JP5013088B2 - シートベルトリトラクタの取付け構造 - Google Patents

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Description

本発明は、
バックドア用のヒンジ取付け部を補強するヒンジリンフォースが重合されたルーフエンドメンバの車両側方側の一端部に、シートベルトを巻き取るシートベルトリトラクタを取付けてあるシートベルトリトラクタの取付け構造に関する。
自動車のシートベルト装置には2点式のシートベルト装置と3点式のシートベルト装置があり、近年、3点式のシートベルト装置の方がより多く設けられるようになってきている。この3点式のシートベルト装置では、乗員の上半身を固定するためのシートベルトを不使用時に巻き取るシートベルトリトラクタが必要となる。
3人掛けのリヤシートの場合、左右両側のシート用のシートベルトリトラクタは、左右のリヤピラーにそれぞれ固定することができるが、中央シートは左右のリヤピラーから離れており、左右のリヤピラーに中央シート用のシートベルトリトラクタを取付けるにはシートベルトのレイアウトが問題となる。そこで、シートベルトリトラクタをリヤシートの肩部に取付け固定して収容する手段が提案されている。ところが、この手段によれば、リヤシートの肩部が盛り上がって外観が悪くなり、シートアレンジに制限が生じるという問題が生じていた。
これらの問題を解消するために、特許文献1に開示されているように、バックドア用のヒンジ取付け部を補強するヒンジリンフォースが重合されたルーフエンドメンバの車両側方側の一端部と、ルーフサイドレールの車両後方側の端部(後端部)とに、シートベルトリトラクタの取付けブラケットを斜めに架設する構造があった。
この構造では、シートベルトリトラクタの巻き取り部を取付けブラケットの車両前方側の空間、すなわち、ルーフエンドメンバの車両側方側の一端部と、ルーフサイドレールの車両後方側の端部(後端部)とで形成されるコーナー部の車両前方側の空間に配置し、その巻き取り部を前記取付けブラケットを介してルーフエンドメンバ及びルーフサイドレールで片持ち支持している。
特許第3716400号公報
上記従来の構造によれば、シートベルトリトラクタの巻き取り部を取付けブラケットを介してルーフエンドメンバ等で片持ち支持していたために、シートベルトリトラクタの支持が不安定になっていた。取付けブラケットの左右中央部にシートベルトリトラクタの巻き取り部を載せて取付け固定すると、巻き取り部を安定支持できるが、この構造では、取付けブラケットの両取付け部の間の部分(巻き取り部を載せる取付けブラケット部分)を、巻き取り部の収容空間確保のためにさらに下方に膨出させなければならず、車室の天井が下方に膨出して天井の外観が悪くなる。
本発明は上記実状に鑑みて成されたもので、その目的は、車室の天井の外観が悪くなるのを回避できる構造でありながら、シートベルトリトラクタを安定支持することができる強い構造のシートベルトリトラクタの取付け構造を提供する点にある。さらには、シートベルトリトラクタを取付けることによる車体の剛性の低下を防止し得て、車体の剛性が確保できるシートベルトリトラクタの取付け構造を提供する点にある。
本発明の特徴は、
バックドア用のヒンジ取付け部を補強するヒンジリンフォースが重合されたルーフエンドメンバの車両側方側の一端部に、シートベルトを巻き取るシートベルトリトラクタを取付けてあるシートベルトリトラクタの取付け構造であって、
前記ヒンジリンフォースと、このヒンジリンフォースが重合する前記ルーフエンドメンバの一端部とに、前記シートベルトリトラクタを収容する開口部を形成し、
前記シートベルトリトラクタの一対の取付け部を、前記開口部の両側で前記ルーフエンドメンバとヒンジリンフォースに第1締結部材により共締め固定し
前記ヒンジリンフォースが前記ルーフエンドメンバの上側に位置し、かつ、前記ヒンジリンフォースの開口部が前記シートベルトリトラクタを取り囲むように前記ヒンジリンフォースを配置し、
前記ヒンジリンフォースの開口部よりも車両後方側の第1ヒンジリンフォース部分を前記ルーフエンドメンバ側から上方に立ち上げて台座状の立上がり部を形成し、
前記ヒンジリンフォースの上側のルーフパネルに設けた前記ヒンジ取付け部に前記立上がり部の上面部を下側から重合して、前記バックドア用のヒンジ側の取付け部を前記ヒンジ取付け部と立上がり部の上面部とに第2締結部材により共締め固定してある点にある。(請求項1)
この構成によれば、ヒンジリンフォースと、このヒンジリンフォースが重合する前記ルーフエンドメンバの一端部とに形成した開口部にシートベルトリトラクタを配置することが可能となって、この開口部を利用してルーフエンドメンバ内にシートベルトリトラクタを収容することができる。これにより、シートベルトリトラクタがルーフエンドメンバから下方に大きく突出することがなくなり、シートベルトリトラクタの下方の天井部分を下方に膨らませなくてもよくなって、車室の天井の外観が悪くなるのを回避することができる。
そして、シートベルトリトラクタの一対の取付け部を、前記開口部の両側でルーフエンドメンバとヒンジリンフォースとに第1締結部材により共締め固定してあるから、取付け部の取付け強度を強くすることができる。ヒンジリンフォースはバックドア用のヒンジ取付け部を補強する部材であり、十分強度を備えていることから、上記のように取付け部をヒンジリンフォースに共締め固定したことで、前記取付け強度をより強くすることができる。そして、開口部に収容されたシートベルトリトラクタを、一対の取付け部を介してルーフエンドメンバ及びヒンジリンフォースで開口部の両側から支持することができて、シートベルトリトラクタを安定支持することができる。ルーフエンドメンバには開口部が形成されているが、一対の取付け部を開口の両側で上記のように取付け固定してあるから、開口部の両側周縁に固定されて開口部に架設されたシートベルトリトラクタによって開口部を補強できて車体の剛性を確保することができる。これにより、シートベルトリトラクタの取付け構造の強度を強くすることができる。(請求項1)
ヒンジリンフォースが前記ルーフエンドメンバの上側に位置し、かつ、前記ヒンジリンフォースの開口部が前記シートベルトリトラクタを取り囲むように前記ヒンジリンフォースを配置したことで、取付け部とシートベルトリトラクタの巻き取り部とが上下に大きく離れることがなくなる。つまり、取付け部とシートベルトリトラクタの巻き取り部とを上下方向で近づけることができ、乗員から加えられるシートベルトの引き出し方向の力によるシートベルトリトラクタの倒れを最小限にすることが可能となって、前記取付け部を介してルーフエンドメンバ及びヒンジリンフォースで巻き取り部を安定支持することができる。
そして、ヒンジリンフォースの開口部よりも車両後方側の第1ヒンジリンフォース部分をルーフエンドメンバ側から上方に立ち上げて台座状の立上がり部を形成し、ヒンジリンフォースの上側のルーフパネルに設けたヒンジ取付け部に立上がり部の上面部を下側から重合して、バックドア用のヒンジ側の取付け部をヒンジ取付け部と立上がり部の上面部とに第2締結部材により共締め固定してあるから、ヒンジリンフォースが外力に対して強い立体構造になって、ヒンジリンフォースの剛性を強くすることができる。しかも、シートベルトリトラクタに加えられる引っ張り力をルーフパネルに伝えることができ、ルーフパネルで前記引っ張り力を支持しやすくすることができて、シートベルトリトラクタの取付け構造の強度を強くすることができる。(請求項
本発明において、
前記ヒンジ取付け部よりも車両後方側のルーフパネル部分を下方に屈曲させ、前記立上がり部の車両後方側の壁部に重合して溶接固着してあると、ヒンジリンフォースの剛性をさらに強くすることができる。そして、シートベルトリトラクタからの引っ張り力をルーフパネルに確実に伝えることができ、ルーフパネルで前記引っ張り力を支持しやすくすることができて、シートベルトリトラクタの取付け構造の強度をより強くすることができる。(請求項
本発明において、
リヤピラーの上端部と、ルーフサイドレールの車両後方側の端部と、前記ルーフエンドメンバの一端部のうちの前記開口部よりも車幅方向外側の第1ルーフエンドメンバ部分とに、これらを結合するクオータインナエクステンションを重合し、
前記第1ルーフエンドメンバ部分に重合したクオータインナエクステンション部分の車両後方側の端部を車幅方向内側に延出して、その延出部を前記開口部の車両後方側に配置するとともに、前記ルーフエンドメンバの一端部と前記ヒンジリンフォースに前記延出部を溶接固着し、
前記延出部で前記立上がり部の下方を閉塞して、前記延出部と前記立上がり部とで閉断面を構成してあると、次の作用を奏することができる。(請求項
シートベルトが引っ張られることによりシートベルトリトラクタから加わる力をクオータインナエクステンションを介してリヤピラーやルーフサイドレールに伝えることができる。つまり、シートベルトリトラクタから加わる下向きの力にはリヤピラーが有効に働いて、前記下向きの力に十分抗することができ、シートベルトリトラクタから加わる車両前方側向きの力にはルーフサイドレールが有効に働いて、前記車両前方側向きの力に十分抗することができる。このように、前記シートベルトリトラクタから加わる力をリヤピラーやルーフサイドレールでも支持することができる。また、前記延出部で前記立上がり部の下方を閉塞して、前記延出部と前記立上がり部とで閉断面を構成してあるから、ヒンジリンフォースの剛性を強くすることができる。これにより、シートベルトリトラクタの取付け構造の強度をさらに強くすることができる。(請求項
本発明において、
前記延出部の延出端部から車両前方側に延出して前記開口部よりも車幅方向内側の第2ルーフエンドメンバ部分に重合する第2の延出部を設け、
前記シートベルトリトラクタの一方の取付け部を、前記第2の延出部と第2ルーフエンドメンバ部分とヒンジリンフォースに前記第1締結部材により共締め固定し、
前記シートベルトリトラクタの他方の取付け部を、前記クオータインナエクステンション部分と第1ルーフエンドメンバ部分とヒンジリンフォースに前記第1締結部材により共締め固定してあると、次の作用を奏することができる。(請求項
シートベルトリトラクタの一方の取付け部を、前記第2の延出部と第2ルーフエンドメンバ部分とヒンジリンフォースに前記第1締結部材により共締め固定し、シートベルトリトラクタの他方の取付け部を、前記開口部よりも車幅方向外側のクオータインナエクステンション部分と第1ルーフエンドメンバ部分とヒンジリンフォースに前記第1締結部材により共締め固定してあるから、シートベルトリトラクタの取付け部の取付け強度をより強くすることができるとともに、上記請求項4による作用効果をより得やすくすることができる。そして、シートベルトリトラクタからの引っ張り力が強く作用する開口部の車両後方側の強度をより強くすることができる。(請求項
本発明によれば、
車室の天井の外観が悪くなるのを回避できる構造でありながら、シートベルトリトラクタを安定支持することができる強い構造のシートベルトリトラクタの取付け構造を提供することができた。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1に、バックドア1を備えたワゴン車(車両に相当)のリヤシート2とその周りの構造を左斜め前方から見た図を示してある。リヤシート2は左側シート3・右側シート4・中央シート5から成る3人掛けのシートであり、いずれのシート3,4,5にも3点式のシートベルト装置を設けてある。このシートベルト装置は、シートベルト28を巻き取るシートベルトリトラクタ10を備えている。そして、左側シート3と右側シート4のシートベルトリトラクタ10を左右のリヤピラー6に各別に取付け、中央シート5のシートベルトリトラクタ10を、車幅方向Dに沿うルーフエンドメンバ7の車両右側方側の一端部7A(車幅方向外側の一端部7A)に取付けてある。
前記リヤピラー6の上端部に、車両前後方向Bに沿うルーフサイドレール8の車両後方側の端部(以下、「後端部」)とルーフエンドメンバ7の前記一端部7Aとを各別に溶接固着してある。また、左右一対のルーフサイドレール8とルーフエンドメンバ7に上方からルーフパネル9を取付け(図6参照)、ルーフサイドレール8とルーフエンドメンバ7をルーフライニング11で車室側から覆ってある。ルーフパネル9の後端部には、バックドア1用のヒンジ12を取付けるヒンジ取付け部13(バックドア用のヒンジ取付け部)を左右に一対設けてある。バックドア1は、ヒンジ取付け部13に取付けられたヒンジ12を介してルーフパネル9の後端部等に横軸芯O周りに揺動開閉自在に支持されている。
図2,図3に示すように、リヤピラー6とルーフサイドレール8を断面角形の凹凸状に形成してそれらの剛性を強くしてある。
図2〜図6に示すように、ルーフエンドメンバ7は前上がり傾斜姿勢の第1縦壁21と、第1縦壁21の下端部から緩やかな角度で後ろ斜め下方に延びる後下がり傾斜姿勢の第1底壁31とを備えている。これにより、ルーフエンドメンバ7の剛性を確保してある。そして、ルーフエンドメンバ7の前記一端部7A側の第1縦壁21の下端部を車両後方側に膨出させて第1段部41に構成し(図6参照)、第1段部41の縦壁部を後下がり傾斜姿勢に設定してある。さらに、ヒンジ取付け部13を補強する板状のヒンジリンフォース14をルーフエンドメンバ7の上側に配置して、ルーフエンドメンバ7の前記一端部7Aに上側から重合してある。
ヒンジリンフォース14はルーフエンドメンバ7と同様に前上がり傾斜姿勢の第2縦壁22と、第2縦壁22の下端部から緩やかな角度で後ろ斜め下方に延びる後下がり傾斜姿勢の第2底壁32(図3,図5参照)とを備え、第2縦壁22の下端部を車両後方側に膨出させて第2段部42に構成し(図6参照)、第2段部42の縦壁部を後下がり傾斜姿勢に設定してある。そして、ルーフエンドメンバ7の第1縦壁21の上端部と、この上端部に上方から重合された(重ね合わされた)ヒンジリンフォース14の第2縦壁22の上端部とを車両前方側Frに折曲して、その折曲部23をルーフパネル9の下面に固定してある。
なお、後述するようにルーフエンドメンバ7とヒンジリンフォース14は、車両後方側でルーフパネル9の下面に固定され、車両の左右方向に沿った閉じ断面の構造となっている。
次に、中央シート5用のシートベルトリトラクタ10の取付け構造について説明する。
図2,図4,図7に示すようにシートベルトリトラクタ10は、シートベルト巻取り部15と、巻取り部15の巻取り軸を横軸芯周りに回転自在に支持する支持部16と、支持部16の下端部から左右両側に張り出す左右一対の板状の取付け部17,27とから成る。左右一対の取付け部17,27は巻取り部15を挟んで位置し、シートベルト28の巻取り繰り出し方向Jと直交する方向に並んでいる。
そして、ヒンジリンフォース14と、このヒンジリンフォース14が重合するルーフエンドメンバ7の一端部7Aとに、シートベルトリトラクタ10を収容する開口部18を形成してある。この開口部18は、ルーフエンドメンバ7とヒンジリンフォース14の互いに重なった第1底壁31及び第2底壁32と、互いに重なった第1段部41及び第2段部42とに上下方向から見て角形状に形成されており、ルーフパネル9のヒンジ取付け部13(図6参照)と車幅方向Dでほぼ同一位置に位置している。これによりシートベルト28を円滑に引き出すことができる。
また、ヒンジリンフォース14の開口部18よりも車両後方側の第1ヒンジリンフォース部分をルーフエンドメンバ7側から上方に立ち上げて側面視台形の台座状の立上がり部20を形成してある(図4,図5,図6参照)。立上がり部20の上面部20Jは上下方向で前記第1段部41の上面部及び第2段部42の上面部とほぼ同一位置に位置している。
図6に示すように、ルーフパネル9は立上がり部20の前壁20Aの上方で下方に折曲して下方に延び、前壁20Aの上端部近傍で車両後方側に折曲して車両後方側に延びている。この車両後方側に延びるルーフパネル部分を前記ヒンジ取付け部13に構成してある。
そして、立上がり部20の上面部20Jをヒンジ取付け部13に下側から重合し、バックドア1用のヒンジ12側の取付け部12Aをヒンジ取付け部13に上側から重合して、ヒンジ12側の取付け部12Aと、ヒンジ取付け部13と、立上がり部20の上面部20Jとの三者を第2取付けボルトB2(第2締結部材に相当)により共締め固定してある。これら三者には第2取付けボルトB2を挿通させるボルト挿通孔を形成してある。さらに、ヒンジ取付け部13よりも車両後方側のルーフパネル部分9Bを下方に屈曲させ、立上がり部20の後壁20B(車両後方側の壁部)に重合して溶接固着してある。前記ルーフパネル部分9Bの後端部は斜め上方に立ち上がっており、この後端部にウエザストリップ24の取付基部24Aを嵌合してある。ウエザストリップ24はゴム状の弾性部材から成り、バックドア1に圧縮されてルーフパネル9とバックドア1の間をシールする。
図3に示すように前記リヤピラー6の上端部6Aと、ルーフサイドレール8の後端部8A(車両後方側の端部)と、ルーフエンドメンバ7の一端部7Aのうちの開口部18よりも車幅方向外側(車両の左右中央とは反対側、車両側方側、以下同じ)の第1ルーフエンドメンバ部分50(図3参照)とに、これらと縦断面形状がほぼ同一でこれらを結合する板状のクオータインナエクステンション30を車室側から重合して溶接固着してある(図2参照)。そして、第1ルーフエンドメンバ部分50に重合したクオータインナエクステンション部分52の車両後方側の端部を車幅方向内側D1に延出して、その延出部33を開口部18の車両後方側に配置するとともに、ルーフエンドメンバ7の一端部7Aとヒンジリンフォース14に延出部33を溶接固着し、図2,図6に示すように、延出部33で立上がり部20の下方を閉塞して、延出部33と立上がり部20とで閉断面を構成してある。
また、前記延出部33の延出端部から車両前方側Frに延出して開口部18よりも車幅方向内側D1の第2ルーフエンドメンバ部分51(図3参照)に重合する第2の延出部33Bを設け、図2,図7に示すように、シートベルトリトラクタ10の一方の取付け部17を第2の延出部33Bに下側から重合して、前記一方の取付け部17を第2の延出部33Bと第2ルーフエンドメンバ部分51とヒンジリンフォース14とに第1取付けボルトB1(第1締結部材に相当)により共締め固定してある。さらに、シートベルトリトラクタ10の他方の取付け部27を、開口部18よりも車幅方向外側D2の前記クオータインナエクステンション部分52に下側から重合して、前記他方の取付け部27をクオータインナエクステンション部分52と第1ルーフエンドメンバ部分50とヒンジリンフォース14とに別の第1取付けボルトB1により共締め固定してある。
上記のように、シートベルトリトラクタ10の一対の取付け部17,27は開口部18の車幅方向両側に位置しており、一対の取付け部17,27を介してルーフエンドメンバ7・ヒンジリンフォース14・クオータインナエクステンション30でシートベルトリトラクタ10を開口部18の両側から支持している。すなわち、一対の取付け部17,27を介してルーフエンドメンバ7・ヒンジリンフォース・クオータインナエクステンション30でシートベルトリトラクタ10を両持ち支持している。
第1取付けボルトB1で共締め固定された四者には、一対の第1取付けボルトB1を各別に挿通させる一対のボルト挿通孔53を形成してあり(図3参照)、さらに、前記一対の取付け部17,27に各別に設けた一対の爪(図示せず)を仮止めさせる一対の長方形状の係合孔35も形成してある。この構成によれば、シートベルトリトラクタ10の一対の取付け部17,27を第1取付けボルトB1により共締め固定する前に、前記一対の爪を一対の係合孔35に各別に係合させてシートベルトリトラクタ10をルーフエンドメンバ7に仮止めさせることができ、シートベルトリトラクタ10の組付け性を向上させることができる。ヒンジリンフォース14の上面部には一対のナット36(図5参照)を溶接固着してあり、この一対のナット36に前記一対の第1取付けボルトB1が各別に螺合している(図7参照)。
図4,図6,図7に示すように、シートベルトリトラクタ10のルーフエンドメンバ7等への取付け状態で、ヒンジリンフォース14の開口部18がシートベルトリトラクタ10の巻取り部15を取り囲んでおり、開口部18から巻取り部15の下端部15Kが前記一対の取付け部17,27よりも下方に突出している。例えば、開口部18から巻取り部15の下端部が下方に突出しないように巻取り部15の全体をルーフエンドメンバ7内に収容すると、ルーフエンドメンバ7の高さ寸法が高くなって車室内の空間が上下方向で狭くなるが、本発明では、上記のように開口部18から巻取り部15の下端部15Kが下方に突出しているので、ルーフエンドメンバ7を上下に大きくする必要がなくなり、車室内の空間を上下に広くすることができる。
また、図5に示すように、シートベルトリトラクタ10の巻取り部15からシートベルト28が前下方の中央シート5側に向かって繰り出されるように、前記取付け状態でシートベルトリトラクタ10の一対の取付け部17,27が車幅方向Dに対して少し傾斜した方向に並んでいる。つまり、車両の中央側に向かって斜めに引き出されるシートベルトの引き出し方向に対して、略垂直方向に並んでシートベルトリトラクタ10の巻取り部15の両側に一対の取付け部17,27が配置されている。
三人掛けのリヤシートとその周りの構造を左斜め前方から見た図 シートベルトリトラクタの取付け構造を前下方から見た斜視図 リヤピラーと、ルーフサイドレールと、ルーフエンドメンバと、これらを結合するクオータインナエクステンションとの分解斜視図 シートベルトリトラクタの取付け構造の平面図(上方から見た図) ルーフエンドメンバと、このルーフエンドメンバに上方から取付けられたヒンジリンフォースとを示す平面図(上方から見た図) シートベルトリトラクタの取付け構造を示す縦断側面図 シートベルトリトラクタの取付け構造を示す図であり、図4のA−A断面図
符号の説明
1 バックドア
6 リヤピラー
7 ルーフエンドメンバ
7A ルーフエンドメンバの車両側方側の一端部
8 ルーフサイドレール
9 ルーフパネル
9B ルーフパネル部分
10 シートベルトリトラクタ
12 バックドアのヒンジ
12A ヒンジ側の取付け部
13 ヒンジ取付け部
14 ヒンジリンフォース
17,27 シートベルトリトラクタの取付け部
18 開口部
20 立上がり部
20J 立上がり部の上面部
20B 立上がり部の車両後方側の壁部(後壁)
28 シートベルト
30 クオータインナエクステンション
33 延出部
33B 第2の延出部
50 第1ルーフエンドメンバ部分
51 第2ルーフエンドメンバ部分
52 クオータインナエクステンション部分
B1 第1締結部材(第1取付けボルト)
B2 第2締結部材(第2取付けボルト)
D1 車幅方向内側
D2 車幅方向外側

Claims (4)

  1. バックドア用のヒンジ取付け部を補強するヒンジリンフォースが重合されたルーフエンドメンバの車両側方側の一端部に、シートベルトを巻き取るシートベルトリトラクタを取付けてあるシートベルトリトラクタの取付け構造であって、
    前記ヒンジリンフォースと、このヒンジリンフォースが重合する前記ルーフエンドメンバの一端部とに、前記シートベルトリトラクタを収容する開口部を形成し、
    前記シートベルトリトラクタの一対の取付け部を、前記開口部の両側で前記ルーフエンドメンバとヒンジリンフォースに第1締結部材により共締め固定し
    前記ヒンジリンフォースが前記ルーフエンドメンバの上側に位置し、かつ、前記ヒンジリンフォースの開口部が前記シートベルトリトラクタを取り囲むように前記ヒンジリンフォースを配置し、
    前記ヒンジリンフォースの開口部よりも車両後方側の第1ヒンジリンフォース部分を前記ルーフエンドメンバ側から上方に立ち上げて台座状の立上がり部を形成し、
    前記ヒンジリンフォースの上側のルーフパネルに設けた前記ヒンジ取付け部に前記立上がり部の上面部を下側から重合して、前記バックドア用のヒンジ側の取付け部を前記ヒンジ取付け部と立上がり部の上面部とに第2締結部材により共締め固定してあるシートベルトリトラクタの取付け構造。
  2. 前記ヒンジ取付け部よりも車両後方側のルーフパネル部分を下方に屈曲させ、前記立上がり部の車両後方側の壁部に重合して溶接固着してある請求項記載のシートベルトリトラクタの取付け構造。
  3. リヤピラーの上端部と、ルーフサイドレールの車両後方側の端部と、前記ルーフエンドメンバの一端部のうちの前記開口部よりも車幅方向外側の第1ルーフエンドメンバ部分とに、これらを結合するクオータインナエクステンションを重合し、
    前記第1ルーフエンドメンバ部分に重合したクオータインナエクステンション部分の車両後方側の端部を車幅方向内側に延出して、その延出部を前記開口部の車両後方側に配置するとともに、前記ルーフエンドメンバの一端部と前記ヒンジリンフォースに前記延出部を溶接固着し、
    前記延出部で前記立上がり部の下方を閉塞して、前記延出部と前記立上がり部とで閉断面を構成してある請求項又は記載のシートベルトリトラクタの取付け構造。
  4. 前記延出部の延出端部から車両前方側に延出して前記開口部よりも車幅方向内側の第2ルーフエンドメンバ部分に重合する第2の延出部を設け、
    前記シートベルトリトラクタの一方の取付け部を、前記第2の延出部と第2ルーフエンドメンバ部分とヒンジリンフォースに前記第1締結部材により共締め固定し、
    前記シートベルトリトラクタの他方の取付け部を、前記クオータインナエクステンション部分と第1ルーフエンドメンバ部分とヒンジリンフォースに前記第1締結部材により共締め固定してある請求項記載のシートベルトリトラクタの取付け構造。
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