JP7462848B1 - Plcシステム、リモートユニット、マスタ局、リモートユニット制御方法、マスタ局制御方法、リモートユニット制御プログラム及びマスタ局制御プログラム - Google Patents

Plcシステム、リモートユニット、マスタ局、リモートユニット制御方法、マスタ局制御方法、リモートユニット制御プログラム及びマスタ局制御プログラム Download PDF

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Abstract

各リモートユニット(300、400)では、動作モード設定部(301、401)は、ユーザによる操作に基づいて動作モードを設定し、接続組合せ決定部(302、402)は、設定した動作モードに基づいて基本ユニットと増設ユニットとの接続の組合せを決定し、ユニット情報通知部(303、403)は、接続組合せ情報を含むユニット情報を通知する。マスタ局(100)では、IPアドレス付与部(122)は、ユニット情報取得部(121)が取得したユニット情報とネットワーク構成情報とに基づいて各リモートユニット(300、400)にIPアドレスを付与し、送受信情報決定部(124)は、ネットワーク構成情報更新部(123)が更新したネットワーク構成情報に基づいてマスタ局(100)が送受信する情報の形式を決定する。

Description

本開示は、PLCシステム、リモートユニット、マスタ局、リモートユニット制御方法、マスタ局制御方法、リモートユニット制御プログラム及びマスタ局制御プログラムに関する。
工場の生産ラインにおいて、機器の入出力の制御を行う制御プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)ユニットを含む複数種類のユニットによって構成されたプログラマブルロジックコントローラ(PLC:Programmable Logic Controller、以下「PLC」と記載)システムが使用されている。このようなPLCシステムにおいて、複数種類のユニットのうちの一のユニットが故障した場合、故障したユニットの置き換えを速やかに行ってシステムを復旧させる必要がある。
特許文献1には、CPUユニットをネットワークに接続させるマスタユニットに代表ユニット、従属ユニットといった複数のユニットが接続されているPLCユニットシステムが開示されている。特許文献1では、CPUユニットに接続されたエンジニアリングツールを備えるPC(Personal Computer)が当該CPUユニットに対して上述した複数のユニットを故障した他のユニットと置き換えることが可能な仮想ユニットとして予め設定しておくことで、ユニットを置き換える際の作業を簡易なものにして作業時間を低減している。
国際公開第2020/079730号
特許文献1に記載されたPLCユニットシステムでは、ネットワークを介したマスタユニットとの通信機能を有している一のユニットが故障した場合、通信機能を有している他のユニットで当該一のユニットを置き換えることができる。ここで、PLCシステムでは、例えば、入出力の制御を行う機器の台数を増加させる目的でこれらのユニットに増設ユニットが接続されていることがあり、このような増設ユニットは、CPUユニットと同様に通信機能を有していない。このため、特許文献1に記載されたPLCユニットシステムでは、増設ユニットのように通信機能を有していないユニットが故障した場合には、通信機能を有しているユニットによって故障した通信機能を有していないユニットを置き換えることが困難といった問題がある。
本開示は、上記実情に鑑みてなされたものであり、通信機能を有しているユニットによる通信機能を有しないユニットの置き換えを容易にすることを目的とする。
上記目的を達成するため、本開示に係るPLCシステムは、CPUユニットとマスタユニットとを含むマスタ局と、ネットワークを介してマスタ局との情報の送受信が可能な複数のリモートユニットとを含み、CPUユニットがリモートユニットに接続された機器を制御可能である。リモートユニットは、ユーザによる操作に基づいて、ネットワークに接続されてマスタ局との情報の送受信を行う基本ユニットとして動作する動作モードである基本モードと、基本ユニットの増設ユニットとして動作する動作モードである増設モードとのうちから何れかの動作モードを設定する動作モード設定部と、動作モード設定部が設定した動作モードに基づいて、基本ユニットと増設ユニットとの接続の組合せを決定する接続組合せ決定部と、接続組合せ決定部が決定した接続の組合せを特定可能な情報である接続組合せ情報を含む情報であって、リモートユニットに関する情報であるユニット情報をマスタ局に通知するユニット情報通知部と、を含む。マスタ局は、ユニット情報を取得するユニット情報取得部と、ユニット情報取得部が取得したユニット情報とネットワークの構成を示す情報であるネットワーク構成情報とに基づいて、リモートユニットにIPアドレスを付与するIPアドレス付与部と、IPアドレス付与部が付与したIPアドレスとユニット情報取得部が取得したユニット情報とに基づいて、ネットワーク構成情報を更新するネットワーク構成情報更新部と、ネットワーク構成情報更新部が更新したネットワーク構成情報に基づいて、マスタ局からリモートユニットに送信する情報の形式と、マスタ局がリモートユニットから受信する情報の形式とを決定する送受信情報決定部と、を含む。
本開示によれば、リモートユニットは、動作モードを基本モード又は増設モードに設定し、基本ユニットと増設ユニットとの接続の組合せを決定し、接続組合せ情報を含むユニット情報をマスタ局に通知している。そして、マスタ局は、取得したユニット情報に基づいてリモートユニットにIPアドレスを付与してネットワーク構成情報を更新して自ら送受信する情報の形式を決定している。よって、本開示に係るPLCシステムでは、通信機能を有しているリモートユニットを増設モードに設定すれば通信機能を有していない増設ユニットと置き換えても、マスタ局は、置き換え後のリモートユニットとの情報の送受信を置き換え前の増設ユニットと同様に行うことができる。この結果、本開示に係るPLCシステムは、マスタ局とリモートユニットとが上述した機能を有していないPLCシステムよりも通信機能を有しているユニットによる通信機能を有しないユニットの置き換えが容易になる。
実施の形態1に係るPLCシステムの機能構成を示す図 実施の形態1に係るマスタ局及びリモートユニットのハードウェア構成を示すブロック図 実施の形態1に係る増設ユニットとリモートユニットとの置き換えの説明図 実施の形態1に係るマスタ局がリモートユニットにIPアドレスを付与するときの情報の送受信を示すタイミングチャート 実施の形態1に係る更新前のネットワーク構成情報の表示例を示す図 実施の形態1に係る更新後のネットワーク構成情報の表示例を示す図 実施の形態1に係るユニット情報通知処理のフローチャート 実施の形態1に係る送受信情報決定処理のフローチャート 実施の形態2に係るPLCシステムの機能構成を示す図 実施の形態2に係るパラメータ情報の表示例を示す図 実施の形態2に係るパラメータ情報送信処理のフローチャート 更新前のネットワーク構成情報の変更例を示す図 更新後のネットワーク構成情報の変更例を示す図 パラメータ情報の変更例を示す図
以下、本開示を実施するための形態に係るPLCシステムについて図面を参照して詳細に説明する。なお、図中同一又は相当する部分には同じ符号を付す。
[実施の形態1]
(実施の形態1に係るPLCシステム1について)
本開示の実施の形態1に係るPLCシステム1は、例えば、工場の生産ラインにおいて、機器の入出力の制御を行う機器制御用プログラムを実行する後述するCPUユニット110を含む複数種類のユニットによって構成された所謂シーケンス制御システム、シーケンサシステムである。図1に示すように、PLCシステム1は、マスタ局100、ネットワークの一例としてのフィールドネットワーク200を介してマスタ局100と接続されたリモートユニットの一例としての第1リモートユニット300及び第2リモートユニット400を含む。
(実施の形態1に係るマスタ局100について)
マスタ局100は、上述したCPUユニット110、CPUユニット110をフィールドネットワーク200に接続させるマスタユニット120を含む。CPUユニット110には、後述するエンジニアリングツール500がUSB(Universal Serial Bus)接続によって接続されている。なお、本実施の形態では、CPUユニット110とエンジニアリングツール500との接続をUSB(Universal Serial Bus)接続としたが、これに限定されない。例えば、CPUユニット110とエンジニアリングツール500との接続は、インターネットを介したEthernet(登録商標)接続であってもよい。
ここで、エンジニアリングツール500とは、エンジニアリングツール用プログラムがインストールされたコンピュータ装置である。エンジニアリングツール500は、例えば、上述した機器制御用プログラム、各ユニット110、120、300、400が用いるパラメータを示す情報であるパラメータ情報、フィールドネットワーク200の構成を示す情報である後述するネットワーク構成情報といった複数種類の情報を生成し、CPUユニット110に送信する。よって、CPUユニット110は、例えば、エンジニアリングツール500から受信した機器制御用プログラム及びパラメータ情報を用いて各ユニット120、300、400を制御することで、各リモートユニット300、400に接続された機器の入出力を制御できる。
マスタユニット120は、CPUユニット110がエンジニアリングツール500から受信したパラメータ情報及び後述するネットワーク構成情報に基づいて、フィールドネットワーク200を介した各リモートユニット300、400との情報の送受信を行う。マスタユニット120は、後述するユニット情報を取得するユニット情報取得部121、各リモートユニット300、400にIPアドレスを付与するIPアドレス付与部122、後述するネットワーク構成情報を更新するネットワーク構成情報更新部123を含む。また、マスタユニット120は、マスタ局100と各リモートユニット300、400との間で送受信する情報の形式を決定する送受信情報決定部124を含む。
(実施の形態1に係る各リモートユニット300、400について)
各リモートユニット300、400は、接続された機器に対する入出力を制御する。具体的には、各リモートユニット300、400は、フィールドネットワーク200を介して、接続された機器の一例としての図示しないセンサ、スイッチといった入力機器から入力された情報をマスタ局100に送信する。また、各リモートユニット300、400は、フィールドネットワーク200を介して、接続された機器の一例としての図示しないコンダクタ、駆動機器といった出力機器にマスタ局100から受信した情報を出力する。各リモートユニット300、400は、後述する動作モードを設定する動作モード設定部301、401、ユニットどうしの接続の組合せを決定する接続組合せ決定部302、402、後述するユニット情報を通知するユニット情報通知部303、403を含む。
(実施の形態1に係るマスタ局100のハードウェア構成について)
図2に示すように、マスタ局100は、制御プログラム59に従って処理を実行する制御部51を備える。制御部51は、CPUを備える。制御部51は、制御プログラム59に従って、図1に示すIPアドレス付与部122、ネットワーク構成情報更新部123、送受信情報決定部124として機能する。
図2に戻り、マスタ局100は、制御プログラム59をロードし、制御部51の作業領域として用いられる主記憶部52を備える。主記憶部52は、RAM(Random Access Memory)といった揮発性の記憶装置を備える。
また、マスタ局100は、制御プログラム59を予め記憶する外部記憶部53を備える。外部記憶部53は、制御部51の指示に従って、このプログラムが記憶するデータを制御部51に供給し、制御部51から供給されたデータを記憶する。外部記憶部53は、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)といった不揮発性の記憶装置を備える。
また、マスタ局100は、情報を送受信する送受信部56を備える。送受信部56は、ネットワークに接続する通信網終端装置、無線通信装置等の情報通信部品を備える。送受信部56は、図1に示すユニット情報取得部121として機能する。
図2に戻り、マスタ局100では、主記憶部52、外部記憶部53及び送受信部56はいずれも内部バス50を介して制御部51に接続されている。
マスタ局100は、制御部51が主記憶部52、外部記憶部53及び送受信部56を資源として用いることによって、図1に示す上記の各部121~124の機能を実現する。例えば、マスタ局100は、ユニット情報取得部121が行うユニット情報取得ステップ、IPアドレス付与部122が行うIPアドレス付与ステップを実行する。また、例えば、マスタ局100は、ネットワーク構成情報更新部123が行うネットワーク構成情報更新ステップ、送受信情報決定部124が行う送受信情報決定ステップを実行する。
(実施の形態1に係る各リモートユニット300、400のハードウェア構成について)
また、各リモートユニット300、400もマスタ局100と同様に、制御部51、内部バス50を介して制御部51に接続された主記憶部52、外部記憶部53及び送受信部56を備える。各リモートユニット300、400の制御部51は、制御プログラム59に従って、図1に示す動作モード設定部301、401、接続組合せ決定部302、402として機能する。また、各リモートユニット300、400の送受信部56は、図1に示すユニット情報通知部303、403として機能する。
各リモートユニット300、400は、制御部51が主記憶部52、外部記憶部53及び送受信部56を資源として用いることによって、図1に示す上記の各部301~303、401~403の機能を実現する。例えば、各リモートユニット300、400は、動作モード設定部301、401が行う動作モード設定ステップ、接続組合せ決定部302、402が行う接続組合せ決定ステップを実行する。また、例えば、各リモートユニット300、400は、ユニット情報通知部303、403が行うユニット情報通知ステップを実行する。
(実施の形態1に係る各リモートユニット300、400の機能構成の詳細について)
図1に戻り、動作モード設定部301、401は、ユーザによる操作によって図示しない動作モード設定用のH/W(HardWare)スイッチから出力される信号に基づいて、基本モードと、増設モードとのうちから何れかの動作モードを設定する。ここで、基本モードとは、各リモートユニット300、400がフィールドネットワーク200に接続されてマスタ局100との情報の送受信を行う基本ユニットとして動作する動作モードである。また、増設モードとは、基本ユニットの増設ユニットとして動作する動作モードである。なお、動作モード設定用のH/Wスイッチは、各リモートユニット300、400に設けられている。
ここで、図3に示すように、例えば、フィールドネットワーク200を介してマスタ局と接続された第3リモートユニット600に1台の増設ユニット700が接続されており、これらのユニット600、700が故障した場合について考える。なお、第3リモートユニット600は、マスタ局100から受信した情報を第3リモートユニット600に接続された32種類の機器に入力することが可能な所謂32点リモート入力ユニットであるとする。また、増設ユニット700は、増設ユニット700に接続された16種類の機器から出力された情報をマスタ局100に送信することが可能な所謂16点リモート出力ユニットであるとする。
この場合、第1リモートユニット300は、動作モードを基本モードに設定することで、故障した第3リモートユニット600と置き換えることが可能となる。また、この場合、第2リモートユニット400は、動作モードを増設モードに設定することで、故障した増設ユニット700と置き換えることが可能となる。
なお、この場合、第1リモートユニット300は、接続可能な入力機器及び出力機器の数が故障した第3リモートユニット600と同一又はそれ以上である必要がある。すなわち、故障した第3リモートユニット600は、同等以上の機能を有する第1リモートユニット300によって必ず1対1で置き換えられる必要がある。具体的には、第1リモートユニット300は、第3リモートユニット600と同様の32点リモートユニットである必要がある。
一方、この場合、第2リモートユニット400は、接続可能な入力機器及び出力機器の数が故障した増設ユニット700よりも少なくてもよい。この場合、故障した増設ユニット700は、第2リモートユニット400を含む複数種類のリモートユニットで置き換えられてもよい。すなわち、故障した増設ユニット700は、複数種類のリモートユニットによって1対複数で置き換えられてもよい。例えば、第2リモートユニット400は、増設ユニット700と同様に16点リモート出力ユニットであることが好ましいが、8点リモート出力ユニットであってもよく、増設ユニット700が第2リモートユニット400を含む2台の8点リモート出力ユニットで置き換えられてもよい。
また、図示は省略するが、例えば、第3リモートユニット600に接続された複数の増設ユニットのうちの一の増設ユニット700が故障して置き換える必要がある場合、第2リモートユニット400は、動作モードを増設モードに設定することで、複数の増設ユニットと置き換えることも可能である。すなわち、置き換えられる複数の増設ユニットは、同等以上の機能を有する第2リモートユニット400によって複数対1で置き換えられてもよい。例えば、増設ユニット700が2台の8点リモート出力ユニットであれば、2台の8点リモート出力ユニットが16点リモート出力ユニットである第2リモートユニット400で置き換えられてもよい。
図1に戻り、接続組合せ決定部302、402は、動作モード設定部301、401が設定した各リモートユニット300、400の動作モードと、ユーザによる操作によって図示しない接続組合せ決定用のH/Wスイッチから出力される信号とに基づいて、基本ユニットと増設ユニットとの接続の組合せを決定する。例えば、接続組合せ決定部302、402は、動作モードが基本モードに設定された基本ユニットとしての第1リモートユニット300と、動作モードが増設モードに設定された増設ユニットとしての第2リモートユニット300とを接続する旨を決定する。なお、接続組合せ決定用のH/Wスイッチも動作モード設定用のH/Wスイッチと同様に、各リモートユニット300、400に設けられている。
また、接続組合せ決定部302、402は、各リモートユニット300、400の現在のIPアドレスといった各リモートユニット300、400を一意に識別可能な情報を用いて、決定した接続の組合せを特定可能な情報である接続組合せ情報を生成する。例えば、第1リモートユニット300の現在のIPアドレスが「192.168.3.1」である場合、増設ユニットとしての第2リモートユニット400の接続組合せ情報には、基本ユニットのIPアドレスが「192.168.3.1」である旨が特定可能な情報が含まれる。
ユニット情報通知部303、403は、各リモートユニット300、400に関する情報であるユニット情報をマスタ局100に送信することで、当該ユニット情報を通知する。ここで、ユニット情報とは、各リモートユニット300、400が自ら生成した情報であり、例えば、接続組合せ決定部302、402が生成した各リモートユニット300、400の接続組合せ情報、自らのユニット種別を特定可能な情報、自らに接続可能な入力機器及び出力機器の数を特定可能な情報を含む情報である。
(実施の形態1に係るマスタ局100の機能構成の詳細について)
また、ユニット情報取得部121は、各リモートユニット300、400から送信されたユニット情報を受信することで、当該ユニット情報を取得する。
IPアドレス付与部122は、ユニット情報取得部121が取得したユニット情報とCPUユニット110がエンジニアリングツール500から受信したネットワーク構成情報とに基づいて、各リモートユニット300、400にIPアドレスを付与する。なお、ネットワーク構成情報は、IPアドレスを示す情報であるIPアドレス情報、ユニットの種別を示す情報であるユニット種別情報、マスタ局100が送受信する情報の種別を設定した情報である送信種別設定情報及び受信種別設定情報を含む情報がフィールドネットワーク200に接続されたユニット毎に分類された情報である。例えば、ネットワーク構成情報は、図5Aに示すように、テーブルの形式で表示可能な情報である。
図5Aに示すように、マスタ局100がエンジニアリングツール500から受信したときのネットワーク構成情報は、例えば、第3リモートユニット600を示す識別情報である「No.」の項目の値が「1」である。また、ネットワーク構成情報は、例えば、第3リモートユニット600のIPアドレス情報である「IPアドレス」の項目の値が「192.168.3.1」、第3リモートユニット600のユニット種別情報である「ユニット種別」の項目の値が「入出力混合」である。なお、「ユニット種別」の項目の値は、第3リモートユニット600のようにデジタル入出力(I/O:Input / Output)ユニットであれば「入出力混合」以外に、「入力」、「出力」となることがある。また、「ユニット種別」の項目の値は、例えば、第3リモートユニット600がアナログ入出力ユニットであれば「アナログ入力」、「アナログ出力」となる。
また、ネットワーク構成情報は、例えば、第3リモートユニット600の送信種別設定情報のうちのマスタ局100から送信された情報を入力する機器の種類を示す「デバイス」の項目の値が「入力デバイス」である。また、ネットワーク構成情報は、例えば、第3リモートユニット600の送信種別設定情報のうちのマスタ局100から送信された情報を入力する機器の数を示す「点数」の項目の値が「32点」、当該機器の先頭アドレスを示す「先頭」の項目の値が「00」、当該機器の最終アドレスを示す「最終」の項目の値が「1F」である。
また、ネットワーク構成情報は、例えば、第3リモートユニット600の受信種別設定情報のうちのマスタ局100が受信する情報を出力する機器の種類を示す「デバイス」の項目の値が「出力デバイス」である。また、ネットワーク構成情報は、例えば、第3リモートユニット600の受信種別設定情報のうちのマスタ局100が受信する情報を出力する機器の数を示す「点数」の項目の値が「16点」、当該機器の先頭アドレスを示す「先頭」の項目の値が「00」、当該機器の最終アドレスを示す「最終」の項目の値が「0F」である。
図1に戻り、IPアドレス付与部122は、例えば、第3リモートユニット600と置き換えられる第1リモートユニット300については、当該第3リモートユニット600のIPアドレスを付与することが可能である。
ここで、マスタ局100は、ネットワーク構成情報に存在しないIPアドレスを有するリモートユニットとは情報の送受信ができない。このため、マスタ局100は、動作モードが増設モードに設定されたリモートユニットのIPアドレスを特定する必要がある一方、仮に当該リモートアドレスが自らのIPアドレスを決定していた場合、ネットワーク構成情報に存在するリモートユニットのIPアドレスと重複する虞がある。この場合、マスタ局100は、動作モードが増設モードに設定されたリモートユニットと情報の送受信できない問題がある。例えば、動作モードが増設モードに設定された第2リモートユニット400のIPアドレスがネットワーク構成情報に存在する他のリモートユニットのIPアドレスと重複した場合、マスタ局100は、第2リモートユニット400と情報の送受信ができない問題がある。
このため、IPアドレス付与部122は、ネットワーク構成情報に存在しない未使用のIPアドレスを特定し、動作モードが増設モードに設定されたリモートユニットに対して動的にIPアドレスを割り当てる。具体的には、IPアドレス付与部122は、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)を用いて第2リモートユニット400にIPアドレスを付与する。すなわち、マスタ局100は、IPアドレス付与部122によってDHCPサーバとして機能することで第2リモートユニット400にIPアドレスを付与する。
例えば、図4に示すように、先ず、第2リモートユニット400は、動作モードが増設モードに設定された場合、マスタ局100を特定する目的で、図2に示す送受信部56によってフィールドネットワーク200に存在する全てのユニットに対してDHCP Discoverのパケットを送信する。次に、IPアドレス付与部122は、送受信部56がDHCP Discoverのパケットを受信した場合、自ら保持しているネットワーク構成情報から未使用のIPアドレスを特定する。次に、IPアドレス付与部122は、送受信部56によってIPアドレスを特定可能なDHCP Offerのパケットを第2リモートユニット400に送信する。このようにすることで、IPアドレス付与部122は、第2リモートユニット400にIPアドレス、具体的には、未使用のIPアドレスである「192.168.3.2」を提案する。
次に、第2リモートユニット400は、DHCP Offerのパケットを受信した場合、送受信部56によって提案されたIPアドレスの払い出しを要求する旨を示すDHCP Requestのパケットをマスタ局100に送信する。次に、IPアドレス付与部122は、送受信部56によってDHCP Requestのパケットを受信した場合、送受信部56によって払い出しを承認した旨を示すDHCP Acknowledgeのパケットを第2リモートユニット400に送信する。このようにすることで、第2リモートユニット400では、提案したIPアドレスが適用される。
図1に戻り、ネットワーク構成情報更新部123は、IPアドレス付与部122が付与したIPアドレスとユニット情報取得部121が取得したユニット情報とに基づいてネットワーク構成情報を更新する。ネットワーク構成情報更新部123は、IPアドレス付与部122が第2リモートユニット400にIPアドレスを適用した後、各リモートユニット300、400のIPアドレスと、ユニット情報に含まれる各リモートユニット300、400の接続組合せ情報、各リモートユニット300、400の種別を特定可能な情報、各リモートユニット300、400に接続可能な入力機器及び出力機器の数を特定可能な情報からネットワーク構成情報を更新する。
例えば、図5Bに示すように、更新後のネットワーク構成情報は、例えば、第3リモートユニット600と置き換えられた第1リモートユニット300を示す識別情報である「No.」の項目の値が「1」、増設ユニット700と置き換えられた第2リモートユニット400を示す識別情報である「No.」の項目の値が「2」である。また、更新後のネットワーク構成情報は、例えば、第1リモートユニット300のIPアドレス情報である「IPアドレス」の項目の値が「192.168.3.1」、第2リモートユニット400のIPアドレス情報である「IPアドレス」の項目の値が「192.168.3.2」である。
また、更新後のネットワーク構成情報は、例えば、第1リモートユニット300のユニット種別情報である「ユニット種別」の項目の値が「入力」、第2リモートユニット400のユニット種別情報である「ユニット種別」の項目の値が「出力」である。また、更新後のネットワーク構成情報は、例えば、第1リモートユニット300の送信種別設定情報のうちの「デバイス」の項目の値が「入力デバイス」、「点数」の項目の値が「32点」、当該機器の先頭アドレスを示す「先頭」の項目の値が「00」、当該機器の最終アドレスを示す「最終」の項目の値が「1F」である。よって、更新後のネットワーク構成情報における第1リモートユニット300の送信種別設定情報は、更新前のネットワーク構成情報における第3リモートユニット600の送信種別設定情報から変更していない。
また、更新後のネットワーク構成情報は、例えば、第2リモートユニット400の受信種別設定情報のうちの「デバイス」の項目の値が「出力デバイス」「点数」の項目の値が「16点」、当該機器の先頭アドレスを示す「先頭」の項目の値が「00」、当該機器の最終アドレスを示す「最終」の項目の値が「0F」である。よって、更新後のネットワーク構成情報における第2リモートユニット400の受信種別設定情報は、更新前のネットワーク構成情報における第3リモートユニット600の受信種別設定情報から変更していない。
図1に戻り、送受信情報決定部124は、ネットワーク構成情報更新部123が更新したネットワーク構成情報に基づいて、マスタ局100から各リモートユニット300、400に送信する情報の形式と、マスタ局100が各リモートユニット300、400から受信する情報の形式とを決定する。この結果、マスタ局100は、更新したネットワーク構成情報と、送受信情報決定部124が決定した情報の形式とに基づいて、各リモートユニット300、400と情報を送受信することで、各リモートユニット300、400に接続された機器との情報の入出力が可能となる。
(実施の形態1に係るユニット情報通知処理について)
次に、フローチャートを用いて各リモートユニット300、400が第3リモートユニット600及び増設ユニット700と置き換えられたときにマスタ局100にユニット情報を通知する動作について説明する。各リモートユニット300、400は、例えば、第3リモートユニット600及び増設ユニット700と置き換えてから電源をオンにすると、図6に示すユニット情報通知処理の実行を開始する。
先ず、図6に示すように、動作モード設定部301、401は、H/Wスイッチからの信号に基づいて、基本モードと増設モードとのうちから何れかの動作モードを設定する(ステップS101)。例えば、H/Wスイッチからの信号によって、第1リモートユニット300の動作モード設定部301は、動作モードを基本モードに設定し、第2リモートユニット400の動作モード設定部401は、動作モードを増設モードに設定する。
動作モードの設定後、接続組合せ決定部302、402は、設定した各リモートユニット300、400の動作モードに基づいて、基本ユニットと増設ユニットとの接続の組合せを決定し、接続組合せ情報を生成する(ステップS102)。例えば、H/Wスイッチからの信号によって、接続組合せ決定部302、402は、動作モードが基本モードに設定された第1リモートユニット300と、動作モードが増設モードに設定された第2リモートユニット300とを接続する旨を決定し、接続組合せ情報を生成する。
接続組合せ情報の生成後、ユニット情報通知部303、403は、生成した接続組合せ情報を含む各リモートユニット300、400のユニット情報をマスタ局100に送信することで、当該ユニット情報を通知し(ステップS103)、処理を終了する。例えば、ユニット情報通知部303、403は、各リモートユニット300、400が自ら生成した接続組合せ情報、ユニット種別を特定可能な情報、接続可能な機器の数を特定可能な情報を含む情報を含むユニット情報をマスタ局100に送信し、処理を終了する。
(実施の形態1に係る送受信情報決定処理について)
次に、フローチャートを用いてマスタ局100が置き換えられた各リモートユニット300、400と送受信する情報の形式を決定する動作について説明する。マスタ局100は、例えば、各リモートユニット300、400が置き換えられてから電源をオンにすると、図7に示す送受信情報決定処理の実行を開始する。
先ず、図7に示すように、ユニット情報取得部121は、各リモートユニット300、400から送信されたユニット情報を受信することで、当該ユニット情報を取得し(ステップS201)、IPアドレス付与部122は、取得したユニット情報と自ら保持するネットワーク構成情報とに基づいて、各リモートユニット300、400にIPアドレスを付与する(ステップS202)。例えば、IPアドレス付与部122は、第1リモートユニット300に対して置き換えられた第3リモートユニット600のIPアドレスである「192.168.3.1」を付与し、第2リモートユニット400に対して図4に示すDHCPを用いて未使用のIPアドレスである「192.168.3.2」を付与する。
IPアドレスの付与後、ネットワーク構成情報更新部123は、付与したIPアドレスと取得したユニット情報とに基づいてネットワーク構成情報を更新する(ステップS203)。例えば、ネットワーク構成情報更新部123は、図5Aに示す更新前のネットワーク構成情報から図5Bに示す更新後のネットワーク構成情報に更新する。ネットワーク構成情報の更新後、送受信情報決定部124は、更新後のネットワーク構成情報に基づいて、マスタ局100から各リモートユニット300、400に送信する情報の形式と、マスタ局100が各リモートユニット300、400から受信する情報の形式とを決定し(ステップS204)、処理を終了する。
以上説明したように、本実施の形態に係るPLCシステム1によれば、マスタ局100は、CPUユニット110とマスタユニット120とを含み、マスタユニット120は、フィールドネットワーク200に接続された各リモートユニット300、400、600との情報の送受信が可能となっている。このため、CPUユニット110は、各リモートユニット300、400、600に接続された機器を制御することが可能となっている。
また、各リモートユニット300、400は、第3リモートユニット600及び増設ユニット700と置き換えが可能である。このとき、各リモートユニット300、400では、動作モード設定部301、401は、ユーザによる操作に基づいて、基本モードと増設モードとのうちから何れかの動作モードを設定し、接続組合せ決定部302、402は、設定した動作モードに基づいて、基本ユニットと増設ユニットとの接続の組合せを決定する。そして、各リモートユニット300、400では、ユニット情報通知部303、403は、接続組合せ情報を含むユニット情報をマスタ局100に通知する。
また、マスタ局100では、ユニット情報取得部121は、ユニット情報を取得し、IPアドレス付与部122は、取得したユニット情報と自ら保持するネットワーク構成情報とに基づいて、各リモートユニット300、400にIPアドレスを付与する。また、マスタ局100では、ネットワーク構成情報更新部123は、付与したIPアドレスと取得したユニット情報とに基づいてネットワーク構成情報を更新する。そして、マスタ局100では、送受信情報決定部124は、更新したネットワーク構成情報に基づいて、マスタ局100から各リモートユニット300、400に送信する情報の形式と、マスタ局100が各リモートユニット300、400から受信する情報の形式とを決定する。
このようにすることで、通信機能を有している第2リモートユニット400を増設モードに設定すれば通信機能を有していない増設ユニット700と置き換えても、マスタ局100は、置き換え後の第2リモートユニット400との情報の送受信を置き換え前の増設ユニット700と同様に行うことができる。この結果、本実施の形態に係るPLCシステム1は、マスタ局とリモートユニットとが上述した機能を有していないPLCシステムよりも通信機能を有しているユニットによる通信機能を有しないユニットの置き換えが容易になる。
ここで、特許文献1といった従来のPLCシステムでは、増設ユニットが故障して置き換えが必要な場合、通常であれば故障した増設ユニットと同一のユニットで置き換える。しかしながら、ユーザは、同一の増設ユニットの予備品がない場合、当該増設ユニットを取り寄せようとしても、納期が長かったり生産中止で取り寄せできなかったりして同一の増設ユニットが速やかに取得できなことがある。この場合、故障した増設ユニットの置き換えを速やかに行ってシステムを復旧させるために、ユーザは、基本ユニットで置き換えることがある。
この場合、ユーザは、置き換え後にエンジニアリングツールを用いて制御プログラム、パラメータ情報、ネットワーク構成情報といった各種の情報を更新し、当該エンジニアリングツールをCPUユニットに接続して更新したこれらの情報を送信する必要がある。このため、従来のPLCシステムでは、通信機能を有している基本ユニットで通信機能を有しない増設ユニットの置き換えをした場合、エンジニアリングツールによるこれらの情報の更新について理解しているユーザが作業する必要がある。また、この場合、従来のPLCシステムでは、そのようなユーザであっても置き換えに手間が掛かるため、当該ユーザの作業負担が大きい問題もある。
さらに、従来のPLCシステムでは、PLCシステムが設置されている場所によっては、例えば、セキュリティ上の観点からエンジニアリングツールを持ち込めず、当該エンジニアリングツールをCPUユニットに接続できない場合があり、このような場合には、速やかにシステムを復旧できない問題がある。
これに対して、本実施の形態に係るPLCシステム1では、各リモートユニット300、400は、自らに設けられたH/Wスイッチからの信号を用いて動作モードを設定し、接続の組合せを決定し、ユニット情報をマスタ局に通知している。そして、マスタ局は、取得したユニット情報し、自ら保持する情報を用いて各リモートユニット300、400にIPアドレスを付与し、ネットワーク構成情報を更新して送受信する情報の形式を決定している。
よって、本実施の形態に係るPLCシステム1では、ユーザがエンジニアリングツール500を用いて情報を更新して当該エンジニアリングツール500をCPUユニット110に接続して更新した情報をCPUユニット110に送信しなくても、増設ユニット700と置き換えた第2リモートユニット400と情報の送受信を行うことができる。この結果、本実施の形態に係るPLCシステム1は、従来のPLCシステムよりも通信機能を有している第2リモートユニット400による通信機能を有しない増設ユニット700の置き換えが容易になり、ユーザは、速やかにPLCシステム1の復旧を行うことができる。
[実施の形態2]
実施の形態1では、動作モード設定部301、401は、H/Wスイッチからの信号に基づいて動作モードを設定し、及び接続組合せ決定部302、402は、H/Wスイッチからの信号に基づいて接続組合せを決定したが、これに限定されない。例えば、動作モードの設定及び接続組合せを決定は、マスタ局が生成したパラメータ情報を用いて行ってもよい。以下、図8~図10を参照して、実施の形態2に係るPLCシステム1について、詳細に説明する。なお、実施の形態2では、実施の形態1と異なる構成について説明し、実施の形態1と同一の構成については冗長であるため説明を省略する。
(実施の形態2に係るマスタ局100について)
図8に示すように、本実施の形態に係るPLCシステム1では、マスタ局100には、リモートユニットどうしの置き換えが可能か否かを判定するユニット置き換え判定部125、パラメータ情報を生成するパラメータ情報生成部126、パラメータ情報を送信するパラメータ情報送信部127が追加されている。
(実施の形態2に係る各リモートユニット300、400について)
また、本実施の形態に係るPLCシステム1では、各リモートユニット300、400には、パラメータ情報を受信するパラメータ情報受信部304、404が追加されている。なお、本実施の形態では、各リモートユニット300、400は、動作モード設定用のH/Wスイッチ及び接続組合せ決定用のH/Wスイッチが省略されている。
(実施の形態2に係るマスタ局100のハードウェア構成について)
図2に示すように、マスタ局100の制御部51は、制御プログラム59に従って、図8に示すユニット置き換え判定部125、パラメータ情報生成部126として機能する。また、マスタ局100の送受信部56は、図8に示すパラメータ情報送信部127として機能する。マスタ局100は、制御部51が主記憶部52、外部記憶部53及び送受信部56を資源として用いることによって、図8に示す上記の各部121~127の機能を実現する。例えば、マスタ局100は、ユニット置き換え判定部125が行うユニット置き換え判定ステップ、パラメータ情報生成部126が行うパラメータ情報生成ステップ、パラメータ情報送信部127が行うパラメータ情報送信ステップを実行する。
(実施の形態2に係る各リモートユニット300、400のハードウェア構成について)
また、各リモートユニット300、400の送受信部56は、図8に示すパラメータ情報受信部304、404として機能する。各リモートユニット300、400は、制御部51が主記憶部52、外部記憶部53及び送受信部56を資源として用いることによって、図8に示す上記の各部301~304、401~404の機能を実現する。例えば、各リモートユニット300、400は、パラメータ情報受信部304、404が行うパラメータ情報受信ステップを実行する。
(実施の形態2に係るマスタ局100の機能構成の詳細について)
ユニット置き換え判定部125は、ユニット情報取得部121が取得したユニット情報とネットワーク構成情報更新部123が更新したネットワーク構成情報とに基づいて、各リモートユニット300、400による他のリモートユニット及び増設ユニット700の置き換えが可能か否かを判定する。ユニット置き換え判定部125は、ユニット情報に含まれるユニット種別及び接続可能な機器の数を特定可能な情報と、更新後のネットワーク構成情報のユニット種別情報、送信種別設定情報及び受信種別設定情報とを比較して、ユニット種別の組合せ、接続可能な機器の数に異常があるか否かを判定する。
例えば、ユニット置き換え判定部125は、更新後のネットワーク構成情報が示すユニット種別が入出力混合、又は、入力及び出力を含む一方、ユニット情報が示すユニット種別が出力ユニットのみであれば、置き換えができないと判定する。また、例えば、ユニット置き換え判定部125は、更新後のネットワーク構成情報が示す接続可能な機器の総数が64点である一方、ユニット情報が示す接続可能な機器の総数が32点であれば、置き換えができないと判定する。この場合、マスタ局100は、フィールドネットワーク200にエラーが発生した旨の出力をしてもよい。
パラメータ情報生成部126は、第3リモートユニット600及び増設ユニット700が各リモートユニット300、400で置き換えられた場合、取得したユニット情報と更新後のネットワーク構成情報とに基づいて、パラメータ情報を生成する。本実施の形態では、マスタ局100は、ユーザがエンジニアリングツール500を用いて生成した各リモートユニット300、400、600のパラメータ情報をマスタ局100から予め受信している。よって、パラメータ情報生成部126は、ユニット情報と更新後のネットワーク構成情報とに基づいて、自ら保持しているパラメータ情報を更新することで、新たなパラメータ情報を生成する。
ここで、本実施の形態では、パラメータ情報は、各リモートユニット300、400の動作モードが基本モードであるか増設モードであるかを特定可能な情報と、リモートユニット300、400の接続組合せを特定可能な情報とを含む情報である。また、図9に示すように、パラメータ情報は、ユニット種別に依存しないユニット共通パラメータを示す情報であるユニット共通パラメータ情報と、ユニット種別に依存する入出力パラメータを示す情報である入出力パラメータ情報とを含む。また、入出力パラメータ情報は、入力パラメータを示す情報である入力パラメータ情報と出力パラメータを示す情報である出力パラメータ情報とが含まれる。なお、入力パラメータ情報及び出力パラメータ情報は、接続される入出力の機器毎に設定されるパラメータを示す情報である。
よって、増設ユニット700が接続されている第3リモートユニット600のパラメータ情報は、第3リモートユニット600のユニット種別が「入出力混合」であるため、ユニット共通パラメータ情報と、増設ユニット700の出力パラメータ情報を含む入出力パラメータ情報とを含む。このため、増設ユニット700は、第3リモートユニット600がパラメータ情報を受信した場合、当該パラメータ情報が示すユニット共通パラメータ情報と自らの出力パラメータ情報を参照して動作することが可能となる。
また、第3リモートユニット600と置き換えられる第1リモートユニット300のパラメータ情報は、第1リモートユニット300のユニット種別が「入力」であるため、ユニット共通パラメータ情報と、入力パラメータ情報とを含む。一方、増設ユニット700と置き換えられる第2リモートユニット400のパラメータ情報は、第2リモートユニット400のユニット種別が「出力」であるため、ユニット共通パラメータ情報と、出力パラメータ情報とを含む。
パラメータ情報送信部127は、パラメータ情報生成部126が生成したリモートユニット300、400毎のパラメータ情報を各リモートユニット300、400に送信する。なお、本実施の形態では、ユーザは、リモートユニットを置き換える場合、エンジニアリングツール500を用いてパラメータ情報の送信を予定している各リモートユニット300、400を示す情報をCPUユニット110に送信している。このため、パラメータ情報送信部127は、電源投入後に置き換え後のフィールドネットワーク200の初期設定をするときに、CPUユニット110が受信した情報が示す各リモートユニット300、400にパラメータ情報を送信する。
また、本実施の形態では、ネットワーク構成情報更新部123は、ネットワーク構成情報を更新したとき、更新後のネットワーク構成情報に基づいて、上述したパラメータ情報の送信予定を示す情報も更新している。このとき、図9に示すように、ネットワーク構成情報更新部123は、ユニット共通パラメータ情報については置き換えられた全てのリモートユニット300、400に送信する旨の更新を行う。一方、ネットワーク構成情報更新部123は、入出力パラメータ情報のうちの入力パラメータ情報については第1リモートユニット300にのみ送信し、当該入出力パラメータ情報のうちの出力パラメータ情報については第2リモートユニット400にのみ送信する旨の更新を行う。
(実施の形態2に係る各リモートユニット300、400の機能構成の詳細について)
パラメータ情報受信部304、404は、マスタ局100から送信された各リモートユニット300、400のパラメータ情報を受信する。
動作モード設定部301、401は、パラメータ情報受信部304、404が受信したパラメータ情報に基づいて、基本モードと、増設モードとのうちから何れかの動作モードを設定する。具体的には、動作モード設定部301、401は、パラメータ情報から各リモートユニット300、400の動作モードが基本モードであるか増設モードであるかを特定することで、動作モードを設定する。
接続組合せ決定部302、402は、動作モード設定部301、401が設定した各リモートユニット300、400の動作モードと、パラメータ情報受信部304、404が受信したパラメータ情報とに基づいて、基本ユニットと増設ユニットとの接続の組合せを決定する。具体的には、接続組合せ決定部302、402は、パラメータ情報からリモートユニット300、400の接続組合せを特定することで、基本ユニットと増設ユニットとの接続の組合せを決定する。
(実施の形態2に係るパラメータ情報送信処理について)
次に、フローチャートを用いてマスタ局100が生成したパラメータ情報を各リモートユニット300、400、600に送信する動作について説明する。マスタ局100は、例えば、電源をオンにすると、図10に示すパラメータ情報送信処理の実行を開始する。
先ず、図10に示すように、パラメータ情報送信部127は、エンジニアリングツール500から取得したパラメータ情報の送信予定を示す情報に基づいて、ユーザがエンジニアリングツール500を用いて生成したパラメータ情報を各リモートユニット300、400に送信する(ステップS301)。
パラメータ情報の送信後、マスタ局100は、ネットワーク構成情報更新部123がネットワーク構成情報を更新してパラメータ情報の送信予定を示す情報を更新したか否かを判定する(ステップS302)。マスタ局100は、パラメータ情報の送信予定を示す情報が更新されていない場合(ステップS302;N)、パラメータ情報の送信予定を示す情報が更新されるまでステップS302の処理を繰り返す。一方、パラメータ情報の送信予定を示す情報が更新された場合(ステップS302;Y)、パラメータ情報生成部126は、取得したユニット情報と更新後のネットワーク構成情報とに基づいて、パラメータ情報を更新し(ステップS303)。パラメータ情報の更新後、パラメータ情報送信部127は、更新したパラメータ情報を各リモートユニット300、400に送信し(ステップS304)、処理を終了する。
なお、マスタ局100がリモートユニットの置き換えが可能か否かを判定する動作については、ユニット置き換え判定部125が、ユニット情報と更新後のネットワーク構成情報とに基づいてリモートユニットの置き換えが可能か否かを判定するだけである。よって、冗長な説明を低減するため、図示及び詳細な説明については省略する。
以上説明したように、本実施の形態に係るPLCシステム1によれば、マスタ局100では、ユニット置き換え判定部125は、取得したユニット情報と更新後のネットワーク構成情報とに基づいて、リモートユニットどうしの置き換えが可能か否かを判定する。
このようにすることで、本実施の形態に係るPLCシステム1は、リモートユニットどうしの置き換えが行われてネットワーク構成情報を更新した後に更新されたネットワークの構成の異常を検出できる。
また、本実施の形態に係るPLCシステム1によれば、マスタ局100では、パラメータ情報生成部126は、リモートユニットが置き換えられた場合、取得したユニット情報と更新後のネットワーク構成情報とに基づいて、置き換えられた各リモートユニット300、400が用いるパラメータ情報を生成する。そして、マスタ局100では、パラメータ情報送信部127は、生成したパラメータ情報を送信し、各リモートユニット300、400では、パラメータ情報受信部304、404は、パラメータ情報を受信する。
このようにすることで、本実施の形態に係るPLCシステム1では、マスタ局100は、置き換えられた各リモートユニット300、400が用いるパラメータ情報を自動で生成、送信して置き換えられた各リモートユニット300、400のパラメータ情報を更新できる。
また、本実施の形態に係るPLCシステム1によれば、マスタ局100では、パラメータ情報送信部127は、ユーザがエンジニアリングツール500を用いて生成、送信したパラメータ情報を送信する。また、各リモートユニット300、400では、パラメータ情報受信部304、404は、マスタ局100から送信されたパラメータ情報を受信する。そして、各リモートユニット300、400では、動作モード設定部301、401は、受信したパラメータ情報を用いて動作モードを設定し、接続組合せ決定部302、402は、受信したパラメータ情報を用いて基本ユニットと増設ユニットとの接続の組合せを決定する。
このようにすることで、各リモートユニット300、400は、ユーザがエンジニアリングツール500を用いた操作によって生成したパラメータ情報を用いて動作モードを設定したり接続の組合せを決定したりすることができる。この結果、各リモートユニット300、400に設けられたH/Wスイッチを用いなくても各リモートユニット300、400が動作モードを設定したり接続の組合せを決定したりすることができる。
[変更例]
なお、上記実施の形態1、2では、1台の増設ユニット700を基本ユニットとして使用可能な1台の第2リモートユニット400で置き換えたが、複数台の増設ユニットを複数台のリモートユニットで置き換えてもよい。例えば、図12に示すように、第3リモートユニット600に増設ユニット700と新たな増設ユニット710とが接続されている場合、新たな増設ユニット710を第4リモートユニット800で置き換えてもよい。
この場合、例えば、新たな増設ユニット710が所謂16点リモート入力ユニットであれば、第3リモートユニット600は全体として入力点数が48点、出力点数が16点のリモート入出力ユニットとなる。このため、例えば、図11Aに示す更新前のネットワーク構成情報は、送信種別情報の「点数」の項目の値が「48点」となり、「最終」の項目の値が「2F」となる。また、例えば、図11Bに示す更新後のネットワーク構成情報は、例えば、図5Bに示すように、更新後のネットワーク構成情報は、例えば、新たな増設ユニット710と置き換えられた第4リモートユニット800を示す識別情報である「No.」の項目の値が「2」、増設ユニット700と置き換えられた第2リモートユニット400を示す識別情報である「No.」の項目の値が「3」である。
また、例えば、更新後のネットワーク構成情報は、第4リモートユニット800のIPアドレス情報である「IPアドレス」の項目の値が「192.168.3.2」、第2リモートユニット400のIPアドレス情報である「IPアドレス」の項目の値が「192.168.3.3」である。また、例えば、更新後のネットワーク構成情報は、第4リモートユニット800のユニット種別情報である「ユニット種別」の項目の値が「入力」であり、第4リモートユニット800の送信種別設定情報のうちの「デバイス」の項目の値が「入力デバイス」、「点数」の項目の値が「16点」、「先頭」の項目の値が「1F」、当該機器の最終アドレスを示す「最終」の項目の値が「2F」である。
また、この場合、図12に示すように、ネットワーク構成情報更新部123は、ユニット共通パラメータ情報については置き換えられた全てのリモートユニット300、400、800に送信する旨の更新を行う。一方、ネットワーク構成情報更新部123は、入出力パラメータ情報のうちの入力パラメータ情報については関連する情報を第1リモートユニット300及び第4リモートユニット800に送信し、当該入出力パラメータ情報のうちの出力パラメータ情報については第2リモートユニット400にのみ送信する旨の更新を行う。
なお、上記実施の形態2では、ユニット置き換え判定部125は、ユニット情報と更新後のネットワーク構成情報とに基づいて、リモートユニットどうしの置き換えが可能か否かを判定したが、これに限定されない。例えば、ユニット置き換え判定部125は、ユニット情報と更新前のネットワーク構成情報とに基づいて、リモートユニットどうしの置き換えが可能か否かを判定してもよい。この場合、マスタ局100は、フィールドネットワーク200にエラーが発生してネットワーク構成情報が更新できない旨の出力をしてもよい。
なお、制御部51、主記憶部52、外部記憶部53、操作部54、送受信部56、内部バス50を備えるマスタ局100及び各リモートユニット300、400が処理を行う中心となる部分は、例えば、前記の動作を実行するためのプログラムを、マスタ局100及び各リモートユニット300、400が読み取り可能な記録媒体、例えば、フラッシュメモリに格納して配布し、当該プログラムをインストールすることにより、上記の処理を実行するマスタ局100及び各リモートユニット300、400を構成してもよい。また、LAN、インターネット等の通信ネットワーク上のサーバ装置が有する記憶装置に当該プログラムを格納しておき、マスタ局100及び各リモートユニット300、400が当該プログラムをダウンロードすることでマスタ局100及び各リモートユニット300、400を構成してもよい。
また、マスタ局100及び各リモートユニット300、400の機能は、OS(Operating System)とアプリケーションプログラムの分担、又はOSとアプリケーションプログラムとの協働により実現する場合には、アプリケーションプログラム部分のみを記録媒体又は記憶装置に格納してもよい。
また、搬送波にプログラムを重畳し、通信ネットワークを介して提供することも可能である。例えば、通信ネットワーク上の掲示板(BBS、Bulletin Board System)にプログラムを掲示し、ネットワークを介してプログラムを提供してもよい。そして、プログラムを起動し、OSの制御下で、他のアプリケーションプログラムと同様に実行することにより、前記の処理を実行してもよい。
本開示は、本開示の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、本開示を説明するためのものであり、本開示の範囲を限定するものではない。つまり、本開示の範囲は、実施の形態ではなく、請求の範囲によって示される。そして、請求の範囲内及びそれと同等の開示の意義の範囲内で施される様々な変形が、本開示の範囲内とみなされる。
1…PLCシステム、50…内部バス、51…制御部、52…主記憶部、53…外部記憶部、56…送受信部、59…制御プログラム、100…マスタ局、110…CPUユニット、120…マスタユニット、121…ユニット情報取得部、122…IPアドレス付与部、123…ネットワーク構成情報更新部、124…送受信情報決定部、125…ユニット置き換え判定部、126…パラメータ情報生成部、127…パラメータ情報送信部、200…フィールドネットワーク、300…第1リモートユニット、301,401…動作モード設定部、302,402…接続組合せ決定部、303,403…ユニット情報通知部、304,404…パラメータ情報受信部、400…第2リモートユニット、500…エンジニアリングツール、600…第3リモートユニット、700…増設ユニット、710…増設ユニット、800…第4リモートユニット。

Claims (9)

  1. CPUユニットとマスタユニットとを含むマスタ局と、ネットワークを介して前記マスタ局との情報の送受信が可能な複数のリモートユニットとを含み、前記CPUユニットが前記リモートユニットに接続された機器を制御可能なPLCシステムであって、
    前記リモートユニットは、
    ユーザによる操作に基づいて、前記ネットワークに接続されて前記マスタ局との情報の送受信を行う基本ユニットとして動作する動作モードである基本モードと、前記基本ユニットの増設ユニットとして動作する動作モードである増設モードとのうちから何れかの動作モードを設定する動作モード設定部と、
    前記動作モード設定部が設定した前記動作モードに基づいて、前記基本ユニットと前記増設ユニットとの接続の組合せを決定する接続組合せ決定部と、
    前記接続組合せ決定部が決定した前記接続の組合せを特定可能な情報である接続組合せ情報を含む情報であって、前記リモートユニットに関する情報であるユニット情報を前記マスタ局に通知するユニット情報通知部と、
    を含み、
    前記マスタ局は、
    前記ユニット情報を取得するユニット情報取得部と、
    前記ユニット情報取得部が取得した前記ユニット情報と前記ネットワークの構成を示す情報であるネットワーク構成情報とに基づいて、前記リモートユニットにIPアドレスを付与するIPアドレス付与部と、
    前記IPアドレス付与部が付与した前記IPアドレスと前記ユニット情報取得部が取得した前記ユニット情報とに基づいて、前記ネットワーク構成情報を更新するネットワーク構成情報更新部と、
    前記ネットワーク構成情報更新部が更新した前記ネットワーク構成情報に基づいて、前記マスタ局から前記リモートユニットに送信する情報の形式と、前記マスタ局が前記リモートユニットから受信する情報の形式とを決定する送受信情報決定部と、
    を含む、
    PLCシステム。
  2. 前記マスタ局は、
    前記ユニット情報取得部が取得した前記ユニット情報と前記ネットワーク構成情報更新部が更新した前記ネットワーク構成情報とに基づいて、前記リモートユニットどうしの置き換えが可能か否かを判定するユニット置き換え判定部、
    を更に含む、
    請求項1に記載のPLCシステム。
  3. 前記マスタ局は、
    前記リモートユニットが置き換えられた場合、前記ユニット情報取得部が取得した前記ユニット情報と前記ネットワーク構成情報更新部が更新した前記ネットワーク構成情報とに基づいて、置き換えられた前記リモートユニットが用いるパラメータを示す情報であるパラメータ情報を生成するパラメータ情報生成部と、
    前記パラメータ情報生成部が生成した前記パラメータ情報を送信するパラメータ情報送信部と、
    を更に含み、
    前記リモートユニットは、
    前記パラメータ情報を受信するパラメータ情報受信部、
    を更に含む、
    請求項1又は2に記載のPLCシステム。
  4. CPUユニットとマスタユニットとを含むPLCシステムのマスタ局とネットワークを介して情報の送受信が可能であり、前記CPUユニットによって自らに接続された機器を制御されることが可能なリモートユニットであって、
    ユーザによる操作に基づいて、前記ネットワークに接続されて前記マスタ局との情報の送受信を行う基本ユニットとして動作する動作モードである基本モードと、前記基本ユニットの増設ユニットとして動作する動作モードである増設モードとのうちから何れかの動作モードを設定する動作モード設定部と、
    前記動作モード設定部が設定した前記動作モードに基づいて、前記基本ユニットと前記増設ユニットとの接続の組合せを決定する接続組合せ決定部と、
    記接続組合せ決定部が決定した前記接続の組合せを特定可能な情報である接続組合せ情報を含む情報であって前記リモートユニットに関する情報であるユニット情報を前記マスタ局に通知するユニット情報通知部と、
    を含
    前記ユニット情報と前記ネットワークの構成を示す情報であるネットワーク構成情報とに基づいて前記マスタ局が付与したIPアドレスを適用するとともに、前記IPアドレスと前記ユニット情報とに基づいて前記マスタ局が更新した前記ネットワーク構成情報に基づいて前記マスタ局が決定した形式で前記マスタ局との情報の送受信を行う、
    リモートユニット。
  5. CPUユニットとマスタユニットとを含み、ネットワークを介して情報の送受信が可能な複数のリモートユニットに接続された機器を制御可能なPLCシステムのマスタ局であって、
    前記リモートユニットが決定した前記ネットワークに接続されて前記マスタ局との情報の送受信を行う基本ユニットと前記基本ユニットの増設ユニットとの接続の組合せを特定可能な情報である接続組合せ情報を含む情報であって前記リモートユニットに関する情報であるユニット情報を取得するユニット情報取得部と、
    前記ユニット情報取得部が取得した前記ユニット情報と前記ネットワークの構成を示す情報であるネットワーク構成情報とに基づいて、前記リモートユニットにIPアドレスを付与するIPアドレス付与部と、
    前記IPアドレス付与部が付与した前記IPアドレスと前記ユニット情報取得部が取得した前記ユニット情報とに基づいて、前記ネットワーク構成情報を更新するネットワーク構成情報更新部と、
    前記ネットワーク構成情報更新部が更新した前記ネットワーク構成情報に基づいて、前記マスタ局から前記リモートユニットに送信する情報の形式と、前記マスタ局が前記リモートユニットから受信する情報の形式とを決定する送受信情報決定部と、
    を含む、
    マスタ局。
  6. CPUユニットとマスタユニットとを含むPLCシステムのマスタ局とネットワークを介して情報の送受信が可能であり、前記CPUユニットによって自らに接続された機器を制御されることが可能なリモートユニットを制御する方法としてのリモートユニット制御方法であって、
    前記リモートユニットが、ユーザによる操作に基づいて、前記ネットワークに接続されて前記マスタ局との情報の送受信を行う基本ユニットとして動作する動作モードである基本モードと、前記基本ユニットの増設ユニットとして動作する動作モードである増設モードとのうちから何れかの動作モードを設定する動作モード設定ステップと、
    前記リモートユニットが、前記動作モード設定ステップにおいて設定した前記動作モードに基づいて、前記基本ユニットと前記増設ユニットとの接続の組合せを決定する接続組合せ決定ステップと、
    記リモートユニットが、前記接続組合せ決定ステップにおいて決定した前記接続の組合せを特定可能な情報である接続組合せ情報を含む情報であって前記リモートユニットに関する情報であるユニット情報を前記マスタ局に通知するユニット情報通知ステップと、
    を含
    前記リモートユニットが、前記ユニット情報と前記ネットワークの構成を示す情報であるネットワーク構成情報とに基づいて前記マスタ局が付与したIPアドレスを適用するとともに、前記IPアドレスと前記ユニット情報とに基づいて前記マスタ局が更新した前記ネットワーク構成情報に基づいて前記マスタ局が決定した形式で前記マスタ局との情報の送受信を行う、
    リモートユニット制御方法。
  7. CPUユニットとマスタユニットとを含み、ネットワークを介して情報の送受信が可能な複数のリモートユニットに接続された機器を制御可能なPLCシステムのマスタ局を制御する方法としてのマスタ局制御方法であって、
    前記リモートユニットが決定した前記ネットワークに接続されて前記マスタ局との情報の送受信を行う基本ユニットと前記基本ユニットの増設ユニットとの接続の組合せを特定可能な情報である接続組合せ情報を含む情報であって前記リモートユニットに関する情報であるユニット情報を取得するユニット情報取得ステップと、
    前記マスタ局が、前記ユニット情報取得ステップにおいて取得した前記ユニット情報と前記ネットワークの構成を示す情報であるネットワーク構成情報とに基づいて、前記リモートユニットにIPアドレスを付与するIPアドレス付与ステップと、
    前記マスタ局が、前記IPアドレス付与ステップにおいて付与した前記IPアドレスと前記ユニット情報取得ステップにおいて取得した前記ユニット情報とに基づいて、前記ネットワーク構成情報を更新するネットワーク構成情報更新ステップと、
    前記マスタ局が、前記ネットワーク構成情報更新ステップにおいて更新した前記ネットワーク構成情報に基づいて、前記マスタ局から前記リモートユニットに送信する情報の形式と、前記マスタ局が前記リモートユニットから受信する情報の形式とを決定する送受信情報決定ステップと、
    を含む、
    マスタ局制御方法。
  8. CPUユニットとマスタユニットとを含むPLCシステムのマスタ局とネットワークを介して情報の送受信が可能であり、前記CPUユニットによって自らに接続された機器を制御されることが可能なリモートユニットを制御するプログラムとしてのリモートユニット制御プログラムであって、
    前記リモートユニットを、
    ユーザによる操作に基づいて、前記ネットワークに接続されて前記マスタ局との情報の送受信を行う基本ユニットとして動作する動作モードである基本モードと、前記基本ユニットの増設ユニットとして動作する動作モードである増設モードとのうちから何れかの動作モードを設定する動作モード設定部、
    前記動作モード設定部が設定した前記動作モードに基づいて、前記基本ユニットと前記増設ユニットとの接続の組合せを決定する接続組合せ決定部、
    記接続組合せ決定部が決定した前記接続の組合せを特定可能な情報である接続組合せ情報を含む情報であって前記リモートユニットに関する情報であるユニット情報を前記マスタ局に通知するユニット情報通知部、
    として機能させ
    前記リモートユニットが、前記ユニット情報と前記ネットワークの構成を示す情報であるネットワーク構成情報とに基づいて前記マスタ局が付与したIPアドレスを適用するとともに、前記IPアドレスと前記ユニット情報とに基づいて前記マスタ局が更新した前記ネットワーク構成情報に基づいて前記マスタ局が決定した形式で前記マスタ局との情報の送受信を行う、
    リモートユニット制御プログラム。
  9. CPUユニットとマスタユニットとを含み、ネットワークを介して情報の送受信が可能な複数のリモートユニットに接続された機器を制御可能なPLCシステムのマスタ局を制御するプログラムとしてのマスタ局制御プログラムであって、
    前記マスタ局を、
    前記リモートユニットが決定した前記ネットワークに接続されて前記マスタ局との情報の送受信を行う基本ユニットと前記基本ユニットの増設ユニットとの接続の組合せを特定可能な情報である接続組合せ情報を含む情報であって前記リモートユニットに関する情報であるユニット情報を取得するユニット情報取得部、
    前記ユニット情報取得部が取得した前記ユニット情報と前記ネットワークの構成を示す情報であるネットワーク構成情報とに基づいて、前記リモートユニットにIPアドレスを付与するIPアドレス付与部、
    前記IPアドレス付与部が付与した前記IPアドレスと前記ユニット情報取得部が取得した前記ユニット情報とに基づいて、前記ネットワーク構成情報を更新するネットワーク構成情報更新部、
    前記ネットワーク構成情報更新部が更新した前記ネットワーク構成情報に基づいて、前記マスタ局から前記リモートユニットに送信する情報の形式と、前記マスタ局が前記リモートユニットから受信する情報の形式とを決定する送受信情報決定部、
    として機能させるマスタ局制御プログラム。
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