JP2003237446A - 車両用シートバックのフレーム構造 - Google Patents

車両用シートバックのフレーム構造

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 荷室に置いた荷物の移動により受ける外力に
対する強度を向上させ得る車両用シートバックのフレー
ム構造を提供する。 【解決手段】 荷室前に配置される車両用リアシートに
おけるシートバック1、21において、概略矩形状をし
たバックパネル2、22の周縁に沿ってバックフレーム
3、23が配設され、そのバックパネル2、22には、
凸状または凹状の連続した打ち出し突起8、28が、上
記荷室に置かれる荷物の移動に伴う外力を受けることに
よるライン状窪みの発生を未然に防止すべく、そのライ
ン状窪み発生予定部C1、C2、D1、D2を横切るよ
うに形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車にお
ける荷室前に配置されるリアシートにおけるシートバッ
クのフレーム構造に関する。 【0002】 【従来の技術】上述したリアシートは、車室床部に下部
が固定されたシートクッションと、その後部に下部が支
持されたシートバックとを有する構成のものが一般的で
あり、シートバックとしては、前倒し可能なものと、起
立状態で車体に固定されたものとが存在する。 【0003】かかるシートバックとしては、図6に示す
ように、概略矩形状をしたバックパネル101(左下が
りのハッチング部分)の周縁に沿ってバックフレーム1
02が配設され、これらバックパネル101およびバッ
クフレーム102を覆うようにパッドおよび外皮用トリ
ムなどが設けられた構成のものが知られている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところで、近年におい
ては自動車の安全向上を図るべく、種々の対策が検討さ
れており、その一つに、リアシートが後部荷室の荷物移
動により受ける際の耐荷重を規定値以上にすることが必
須項目として挙げられている。その基準として、縦30
0ミリ×横300ミリの衝突面を有する重さ18kgで
ある2個の規格荷物を互いに所定距離だけ離した横並び
状態で荷室から慣性力によりシートバックの背面に当て
る自動車規則 ECENo.17が知られる。 【0005】しかしながら、従来のリアシートにあって
は、バックパネルの周縁に沿ってバックフレームが配設
された構成である故に、例えば上述した自動車規則に基
づくテストのようにシートバックに大荷重が作用する
と、バックパネルに前側へ山形状に突出したライン状窪
み(ラインを横切る断面が山形状)が生じて大荷重に対
する強度が不足する虞があった。なお、上記ライン状窪
みは、図7(a)に示す2分割リアシートバックのよう
に下部の左右両端の車体取付部103、104と上部右
端の車体取付部105との3点で固定される場合には、
上部右端の車体取付部105と下部左端の車体取付部1
03とを結ぶ対角線A上およびその上側の横線B上に2
本形成され、図7(b)に示す2分割リアシートバック
のように下部の左右両端の車体取付部106、107と
上部中央の車体取付部108との3点で固定される場合
には、上部中央の車体取付部108と下部右端の車体取
付部107との間から下部左端の車体取付部106に向
かう線C上および上部中央の車体取付部108と下部左
端の車体取付部106との間から下部右端の車体取付部
107に向かう線D上に概略V字状に形成される。 【0006】本発明は、このような従来技術の課題を解
決するようになされたもので、荷室に置いた荷物の移動
により受ける外力に対する強度を向上させ得る車両用シ
ートバックのフレーム構造を提供することを目的とす
る。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明の車両用シートバ
ックのフレーム構造は、荷室前に配置される車両用リア
シートにおけるシートバックのフレーム構造であって、
概略矩形状をしたバックパネルの周縁に沿ってバックフ
レームが配設され、前記バックパネルには、凸状または
凹状の連続した打ち出し突起が、上記荷室に置かれる荷
物の移動に伴う外力を受けることによるライン状窪みの
発生を未然に防止すべく、そのライン状窪み発生予定部
を横切るように形成されていることを特徴とする。 【0008】この発明による場合には、ライン状窪み発
生予定部を横切るように形成された打ち出し突起がライ
ン状窪みの発生を未然に防止するので、バックパネルは
上記外力を受けてもライン状窪みの発生がないように補
強され、これにより外力に対する強度が向上する。この
とき、外力を受ける位置が、バックパネルとバックフレ
ームのいずれであってもライン状窪みの発生が未然に防
止される。 【0009】 【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態を具体
的に説明する。 【0010】(第1実施形態)図1は本発明をセダンの
2分割タイプのリアシートに適用した車両用シートバッ
クを示す正面図で、図2は図1のA−A線による端面
図、図3は図1の車両用シートバックにおけるライン状
窪み発生予定部と打ち出し突起との関係を示す正面図で
ある。なお、図1のA´−A´線による断面部分の構造
は、図2とほぼ同様であり、図2を代用して以下で説明
する。 【0011】第1実施形態の車両用シートバックとして
は、横長の概略矩形状をしたバックパネル2の縁部に沿
って配設されたバックフレーム3を有する図右側の左席
用シートバック1と、縦長の概略矩形状をしたバックパ
ネル22の縁部に沿って配設されたバックフレーム23
を有する図左側の右席用シートバック21とを具備し、
前者の横幅と後者の横幅とが約6:4の比率となってい
る。 【0012】左席用シートバック1のバックパネル2
は、鋼等の金属板からなり、下部の左右両端部には、軸
部13、14を介して車体取付部15、16が所定角度
範囲で回転可能に取付けられ、各車体取付部15、16
はそれぞれ図示しない車体にボルト等により固定され
る。 【0013】バックパネル2の上部中央にも車体取付部
12が設けられている。この車体取付部12は、バック
パネル2に形成されたストライカ取付孔4を有し、その
ストライカ取付孔4を挟んで前側の両縁部には、図2に
示すように板状をしたストライカブラケット5の両端部
5a、5bが溶接等で取付けられ、各端部5a、5bの
中央寄り位置にはそれぞれ通し孔5c、5dが形成され
ており、両端部5a、5bのそれぞれの前側には、通し
孔5c、5dを通して棒状のストライカ6の両端部が溶
接等で固定された構成となっている。 【0014】かかる車体取付部12のストライカ6は、
車体側に設けられたキャッチ部材(図示せず)に着脱可
能な状態で取付けられるものであり、ストライカ6の脱
状態ではシートバックが軸部13、14を介して前倒し
可能となり、ストライカ6の着状態ではシートバックが
少し後側に傾いた起立姿勢に固定される。また、バック
パネル2の縁部に沿って配設されたバックフレーム3
は、鋼等の金属板を加工したものからなり、ストライカ
ブラケット5の背面側を通された状態でバックパネル2
に溶接されている。 【0015】また、上記バックパネル2には、その周縁
に沿って前側に突出した矩形状の補強部7が形成され、
その補強部7の内側には、前側に凸状に突出した連続す
る打ち出し突起8が複数、この図示例では3つ形成され
ている。本例の打ち出し突起8は、逆三角形の打ち出し
突起9と、三角形と概略逆V字形とが連結された打ち出
し突起10と、丸形の打ち出し突起11とである。 【0016】かかるバックパネル2に発生する虞のある
ライン状窪み発生予定部は、図3に示すように、線C1
および線D1によるV字状のもので、線C1には、打ち
出し突起9の直角の頂部9a、その対辺9b、打ち出し
突起10の三角形の長辺10aおよび縦辺10bが横切
っており、線D1には、打ち出し突起10の概略逆V字
形の右垂下辺10cおよび左傾斜辺10dが横切ってい
る。上記丸形の打ち出し突起11は、補強部7と同様の
バックパネル2を補強するためのものである。 【0017】右席用シートバック21のバックパネル2
2も、同様であって、鋼等の金属板からなり、下部の左
右両端部には、軸部33、34を介して車体取付部3
5、36が所定角度範囲で回転可能に取付けられ、各車
体取付部35、36はそれぞれ図示しない車体にボルト
等により固定される。 【0018】バックパネル22の上部中央にも車体取付
部32が設けられている。この車体取付部32は、バッ
クパネル22に形成されたストライカ取付孔24を有
し、そのストライカ取付孔24を挟んで前側の両縁部に
は、図2(図1のA´−A´線による断面部分で代用)
に示すように板状をしたストライカブラケット25の両
端部25a、25bが溶接等で取付けられ、各端部25
a、25bの中央寄り位置にはそれぞれ通し孔25c、
25dが形成されており、両端部25a、25bのそれ
ぞれの前側には、通し孔25c、25dを通して棒状の
ストライカ26の両端部が溶接等で固定された構成とな
っている。 【0019】かかる車体取付部32のストライカ26
は、車体側に設けられたキャッチ部材(図示せず)に着
脱可能な状態で取付けられるものであり、ストライカ2
6の脱状態ではシートバックが軸部33、34を介して
前倒し可能となり、ストライカ26の着状態ではシート
バックが少し後側に傾いた起立姿勢に固定される。ま
た、バックパネル22の縁部に沿って配設されたバック
フレーム23は、鋼等の金属板を加工したものからな
り、ストライカブラケット25の背面側を通された状態
でバックパネル22に溶接されている。 【0020】また、上記バックパネル22には、その周
縁に沿って前側に突出した矩形状の補強部27が形成さ
れ、その補強部27の内側には、前側に凸状に突出した
連続する打ち出し突起28が複数、この図示例では2つ
形成されている。本例の打ち出し突起28は、逆三角形
の打ち出し突起29と、概略コの字形の打ち出し突起3
0とである。 【0021】かかるバックパネル22に発生する虞のあ
るライン状窪み発生予定部は、図3に示すように、線C
2および線D2によるV字状のもので、線C2には、打
ち出し突起29の右傾斜辺29aおよび打ち出し突起3
0の右垂下辺30aが横切っており、線D2には、打ち
出し突起29の左傾斜辺29bおよび打ち出し突起30
の左垂下辺30bが横切っている。 【0022】したがって、本実施形態による場合には、
左席用シートバック1のバックパネル2に発生する虞が
あるライン状窪み発生予定部の線C1には、打ち出し突
起9の直角の頂部9a、その対辺9b、打ち出し突起1
0の三角形の長辺10aおよび縦辺10bが横切り、同
ライン状窪み発生予定部の線D1には、打ち出し突起1
0の概略逆V字形の右垂下辺10cおよび左傾斜辺10
dが横切っているので、例えば前記自動車規則に基づく
テストの規格荷物の移動などによる大荷重を、左席用シ
ートバック1のバックパネル2とバックフレーム3のい
ずれに拘わらず受けても、バックパネル2にライン状窪
み発生予定部の線C1およびD1が発生するのを未然に
防止することができる。 【0023】また、右席用シートバック21のバックパ
ネル22に発生する虞があるライン状窪み発生予定部の
線C2には、打ち出し突起29の右傾斜辺29aおよび
打ち出し突起30の右垂下辺30aが横切っており、ラ
イン状窪み発生予定部の線D2には、打ち出し突起29
の左傾斜辺29bおよび打ち出し突起30の左垂下辺3
0bが横切っているので、例えば前記規格荷物などの移
動による大荷重を、右席用シートバック21のバックパ
ネル22とバックフレーム23のいずれに拘わらず受け
ても、バックパネル22にライン状窪み発生予定部の線
C2およびD2が発生するのを未然に防止することがで
きる。よって、バックパネル2および22は前記規格荷
物による外力を受けてもライン状窪みの発生がないよう
に補強され、これにより外力に対する強度が向上する。 【0024】(第2実施形態)図4は本発明をワゴンの
2分割タイプのリアシートに適用した車両用シートバッ
クを示す正面図で、図5は図4の車両用シートバックに
おけるライン状窪み発生予定部と打ち出し突起との関係
を示す正面図である。なお、図1〜図3と同一部分に
は、同一番号を付している。 【0025】この車両用シートバックは、ワゴンのリア
シートのものであり、第1実施形態と同様に6:4の比
率の横幅を有する左席用シートバック1と右席用シート
バック21を具備する。 【0026】左席用シートバック1は、その下側の左右
両端部に設けた車体取付部15、16が図示しない車体
にボルト等により固定されることで取付けられ、軸部1
3、14を介して所定角度範囲で回転可能となってお
り、左席用シートバック1の右側上部に設けた車体取付
部4Aが車体に着脱可能に取付けられている。右席用シ
ートバック21は、その下側の左右両端部に設けた車体
取付部35、36が図示しない車体にボルト等により固
定されることにより取付けられ、軸部33、34を介し
て所定角度範囲で回転可能となっており、右席用シート
バック21の左側上部に設けた車体取付部24Aが車体
に着脱可能に取付けられている。 【0027】上記左席用シートバック1の車体取付部4
Aおよび右席用シートバック21の車体取付部24A
は、図示を省略するが、車体側に設けられたストライカ
と、シートバック1、21側に設けられたキャッチ部材
とを有する構成である。なお、図4中の37は、シート
ベルトを通す開口37aが設けられたシートベルト通し
部材であり、バックパネル2に溶接されている(溶接部
の図示を省略)。 【0028】左席用シートバック1のバックパネル2に
は、その周縁に沿って前側に突出した矩形状の補強部7
が形成され、その補強部7の内側には、前側に凸状に突
出した連続する打ち出し突起40が複数、この図示例で
は8つ形成されている。本例の打ち出し突起40は、図
右側から縦線状の打ち出し突起41、「く」の字状の打
ち出し突起42、同「く」の字状の打ち出し突起43、
「ト」の字状の打ち出し突起44、丸形状の打ち出し突
起45、縦線状の打ち出し突起46、同縦線状の打ち出
し突起47および「T」の字状の打ち出し突起48であ
る。 【0029】かかるバックパネル2に発生する虞のある
ライン状窪み発生予定部は、図5に示すように、上部右
端の車体取付部4Aと下部左端の車体取付部15とを結
ぶ対角線A1と、その上側の横線B1とであり、対角線
A1には、打ち出し突起41、42、43、44、45
および48が横切っており、横線B1には、打ち出し突
起41、42、43、44、46および47が横切って
いる。 【0030】右席用シートバック21のバックパネル2
2には、図4に示すようにその周縁に沿って前側に突出
した矩形状の補強部27が形成され、その補強部27の
内側には、前側に凸状に突出した連続する打ち出し突起
50が複数、この図示例では4つ形成されている。本例
の打ち出し突起50は、図左側から「く」の字状の打ち
出し突起51、同「く」の字状の打ち出し突起52、同
「く」の字状の打ち出し突起53および縦線状の打ち出
し突起54である。 【0031】かかるバックパネル22に発生する虞のあ
るライン状窪み発生予定部は、図5に示すように、上部
左端の車体取付部24Aと下部右端の車体取付部36と
を結ぶ対角線A2と、その上側の横線B2とであり、対
角線A2および横線B1には、それぞれ打ち出し突起5
1、52、53および54が横切っている。 【0032】したがって、第2実施形態による場合に
も、例えば前記規格荷物などの移動による大荷重を、シ
ートバック1、21のバックパネルとバックフレームの
いずれに拘わらず受けても、バックパネル2、22にラ
イン状窪み発生予定部の線A1とB1、A2とB2が発
生するのを未然に防止することができる。よって、バッ
クパネル2および22は前記規格荷物の移動による外力
を受けてもライン状窪みの発生がないように補強され、
これにより外力に対する強度が向上する。 【0033】なお、上述した第1実施形態では、左席用
シートバック1のバックパネル2に、ライン状窪みの線
C1およびD1の少なくとも一方を横切るように、逆三
角形の打ち出し突起9および三角形と概略逆V字形とが
連結された打ち出し突起10を形成しているが、本発明
はこれに限らない。例えば、ライン状窪み発生予定部の
線C1およびD1の少なくとも一方を横切るように線状
をした打ち出し突起のみを1又は複数形成してもよく、
或いは、これら線の隣り合うもの同士が任意の箇所で連
結された打ち出し突起であってもよく、或いは、三角形
状、四角形状、多角形等であって線の閉じた形状のみを
1又は複数形成してもよく、或いは、これらを組み合わ
せたものであってもよい。このことは、上述した第1実
施形態の右席用シートバック又は第2実施形態の左席用
シートバック又は第2実施形態の右席用シートバックの
各バックパネルに対しても同様である。また、本発明に
おいて、打ち出し突起がライン状窪み発生予定部を横切
る角度に関しては、斜めであるよりも極力直交するよう
に形成するのが、ライン状窪みの防止を良好に図れる点
で好ましい。 【0034】また、上述した第1、第2実施形態では、
打ち出し突起8、28、40、50を前側に突出するよ
うに形成しているが、本発明はこれとは逆に、打ち出し
突起8、28、40、50を背面側に突出するように形
成してもよい。 【0035】また、上述した第1、第2実施形態では、
荷室前のリアシートの横幅が約6:4の2分割タイプの
リアシートを対象として本発明を適用しているが、本発
明はこれに限らず、横幅が5:5の2分割タイプのリア
シートにも適用することができ、特に補強パイプを配設
することに関しては、前述の自動車規則に基づくテスト
で共にバックパネルの背面に外力が直接作用する左右両
方のシートバックを対象として適用するのが好ましい。 【0036】また、上述した第1、第2実施形態では、
荷室前のリアシートが2分割タイプのリアシートを対象
として本発明を適用しているが、本発明はこれに限ら
ず、非分割タイプの一体型リアシートにも適用すること
ができる。 【0037】また、上述した第1、第2実施形態ではシ
ートバックが前倒し可能なものを例に挙げて説明してい
るが、本発明はこれに限らず、シートバックが車体に固
定されたリアシートに対しても適用することが可能であ
る。 【0038】 【発明の効果】以上詳述したように本発明による場合に
は、ライン状窪み発生予定部を横切るように形成された
打ち出し突起がライン状窪みの発生を未然に防止するの
で、バックパネルは荷室に置かれた荷物の移動による外
力を受けてもライン状窪みの発生がないように補強さ
れ、これにより外力に対する強度を向上させ得る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明をセダンの2分割タイプのリアシートに
適用した第1実施形態に係る車両用シートバックを示す
正面図である。 【図2】図1のA−A線による端面図(図1のA´−A
´線による断面部分で代用)である。 【図3】図1の車両用シートバックにおけるライン状窪
み発生予定部と打ち出し突起との関係を示す正面図であ
る。 【図4】本発明をワゴンの2分割タイプのリアシートに
適用した第2実施形態に係る車両用シートバックを示す
正面図である。 【図5】図4の車両用シートバックにおけるライン状窪
み発生予定部と打ち出し突起との関係を示す正面図であ
る。 【図6】従来の車両用シートバックを示す外観斜視図で
ある。 【図7】従来の車両用シートバックにおけるライン状窪
みの発生状態を説明するための正面図である。 【符号の説明】 A1、B1、A2、B2、C1、C2、D1、D2 ラ
イン状窪み発生予定部 1、21 シートバック 2、22 バックパネル 3、23 バックフレーム 5 ストライカブラケット 8、9、10、28、29、30、40、41、42、
43、44、45、46、47、48、50、51、5
2、53、54 打ち出し突起

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 荷室前に配置される車両用リアシートに
    おけるシートバックのフレーム構造であって、 概略矩形状をしたバックパネルの周縁に沿ってバックフ
    レームが配設され、前記バックパネルには、凸状または
    凹状の連続した打ち出し突起が、上記荷室に置かれる荷
    物の移動に伴う外力を受けることによるライン状窪みの
    発生を未然に防止すべく、そのライン状窪み発生予定部
    を横切るように形成されていることを特徴とする車両用
    シートバックのフレーム構造。
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