JP2004282119A - ネットワークアドレス設定方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】制御装置のネットワークアドレス設定を簡単な操作で指定できるネットワークアドレスを設定する方法を得る。
【解決手段】制御装置11,12,13,14の電源投入順序によって、あるいは簡単な入力手段(113)によって設定した装置IDを付加して、ネットワークアドレス要求データを送信する。情報処理装置2は電源投入順序、あるいは装置IDとそれに対応するネットワークアドレスの対応表を持ち、制御装置11,12,13,14…に対して決められたネットワークアドレスを制御装置11,12,13,14…に通知する。
【選択図】 図5
【解決手段】制御装置11,12,13,14の電源投入順序によって、あるいは簡単な入力手段(113)によって設定した装置IDを付加して、ネットワークアドレス要求データを送信する。情報処理装置2は電源投入順序、あるいは装置IDとそれに対応するネットワークアドレスの対応表を持ち、制御装置11,12,13,14…に対して決められたネットワークアドレスを制御装置11,12,13,14…に通知する。
【選択図】 図5
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の制御装置とこれら制御装置を管理する情報処理装置がネットワークで接続されたシステムにおけるネットワークアドレス設定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
複数の制御装置とこれら制御装置を管理する情報処理装置をネットワークで接続したとき、最も基本的なネットワークアドレスの設定方法は、制御装置毎に表示器とキーボードなどの入出力ユニットを接続し、人手によって設定を行うものである。あるいは汎用的な入出力ユニットを用意せず、代わりにロータリスイッチなどでネットワークアドレスを設定する方法がとられる。
【0003】
また、特にイーサネット(登録商標)で接続する場合は、イーサネット(登録商標)の機能であるDHCPを用いてイーサネット(登録商標)のネットワークアドレスであるIPアドレスを自動的に設定することも行われている。
【0004】
又、サーバ装置内にクライアント装置のIPアドレスとコンピュータ名との組をテーブル形式で複数記憶しておき、サーバ装置は、クライアント起動時にクライアント装置から設定情報要求を受けたとき、記憶するIPアドレスとコンピュータ名の未使用のものをクライアントに送り設定するものも知られている(特許文献1参照)。
【0005】
又、ホストより同報アドレスのついたARP要求パケットを端末に送信し、各端末は物理アドレスとIPアドレスをホストに送り、ホストは各端末の物理アドレスとIPアドレスが登録されていれば、そのIPアドレスを端末に送り、登録されていなければ、未使用のIPアドレスを物理アドレスに対応させて登録し、IPアドレスを決定し端末に送るようにしたものも公知である(特許文献2参照)。
【0006】
さらに、クライアントに対して同一のIPアドレスを登録後、サーバからARP要求パケットを送出し、クライアントは、これを受信した時刻を自己のIPアドレスとしサーバに送信して、このIPアドレスをサーバは登録するようにしたものも公知である(特許文献3参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−300166号公報
【特許文献2】
特開平8−237285号公報
【特許文献3】
特開平11−74915号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
制御装置毎に入出力ユニットを接続し設定する場合には、表示装置やキーボードなどの汎用的な入出力ユニットのハードウェアが必要となり、数値制御装置、ロボット制御装置、PLCの制御装置にとってはコストアップとなる。また汎用的な入出力ユニットは設定に手間がかかり易い。ロータリスイッチを設けて設定する場合にも、ネットワークアドレスを設定できるだけのスイッチが必要となる。例えばイーサネット(登録商標)のIPアドレスでは、8つのスイッチが必要になる。IPアドレスの下位の数ビットをロータリスイッチなどにより設定し上位を固定する方式は、IPアドレスが半固定となるため接続台数の限られた閉じたネットワークにしか適用できない。
【0009】
イーサネット(登録商標)で接続した場合は、DHCP機能を利用してDHCPサーバからIPアドレスを自動的に設定できるが、制御装置に特定のIPアドレスを設定させることが難しい。DHCPとDNSサーバを連携させた場合は、特定の制御装置名に特定のIPアドレスを設定させることができるが、予め制御装置名を制御装置に設定する必要がある。またDHCP/DNSサーバを動作させるためにはネットワークの専門的な知識も必要となる。
そこで、本発明の目的は、制御装置に設定用の入出力ユニットを用意せず、あるいは最小限のハードウェアで、簡単にネットワークアドレスを設定する方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本願請求項1に係わる発明は、数値制御装置、ロボット制御装置、PLCの何れかに該当する複数の制御装置と、前記複数の制御装置を管理する情報処理装置がネットワークで接続されたシステムにおける前記複数の制御装置にネットワークアドレスを夫々設定する方法において、各制御装置からネットワークアドレスの取得要求を前記情報処理装置に送信するステップと、前記情報処理装置が、ネットワークアドレス取得要求の受信順序とネットワークアドレスとの対応表と、各制御装置から受信した前記ネットワークアドレス取得要求の受信順序とに基いて、当該制御装置にネットワーク用アドレスを通知するステップと、を含むことを特徴とするネットワークアドレス設定方法である。
【0011】
又、請求項2に係わる発明は、同様に、複数の制御装置にネットワークアドレスを夫々設定する方法において、各制御装置に備えられた装置ID設定手段により当該制御装置に装置IDを設定し、設定された前記装置IDと共にネットワークアドレスの取得要求を当該制御装置から前記情報処理装置に送信するステップと、前記情報処理装置が、装置IDとネットワークアドレスとの対応表と、各制御装置から受信した装置IDとに基いて、当該制御装置にネットワークアドレスを通知するステップと、を含むことを特徴とするネットワークアドレス設定方法である。又、請求項3に係わる発明は、各制御装置に備えられた装置ID設定手段により、当該制御装置に装置IDを設定するステップと、各制御装置に設定された前記装置IDと共にネットワークアドレスの取得要求を当該制御装置から前記情報処理装置に送信するステップと、前記情報処理装置が、装置IDとネットワークアドレスとの対応表と、各制御装置から受信した装置IDとに基いて、当該制御装置にネットワークアドレスを通知するステップと、を含むことを特徴とするネットワークアドレス設定方法である。
【0012】
さらに、請求項4に係わる発明は、請求項2,3に係わる発明において制御装置に設定できる装置IDの数に制限がある場合に、前記情報処理装置が順序付けられた複数個の前記対応表を備え、ネットワークに接続された制御装置の内、一度に装置IDを割り振ることができる台数分について夫々の装置IDと共にネットワークアドレス取得要求を送信する第1ステップと、このネットワークアドレス取得要求に対して前記情報処理装置が1個目の対応表に従って当該制御装置にネットワークアドレスを通知する第2ステップと、残りの制御装置の内、一度の装置IDを割り振ることができる台数分について夫々の装置IDと共にネットワークアドレス取得要求を送信する第3ステップと、このネットワークアドレス取得要求に対して前記情報処理装置が次の対応表に従って当該制御装置にネットワークアドレスを通知する第4ステップと、以降、ネットワークアドレスを設定するべき全制御装置に対してネットワークアドレスの通知が完了するまで、第3ステップ及び第4ステップを繰返すことを特徴とするものである。請求項5に係わる発明は、同様に制御装置に設定できる装置IDの数に制限があり、複数の制御装置に同一の装置IDが付され、前記情報処理装置には同一の装置IDに対して順序付けられた複数個の前記対応表を備え、前記情報処理装置は同一の装置IDでネットワークアドレス取得要求を受信すると、その受信順序に従って、前記対応表の順序で前記対応表に記憶されている当該制御装置にネットワークアドレスを通知するようにしたものである。
【0013】
請求項6に係わる発明は、各制御装置から前記情報処理装置への前記ネットワークアドレス取得要求の送信は、当該制御装置に対するオペレータの操作により行われ、請求項7に係わる発明は、そのオペレータの操作が各制御装置に設けられたボタンの操作であり、請求項8に係わる発明は、ネットワークアドレス取得要求の送信が、当該制御装置の電源投入時に自動的に行われるようにしたものである。又、請求項9に係わる発明は、前記対応表をネットワーク上にある制御装置の1台に備え、前記情報処理装置の代わりとしたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施形態のシステム構成図であり、数値制御装置、ロボット制御装置、PLC(プログラマブル・ロジック・コントローラ)等の制御装置11,12,13,14…が複数ネットワーク3によって接続さている。又、これら制御装置11,12,13,14…を管理する情報処理装置2もネットワーク3に接続されている。
図2は制御装置11,12,13,14の一例として工作機械を制御する数値制御装置1の概要を示すもので、数値制御装置1の要部と該数値制御装置1で制御される工作機械の要部を示すブロック図である。
数値制御装置1はプロセッサ101,ROM102,RAM103,サーボ制御部104,スピンドル制御部105,ネットワーク制御部106等を備え、バス107で接続されている。プロセッサ101は、ROM102に格納されたシステムプログラムを読み出し、このシステムプログラムに従って、数値制御装置1を全体的に制御する。RAM103には、一時的な計算データが格納される。サーボ制御部104は、プロセッサやROM,RAMなどのメモリ等で構成され、加工プログラムに基いて、数値制御装置1のメインプロセッサ101から送られてくる各送り軸(この実施形態では直交するX,Y,Z軸の送り軸を備えているものとしている)への移動指令を受け、各軸のサーボアンプ111x,111y,111zを介して、各軸サーボモータMx,My,Mzを駆動する。
【0015】
上述した数値制御装置1及び工作機械の基本的な構成、動作は、従来の数値制御装置と差異はなく、ただし、ネットワークアドレスを設定するための表示器制御部と表示器およびキーボードを必要としない。代わりに本発明に関係して、装置ID設定制御部108とロータリスイッチやボタンなどの簡単に装置IDを入力できるハードウェアである装置ID設定デバイス113を備えケースと、これら装置ID制御部108および装置ID設定デバイス113をも必要としないケースがある。図2ではこの装置ID設定制御部108と装置ID設定デバイス113を備える例を示している。また、さらに本発明に関係して、上述のシステムプログラムに、装置IDを設定するステップとネットワークアドレスの取得要求を情報処理装置に送信するステップと、情報処理装置から通知されたネットワークアドレスを受信するステップが含まれている。
【0016】
なお、制御装置11,12,13,14…としてのロボット制御装置やPLCについても上述した数値制御装置1と同等であり、従来の数値制御装置と相違する装置ID設定デバイス113、装置ID設定制御部108を備える点等が、ロボット制御装置やPLCにも付加され従来と相違するのみである。
【0017】
図3は本発明の一実施形態の情報処理装置2の要部を示すブロック図である。情報処理装置2は、プロセッサ201,ROM202,EEPROMで構成された不揮発性メモリ203,RAM204,ネットワーク制御部205を備え、これらはバス206で接続されている。プロセッサ201は、ROM202に格納されたシステムプログラムを読み出し、このシステムプログラムにしたがって情報処理装置2は動作する。RAM204はこのときの作業用メモリとして使用される。また、不揮発性メモリ203には、制御装置11,12,13,14…とネットワークアドレスとの対応を記憶する対応表が設けられている。又、ROM202に格納されたシステムプログラムには、上述の制御装置11,12,13,14…から送信されたネットワークアドレス取得要求を受信するステップと、後述するネットワークアドレス取得要求に応じて、制御装置11,12,13,14…とネットワークアドレスとの対応表に基いて、当該制御装置にネットワーク用アドレスを通知するステップを含む。
なお、情報処理装置2は、ネットワーク機能を備えた一般のパーソナルコンピュータ等を用いることができる。この場合、一般的にはROM202と不揮発性メモリ203はハードディスク記憶装置となる。また上述のステップを制御装置11,12,13,14…のシステムプログラムの1台が持つことで、前記情報処理装置2の代わりをすることでもよい。
【0018】
図4は、本発明の第1の実施形態におけるネットワークアドレス設定方法のフローチャートである。又、図5は、この実施形態における動作説明図であり、図6は、この実施形態での情報処理装置2の不揮発性メモリ203に設けた制御装置11,12,13,14…とネットワークアドレスとの対応を記憶する対応表401の説明図である。
【0019】
この第1の実施形態では、各制御装置(数値制御装置)11,12,13,14…は、図2において装置ID設定制御部108は備えず、又、装置ID設定デバイス113として、ネットワークアドレスの取得要求を指令するボタンを備えるものである。又、このボタンさえ必要がなく、このボタンの変わりに制御装置11,12,13,14…の電源投入時に自動的にこのネットワークアドレスの取得要求信号を出力するようにしてもよいものである。
又、対応表401には、ネットワークアドレスの取得要求順に対応するように、順にネットワークアドレスが設定記憶されている。
【0020】
制御装置11,12,13,14…のシステムプログラムは、ボタン等によるオペレータの操作または電源投入時自動的に、ネットワーク制御部106から一斉同報によりネットワークアドレス取得要求をネットワーク3へ送信する(ステップ301)。一斉同報による送信は、ネットワークに接続された全装置にデータを送信させるため、制御装置11,12,13,14…は情報処理装置2のネットワークアドレスを知る必要がなく、ネットワークアドレス取得要求を送信することができる。
【0021】
情報処理装置2のシステムプログラムは、ネットワーク制御部205からネットワーク3より受信したネットワークアドレス取得要求を読取る(ステップ321)。つぎに受信したネットワークアドレス取得要求順序とネットワークアドレスとの対応表401によって、ネットワークアドレスを決定する(ステップ322)。すなわち、ネットワークアドレス取得要求を受信した順に、そのネットワークアドレス取得要求を出力した制御装置11,12,13,14…に対応表401からネットワークアドレスを読み出して決定するものである。続いて、ネットワーク制御部205から、ネットワークアドレス通知をネットワーク3へ送信する(ステップ323)。情報処理装置2は、先に受信したネットワークアドレス取得要求に対する返信として送信するため、この時点では制御装置11,12,13,14…にネットワークアドレスが設定されていなくても、ネットワークアドレス通知を送信できる。
【0022】
制御装置11,12,13,14…のシステムプログラムは、ネットワーク制御部106からネットワーク3より受信したネットワークアドレス通知を読取る(ステップ302)。つぎにシステムプログラムは、受信したネットワークアドレスをネットワーク制御部106に設定する(ステップ303)。以後、ネットワーク制御部106は、設定されたネットワークアドレスと一致するデータは自装置宛のデータとして処理できるようになる。
【0023】
以上のように、ネットワークアドレス取得要求を送出する順に制御装置11,12,13,14…に対してネットワークアドレスが割り振られることになるから、ネットワークアドレスが自動的に割り当てられるにも拘わらず、オペレータは制御装置11,12,13,14…に割り当てられたネットワークアドレスを理解することができ、システムとオペレータは共通の認識に立つことができる。
【0024】
図5では、制御装置11が最初にネットワークアドレス取得要求を出力し、情報処理装置2は、ネットワークアドレス取得要求受信の1回目に対応するネットワークアドレス「192.168.0.1」を対応表401に基づいて決定し、制御装置11に送信し制御装置11にネットワークアドレス「192.168.0.1」が割り振られたことを示している。
【0025】
複数の制御装置がステップ301,302,303を実行することで、全ての制御装置に対して重複しないネットワークアドレスを設定することができる。
【0026】
図7は、本発明の第2の実施形態におけるネットワークアドレス設定方法のフローチャートである。又、図8は、この実施形態における動作説明図であり、図9は、この実施形態での情報処理装置2の不揮発性メモリ203に設けた制御装置11,12,13,14…とネットワークアドレスとの対応を記憶する対応表402の説明図である。この第2実施形態における対応表402は、図9に示すように、装置IDに対応してネットワークアドレスが設定記憶されている。
【0027】
又、制御装置11,12,13,14…はロータリスイッチのようなの装置ID設定デバイス113を備えており、該装置ID設定デバイス113にIDが設定された後、ワークアドレス取得要求指令が入力されると、システムプログラムは、装置ID設定デバイス113に設定された装置IDを装置ID設定制御部108で読取り(ステップ311)、ネットワーク制御部106から一斉同報により装置IDを付加したネットワークアドレス取得要求をネットワーク3へ送信する(ステップ312)。
【0028】
一方の情報処理装置2のシステムプログラムは、ネットワーク制御部205からネットワーク3より受信したネットワークアドレス取得要求を読取ると(ステップ331)、装置IDとネットワークアドレスとの対応表402(図9)によって、受信した装置IDに対して設定記憶されているネットワークアドレスを決定する(ステップ332)。続いて、ネットワーク制御部205から、上述のネットワークアドレス取得要求に対する返信としてネットワークアドレス通知をネットワーク3へ送信する(ステップ333)。
【0029】
制御装置11,12,13,14…のシステムプログラムは、ネットワーク制御部106からネットワーク3より受信したネットワークアドレス通知を読取り(ステップ313)、システムプログラムは、受信したネットワークアドレスをネットワーク制御部106に設定する。以後、ネットワーク制御部106は、設定されたネットワークアドレスと一致するデータは自装置宛のデータとして処理できるようになる。複数の制御装置11,12,13,14…がステップ311,312,313,314を実行することで、全ての制御装置11,12,13,14…に対して重複しないネットワークアドレスを設定することができる。なお、制御装置11,12,13,14…に装置IDを設定する毎にネットワークアドレスの取得要求を情報制御装置2に送るようにしても、又は、全ての制御装置11,12,13,14…に装置IDを設定した後に、ネットワークアドレスの取得要求を情報制御装置2に送るようにしてもよい。
【0030】
図10,図11は、本発明の第3の実施形態の説明図である。この実施形態では、ロータリスイッチ等で構成される装置ID設定デバイス113により設定できるID数に制限があり、ネットワークに接続される制御装置11,12,13,14…132の数がこの装置ID設定デバイス113で設定できるIDの数より多い場合の例である。この実施形態では、装置ID設定デバイス113で16個の装置IDを設定できる場合で、ネットワークに3の制御装置11,12,13,14…132が接続されている場合の例を示している。
【0031】
装置IDとネットワークアドレスとの対応表403(図11参照)には、装置ID「1」〜「16」に対して、1回目、2回目としてそれぞれネットワークアドレスが割り振られ設定記憶されている。
【0032】
この第3の実施形態の場合には、装置ID設定デバイス113で装置IDを割り振ることができる台数分毎にネットワークアドレス取得要求を行い処理するようにしている。ネットワークに接続された制御装置の内、一度に装置IDを割り振ることができる台数分について夫々の装置IDと共にネットワークアドレス取得要求を送信する第1ステップと、このネットワークアドレス取得要求に対して前記情報処理装置が1個目の対応表に従って当該制御装置にネットワークアドレスを通知する第2ステップと、残りの制御装置の内、一度の装置IDを割り振ることができる台数分について夫々の装置IDと共にネットワークアドレス取得要求を送信する第3ステップと、このネットワークアドレス取得要求に対して前記情報処理装置が次の対応表に従って当該制御装置にネットワークアドレスを通知する第4ステップと、以降、ネットワークアドレスを設定するべき全制御装置に対してネットワークアドレスの通知が完了するまで、第3ステップ,及び第4ステップを繰返すことによって、全制御装置に重複しないネットワークアドレスを設定することができる。
【0033】
情報処理装置2は、最初に対応表403に設定記憶されている装置IDの数だけのネットワークアドレス取得要求を受け、各制御装置11〜116に対してその装置IDに対するネットワークアドレスを送信した後は、次に受信するネットワークアドレス取得要求は2回目と判断し、2回目として設定されているネットワークアドレスを送られてきた装置IDに対して送信する。そして、2回目として設定されている装置IDの数だけのネットワークアドレス取得要求を受けネットワークアドレスを送信した後は、次からは3回目として処理するものである。
【0034】
このように、ネットワークアドレス取得要求をロータリスイッチ等の装置ID設定デバイスで設定できる数単位でネットワークアドレス取得要求を行うことによって、制御装置11,12,13,14…132と設定されたネットワークアドレスの関係を作業者にも明確に分かるようにしたものである。
【0035】
又、上述したように、装置ID設定デバイス113によるID設定可能数単位(対応表403に設定されている装置IDの数単位)毎に、グループ分けてネットワークアドレス取得要求を出力しなくても、各制御装置に対してネットワークアドレスは設定できる。この場合、情報処理装置2に各装置ID毎にカウンタ等を設け、対応する装置IDのネットワークアドレス取得要求を受けてネットワークアドレスを送信した後はこのカウンタをカウントアップし、該カウンタの値によって同一の装置IDの制御装置に対して区別したネットワークアドレスを割り振り送信することができる。例えば、装置IDが「1」の2つの制御装置から(図10の例で制御装置11と117)、続けてネットワークアドレス取得要求が出されたとしても先にネットワークアドレス取得要求を送信した制御装置に対して1回目のネットアドレス(図10の例で「192.168.0.1」)が割り当てられ、次にネットワークアドレス取得要求を出力した制御装置には2回目のネットアドレス(図10の例で「192.168.0.17」)が割り当てられることになる。
【0036】
但し、この場合、装置ID設定デバイス113で同一の装置IDを設定している制御装置間において、ネットワークアドレス取得要求の順序が異なると、割り付けられるネットワークアドレスが異なることになるから、ネットワークアドレス取得要求の順序を何らかの手段で明確にしておき、オペレータは制御装置に対して割り付けられたネットワークアドレスを正しく認識させるようにする必要がある。
【0037】
上述した実施形態では、制御装置11,12,13,14…以外にこれら制御装置を制御する情報処理装置2を設けたが、制御装置11,12,13,14…の内いずれか1台をこの情報処理装置2と同様な機能を実行させることにより、情報処理装置2を設けないようにしてもよい。
【0038】
【発明の効果】
本発明は、ネットワークで接続された複数の制御装置に対して、表示器やキーボードなどの冗長なハードウェアを用いなくともNC、ロボット、PLCなどの制御装置のネットワーク設定について、簡単な操作で指定したネットワークアドレスを設定することができる。接続するネットワークに合わせて、指定したネットワークアドレスを各制御装置に設定することができるため、既存のネットワークへの接続が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の各実施形態のシステム構成図である。
【図2】本発明の各実施形態の制御装置としての数値制御装置の要部ブロック図である。
【図3】本発明の各実施形態の情報処理装置の要部ブロック図である。
【図4】本発明の第1の実施形態の動作処理フローチャートである。
【図5】同第1の実施形態における動作説明図である。
【図6】同第1の実施形態における制御装置に対するネットワークアドレスを設定するための対応表の説明図である。
【図7】本発明の第2の実施形態の動作処理フローチャートである。
【図8】同第2の実施形態における動作説明図である。
【図9】同第2の実施形態における装置IDとネットワークアドレスの対応表の説明図である。
【図10】本発明の第3の実施形態における動作説明図である。
【図11】同第3の実施形態における装置IDとネットワークアドレスの対応表の説明図である。
【符号の説明】
Mx,My,Mz サーボモータ
Ms 主軸モータ
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の制御装置とこれら制御装置を管理する情報処理装置がネットワークで接続されたシステムにおけるネットワークアドレス設定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
複数の制御装置とこれら制御装置を管理する情報処理装置をネットワークで接続したとき、最も基本的なネットワークアドレスの設定方法は、制御装置毎に表示器とキーボードなどの入出力ユニットを接続し、人手によって設定を行うものである。あるいは汎用的な入出力ユニットを用意せず、代わりにロータリスイッチなどでネットワークアドレスを設定する方法がとられる。
【0003】
また、特にイーサネット(登録商標)で接続する場合は、イーサネット(登録商標)の機能であるDHCPを用いてイーサネット(登録商標)のネットワークアドレスであるIPアドレスを自動的に設定することも行われている。
【0004】
又、サーバ装置内にクライアント装置のIPアドレスとコンピュータ名との組をテーブル形式で複数記憶しておき、サーバ装置は、クライアント起動時にクライアント装置から設定情報要求を受けたとき、記憶するIPアドレスとコンピュータ名の未使用のものをクライアントに送り設定するものも知られている(特許文献1参照)。
【0005】
又、ホストより同報アドレスのついたARP要求パケットを端末に送信し、各端末は物理アドレスとIPアドレスをホストに送り、ホストは各端末の物理アドレスとIPアドレスが登録されていれば、そのIPアドレスを端末に送り、登録されていなければ、未使用のIPアドレスを物理アドレスに対応させて登録し、IPアドレスを決定し端末に送るようにしたものも公知である(特許文献2参照)。
【0006】
さらに、クライアントに対して同一のIPアドレスを登録後、サーバからARP要求パケットを送出し、クライアントは、これを受信した時刻を自己のIPアドレスとしサーバに送信して、このIPアドレスをサーバは登録するようにしたものも公知である(特許文献3参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−300166号公報
【特許文献2】
特開平8−237285号公報
【特許文献3】
特開平11−74915号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
制御装置毎に入出力ユニットを接続し設定する場合には、表示装置やキーボードなどの汎用的な入出力ユニットのハードウェアが必要となり、数値制御装置、ロボット制御装置、PLCの制御装置にとってはコストアップとなる。また汎用的な入出力ユニットは設定に手間がかかり易い。ロータリスイッチを設けて設定する場合にも、ネットワークアドレスを設定できるだけのスイッチが必要となる。例えばイーサネット(登録商標)のIPアドレスでは、8つのスイッチが必要になる。IPアドレスの下位の数ビットをロータリスイッチなどにより設定し上位を固定する方式は、IPアドレスが半固定となるため接続台数の限られた閉じたネットワークにしか適用できない。
【0009】
イーサネット(登録商標)で接続した場合は、DHCP機能を利用してDHCPサーバからIPアドレスを自動的に設定できるが、制御装置に特定のIPアドレスを設定させることが難しい。DHCPとDNSサーバを連携させた場合は、特定の制御装置名に特定のIPアドレスを設定させることができるが、予め制御装置名を制御装置に設定する必要がある。またDHCP/DNSサーバを動作させるためにはネットワークの専門的な知識も必要となる。
そこで、本発明の目的は、制御装置に設定用の入出力ユニットを用意せず、あるいは最小限のハードウェアで、簡単にネットワークアドレスを設定する方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本願請求項1に係わる発明は、数値制御装置、ロボット制御装置、PLCの何れかに該当する複数の制御装置と、前記複数の制御装置を管理する情報処理装置がネットワークで接続されたシステムにおける前記複数の制御装置にネットワークアドレスを夫々設定する方法において、各制御装置からネットワークアドレスの取得要求を前記情報処理装置に送信するステップと、前記情報処理装置が、ネットワークアドレス取得要求の受信順序とネットワークアドレスとの対応表と、各制御装置から受信した前記ネットワークアドレス取得要求の受信順序とに基いて、当該制御装置にネットワーク用アドレスを通知するステップと、を含むことを特徴とするネットワークアドレス設定方法である。
【0011】
又、請求項2に係わる発明は、同様に、複数の制御装置にネットワークアドレスを夫々設定する方法において、各制御装置に備えられた装置ID設定手段により当該制御装置に装置IDを設定し、設定された前記装置IDと共にネットワークアドレスの取得要求を当該制御装置から前記情報処理装置に送信するステップと、前記情報処理装置が、装置IDとネットワークアドレスとの対応表と、各制御装置から受信した装置IDとに基いて、当該制御装置にネットワークアドレスを通知するステップと、を含むことを特徴とするネットワークアドレス設定方法である。又、請求項3に係わる発明は、各制御装置に備えられた装置ID設定手段により、当該制御装置に装置IDを設定するステップと、各制御装置に設定された前記装置IDと共にネットワークアドレスの取得要求を当該制御装置から前記情報処理装置に送信するステップと、前記情報処理装置が、装置IDとネットワークアドレスとの対応表と、各制御装置から受信した装置IDとに基いて、当該制御装置にネットワークアドレスを通知するステップと、を含むことを特徴とするネットワークアドレス設定方法である。
【0012】
さらに、請求項4に係わる発明は、請求項2,3に係わる発明において制御装置に設定できる装置IDの数に制限がある場合に、前記情報処理装置が順序付けられた複数個の前記対応表を備え、ネットワークに接続された制御装置の内、一度に装置IDを割り振ることができる台数分について夫々の装置IDと共にネットワークアドレス取得要求を送信する第1ステップと、このネットワークアドレス取得要求に対して前記情報処理装置が1個目の対応表に従って当該制御装置にネットワークアドレスを通知する第2ステップと、残りの制御装置の内、一度の装置IDを割り振ることができる台数分について夫々の装置IDと共にネットワークアドレス取得要求を送信する第3ステップと、このネットワークアドレス取得要求に対して前記情報処理装置が次の対応表に従って当該制御装置にネットワークアドレスを通知する第4ステップと、以降、ネットワークアドレスを設定するべき全制御装置に対してネットワークアドレスの通知が完了するまで、第3ステップ及び第4ステップを繰返すことを特徴とするものである。請求項5に係わる発明は、同様に制御装置に設定できる装置IDの数に制限があり、複数の制御装置に同一の装置IDが付され、前記情報処理装置には同一の装置IDに対して順序付けられた複数個の前記対応表を備え、前記情報処理装置は同一の装置IDでネットワークアドレス取得要求を受信すると、その受信順序に従って、前記対応表の順序で前記対応表に記憶されている当該制御装置にネットワークアドレスを通知するようにしたものである。
【0013】
請求項6に係わる発明は、各制御装置から前記情報処理装置への前記ネットワークアドレス取得要求の送信は、当該制御装置に対するオペレータの操作により行われ、請求項7に係わる発明は、そのオペレータの操作が各制御装置に設けられたボタンの操作であり、請求項8に係わる発明は、ネットワークアドレス取得要求の送信が、当該制御装置の電源投入時に自動的に行われるようにしたものである。又、請求項9に係わる発明は、前記対応表をネットワーク上にある制御装置の1台に備え、前記情報処理装置の代わりとしたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施形態のシステム構成図であり、数値制御装置、ロボット制御装置、PLC(プログラマブル・ロジック・コントローラ)等の制御装置11,12,13,14…が複数ネットワーク3によって接続さている。又、これら制御装置11,12,13,14…を管理する情報処理装置2もネットワーク3に接続されている。
図2は制御装置11,12,13,14の一例として工作機械を制御する数値制御装置1の概要を示すもので、数値制御装置1の要部と該数値制御装置1で制御される工作機械の要部を示すブロック図である。
数値制御装置1はプロセッサ101,ROM102,RAM103,サーボ制御部104,スピンドル制御部105,ネットワーク制御部106等を備え、バス107で接続されている。プロセッサ101は、ROM102に格納されたシステムプログラムを読み出し、このシステムプログラムに従って、数値制御装置1を全体的に制御する。RAM103には、一時的な計算データが格納される。サーボ制御部104は、プロセッサやROM,RAMなどのメモリ等で構成され、加工プログラムに基いて、数値制御装置1のメインプロセッサ101から送られてくる各送り軸(この実施形態では直交するX,Y,Z軸の送り軸を備えているものとしている)への移動指令を受け、各軸のサーボアンプ111x,111y,111zを介して、各軸サーボモータMx,My,Mzを駆動する。
【0015】
上述した数値制御装置1及び工作機械の基本的な構成、動作は、従来の数値制御装置と差異はなく、ただし、ネットワークアドレスを設定するための表示器制御部と表示器およびキーボードを必要としない。代わりに本発明に関係して、装置ID設定制御部108とロータリスイッチやボタンなどの簡単に装置IDを入力できるハードウェアである装置ID設定デバイス113を備えケースと、これら装置ID制御部108および装置ID設定デバイス113をも必要としないケースがある。図2ではこの装置ID設定制御部108と装置ID設定デバイス113を備える例を示している。また、さらに本発明に関係して、上述のシステムプログラムに、装置IDを設定するステップとネットワークアドレスの取得要求を情報処理装置に送信するステップと、情報処理装置から通知されたネットワークアドレスを受信するステップが含まれている。
【0016】
なお、制御装置11,12,13,14…としてのロボット制御装置やPLCについても上述した数値制御装置1と同等であり、従来の数値制御装置と相違する装置ID設定デバイス113、装置ID設定制御部108を備える点等が、ロボット制御装置やPLCにも付加され従来と相違するのみである。
【0017】
図3は本発明の一実施形態の情報処理装置2の要部を示すブロック図である。情報処理装置2は、プロセッサ201,ROM202,EEPROMで構成された不揮発性メモリ203,RAM204,ネットワーク制御部205を備え、これらはバス206で接続されている。プロセッサ201は、ROM202に格納されたシステムプログラムを読み出し、このシステムプログラムにしたがって情報処理装置2は動作する。RAM204はこのときの作業用メモリとして使用される。また、不揮発性メモリ203には、制御装置11,12,13,14…とネットワークアドレスとの対応を記憶する対応表が設けられている。又、ROM202に格納されたシステムプログラムには、上述の制御装置11,12,13,14…から送信されたネットワークアドレス取得要求を受信するステップと、後述するネットワークアドレス取得要求に応じて、制御装置11,12,13,14…とネットワークアドレスとの対応表に基いて、当該制御装置にネットワーク用アドレスを通知するステップを含む。
なお、情報処理装置2は、ネットワーク機能を備えた一般のパーソナルコンピュータ等を用いることができる。この場合、一般的にはROM202と不揮発性メモリ203はハードディスク記憶装置となる。また上述のステップを制御装置11,12,13,14…のシステムプログラムの1台が持つことで、前記情報処理装置2の代わりをすることでもよい。
【0018】
図4は、本発明の第1の実施形態におけるネットワークアドレス設定方法のフローチャートである。又、図5は、この実施形態における動作説明図であり、図6は、この実施形態での情報処理装置2の不揮発性メモリ203に設けた制御装置11,12,13,14…とネットワークアドレスとの対応を記憶する対応表401の説明図である。
【0019】
この第1の実施形態では、各制御装置(数値制御装置)11,12,13,14…は、図2において装置ID設定制御部108は備えず、又、装置ID設定デバイス113として、ネットワークアドレスの取得要求を指令するボタンを備えるものである。又、このボタンさえ必要がなく、このボタンの変わりに制御装置11,12,13,14…の電源投入時に自動的にこのネットワークアドレスの取得要求信号を出力するようにしてもよいものである。
又、対応表401には、ネットワークアドレスの取得要求順に対応するように、順にネットワークアドレスが設定記憶されている。
【0020】
制御装置11,12,13,14…のシステムプログラムは、ボタン等によるオペレータの操作または電源投入時自動的に、ネットワーク制御部106から一斉同報によりネットワークアドレス取得要求をネットワーク3へ送信する(ステップ301)。一斉同報による送信は、ネットワークに接続された全装置にデータを送信させるため、制御装置11,12,13,14…は情報処理装置2のネットワークアドレスを知る必要がなく、ネットワークアドレス取得要求を送信することができる。
【0021】
情報処理装置2のシステムプログラムは、ネットワーク制御部205からネットワーク3より受信したネットワークアドレス取得要求を読取る(ステップ321)。つぎに受信したネットワークアドレス取得要求順序とネットワークアドレスとの対応表401によって、ネットワークアドレスを決定する(ステップ322)。すなわち、ネットワークアドレス取得要求を受信した順に、そのネットワークアドレス取得要求を出力した制御装置11,12,13,14…に対応表401からネットワークアドレスを読み出して決定するものである。続いて、ネットワーク制御部205から、ネットワークアドレス通知をネットワーク3へ送信する(ステップ323)。情報処理装置2は、先に受信したネットワークアドレス取得要求に対する返信として送信するため、この時点では制御装置11,12,13,14…にネットワークアドレスが設定されていなくても、ネットワークアドレス通知を送信できる。
【0022】
制御装置11,12,13,14…のシステムプログラムは、ネットワーク制御部106からネットワーク3より受信したネットワークアドレス通知を読取る(ステップ302)。つぎにシステムプログラムは、受信したネットワークアドレスをネットワーク制御部106に設定する(ステップ303)。以後、ネットワーク制御部106は、設定されたネットワークアドレスと一致するデータは自装置宛のデータとして処理できるようになる。
【0023】
以上のように、ネットワークアドレス取得要求を送出する順に制御装置11,12,13,14…に対してネットワークアドレスが割り振られることになるから、ネットワークアドレスが自動的に割り当てられるにも拘わらず、オペレータは制御装置11,12,13,14…に割り当てられたネットワークアドレスを理解することができ、システムとオペレータは共通の認識に立つことができる。
【0024】
図5では、制御装置11が最初にネットワークアドレス取得要求を出力し、情報処理装置2は、ネットワークアドレス取得要求受信の1回目に対応するネットワークアドレス「192.168.0.1」を対応表401に基づいて決定し、制御装置11に送信し制御装置11にネットワークアドレス「192.168.0.1」が割り振られたことを示している。
【0025】
複数の制御装置がステップ301,302,303を実行することで、全ての制御装置に対して重複しないネットワークアドレスを設定することができる。
【0026】
図7は、本発明の第2の実施形態におけるネットワークアドレス設定方法のフローチャートである。又、図8は、この実施形態における動作説明図であり、図9は、この実施形態での情報処理装置2の不揮発性メモリ203に設けた制御装置11,12,13,14…とネットワークアドレスとの対応を記憶する対応表402の説明図である。この第2実施形態における対応表402は、図9に示すように、装置IDに対応してネットワークアドレスが設定記憶されている。
【0027】
又、制御装置11,12,13,14…はロータリスイッチのようなの装置ID設定デバイス113を備えており、該装置ID設定デバイス113にIDが設定された後、ワークアドレス取得要求指令が入力されると、システムプログラムは、装置ID設定デバイス113に設定された装置IDを装置ID設定制御部108で読取り(ステップ311)、ネットワーク制御部106から一斉同報により装置IDを付加したネットワークアドレス取得要求をネットワーク3へ送信する(ステップ312)。
【0028】
一方の情報処理装置2のシステムプログラムは、ネットワーク制御部205からネットワーク3より受信したネットワークアドレス取得要求を読取ると(ステップ331)、装置IDとネットワークアドレスとの対応表402(図9)によって、受信した装置IDに対して設定記憶されているネットワークアドレスを決定する(ステップ332)。続いて、ネットワーク制御部205から、上述のネットワークアドレス取得要求に対する返信としてネットワークアドレス通知をネットワーク3へ送信する(ステップ333)。
【0029】
制御装置11,12,13,14…のシステムプログラムは、ネットワーク制御部106からネットワーク3より受信したネットワークアドレス通知を読取り(ステップ313)、システムプログラムは、受信したネットワークアドレスをネットワーク制御部106に設定する。以後、ネットワーク制御部106は、設定されたネットワークアドレスと一致するデータは自装置宛のデータとして処理できるようになる。複数の制御装置11,12,13,14…がステップ311,312,313,314を実行することで、全ての制御装置11,12,13,14…に対して重複しないネットワークアドレスを設定することができる。なお、制御装置11,12,13,14…に装置IDを設定する毎にネットワークアドレスの取得要求を情報制御装置2に送るようにしても、又は、全ての制御装置11,12,13,14…に装置IDを設定した後に、ネットワークアドレスの取得要求を情報制御装置2に送るようにしてもよい。
【0030】
図10,図11は、本発明の第3の実施形態の説明図である。この実施形態では、ロータリスイッチ等で構成される装置ID設定デバイス113により設定できるID数に制限があり、ネットワークに接続される制御装置11,12,13,14…132の数がこの装置ID設定デバイス113で設定できるIDの数より多い場合の例である。この実施形態では、装置ID設定デバイス113で16個の装置IDを設定できる場合で、ネットワークに3の制御装置11,12,13,14…132が接続されている場合の例を示している。
【0031】
装置IDとネットワークアドレスとの対応表403(図11参照)には、装置ID「1」〜「16」に対して、1回目、2回目としてそれぞれネットワークアドレスが割り振られ設定記憶されている。
【0032】
この第3の実施形態の場合には、装置ID設定デバイス113で装置IDを割り振ることができる台数分毎にネットワークアドレス取得要求を行い処理するようにしている。ネットワークに接続された制御装置の内、一度に装置IDを割り振ることができる台数分について夫々の装置IDと共にネットワークアドレス取得要求を送信する第1ステップと、このネットワークアドレス取得要求に対して前記情報処理装置が1個目の対応表に従って当該制御装置にネットワークアドレスを通知する第2ステップと、残りの制御装置の内、一度の装置IDを割り振ることができる台数分について夫々の装置IDと共にネットワークアドレス取得要求を送信する第3ステップと、このネットワークアドレス取得要求に対して前記情報処理装置が次の対応表に従って当該制御装置にネットワークアドレスを通知する第4ステップと、以降、ネットワークアドレスを設定するべき全制御装置に対してネットワークアドレスの通知が完了するまで、第3ステップ,及び第4ステップを繰返すことによって、全制御装置に重複しないネットワークアドレスを設定することができる。
【0033】
情報処理装置2は、最初に対応表403に設定記憶されている装置IDの数だけのネットワークアドレス取得要求を受け、各制御装置11〜116に対してその装置IDに対するネットワークアドレスを送信した後は、次に受信するネットワークアドレス取得要求は2回目と判断し、2回目として設定されているネットワークアドレスを送られてきた装置IDに対して送信する。そして、2回目として設定されている装置IDの数だけのネットワークアドレス取得要求を受けネットワークアドレスを送信した後は、次からは3回目として処理するものである。
【0034】
このように、ネットワークアドレス取得要求をロータリスイッチ等の装置ID設定デバイスで設定できる数単位でネットワークアドレス取得要求を行うことによって、制御装置11,12,13,14…132と設定されたネットワークアドレスの関係を作業者にも明確に分かるようにしたものである。
【0035】
又、上述したように、装置ID設定デバイス113によるID設定可能数単位(対応表403に設定されている装置IDの数単位)毎に、グループ分けてネットワークアドレス取得要求を出力しなくても、各制御装置に対してネットワークアドレスは設定できる。この場合、情報処理装置2に各装置ID毎にカウンタ等を設け、対応する装置IDのネットワークアドレス取得要求を受けてネットワークアドレスを送信した後はこのカウンタをカウントアップし、該カウンタの値によって同一の装置IDの制御装置に対して区別したネットワークアドレスを割り振り送信することができる。例えば、装置IDが「1」の2つの制御装置から(図10の例で制御装置11と117)、続けてネットワークアドレス取得要求が出されたとしても先にネットワークアドレス取得要求を送信した制御装置に対して1回目のネットアドレス(図10の例で「192.168.0.1」)が割り当てられ、次にネットワークアドレス取得要求を出力した制御装置には2回目のネットアドレス(図10の例で「192.168.0.17」)が割り当てられることになる。
【0036】
但し、この場合、装置ID設定デバイス113で同一の装置IDを設定している制御装置間において、ネットワークアドレス取得要求の順序が異なると、割り付けられるネットワークアドレスが異なることになるから、ネットワークアドレス取得要求の順序を何らかの手段で明確にしておき、オペレータは制御装置に対して割り付けられたネットワークアドレスを正しく認識させるようにする必要がある。
【0037】
上述した実施形態では、制御装置11,12,13,14…以外にこれら制御装置を制御する情報処理装置2を設けたが、制御装置11,12,13,14…の内いずれか1台をこの情報処理装置2と同様な機能を実行させることにより、情報処理装置2を設けないようにしてもよい。
【0038】
【発明の効果】
本発明は、ネットワークで接続された複数の制御装置に対して、表示器やキーボードなどの冗長なハードウェアを用いなくともNC、ロボット、PLCなどの制御装置のネットワーク設定について、簡単な操作で指定したネットワークアドレスを設定することができる。接続するネットワークに合わせて、指定したネットワークアドレスを各制御装置に設定することができるため、既存のネットワークへの接続が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の各実施形態のシステム構成図である。
【図2】本発明の各実施形態の制御装置としての数値制御装置の要部ブロック図である。
【図3】本発明の各実施形態の情報処理装置の要部ブロック図である。
【図4】本発明の第1の実施形態の動作処理フローチャートである。
【図5】同第1の実施形態における動作説明図である。
【図6】同第1の実施形態における制御装置に対するネットワークアドレスを設定するための対応表の説明図である。
【図7】本発明の第2の実施形態の動作処理フローチャートである。
【図8】同第2の実施形態における動作説明図である。
【図9】同第2の実施形態における装置IDとネットワークアドレスの対応表の説明図である。
【図10】本発明の第3の実施形態における動作説明図である。
【図11】同第3の実施形態における装置IDとネットワークアドレスの対応表の説明図である。
【符号の説明】
Mx,My,Mz サーボモータ
Ms 主軸モータ
Claims (9)
- 数値制御装置、ロボット制御装置、PLCの何れかに該当する複数の制御装置と、前記複数の制御装置を管理する情報処理装置がネットワークで接続されたシステムにおける前記複数の制御装置にネットワークアドレスを夫々設定する方法において、各制御装置からネットワークアドレスの取得要求を前記情報処理装置に送信するステップと、前記情報処理装置が、ネットワークアドレス取得要求の受信順序とネットワークアドレスとの対応表と、各制御装置から受信した前記ネットワークアドレス取得要求の受信順序とに基いて、当該制御装置にネットワーク用アドレスを通知するステップと、を含むことを特徴とする、ネットワークアドレス設定方法。
- 数値制御装置、ロボット制御装置、PLCの何れかに該当する複数の制御装置と、前記複数の制御装置を管理する情報処理装置がネットワークで接続されたシステムにおける前記複数の制御装置にネットワークアドレスを夫々設定する方法において、各制御装置に備えられた装置ID設定手段により当該制御装置に装置IDを設定し、設定された前記装置IDと共にネットワークアドレスの取得要求を当該制御装置から前記情報処理装置に送信するステップと、前記情報処理装置が、装置IDとネットワークアドレスとの対応表と、各制御装置から受信した装置IDとに基いて、当該制御装置にネットワークアドレスを通知するステップと、を含むことを特徴とする、ネットワークアドレス設定方法。
- 数値制御装置、ロボット制御装置、PLCの何れかに該当する複数の制御装置と、前記複数の制御装置を管理する情報処理装置がネットワークで接続されたシステムにおける前記複数の制御装置に対するネットワークアドレスを夫々設定する方法において、各制御装置に備えられた装置ID設定手段により、当該制御装置に装置IDを設定するステップと、各制御装置に設定された前記装置IDと共にネットワークアドレスの取得要求を当該制御装置から前記情報処理装置に送信するステップと、前記情報処理装置が、装置IDとネットワークアドレスとの対応表と、各制御装置から受信した装置IDとに基いて、当該制御装置にネットワークアドレスを通知するステップと、を含むことを特徴とする、ネットワークアドレス設定方法。
- 制御装置に設定できる装置IDの数に制限がある場合に、前記情報処理装置が順序付けられた複数個の前記対応表を備え、ネットワークに接続された制御装置の内、一度に装置IDを割り振ることができる台数分について夫々の装置IDと共にネットワークアドレス取得要求を送信する第1ステップと、このネットワークアドレス取得要求に対して前記情報処理装置が1個目の対応表に従って当該制御装置にネットワークアドレスを通知する第2ステップと、残りの制御装置の内、一度の装置IDを割り振ることができる台数分について夫々の装置IDと共にネットワークアドレス取得要求を送信する第3ステップと、このネットワークアドレス取得要求に対して前記情報処理装置が次の対応表に従って当該制御装置にネットワークアドレスを通知する第4ステップと、以降、ネットワークアドレスを設定するべき全制御装置に対してネットワークアドレスの通知が完了するまで、第3ステップ及び第4ステップを繰返すことを特徴とする、請求項2又は請求項3に記載のネットワークアドレス設定方法。
- 制御装置に設定できる装置IDの数に制限があり、複数の制御装置に同一の装置IDが付され、前記情報処理装置には同一の装置IDに対して順序付けられた複数個の前記対応表を備え、前記情報処理装置は同一の装置IDでネットワークアドレス取得要求を受信すると、その受信順序に従って、前記対応表の順序で前記対応表に記憶されている当該制御装置にネットワークアドレスを通知する請求項2又は請求項3に記載のネットワークアドレス設定方法。
- 各制御装置から前記情報処理装置への前記ネットワークアドレス取得要求の送信は、当該制御装置に対するオペレータの操作により行われることを特徴とする、請求項1乃至5の内、何れか1項に記載のネットワークアドレス設定方法。
- 前記オペレータの操作は各制御装置に設けられたボタンの操作である、請求項6記載のネットワークアドレス設定方法。
- 各制御装置から前記情報処理装置への前記ネットワークアドレス取得要求の送信は、当該制御装置の電源投入時に自動的に行われることを特徴とする、請求項1乃至5の内、何れか1項に記載のネットワークアドレス設定方法。
- 前記対応表をネットワーク上にある制御装置の1台に備え、前記情報処理装置の代わりとする請求項1乃至8の内、何れか1項に記載のネットワークアドレス設定方法。
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