JP2003229856A - 通信装置及び通信制御方法 - Google Patents

通信装置及び通信制御方法

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JP2003229856A
JP2003229856A JP2002020449A JP2002020449A JP2003229856A JP 2003229856 A JP2003229856 A JP 2003229856A JP 2002020449 A JP2002020449 A JP 2002020449A JP 2002020449 A JP2002020449 A JP 2002020449A JP 2003229856 A JP2003229856 A JP 2003229856A
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健 斉藤
Keiichi Teramoto
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Hiroyuki Aizu
宏幸 会津
Shuichi Hisama
修一 久間
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自装置のエコーネットアドレスを効率的に決
定できるようにした通信装置を提供すること。 【解決手段】 エコーネット機器Cは、エコーネットア
ドレスを問合せるパケットをマルチキャストする。該パ
ケットを受信したエコーネット機器(A,B)は、自分
のエコーネットアドレスのノードIDに単位時間を乗じ
た待機時間だけ待った後に、機器Cに自分のノードID
を通知する。機器Cは、通知されたノードID以外のノ
ードIDを選択する。機器Cは、選択したノードIDを
含む確認パケットをマルチキャストする。これに対し
て、選択したノードIDを使用している旨の通知がなけ
れば、機器Cは、選択したノードIDを自装置の使用す
るエコーネットアドレスのノードIDとして決定する。
通知があれば、他のノードIDを選択して同じ手順を繰
り返す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、IP等のネットワ
ークレイヤプロトコルのネットワーク上でのエコーネッ
ト等の制御プロトコルによる通信を行う通信装置及び通
信制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、情報家電の発展が急である。本分
野は、白物家電、AV家電、パソコン等の情報機器、モ
バイル機器等の多岐にわたり、それぞれにおいてデジタ
ル技術を応用した様々な応用が考えられている。
【0003】その1つのアプリケーションがホームネッ
トワークの利用である。ホームネットワークは、家庭内
におけるネットワーク技術であり、上記様々な情報家電
同士を相互に接続する。
【0004】このホームネットワーク技術として、特に
最近注目を集めているのがインターネット技術である。
例えば、音楽配信やホームページ閲覧、電子メール等、
次々とホームネットワークユーザにとって魅力的なアプ
リケーションが開発され、そのユーザ数は増加の一途で
ある。
【0005】一方、ホームネットワークの1つの応用例
が設備系ネットワーク、あるいはホームオートメーショ
ンとしての利用である。これらのネットワークには、エ
アコンや照明、白物家電等が接続され、機器の状態監視
や遠隔制御等がアプリケーションとして考えられる。こ
の設備系ネットワークの日本におけるデファクトスタン
ダードになると期待されているのがエコーネットであ
る。エコーネットは、電灯線、ツイストペア線等の様々
な物理媒体上で、設備系機器(白物家電等)を制御する
ためのコマンド、プロトコル、オブジェクト、API等
を規定している(例えば、http://www.ec
honet.or.jpにて取得可能に開示されている
文書に説明が詳しい)。このエコーネットは、日本国内
の複数の電機メーカを中心に設立されたコンソーシアム
がその標準化を担っており、既にバージョン1のスペッ
ク等が発行され、商品化も始まろうとしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】エコーネットは、それ
自体がアドレス体系を持ち、「インターネット」のアド
レス体系の上に「エコーネット」のアドレス体系を乗せ
る、といった工夫を行なう必要がある。そのため、「エ
コーネットアドレス」と「インターネットアドレス」と
の間の対応関係の決定等、これまでに無い考慮が必要と
なってくる。これを行なうのが「エコーネットアドレス
初期化」手続きである。
【0007】エコーネットアドレスを決定する場合に
は、該アドレスを決定する「エコーネットアドレスサー
バ」なるサーバが必ずしも存在しないことが想定される
ため、自立的にエコーネットアドレスを定める機構を用
意することが必要である。この機構として、例えば、
「エコーネットアドレスとなる値の候補を選択し、これ
をローカル網上にブロードキャストすることで、アドレ
スの重複を調査する」というものがある。この機構で
は、「アドレスの仮の値の選択→調査→重複の発見→最
初に戻る」のループにしばらくはまってしまう可能性が
考えられる。このため、立ち上げからしばらくの間、自
分のエコーネットアドレスが決定できない、という事態
が考えられる。
【0008】特に、本機構がBluetooth等の無
線方式に搭載された場合、Bluetoothでは同時
にアクティブに通信できるノード数(スレーブ数)が7
以下という制約があるため、上記のループがブロードキ
ャスト処理を伴うだけに、多くの時間を費やす必要に迫
られる可能性がある。
【0009】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、自装置のエコーネットアドレスを効率的に決定で
きるようにした通信装置及び通信制御方法を提供するこ
とを目的とする。
【0010】また、本発明は、1つの自装置からブロー
ドキャストあるいはマルチキャストされたパケットに対
する複数の他の装置からの応答パケットを該1つの自装
置が効率的に受信できるようにした通信装置及び通信制
御方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、所定のネット
ワークレイヤプロトコルのネットワーク上での所定の制
御プロトコルによる通信を行う通信装置であって、前記
所定のネットワークレイヤプロトコルのネットワークに
接続するためのインタフェース手段と、前記所定のネッ
トワークレイヤプロトコルのネットワークを介して送受
信される前記所定の制御プロトコルのデータに関する処
理を行うための制御プロトコル処理手段と、前記所定の
ネットワークレイヤプロトコルのネットワークに接続さ
れた自装置及び他の通信装置について、当該通信装置が
前記所定のネットワークレイヤプロトコルのネットワー
クで使用すべきネットワークレイヤ・アドレス及び当該
通信装置が前記所定の制御プロトコルで使用すべき所定
のアドレスを対応付けて記憶するための記憶手段と、前
記所定の制御プロトコルのパケットをカプセル化した、
前記所定のネットワークレイヤプロトコルのパケットの
送受信を行うための送受信手段と、自装置が前記所定の
制御プロトコルで使用すべき所定のアドレスを決定する
ための決定手段と、前記所定のネットワークレイヤプロ
トコルのネットワークに接続された他の通信装置から、
自装置が使用している前記所定のアドレスに関係する所
定の応答を求めるパケットを受信し、これに応答する場
合、自装置の使用している前記所定のアドレスに応じて
決まる待機時間だけ待機した後に、受信したパケットに
応答するパケットを返送する応答手段とを備えたことを
特徴とする。
【0012】また、本発明は、所定のネットワークレイ
ヤプロトコルのネットワーク上での所定の制御プロトコ
ルによる通信を行う通信装置であって、前記所定のネッ
トワークレイヤプロトコルのネットワークに接続するた
めのインタフェース手段と、前記所定のネットワークレ
イヤプロトコルのネットワークを介して送受信される前
記所定の制御プロトコルのデータに関する処理を行うた
めの制御プロトコル処理手段と、前記所定のネットワー
クレイヤプロトコルのネットワークに接続された自装置
及び他の通信装置について、当該通信装置が前記所定の
ネットワークレイヤプロトコルのネットワークで使用す
べきネットワークレイヤ・アドレス及び当該通信装置が
前記所定の制御プロトコルで使用すべき所定のアドレス
を対応付けて記憶するための記憶手段と、前記所定の制
御プロトコルのパケットをカプセル化した、前記所定の
ネットワークレイヤプロトコルのパケットの送受信を行
うための送受信手段と、前記所定のネットワークレイヤ
プロトコルのネットワークに接続された他の通信装置に
対して、該他の通信装置が使用している前記所定のアド
レスを問い合わせるパケットを送信し、その後、所定の
待時間待つ間に、該他の通信装置から返送されてきた前
記所定のアドレスを含むパケットを受信し、受信された
パケットに含まれる該所定のアドレスに基づいて、自装
置が前記所定の制御プロトコルで使用すべき所定のアド
レスを決定するための決定手段とを備え、前記他の通信
装置は、前記パケットを受信した場合、該他の通信装置
の使用している前記所定のアドレスに応じて決まる待機
時間だけ待機した後に、前記パケットを返送するもので
あり、前記所定の待時間は、該待機時間の決定方法に基
づいて決定されたものであることを特徴とする。
【0013】また、本発明は、所定のネットワークレイ
ヤプロトコルのネットワーク上での所定の制御プロトコ
ルによる通信を行う通信装置であって、前記所定のネッ
トワークレイヤプロトコルのネットワークに接続するた
めのインタフェース手段と、前記所定のネットワークレ
イヤプロトコルのネットワークを介して送受信される前
記所定の制御プロトコルのデータに関する処理を行うた
めの制御プロトコル処理手段と、前記所定のネットワー
クレイヤプロトコルのネットワークに接続された自装置
及び他の通信装置について、当該通信装置が前記所定の
ネットワークレイヤプロトコルのネットワークで使用す
べきネットワークレイヤ・アドレス及び当該通信装置が
前記所定の制御プロトコルで使用すべき所定のアドレス
を対応付けて記憶するための記憶手段と、前記所定の制
御プロトコルのパケットをカプセル化した、前記所定の
ネットワークレイヤプロトコルのパケットの送受信を行
うための送受信手段と、自装置が持つネットワークレイ
ヤプロトコルアドレスの所定のビット列の値を、自装置
が前記所定の制御プロトコルで使用すべき所定のアドレ
スの候補とし、該所定のビット列の値について、前記所
定のネットワークレイヤプロトコルのネットワークに接
続された他の通信装置に対して、該他の通信装置が使用
している前記所定のアドレスと同一であるかを問い合わ
せるパケットを送信し、同一でないと判断された場合に
は、前記値を、自装置が前記所定の制御プロトコルで使
用すべき所定のアドレスとして決定する決定手段とを備
えたことを特徴とする。
【0014】また、本発明は、所定のネットワークレイ
ヤプロトコルのネットワーク上での所定の制御プロトコ
ルによる通信を行う通信装置であって、前記所定のネッ
トワークレイヤプロトコルが稼動するデータリンクレイ
ヤネットワークに接続するためのインタフェース手段
と、前記所定のネットワークレイヤプロトコルのネット
ワークを介して送受信される前記所定の制御プロトコル
のデータに関する処理を行うための制御プロトコル処理
手段と、前記所定のネットワークレイヤプロトコルのネ
ットワークに接続された自装置及び他の通信装置につい
て、当該通信装置の持つデータリンクレイヤプロトコル
アドレスと、当該通信装置が前記所定のネットワークレ
イヤプロトコルのネットワークで使用すべきネットワー
クレイヤ・アドレスと、当該通信装置が前記所定の制御
プロトコルで使用すべき所定のアドレスとを対応付けて
記憶するための記憶手段と、前記所定の制御プロトコル
のパケットをカプセル化した、前記所定のネットワーク
レイヤプロトコルのパケットの送受信を行うための送受
信手段と、自装置が持つデータリンクレイヤプロトコル
アドレスの所定のビット列の値を、自装置が前記所定の
制御プロトコルで使用すべき所定のアドレスの候補と
し、該所定のビット列の値について、前記所定のネット
ワークレイヤプロトコルのネットワークに接続された他
の通信装置に対して、該他の通信装置が使用している前
記所定のアドレスと同一であるかを問い合わせるパケッ
トを送信し、同一でないと判断された場合には、前記値
を、自装置が前記所定の制御プロトコルで使用すべき所
定のアドレスとして決定する決定手段とを備えたことを
特徴とする。
【0015】また、本発明は、所定のネットワークレイ
ヤプロトコルのネットワーク上での所定の制御プロトコ
ルによる通信を行う通信装置であって、前記所定のネッ
トワークレイヤプロトコルのネットワークに接続するた
めのインタフェース手段と、前記所定のネットワークレ
イヤプロトコルのネットワークを介して送受信される前
記所定の制御プロトコルのデータに関する処理を行うた
めの制御プロトコル処理手段と、前記所定のネットワー
クレイヤプロトコルのネットワークに接続された自装置
及び他の通信装置について、当該通信装置が前記所定の
ネットワークレイヤプロトコルのネットワークで使用す
べきネットワークレイヤ・アドレス及びリンクレイヤア
ドレス並びに当該通信装置が前記所定の制御プロトコル
で使用すべき所定のアドレスを対応付けて記憶するため
の記憶手段と、前記所定の制御プロトコルのパケットを
カプセル化した、前記所定のネットワークレイヤプロト
コルのパケットの送受信を行うための送受信手段と、自
装置が前記所定の制御プロトコルで使用すべき所定のア
ドレスの候補として、自装置が以前に使用していた前記
所定のアドレスが存在する場合には、その値を、存在し
ない場合には、自装置が持つネットワークレイヤプロト
コルアドレス又はリンクレイヤアドレスの所定のビット
列の値を選択し、該所定のビット列の値について、前記
所定のネットワークレイヤプロトコルのネットワークに
接続された他の通信装置に対して、該他の通信装置が使
用している前記所定のアドレスと同一であるかを問い合
わせるパケットを送信し、同一でないと判断された場合
には、前記値を、自装置が前記所定の制御プロトコルで
使用すべき所定のアドレスとして決定する決定手段とを
備えたことを特徴とする。
【0016】また、本発明は、所定のネットワークレイ
ヤプロトコルのネットワーク上での所定の制御プロトコ
ルによる通信を行うための通信制御方法であって、前記
所定のネットワークレイヤプロトコルのネットワークに
接続された他の通信装置から、自装置が使用している前
記所定のアドレスに関係する所定の応答を求めるパケッ
トを受信し、受信された前記パケットに応答する場合、
自装置の使用している前記所定のアドレスに応じて決ま
る待機時間だけ待機し、受信した前記パケットに応答す
るパケットを返送することを特徴とする。
【0017】また、本発明は、所定のネットワークレイ
ヤプロトコルのネットワーク上での所定の制御プロトコ
ルによる通信を行うための通信制御方法であって、前記
所定のネットワークレイヤプロトコルのネットワークに
接続された他の通信装置に対して、該他の通信装置が使
用している前記所定のアドレスを問い合わせるパケット
を送信するステップと、所定の待時間待つ間に、該他の
通信装置から返送されてきた前記所定のアドレスを含む
パケットを受信ステップと、受信されたパケットに含ま
れる該所定のアドレスに基づいて、自装置が前記所定の
制御プロトコルで使用すべき所定のアドレスを決定する
ステップとを有し、前記他の通信装置は、前記パケット
を受信した場合、該他の通信装置の使用している前記所
定のアドレスに応じて決まる待機時間だけ待機した後
に、前記パケットを返送するものであり、前記所定の待
時間は、該待機時間の決定方法に基づいて決定されたも
のであることを特徴とする。
【0018】また、本発明は、所定のネットワークレイ
ヤプロトコルのネットワーク上での所定の制御プロトコ
ルによる通信を行う通信装置としてコンピュータを機能
させるためのプログラムであって、前記所定のネットワ
ークレイヤプロトコルのネットワークに接続するための
インタフェース機能と、前記所定のネットワークレイヤ
プロトコルのネットワークを介して送受信される前記所
定の制御プロトコルのデータに関する処理を行うための
制御プロトコル処理機能と、前記所定のネットワークレ
イヤプロトコルのネットワークに接続された自装置及び
他の通信装置について、当該通信装置が前記所定のネッ
トワークレイヤプロトコルのネットワークで使用すべき
ネットワークレイヤ・アドレス及び当該通信装置が前記
所定の制御プロトコルで使用すべき所定のアドレスを対
応付けて記憶するための記憶機能と、前記所定の制御プ
ロトコルのパケットをカプセル化した、前記所定のネッ
トワークレイヤプロトコルのパケットの送受信を行うた
めの送受信機能と、自装置が前記所定の制御プロトコル
で使用すべき所定のアドレスを決定するための決定機能
と、前記所定のネットワークレイヤプロトコルのネット
ワークに接続された他の通信装置から、自装置が使用し
ている前記所定のアドレスに関係する所定の応答を求め
るパケットを受信し、これに応答する場合、自装置の使
用している前記所定のアドレスに応じて決まる待機時間
だけ待機した後に、受信したパケットに応答するパケッ
トを返送する応答機能とをコンピュータに実現させるた
めのプログラムである。
【0019】また、本発明は、所定のネットワークレイ
ヤプロトコルのネットワーク上での所定の制御プロトコ
ルによる通信を行う通信装置としてコンピュータを機能
させるためのプログラムであって、前記所定のネットワ
ークレイヤプロトコルのネットワークに接続するための
インタフェース機能と、前記所定のネットワークレイヤ
プロトコルのネットワークを介して送受信される前記所
定の制御プロトコルのデータに関する処理を行うための
制御プロトコル処理機能と、前記所定のネットワークレ
イヤプロトコルのネットワークに接続された自装置及び
他の通信装置について、当該通信装置が前記所定のネッ
トワークレイヤプロトコルのネットワークで使用すべき
ネットワークレイヤ・アドレス及び当該通信装置が前記
所定の制御プロトコルで使用すべき所定のアドレスを対
応付けて記憶するための記憶機能と、前記所定の制御プ
ロトコルのパケットをカプセル化した、前記所定のネッ
トワークレイヤプロトコルのパケットの送受信を行うた
めの送受信機能と、前記所定のネットワークレイヤプロ
トコルのネットワークに接続された他の通信装置であっ
てパケットの受信からこれに応答するパケットの返送ま
で該他の通信装置の使用している前記所定のアドレスに
応じて決まる待機時間だけ待機するものに対して、該他
の通信装置が使用している前記所定のアドレスを問い合
わせるパケットを送信し、その後、該待機時間の決定方
法に基づいて決定されたものである所定の待時間待つ間
に、該他の通信装置から返送されてきた前記所定のアド
レスを含むパケットを受信し、受信されたパケットに含
まれる該所定のアドレスに基づいて、自装置が前記所定
の制御プロトコルで使用すべき所定のアドレスを決定す
るための決定機能とをコンピュータに実現させるための
プログラムである。
【0020】なお、装置に係る本発明は方法に係る発明
としても成立し、方法に係る本発明は装置に係る発明と
しても成立する。また、装置または方法に係る本発明
は、コンピュータに当該発明に相当する手順を実行させ
るための(あるいはコンピュータを当該発明に相当する
手段として機能させるための、あるいはコンピュータに
当該発明に相当する機能を実現させるための)プログラ
ムとしても成立し、該プログラムを記録したコンピュー
タ読取り可能な記録媒体としても成立する。
【0021】本発明によれば、自通信装置のエコーネッ
トアドレスを効率的に決定できるようになる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら発明の
実施の形態を説明する。
【0023】(第1の実施形態)本実施形態では、エコ
ーネットプロトコルをIP(例えば、IPv4でも良い
し、IPv6でも良い)上にマッピングして、エコーネ
ットプロトコルをIPネットワーク上にて稼動する場合
を例にとって説明する。
【0024】また、本実施形態では、Bluetoot
hと呼ばれるローカル無線ネットワーク技術により、各
ノード(例えば、各種のいわゆる白物家電等や、そのコ
ントローラ等)を接続する構成を例にとる。ここで、B
luetoothとは、低コスト、低消費電力を特徴と
するローカル無線ネットワークであり、例えば、htt
p://www.bluetooth.comにて取得
可能に開示されている文書に説明が詳しい。なお、以下
で、BTは、Bluetoothの略である。
【0025】また、Bluetooth上では、PAN
(パーソナルエリアネットワーク)のプロファイルに
て、「IP over Bluetooth」の方式が
規定されているが、本実施形態では、この方式を用いる
場合を例にとって説明する。ここで、PANとは、Bl
uetooth上で定義されるイーサネット(登録商
標)エミュレーションの規格であり、この仕組みを用い
ることにより、イーサネットフレームのやり取りをBl
uetooth上でできるようになる。
【0026】図1に、本実施形態のホームネットワーク
システムの構成例を示す。
【0027】図1に示されるように、Bluetoot
hの基地局(PAN基地局ともいう)1と、複数のエコ
ーネット機器3(図1の例では、A,B,Cの3つ)
が、Bluetoothにより相互接続されている。
【0028】Bluetoothの基地局(PAN基地
局ともいう)1は、Bluetoothピコネットのマ
スターにあたる。本実施形態では、このBluetoo
th基地局1は、エコーネットノードではないものとし
て説明している(ただし、Bluetooth基地局1
がエコーネットノードであっても構わない)。
【0029】エコーネット機器3は、エコーネットをサ
ポートするものであれば、家電機器、AV機器、パソコ
ンその他の情報機器など、どのような機器でもよい。
【0030】なお、Bluetooth基地局1は、B
luetoothを通して、エコーネット機器3の制御
(あるいは監視等)を行う機能を持っていてもよい。ま
た、図示しない他のノードがBluetoothを通し
て、エコーネット機器3の制御(あるいは監視等)を行
う機能を持っていてもよい。
【0031】これら全ての機器(図1では、基地局1、
機器A,B,C)は、それぞれ、IPアドレスを持つ。
IPアドレスは、IPv4アドレスでも良いし、IPv
6アドレスでも良い。なお、ここでは、IPアドレス
は、リンクローカルアドレスであるものとして説明す
る。リンクローカルアドレスとは、そのリンク(本例で
はBluetooth)上でのみ使うことのできる、特
殊なIPアドレスである。グローバルユニークなIPア
ドレスを与える必要が無い一方、ローカルなネットワー
ク(リンクネットワーク)上で、IPの特定のアプリケ
ーションを動作させる場合に用いられる方式である。エ
コーネットプロトコルは、ローカルネットワークを前
提、対象に開発されたプロトコルであるため、IP上で
もリンクローカルアドレスの使用が望ましいと共に、未
然に自宅外からの家電製品、エコーネット稼動範囲への
悪意のあるアクセスや間違いアクセスを未然に防ぐこと
が可能となる。
【0032】図2に、エコーネット機器3の内部構造例
を示す。
【0033】図2に示されるように、エコーネット機器
3は、Bluetoothにより無線通信するためのB
luetoothインタフェース31、エコーネットの
処理を行うエコーネット処理部32、所定のプロトコル
の処理を行う他プロトコル処理部33を含む。
【0034】エコーネット処理部32は、Blueto
othインタフェース11とイーサフレームの送受信の
やり取りを行うイーサフレーム送受信部321、インタ
ーネットパケットの送受信のやり取りを行なうインター
ネット処理部327、エコーネット on Bluet
oothの初期化処理を行う初期化処理部326、エコ
ーネットアドレスとIPアドレスとの間のアドレス解決
を行うアドレス解決部325、IPアドレスとエコーネ
ットアドレスとを対応付けて記憶するアドレステーブル
323、エコーネットのコマンド処理やミドルウエア処
理一般を行うエコーネット制御処理部322、液晶画面
やタッチパネルやキーボード等からなるユーザインタフ
ェース324を含む。
【0035】次に、図3に、本実施形態のアドレステー
ブルの内部構造例を示す。
【0036】図3(a)に示されるように、本実施形態
のアドレステーブル323は、そのIPサブネット(具
体的には、そのリンクローカルの空間)内にあるエコー
ネットノードのIPアドレス(本例の場合、リンクロー
カルアドレス)と、そのノードのエコーネットアドレス
(のノードID(ノード識別子))とを対応付けて記憶
する。
【0037】また、エコーネット機器3は、図3(b)
に示されるように、ある時点で他のエコーネット機器3
が既に使用しているエコーネットアドレス群を保持する
ためのテーブルを持つ。
【0038】ここで、エコーネットアドレスは、8ビッ
ト長の論理的な識別子であり、エコーネット仕様書にて
その仕様が定められる(エコーネット仕様書では、ネッ
トIDなるネットワーク識別子も定義されているが、本
実施形態では、ネットIDは固定と考えて、ノード別に
割り当てられるノードIDに着目して説明する)。この
値も、場合によって異なる値が割り当てられる可能性が
ある。
【0039】なお、図3(a)の例において、添え字の
0は、図1のBluetooth基地局1に対応するも
のを示し、添え字のa,bは、図1のエコーネット機器
A,Bに対応するものをそれぞれ示している。
【0040】なお、本実施形態において、Blueto
oth基地局(PAN基地局)1がエコーネットノード
である場合のその内部構造例は、基本的には、図1のエ
コーネット機器3のそれと同様である。ただし、イーサ
フレーム送受信部内に、イーサフレームのルーチングを
行う機能(イーサフレームルーチング部)を含む。この
イーサフレームルーチング部は、例えば、以下のような
処理を行う。すなわち、受信したイーサフレームが自ノ
ード宛のものであるかどうかを調べ、自ノード宛のもの
でない場合には宛先へ向けて送信し、自ノード宛のもの
である場合には、イーサタイプのフィールドを参照する
などして、内部の該当する処理部へ転送する。なお、こ
の場合、エコーネットノードである基地局1のエコーネ
ットアドレスの値を、例えば0や1等の固定値としても
よい。本実施形態のBluetoothのように、Bl
uetoothマスターの位置に立つノードは、エコー
ネットノードとして特別な役割(イーサフレームのルー
チングやアドレス解決、初期化処理等)を行うことか
ら、特別なエコーネットアドレスを固定的に割り当てる
ことで処理の簡便化をはかることができる。
【0041】以下では、エコーネットアドレス初期化手
続きについて説明する。
【0042】図4に、エコーネットアドレス初期化シー
ケンスの例を示す。
【0043】また、図5に、エコーネット機器3におけ
る、エコーネットアドレス決定の処理手順の一例を示
す。また、図6に、エコーネット機器3における、他の
エコーネット機器3からの問い合わせに回答する際の処
理手順の一例を示す。
【0044】ここでは、PAN基地局1がマスターとな
っているピコネットに、当初、エコーネット機器Aとエ
コーネット機器Bとが所属しているとする。つまり、こ
のピコネットには、機器Aと機器Bの2つのエコーネッ
トノードがこの時点では存在しているものとする。そし
て、エコーネット機器Cが本ローカルネットに加わろう
とする場合を例にとる。
【0045】この例では、まず、エコーネット機器Cが
周囲にInquiryをかけ(S1)、これにBTマス
ターとなっているPAN基地局1が答える(S2)。I
nquiryを受けたBTマスター(PAN基地局1)
は、必要に応じてマスター/スレーブ変換等を行って、
該エコーネット機器Cを配下に収める。
【0046】次に、BTマスター(PAN基地局1)と
エコーネット機器Cとの間でサービス発見手続きが行わ
れる(S3)。この結果、エコーネット機器Cは、BT
マスター(PAN基地局1)がPAN(TCP/IP)
をサポートしているノードであることを発見、認識する
(S4)。この時点では、まだエコーネット機器Cのエ
コーネットアドレスは決定していない。
【0047】次に、BTマスター(PAN基地局1)と
エコーネット機器Cとの間で、PANの初期化手続きが
行われる(S5)。この結果、両機器間で、Bluet
ooth上のPANを使ったTCP/IP通信が実現さ
れる。このIP通信は、IPv4でも良いし、IPv6
でも良い。
【0048】次に、エコーネット機器Cは、自分のエコ
ーネットアドレスを決定するための手順に移る。
【0049】まず、エコーネット機器Cは、そのローカ
ルネット(サブネット)内のエコーネットノードが持っ
ているアドレスを知るために、エコーネットアドレス問
合せパケットを、全てのエコーネットノードが受信する
ように予め割当てられたIPマルチキャストアドレスに
対して送信する(S6,S21)。このようにすること
で、該パケットがエコーネットノード以外のノードに送
信されることを未然に防ぐことができる。なお、(ロー
カル網上などの所定の範囲に)ブロードキャストを行う
ことも可能である。
【0050】このエコーネットアドレス問合せパケット
を受信したエコーネット機器3(図1の例では、機器A
と機器B)は、このパケットを送信したノード(本例の
エコーネット機器C)に対して、自分のエコーネットア
ドレスの値(特にノードIDの値)を通知してやらなく
てはならない。ただし、そのサブネット内に複数のエコ
ーネットノードが同時に存在する場合には、このリプラ
イが同時に行なわれてしまうと、アドレスを通知するた
めのパケットが一気にエコーネット機器Cに集中し、エ
コーネット機器Cが輻輳の状態になってしまう。よっ
て、これを未然に防ぐため、エコーネットアドレス問合
せパケットを受信(S31)したエコーネットノード
は、ある単位時間Tに、自分のエコーネットアドレス
(のノードIDの部分)の値を乗じた値に相当する待機
時間だけ待ち(S7,S9,S32,S33)、その
後、自エコーネットアドレスを含む応答パケットを返送
する(S8,S10,S34)。このようにすること
で、該アドレス問合せパケットを送ったノードへのリプ
ライの瞬間的な集中を未然に防ぐことが可能になる。
【0051】一方、アドレス問合せを送ったエコーネッ
ト機器Cの側も、そのローカルネットに存在し得る最大
ノード数(エコーネットの場合、255)の数に上記単
位時間を乗じた値T’(に相当する待時間)だけ待てば
(S22)、存在し得る全て(あるいはほとんど)のノ
ードからのリプライが返ってくるものと期待できる。こ
れは、エコーネットサブネット内のノード数が256と
限定された数であり、これに上記単位時間を乗じた数も
リーズナブルな時間に収まることから、このような受信
待ちが可能となる。捕捉したエコーネットアドレスは、
図3(b)の既利用エコーネットアドレスの一覧に記入
する。
【0052】なお、上記の手順は、エコーネットアドレ
ス問合せパケットや次のエコーノード確認パケットだけ
でなく、マルチキャストあるいはブロードキャストされ
た他のパケットを受信し、これに対する応答パケットを
返送する場合にも適用可能である。
【0053】ここで、上記エコーネットアドレス問合せ
パケットが何らかの都合(例えば劣悪な無線環境)によ
り到着しない場合も考えられ、応答できないノードが存
在する可能性を考慮する必要がある。このため、下記に
説明するように、上記エコーネットアドレス問合せに対
する応答パケットで収集したエコーネットアドレスと重
複しないアドレスを選択するだけでなく、選択したアド
レス(ノードID)が本当にそのIPサブネット内で使
われていないかどうかを、再度確認する作業が行なわれ
る。
【0054】このようにして、該ローカルネット上の全
て(あるいはほとんど)のエコーネットノードのエコー
ネットアドレスを収集したエコーネット機器Cは、続い
て、自分のエコーネットアドレスの候補を決める(S1
1,S23)。この場合、エコーネット機器Cは、存在
する全ての(または所定の一部の)エコーネットアドレ
スのうちから、それまでに通知されたエコーネットアド
レス(該ローカルネット上に既に存在すると考えられる
エコーネットアドレス)の値以外の値を選択し、これを
仮の自分のエコーネットアドレスとする。つまり、存在
する全ての(または所定の一部の)エコーネットアドレ
スのうちから、図3(b)の既利用エコーネットアドレ
スの一覧に書いてある値以外の値を、所定の方法で(例
えば、ランダムに、最も値の小さいものを、最も値の大
きいものを、など種々の方法がある)、1つ選択する。
【0055】エコーネット機器Cは、自分でエコーネッ
トアドレスの候補を決定し、この値を含むエコーノード
確認パケットを、ローカルリンクにブロードキャスト
(エコーネットノードに割当てられたIPマルチキャス
トアドレスでもよい)して、該エコーネットアドレスの
値の重複を調査する(S12)。このようなパケット
を、送信し、上記のように確認先のエコーネット機器の
待機時間を考慮して、所定の待時間(例えば、上記の
T’)だけ待ち(S13)、その時間の間、リプライが
無ければ、該サブネットには同様のエコーネットアドレ
スを持ったノードは他にはいないと判断して、該アドレ
スを、そのノードのエコーネットアドレスとして用いる
ことに決定する(S14,S24,S25)。なお、確
認パケットの送信と、所定の待時間だけ待つことを、所
定回数(複数数回)繰り返してもなおリプライが無けれ
ば、該アドレスを、そのノードのエコーネットアドレス
として用いることに決定するようにしてもよい。
【0056】他に、同じエコーネットアドレスがいる
(つまり「そのアドレスは使用中」という意味のパケッ
トが返ってきた場合)場合には、それ以外の新しい値を
選択して、同様にアドレスの重複を検査する(S11〜
S14,S25〜S28)。
【0057】本実施形態では、上記「既に自分がそのエ
コーネットアドレスの値は使っている」という意味のメ
ッセージは、エコーネットアドレス重複メッセージとし
て通知される。
【0058】なお、存在し得る最大ノード数(エコーネ
ットの場合、255)の数に上記単位時間を乗じた値
T’に相当する待時間だけ待つ代わりに、例えば、図3
(a)のアドレステーブル323に登録されたエコーネ
ットアドレス(のノードID)の最大値に上記単位時間
を乗じた値T”に相当する待時間だけ待つ方法なども可
能である。
【0059】このようにしてエコーネットアドレス(E
c)が決定すると、その後は、エコーネットパケットを
IPパケットにカプセル化する形で、エコーネットパケ
ットのやり取りが、エコーネットノード間にて行われ
る。本実施形態では、エコーネットパケットは、UDP
パケットにカプセル化される。
【0060】図7に、IPパケットにカプセル化される
パケット(エコーネットパケットやエコーネットARP
パケット)のフォーマットの一例を示す。図7に示され
るように、一般のエコーネットパケットがIPパケット
にカプセル化される他、その他のエコーネットアドレス
決定や通知の場合の制御パケットや、アドレス解決のた
めのパケットなども、このパケットフォーマットに含ま
れる。エコーネットパケットも、エコーネットに関連す
る制御パケットも、共に同一のポート番号(本例では、
UDPポート)にマッピングされ、パケット種別のフィ
ールドを参照することにより、それがエコーネットパケ
ットなのか、それともエコーネットの初期化用の制御パ
ケットなのかの区別を行うようになっていても良い。ま
た、例えば、エコーネットパケットやエコーARPパケ
ットなどで異なるポート番号にマッピングされるように
してもよい。
【0061】ところで、上記では、マルチキャストある
いはブロードキャストされた他のパケットを受信した
(問い合わせ先あるいは確認先などとなる)エコーネッ
ト機器(受信側エコーネット機器と呼ぶ)は、これに対
する応答パケットを返送する際の待機時間として、ある
単位時間Tに、自分のエコーネットアドレスのノードI
Dの部分の値を乗じた値を使用したが、待機時間の決定
方法は、これに限定されず、種々のバリエーションが可
能である。また、マルチキャストあるいはブロードキャ
ストされた他のパケットを送信した(問い合わせ元ある
いは確認元などとなる)エコーネット機器(送信側エコ
ーネット機器と呼ぶ)における所定の待時間の決定方法
のついても、待機時間の決定方法に応じて、種々のバリ
エーションが可能である。以下、幾つかのバリエーショ
ンを例示する。
【0062】(1)受信側エコーネット機器では、自装
置のエコーネットアドレスのノードIDの部分の値をそ
のまま用いる代わりに、例えば、自装置のエコーネット
アドレスのノードIDの部分の値に1対1に対応して予
め定められている値(例えばエコーネットアドレスのノ
ードIDの取り得る値のうちのいずれかの値)を用いる
ようにしてもよい。送信側エコーネット機器では、該ノ
ードIDのMAX値に単位時間を乗じた値を待時間とす
るのではなく、例えば、図3(a)のアドレステーブル
323に登録されたエコーネットアドレスのノードID
に上記の対応を適用した場合の対応値の最大値に単位時
間を乗じた値を待時間としてもよい。
【0063】(2)受信側エコーネット機器では、自装
置のエコーネットアドレスのノードIDの部分の値をそ
のまま用いる代わりに、例えば、自装置のエコーネット
アドレスのノードIDの部分の値を次のような関数に入
力して得られる値を用いるようにしてもよい。この関数
は、エコーネットアドレスのノードIDの部分の値を、
エコーネットアドレスのノードIDのMAX値より小さ
い値の範囲に写像するものである。例えば、該ノードI
Dを定数nで除して得られる商を出力するものである。
また、例えば、ノードIDを定数nで除して得られる剰
余を出力するものである。また、この写像は、出力を均
等に分布させるものでなくてもよい。送信側エコーネッ
ト機器では、該ノードIDのMAX値に単位時間を乗じ
た値を待時間とするのではなく、例えば、写像範囲のM
AX値に単位時間を乗じた値を待時間としてもよい。あ
るいは、例えば、図3(a)のアドレステーブル323
に登録されたエコーネットアドレスのノードIDに上記
関数を適用した場合の写像値の最大値に単位時間を乗じ
た値を待時間としてもよい。
【0064】(3)受信側エコーネット機器では、自装
置のエコーネットアドレスのノードIDの部分の値をそ
のまま用いる代わりに、例えば、自装置のエコーネット
アドレスのノードIDの部分の値をピークとする分布関
数を持つ乱数によって発生した乱数値を用いるようにし
てもよい。送信側エコーネット機器では、該ノードID
のMAX値に単位時間を乗じた値を待時間とするのでは
なく、例えば、図3(a)のアドレステーブル323に
登録されたエコーネットアドレスのノードIDに上記の
乱数を適用した場合の乱数値の最大値に単位時間を乗じ
た値を待時間としてもよい。
【0065】(4)受信側エコーネット機器では、自装
置のエコーネットアドレスのノードIDの部分の値(あ
るいは上記のような方法で得られる値)に、単位時間を
乗じて、待機時間を求める代わりに、例えば、自装置の
エコーネットアドレスのノードIDの部分の値(あるい
は上記のような方法で得られる値)を、所定の関数(単
位時間を乗じる関数を除く)に入力して得られる値を、
待機時間としてもよい。送信側エコーネット機器では、
例えば、該ノードIDのMAX値を上記所定の関数に入
力した値を待時間としてもよい。また、例えば、図3
(a)のアドレステーブル323に登録されたエコーネ
ットアドレスのノードIDを上記所定の関数に入力した
値を待時間としてもよい。
【0066】ところで、上記では、受信側エコーネット
機器における待機時間や送信側エコーネット機器におけ
る待時間を予め1種類決定しておくものとしたが、その
代わりに、待機時間の決定方法と待時間の決定方法との
組を複数を搭載しておき(あるいは、例えば、上記の
(2)のnをパラメータとした方法を搭載しておき)、
送信側エコーネット機器が問い合わせパケットや確認パ
ケットなどを受信側エコーネット機器にブロードキャス
トあるいはマルチキャストする際に、いずれの方法を使
用するか(あるいは、例えば、上記の(2)のnとして
どのような値を使用するか)を指定する情報を該パケッ
トに記述し、受信側エコーネット機器は指定された方法
で待機時間を決定し、送信側エコーネット機器も同じ方
法で待時間を決定するようにしてよい。
【0067】例えば、待機時間の決定方法と待時間の決
定方法との組が、互いに、受信側エコーネット機器にお
ける待機時間の分散の仕方(その結果として、送信側エ
コーネット機器におけるリプライの集中の程度)が異な
るものである場合に、送信側エコーネット機器は、自装
置のメモリ容量の大小等に応じて、複数の受信側エコー
ネット機器における待機時間が短期間により集中するよ
うな方法や、より長期間にわたって分散する方法など
を、適宜選択するようにしてもよい。
【0068】なお、上記の受信側エコーネット機器のエ
コーネットアドレスのノードIDの部分の値に単位時間
を乗じて得られる値を待機時間とするような方法におい
て、該単位時間をパラメータとして、送信側エコーネッ
ト機器が指定する方法も可能である。
【0069】なお、以上では、エコーネットアドレスの
IPアドレスとして、リンクローカルアドレスを用いる
ものとして説明したが、グローバルユニークIPアドレ
スや、プライベートIPアドレスなどを用いてもよい
(IPv4アドレスでもIPv6アドレスでも良い)。
【0070】(第2の実施形態)以下では、第1の実施
形態と相違する点を中心に説明する(本実施形態のホー
ムネットワークシステムの構成例については図1を、エ
コーネット機器3の内部構造例については図2を、アド
レステーブルの内部構造例については図3を、IPパケ
ットにカプセル化されるパケットのフォーマット例につ
いては図7を参照)。
【0071】エコーネットアドレス(ノードID)を、
IPアドレスの一部、例えば下8ビットの値を用いるこ
とを基本とし、もし同一サブネット内に同じノードID
を持つノードが存在する場合に、該値を用いるとエコー
ネットアドレス(ノードID)の値の重複がサブネット
内で発生することから、本実施形態では、そのような場
合において、これまで説明してきた方法を利用して、自
分のエコーネットアドレス(ノードID)を決定する。
【0072】図8及び図9に、この場合のエコーネット
アドレス初期化シーケンスの例を示す(図8及び図9
は、1つのシーケンスを分図したものである)。
【0073】ここでも、図4〜図6の場合の具体例と同
様とする。すなわち、PAN基地局1がBTマスターと
なっているピコネットに、当初、エコーネット機器Aと
エコーネット機器Bとが所属しているとする。つまり、
このピコネットには、機器Aと機器Bの2つのエコーネ
ットノードがこの時点では存在しているものとする。そ
して、エコーネット機器Cが本ローカルネットに加わろ
うとする場合を例にとる。
【0074】さて、エコーネット機器Cは、自分に割当
てられたIPアドレスの下8ビットの値を、エコーネッ
トアドレス(ノードID)の候補とする(S41)。
【0075】なお、IPv4アドレスのクラスCアドレ
スであれば、この時点で重複はないことになる。それ以
外のIPアドレスである場合には、同一サブネットの他
のノードに割当てられているIPアドレスの下8ビット
が同一である場合が考えられるため、ノードIDの重複
が発生する可能性が考えられる。このため、これを確認
するために図4のS12と同様のエコーネットノード確
認パケット等を用いて、図5の手順を開始する。
【0076】すなわち、エコーネット機器Cは、上記の
IPアドレスの下8ビットの値を含むエコーノード確認
パケットを、ローカルリンクにブロードキャスト(エコ
ーネットノードに割当てられたIPマルチキャストアド
レスでもよい)して、該エコーネットアドレスの値の重
複を調査する(S42)。
【0077】ここで、問い合わされた値と同一のエコー
ネットアドレス(ノードID)を使用している旨を示す
応答パケットが返送されなければ、重複がないと判断し
て、該値(IPアドレスの下8ビットの値)を、自装置
が使用するエコーネットアドレス(ノードID)と決定
する。
【0078】一方、該パケットを受信したエコーネット
機器は、問い合わされた値と同一のエコーネットアドレ
ス(ノードID)を使用しているならば、エコーネット
機器Cへ、その旨を示す応答パケットを送信する(S4
3)。
【0079】例えば、上記のIPアドレスの下8ビット
の値が、エコーネット機器Aが使用しているエコーネッ
トアドレス(ノードID)=Eaと同一であったような
場合には、該パケットを受信したエコーネット機器A
が、問い合わされた値と同一のエコーネットアドレス
(ノードID)を使用している旨を示す応答パケットを
送信する。
【0080】エコーネット機器Cは、この応答パケット
により、問い合わせたエコーネットアドレス(ノードI
D)の候補が、他のエコーネット機器により使用されて
いると判断されると、サブネット内の全ノードIDの調
査に移る(S44)。
【0081】以降の処理は、図4〜図6の場合と、基本
的には同様である。
【0082】すなわち、エコーネット機器Cは、そのロ
ーカルネット(サブネット)内のエコーネットノードが
持っているアドレスを知るために、エコーネットアドレ
ス問合せパケットを、マルチキャストあるいはブロード
キャストする(S45)。
【0083】このエコーネットアドレス問合せパケット
を受信したエコーネット機器A,Bは、このパケットを
送信したエコーネット機器Cに対して、前述のような所
定の待機時間だけ待った(S46,S48)後に、自分
のエコーネットアドレス(ノードID)を通知する(S
47,S49)。
【0084】エコーネット機器Cは、前述のような所定
の待時間の間に、応答パケットの受信を行う。
【0085】エコーネット機器Cは、サブネットで利用
中のエコーネットアドレスをすべて(あるいは大まか
に)把握する(S50)。
【0086】次いで、前述と同様に(エコーネットアド
レス問合せパケットに応答できないノードが存在する可
能性を考慮し)、エコーネットアドレス問合せに対する
応答パケットで収集したエコーネットアドレスと重複し
ないアドレスを選択するだけでなく、選択したアドレス
(ノードID)が本当にそのIPサブネット内で使われ
ていないかどうかを、再度確認する作業が行なわれる。
【0087】すなわち、まず、他のエコーネット機器と
の重複がないように、自分のエコーネットアドレスの候
補を決める(S51)。
【0088】エコーネット機器Cは、自分でエコーネッ
トアドレスの候補の値を含むエコーノード確認パケット
を、マルチキャストあるいはブロードキャストして、該
エコーネットアドレスの候補の値の重複を調査する(S
52)。
【0089】このエコーノード確認パケットを受信した
エコーネット機器A,Bは、このパケットを送信したエ
コーネット機器Cに対して同一のエコーネットアドレス
(ノードID)を使用している旨を示す応答パケットを
返送する場合には、前述のような所定の待機時間だけ待
った後に、該返送を行う。
【0090】エコーネット機器Cは、前述のような所定
の待時間だけ待ち(S53)、その時間の間、リプライ
が無ければ、該サブネットには同様のエコーネットアド
レスを持ったノードは他にはいないと判断して、該エコ
ーネットアドレスの候補を、その自分のエコーネットア
ドレスとして用いることに決定する(S54)。なお、
確認パケットの送信と、所定の待時間だけ待つことを、
所定回数(複数数回)繰り返してもなおリプライが無け
れば、該アドレスを、そのノードのエコーネットアドレ
スとして用いることに決定するようにしてもよい。
【0091】他に、同じエコーネットアドレスがいる
(つまり「そのアドレスは使用中」という意味のパケッ
トが返ってきた場合)場合には、それ以外の新しい値を
選択して、同様にアドレスの重複を検査する(S52〜
S54)。
【0092】(第3の実施形態)以下では、第1、第2
の実施形態と相違する点を中心に説明する(本実施形態
のホームネットワークシステムの構成例については図1
を、エコーネット機器3の内部構造例については図2を
参照)。
【0093】第2の実施形態では、IPアドレスの一部
(例えば下8ビットの値)を利用して、自ノードのエコ
ーネットアドレス(ノードID)を決定する例について
説明したが、本実施形態では、Bluetoothアド
レスの一部(例えば下8ビットの値)を利用して、自ノ
ードのエコーネットアドレス(ノードID)を決定する
例について説明する。Bluetoothアドレスは不
変のアドレスであるため、この方法は、例えば、なるべ
く同じノードに対して同じエコーネットアドレスを割当
てたいエコーネットの要求により合致する。
【0094】なお、ここでは、まず前回利用したノード
IDの値を自ノードIDの候補として利用するようにし
ている。また、自ノードでアドレスを決定する前に、ネ
ットワーク上にエコーネットアドレスの割り当てを行な
ってくれるアドレスサーバ(エコーネット版のDHCP
サーバ)が存在するかどうかを確かめるようにしてい
る。
【0095】本実施形態のホームネットワークシステム
のBluetooth基地局(PAN基地局)及びエコ
ーネット機器(図1では、基地局1、機器A,B,C)
は、それぞれ、BluetoothアドレスとIPアド
レスを持つ。
【0096】Bluetoothアドレスは、あらかじ
めBluetoothインタフェースに付与された変更
不可能なハードウエアアドレスであり、通常48ビット
のIEEE802アドレスが割り当てられている。
【0097】IPアドレスは、IPv4アドレスでも良
いし、IPv6アドレスでも良い。なお、本実施形態で
は、IPv4の場合、IPアドレスは、クラスCのアド
レスであるものとして説明するが、クラスA、クラスB
のIPv4アドレスであっても良い。また、IPv6の
場合は、IPアドレスは例えばIPv6のリンクローカ
ルアドレスであるものとしてもよい。リンクローカルア
ドレスは、前述したように、そのリンク(本例ではBl
uetooth)上でのみ使うことのできる、特殊なI
Pアドレスである。グローバルユニークなIPアドレス
を与える必要が無い一方、ローカルなネットワーク(リ
ンクネットワーク)上で、IPの特定のアプリケーショ
ンを動作させる場合に用いられる方式である。エコーネ
ットプロトコルは、ローカルネットワークを前提、対象
に開発されたプロトコルであるため、IP上でもリンク
ローカルアドレスの使用が望ましいと共に、未然に自宅
外からの家電製品、エコーネット稼動範囲への悪意のあ
るアクセスや間違いアクセスを未然に防ぐことが可能と
なる。
【0098】図10に、本実施形態のアドレステーブル
の内部構造例を示す。
【0099】図10(a)に示されるように、本実施形
態のアドレステーブル323は、そのIPサブネット
(具体的には、そのリンクローカルの空間)内にあるエ
コーネットノードのIPアドレスと、そのノードのハー
ドウエアアドレス(具体的にはBluetoothアド
レス)と、そのノードのエコーネットアドレス(のノー
ドID(ノード識別子))とを対応付けて記憶する。
【0100】また、エコーネット機器3は、図10
(b)に示されるように、ある時点で他のエコーネット
機器3が既に使用しているエコーネットアドレス群を保
持するためのテーブルを持つ。
【0101】なお、図10(a)のテーブルを使用する
代わりに、例えば、ハードウエアアドレスとIPアドレ
スとの対応テーブルと、IPアドレスとエコーネットア
ドレスとの対応テーブルの2つのテーブルを使用するよ
うにしてもよい(なお、ハードウエアアドレスとエコー
ネットアドレスとの対応テーブルと、エコーネットアド
レスとIPアドレスとの対応テーブルの2つのテーブル
に分割する方法や、エコーネットアドレスとハードウエ
アアドレスとの対応テーブルと、ハードウエアアドレス
とIPアドレスとの対応テーブルの2つのテーブルに分
割する方法も可能である)。
【0102】以下では、エコーネットアドレス初期化手
続きについて説明する。
【0103】図11及び図12に、エコーネットアドレ
ス初期化シーケンスの例を示す(図11及び図12は、
1つのシーケンスを分図したものである)。
【0104】ここでも、PAN基地局1がマスターとな
っているピコネットに、当初、エコーネット機器Aとエ
コーネット機器Bとが所属しているとする。つまり、こ
のピコネットには、機器Aと機器Bの2つのエコーネッ
トノードがこの時点では存在しているものとする。そし
て、エコーネット機器Cが本ローカルネットに加わろう
とする場合を例にとる。
【0105】なお、図11及び図12のシーケンス例で
も、Bluetooth通信の初期化に必要な手順(イ
ンクワイアリやサービス発見プロトコル等)や、TCP
/IP通信の初期化に必要な手順(IPアドレスの取得
等)については既に終了しているものとしその後に必要
な手順についてのみ説明している(図4のS1〜S5参
照)。
【0106】さて、エコーネット機器Cは、自分のエコ
ーネットアドレスを決定するための手順に移る。
【0107】まず、エコーネット機器Cは、そのIPサ
ブネット内にネットアドレスサーバ確認パケットをブロ
ードキャスト(あるいは、エコーネットノードに対して
のみマルチキャスト)して、エコーネットアドレス(ノ
ードID)の割り当てを行なってくれるエコーネットア
ドレスサーバ(図示せず)の存在を確認する(S6
1)。
【0108】ここで、エコーネットアドレスサーバは、
内部に例えば図10で説明したようなアドレステーブル
を持ち、要求に応じてエコーネットアドレス(ノードI
D)の値を割り振るためのサーバである。
【0109】エコーネットアドレスサーバが、そのIP
サブネット内に存在する場合は、このサーバにエコーネ
ットアドレスを割当ててもらえばよいため、以降の手順
は不要となる。この場合、エコーネットアドレスサーバ
を用いたエコーネットアドレスの割当て手順は、エコー
ネット規格の種々の物理媒体(例えば電灯線やLON
等)にて定められた方法や、TCP/IP規格にて定め
られた方法(例えばDHCPサーバによる方法)に順ず
るものとする。
【0110】ここで、アドレスサーバが存在する場合に
ついて説明する。一部のエコーネット機器(例えば、電
灯線や赤外線、ツイストペア線上に定義されたエコーネ
ット等)は、エコーネットアドレスの値(ノードIDの
値)が、どのような場合であっても(あるいは、ほとん
どの場合に)変わらない様な前提で作られてきた。これ
は、それぞれのネットワーク上(電灯線ネットワーク、
赤外線ネットワーク、ツイストペア線ネットワーク等)
において、必ずアドレスサーバが存在し、このアドレス
サーバが常時稼動し、どのノードに対してどのノードI
Dの値を与えたかどうかを記憶しておく仕組みを持って
いる。このため、同一のノードが同一のネットワーク上
で立ち上がった場合、それが始めての稼動ではなく、複
数回目の稼動であったとしても、アドレスサーバは、そ
のノードの識別子(例えばハードウエアアドレス、また
はデータリンクレイヤアドレス、又は固有の識別子)
と、エコーネットアドレス(ノードID)との組み合わ
せを予め記憶しておき、必ず同一のノードIDの値を与
えるようにして、これを達成する。このようなネットワ
ークに接続しているノードは、「エコーネット機器のエ
コーネットアドレス(ノードID)の値は変わらない」
という解釈をしている可能性がある。
【0111】これに対して、本実施例で説明するアドレ
ス割当て方式は、「ノードIDの値が変わる可能性のあ
る」方式である。これは、前記既存のネットワークに接
続された機器が対応できない可能性が出てきてしまう。
例えば、前記既存のネットワークに接続された機器が、
本IPネットワーク上のエコーネット機器のノードID
の値が、長期にわたって不変であると解釈する場合であ
る。
【0112】このため、既存のネットワークに接続され
た機器が接続される場合、つまり、本実施例の「IPネ
ットワーク」と既存ネットワークが接続されて、エコー
ネットが構成される場合には,必ず、「IPネットワー
クと既存ネットワークを接続するノード」であるエコー
ネットルータにアドレスサーバを配置することにすれ
ば,アドレスサーバは配布するノードIDの値が基本的
に不変であるため,本IPネットワーク上に配置される
エコーネット機器のエコーネットアドレス(ノードI
D)の値も不変であることを保証できる。ただし、この
エコーネットルータ上に配置されるアドレスサーバも、
データリンクレイヤアドレス(本実施例の場合Blue
toothアドレス)とノードIDの間でテーブルを作
成して、アドレスの対応関係を記憶しておくものとす
る。
【0113】以上が、アドレスサーバが存在する場合の
説明であった。
【0114】一方、そのIPサブネット内にエコーネッ
トアドレスサーバが存在しない場合について続けて説明
する。
【0115】さて、エコーネットアドレスサーバ確認パ
ケットを送信したエコーネット機器Cは、一定の時間の
間にエコーネットアドレスサーバからの返信が無い場合
には(S62)、エコーネットアドレスサーバが存在し
ないものと判断する(S63)。
【0116】エコーネットアドレスサーバが存在しない
と判断された場合、エコーネットアドレスは、エコーネ
ット機器Cが自律的に決定することになる。その際、既
にそのIPサブネット(エコーネットサブネット)内
に、同じ値のエコーネットアドレスの機器が存在する場
合には、その値を使わないようにする必要がある。これ
は、アドレスの重複が発生してしまうと、エコーネット
アドレスを用いたノードの識別が不可能になってしまう
からである。
【0117】まず、エコーネット機器Cが自ノードのエ
コーネットアドレスの候補として使用する値を、以前自
ノードがエコーネット機器としてネットワーク上で稼動
した際に利用したノードIDの値とする(S64)。こ
こで、この値がEbであったものとする。
【0118】なお、この場合に、エコーネット機器の移
動が考えられるため、サブネットIDの値が一致した場
合にのみ、この値の確認(S65,S66)を行なって
も良い。これは、サブネットIDの値が、以前の値と異
なる場合には、その機器がサブネットを移動したと考え
られ、「以前使用していたノードIDの値」に意味がな
いからである(この場合には、S65,S66をスキッ
プして、S67に進んでも良い)。
【0119】エコーネット機器Cは、エコーノード確認
パケットにより、この値をサブネット全体に通知して、
既にこの値を使っているノードが存在するかどうかにつ
いての調査を行なう(あるいは、サブネットIDの値が
一致した場合に、この値をサブネット全体に通知して、
既にこの値を使っているノードが存在するかどうかにつ
いての調査を行なう)。このため、「エコーネットノー
ド確認」という種別のパケットを、サブネット内にブロ
ードキャスト(あるいは、エコーネットノードに対して
のみマルチキャスト)する(S65)。
【0120】エコーネットノード確認パケットを送信し
たエコーネット機器Cは、一定の時間の間にアドレスの
重複を通知するリプライパケットが届かない場合には、
該ノードIDを使っているノードは、そのサブネット内
には存在しないものと判断して、該ノードIDを、正式
なエコーネットアドレス(のノードID)として使用す
るものと決定する。その場合には、そのためのトリガと
して、該アドレスの利用開始や、自装置の属性を他ノー
ドに通知するためのパケットをサブネット内に送出して
も良い。
【0121】なお、確認パケットの送信と一定の時間待
つことを、所定回数(複数数回)繰り返してもなおリプ
ライが無かった場合に、該アドレスを、そのノードのエ
コーネットアドレスとして用いることに決定するように
してもよい。
【0122】本例では、エコーネット機器Bが既に同一
の値(Eb)を使用中であることから、これを通知する
パケット(エコーネットノード確認応答)が転送され
(S66)、該値は使用できないことがわかる。
【0123】前回利用したノードIDの値が既に使用中
である場合、エコーネット機器Cは、次に自ノードのハ
ードウエアアドレス(本実施形態の場合Bluetoo
thアドレス)の一部、例えば下8ビットの値を、自ノ
ードのノードIDの値の候補とする(S67)。自ノー
ドのハードウエアアドレスの一部を用いることにより、
ノードIDの値の変動の可能性を低く押さえることが可
能となる。
【0124】ここでも同様に、エコーネット機器Cは、
エコーノード確認パケットにより、この値をサブネット
全体に通知して、既にこの値を使っているノードが存在
するかどうかについての調査を行なう(S68)。も
し、一定の時間の間にアドレスの重複を通知するリプラ
イパケットが届かない場合には、該ノードIDを使って
いるノードは、そのサブネット内には存在しないものと
判断して、該ノードIDを、正式なエコーネットアドレ
ス(のノードID)として使用する。
【0125】なお、確認パケットの送信と一定の時間待
つことを、所定回数(複数数回)繰り返してもなおリプ
ライが無かった場合に、該アドレスを、そのノードのエ
コーネットアドレスとして用いることに決定するように
してもよい。
【0126】本例では、エコーネット機器Aが既に同一
の値(Ea)を使用中であることから、これを通知する
パケット(エコーネットノード確認応答)が転送され
(S69)、該値は使用できないことがわかる。
【0127】「自ノードが以前使用していたノードID
の値」と「自ノードのハードウエアアドレスの一部(例
えば下8ビット)の値」のいずれも使用できないことが
分かった場合には、エコーネット機器Cは、サブネット
内の全ノードIDの調査に移る(S70)。
【0128】以降の処理は、図4〜図6の場合(あるい
は図8及び図9のS45〜S54)と、基本的には同様
である。
【0129】すなわち、エコーネット機器Cは、そのロ
ーカルネット(サブネット)内のエコーネットノードが
持っているアドレスを知るために、エコーネットアドレ
ス問合せパケットを、全てのエコーネットノードが受信
するように予め割当てられたIPマルチキャストアドレ
ス、又はブロードキャストアドレスに対して送信する
(S71)。
【0130】このエコーネットアドレス問合せパケット
を受信(S71)したエコーネット機器A,Bは、この
パケットを送信したエコーネット機器Cに対して、前述
のような所定の待機時間だけ待った(S72,S74)
後に、自ノードのエコーネットアドレス(ノードID)
を通知する(S73,S75)。
【0131】アドレス問合せを送ったエコーネット機器
Cは、前述のような所定の待時間の間に、応答パケット
の受信を行って、サブネットで利用中のエコーネットア
ドレスをすべて(あるいは大まかに)把握する(S7
6)。捕捉したエコーネットアドレスは、図10(b)
の既利用エコーネットアドレスの一覧に記入する。
【0132】ただし、上記エコーネットアドレス問合せ
パケットが何らかの都合(例えば劣悪な無線環境)によ
り到着しない場合も考えられ、応答できないノードが存
在する可能性を考慮する必要がある。このため、下記に
説明するように、上記エコーネットアドレス問合せに対
する応答パケットで収集したエコーネットアドレスと重
複しないアドレスを選択するだけでなく、選択したアド
レス(ノードID)が本当にそのIPサブネット内で使
われていないかどうかを、再度確認する作業が行なわれ
る。
【0133】このようにして、該ローカルネット上の全
て(あるいはほとんど)のエコーネットノードのエコー
ネットアドレスを収集したエコーネット機器Cは、続い
て、自ノードのエコーネットアドレスの候補を決める。
この場合、エコーネット機器Cは、存在する全ての(ま
たは所定の一部の)エコーネットアドレスのうちから、
それまでに通知されたエコーネットアドレス(該ローカ
ルネット上に既に存在すると考えられるエコーネットア
ドレス)の値以外の値を選択し、これを仮の自ノードの
エコーネットアドレスとする(S77)。つまり、存在
する全ての(または所定の一部の)エコーネットアドレ
スのうちから、図10(b)の既利用エコーネットアド
レスの一覧に書いてある値以外の値を、所定の方法で
(例えば、ランダムに、最も値の小さいものを、最も値
の大きいものを、など種々の方法がある)、1つ選択す
る。
【0134】エコーネット機器Cは、自ノードでエコー
ネットアドレスの候補を決定し、この値を含むエコーノ
ード確認パケットを、ローカルリンクにブロードキャス
ト(エコーネットノードに割当てられたIPマルチキャ
ストアドレスでもよい)して、該エコーネットアドレス
の値の重複を調査する(S78)。
【0135】このエコーノード確認パケットを受信した
エコーネット機器A,Bは、このパケットを送信したエ
コーネット機器Cに対して同一のエコーネットアドレス
(ノードID)を使用している旨を示す応答パケットを
返送する場合には、前述のような所定の待機時間だけ待
った後に、該返送を行う。
【0136】エコーネット機器Cは、前述のような所定
の待時間だけ待ち(S79)、その時間の間、リプライ
が無ければ、該サブネットには同様のエコーネットアド
レスを持ったノードは他にはいないと判断して、該アド
レスを、そのノードのエコーネットアドレスとして用い
ることに決定する(S80)。なお、確認パケットの送
信と、所定の待時間だけ待つことを、所定回数(複数数
回)繰り返してもなおリプライが無ければ、該アドレス
を、そのノードのエコーネットアドレスとして用いるこ
とに決定するようにしてもよい。
【0137】他に、同じエコーネットアドレスがいる
(つまり「そのアドレスは使用中」という意味のパケッ
トが返ってきた場合)場合には、それ以外の新しい値を
選択して、同様にアドレスの重複を検査する(S77〜
S79)。
【0138】本実施形態でも、上記「既に自ノードがそ
のエコーネットアドレスの値は使っている」という意味
のメッセージは、エコーネットアドレス重複メッセージ
として通知される。
【0139】なお、上記において、「アドレスサーバが
存在するかどうか確認し、存在する場合には、該アドレ
スサーバに要求して、アドレスの割当てを受ける」手順
(S61〜S63参照)と、「前回利用したノードID
の値を自ノードIDの候補として利用する」手順(S6
4〜S66)と、「自ノードのハードウェアアドレスの
一部の値を自ノードIDの候補として利用する」手順
(S67〜S69)の3種類の手順のうちの、いずれか
1つ又は2つを省いた構成も可能である。
【0140】このようにしてエコーネットアドレス(E
c)が決定すると、その後は、エコーネットパケットを
IPパケットにカプセル化する形で、エコーネットパケ
ットのやり取りが、エコーネットノード間にて行われ
る。
【0141】図13に、IPパケットにカプセル化され
るパケット(エコーネットパケットやエコーネットAR
Pパケット)のフォーマットの一例を示す。図13に示
されるように、一般のエコーネットパケットがIPパケ
ットにカプセル化される他、その他のエコーネットアド
レス決定や通知の場合の制御パケットや、アドレス解決
のためのパケットなども、このパケットフォーマットに
含まれる。エコーネットパケットも、エコーネットに関
連する制御パケットも、共に同一のポート番号(本例で
は、UDPポート)にマッピングされ、パケット種別の
フィールドを参照することにより、それがエコーネット
パケットなのか、それともエコーネットの初期化用の制
御パケットなのかの区別を行うようになっていても良
い。また、例えば、エコーネットパケットやエコーAR
Pパケットなどで異なるポート番号にマッピングされる
ようにしてもよい。
【0142】(第4の実施形態)以下、第4の実施形態
について、第1、第2、第3の実施形態と相違する点を
中心に説明する。本実施形態のホームネットワークシス
テムの構成例については図1、エコーネット機器3の内
部構造例については図2と同様とする。アドレステーブ
ルの内部構造例については図10と同様とする。IPパ
ケットにカプセル化されるパケットのフォーマット例に
ついては図13と同様とする(ただし、パケット種別の
内容が異なり、エコーネットアドレス初期化、エコーネ
ットアドレスサーバ応答、エコーネットアドレス応答、
ネットID取得要求、ネットID応答、エコーネットア
ドレス通知等となる)。なお、これまで説明した相手か
らの応答の返送を伴うパケットを送信したエコーネット
機器の待時間や、そのようなパケットを受信してこれに
対する応答を返送するエコーネット機器の待機時間など
についても、これまでと同様である。
【0143】ここでは、エコーネットアドレスサーバた
るエコーネット機器S(図示せず)が存在する(し得
る)ことを仮定する。エコーネットアドレスの取得を欲
するノード(本例ではエコーネット機器Cとする)は、
「エコーネットアドレスサーバを探すためのブロードキ
ャストパケット」、「自分が仮に決めたノードIDの値
(エコーネットアドレスの値)を、そのまま使っても良
いか(他に、同じノードID(エコーネットアドレス)
の値を使っているノードが、サブネット内にいないかど
うかを確かめるためのブロードキャストパケット」、
「サブネット内に存在する別のノードに対して、そのノ
ードに関する情報(エコーネットアドレスやノードI
D、IPアドレス、Bluetoothアドレス(80
2アドレス、EUI64アドレス等のリンクレイヤアド
レス)の送信を促すために送信するブロードキャストパ
ケット」の3つの意味を含んだパケットを、サブネット
内の全エコーネットノードに対してブロードキャストす
る。このブロードキャストは、エコーネットノードにの
み届けば良いため、エコーネットノードのみが加入して
るIPマルチキャストアドレス、またはIPブロードキ
ャストアドレス宛てに送信される。このパケットを「エ
コーネットアドレス初期化パケット」と呼ぶことにす
る。
【0144】以下、エコーネットアドレス初期化手続き
について説明する。
【0145】図14に、集中制御の形で、サブネット内
のエコーネットアドレス(ノードID)の値を管理し、
エコーネットノードIDの値を要求された場合に、この
値の付与を行なう機能を持つエコーネットアドレスサー
バが存在する場合についてのシーケンス例を示す。
【0146】ここでは、エコーネット機器Sが、エコー
ネットアドレスサーバの機能を有するものとする。エコ
ーネットアドレスサーバたるエコーネット機器SのBl
uetoothアドレス、IPアドレス、エコーネット
アドレス(ノードID)は、それぞれ、「Ls」、「I
Ps」、「Es」とする。
【0147】また、PAN基地局1がマスターとなって
いるピコネットにおいて、既に、エコーネットアドレス
サーバたるエコーネット機器Sと、エコーネット機器B
とが存在しており(もちろん、エコーネット機器Aなど
他のエコーネット機器が存在していてもよいが、ここで
は、エコーネット機器Bで代表させて説明する)、エコ
ーネット機器Cが本ローカルネットに加わろうとする場
合を例にとる。
【0148】また、図14のシーケンス例でも、Blu
etooth通信の初期化に必要な手順(インクワイア
リやサービス発見プロトコル等)などについては既に終
了しているものとしその後に必要な手順についてのみ説
明している(図4のS1〜S5参照)。
【0149】さて、エコーネット機器Cは、自分のエコ
ーネットアドレスを決定するための手順に移る。
【0150】まず、エコーネットアドレスを決定したい
エコーネット機器Cは、自分のノードIDの候補である
仮ノードIDを最初に決める(SA1)。
【0151】図15に、その際の手順例を示す。図15
のように、そのノードが、前回用いたノードIDの値を
保持している場合には、その前回用いたノードIDの値
を用いるものとする(S101,S102)。このよう
にすることにより、そのサブネットにおける、そのノー
ドが同じエコーネットアドレス(ノードID)の値を持
ち続けることが可能になるため、サブネット内の他のノ
ードが、そのノードの昔のノードIDの値を用いた何ら
かのテーブルを持っている場合等、アドレスの値の変化
にロバストでない機器にとって、アドレス変更のリスク
を少なくすることができるようになる。また、「1の値
から数字の順にエコーネットノードIDの値を決めてい
く」といった単純な方法と比べて、他のノードとのアド
レス重複の可能性を低くすることも可能である。
【0152】一方、前回のノードIDの値を保持してい
ない場合(例えば、そのサブネットで初めてネットワー
クに加入する場合や、購入最初の立ち上げの場合等)に
は、これまでの実施形態と同様に、自分のBlueto
othアドレス等のリンクレイヤアドレス(ハードウエ
アアドレス)の下8ビットの値を初期値とする(S10
1,S103)。このようにすることによっても、他の
ノードとのアドレス重複の可能性を低くすることが可能
となる。これは、ハードウエアアドレスの下8ビットの
値は、適当に散らばっていることが期待できるためであ
る。
【0153】ここでは、一例として、図15の手順にし
たがって、仮ノードIDの値として「Eb」の値が選択
されたものとする。
【0154】さて、このエコーネットアドレス初期化の
パケット(SA2)を受け取ったエコーネットアドレス
サーバ(すなわちエコーネット機器S)は、このパケッ
トに対して「自分がエコーネットアドレスサーバである
こと」、「そのアドレスの使用の許可(あるいは不許
可)を、そのノード(エコーネット機器C)に対して通
知すること」を目的として、エコーネットアドレスサー
バ応答パケットを送信する(SA3)。このパケットに
は、エコーネット機器Cが使用すべきエコーネットアド
レス(ノードID)の値(図14の例では、「Ec」)
が含まれている。
【0155】本実施形態では、サブネット内にエコーネ
ットアドレスの重複が無い(つまり、「Ec」の値を用
いている他のノードが存在しない)ものとしているた
め、エコーネットアドレスサーバ(エコーネット機器
S)は、内部のアドレステーブルを参照して、エコーネ
ットアドレス(ノードID)の重複が、そのサブネット
内に確かに無いことを確認した上で、その値の使用の許
可を与える意味で、このパケットをエコーネット機器C
に送信する。
【0156】そのサブネット内に、同じエコーネットア
ドレス(ノードID)=「Ec」の値を使っているノー
ドが存在している場合(エコーネットアドレスサーバ内
のアドレステーブルに、既に「Eb」の値が登録されて
いる場合)には、エコーネットアドレスサーバ(エコー
ネット機器S)は、エコーネットアドレスサーバ応答の
パケットを使用して、エコーネット機器Cが使用すべき
エコーネットアドレス(ノードID)として、そのサブ
ネットにて未使用のノードIDの値を選択した上で、こ
の値を「使用すべきエコーネットノードID」の値に入
れた上で、エコーネット機器Cに対して送信する。
【0157】図14は、エコーネット機器Cが選択した
「Eb」が既に登録されているので、未使用の値として
「Ec」が選択された例を示している。
【0158】他方、サブネット内の他のエコーネット機
器(図14の例では、エコーネット機器B)も、「自分
のノードに関する情報を、エコーネット機器Cに対して
通知する」ことを目的としたパケットである「エコーネ
ットアドレス応答」を、前記エコーネットアドレス初期
化パケットの応答として送信する(SA4)。このパケ
ットの応答は、これまで説明しているように、エコーネ
ットアドレス初期化のパケットを受信してから、一定の
待機時間(例えば、自分のエコーネットノードIDの値
と、定数Tの値の積の値)を待った後に、送信するもの
としても良い。このようにすることにより、エコーネッ
ト機器Cに、一斉に同返送が集中することを未然に防ぐ
ことが可能となる。
【0159】このパケットは、サブネット内の全てのノ
ードが返送するため、エコーネット機器Cは、サブネッ
ト内の全てのエコーネット機器のBluetoothア
ドレス、IPアドレス、エコーネットアドレスについて
の情報を入手することが可能である。このことにより、
エコーネット機器Cは、内部に持つアドレステーブル
を、立ち上げ時には、常に最新の値にアップデートする
ことが可能になる。これは、本実施形態のように、エコ
ーネットアドレスの値(やIPアドレスの値)が変更さ
れる可能性のあるネットワークにとって、非常に有効で
ある。
【0160】また、これまで説明しているように、この
ような「エコーネットアドレス応答」のパケットが、サ
ブネット内の全てのエコーネットノードから返送されて
くることを期待するため、エコーネット機器Cは、一定
の待時間(例えば時間T’)の間、待つようにしてもよ
い。この場合、一定の待時間T’の間、待った時点で、
「全てのノードは、エコーネットアドレス応答(または
エコーネットアドレスサーバ応答)を返送してくれた」
と判断する(SA5)。
【0161】なお、この「エコーネットアドレス初期
化」パケットは、1回のみブロードキャストするのでは
なく、2回以上ブロードキャストしても良い。また、そ
の場合、続けてブロードキャストをしても良いし、例え
ば、上記の一定の待時間T’の間、待ってからブロード
キャストを行なっても良い。また、これら数回の「エコ
ーネットアドレス初期化パケット」に対して、応答する
ノードについても、一度応答したのであれば、2回目以
降(応答してから、一定の時間)は、応答をせずに、こ
のパケットを無視しても良い。
【0162】さて、このようにして、エコーネットアド
レスサーバ(エコーネット機器S)よりエコーネットノ
ードIDの値「Ec」の使用を許可されたエコーネット
機器Cは(SA6)、次に、ネットIDの取得要求パケ
ットをブロードキャストする(SA7)。何らかのノー
ド(例えばエコーネットルータ)から、ネットIDの値
の通知を受けた(SA8)エコーネット機器Cは、それ
らのアドレスを組み合わせることで、自分の全体のエコ
ーネットアドレス(NID+Ec)を決定する(SA
9)。
【0163】なお、SA3あるいはSA4のような他の
エコーネット機器からの応答からネットIDの値を取得
することによって、SA7およびSA8を省略してもよ
い。
【0164】最後に、エコーネット機器Cは、このエコ
ーネットアドレス(NID+Ec)の値を、サブネッ
ト、あるいはエコーネット全体に対してブロードキャス
トして、自分がエコーネットに加入したことを通知する
(SA10)。
【0165】次に、エコーネットアドレス初期化の他の
例として、エコーネットアドレスサーバが存在しない分
散方式の例について説明する。
【0166】図16及び図17に、この場合のシーケン
ス例を示す。なお、図16は、アドレスの重複が発生し
た場合であり、図17は、アドレスの重複が発生しない
場合である。なお、ここでは、図14の場合と相違する
点を中心に説明する。
【0167】最初に、図16のシーケンスを参照しなが
ら、アドレスの重複が発生した場合を例にとって説明す
る。
【0168】さて、エコーネット機器Cは、自分のエコ
ーネットアドレスを決定するための手順に移る。
【0169】まず、エコーネットアドレスを決定したい
エコーネット機器Cは、図14のSA1と同様に、自分
のノードIDの候補である仮ノードIDを最初に決める
(SB1)。ここでは、一例として、図15の手順にし
たがって、仮ノードIDの値として「Ea」の値が選択
されたものとする。
【0170】次いで、ここでも、エコーネットアドレス
の取得を欲するノードであるエコーネット機器Cは、図
14のSA2と同様のエコーネットアドレス初期化パケ
ット(エコーネットアドレスサーバ検索、ノードIDの
重複の確認、アドレス情報の通知の要求の3つの意味を
含んだパケット)を、サブネットに対してブロードキャ
ストする(SB2)。
【0171】今回は、サブネット内にエコーネットアド
レスサーバは存在しないため、エコーネットアドレスサ
ーバ応答を送信するノードは存在しない。なお、予めエ
コーネットアドレスサーバは存在していたが、現在は、
何らかの事情(例えば故障)により、そのサーバ機能が
停止している場合や、サーバ機能を持ったノードがサブ
ネット内に存在しない場合にも、このシーケンス例(図
16、図17)が適用される。
【0172】サブネット内の他のエコーネット機器(本
例の場合、エコーネット機器A,B)は、「自分のノー
ドに関する情報を、エコーネット機器Cに対して通知す
る」ことを目的としたパケットである「エコーネットア
ドレス応答」を、前記エコーネットアドレス初期化パケ
ットの応答として送信する(SB3,SB4)。このパ
ケットの応答も、これまで説明しているように、エコー
ネットアドレス初期化パケットの受信後、所定の待機時
間(例えば、自分のエコーネットノードIDの値と、定
数Tの値の積の値)を待った後に、送信するものとして
も良い。
【0173】なお、この場合、エコーネット機器Cが当
初に定めた仮ノードIDの値(=「Ea」)は、エコー
ネット機器AのエコーネットノードIDの値と一致して
いるため、エコーネット機器Aが返答するエコーネット
アドレス応答パケット(SB3)には、「ノードID=
Eaの値は、私が使っていますよ」という意味を含むこ
とになる。
【0174】なお、このエコーネットアドレス応答に
は、おのおののエコーネットノードが認識している、
「現在、そのサブネット内で使われているエコーネット
ノードのノードIDの値全て」が含まれているようにし
てもよい。例えば、ノードIDの値が0〜255まで存
在しうるのであれば、それぞれに相当する256ビット
長のビット列を用意し、「現在、サブネット内に存在す
ると思われるノードのノードIDに相当するビット列の
順番のビットを1とし、存在しないと思われるノードに
相当するビットを0とする」形で、返答すれば、256
ビット長の情報ですむことになる。
【0175】このパケットは、サブネット内の全てのノ
ードが返送するため、エコーネット機器Cは、サブネッ
ト内の全てのエコーネット機器のBluetoothア
ドレス、IPアドレス、エコーネットアドレスについて
の情報を入手することが可能である。このことにより、
エコーネット機器Cは、内部に持つアドレステーブル
を、立ち上げ時には、常に最新の値にアップデートする
ことが可能になる。
【0176】また、これまで説明しているように、この
ような「エコーネットアドレス応答」のパケットが、サ
ブネット内の全てのエコーネットノードから返送されて
くることを期待するため、エコーネット機器Cは、一定
の待時間(例えば時間T’)の間、待つようにしてもよ
い。この場合、一定の待時間T’の間、待った時点で、
「全てのノードは、エコーネットアドレス応答(または
エコーネットアドレスサーバ応答)を返送してくれた」
と判断する(SB5)。
【0177】ここで、自分の仮ノードID(=「E
a」)の値を、他のノードが使っていることが判明した
場合には、これまでに受信したエコーネットアドレス応
答のパケットから、現在そのサブネット内で使われてい
ないエコーネットアドレス(ノードID)の値を算出す
る。これを、新しい仮ノードIDとする。ここでは、新
しい仮ノードIDを「Ec」としたとする(SB6)。
【0178】エコーネット機器Cは、この「Ec」の値
の重複を調査するため、「サブネット内に重複するエコ
ーネットノードIDの値を持ったノードが存在しないか
どうかを確認するため」のパケットである「エコーネッ
トノード確認」パケットを、サブネット内にブロードキ
ャストする(SB7)。重複するノードが存在する場合
には、この手順(SB6〜SB9の手順)を、エコーネ
ットノードIDの値が決定するまで繰り返す。本例にお
いては、サブネット内に重複するノードIDを持ったノ
ードが存在しないため、例えば一定時間T’待った後
(SB8)に、そのノードID(=「Ec」)を、自分
のエコーネットノードIDとして、正式に決定する(S
B9)。
【0179】その後は、図14のシーケンス例の場合と
同様に、ネットIDの取得を行い(SB10,SB1
1)、エコーネットアドレス全体を決定した後(SB1
2)、そのアドレスをエコーネット全体に通知するため
のブロードキャスト(ドメイン内ブロードキャスト)を
行なう(SB13)。
【0180】なお、SB3あるいはSB4のような他の
エコーネット機器からの応答からネットIDの値を取得
することによって、SB10およびSB11を省略して
もよい。
【0181】一方、そのサブネット内に重複したエコー
ネットノードID(=「Ec」)を持つノードが存在し
なかった場合のシーケンスは、図17のようになる。
【0182】この場合には、エコーネットアドレス初期
化パケット(SC2)に対する応答を全て収集し(SC
3〜5)、サブネット内に、同ノードIDの値を使って
いるノードが存在しない(同ノードIDを持ったノード
からの応答も無ければ、各ノードから通知されてくる使
用中ノードID一覧の中にも無い場合)ことが確認でき
たため、この時点で、ノードID=Ecを、自分のエコ
ーネットノードIDとして決定している(SC6)。
【0183】以降の手順は、図16の場合と同様であ
る。なお、この場合も、SC3あるいはSC4のような
他のエコーネット機器からの応答からネットIDの値を
取得することによって、SC7およびSC8を省略して
もよい。
【0184】また、以上では、ネットワークに接続され
た機器の制御のためのプロトコルとして、エコーネット
プロトコルを用いたが、これに限定されるものではな
く、本発明は、他の種々の制御プロトコルについて適用
可能である。また、以上では、ローカルエリアネットワ
ークとしてBluetoothあるいはIP(IP o
ver Bluetooth)を例にとったが、他の方
式のネットワークであっても本発明は適用可能である。
また、以上では、ローカルエリアネットワークとしてホ
ームネットワークを例にとって説明したが、もちろん、
企業内網など他のローカルネットワークであっても本発
明は同様に適用可能である。
【0185】なお、以上の各機能は、ソフトウェアとし
て実現可能である。また、本実施形態は、コンピュータ
に所定の手段を実行させるための(あるいはコンピュー
タを所定の手段として機能させるための、あるいはコン
ピュータに所定の機能を実現させるための)プログラム
として実施することもでき、該プログラムを記録したコ
ンピュータ読取り可能な記録媒体として実施することも
できる。
【0186】なお、この発明の実施の形態で例示した構
成は一例であって、それ以外の構成を排除する趣旨のも
のではなく、例示した構成の一部を他のもので置き換え
たり、例示した構成の一部を省いたり、例示した構成に
別の機能あるいは要素を付加したり、それらを組み合わ
せたりすることなどによって得られる別の構成も可能で
ある。また、例示した構成と論理的に等価な別の構成、
例示した構成と論理的に等価な部分を含む別の構成、例
示した構成の要部と論理的に等価な別の構成なども可能
である。また、例示した構成と同一もしくは類似の目的
を達成する別の構成、例示した構成と同一もしくは類似
の効果を奏する別の構成なども可能である。また、この
発明の実施の形態で例示した各種構成部分についての各
種バリエーションは、適宜組み合わせて実施することが
可能である。また、この発明の実施の形態は、個別装置
としての発明、関連を持つ2以上の装置についての発
明、システム全体としての発明、個別装置内部の構成部
分についての発明、またはそれらに対応する方法の発明
等、種々の観点、段階、概念またはカテゴリに係る発明
を包含・内在するものである。従って、この発明の実施
の形態に開示した内容からは、例示した構成に限定され
ることなく発明を抽出することができるものである。
【0187】本発明は、上述した実施の形態に限定され
るものではなく、その技術的範囲において種々変形して
実施することができる。
【0188】
【発明の効果】本発明によれば、自通信装置のエコーネ
ットアドレスを効率的に決定できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るホームネットワーク
システムの構成例を示す図
【図2】同実施形態に係るエコーネット機器の構成例を
示す図
【図3】同実施形態に係るエコーネット機器のアドレス
テーブルの構成例を示す図
【図4】同実施形態に係るホームネットワークシステム
の全体のシーケンスの一例を示す図
【図5】同実施形態に係るエコーネット機器のエコーネ
ットアドレス決定の処理手順の一例を示すフローチャー
【図6】同実施形態に係るエコーネット機器のマルチキ
ャスト又はブロードキャストパケット受信時の処理手順
の一例を示すフローチャート
【図7】同実施形態に係るカプセル化されたエコーネッ
トパケットのフォーマットの一例を示す図
【図8】同実施形態に係るホームネットワークシステム
の全体のシーケンスの他の例を示す図
【図9】同実施形態に係るホームネットワークシステム
の全体のシーケンスの他の例を示す図
【図10】同実施形態に係るエコーネット機器のアドレ
ステーブルの構成例を示す図
【図11】同実施形態に係るホームネットワークシステ
ムの全体のシーケンスのさらに他の例を示す図
【図12】同実施形態に係るホームネットワークシステ
ムの全体のシーケンスのさらに他の例を示す図
【図13】同実施形態に係るカプセル化されたエコーネ
ットパケットのフォーマットの一例を示す図
【図14】同実施形態に係るホームネットワークシステ
ムの全体のシーケンスのさらに他の例を示す図
【図15】同実施形態に係るエコーネット機器の仮ノー
ドIDの初期値を決定する処理手順の一例を示すフロー
チャート
【図16】同実施形態に係るホームネットワークシステ
ムの全体のシーケンスのさらに他の例を示す図
【図17】同実施形態に係るホームネットワークシステ
ムの全体のシーケンスのさらに他の例を示す図
【符号の説明】
1…PAN基地局 3…エコーネット機器 31…Bluetoothインタフェース 32…エコーネット処理部 33…他プロトコル処理部 321…イーサフレーム送受信部 322…エコーネット制御処理部 323…アドレステーブル 324…ユーザインタフェース 325…アドレス解決部 326…初期化処理部 327…インターネット処理部
フロントページの続き (72)発明者 門間 信行 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 会津 宏幸 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 久間 修一 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 Fターム(参考) 5K033 AA03 AA05 BA01 CA01 CB09 CB11 DA01 DA19 EC04

Claims (37)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定のネットワークレイヤプロトコルのネ
    ットワーク上での所定の制御プロトコルによる通信を行
    う通信装置であって、 前記所定のネットワークレイヤプロトコルのネットワー
    クに接続するためのインタフェース手段と、 前記所定のネットワークレイヤプロトコルのネットワー
    クを介して送受信される前記所定の制御プロトコルのデ
    ータに関する処理を行うための制御プロトコル処理手段
    と、 前記所定のネットワークレイヤプロトコルのネットワー
    クに接続された自装置及び他の通信装置について、当該
    通信装置が前記所定のネットワークレイヤプロトコルの
    ネットワークで使用すべきネットワークレイヤ・アドレ
    ス及び当該通信装置が前記所定の制御プロトコルで使用
    すべき所定のアドレスを対応付けて記憶するための記憶
    手段と、 前記所定の制御プロトコルのパケットをカプセル化し
    た、前記所定のネットワークレイヤプロトコルのパケッ
    トの送受信を行うための送受信手段と、 自装置が前記所定の制御プロトコルで使用すべき所定の
    アドレスを決定するための決定手段と、 前記所定のネットワークレイヤプロトコルのネットワー
    クに接続された他の通信装置から、自装置が使用してい
    る前記所定のアドレスに関係する所定の応答を求めるパ
    ケットを受信し、これに応答する場合、自装置の使用し
    ている前記所定のアドレスに応じて決まる待機時間だけ
    待機した後に、受信したパケットに応答するパケットを
    返送する応答手段とを備えたことを特徴とする通信装
    置。
  2. 【請求項2】所定のネットワークレイヤプロトコルのネ
    ットワーク上での所定の制御プロトコルによる通信を行
    う通信装置であって、 前記所定のネットワークレイヤプロトコルのネットワー
    クに接続するためのインタフェース手段と、 前記所定のネットワークレイヤプロトコルのネットワー
    クを介して送受信される前記所定の制御プロトコルのデ
    ータに関する処理を行うための制御プロトコル処理手段
    と、 前記所定のネットワークレイヤプロトコルのネットワー
    クに接続された自装置及び他の通信装置について、当該
    通信装置が前記所定のネットワークレイヤプロトコルの
    ネットワークで使用すべきネットワークレイヤ・アドレ
    ス及び当該通信装置が前記所定の制御プロトコルで使用
    すべき所定のアドレスを対応付けて記憶するための記憶
    手段と、 前記所定の制御プロトコルのパケットをカプセル化し
    た、前記所定のネットワークレイヤプロトコルのパケッ
    トの送受信を行うための送受信手段と、 前記所定のネットワークレイヤプロトコルのネットワー
    クに接続された他の通信装置に対して、該他の通信装置
    が使用している前記所定のアドレスを問い合わせるパケ
    ットを送信し、その後、所定の待時間待つ間に、該他の
    通信装置から返送されてきた前記所定のアドレスを含む
    パケットを受信し、受信されたパケットに含まれる該所
    定のアドレスに基づいて、自装置が前記所定の制御プロ
    トコルで使用すべき所定のアドレスを決定するための決
    定手段とを備え、 前記他の通信装置は、前記パケットを受信した場合、該
    他の通信装置の使用している前記所定のアドレスに応じ
    て決まる待機時間だけ待機した後に、前記パケットを返
    送するものであり、前記所定の待時間は、該待機時間の
    決定方法に基づいて決定されたものであることを特徴と
    する通信装置。
  3. 【請求項3】前記所定のネットワークレイヤプロトコル
    のネットワークに接続された他の通信装置から、自装置
    が使用している前記所定のアドレスを問い合わせる問合
    せパケットを受信した場合、前記待機時間だけ待機した
    後に、自装置の使用している前記所定のアドレスを含む
    応答パケットを返送するための手段を更に備えたことを
    特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  4. 【請求項4】前記決定手段は、前記所定の制御プロトコ
    ルにおいて存在する全部又は一部の所定のアドレスか
    ら、受信された前記パケットに含まれる前記所定のアド
    レスを除いたものを選択対象として、所定の選択方法に
    従って選択した1つの所定のアドレスを、自装置が前記
    所定の制御プロトコルで使用すべき所定のアドレスの候
    補として決定することを特徴とする請求項2または3に
    記載の通信装置。
  5. 【請求項5】前記決定手段は、前記所定のネットワーク
    レイヤプロトコルのネットワークに接続された他の通信
    装置に対して、該他の通信装置が前記所定のアドレスの
    候補と同一の所定のアドレスを使用しているか否かを確
    認するパケットを送信し、その後の前記所定の待時間の
    間、前記所定のアドレスの候補と同一の所定のアドレス
    を使用している旨を示すパケットの返送を待つ一連の手
    続きを、1回又は予め定められた複数回数繰り返し、そ
    の間に、いずれの前記他の通信装置からも前記所定のア
    ドレスの候補と同一の所定のアドレスを使用している旨
    を示すパケットが返送されなかった場合に、前記所定の
    アドレスの候補を、自装置が前記所定の制御プロトコル
    で使用すべき所定のアドレスとして決定することを特徴
    とする請求項4に記載の通信装置。
  6. 【請求項6】前記決定手段は、前記確認するパケットを
    送信し、その後の前記所定の待時間の間に、いずれかの
    前記他の通信装置から前記所定のアドレスの候補と同一
    の所定のアドレスを使用している旨を示すパケットが返
    送された場合には、該所定のアドレスの候補を除外して
    更に前記所定のアドレスの候補を選択し、再度、該選択
    した所定のアドレスの候補について前記確認するパケッ
    トを送信することを特徴とする請求項5に記載の通信装
    置。
  7. 【請求項7】前記所定のネットワークレイヤプロトコル
    のネットワークに接続された他の通信装置から、前記所
    定のアドレスの候補と同一の所定のアドレスを使用して
    いるか否かを確認するパケットを受信した場合、自装置
    が該所定のアドレスの候補と同一の所定のアドレスを使
    用しているならば、前記待機時間だけ待機した後に、前
    記所定のアドレスの候補と同一の所定のアドレスを使用
    している旨を示すパケットを返送するための手段とを更
    に備えたことを特徴とする請求項5または6に記載の通
    信装置。
  8. 【請求項8】前記決定手段は、前記パケットを、前記所
    定の制御プロトコルを有するものとされた通信装置のみ
    に割当てられたマルチキャスト・ネットワークレイヤ・
    アドレス宛てに送信することを特徴とする請求項2ない
    し7のいずれか1項に記載の通信装置。
  9. 【請求項9】前記決定手段は、前記パケットを、所定の
    ネットワーク範囲にブロードキャストすることを特徴と
    する請求項2ないし7のいずれか1項に記載の通信装
    置。
  10. 【請求項10】前記待機時間は、前記所定のアドレスの
    値に予め定められた単位時間を示す値を乗じて得られる
    値に相当する時間であることを特徴とする請求項1ない
    し9のいずれか1項に記載の通信装置。
  11. 【請求項11】前記待機時間は、前記所定のアドレスの
    値に予め定められた単位時間を示す値を乗じて得られる
    値に相当する時間であり、 前記所定の待時間は、前記所定のアドレスの値の最大値
    に予め定められた単位時間を示す値を乗じて得られる値
    に相当する時間であることを特徴とする請求項2ないし
    9のいずれか1項に記載の通信装置。
  12. 【請求項12】前記待機時間は、前記所定のアドレスの
    値を入力とし且つ異なる入力値に対する出力値を所定の
    範囲内に分散させる所定の関数に対し、自装置の使用し
    ている前記所定のアドレスの値を入力して得られる値に
    相当する時間であることを特徴とする請求項1ないし9
    のいずれか1項に記載の通信装置。
  13. 【請求項13】前記待機時間は、前記所定のアドレスの
    値を入力とし且つ異なる入力値に対する出力値を所定の
    範囲内に分散させる所定の関数に対し、自装置の使用し
    ている前記所定のアドレスの値を入力して得られる値に
    相当する時間であり、 前記決定手段は、前記所定の範囲の最大値に基づいて、
    前記所定の待時間を決定することを特徴とする請求項2
    ないし9のいずれか1項に記載の通信装置。
  14. 【請求項14】前記待機時間は、前記所定のアドレスの
    値を入力とし且つ異なる入力値に対する出力値を所定の
    範囲内に分散させる所定の関数に対し、自装置の使用し
    ている前記所定のアドレスの値を入力して得られる値に
    相当する時間であり、 前記他の通信装置は、前記所定の関数として、前記所定
    の範囲を異にさせるパラメータを持つものを有し、 前記決定手段は、所定の基準に従って、使用すべき前記
    パラメータの値を選択し、選択した使用すべき前記パラ
    メータの値を指定する情報を、前記パケットに記述して
    送信することを特徴とする請求項2ないし9のいずれか
    1項に記載の通信装置。
  15. 【請求項15】前記待機時間は、前記所定のアドレスの
    値を入力とし且つ異なる入力値に対する出力値を所定の
    範囲内に分散させる所定の関数に対し、自装置の使用し
    ている前記所定のアドレスの値を入力して得られる値に
    相当する時間であり、 前記他の通信装置は、前記所定の範囲を異にする複数の
    所定の関数を有し、 前記決定手段は、所定の基準に従って、使用すべき前記
    所定の関数を選択し、選択した使用すべき前記所定の関
    数を指定する情報を、前記パケットに記述して送信する
    ことを特徴とする請求項2ないし9のいずれか1項に記
    載の通信装置。
  16. 【請求項16】所定のネットワークレイヤプロトコルの
    ネットワーク上での所定の制御プロトコルによる通信を
    行う通信装置であって、 前記所定のネットワークレイヤプロトコルのネットワー
    クに接続するためのインタフェース手段と、 前記所定のネットワークレイヤプロトコルのネットワー
    クを介して送受信される前記所定の制御プロトコルのデ
    ータに関する処理を行うための制御プロトコル処理手段
    と、 前記所定のネットワークレイヤプロトコルのネットワー
    クに接続された自装置及び他の通信装置について、当該
    通信装置が前記所定のネットワークレイヤプロトコルの
    ネットワークで使用すべきネットワークレイヤ・アドレ
    ス及び当該通信装置が前記所定の制御プロトコルで使用
    すべき所定のアドレスを対応付けて記憶するための記憶
    手段と、 前記所定の制御プロトコルのパケットをカプセル化し
    た、前記所定のネットワークレイヤプロトコルのパケッ
    トの送受信を行うための送受信手段と、 自装置が持つネットワークレイヤプロトコルアドレスの
    所定のビット列の値を、自装置が前記所定の制御プロト
    コルで使用すべき所定のアドレスの候補とし、該所定の
    ビット列の値について、前記所定のネットワークレイヤ
    プロトコルのネットワークに接続された他の通信装置に
    対して、該他の通信装置が使用している前記所定のアド
    レスと同一であるかを問い合わせるパケットを送信し、
    同一でないと判断された場合には、前記値を、自装置が
    前記所定の制御プロトコルで使用すべき所定のアドレス
    として決定する決定手段とを備えたことを特徴とする通
    信装置。
  17. 【請求項17】所定のネットワークレイヤプロトコルの
    ネットワーク上での所定の制御プロトコルによる通信を
    行う通信装置であって、 前記所定のネットワークレイヤプロトコルが稼動するデ
    ータリンクレイヤネットワークに接続するためのインタ
    フェース手段と、 前記所定のネットワークレイヤプロトコルのネットワー
    クを介して送受信される前記所定の制御プロトコルのデ
    ータに関する処理を行うための制御プロトコル処理手段
    と、 前記所定のネットワークレイヤプロトコルのネットワー
    クに接続された自装置及び他の通信装置について、当該
    通信装置の持つデータリンクレイヤプロトコルアドレス
    と、当該通信装置が前記所定のネットワークレイヤプロ
    トコルのネットワークで使用すべきネットワークレイヤ
    ・アドレスと、当該通信装置が前記所定の制御プロトコ
    ルで使用すべき所定のアドレスとを対応付けて記憶する
    ための記憶手段と、 前記所定の制御プロトコルのパケットをカプセル化し
    た、前記所定のネットワークレイヤプロトコルのパケッ
    トの送受信を行うための送受信手段と、 自装置が持つデータリンクレイヤプロトコルアドレスの
    所定のビット列の値を、自装置が前記所定の制御プロト
    コルで使用すべき所定のアドレスの候補とし、該所定の
    ビット列の値について、前記所定のネットワークレイヤ
    プロトコルのネットワークに接続された他の通信装置に
    対して、該他の通信装置が使用している前記所定のアド
    レスと同一であるかを問い合わせるパケットを送信し、
    同一でないと判断された場合には、前記値を、自装置が
    前記所定の制御プロトコルで使用すべき所定のアドレス
    として決定する決定手段とを備えたことを特徴とする通
    信装置。
  18. 【請求項18】前記決定手段は、自装置が持つデータリ
    ンクレイヤプロトコルアドレスの所定のビット列の値
    を、自装置が前記所定の制御プロトコルで使用すべき所
    定のアドレスの候補として前記他の通信装置に対する前
    記問合せを行なうのに先だって、自装置が前回の稼動時
    に使用した前記所定のアドレスを、自装置が前記所定の
    制御プロトコルで使用すべき所定のアドレスの候補と
    し、該所定のビット列の値について、前記所定のネット
    ワークレイヤプロトコルのネットワークに接続された他
    の通信装置に対して、該他の通信装置が使用している前
    記所定のアドレスと同一であるかを問い合わせるパケッ
    トを送信し、同一でないと判断された場合には、前記値
    を、自装置が前記所定の制御プロトコルで使用すべき所
    定のアドレスとして決定することを特徴とする請求項1
    7に記載の通信装置。
  19. 【請求項19】前記所定のネットワークレイヤプロトコ
    ルのネットワークにおいて前記所定のアドレスの割り当
    てを行なうアドレスサーバが存在するか否かについて確
    認するための手続きを行うための確認手段を更に備え、 前記確認手段により前記アドレスサーバが存在すること
    が確認された場合には、前記アドレスサーバに対して前
    記所定のアドレスの割当てを要求し、前記確認手段によ
    り前記アドレスサーバが存在しないことが確認された場
    合には、前記決定手段により自装置が前記所定の制御プ
    ロトコルで使用すべき所定のアドレスを決定することを
    特徴とする請求項17または18に記載の通信装置。
  20. 【請求項20】前記決定手段は、前記所定のビット列の
    値が、前記他の通信装置が使用している前記所定のアド
    レスと同一であると判断された場合には、前記所定のネ
    ットワークレイヤプロトコルのネットワークに接続され
    た他の通信装置に対して、該他の通信装置が使用してい
    る前記所定のアドレスを問い合わせるパケットを送信
    し、その後、所定の待時間待つ間に、該他の通信装置か
    ら返送されてきた前記所定のアドレスを含むパケットを
    受信し、受信されたパケットに含まれる該所定のアドレ
    スに基づいて、自装置が前記所定の制御プロトコルで使
    用すべき所定のアドレスを決定することを特徴とする請
    求項16ないし19のいずれか1項に記載の通信装置。
  21. 【請求項21】所定のネットワークレイヤプロトコルの
    ネットワーク上での所定の制御プロトコルによる通信を
    行う通信装置であって、 前記所定のネットワークレイヤプロトコルのネットワー
    クに接続するためのインタフェース手段と、 前記所定のネットワークレイヤプロトコルのネットワー
    クを介して送受信される前記所定の制御プロトコルのデ
    ータに関する処理を行うための制御プロトコル処理手段
    と、 前記所定のネットワークレイヤプロトコルのネットワー
    クに接続された自装置及び他の通信装置について、当該
    通信装置が前記所定のネットワークレイヤプロトコルの
    ネットワークで使用すべきネットワークレイヤ・アドレ
    ス及びリンクレイヤアドレス並びに当該通信装置が前記
    所定の制御プロトコルで使用すべき所定のアドレスを対
    応付けて記憶するための記憶手段と、 前記所定の制御プロトコルのパケットをカプセル化し
    た、前記所定のネットワークレイヤプロトコルのパケッ
    トの送受信を行うための送受信手段と、 自装置が前記所定の制御プロトコルで使用すべき所定の
    アドレスの候補として、自装置が以前に使用していた前
    記所定のアドレスが存在する場合には、その値を、存在
    しない場合には、自装置が持つネットワークレイヤプロ
    トコルアドレス又はリンクレイヤアドレスの所定のビッ
    ト列の値を選択し、該所定のビット列の値について、前
    記所定のネットワークレイヤプロトコルのネットワーク
    に接続された他の通信装置に対して、該他の通信装置が
    使用している前記所定のアドレスと同一であるかを問い
    合わせるパケットを送信し、同一でないと判断された場
    合には、前記値を、自装置が前記所定の制御プロトコル
    で使用すべき所定のアドレスとして決定する決定手段と
    を備えたことを特徴とする通信装置。
  22. 【請求項22】前記問い合わせるパケットは、前記他の
    通信装置が使用しているリンクレイヤアドレス、ネット
    ワークレイヤ・アドレス又は前記所定のアドレスの少な
    くとも1つを、自装置に対して通知するように要請する
    役割をも併せ持つものであることを特徴とする請求項2
    1の通信装置。
  23. 【請求項23】前記他の通信装置から前記問い合わせる
    パケットに対する応答として返信される返信には、該他
    の通信装置がその時点で認識している、現在使用中の前
    記所定のアドレスの一覧を示す情報が含まれることを特
    徴とする請求項22に記載の通信装置。
  24. 【請求項24】前記決定手段は、前記所定のビット列の
    値が、前記他の通信装置が使用している前記所定のアド
    レスと同一であると判断された場合には、前記他の通信
    装置から前記問い合わせるパケットに対する応答として
    返信された前記パケットに含まれる前記アドレスに基づ
    いて、自装置が前記所定の制御プロトコルで使用すべき
    所定のアドレスを決定することを特徴とする請求項21
    または22に記載の通信装置。
  25. 【請求項25】前記問い合わせるパケットは、前記所定
    のビット列の値について、前記所定のネットワークレイ
    ヤプロトコルのネットワークに接続された他の通信装置
    に対して、該他の通信装置が使用している前記所定のア
    ドレスと同一であるかを問い合わせる役割とともに、前
    記所定のネットワークレイヤプロトコルのネットワーク
    において前記所定のアドレスの割り当てを行なうアドレ
    スサーバが存在するか否かについて確認するための役割
    をも併せ持つものであり、 前記決定手段は、前記問い合わせるパケットに対する前
    記アドレスサーバからの応答によって前記アドレスサー
    バの存在が確認された場合には、他の通信装置からの応
    答にかかわらず、前記アドレスサーバから割当てられた
    アドレスを、自装置が前記所定の制御プロトコルで使用
    すべき前記所定のアドレスとして決定することを特徴と
    する請求項21ないし24のいずれか1項に記載の通信
    装置。
  26. 【請求項26】前記送受信手段は、前記所定の制御プロ
    トコルのパケットをカプセル化した、前記所定のネット
    ワークレイヤプロトコルのパケットの送受信を、イーサ
    フレーム上で行うことを特徴とする請求項1、2、1
    6、17または21に記載の通信制御装置。
  27. 【請求項27】前記インタフェース手段は、前記所定の
    ネットワークレイヤプロトコルのパケットの転送物理媒
    体としてBluetoothインタフェースを持つこと
    を特徴とする請求項1、2、16、17または21に記
    載の通信制御装置。
  28. 【請求項28】前記所定のネットワークレイヤプロトコ
    ルは、インターネット・プロトコルであり、前記ネット
    ワークレイヤ・アドレスは、IPアドレスであることを
    特徴とする請求項1、2、16、17または21に記載
    の通信制御装置。
  29. 【請求項29】前記所定の制御プロトコルは、エコーネ
    ットプロトコルであることを特徴とする請求項1、2、
    16、17または21に記載の通信制御装置。
  30. 【請求項30】前記所定の制御プロトコルで使用すべき
    所定のアドレスは、エコーネットアドレスのノード識別
    子であることを特徴とする請求項1、2、16、17ま
    たは21に記載の通信制御装置。
  31. 【請求項31】所定のネットワークレイヤプロトコルの
    ネットワーク上での所定の制御プロトコルによる通信を
    行うための通信制御方法であって、 前記所定のネットワークレイヤプロトコルのネットワー
    クに接続された他の通信装置から、自装置が使用してい
    る前記所定のアドレスに関係する所定の応答を求めるパ
    ケットを受信し、 受信された前記パケットに応答する場合、自装置の使用
    している前記所定のアドレスに応じて決まる待機時間だ
    け待機し、 受信した前記パケットに応答するパケットを返送するこ
    とを特徴とする通信制御方法。
  32. 【請求項32】所定のネットワークレイヤプロトコルの
    ネットワーク上での所定の制御プロトコルによる通信を
    行うための通信制御方法であって、 前記所定のネットワークレイヤプロトコルのネットワー
    クに接続された他の通信装置に対して、該他の通信装置
    が使用している前記所定のアドレスを問い合わせるパケ
    ットを送信するステップと、 所定の待時間待つ間に、該他の通信装置から返送されて
    きた前記所定のアドレスを含むパケットを受信ステップ
    と、 受信されたパケットに含まれる該所定のアドレスに基づ
    いて、自装置が前記所定の制御プロトコルで使用すべき
    所定のアドレスを決定するステップとを有し、 前記他の通信装置は、前記パケットを受信した場合、該
    他の通信装置の使用している前記所定のアドレスに応じ
    て決まる待機時間だけ待機した後に、前記パケットを返
    送するものであり、前記所定の待時間は、該待機時間の
    決定方法に基づいて決定されたものであることを特徴と
    する通信制御方法。
  33. 【請求項33】所定のネットワークレイヤプロトコルの
    ネットワーク上での所定の制御プロトコルによる通信を
    行う通信装置としてコンピュータを機能させるためのプ
    ログラムであって、 前記所定のネットワークレイヤプロトコルのネットワー
    クに接続するためのインタフェース機能と、 前記所定のネットワークレイヤプロトコルのネットワー
    クを介して送受信される前記所定の制御プロトコルのデ
    ータに関する処理を行うための制御プロトコル処理機能
    と、 前記所定のネットワークレイヤプロトコルのネットワー
    クに接続された自装置及び他の通信装置について、当該
    通信装置が前記所定のネットワークレイヤプロトコルの
    ネットワークで使用すべきネットワークレイヤ・アドレ
    ス及び当該通信装置が前記所定の制御プロトコルで使用
    すべき所定のアドレスを対応付けて記憶するための記憶
    機能と、 前記所定の制御プロトコルのパケットをカプセル化し
    た、前記所定のネットワークレイヤプロトコルのパケッ
    トの送受信を行うための送受信機能と、 自装置が前記所定の制御プロトコルで使用すべき所定の
    アドレスを決定するための決定機能と、 前記所定のネットワークレイヤプロトコルのネットワー
    クに接続された他の通信装置から、自装置が使用してい
    る前記所定のアドレスに関係する所定の応答を求めるパ
    ケットを受信し、これに応答する場合、自装置の使用し
    ている前記所定のアドレスに応じて決まる待機時間だけ
    待機した後に、受信したパケットに応答するパケットを
    返送する応答機能とをコンピュータに実現させるための
    プログラム。
  34. 【請求項34】所定のネットワークレイヤプロトコルの
    ネットワーク上での所定の制御プロトコルによる通信を
    行う通信装置としてコンピュータを機能させるためのプ
    ログラムであって、 前記所定のネットワークレイヤプロトコルのネットワー
    クに接続するためのインタフェース機能と、 前記所定のネットワークレイヤプロトコルのネットワー
    クを介して送受信される前記所定の制御プロトコルのデ
    ータに関する処理を行うための制御プロトコル処理機能
    と、 前記所定のネットワークレイヤプロトコルのネットワー
    クに接続された自装置及び他の通信装置について、当該
    通信装置が前記所定のネットワークレイヤプロトコルの
    ネットワークで使用すべきネットワークレイヤ・アドレ
    ス及び当該通信装置が前記所定の制御プロトコルで使用
    すべき所定のアドレスを対応付けて記憶するための記憶
    機能と、 前記所定の制御プロトコルのパケットをカプセル化し
    た、前記所定のネットワークレイヤプロトコルのパケッ
    トの送受信を行うための送受信機能と、 前記所定のネットワークレイヤプロトコルのネットワー
    クに接続された他の通信装置であってパケットの受信か
    らこれに応答するパケットの返送まで該他の通信装置の
    使用している前記所定のアドレスに応じて決まる待機時
    間だけ待機するものに対して、該他の通信装置が使用し
    ている前記所定のアドレスを問い合わせるパケットを送
    信し、その後、該待機時間の決定方法に基づいて決定さ
    れたものである所定の待時間待つ間に、該他の通信装置
    から返送されてきた前記所定のアドレスを含むパケット
    を受信し、受信されたパケットに含まれる該所定のアド
    レスに基づいて、自装置が前記所定の制御プロトコルで
    使用すべき所定のアドレスを決定するための決定機能と
    をコンピュータに実現させるためのプログラム。
  35. 【請求項35】所定のネットワークレイヤプロトコルの
    ネットワーク上での所定の制御プロトコルによる通信を
    行う通信装置としてコンピュータを機能させるためのプ
    ログラムであって、 前記所定のネットワークレイヤプロトコルのネットワー
    クに接続するためのインタフェース機能と、 前記所定のネットワークレイヤプロトコルのネットワー
    クを介して送受信される前記所定の制御プロトコルのデ
    ータに関する処理を行うための制御プロトコル処理機能
    と、 前記所定のネットワークレイヤプロトコルのネットワー
    クに接続された自装置及び他の通信装置について、当該
    通信装置が前記所定のネットワークレイヤプロトコルの
    ネットワークで使用すべきネットワークレイヤ・アドレ
    ス及び当該通信装置が前記所定の制御プロトコルで使用
    すべき所定のアドレスを対応付けて記憶するための記憶
    機能と、 前記所定の制御プロトコルのパケットをカプセル化し
    た、前記所定のネットワークレイヤプロトコルのパケッ
    トの送受信を行うための送受信機能と、 自装置が持つネットワークレイヤプロトコルアドレスの
    所定のビット列の値を、自装置が前記所定の制御プロト
    コルで使用すべき所定のアドレスの候補とし、該所定の
    ビット列の値について、前記所定のネットワークレイヤ
    プロトコルのネットワークに接続された他の通信装置に
    対して、該他の通信装置が使用している前記所定のアド
    レスと同一であるかを問い合わせるパケットを送信し、
    同一でないと判断された場合には、前記値を、自装置が
    前記所定の制御プロトコルで使用すべき所定のアドレス
    として決定する決定機能とをコンピュータに実現させる
    ためのプログラム。
  36. 【請求項36】所定のネットワークレイヤプロトコルの
    ネットワーク上での所定の制御プロトコルによる通信を
    行う通信装置としてコンピュータを機能させるためのプ
    ログラムであって、 前記所定のネットワークレイヤプロトコルが稼動するデ
    ータリンクレイヤネットワークに接続するためのインタ
    フェース機能と、 前記所定のネットワークレイヤプロトコルのネットワー
    クを介して送受信される前記所定の制御プロトコルのデ
    ータに関する処理を行うための制御プロトコル処理機能
    と、 前記所定のネットワークレイヤプロトコルのネットワー
    クに接続された自装置及び他の通信装置について、当該
    通信装置の持つデータリンクレイヤプロトコルアドレス
    と、当該通信装置が前記所定のネットワークレイヤプロ
    トコルのネットワークで使用すべきネットワークレイヤ
    ・アドレスと、当該通信装置が前記所定の制御プロトコ
    ルで使用すべき所定のアドレスとを対応付けて記憶する
    ための記憶機能と、 前記所定の制御プロトコルのパケットをカプセル化し
    た、前記所定のネットワークレイヤプロトコルのパケッ
    トの送受信を行うための送受信機能と、 自装置が持つデータリンクレイヤプロトコルアドレスの
    所定のビット列の値を、自装置が前記所定の制御プロト
    コルで使用すべき所定のアドレスの候補とし、該所定の
    ビット列の値について、前記所定のネットワークレイヤ
    プロトコルのネットワークに接続された他の通信装置に
    対して、該他の通信装置が使用している前記所定のアド
    レスと同一であるかを問い合わせるパケットを送信し、
    同一でないと判断された場合には、前記値を、自装置が
    前記所定の制御プロトコルで使用すべき所定のアドレス
    として決定する決定機能とをコンピュータに実現させる
    ためのプログラム。
  37. 【請求項37】所定のネットワークレイヤプロトコルの
    ネットワーク上での所定の制御プロトコルによる通信を
    行う通信装置としてコンピュータを機能させるためのプ
    ログラムであって、 前記所定のネットワークレイヤプロトコルのネットワー
    クに接続するためのインタフェース機能と、 前記所定のネットワークレイヤプロトコルのネットワー
    クを介して送受信される前記所定の制御プロトコルのデ
    ータに関する処理を行うための制御プロトコル処理機能
    と、 前記所定のネットワークレイヤプロトコルのネットワー
    クに接続された自装置及び他の通信装置について、当該
    通信装置が前記所定のネットワークレイヤプロトコルの
    ネットワークで使用すべきネットワークレイヤ・アドレ
    ス及びリンクレイヤアドレス並びに当該通信装置が前記
    所定の制御プロトコルで使用すべき所定のアドレスを対
    応付けて記憶するための記憶機能と、 前記所定の制御プロトコルのパケットをカプセル化し
    た、前記所定のネットワークレイヤプロトコルのパケッ
    トの送受信を行うための送受信機能と、 自装置が前記所定の制御プロトコルで使用すべき所定の
    アドレスの候補として、自装置が以前に使用していた前
    記所定のアドレスが存在する場合には、その値を、存在
    しない場合には、自装置が持つネットワークレイヤプロ
    トコルアドレス又はリンクレイヤアドレスの所定のビッ
    ト列の値を選択し、該所定のビット列の値について、前
    記所定のネットワークレイヤプロトコルのネットワーク
    に接続された他の通信装置に対して、該他の通信装置が
    使用している前記所定のアドレスと同一であるかを問い
    合わせるパケットを送信し、同一でないと判断された場
    合には、前記値を、自装置が前記所定の制御プロトコル
    で使用すべき所定のアドレスとして決定する決定機能と
    をコンピュータに実現させるためのプログラム。
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