JP2003239560A - コンクリート製貯槽とその施工法 - Google Patents

コンクリート製貯槽とその施工法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンクリート製貯槽の内壁面を、膜体と鋼
板を組合せて機能的、経済的、かつ施工性良くライニン
グ形成する。 【解決手段】 ドーム形状になじむ屋根内面膜体と、
筒体形状になじむ側壁内面膜体と、溶接接合した底壁内
面鋼板とを設けてなり、上記屋根内面膜体の下端縁は、
貯蔵液体の最高液面より上方の側壁内壁面に設けた上部
固定部に固定し、上記側壁内面膜体の上端縁は、上記屋
根内面膜体の下端縁に重ね合わせて前記上部固定部に固
定懸架し、該側壁内面膜体の下部はコーナー部に沿って
延長し、上記底壁内面鋼板は、その外周縁近傍を溶接熱
歪防止のための底部固定部にて固定しその単板同士を溶
接し、該底部固定部に上記側壁内面膜体の下端縁を固定
して形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、液体を貯蔵する
コンクリート製貯槽とその施工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】平版状の底壁と筒体状の側壁とその上方
を覆う屋根とからなるコンクリート製貯槽の内壁面を、
膜体及び鋼板を組合せてライニング形成するコンクリー
ト製貯槽には、例えば、特願2001−264318
号、及び特願2001−264335号の発明がある。
【0003】前者の特願2001−264318号の発
明は、屋根内壁面は膜体でライニングし、底壁内壁面と
側壁内壁面の下端部から貯蔵液体の最高液面より上方の
直胴部の気相部位にわたって鋼板でライニングし、上記
屋根内壁面の膜体は側壁上部内壁面の張出し部に沿って
下部周縁を垂れ下げ、上記側壁内面鋼板の上部周縁に重
ね合わせて気相部位にて気密に結合するようにしたもの
である。
【0004】また、後者の特願2001−264335
号の発明は、屋根内壁面及び貯槽の気相部から貯蔵液体
の最高液面より下方の液相部にわたる側壁内壁面は膜体
でライニングし、この膜体でライニングした下方の側壁
内壁面及び底壁内壁面は鋼板でライニングし、上記膜体
の下部周縁は、上記最高液面より下方の側壁位置で、上
記側壁内面鋼板の上部周縁上面に重ね合わせて液密に結
合するようにしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記特願2001−2
64318号「コンクリート製貯槽」の発明において
は、コンクリート製貯槽の側壁内壁面を、耐腐食性を有
しかつ剛強度で高価格の鋼板部材で被覆ライニングする
ために、側壁内壁面近傍全周に大掛かりな足場の組立て
が必要であり、ライニング鋼板を側壁面へ取付けるため
に側壁内壁面上部にわたって大掛かりで特別な組立装置
も必要となった。そして、溶接施工も熟練を要し、鋼材
の使用量も多く荷重負担が大きくかかる構造であること
から、施工が大掛かりでかつ施工コストも高くなり、工
期も長くなる傾向があった。
【0006】また、特願2001−264335号の
「コンクリート製貯槽」の発明においては、軽量な膜体
部材を側壁上方の広い範囲に使用しているため、コンク
リート製貯槽の側壁面にかかる荷重が軽減され、耐食性
鋼材の使用量も低減されているが、側壁下方に施工する
ライニング鋼板については、依然として、ライニング鋼
板の組立施工や、溶接施工が大掛かりとなり、側壁から
底壁に至るコーナー部の鋼板の曲げ加工及び取付け、溶
接施工も煩雑であり、施工コストや工期の低減は十分で
はなかった。
【0007】さらに、ライニング用の膜体は、現場への
搬入、展開、取付けの作業性を良くすることが要求さ
れ、貯槽使用中に液体の出し入れに伴う圧力変動による
繰返し荷重に対しても、膜体取付部が劣化損傷をしない
ようにして、気密性、液密性を長期間保持することが必
要であった。
【0008】そして、コンクリート製貯槽の側壁内壁面
にライニング用の膜体を固定する際に、気密性又は液密
性が損なわれないように結合し、また、コンクリート製
貯槽の底壁にライニング鋼板を溶接敷設する際に溶接熱
で変形しないようにして施工することが肝要であった。
【0009】この発明は、上述のような従来技術が有す
る問題点に鑑みてなされたもので、コンクリート製貯槽
の内壁面を、膜体と鋼板を組合せて機能的、施工性良く
経済的にライニング形成してなるコンクリート製貯槽と
その施工法を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係るコンクリ
ート製貯槽は、平版状の底壁と筒体状の側壁とその上方
を覆うドーム形状の屋根とからなるコンクリート製貯槽
の内壁面を、膜体及び鋼板を組合せてライニング形成し
てなるコンクリート製貯槽であって、屋根の内壁面はド
ーム形状になじむ屋根内面膜体を設け、側壁の内壁面は
筒体形状になじむ側壁内面膜体を設け、底壁の内壁面は
複数の鋼板を溶接接合してなる平面形状の底壁内面鋼板
を設けてなり、上記屋根内面膜体の下端縁を、貯蔵液体
の最高液面より上方に位置する気相部の側壁内壁面に設
けた上部固定部に固定し、上記側壁内面膜体の上端縁を
上記屋根内面膜体の下端縁に重ね合わせて前記上部固定
部に気密状態に固定懸架し、該側壁内面膜体の下部は側
壁と底壁のコーナー部に沿って湾曲させ水平方向に延長
し、上記底壁内面鋼板は側壁内周縁近傍まで敷設し、該
底壁内面鋼板の外周縁近傍を溶接熱歪防止のための底部
固定部にて固定し底壁内面鋼板を構成する単板同士を溶
接し、該底部固定部に上記延長した側壁内面膜体の下端
縁を重ね合わせて液密状態に固定して、コンクリート製
貯槽の内壁面をライニング形成してなるものである。
【0011】この発明に係るコンクリート製貯槽の施工
法は、平版状の底壁と筒体状の側壁とその上方を覆うド
ーム形状の屋根とからなるコンクリート製貯槽の内壁面
を、膜体及び鋼板を組合せてライニング形成する施工法
であって、ドーム形状に一体成形した屋根内面膜体は、
屋根形状になじませて取付け、その下端縁を、貯槽気相
部の側壁内壁面の上部に植設したアンカーボルトに挿通
固定し、周方向に複数分割した膜体からなる側壁内面膜
体は、その複数の膜体の各上端縁を、上記屋根内面膜体
の下端縁に重ね合わせて前記アンカーボルトにて固定懸
架し、その重ね合わせた箇所の膜体を気密状態に固定
し、側壁内壁面になじませて上記隣接する膜体相互を溶
着接合して略筒体形状に形成し、複数の鋼板からなる底
壁内面鋼板は、その外周縁近傍を底壁外周近傍に植設し
たアンカーボルトで固定したうえ、相互に溶接して略底
壁内面寸法の平板状に形成し、前記アンカーボルトに上
記側壁内面膜体の下端縁を挿通し鋼板に重ね合わせて液
密状態に固定して、コンクリート製貯槽の内壁面をライ
ニングするものである。
【0012】また、上記施工法において接着剤を使用し
て施工する場合にあっては、一体ドーム形状の屋根内面
膜体は屋根内壁面に接着剤を介して接着し、上記側壁内
面膜体を構成する複数の膜体は、側壁内壁面及び底壁コ
ーナー部に接着剤を介して接着するとともに、隣接する
膜体相互の端縁を重ね合わせて溶着接合して側壁内面膜
体を一体の筒体形状に形成するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】この発明に係るコンクリート製貯
槽の実施の形態について、図1乃至図4を参照して説明
する。図1は、コンクリート製貯槽の内壁面を、膜体及
び鋼板を組合せて内張り、ライニング形成したもので、
図2は、図1の一部を欠除し拡大して示している。図3
は、図1の屋根内面膜体と側壁内面膜体の結合箇所、上
部固定部13Aを拡大して示し、図4は、図1の側壁内
面膜体と底壁内面鋼板との結合箇所、底部固定部13B
を拡大して示す。
【0014】図1において、1は貯槽の上方を覆うドー
ム形状をした屋根、2は平面円形、或いは平面多角形な
どの筒体形状をした側壁、3は平版状の底壁である。4
aは屋根1頂部に設けた通気孔、4bは屋根1に設けた
マンホール、5は底壁3に開口して設けたピット、6は
ピット5から導出される流出管である。なお、上水道水
など貯蔵液体の液面位置を図に示しているが、流入管及
び越流管は図示を省略した。
【0015】このコンクリート製貯槽の内壁面のうち、
屋根1の屋根内壁面8は可撓性を有するドーム形状の屋
根内面膜体11aにてライニングし、側壁の内壁面9は
可撓性を有する筒体形状の側壁内面膜体11bでライニ
ングする。また、底壁の内壁面10は、平面形状の底壁
内面鋼板12aを敷設してライニング形成する。
【0016】上記屋根内面膜体11aは、通気孔4a及
びマンホール4bの各内周壁面を被覆する膜体を屋根内
面膜体11aに一体に取付けるとともに、この屋根内面
膜体11aは、屋根内壁面8のドーム形状になじむ形状
から、側壁の内壁面9の筒体形状になじむ形状に連続さ
せて垂れ下げ、最高液面の上方位置まで延出する。ま
た、上記側壁内面膜体11bは、側壁の内壁面9上方の
最高液面より上方位置から側壁の内壁面9の筒体形状に
なじむ形状に延長し、その下方を底壁3のコーナー部7
に沿ってなじむように、内径を徐々に縮小させ湾曲させ
水平方向に延出する。また、上記底壁内面鋼板12a
は、複数の鋼板を溶接接合して平面形状に形成する。
【0017】そして、上記屋根内面膜体11aの下端縁
を、貯蔵液体の最高液面より上方に位置する気相部位の
側壁の内壁面9に設けた上部固定部13Aにて固定し、
上記側壁内面膜体11bの上端縁を、この屋根内面膜体
11aの下端縁に重ね合わせて上部固定部13Aに気密
に固定して懸架する。この側壁内面膜体11bの下部
は、筒体形状から側壁と底壁のコーナー部7に沿って湾
曲させて水平方向に延長する。このように、屋根内面膜
体11aと側壁内面膜体11bの上部固定部13Aは、
貯蔵液体の最高液面より上方に位置する気相部位にて気
密に結合しているので、簡単な構造によってシール性が
確保される。
【0018】上記底壁内面鋼板12aは平板形状で側壁
内周縁近傍、コーナー部7の近傍まで平坦に敷設し、こ
の底壁内面鋼板12aの外周縁を、溶接熱歪防止のため
に、予め底壁内周縁近傍の底壁内面に植設したアンカー
ボルトなどの螺子部材等よりなる底部固定部13Bにて
固定する。そして、上記湾曲させて水平方向に延長した
側壁内面膜体11bの下端縁を、上記底壁内面鋼板12
aの外周縁近傍の上面に重ね合わせ、上記底部固定部1
3Bにて液密に固定する。
【0019】上記屋根内壁面8をライニングする屋根内
面膜体11aは、貯槽内部上方の気相に含まれる塩素ガ
ス等の腐食性ガスに対して耐久性を有し、かつ強靭で気
密性に優れた可撓性膜材を使用する。また、貯蔵液体に
浸る部分、浸液範囲に相当する側壁内面膜体11bは、
貯蔵液体に対して膨潤することなく、強靭で液密性に優
れた可撓性膜材を使用する。そして、これらの膜体11
a,11bは、日光や外気に曝されず紫外線による劣化
を生じることがなく、長期間の耐久性が保持される。こ
の可撓性膜材としては、例えば、ポリオレフィン系樹
脂、エチレン酢酸ビニール系樹脂、ポリ塩化ビニール樹
脂等の合成樹脂材で形成したシート体、或いはポリエス
テル繊維やガラス繊維等の繊維に、上記ポリオレフィン
系樹脂等の合成樹脂をコーティングした布膜材などのシ
ート体を使用する。
【0020】このように、浸液範囲の最高液面上方の気
相の側壁の内壁面9及び屋根内壁面8の範囲に、貯蔵液
体及び塩素ガス等の腐食性ガスに対して耐食性を有する
膜体11a,11bを用いてライニングしているので、
屋根内壁面8及び側壁の内壁面9が気相に含まれる腐食
性ガスに曝されることがなく保護されるため、コンクリ
ート製の屋根内壁面8は腐食性ガスによる損傷劣化を防
止し耐久性を向上することができる。また、側壁の内壁
面9の貯蔵液体に浸る範囲は、貯蔵液体に曝されること
なく膜体11bによって保護されるため、コンクリート
製の側壁の内壁面9は腐食による損傷劣化を受けること
なく、強度を保持し耐久性を向上することができる。ま
た、コンクリート壁面にヒビ割れが発生しても、膜体が
遮水性を有するため漏水することもない。そして、従来
のように腐食性ガスに対して防食効果に優れたSUS3
29J4Lなどの高価な高耐食性ステンレス鋼板、或い
は貯蔵液体に対して耐食性に優れたSUS316やSU
S304などの耐食性ステンレス鋼板を使用する必要が
ないので、屋根内壁面8及び側壁の内壁面9は経済性に
優れたライニング構造となる。
【0021】上記底壁の内壁面10は常時浸液状態とな
るので、ライニングする底壁内面鋼板12aは、貯蔵液
体に対して耐食性を有し、剛構造で、比較的安価な、例
えばSUS304などの耐食性ステンレス鋼板を適用す
ることができる。このように、コンクリート製の底壁の
内壁面10は、耐食性を有し剛構造の底壁内面鋼板12
aでライニングしているので、底壁の内壁面10は貯蔵
液体に含まれる腐食性成分や水に曝されることなく保護
され、液圧や衝撃にも強く損傷劣化が防止され、耐久性
が向上する。そして、貯槽の開放点検時に、堆積物や付
着物の掻き集めなどが容易となり、ブラシ等によるライ
ニング材の損傷を心配することなくメンテナンスの必要
もなくなる。
【0022】図2に基づいて、ライニング形成するコン
クリート製貯槽の施工法の実施形態例について詳細に説
明する。屋根内面膜体11aは、予め工場内での製作に
て膜体片を溶着接合して一体のドーム形状に成形する。
この一体ドーム形状の屋根内面膜体11aを折畳んで現
場へ搬入し、屋根1の頂部に設けた通気孔4aからクレ
ーンなどの重機を用いて吊り下げた状態で展開し、屋根
内壁面8の形状になじませて取付ける。そして、その屋
根内面膜体11aの下端縁を、貯槽気相部の側壁の内壁
面9に植設したアンカーボルトなどの螺子部材に挿通し
上部固定部13Aにて固定する。側壁内面膜体11b
は、周方向に複数分割した膜体片11cにて形成する。
この膜体片11cをロール状に巻いて現場へ搬入し、屋
根1に設けたマンホール4bなどを利用して貯槽内へ入
れ、その上端縁を上記屋根内面膜体11aの下端縁の上
に重ね合わせるように、前記アンカーボルトなどの螺子
部材に挿通して懸架し、その重ね合わせた箇所の膜体片
11cを上部固定部13Aにて気密状態に固定する。そ
して、この膜体片11cを側壁の内壁面9になじませ密
着させ、隣接する膜体片11c,11c相互を溶着接合
して略筒体形状の側壁内面膜体11bに形成する。この
ように、可撓性の膜体片11cの上端縁をアンカーボル
トなどの螺子部材に挿通させることによって、各膜体片
11cの位置決めが容易となり、かつ各膜体片11cの
自重により張られた状態で垂下することとなり、隣接す
る膜体片11c,11c同士の溶着接合作業が能率良く
簡便に行なえる。
【0023】また、複数の底壁内面鋼板12aのうち、
その外周縁に位置する鋼板12aを、底壁外周近傍に植
設したアンカーボルトなどの螺子部材に挿通するなどの
底部固定部13Bにて溶接熱歪みを防止するように固定
したうえ、相互に溶接して略底壁内面寸法の平板状の底
壁内面鋼板12aに形成する。このアンカーボルトなど
の螺子部材に、上記湾曲させて延長した側壁内面膜体1
1bの下端縁を挿通し、鋼板12上面に重ね合わせて底
部固定部13Bにて液密に固定する。
【0024】上記のように、屋根内面膜体11aは一体
のドーム形状に成形したものを折畳んで現場へ搬入し、
通気孔4aを利用して吊り上げながら展開することがで
き、また側壁内面膜体11bは複数枚の縦長の膜体片1
1cに分割したものをロール状に巻いて現場へ搬入する
ので、貯槽のマンホール4bなどを利用して簡単に運び
入れることができる。また、大掛かりな足場を使用する
ことなく、簡単な移動ゴンドラ足場などを用いて展開し
ながら取付け施工するので作業性が良い。そして、側壁
内面膜体11bは縦長の膜体片11cを吊下げて展開し
ながら取付けた後に、隣接する膜体片11c,11cの
相互端縁を、重ね合わせて溶着部13Cにて現場溶着で
接合するので、側壁の内壁面9や底壁のコーナー部7表
面に膜体11cをなじませ易く、上記ゴンドラ足場など
を使用して作業性よく一体の筒体形状に施工することが
できる。
【0025】また、上記の施工法において、コンクリー
ト壁面への膜体11の密着性をさらに良くするために、
一体ドーム形状の屋根内面膜体11aは屋根内壁面8に
接着剤15aを介して接着し、上記側壁内面膜体11b
を構成する複数の膜体片11cは、上部固定部13Aに
懸架した状態で側壁の内壁面9及び底壁のコーナー部7
に接着剤15bを介して接着する。そして、その後に隣
接する膜体片11c,11c相互の端縁を溶着部13C
にて重ね合わせて溶着接合して側壁内面膜体11bを一
体の筒体形状に形成する。
【0026】このように、屋根内面膜体11aは屋根内
壁面8に接着剤15aを介して接着し、また側壁内面膜
体11bは側壁の内壁面9及び底壁のコーナー部7に接
着剤15bを介して接着するので、コンクリート壁面へ
の密着性が向上するとともに、皺や隙間が生じないよう
に作業性良く施工することができる。そして、上記のよ
うに膜体片11cを接着した後に、隣接する膜体片11
c,11c相互の端縁を溶着部13Cにて重ね合わせて
溶着するので、空気を抜き皺を伸ばしながら作業性良く
一体の筒体状に接合することができる。このように施工
する接着剤15は、膜体11にて遮断されてガスや液に
曝されないために長期間の接着性、耐久性が維持され、
気相の内圧変化に伴う吸引力や、液の出し入れに伴う押
圧力の変化に対しても膜体11が剥離する心配がなくな
る。なお、既設貯槽などでコンクリート壁表面が荒れて
いる場合には、表面を養生した上で、接着剤15を塗布
して膜体11を密着させる。
【0027】上記接着剤15は、コンクリート打設直後
に施工する場合には、膜体11に作用する膨張力及び収
縮力に対応可能なモルタル用やコンクリート用接着剤、
例えばクロロプレン系合成ゴムの反応型接着剤を使用す
る。或いは、コンクリート硬化後や、既設のコンクリー
ト面に施工する場合には、特殊合成ゴム溶剤型やエポキ
シ樹脂系などの接着剤を使用する。また、可撓性膜体1
1の接着性能を増すために、膜体11と接着剤15との
間に膜体11の下地としてプライマーを介在させてもよ
い。このプライマーとしては、反応型合成樹脂剤、例え
ば耐候性、耐油性等に優れているニトリルゴム等の合成
ゴムを主原料とし、これにフェノール樹脂等の各種樹脂
及びホワイトカーボン補強充填材を配合した低粘度液状
プライマーなどを使用する。また、コンクリート壁表面
が荒れている場合に養生施工するコーテイング材、シー
リング材などは、ゴム系、シリコン系合成樹脂材などを
使用する。
【0028】図3に基づいて、屋根内面膜体11aと側
壁内面膜体11bを気密に結合する上部固定部13Aに
ついて詳細に説明する。上記気密に結合する箇所は、側
壁の内壁面9にアンカーボルト14aを植設し、このア
ンカーボルト14aに、屋根内面膜体11aの下端部を
挿通し、さらにそのアンカーボルト14aに側壁内面膜
体11bの上端部を挿通して重ね合わせ、その上部から
帯板状の押圧プレート16aを挿通し当て、ワッシャ1
7aを挿通してナット18aで締付けて気密に結合す
る。このアンカーボルト14a、プレート16a、ワッ
シャ17a、及びナット18aなどの部材は、耐食性を
有し強靭な材料、例えばステンレス鋼材や合金材などの
金属材料、或いは合成樹脂材料などを使用する。
【0029】このように、膜体11a,11b相互を重
ね合わせて結合するので、膜材の弾力性が働らくため、
気密性を容易に実現できる。そして、耐食性を有し強靭
な材料のアンカーボルト14aなどの螺着部材を用いた
上部結合部13Aは、長期間の耐久性が得られる。な
お、既設の貯槽など、コンクリート壁面が荒れている場
合には、凹凸を埋めて気密性を向上させるために側壁の
内壁面9と屋根内面膜体11aとの間に弾力性を有する
発泡クロロプレンゴム等のシーリング材を介装し、屋根
内面膜体11aと側壁内面膜体11b との間にネオプ
レンゴム等のシーリング材を介装する。
【0030】図4に基づいて、底壁内面鋼板12aを底
壁の内壁面10に固定し、かつ側壁内面膜体11bと底
壁内面鋼板12aを液密に結合する底部固定部13Bに
ついて詳細に説明する。底壁の内壁面10にアンカーボ
ルト14bを植設し、このアンカーボルト14bに底壁
内面鋼板12aの端縁を挿通することにより、溶接時に
底壁内面鋼板12aが熱収縮などの溶接熱歪みを受けて
も位置ずれしないように固定する。そして、この突出し
たアンカーボルト14bに、シーリング材19を介装
し、その上部に側壁内面膜体11bの端部を挿通して、
その上部から帯板状のプレート16bを当て、ワッシャ
17bを挿通しナット18bで締付けて液密に結合す
る。上記アンカーボルト14b、プレート16b、ワッ
シャ17b、及びナット18bなどの部材は、耐食性を
有し強靭な材料、例えばステンレス鋼材や合金材などの
金属材料、或いは合成樹脂材料などを使用する。また、
上記介装するシーリング材19は、弾力性、耐食性、液
密性などを有する材料、例えばシリコンゴム、クロロプ
レンゴム等の合成ゴム材料などを使用する。このよう
に、耐食性を有し強靭な材料の螺着部材、及び弾力性、
耐食性、気密性などを有する材料のシーリング材19を
用いて結合した底部結合部13Bは、長期間の耐久性が
得られる。
【0031】また、底部固定部13Bのボルト先端のワ
ッシャ17b及びナット18bの上部には、膜保護用の
キャップ21を設ける。この膜保護用のキャップ21
は、弾力性、密着性などを有する軟質材料、例えば合成
ゴム材などからなる部材を使用する。そして、底部固定
部13Bの上部に袋綴状の覆膜20を設ける。この袋綴
状の覆膜20は、側壁の内壁面9からコーナー部7に沿
って延長させた側壁内面膜体11bの端部を反転して結
合箇所の上部を被覆し、その先端は溶着又は接着などに
よって液密に固着する。
【0032】このように、底部固定部13Bに膜保護用
のキャップ21及び袋綴状の覆膜20を設けることによ
って、アンカーボルト14b先端、プレート16b、ワ
ッシャ17b及びナット18bなどの金属部材が液相に
露出しないので、金属部材に腐食を生じることがなく、
高価な耐食性部材を使用する必要がなく安価な炭素鋼な
どの部材を使用することができるため経済性が向上す
る。そして、袋綴状の覆膜20により、表面に取付部材
が突出することがなくカバーされ、表面がなだらかとな
るため、物が引っ掛かったり、堆積物が付着することも
ないため、安全性に優れ、かつ液密性に優れ、強靭かつ
耐久性を有した底部固定部13Bの構造となる。また、
貯蔵液体の出し入れによる液圧変動に対しても、袋綴状
の覆膜20及びシーリング材19の弾力性によって追従
し密着状態を保持することができるため、底部固定部1
3Bが劣化や損傷などすることなく、より耐久性と安全
性が向上する。
【0033】
【発明の効果】上述の説明で明らかなように、この発明
に係るコンクリート製貯槽は、屋根内面膜体は屋根内壁
面のドーム形状及び側壁上部の内壁面形状になじみ、ま
た側壁内面膜体は側壁上部から下方のコーナー部の内壁
面形状になじんで密着し、コンクリート壁面を被覆して
保護することができる。また、上部固定部は屋根内面膜
体の下端部を気密状態にシールするとともに、側壁内面
膜体の上端縁を気密状態に固定して懸架状態の膜体荷重
を安定した状態で確実に支えることができ、また底部固
定部にて底壁内面鋼板を固定することにより、位置ずれ
しないように底壁に固着することができ、鋼板単板同士
を溶接する際の溶接熱歪を防止して平坦形状が確保で
き、さらに側壁内面膜体の下端縁を液密状態にシールす
ることができる。屋根内壁面は屋根内面膜体によって腐
食性ガスから保護され、側壁内壁面は側壁内面膜体によ
って腐食性ガス及び貯蔵液体から保護され、底壁内壁面
は鋼板によって貯蔵液体から保護されるため、コンクリ
ート壁の内壁面は腐食や損傷されることがなく、壁面に
クラックが発生しても漏水防止を図ることができる。そ
して、防食や防水を目的とした塗装やコーティングなど
を不要とし、再塗装などのメンテナンスの経費を削減す
ることができ、耐久性及び経済性に優れたライニング構
造のコンクリート製貯槽を提供することができる。ま
た、側壁内壁面のライニング構造は、高価な耐食鋼板を
使用することなく、大掛かりな足場使用による組立施工
がなく、かつ高技量の溶接施工を必要とすることなく、
さらに底壁コーナー部の煩雑な鋼板加工及び取付けがな
いので、施工性及び経済性に優れたライニング構造とな
る。
【0034】また、請求項2に係る発明のコンクリート
製屋根の施工法においては、屋根内面膜体はドーム形状
に一体成形しているので折畳んで現場へ運搬し、また側
壁内面膜体は周方向に複数分割した膜体で形成している
のでロール状に巻いて現場へ運搬し、貯槽の通気孔やマ
ンホールなどを利用して簡単容易に貯槽内へ運び入れる
ことができる。そして、大掛かりな足場を使用すること
なく簡単な移動ゴンドラ足場などを用いて、屋根内面膜
体は吊上げ展開しながら上部固定部のアンカーボルトに
挿通し、側壁内面膜体は分割した膜体を懸下しながら上
記アンカーボルトに順次挿通し、固定懸架作業及び溶着
作業を行うので、屋根内壁面、側壁及びコーナー部への
膜体のなじみが良くなり作業性良く取扱って、短工期で
施工することができる。また、底壁内面鋼板の外周縁近
傍を動かないように底壁に植設したアンカーボルトにて
固定するので、鋼板を溶接施工する際に生じる溶接熱に
よる収縮変形を防止し、施工性良く平坦状態に敷設する
ことができるとともに、このアンカーボルトにて側壁内
面膜体の下端縁を、順次液密状態に鋼板上面へ作業性良
く固定することができる。
【0035】また、請求項3に係る発明のコンクリート
製屋根の施工法は、上記請求項2に係る発明の施工法に
おいて、屋根内面膜体及び側壁内面膜体は、接着剤を介
して接着するので、コンクリート壁面への密着性が向上
し、かつ皺や隙間が生じないように作業性良く施工する
ことができる。また、側壁内面膜体は周方向分割の膜体
を側壁内壁面へ接着した後に、隣接する膜体相互の端縁
を重ね合わせて溶着接合するので、皺や弛みが生じるこ
とのない筒体状の密着状態に作業性良く施工することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係るコンクリート製貯槽の実施形
態例を示す縦断面説明図である。
【図2】 図1の一部を欠除し拡大して示す縦断面斜視
図である。
【図3】 図1に示す上部固定部の拡大説明図である。
【図4】 図1に示す底部固定部の拡大説明図である。
【符号の説明】
1 屋根 2 側壁 3 底壁 4a 通気孔 4b マンホール 5 ピット 6 流出管 7 コーナー部 8 屋根内壁面 9 側壁の内壁面 10 底壁の内壁
面 11 膜体 11a 屋根内面
膜体 11b 側壁内面膜体 11c 膜体片 12 鋼板 12a 底壁内面
鋼板 13A 上部固定部 13B 底部固定
部 13C 溶着部 14a,14b アンカーボルト 15,15a,15b 接着剤 16a,16b プレート 17a,17b ワッシャ 18a,18b
ナット 19 シーリング材 20 袋綴状の覆
膜 21 キャップ
フロントページの続き Fターム(参考) 3E070 AA03 AB02 BA03 BB01 DA01 DA03 DA10 JB04 JB05 KC01 MA01 MA03 QA04 VA13

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平版状の底壁と筒体状の側壁とその上方
    を覆うドーム形状の屋根とからなるコンクリート製貯槽
    の内壁面を、膜体及び鋼板を組合せてライニング形成し
    てなるコンクリート製貯槽であって、屋根の内壁面はド
    ーム形状になじむ屋根内面膜体を設け、側壁の内壁面は
    筒体形状になじむ側壁内面膜体を設け、底壁の内壁面は
    複数の鋼板を溶接接合してなる平面形状の底壁内面鋼板
    を設けてなり、上記屋根内面膜体の下端縁を、貯蔵液体
    の最高液面より上方に位置する気相部の側壁内壁面に設
    けた上部固定部に固定し、上記側壁内面膜体の上端縁を
    上記屋根内面膜体の下端縁に重ね合わせて前記上部固定
    部に気密状態に固定懸架し、該側壁内面膜体の下部は側
    壁と底壁のコーナー部に沿って湾曲させ水平方向に延長
    し、上記底壁内面鋼板は側壁内周縁近傍まで敷設し、該
    底壁内面鋼板の外周縁近傍を溶接熱歪防止のための底部
    固定部にて固定し底壁内面鋼板を構成する単板同士を溶
    接し、該底部固定部に上記延長した側壁内面膜体の下端
    縁を重ね合わせて液密状態に固定して、コンクリート製
    貯槽の内壁面をライニング形成してなることを特徴とす
    るコンクリート製貯槽。
  2. 【請求項2】 平版状の底壁と筒体状の側壁とその上方
    を覆うドーム形状の屋根とからなるコンクリート製貯槽
    の内壁面を、膜体及び鋼板を組合せてライニング形成す
    るコンクリート製貯槽の施工法であって、ドーム形状に
    一体成形した屋根内面膜体は、屋根形状になじませて取
    付け、その下端縁を、貯槽気相部の側壁内壁面の上部に
    植設したアンカーボルトに挿通固定し、周方向に複数分
    割した膜体からなる側壁内面膜体は、その複数の膜体の
    各上端縁を、上記屋根内面膜体の下端縁に重ね合わせて
    前記アンカーボルトにて固定懸架し、その重ね合わせた
    箇所の膜体を気密状態に固定し、側壁内壁面になじませ
    て上記隣接する膜体相互を溶着接合して略筒体形状に形
    成し、複数の鋼板からなる底壁内面鋼板は、その外周縁
    近傍を底壁外周近傍に植設したアンカーボルトで固定し
    たうえ、相互に溶接して略底壁内面寸法の平板状に形成
    し、前記アンカーボルトに上記側壁内面膜体の下端縁を
    挿通し鋼板に重ね合わせて液密状態に固定して、コンク
    リート製貯槽の内壁面をライニングすることを特徴とす
    るコンクリート製貯槽の施工法。
  3. 【請求項3】 上記一体ドーム形状の屋根内面膜体は屋
    根内壁面に接着剤を介して接着し、上記側壁内面膜体を
    構成する複数の膜体は、側壁内壁面及び底壁コーナー部
    に接着剤を介して接着するとともに、隣接する膜体相互
    の端縁を重ね合わせて溶着接合して側壁内面膜体を一体
    の筒体形状に形成することを特徴とする請求項2記載の
    コンクリート製貯槽の施工法。
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