JP2608474B2 - コンクリート製屋根及びその構築法 - Google Patents

コンクリート製屋根及びその構築法

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、水や石油等の液体、LPGやLNG等の低温液化
ガス、穀物粉や石炭粉等の粉体などを貯蔵する貯槽にお
けるコンクリート製屋根及びその構築法に関する。
(従来の技術) 従来のコンクリート製若しくは鋼板製底版と側壁の貯
槽本体上部に設けるコンクリート構造の屋根は、貯槽底
版上に支保工と型枠を球面形状、もしくは、円筒形状に
組立て、配筋後コンクリート打設を行っていた。
また低温液化ガス等のコンクリート製タンクにおける
ドーム屋根をタンク内に内圧を作用させた状態で、鋼板
製ドームの上面にコンクリートを打設し、コンクリート
硬化後、内圧を取除いて形成する構築法として、例えば
特開昭58−110758号、特開昭61−122377号に開示された
発明がある。
(発明が解決しようとする課題) 上記従来例のうち、前者即ち、貯槽底版上に支保工と
型枠を球面形状、もしくは、円筒形状に組立て、配筋後
コンクリート打設する方法は、足場等の仮設費用が多く
かかり、またその作業も煩雑であった。
また上記従来例のうち、後者即ち、低温液化ガス等の
コンクリート製タンクにおけるドーム屋根の構築法にあ
っては、鋼板製ドームを形成するための仮設材料を必要
とし、その仮設作業も多数の工数がかかり、更に、鋼板
製ドーム自体の製作も、多数の鋼板を溶接接合する作業
が容易でない上に、材料費が多くかかるという問題点が
あった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは仮設機材が少なく、仮設作業も少なくで
き、かつ工程を大幅に短縮でき、安全に構築できるとと
もに断熱性等に優れたコンクリート製屋根及びその構築
法を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明に係るコンクリート製屋根は、底版と側壁とよ
りなる貯槽本体の該側壁上部に周縁を固定し前記貯槽本
体上部を被覆し展設した可撓膜体と、該可撓膜体の外面
に設けたコンクリート体と、上記可撓膜体上に該可撓膜
体と上記コンクリート体を一体に接合する係合片を設け
て一体に形成したものである。
また、底版と側壁とよりなる貯槽本体の該側壁上部に
周縁を固定して前記貯槽本体上部を被覆する可撓膜体を
展設し、該展設した可撓膜体の張力状態形状を固定維持
する強度を有する材料で形成して前記可撓膜体の外面に
接合する破損防止のための保護層を設け、該保護層の外
面にコンクリート体を接合して形成するものである。
また、底版と側壁とよりなる貯槽本体の該側壁上部に
周縁を固定して前記貯槽本体上部を被覆する可撓膜体を
展設し、該展設した可撓膜体の張力状態形状を固定維持
する強度を有する材料で形成して前記可撓膜体の内面に
接合する支持層を設け、上記可撓膜体の外面にコンクリ
ート体を接合して形成するものである。
また、底版と側壁とよりなる貯槽本体の該側壁上部に
周縁を固定して前記貯槽本体上部を被覆する可撓膜体を
展設し、該展設した可撓膜体の張力状態形状を固定維持
する強度を有する材料で形成して前記可撓膜体の外面に
接合する破損防止のための保護層を設け、かつ上記展設
した可撓膜体の張力状態形状を固定維持する強度を有す
る材料で形成して該可撓膜体の内面に接合する支持層を
設け、上記保護層の外面にコンクリート体を接合して形
成するものである。
また、本発明に係るコンクリート製屋根の構築法は、
底版と側壁とよりなる貯槽本体上部を覆う可撓膜体の周
縁を前記側壁上部に気密固定し、次いで貯槽本体内を昇
圧して可撓膜体を貯槽本体上部に展設した張力状態に形
成しておき、該可撓膜体の外面に保護層を形成するか、
若しくは可撓膜体の内面に支持層を形成するか、又は可
撓膜体の外面に保護層及び可撓膜体の内面に支持層の両
層を形成するかして、屋根の形状を固定状態に形成した
後、貯槽本体内の昇圧を除去して上記保護層又は可撓膜
体の上にコンクリート体を形成するものである。
また、張力状態に展設した可撓模体に保護層若しくは
支持層、又は保護層及び支持層の両層を形成して、屋根
の形状を固定状態に形成した後も、貯槽本体内の昇圧を
除去することなく引き続き貯槽本体内の昇圧を維持して
上記保護層又は可撓模体の上にコンクリート体を形成す
る構築法である。
(実施例) 以下、本発明をコンクリート構造貯槽のコンクリート
製球面屋根に適用した図示の実施例について説明する。
第1図は屋根内部を昇圧してコンクリートを打設した
状態を示す一の実施例であるコンクリート製球面屋根の
断面図で、屋根構成部材は最内側の支持層9と、固着リ
ング5に固定した可撓膜体6と、可撓膜体6の外面の保
護層7と、該保護層7の外面の補強材含有のコンクリー
ト体8を一体構成してなるものである。
図中1は、底版2と側壁3とよりなる貯槽本体であ
る。
底版2と側壁3は、貯蔵する水や石油等の液体、LPG
やLNG等の低温液化ガス、穀物粉や石炭粉等の粉体など
を貯えるに適した一重若しくは多重の有底円筒体または
有底角筒体に形成する。
側壁3の上部全周にわたって、下端を側壁3に固着
し、上端を形成しようとする球面曲率に合わせて屈曲さ
せた環状体の固着リング5を設ける。
固着リング5の上端に、貯槽本体1の上部を被覆する
シート体である可撓膜体6の下部周縁を気密固定する。
図示省略したが、固着リング5と可撓膜体6の固定
は、固着リング5の上端縁部近傍に可撓膜体6をシール
パッキン材介在のもとに、抑え板で挾持し、螺子止めに
て気密に固定する。
第2図は、屋根内部を昇圧して可撓膜体6の外面に補
強材含有のコンクリート体8を一体構成したコンクリー
ト製球面屋根の第二の実施例の要部断面図である。
可撓膜体6は、屋根内部を昇圧しても耐える強靭で気
密、かつ耐水性、耐腐蝕性のシート体、例えば、ガラス
繊維、ポリアミド繊維、ポリアラミド繊維、ポリエステ
ル繊維、ポリビニルアルコール繊維等に、四ふっ化エチ
レン樹脂、塩化ビニール樹脂、クロロプレンゴム、クロ
ロスルフォン化ポリエチレンゴム、フッ素樹脂等のコー
ティングした材料を用いる。
コンクリート体8は、打設するコンクリート体8と可
撓膜体6を一体に接合する係合片(図示省略)を可撓膜
体6上に設け、補強材の鉄筋と可撓膜体6の隔接距離を
保持するためのスペーサを可撓膜体6上に取り付け、続
いて、鉄筋を配設し、可撓膜体6に密着させてコンクリ
ートを打込み打設して、補強材を含有したコンクリート
体で形成する。
また、コンクリート体8は、補強材の針状金属体を混
入したコンクリートや補強材の繊維を混入した繊維コン
クリートの吹付け打設によって形成した補強材含有のコ
ンクリート体としてもよい。
第3図は、屋根内部を昇圧して可撓膜体6の外面に保
護層7と補強材含有のコンクリート体8を一体構成した
コンクリート製球面屋根の第三の実施例を示す要部断面
図である。
保護層7は、ウレタン材、FRP材、コンクリートモル
タル材、キャスター材等の展設した可撓膜体6の張力状
態形状を固定維持する強度を有する材料で形成し、それ
らの成形品の貼付け、打込打設、又は吹付け打設等によ
って、可撓膜体6の外面に接合し、かつ、補強材含有の
コンクリート体8とも接合し、一体に密着接合するよう
に形成する。
また、屋根内部の昇圧時に保護層7を形成し、コンク
リート体8の形成作業に耐える強度を持って球面屋根形
状が固定された場合は、その後の作業は、昇圧を除去し
て行う。
第4図は、屋根内部を昇圧して可撓膜体6の内面に支
持層9を形成し、該可撓膜体6の外面に補強材含有のコ
ンクリート体8を一体構成したコンクリート製球面屋根
の他の実施例における要部断面図である。
支持層9は、ウレタン材、FRP材、コンクリートモル
タル材、キャスター材等の展設した可撓膜体6の張力状
態形状を固定維持する強度を有する材料で形成し、それ
らの成形品の貼付けや吹付け打設等によって、可撓膜体
6の内面に形成する。
屋根内部の昇圧時に支持層9を形成し、可撓膜体6の
外面作業に支障なき強度となり、球面屋根形状が固定さ
れた場合は、その後の作業は、昇圧を除去して行う。
次に、本発明に係るコンクリート製屋根構築法の一の
実施例について説明する。
まず、底版2と側壁3を貯蔵内容物が貯蔵できるよう
に、平板状の底版2と筒状の側壁3を下部密封状に形成
した貯槽本体1を設け、貯槽側壁3の上部に固着リング
5の下端部を固着する。
次に、可撓膜体6の周縁部を前記固着リング5の上端
部にデフレート状態、つまり吊り下げられた状態に気密
固定し、可撓膜体6の下面、つまり内部にブロワー10か
ら送風して、可撓膜体6の内部を昇圧し、必要とされる
曲率をもった突状形状の膜体6に形成する。
この突状形状は、側壁3が円筒水平断面の時は球面形
状に、側壁3が長円筒若しくは角筒水平断面形状の時は
円筒面形状に形成される。
また、この場合、可撓膜体6の内部の圧力は、形成し
ようとする屋根重量の支持圧力に作業上の安全性を配慮
した圧力を加え、可撓膜体6が緊張する圧力とする。
さらに、この張力状態に展設させた可撓膜体6の状態
で、該可撓膜体6の外面に保護層7と補強材含有のコン
クリート体8を形成し、可撓膜体6の内面に支持層9を
形成する。
なお、前述の通り、保護層7と支持層9の屋根形状の
固定と強度によっては、昇圧を除去した後、コンクリー
ト体8を形成したり、可撓膜体6の外面作業完了後に支
持層9を可撓膜体6の内面に形成しても良い。
その後、補強材含有のコンクリート体8が硬化して必
要とされる強度を有した後、昇圧を除去し、一体のコン
クリート製球面屋根は構築される。
なお、上記構築法は、貯槽側壁3の上部において形成
する場合を示したが、地上面において、可撓膜体6の周
縁部を仮設架台上に気密固定した後、同様な手順にて構
築し、形成された屋根4を、貯槽側壁3の上部に据付け
て、高所作業を少なくすると、より安全な構築法とな
る。
上述のような構造と構築法によって、本願発明のコン
クリート製屋根は、仮設機材が少なく、又、仮設作業も
少なくでき、更に工程を大幅に短縮でき、安全に構築で
きるとともに、断熱性等に優れたコンクリート製屋根を
提供することができるのである。
(発明の効果) 本発明は上述の構造と構築法を採用しているので、次
のような効果を奏する。
可撓膜体上に係合片を設けたコンクリート製屋根は、
係合片がコンクリート体と可撓膜体を一体化して分離せ
ず、使用中の長期間にわたって可撓膜体が脱落しないた
め、耐水性、耐腐食性の可撓膜体を用いることによっ
て、別途の防水処理や腐食対策を講ずることなく、優れ
た機能の耐水性、耐食性及び耐候性を有する屋根構造と
することができる。また、支持層や保護層を設けるもの
では、その支持層や保護層に係合片を埋設して突出させ
ることによって、貯槽外部や内部に必要とされる付属
品、例えば圧力計、液面計、温度計等を容易に取付ける
ことが可能となる。
可撓膜体の外面に破損防止のための保護層を設けたコ
ンクリート製屋根は、展設した可撓膜体の外観美に優れ
た張力状態形状を保護層が固定維持するので、保護層の
外面にコンクリート体を形成したコンクリート製屋根は
外観形状の優れた屋根とすることができる。また、その
外観美に優れたコンクリート製屋根の構築時には、可撓
膜体の外面の保護層によって安定した固定作業足場が確
保されるため、別途に仮設足場を設けなくても、補強材
の鉄筋配設作業やコンクリート打設作業等の屋根構築作
業が容易、かつ安全に施工でき、更に昇圧緊張状態の可
撓膜体は保護層によって保護されるため、可撓膜体を損
傷することもなく屋根構築作業ができ、施工時の安全性
を確保することができる。
可撓膜体の内面に支持層を設けたコンクリート製屋根
は、展設した可撓膜体の外観美に優れた張力状態形状を
支持層が固定維持するので、支持層上の可撓膜体外面に
コンクリート体を形成したコンクリート製屋根は外観形
状の優れた屋根とすることができる。また、支持層が可
撓膜体を下から支えるため、可撓膜体は昇圧除去後もコ
ンクリート体から剥離したり、垂れ下がる心配がなく、
加えて貯槽内の腐食性ベーパーは支持層が遮り、かつ腐
食性外気や太陽光紫外線等はコンクリート体が遮って可
撓膜体を護り、コンクリート体を浸透してきた雨水は気
密な可撓膜体が遮るので、優れた機能の耐水性、耐食性
及び耐候性を有し、かつ耐久性に優れた屋根構造にする
ことができる。更に、その耐久性、外観美等に優れたコ
ンクリート製屋根の構築時には、可撓膜体の内面の支持
層そのものが安定した固定作業足場として確保されるた
め、別途に仮設足場を設けなくても、補強材の鉄筋配設
作業やコンクリート打設作業等の屋根構築作業が容易、
かつ安全に施工することができる。
可撓膜体の外面に保護層を設け、かつ可撓膜体の内面
に支持層を設けたコンクリート製屋根は、展設した可撓
膜体の外観美に優れた張力状態形状を保護層と支持層が
より強固に固定維持するので、形状変形の少ない、外観
形状のより優れたコンクリート製屋根とすることができ
る。また、貯槽内外付属品固着用の埋設して突出させる
係合片設置も容易にすることができる。更に、そのコン
クリート製屋根の構築時には、可撓膜体の内外面に、保
護層と支持層のより安定した固定作業足場が確保される
ため、コンクリート打設作業等の屋根構築作業をより安
全に施工することができる。なお、保護層又は支持層或
は保護層及び支持層を断熱性の高い材料で形成したもの
は、寒冷地の水貯蔵や低温液化ガスの貯蔵に適した貯槽
にできる利点も併有する。
張力状態に展設した可撓膜体に、保護層若しくは支持
層、又は保護層及び支持層の両層を形成して、屋根の形
状を固定状態に形成した後、貯槽本体内の昇圧を除去し
てコンクリート体を形成するコンクリート製屋根の構築
法は、可撓膜体内部の昇圧力を重いコンクリート重量を
支える高い圧力まで上げる必要がなく、更に膜体内部の
昇圧期間を短くできるので、昇圧費の経済性や作業の安
全性等を向上できるとともに、昇圧除去後に貯槽内の作
業を屋根のコンクリート体形成作業と並行して行うこと
により貯槽の構築工程を大幅に短縮することができる。
屋根の形状を固定状態に形成した後も、引き続き貯槽
本体内の昇圧を維持してコンクリート体を形成するコン
クリート製屋根の構築法は、屋根形状を固定状態に形成
した保護層若しくは支持層、又は保護層及び支持層の両
層の支持力に加えて貯槽本体内の昇圧力がコンクリート
体とそのコンクリート体の形成作業者等を支えるため、
屋根構築作業の安全性をより一層向上させることができ
る。
上述の通り、可撓膜体に、保護層若しくは支持層、又
は保護層及び支持層、或は係合片を設けてコンクリート
体を一体に形成した本発明のコンクリート製屋根は、優
れた機能の外観美、耐水性、耐食性、耐候性、断熱性等
を有した屋根構造にでき、構築法においても、安全で、
大幅に工期を短縮し、仮設機材を大幅に減少させた経済
性に優れたものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す屋根内部を昇圧してコ
ンクリートを打設した状態を示すコンクリート製屋根の
断面図、第2図は本発明の第二の実施例で、可撓膜体の
外面に補強材含有のコンクリート体を形成した場合の要
部断面図、第3図は本発明の第三の実施例で、可撓膜体
と補強材含有のコンクリート体との間に保護層を介在さ
せた場合の要部断面図、第4図は本発明の他の実施例で
ある補強材含有のコンクリート体と可撓膜体と支持層と
で一体に形成した場合の要部断面図である。 1……貯槽本体、2……底版 3……側壁、4……屋根 5……固着リング、6……可撓膜体 7……保護層、8……コンクリート体 9……支持層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥積 勇 東京都中央区銀座4丁目2番11号 株式 会社石井鐵工所内 (56)参考文献 特開 平1−295974(JP,A) 特開 昭58−96549(JP,A)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】底版と側壁とよりなる貯槽本体の該側壁上
    部に周縁を固定し前記貯槽本体上部を被覆し展設した可
    撓膜体と、該可撓膜体の外面に設けたコンクリート体
    と、上記可撓膜体上に該可撓膜体と上記コンクリート体
    を一体に接合する係合片を設けて一体に形成したことを
    特徴とするコンクリート製屋根。
  2. 【請求項2】底版の側壁とよりなる貯槽本体の該側壁上
    部に周縁を固定して前記貯槽本体上部を被覆する可撓膜
    体を展設し、該展設した可撓膜体の張力状態形状を固定
    維持する強度を有する材料で形成して前記可撓膜体の外
    面に接合する破損防止のための保護層を設け、該保護層
    の外面にコンクリート体を接合して形成することを特徴
    とするコンクリート製屋根。
  3. 【請求項3】底版と側壁とよりなる貯槽本体の該側壁上
    部に周縁を固定して前記貯槽本体上部を被覆する可撓膜
    体を展設し、該展設した可撓膜体の張力状態形状を固定
    維持する強度を有する材料で形成して前記可撓膜体の内
    面に接合する支持層を設け、上記可撓膜体の外面にコン
    クリート体を接合して形成することを特徴とするコンク
    リート製屋根。
  4. 【請求項4】底版と側壁とよりなる貯槽本体の該側壁上
    部に周縁を固定して前記貯槽本体上部を被覆する可撓膜
    体を展設し、該展設した可撓膜体の張力状態形状を固定
    維持する強度を有する材料で形成して前記可撓膜体の外
    面に接合する破損防止のための保護層を設け、かつ上記
    展設した可撓膜体の張力状態形状を固定維持する強度を
    有する材料で形成して該可撓膜体の内面に接合する支持
    層を設け、上記保護層の外面にコンクリート体を接合し
    て形成することを特徴とするコンクリート製屋根。
  5. 【請求項5】底板と側壁とよりなる貯槽本体上部を覆う
    可撓膜体の周縁を前記側壁上部に気密固定し、次いで貯
    槽本体内を昇圧して可撓膜体を貯槽本体上部に展設した
    張力状態に形成しておき、該可撓膜体の外面に保護層を
    形成するか、若しくは可撓膜体の内面に支持層を形成す
    るか、又は可撓膜体の外面に保護層及び可撓膜体の内面
    に支持層の両層を形成するかして、屋根の形状を固定状
    態に形成した後、貯槽本体内の昇圧を除去して上記保護
    層又は可撓膜体の上にコンクリート体を形成することを
    特徴とするコンクリート製屋根の構築法。
  6. 【請求項6】底版と側壁とよりなる貯槽本体上部を覆う
    可撓模体の周縁を前記側壁上部に気密固定し、次いで貯
    槽本体内を昇圧して可撓模体を貯槽本体上部に展設した
    張力状態に形成しておき、該可撓模体の外面に保護層を
    形成するか、若しくは可撓模体の内面に支持層を形成す
    るか、又は可撓模体の外面に保護層及び可撓模体の内面
    に支持層の両層を形成するかして、屋根の形状を固定状
    態に形成した後も、貯槽本体内の昇圧を維持して上記保
    護層又は可撓模体の上にコンクリート体を形成すること
    を特徴とするコンクリート製屋根の構築法。
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