JP2009173170A - 車体側部ピラー構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】車体側部ピラー基部の剛性を高め、側突時の内折れを防止できる車体側部ピラー構造の実現。
【解決手段】サイドシル4とルーフ部とを上下に結合して、その基部の車室内側部位にシートベルトリトラクタ5を収容するための開口部3aを有する車体側部ピラー構造であって、前記開口部が、その周縁部のインナパネル33に締結固定される平板状の蓋体7により閉塞され、前記蓋体は、前記リトラクタから引き出されたシートベルトを挿通する挿通孔7aを有する。
【選択図】図1
【解決手段】サイドシル4とルーフ部とを上下に結合して、その基部の車室内側部位にシートベルトリトラクタ5を収容するための開口部3aを有する車体側部ピラー構造であって、前記開口部が、その周縁部のインナパネル33に締結固定される平板状の蓋体7により閉塞され、前記蓋体は、前記リトラクタから引き出されたシートベルトを挿通する挿通孔7aを有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、シートベルトリトラクタが内装される車体側部ピラー構造に関する。
従来の車体側部ピラー構造として、特許文献1には、前席シートバック後部において、Bピラー基部と、車幅中央部で前後方向に延びるトンネル部とを連結する荷重伝達部材が記載されている。これによれば、側突荷重を、車体側部(Bピラー)だけでなく、車幅方向に延びる荷重伝達部材を通じてトンネル部でも受け止めるので、Bピラーが車室内側への倒れを防止できる。
特開2006−248388号公報
上記特許文献1では、Bピラー基部にリトラクタ開口部が開口しているので、十分な強度が得られず、側突時にBピラーが車室内側に折れ曲がる現象(以下、内折れ)が発生する。また、衝突時の衝撃やBピラーの変形により開口部に収容されたリトラクタが車室内側に飛び出すこともある。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされ、その目的は、車体側部ピラー基部の剛性を高め、側突時の内折れを防止できる車体側部ピラー構造を実現することである。
上述の課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る第1の形態は、サイドシルとルーフ部とを上下に結合して、その基部の車室内側部位にシートベルトリトラクタを収容するための開口部を有する車体側部ピラー構造であって、前記開口部が、その周縁部のインナパネルに締結固定される平板状の蓋体により閉塞され、前記蓋体は、前記リトラクタから引き出されたシートベルトを挿通する挿通孔を有する。第1の形態によれば、車体側部ピラー基部の剛性を高め、側突時の車体側部ピラーの内折れを低減することができる。また、蓋体により開口部を閉塞することでリトラクタが車室内側に飛び出すことを阻止できる。更に、車体側部ピラー内部を伝わる騒音が開口部を通じて車室内側に漏出することを防止できる。
また、第2の形態は、前記リトラクタを締結固定する締結孔を有するリトラクタブラケットが、前記開口部に向けて突出するように前記インナパネルに結合され、前記蓋体は、前記リトラクタと共に前記締結孔に共締めされる主固定孔を有する。これにより、リトラクタブラケットと蓋体とを一体化して、車体側部ピラー基部の剛性を高め、かつリトラクタの支持剛性を向上することができる。
また、第3の形態は、前記車体側部ピラー内部に、前記開口部の周縁部のインナパネルと、その車幅方向外側に位置してピラー閉断面を形成するアウタパネル又はピラーレインとを車幅方向に横断して連結する節部材を設け、前記蓋体は、前記節部材と前記インナパネルとを挟んで共締め固定される。これにより、節部材が側突時の衝撃による車体側部ピラー閉断面の潰れに抗して車体側部ピラーの車室内側への侵入量を低減できる。また、節部材が車体側部ピラー基部の剛性を高め、側突時の車体側部ピラーの内折れを低減することができる。
また、第4の形態は、前記蓋体の挿通孔に、前記シートベルトの送り出し及び巻き取りを案内するガイド部材を嵌装した。これにより、シートベルトの擦り切れを防止し、ベルトガイドがシートベルトが汗などで濡れることでシートベルトに付着した塵埃をベルトガイドによってリトラクタ内部に侵入する前に掻き落とすことができる。
本発明によれば、車体側部ピラー基部の開口部が蓋体で閉塞されるため、車体側部ピラー基部の剛性を高め、側突時の内折れを防止できる。
以下に、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
尚、以下に説明する実施の形態は、本発明の実現手段としての一例であり、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で下記実施形態を修正又は変形したものに適用可能である。
[第1の実施形態]
図1は本発明に係る第1の実施形態の車体右側部ピラー構造を示す分解斜視図である。図2は図1に示す節部材の分解斜視図である。図3は図1の車体右側部ピラー基部をP1平面で切断し上方から見た断面図である。図4は図1の蓋体をP2平面で切断し左側から見た断面図である。なお、本発明に係る車体側部ピラー構造は、概ね左右対称であるので、左側の図示は省略する。
図1は本発明に係る第1の実施形態の車体右側部ピラー構造を示す分解斜視図である。図2は図1に示す節部材の分解斜視図である。図3は図1の車体右側部ピラー基部をP1平面で切断し上方から見た断面図である。図4は図1の蓋体をP2平面で切断し左側から見た断面図である。なお、本発明に係る車体側部ピラー構造は、概ね左右対称であるので、左側の図示は省略する。
図1乃至図4において、本発明に係る車体側部ピラーは、例えば、セダンタイプの車両であって、車体側部に形成された前席乗降開口1及び後席乗降開口2の間に鉛直方向に延びる鋼材からなるBピラー3(センターピラーともいう。)に適用されるが、Bピラーに限定されるものではなく、Bピラー以外の車体側部の構造物にも適用可能である。
Bピラー3は中空状の閉断面を構成し、前後席乗降開口1下部に前後方向に延びるサイドシル4と車体上部のルーフパネル側部のサイドルーフレール(不図示)とに上下に結合されている。Bピラー3の下端部であってサイドシル4との結合部近傍(Bピラー基部ともいう。)には、その車室内側面部に前席用シートベルトリトラクタ5を収容するための矩形状のリトラクタ開口部3aが形成されている。Bピラー3のアウタパネル31の下端部は、末広がり状に車体前後方向に徐々に拡大された形状を有し、その下部のサイドシル4のアウタパネル41と一体的に構成されている。また、Bピラー3のピラーレイン32の下端部も末広がり状に車体前後方向に徐々に拡大された形状を有し、サイドシル4のアウタパネル41の上面部に溶接等の接合手段によって結合されている。更に、Bピラー3のインナパネル33の下端部も末広がり状に車体前後方向に徐々に拡大された形状を有し、サイドシル4のアウタパネル41とサイドシルレイン42とインナパネル43の各上縁フランジ部に一体的に溶接等の接合手段によって結合されている。
Bピラー3は、車室内側に位置してわずかに凸形状のインナパネル33と、車幅外側に位置して大きく凸形状のアウタパネル31と、両パネルの間であってアウタパネル側に近接して凸形状のピラーレイン32とからなり、それぞれの上下方向に延びるフランジ部31a,32a,33aを溶接等の接合手段によって結合してBピラー閉断面を形成している。なお、ピラーレイン32が設けられていない車種もある。
そして、リトラクタ開口部3aが形成されたBピラー3の中空内部には、インナパネル33とアウタパネル31又はピラーレイン32とに結合される車幅方向に延在した矩形筒状で車室内側に開口部6aを有する節部材6が設けられている。この節部材6は、車室内から見た車体側面視でリトラクタ開口部3aの周縁部を取り囲むように配置され、リトラクタ開口部3aが形成されたインナパネル33の周縁部と、アウタパネル31又はピラーレイン32とに車幅方向に横断するように連結されている。
また、リトラクタ開口部3aは、シートベルトリトラクタ5とともに、インナパネル33のリトラクタ開口部3aの周縁部に締結固定される平板状の蓋体7により閉塞される。蓋体7の4つの周縁部のうち、上縁部及び両側縁部には長方形状の拡大部71,72が形成されており、それぞれの拡大部71,72には2つずつの取付孔73が形成されている。また、蓋体7の下縁部は下方に突出する拡大部74が形成されており、その拡大部74には上記取付孔73より大径のリトラクタ固定孔75が形成されている。更に、蓋体7には、シートベルトリトラクタ5から引き出されたシートベルト5aを挿通するスリット状の挿通孔7aが形成され、この挿通孔7aには、シートベルト5aの送り出し及び巻き取りを案内する樹脂製のガイド部材76が嵌装されている。このガイド部材76は、シートベルト5aの擦り切れを防止し、シートベルト5aが汗などで濡れることでシートベルト5aに付着した塵埃をシートベルトリトラクタ5内部に侵入する前に掻き落とす機能を有する。
節部材6は、コの字状に折り曲げられた第1の部材6Aと、第1の部材6Aのコの字状の開口側の側縁部に結合される板状の第2の部材6Bとからなる。第1及び第2の部材6A,6Bには、曲げ加工を容易化するために、折り曲げられる各角部に切り欠き6bが設けられている。また、第1の部材6Aは、コの字状の3つの前縁部において外側に折り曲げられた前フランジ部61,62,63と、コの字状の3つの後縁部において内側に折り曲げられた後フランジ部66とが形成されている。
3つの前フランジ部61,62,63のうち、上部及び側部の2つの前フランジ部61,62の車幅外側面部にはそれぞれ2つずつのナット部61a,62aが設けられ、残りの1つの下部の前フランジ部63の車幅外側面部は、下方に突出する拡大部が形成され、この拡大部に上記ナット部61a,62aより大径のリトラクタ固定ナット部63aが設けられている。
また、第2の部材6Bの4つの周縁部のうち、前縁部には外側に折り曲げられた前フランジ部64が形成され、2つの側縁部及び後縁部には内側に折り曲げられた側フランジ部65及び後フランジ部67がそれぞれ形成されている。第2の部材6Bの前フランジ部64の車幅外側面部には2つのナット部64aが設けられている。ここで、第2の部材6Bの2つの側フランジ部65が第1の部材6Aのコの字状の側縁部6cにスポット溶接等の接合手段によって3〜4箇所で結合され、後フランジ部67は第1の部材6Aの側縁部に繋がる2つの後フランジ部66にスポット溶接等の接合手段によって3〜4箇所で結合されることによって、車室内側開口部6aの周縁部に前フランジ61,62,63,64が形成された矩形筒状となり、節部材6を安価に構成できる。
シートベルトリトラクタ5は、シートベルトが巻かれたボビン部51と、ボビン部51を回動自在に軸支するブラケット部52とを有する。ブラケット部52の下部には下方に突出する拡大部53が形成され、この拡大部53に主固定孔54が設けられ、上部には上方に突出する拡大部55が形成され、この拡大部55に主固定孔54より小径の振れ止め用の補助孔56が設けられている。また、ブラケット部52には、ボビン部51から引き出されるシートベルト5aを挿通させるスリット状の挿通孔57が形成されている。ボビン部51は、無負荷時においてシートベルト5aを巻き取る方向に回動するようにバネ等の付勢手段により付勢されている。また、シートベルトリトラクタ5には、前突時にシートベルト5aを瞬間的に引き込み、乗員をシートに固定するシートベルトプリテンショナ58が設けられている。
サイドシル4は、車室内側に位置して小さく凸形状のインナパネル43と、車幅外側に位置してBピラー3のアウタパネル31と一体的に形成された大きく凸形状のアウタパネル41と、両パネルの間であってアウタパネル側に近接して凸形状のピラーレイン42とからなる。
シートベルト5aの一端部はボビン部51に固定され、他端部はBピラー3上部に設けられた不図示の上ガイド部を通じてサイドシル4のインナパネル43にボルト等により締結固定されたシートベルトアンカー部59に固定される。そして、シートベルト5aにおける上ガイド部とシートベルトアンカー部5bとの間にはタング5cが挿通されていて、このタング5cがシートクッション側部においてフロアパネル8上に固定された不図示のバックル部に係止可能に構成されている。
上記構成において、以下の手順により、Bピラー3のリトラクタ開口部3aに、節部材6、シートベルトリトラクタ5、蓋体7が組み付けられる。
先ず、リトラクタ開口部3aの位置に合うように節部材6の後フランジ部66,67をBピラー3のアウタパネル31又はピラーレイン32の内部側面部にスポット溶接等の接合手段により3〜4箇所で結合する。
次に、節部材6の前フランジ部61,62,63,64が車室内から見た車体側面視でリトラクタ開口部3aの周縁部に位置するように、節部材6の車室内側に開口する開口部6aとリトラクタ開口部3aとの位置を合わせた状態で、Bピラー3のインナパネル33をアウタパネル31又はピラーレイン32に溶接等の接合手段により結合する。ここで、節部材6の前フランジ部61,62,63,64はBピラー3のインナパネル33の内部側面に対して溶接等による結合はされていない。
次に、シートベルトリトラクタ5を節部材6の車室内側開口部6aから中空内部に収容した上でシートベルトリトラクタ5の主固定孔54と蓋体7のリトラクタ固定孔75とを節部材6のリトラクタ固定ナット部63aに対してリトラクタ固定ボルト77により共締めして固定するとともに、シートベルトリトラクタ5の補助孔56をBピラー3のインナパネル33に形成された補助ナット部34に締結固定する。
次に、シートベルト5aの他端部を蓋体7のガイド部76に通してから、蓋体7の取付孔73を節部材6のナット部61a,62a,64aに蓋体固定ボルト7により締結固定する。
その後、シートベルト5aを上ガイド部に通してタング5cを装着し、シートベルトアンカー部5bに固定する。
上記構成において、特に節部材6を設けたことにより、Bピラー3基部にリトラクタ開口部3aを形成したことによる曲げ弱さが節部材6により補強され、側突時のBピラー3基部での内折れを低減することができる。また、節部材6が側突時の衝撃によるBピラー閉断面の潰れに抗してBピラー3の車室内側への侵入量を低減できる。また、節部材6がBピラー3基部を頑強にするので(衝突エネルギーは側突相手車両の変形により吸収するので)、側突時の衝撃によりBピラー3が潰れてシートベルトリトラクタ5が車室内側に飛び出すことを阻止できる。
また、節部材6の前フランジ部61,62,63,64がリトラクタ開口部3aの周縁部を取り囲むように結合されるので、リトラクタ開口部3aの周縁部全域を利用してBピラー3基部の剛性を高めることができる。
また、節部材6は一枚の第1の板材6Aを折り曲げてその側縁部6cと第2の板材6Bの側縁部65とを結合して筒状に形成されるので、節部材6の車幅方向の潰れ剛性が大きく向上し、側突時のBピラー3の内折れ防止効果を増進させる。
また、節部材6によりリトラクタ開口部3aに箱体が形成されてBピラー3基部の剛性が高まるので、側突時のBピラー3の内折れ防止効果を増進させる。
更に、節部材6によりBピラー3の中空内部が遮断され、サイドシル4等からBピラー3の中空内部を通って伝わる騒音がリトラクタ開口部3aを通じて車室内側に漏出することを防止できる。
一方、蓋体7を設けたことによってもBピラー3基部の剛性を高め、側突時のBピラー3の内折れを低減することができる。また、蓋体7によりリトラクタ開口部3aを閉塞することでシートベルトリトラクタ5が車室内側に飛び出すことを阻止できる。
更に、サイドシル4等からBピラー3の中空内部を通って伝わる騒音がリトラクタ開口部3aを通じて車室内側に漏出することを防止できる。
また、シートベルトリトラクタ5と蓋体7とをリトラクタ開口部3aに共締め固定するので、これらを一体化してBピラー3基部の剛性を高め、かつシートベルトリトラクタ5の支持剛性を向上することができる。
[第2の実施形態]
上述した第1の実施形態では、リトラクタ開口部3aに節部材6を設け、シートベルトリトラクタ5を配置するとともに蓋体7で閉塞する構成であったが、リトラクタ開口部3aを蓋体7で閉塞せず、即ちシートベルトリトラクタ5をリトラクタ開口部3aから車室内側に露出するように構成してもよい。
上述した第1の実施形態では、リトラクタ開口部3aに節部材6を設け、シートベルトリトラクタ5を配置するとともに蓋体7で閉塞する構成であったが、リトラクタ開口部3aを蓋体7で閉塞せず、即ちシートベルトリトラクタ5をリトラクタ開口部3aから車室内側に露出するように構成してもよい。
図5は第2の実施形態の車体側部ピラー構造を車室内側から見た外観図である。
図示のように、蓋体7を設けなくとも、Bピラー3基部にリトラクタ開口部3aを形成したことによる曲げ弱さが節部材6により補強され、側突時のBピラー3基部での内折れを低減することができる。また、節部材6がBピラー3基部を頑強にするので(衝突エネルギーは側突相手車両の変形により吸収するので)、側突時の衝撃によりBピラー3が潰れてシートベルトリトラクタ5が車室内側に飛び出すことを阻止できる。
また、節部材6の前フランジ部61,62,63,64がリトラクタ開口部3aの周縁部を取り囲むように結合されるので、リトラクタ開口部3aの周縁部全域を利用してBピラー3基部の剛性を高めることができる。
また、節部材6は一枚の第1の板材6Aを折り曲げてその側縁部6cと第2の板材6Bの側縁部65とを結合して筒状に形成されるので、節部材6の車幅方向の潰れ剛性が大きく向上し、側突時のBピラー3の内折れ防止効果を増進させる。
また、節部材6によりリトラクタ開口部3aに箱体が形成されてBピラー3基部の剛性が高まるので、側突時のBピラー3の内折れ防止効果を増進させる。
更に、節部材6によってもBピラー3の中空内部が遮断されるので、サイドシル4等からBピラー3の中空内部を通って伝わる騒音がリトラクタ開口部3aを通じて車室内側に漏出することを防止できる。
[第3の実施形態]
上述した第1の実施形態では、リトラクタ開口部3aに節部材6を設け、シートベルトリトラクタ5を配置するとともに蓋体7で閉塞する構成であったが、リトラクタ開口部3aに節部材6を設けず、即ちシートベルトリトラクタ5と蓋体7とをリトラクタ開口部3aの周縁部に共締め固定するように構成してもよい。
上述した第1の実施形態では、リトラクタ開口部3aに節部材6を設け、シートベルトリトラクタ5を配置するとともに蓋体7で閉塞する構成であったが、リトラクタ開口部3aに節部材6を設けず、即ちシートベルトリトラクタ5と蓋体7とをリトラクタ開口部3aの周縁部に共締め固定するように構成してもよい。
このように、節部材6を設けなくとも、蓋体7によってBピラー3基部の剛性を高め、側突時のBピラー3の内折れを低減することができる。また、蓋体7によりリトラクタ開口部3aを閉塞することでシートベルトリトラクタ5が車室内側に飛び出すことを阻止できる。
更に、サイドシル4等からBピラー3の中空内部を通って伝わる騒音がリトラクタ開口部3aを通じて車室内側に漏出することを防止できる。
また、シートベルトリトラクタ5と蓋体7とをリトラクタ開口部3aの周縁部に共締め固定するので、これらを一体化してBピラー3基部の剛性を高め、かつシートベルトリトラクタ5の支持剛性を向上することができる。
1 前席乗降開口
2 後席乗降開口
3 Bピラー
4 サイドシル
5 前席用シートベルトリトラクタ
5a シートベルト
6 節部材
6A 第1の部材
6B 第2の部材
7 蓋体
8 フロアパネル
31 Bピラーのアウタパネル
32 Bピラーのピラーレイン
33 Bピラーのインナパネル
41 サイドシルのアウタパネル
42 サイドシルレイン
43 サイドシルのインナパネル
51 ボビン部
52 ブラケット部
58 シートベルトプリテンショナ
61,62,63,64 前フランジ部
66,67 後フランジ部
76 ガイド部材
2 後席乗降開口
3 Bピラー
4 サイドシル
5 前席用シートベルトリトラクタ
5a シートベルト
6 節部材
6A 第1の部材
6B 第2の部材
7 蓋体
8 フロアパネル
31 Bピラーのアウタパネル
32 Bピラーのピラーレイン
33 Bピラーのインナパネル
41 サイドシルのアウタパネル
42 サイドシルレイン
43 サイドシルのインナパネル
51 ボビン部
52 ブラケット部
58 シートベルトプリテンショナ
61,62,63,64 前フランジ部
66,67 後フランジ部
76 ガイド部材
Claims (4)
- サイドシルとルーフ部とを上下に結合して、その基部の車室内側部位にシートベルトリトラクタを収容するための開口部を有する車体側部ピラー構造であって、
前記開口部が、その周縁部のインナパネルに締結固定される平板状の蓋体により閉塞され、
前記蓋体は、前記リトラクタから引き出されたシートベルトを挿通する挿通孔を有することを特徴とする車体側部ピラー構造。 - 前記リトラクタを締結固定する締結孔を有するリトラクタブラケットが、前記開口部に向けて突出するように前記インナパネルに結合され、
前記蓋体は、前記リトラクタと共に前記締結孔に共締めされる主固定孔を有することを特徴とする請求項1に記載の車体側部ピラー構造。 - 前記車体側部ピラー内部に、前記開口部の周縁部のインナパネルと、その車幅方向外側に位置してピラー閉断面を形成するアウタパネル又はピラーレインとを車幅方向に横断して連結する節部材を設け、
前記蓋体は、前記節部材と前記インナパネルとを挟んで共締め固定されることを特徴とする請求項1又は2に記載の車体側部ピラー構造。 - 前記蓋体の挿通孔に、前記シートベルトの送り出し及び巻き取りを案内するガイド部材を嵌装したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の車体側部ピラー構造。
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2008
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