JP2003245108A - 耐久性に優れたループ面ファスナー - Google Patents
耐久性に優れたループ面ファスナーInfo
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Abstract
ープ状係合素子の倒れこみ変形の少ない耐久性に優れた
ループ面ファスナーを提供する。 【解決手段】ジカルボン酸成分としてテレフタール酸、
ジアミン成分として1,9−ノナンジアミンを用いて得
られるポリアミド繊維からなるループ状係合素子が基布
に立設されているループ面ファスナー。
Description
た基布に多数のループ状係合素子が立設されている布製
の面ファスナーに関し、さらに詳しくは特定のポリアミ
ド繊維からなるループ状係合素子が立設されている耐久
性に優れたループ面ファスナーに関する。 【0002】 【従来の技術】繊維を織製または編製した基布とその表
面にそれぞれフック状係合素子およびループ状係合素子
を立設し、この両者を係合する面ファスナーは布製の面
ファスナーとして広く使用されている。近年、面ファス
ナーの用途が広がり、リネンと呼ばれるシーツ、ふとん
カバー、枕カバー、椅子カバーなどにループ状係合素子
を有する面ファスナー(以下、ループ面ファスナーと略
称することがある)を付設し、一方、カバーされるベッ
ド、ふとん、枕、椅子などの本体にフック状係合素子を
有する面ファスナー(以下、フック面ファスナーと略称
することがある)を付設し、そしてフック状係合素子と
ループ状係合素子を係合することにより、本体にカバー
体を固定する使用形態が増加している。 【0003】このような用途分野においては、カバー体
は繰り返し洗濯、アイロン掛け処理を受けるため、カバ
ー体に付設するループ面ファスナーのループ状係合素子
は、柔軟で変形に耐えうるものであらねばならない。し
かしながら、従来のループ面ファスナーを付設したカバ
ー体をアイロン掛け処理、すなわち加圧下に150℃近
辺の湿熱処理を繰り返し行うと、基布に立設されたルー
プ状係合素子が回復し難い変形を起こし、ループ状係合
素子が基布に倒れこみ元の形状に回復することがなく、
面ファスナーの係合性能が大きく低下するという問題が
あった。 【0004】従来、ループ面ファスナーのループ状係合
素子としては、弾性率や変形回復性などの点で、ナイロ
ン6またはナイロン66からなる繊維から構成されるこ
とが多いが、これらナイロン繊維が耐熱性に劣ることが
上記の問題を生じる原因であると考えられる。そのため
に、これらナイロン繊維に比較して耐熱性に優れるポリ
エステル繊維でループ状係合素子を構成した面ファスナ
ーが提案されているが、上記のアイロン掛けを行うと、
加熱下で受けた変形の回復性はこれらナイロン繊維より
も劣り、繰り返しのアイロン掛け処理によりループ面フ
ァスナーの係合性能は大きく低下する。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】本発明者らは上記の問
題を解決する手段について検討した結果、特定の繊維を
ループ状係合素子とすることにより、アイロン掛け処理
に耐え得るループ面ファスナーを得ることができること
を見出した。本発明は、高温度での湿熱加圧処理に対す
る耐久性に優れたループ面ファスナーを提供することを
目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、ジカ
ルボン酸単位の60〜100モル%が芳香族ジカルボン
酸単位であり、ジアミン単位の60〜100モル%が炭
素数6〜12の脂肪族ジアミン単位であるポリアミド繊
維からなるループ状係合素子が基布に立設されているル
ープ面ファスナーである。 【0007】 【発明の実施の形態】本発明に用いられるポリアミド
は、ジカルボン酸単位の60〜100モル%が芳香族ジ
カルボン酸単位からなり、ジアミン単位の60〜100
モル%が炭素数6〜12の脂肪族ジアミン単位からな
り、好ましくは上記芳香族ジカルボン酸単位と上記脂肪
族ジアミン単位から主としてなり、かつその末端基の1
0%以上が封止されたポリアミドであり、さらに好まし
くはこのような条件と共に濃硫酸中30℃で測定した極
限粘度[η]が0.4〜3.0dl/gという条件をも同
時に満足するポリアミドである。 【0008】本発明に用いられるポリアミドは、ジカル
ボン酸単位としては、耐湿熱性及び係合性能、更に機械
的性能の点から芳香族ジカルボン酸単位を60モル%以
上含有することが必要であり、75モル%以上含有する
ことが好ましく、90モル%以上含有することがより好
ましい。芳香族ジカルボン酸の例としては、テレフタル
酸、イソフタル酸、ナトリウムスルホイソフタル酸、
2,6−ナフタレンジカルボン酸、2、7−ナフタレン
ジカルボン酸、1、4−ナフタレンジカルボン酸、1,
4−フェニレンジオキシジ酢酸、1,3−フェニレンジ
オキシジ酢酸、ジフェン酸、4,4’−オキシジ安息香
酸、ジフェニルメタン−4,4’−ジカルボン酸、ジフ
ェニルスルホン−4,4’−ジカルボン酸、4,4’−
ビフェニルジカルボン酸などが挙げられるが、テレフタ
ル酸および2,6−ナフタレンジカルボン酸が好適な例
として挙げられ、もっとも好ましくはテレフタル酸であ
る。具体的には芳香族ジカルボン酸の80モル%以上が
テレフタル酸が好適で、最も好ましくは芳香族ジカルボ
ン酸の実質的な全てがテレフタル酸である場合である。 【0009】芳香族ジカルボン酸以外のジカルボン酸と
しては、マロン酸、ジメチルマロン酸、コハク酸、3,
3−ジエチルコハク酸、グルタル酸、2,2−ジメチル
グルタル酸、アジピン酸、2−メチルアジピン酸、トリ
メチルアジピン酸、ピメリン酸、アゼライン酸、セバシ
ン酸、スベリン酸などの脂肪族ジカルボン酸;1,3−
シクロペンタンジカルボン酸、1,4−シクロヘキサン
ジカルボン酸などの脂環式ジカルボン酸が挙げられ、こ
れらから選ばれる1種または2種以上のジカルボン酸単
位が共重合単位として導入されていてもよい。さらにト
リメリット酸、トリメシン酸、ピロメリット酸などの3
官能性以上の多価カルボン酸を溶融紡糸可能な範囲の量
で含ませることができる。 【0010】ジアミン単位としては、その60〜100
モル%が炭素数6〜12の脂肪族ジアミン単位であるこ
とが必要であり、好ましくは炭素数6〜12の脂肪族ジ
アミン単位を75モル%以上含有する場合であり、より
好ましくは90モル%以上含有する場合である。炭素数
6〜12の脂肪族ジアミン単位の例として、1,6−ヘ
キサンジアミン、1,8−オクタンジアミン、1,9−
ノナンジアミン、1,10−デカンジアミン、1,12
−ドデカンジアミン、2−メチル−1,5−ペンタンジ
アミン、3−メチル−1,5−ペンタンジアミン、2,
2,4−トリメチル−1,6−ヘキサンジアミン、2,
4,4−トリメチル−1,6−ヘキサンジアミン、2−
メチル−1,8−オクタンジアミン、5−メチル−1,
9−ノナンジアミンなどの脂肪族ジアミンから誘導され
る単位が挙げられ、これらの中で好適例として、耐へた
り性及び耐久性の点から1,9−ノナンジアミン単位が
挙げられ、最も好ましい例としては、1,9−ノナンジ
アミン単位と2−メチル−1,8−オクタジアミンの併
用が挙げられる。その際の1,9−ノナンジアミン単位
と2−メチル−1,8−オクタジアミン単位の好適なモ
ル比としては9:1〜1:9の範囲でかつ炭素数6〜1
2の脂肪族ジアミン単位の80モル%以上が1,9−ノ
ナンジアミン単位と2−メチル−1,8−オクタジアミ
ン単位である場合が好ましい。 【0011】炭素数6〜12の脂肪族ジアミン単位以外
のジアミンの具体例として、エチレンジアミン、プロピ
レンジアミン、テトラメチレンジアミン、ペンタメチレ
ンジアミン等の炭素数6未満の脂肪族ジアミン;シクロ
ヘキサンジアミン、メチルシクロヘキサンジアミン、イ
ソホロンジアミンなどの脂環式ジアミン;p−フェニレ
ンジアミン、m−フェニレンジアミン、キシレリンジア
ミン、キシレンジアミン、4,4’−ジアミノジフェニ
ルメタン、4,4’−ジアミノジフェニルスルホン、
4,4’−ジアミノジフェニルエーテルなどの芳香族ジ
アミンが挙げられる。 【0012】本発明に用いられるポリアミドは、その分
子鎖の末端基の10%以上が末端封止剤によって封止さ
れているのが好ましく、末端基の40%以上が封止され
ているのがより好ましく、末端基の70%以上が封止さ
れているのがもっとも好ましい。本発明に用いるポリア
ミドの末端基の封止が10%未満である場合には、紡糸
時に断糸が起きやすく、得られた繊維は着色しており、
強度も十分なものとはなり得ない。 【0013】末端封止剤としては、ポリアミド末端のア
ミノ基またはカルボキシル基と反応性を有する単官能性
化合物であれば特に制限はないが、反応性および封止末
端の安定性などの点から、安息香酸で代表されるモノカ
ルボン酸またはモノアミンが好ましく、取り扱いの容易
さなどの点から、モノカルボン酸がより好ましい。上記
化合物の他、無水フタル酸などの酸無水物、モノイソシ
アネート、モノ酸ハロゲン化物、モノエステル類、モノ
アルコール類なども使用できる。 【0014】用いられるポリアミドの製造方法は特に制
限されず、ポリアミドの製造方法として知られている任
意の製造方法を用いることができる。例えば、酸クロラ
イドとジアミンを原料とする溶液重合法あるいは界面重
合法により、またジカルボン酸とジアミンを原料とする
溶融重合法、固相重合法、溶融押出機重合法などの方法
により重合することができる。 【0015】本発明に用いられるポリアミドは、分子量
の尺度として、濃硫酸中30℃で測定した極限粘度[η]
が0.6〜2.0dl/gの範囲であるのが好ましく、
より好ましくは0.6〜1.8dl/gの範囲であり、
最も好ましくは0.7〜1.5dl/gの範囲である。
極限粘度がこの範囲内であると溶融紡糸性が良好であ
り、さらに得られる繊維の機械的性能も優れている。本
発明で用いるポリアミド繊維に関しては、特開平9−1
2714号公報や特開平9−13222号公報などに記
載されている。 【0016】ループ状係合素子を構成するポリアミド系
繊維には、必要により、染料、顔料等の着色剤、酸化防
止剤や光安定剤で代表される各種安定剤等が付与されて
いてもよく、更に繊維表面には、繊維の滑りを良くする
薬剤が塗布されていてもよい。 【0017】本発明のループ面ファスナーは、上記した
ポリアミド繊維からなり、直径20〜100ミクロン、
より好ましくはループ状係合素子の耐へたり性を高め、
かつ面ファスナーの手触り感を低下させない上から、直
径40〜90ミクロンの単繊維を10〜90本合糸した
マルチフィラメントをループ形成用繊維とする。このよ
うなループ状係合素子形成繊維を面ファスナー基布を構
成する他の経糸および緯糸とともに織成し、常法により
バックコーテイング処理、熱固定処理などを行って製造
することができる。もちろん他の経糸及び緯糸は、上記
した特定のポリアミドから構成されていてもよいし、そ
れ以外のポリアミド繊維やポリエステル繊維、その他の
合成繊維、天然繊維、再生繊維等で構成されていてもよ
い。ループ状係合素子の高さとしては、基布面から1〜
5mm程度突出している場合が、ループの湿熱加圧処理
時のループ糸のへたりを軽減できる点から好ましい。 【0018】本発明はループ面ファスナーに関するもの
であるが、本発明でいうループ面ファスナーとは、ルー
プ状係合素子のみが立設された面ファスナーとフック状
係合素子のみが立設された面ファスナーとを係合して用
いる場合のループ面ファスナーのみを意味するのではな
く、同一基布面上に、ループ状係合素子とフック状係合
素子が共存する場合の面ファスナーも含まれる。すなわ
ち、基布面にループ状係合素子を有する面ファスナーで
あるならば、全て本発明で言うループ面ファスナーに含
まれる。 【0019】本発明による面ファスナーの湿熱加圧処理
に対する耐久性は、以下の方法により、洗濯後のアイロ
ン掛けしたループ面ファスナーの係合力により評価す
る。綿布(目付け200g/m2)に縫製された試料ル
ープ面ファスナー(幅25mm、長さ100mm)を家
庭用洗濯機に浴比1:50となるように常温水道水に投
入し、さらに弱アルカリ性合成洗剤(ライオン(株)社
製、トップ(商品名))を1g/リットルの割合で加
え、1時間連続洗濯後、すすぎ5分および遠心脱水5分
する。次いで試料ループ面ファスナーを150℃に設定
したホフマン型ホットプレス機にて5分間プレス処理す
る。上記の洗濯・プレス操作を1サイクルとし、所定の
回数の操作を行う。試料のループ面ファスナーの係合強
力を、フック面ファスナー(ポリエステル製モノフィラ
メントからなるフック状係合素子繊維の太さは0.20
mm、係合素子の高さ1.80mm、係合素子の密度4
0本/cm2)を用いJIS−L−3416法に準じた
方法で測定する。 【0020】 【実施例】以下、実施例によってさらに本発明を説明す
るが、本発明はそれらによって何ら制限を受けるもので
ない。 【0021】実施例1 テレフタル酸をジカルボン酸成分とし、1,9−ノナン
ジアミンおよび2−メチル−1,8−オクタンジアミン
(モル比1:1)をジアミン成分とし、安息香酸を末端
封止剤として重合反応させて、末端封止率90%、極限
粘度[η]0.8dl/gを有するポリアミドを得た。こ
のポリアミドを溶融紡糸して得られた繊度230dte
x/10フィラメントのポリアミドマルチフィラメント
(個々のフィラメント太さ:48ミクロン)をループ糸
とし、167dtex/48フィラメントのポリエステ
ルマルチフィラメントを基布の経糸および緯糸とし、ル
ープ高さが2.89mm、ループ密度60本/cm2の
ループ面ファスナーを作製した。得られたループ面ファ
スナーの洗濯耐久性を前述の評価方法で測定した。また
洗濯処理前の係合強力および5サイクル後の係合強力を
上記の方法で測定し、係合強力とその保持率を示した。
本発明のループ面ファスナーは従来のポリエステル製及
びナイロン製のループ面ファスナーより良好な保持性を
示した。その結果を表1に示した。 【0022】比較例1 繊度267dtex/10フィラメントのポリエステル
マルチフィラメントをループ糸とし、167dtex/
48フィラメントのポリエステルマルチフィラメントを
基布の経糸および緯糸とてループ面ファスナーを作製し
た。ループ高さは2.59mm、ループ密度60本/c
m2であった。実施例1と同様にして、洗濯及びホット
プレスを繰返した後、係合強力を測定した。また、係合
強力保持率も評価した。その結果を表1に示した。 【0023】比較例2 繊度230dtex/10フィラメントのナイロン6マ
ルチフィラメントをループ糸とし、156dtex/1
2フィラメントのナイロン6マルチフィラメントを基布
の経糸および緯糸とてループ面ファスナーを作製した。
ループ高さは2.47mm、ループ密度60本/cm2
であった。実施例1と同様にして、洗濯及びホットプレ
スを繰返した後、ナイロン製フック面ファスナーとの係
合強力を測定した。また、係合強力保持性も評価した。
結果を表1に示した。 【0024】 【表1】 【0025】実施例2 基布の経糸および緯糸に繊度150dtex/12フィ
ラメントのナイロン6マルチフィラメント糸を用い、実
施例1で用いたのと同一のポリアミドマルチフィラメン
トをループ糸とし、さらに繊度430dtexのナイロ
ン66モノフィラメントをフック糸として、フック・ル
ープ混在面ファスナーを作製した。フック高さ2.05
mm、フック密度30本/cm2、ループ高さ2.45
mm、ループ密度40本/cm2であった。実施例1と
同様に洗濯処理を行い係合強力を測定し、その結果を表
2に示した。 【0026】比較例3 繊度230dtex/10フィラメントのナイロン6マ
ルチフィラメントをループ糸としたほかは、実施例2と
同一の繊維を用いて同様なフック・ループ混在面ファス
ナーを作製した。さらに実施例2と同様に洗濯処理を行
い係合強力を測定した。その結果を表2に示す。 【0027】 【表2】 【0028】 【発明の効果】ジカルボン酸単位の60〜100モル%
が芳香族ジカルボン酸単位であり、ジアミン単位の60
〜100モル%が炭素数6〜12の脂肪族ジアミン単位
であるポリアミド繊維を面ファスナーのループ糸として
使用することにより、洗濯及び高温度での湿熱加圧処理
に対しループ糸のへたることの少ない耐久性に優れたル
ープ面ファスナーが得られる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 ジカルボン酸単位の60〜100モル%
が芳香族ジカルボン酸単位であり、ジアミン単位の60
〜100モル%が炭素数6〜12の脂肪族ジアミン単位
であるポリアミド繊維からなるループ状係合素子が基布
に立設されていることを特徴とするループ面ファスナ
ー。
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