の上端部45aに上方から重ねられている。
<シートベルト装置>
図2から図4に示すように、シートベルト装置50は、主な構成部材がリアルーフレール27のうち外端部27aよりの部位に設けられている。シートベルト装置50は、例えば、主要構成部材のリトラクタ51などが3人掛けのシート15のうち中央座席17(図1参照)の上方に配置されている。シートベルト装置50は、例えば、3人掛けのシート15の中央座席17に着座した乗員を拘束する装置である。
具体的には、シートベルト装置50は、例えば、リトラクタ51と、ブラケット52と、アンカ(スルーリング)53と、ウエビング(シートベルト)54と、を備えている。
(リトラクタ)
図2、図3、図5に示すように、リトラクタ51は、例えば、リアルーフレール27のうち3人掛けのシート15の中央座席17(図1参照)の上方において支持部27bに支持されている。リトラクタ51は、例えば、リトラクタ本体56と、リトラクタブラケット57と、を備えている。
リトラクタ本体56は、リアルーフレール27の支持部27bにおいて、ルーフレール内部空間(すなわち、リアルーフレール27の内部)36に収納されている。リトラクタ本体56は、例えば、ケーシング58と、不図示のベルト巻取ドラムと、を備えている。
ベルト巻取ドラムは、ケーシング58の内部に収納され、巻取軸59を介してケーシング58に回転自在に支持されている。ベルト巻取ドラムにウエビング54の基端部(図示せず)が連結され、ウエビング54がベルト巻取ドラムに巻き付けられている。
リトラクタ本体56は、巻取軸59が車体前後方向に向けて配置された状態において、支持部27bの開口部62からルーフレール内部空間36に収納されている。この状態において、ケーシング58の下端部58aが開口部62から車室14側に露出されている。ケーシング58の下端部58aのうち、巻取軸59に対して車幅方向内側の端部58bに、リトラクタブラケット57の基端部57aが、車室14側から複数(実施形態では2本)の第1取付ボルト(取付部材)65で取り付けられている。
実施形態では、複数の第1取付ボルト65として2本を例示するが、これに限らない。また、実施形態では、取付部材として第1取付ボルト65を例示するが、リベットなどの他の取付部材を使用してもよい。
リトラクタブラケット57は、リアルーフレール27のレール底部31に沿って車幅方向内側に向けて突出されている。リトラクタブラケット57は、リアルーフレール27(具体的には、レール底部31)のリトラクタ取付部31aに先端部57bが第1締結ボルト(取付部材)67で固定されている。
また、ケーシング58の下端部58aのうち、巻取軸59に対して車幅方向外側の端部58cに、ブラケット52の基端部52aが取り付けられている。以下、ケーシング58の下端部58aのうち、巻取軸59に対して車幅方向外側の端部58cを、以下「ケーシング端部58c」ということもある。
(ブラケット)
図4、図6、図7に示すように、ブラケット52は、リアルーフレール27のレール底部31に沿ってリトラクタ51から車幅方向外側(具体的には、右外側)に向けて延出されている。ブラケット52は、例えば、基端部(他端部)52aと、延出部72と、先端部(一端部)52bと、を有する。
基端部52aは、ケーシング端部58cに車室14側から複数(実施形態では2本)の第2取付ボルト(取付部材)73(図5も参照)で取り付けられている。すなわち、ブラケット52の基端部52aにはリトラクタ51が取り付けられている。
実施形態では、複数の第2取付ボルト73として2本を例示するが、これに限らない。また、実施形態では、取付部材として第2取付ボルト73を例示するが、リベットなどの他の取付部材を使用してもよい。
延出部72は、基端部52aのうち車幅方向外側の外辺からリアルーフレール27のレール底部31に沿って車幅方向外側に向けて延出されている。延出部72は、立上部75と、幅広部76と、連結部77と、を有する。立上部75は、基端部52aのうち車幅方向外側の外辺からケーシング58の外壁58dに沿って上方に立ち上げられている。基端部52aおよび立上部75の交差部に交差開口部78が形成されている。
交差開口部78には、後述するウエビング54が摺動可能に挿通されるエスカッション81が取り付けられている。エスカッション81は、例えば、樹脂材で形成され、ウエビング54が円滑に摺動可能な第1ガイド孔82を有する。
図4、図8、図9に示すように、幅広部76は、立上部75の上辺75aから車幅方向外側(すなわち、連結部77)に向けて延出されるに従って両辺76aが互いに近づくように傾斜状に延出されている。幅広部76は、立上部75から連結部77に向けて幅Wが徐々に狭くなるように、概ね台形状、あるいは三角形状に形成されている。換言すれば、幅広部76は、連結部77から立上部75に向うに従って徐々に幅広に形成されている。
幅広部76は、第1締結孔(締結孔)85と、ビード86と、を有する。第1締結孔85は、幅広部76の幅方向中央(すなわち、車体前後方向中央)で、かつ、立上部75寄りの部位において形成されている。第1締結孔85は、第2締結ボルト(締結部材)88が挿通可能に上下方向に向けて開口されている。さらに、第1締結孔85は、車幅方向において、後述するアンカ53とリトラクタ51との間に位置している。
第1締結孔85に第2締結ボルト88が挿通され、リアルーフレール27のレール底部31に締結されている。これにより、幅広部76(すなわち、ブラケット52)が第2締結ボルト88によりレール底部31に固定されている。実施形態では、締結部材として第2締結ボルト88を例示するが、リベットなどの他の締結部材を使用してもよい。
ここで、前述したように、リトラクタブラケット57がリトラクタ取付部31aに第1締結ボルト67で固定されている。これにより、第1締結ボルト67および第2締結ボルト88により、リトラクタ本体56がルーフレール内部空間36に収納された状態においてリアルーフレール27(具体的には、レール底部31)に固定されている。
ビード86は、例えば、幅広部76の両辺76aおよび立上部75に沿って、第1締結孔85を囲むように無端状(概ね三角形状、あるいは環状)に形成されている。ビード86は、幅広部76の本体から上方に向けて隆起されている。よって、幅広部76は、ビード86により補強されている。
連結部77は、例えば、幅広部76の車幅方向外側の幅広外端部76bから先端部52bまでリアルーフレール27のレール底部31に沿って延びている。連結部77は、例えば、幅広外端部76bと同じ一定の幅に形成されている。連結部77の両辺77aおよび幅広部76の両辺76aに沿って延出ビード89が形成されている。延出ビード89は下方に向けて膨出されている。延出ビード89により連結部77および幅広部76が補強されている。
連結部77の車幅方向外側(具体的には、右外側)の連結外端部77bに先端部52bが形成されている。先端部52bは、例えば、外形が概ね円弧状に形成され、レール底部重ね部42(具体的には、リアピラー12のインナパネル22のうち内壁41の上端部41a)に沿って配置されている。
先端部52bは、例えば、中央に形成された第2締結孔91を有する。第2締結孔91は、アンカボルト(スルーリング取付部材)92が挿通可能に上下方向に向けて開口されている。実施形態では、スルーリング取付部材としてアンカボルト92を例示するが、リベットなどの他のスルーリング取付部材を使用してもよい。
以上説明したように、ブラケット52は、先端部52bから第1締結孔85の範囲L1、および第1締結孔85から基端部52aの範囲L2にわたって、先端部52bよりも幅広な幅広部76を有する。すなわち、ブラケット52は、先端部52bの側よりも基端部52aの側が幅広に形成されている。
また、ブラケット52は、先端部52bを有している。先端部52bにはアンカ53が車室14側から重ねられている。この状態において、先端部52bは、アンカ53とともにアンカボルト92によりレール底部重ね部42に取り付けられている。
(アンカ)
アンカ53が先端部52bとともにレール底部重ね部42にアンカボルト92で取り付けられることにより、アンカ53およびリトラクタ51がブラケット52で連結(接続)されている。アンカ53は、ウエビング54を挿通可能な第2ガイド孔55が樹脂材で形成されている。第2ガイド孔55が樹脂材で形成されることにより、第2ガイド孔55にウエビング54が円滑に摺動可能に挿通されている。
(ウエビング)
アンカ53の第2ガイド孔55からウエビング54が引き出され、引き出されたウエビング54の先端に第1タング(図示せず)が取り付けられている。また、アンカ53と第1タングとの間において、ウエビング54の途中には、第2タング(図示せず)が摺動自在に嵌合されている。
第1タングは、例えば、中央座席17(図1参照)の右側バックル(図示せず)に着脱可能に係止される。第2タングは、例えば、中央座席17の左側バックル(図示せず)に着脱可能に係止される。この状態において、アンカ53と第2タングとの間のウエビング54で、中央座席17に着座した乗員の胸部を拘束できる。また、第1タングと第2タングとの間のウエビング54で、中央座席17に着座した乗員の腰部を拘束できる。よって、中央座席17に着座した乗員をシートベルト装置50のウエビング54で拘束できる。
この状態において、ウエビング54は、エスカッション81の第1ガイド孔82からリアルーフレール27のレール底部31に沿う引出し方向(せん断方向)に矢印Aの如く引き出された状態に張設されている。換言すれば、第1ガイド孔82から矢印Aの如く引き出されたウエビング54が、エスカッション81の第1ガイド孔82とアンカ53の第2ガイド孔55との間において、リアルーフレール27のレール底部31に沿って配置されている。引出し方向(すなわち、矢印A )は、第1締結ボルト67の軸線68に対して交差(実施形態では、例えば直交、あるいは概ね直交)する方向である。
以下、第1ガイド孔82と第2ガイド孔55との間において引出し方向に引き出されたウエビング54を「第1ウエビング54A」ということもある。
また、アンカ53と第2タングとの間のウエビング54で乗員の胸部を拘束した状態において、アンカ53の第2ガイド孔55から張設された状態にウエビング54が引き出されている。第2ガイド孔55から矢印Bの如く引き出されたウエビング54は、第2ガイド孔55と第2タングとの間において、第1ウエビング54Aに対して鋭角θに傾斜された張設方向(すなわち、矢印B方向)に張設されている。以下、第2ガイド孔55と第2タングとの間のウエビング54を「第2ウエビング54B」ということもある。
このように、アンカ53は、ウエビング54で中央座席17の乗員を拘束する第2ウエビング54Bの張設方向(矢印B方向)を、第1ウエビング54Aの引出し方向(矢印A方向)に対して鋭角θに変えるように配置されている。
以上説明したように、実施形態の車体上部構造10によれば、図2、図4に示すように、リアルーフレールの内部空間36にリトラクタ本体56を収納した。さらに、リアルーフレール27にリトラクタ51を第1締結ボルト67および第2締結ボルト88で固定した。よって、リトラクタ51が車室14の空間(すなわち、車室空間)に出っ張るように突出することを防止できる。これにより、リトラクタ51に影響されることなく車両Veの車室空間を広く確保できる。
ここで、リアルーフレール27は、ルーフ25の後部骨格を形成する剛性、強度の高い部材である。さらに、リトラクタ51のうちエスカッション81の第1ガイド孔82から引き出される第1ウエビング54Aを、第1締結ボルト67の軸線68に対して直交、あるいは概ね直交する引出し方向(矢印A方向)に引出し可能とした。すなわち、第1ウエビング54Aの引出し方向を第1締結ボルト67の軸線68に対して直交、あるいは概ね直交するせん断方向とすることができる。
よって、例えば、第1締結ボルト67からリアルーフレール27に作用する荷重F1に対してリアルーフレール27の強度、剛性を高めることができる。これにより、リアルーフレール27にリトラクタ51を第1締結ボルト67で取り付けるリトラクタ取付部31aの補強を軽減して軽量にできる。
加えて、中央座席17(図1参照)に着座した乗員を拘束する第2ウエビング54Bの張設方向(矢印B方向)を、アンカ53で引出し方向(矢印A方向)に対して鋭角θに変えるようにした。
ここで、乗員を拘束した第2ウエビング54Bによりアンカ53およびアンカボルト92などを介してリアルーフレール27に作用するウエビング荷重(ベルト荷重)F2の反力F3が作用する。この反力F3のうち、リアルーフレール27に対して直交する第1分力(垂直成分)F4を、リアルーフレール27に沿う第2分力(水平成分)F5より大きくできる。換言すれば、リアルーフレール27に沿う第2分力F5を、リアルーフレール27に対して直交する第1分力F4より小さくできる。
以下、乗員を拘束した第2ウエビング54Bによりアンカ53およびアンカボルト92などを介してリアルーフレール27に作用するベルト荷重F2を「ベルト張設荷重F2」、第1分力F4を「大きな第1分力F4」、第2分力F5を「小さな第2分力F5」ということもある。
すなわち、ベルト張設荷重F2を、リアルーフレール27で受ける大きな第1分力F4と、リトラクタ51が受ける小さな第2分力F5に分散できる。大きな第1分力F4は、リアルーフレール27で支えることができる。また、小さな第2分力F5は、リトラクタ51および第1締結ボルト67を経てリトラクタ取付部31aに作用する。よって、リトラクタ51および第1締結ボルト67を経てリトラクタ取付部31aに作用する荷重(すなわち、小さな第2分力F5)を小さく抑えることができる。これにより、リトラクタ取付部31aの補強をより軽減して一層軽量にできる。
また、リトラクタ51およびアンカ53をブラケット52で連結した。よって、リアルーフレール27に沿う小さな第2分力F5の一部をブラケット52で受け持つことにより支持できる。これにより、例えば、リアルーフレール27のリトラクタ取付部31aの強度、剛性を補強により必要以上に高める必要がなく、リトラクタ取付部31aの補強をより軽減して一層軽量にできる。
さらに、リトラクタ51及びアンカ53をブラケット52で一体に連結した状態でリアルーフレール27に組み付けることができる。これにより、リトラクタ51及びアンカ53(すなわち、シートベルト装置50)の組付け作業性を向上できる。
さらに、ブラケット52の基端部52aを先端部52bより幅広として、幅広の基端部52aにリトラクタ51を取り付けた。また、アンカ53をブラケット52の先端部52bにアンカボルト92で取り付けた。よって、リアルーフレール27に沿う小さな第2分力F5を、アンカボルト92を経てブラケット52の先端部52bに伝達できる。よって、リアルーフレール27に沿う小さな第2分力F5をブラケット52の側へ一層良好に分散できる。これにより、ブラケット52のうち先端部52bの側を基端部52aに比べて幅狭として、ブラケット52を軽量にできる。
加えて、ブラケット52に第1締結孔85を形成し、第1締結孔85に挿通させた第2締結ボルト88でブラケット52をリアルーフレール27に取り付けた。さらに、この第1締結孔85をアンカ53とリトラクタ51との間に配置した。これにより、例えば、アンカ53とリトラクタ51とがある程度大きく離れている場合でも、例えば、車体振動や第1ウエビング54Aから作用する荷重によるブラケット52の上下方向のバタつきを第2締結ボルト88で抑えることができる。
また、ブラケット52に幅広部76を形成した。よって、ブラケット52は、先端部52bから第1締結孔85の範囲L1、および第1締結孔85から基端部52aの範囲L2にわたって先端部52bより幅広に形成した。これにより、例えば、第2締結ボルト88を挿通可能な第1締結孔85を、幅広部76に形成することが可能になる。よって、ブラケット52のうち、第2締結ボルト88でリアルーフレール27に取り付けられる締結部位76cの周囲(すなわち、第1締結孔85の周囲)を幅広部76で補強できる。
したがって、例えば、車体振動やウエビング54から作用する荷重により、リアルーフレール27からブラケット52が離れる方向(例えば、上下方向)にかかる力に対してブラケット52の強度、剛性を高めることができる。
ここで、例えば、幅広部76に第1締結孔85を設けることにより、第1締結孔85の周囲の強度、剛性が低く抑えられる。そこで、ブラケット52の幅広部76に無端状のビード86を形成して、ビード86で第1締結孔85を囲むようにした。これにより、第1締結孔85の周囲の強度、剛性を無端状のビード86で確保できる。
さらに、リアルーフレール27の外端部27aをリアピラー12の上端部12aに重ねて、重ねられたレール底部重ね部42の強度、剛性を高く確保した。さらに、レール底部重ね部42にアンカボルト92でアンカ53を取り付けた。よって、ベルト張設荷重F2のうち、リアルーフレール27に対して直交する大きな第1分力F4を、レール底部重ね部42で受け持つことにより支持できる。
これにより、例えば、アンカ53を取り付けるレール底部重ね部42や、レール底部重ね部42の周囲の強度、剛性を補強により必要以上に高める必要がなく、補強による重量の増加を抑えることができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
Ve 車両
10 車体上部構造
12 リアピラー
12a リアピラーの上端部
26 ルーフパネル
27 リアルーフレール
27a リアルーフレール外端部(車幅方向外側の端部)
42 レール底部重ね部(重ねられた部位)
51 リトラクタ
52 ブラケット
52a 基端部(他端部)
52b 先端部(一端部)
53 アンカ(スルーリング)
54 ウエビング(シートベルト)
67 第1締結ボルト(取付部材)
68 軸線
76 幅広部
85 第1締結孔(締結孔)
86 ビード
88 第2締結ボルト(締結部材)
92 アンカボルト(スルーリング取付部材)

Claims (7)

  1. 車体のルーフパネルに沿って延出されたリアルーフレールと、
    前記リアルーフレールの内部に収納され、前記リアルーフレールに取付部材で固定されたリトラクタと、
    前記取付部材の軸線に交差する引出し方向に引出し可能なシートベルトと、
    前記シートベルトで乗員を拘束する前記シートベルトの張設方向を、前記引出し方向に対して鋭角に変えるスルーリングと、を備える、
    ことを特徴とする車体上部構造。
  2. 前記リトラクタおよび前記スルーリングを連結するブラケットを備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車体上部構造。
  3. 前記ブラケットは、
    前記スルーリングがスルーリング取付部材により取り付けられる一端部と、
    前記リトラクタが取り付けられる他端部と、を有し、
    前記一端部の側よりも前記他端部の側が幅広である、
    ことを特徴とする請求項2に記載の車体上部構造。
  4. 前記ブラケットは、
    前記リアルーフレールに沿って車幅方向に延出され、前記ブラケットを前記リアルーフレールに取り付ける締結部材が挿通可能な締結孔を有し、
    前記締結孔は、
    車幅方向において前記スルーリングと前記リトラクタとの間に位置する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の車体上部構造。
  5. 前記ブラケットは、
    前記スルーリングがスルーリング取付部材により取り付けられる一端部と、
    前記リトラクタが取り付けられる他端部と、
    前記一端部から前記締結孔および前記締結孔から前記他端部にわたって、前記一端部よりも幅広な幅広部と、を有する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の車体上部構造。
  6. 前記幅広部は、前記締結孔を囲む無端状のビードを有する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の車体上部構造。
  7. 前記リアルーフレールは、リアピラーに支持され、
    前記リアルーフレールは前記リアピラーの上端部に重ねられる車幅方向外側の端部を有し、
    前記上端部と前記端部とが重ねられた部位に、前記スルーリングがスルーリング取付部材で取り付けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車体上部構造。
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